JPS62292425A - 食品品質保存用段ボ−ル - Google Patents

食品品質保存用段ボ−ル

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JPS62292425A
JPS62292425A JP13782086A JP13782086A JPS62292425A JP S62292425 A JPS62292425 A JP S62292425A JP 13782086 A JP13782086 A JP 13782086A JP 13782086 A JP13782086 A JP 13782086A JP S62292425 A JPS62292425 A JP S62292425A
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JP
Japan
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cardboard
corrugated board
ethylene
storage
quality
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JP13782086A
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松井 光男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 2、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、果実、野菜、肉、魚などの食品の包装、梱包
に用いる段ボールに関し、特にエチレンガス、アンモニ
アガスなどを吸着して、食品の品質保存に格別な効果を
有する包装、梱包用段ボールに関する。
(従来の技術) 従来、果実や野菜などの青果物を貯蔵する場合、その保
存性能は青果物自体が発生するエチレンガスの生成量に
関係し、貯蔵庫内のエチレンガスを除去することによっ
て、青果物の鮮度維持が可能な時間を飛躍的に延長させ
ることができることが知られている。
青果物は、それ自体、エチレンを生成して成熟するので
あり、密閉された貯蔵庫内においては、青果物自体が生
成するエチレンの濃度が高まり、その結果、成熟が促進
され、青果物の鮮度が急激に低下する。
従って、青果物の鮮度を維持するためには、青果物から
のエチレンの発生を抑制し、発生したエチレンを除去す
ることが重要な問題となる。
エチレンガスを除去して、青果物の鮮度維持を行うため
の青果物保存用鮮度維持材としては、数オングストロー
ムの細孔を有する炭素に、臭素を吸着させたものが、例
えば特公昭55−50451号公報などで知られている
一方、肉、魚類は、通常冷凍して保存するが、冷凍によ
って味が落ちることは否めない。そのため、比較的短期
間の保存であれば、冷蔵保存が行なわれているが、保存
中に蛋白質が分解してアンモニアガスなどが発生し、肉
、魚類の品質を低下させてしまう。このようなアンモニ
アガスなどによる肉、魚類の品質低下を防止する方法は
、これまで知られていない。
(発明が解決しようとする問題点) 上記公報に開示されているような鮮度維持材は、貯蔵庫
内に設置して、貯蔵庫内全体のエチレンを除去しようと
するものであるから、大量の鮮度維持材を必要とし、し
かも完全にエチレンを除去することは困難である。特に
個々の青果物の表面には、可成高濃度のエチレンが残存
滞留していて、これを完全に除去することは極めて難し
い。従って、長時間にわたって青果物の鮮度を維持する
ことは非常に困難であった。
また、少量の青果物を保存するような場合でも、いちい
ち鮮度保持材を貯蔵庫内へ入れなければならず、手間が
かかり、煩雑であって、貯蔵コストが高くなるという問
題もあった。
さらに、肉、魚類の保存中に、蛋白質の分解によって発
生するアンモニアガス等の有害ガスから肉、魚類を保護
して、品質の低下を防止する方法は、これまで知られて
いなかった。
本発明の目的は、かかる従来技術の問題点を解消し、簡
便かつ有効に食品の品質保存を行うことができる品質保
持用段ボールを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重
ねた結果、有害ガス吸着能を有する段ボールで青果物、
肉、魚等の食品を包装、梱包することを考え、本発明に
到達した。
即ち、本発明は、細多孔質材料を有していることを特徴
とする食品品質保存用段ボールである。
有害ガス吸着能を有する段ボールは、細多孔質材料を段
ボールへ付与することによって得られる。
細孔質材料とは、2〜2800オングストロームの細条
孔を多数有する無機材料であり、大谷石、ゼオライト、
活性炭、クリストバライト、クリノプチロライトなどを
例示することができる。更に、これら細多孔質材料を粉
砕し、微量の金属酸化物を添加し、混練焼結したもので
もよい。細多孔質材料を段ボールへ付与するには、細多
孔質材料を粉砕して微粉末にし、適当な液体媒体中に分
散させ、段ボール表面にコーティングすればよい。特に
、段ボール表面に防水剤をコーティングする際に、その
防水剤中へ混合させておくと便利である。また、段ボー
ルを製造する際に使用する接着剤中に、細多孔質材料微
粉末を添加混合しておいてもよい。
更に、細多孔質材料微粉末を含有するフィルムを段ボー
ルにラミネートしてもよく、また細多孔質材料微粉末を
抄紙段階で段ボール原料中にあらかじめ添加混合してお
いてもよい。
この細多孔質材料微粉末の粒度は、200メツシュ以上
が好ましく、また段ボール中の含有量は1重量%以上が
望ましい。
尚、細多孔質材料に電磁波又はオゾンを作用させて酸素
処理を行っておくとエチレン吸着能が向上し、好適であ
る。
更に、細多孔質材料を含有する段ポールは、エチレン等
の有害ガス吸着能を有するばかりでなく、酸素、炭酸ガ
ス、窒素、エチレン、アンモニアガス、水蒸気などの気
体透過性にも、優れており、有害ガスを包装、梱包段ポ
ールの外に排出し、包装、梱包段ボールの内側を適度な
温度に保持することができるため、食品の品質を保持す
る効果が一段と向上する。
(実施例) 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 大谷石を200メツシュ以上の粒度に粉砕したものを接
着剤へ添加混合し、この接着剤を使用して、縦50C1
l、横30cm、高さ30cmの段ボール箱を作成した
。段ボールの大谷石含有量はIM当り約2gであった。
一方、収穫直後のホウレンソウ(品種、−代雑種タレー
ド)のうち、健全な5株を2組選び、いずれも樹脂製円
筒型容器に垂直に立て、そのうち1組を上記梱包箱に収
納密封して貯蔵庫内に15〜25℃で貯蔵した。
また、比較のために、他の1組を大谷石を含まない接着
剤を用いて作った段ボール箱に収納密封して貯蔵庫内に
15〜25℃で貯蔵した。
各サンプルについて、貯蔵開始直後から3日間にわたっ
て、ホウレンソウ表面に存在するエチレン濃度を測定し
た。その結果は、第1図に示す通りであった。第1図の
結果からも明らかなように、本発明の段ポールからなる
梱包箱を用いた場合(曲線A)は、生成エチレンが吸着
されてホウレンソウ表面に残存するエチレン量は少なか
ったが、大谷石を含まない接着剤を用いて作った段ボー
ル梱包箱の場合(曲線B)はホウレンソウ表面に残存す
るエチレン量が多かった。
貯蔵開始3日後の各ホウレンソウサンプルの状態を観察
すると、クロロフィル分解によって黄かっ色に変色した
葉の数は、本発明の段ボールからなる梱包箱を用いたも
のではわずか3枚であったのに対し、無梱包のものでは
6伎であった。
実施例2 クリストバライト粉末に少量の石英とT i Oz、A
 1201 、F e 201、CaO,Na、Oを添
加し、混練して粘土を作り、これを造粒して100℃前
後の温度で予備乾燥を行った後、700℃で焼結したも
のに、1849〜2537オングストロームの領域内の
電磁波を照射して処理を行った。
次いで、この処理物を200メツシュ以上の粒度に粉砕
し、防水剤中に添加混合して、段ボールにコーティング
した。このときの粉砕処理物の段ボールへの付着量は、
Irrr当り2gであった。
尚、酸素処理によって得られたものの化学組成(%)は
下記の通りであった。
Sing・・・・・・85、  Tie、・・・・・・
0.2、A 11 tox−・・・6.0.   F 
e t03 −−1.5、Ca O−−0,3、MgO
・・・・・・0.6、Na2O・・・・・・0.3、 
  K 20−・・−・・0.7、その他微量成分とし
て、Ge・・・・・・0.lppm、 Cr・・・・・
・30ppm 、 p b・・・・・・50ppmなど
を含有していた。
この段ボールを用いて、実施例1と同じ大きさの梱包箱
を作り、収穫直後のキュウリ10本を梱包密封し、更に
比較のために、前記粉砕処理物を含まない防水剤をコー
ティングした従来の段ボールからなる梱包箱にも収穫直
後のキュウリ10本を梱包密封して貯蔵庫内に15〜2
5℃で貯蔵し、貯蔵開始直後から1週間にわたってキュ
ウリ表面に存在するエチレン濃度を測定した。その結果
は第2図に示す通りであった。
第2図の結果からも明らかなように、本発明の段ボール
からなる梱包箱を用いた場合(曲線A)は、生成エチレ
ンが吸着されてキュウリ表面に残存するエチレン量は極
めて少なかったが、従来の段ボール箱の場合(曲線B)
は吸着能表面に残存するエチレン量が多かった。
貯蔵開始1週間後の各キュウリサンプルの状態を観察す
ると、傷みが認められたキュウリの本数は、本発明の段
ボールからなる梱包箱を用いたものでは、0であったが
、従来の梱包箱を用いたものでは5木にも達した。
実施例3 ゼオライトを200メツシュ以上の粒度に粉砕し、ポリ
ブタジェン中に10重量%添加混合して、厚さ40μの
フィルムに製膜した。このフィルムを実施例1に示した
大きさの段ボール箱の内側全面にラミネートした。
一方、収穫直後のいちご(品種、女峰)のうち、生体重
のそろった健全な9個を2組選び、そのうちの1組を上
記段ポール箱に収納密封して貯蔵庫内に15〜25°C
で貯蔵した。
また、比較のために、残りの1組を日本合成ゴム■製の
ポリブタジェンフィルムで内側全面を、ラミネートした
段ボール箱に収納密封して貯蔵庫内に15〜25℃で貯
蔵した。
各サンプルについて、貯蔵開始直後から2日間にわたっ
て、いちご表面に存在するエチレン濃度を測定した。そ
の結果は、第3図に示す通りであった。
第3図の結果からも明らかなように2本発明のゼオライ
ト添加フィルムをラミネートした段ボール箱を用いた場
合(曲′4IAA )は、生成エチレンがフィルムに吸
着されて、いちごの表面に残存するエチレン量は少なか
ったが、ゼオライトを含まないポリブタジェンフィルム
をラミネートした段ポール箱を用いた場合(曲線B)は
、いちご表面に残存するエチレン量が多かった。
貯蔵開始2日後の各いちごサンプルの状態を観察すると
、傷みが認められたいちごの個数は、本発明の段ボール
箱を用いたものではOであったが、ゼオライトを含まな
いポリブタジェンフィルムをラミネートした段ボール箱
を用いたものでは6個であった。
実施例4 実施例3において、ゼオライトの代りにオゾンを作用さ
せて酸素処理を施したゼオライトをポリブタジェンフィ
ルム中に添加し、その他の条件は実施例4と同一にして
、実験をくりかえした。その結果は、第4図に示した通
りであった。
第4図の結果からも明らかなように、本発明の酸素処理
ゼオライト添加フィルムをラミネートした段ボールを用
いた場合(曲線A)は、生成エチレンがフィルムに吸着
されて、いちごの表面に残存するエチレンの量は極めて
少なかったが、ゼオライトを含まないポリブタジェンフ
ィルムをラミネートした段ポール箱を用いた場合(曲線
B)は、いちご表面に残存するエチレンの量が多かった
貯蔵開始2日後の各いちごサンプルの状態を観察すると
、、傷みが認められたいちごの個数は、本  、発明の
段ボール箱を用いたものでは0であったが、ゼオライト
を含まないポリブタジェンフィルムラミネート段ボール
箱を用いたものでは6個であった。
実施例5 実施例2において、キュウリのかわりに鰯10匹を使用
し、実施例2と同様な比較実験を行った。
但し、貯蔵温度は3〜8℃とし、5日間にわたって貯蔵
した。貯蔵開始後5日目の各鰯サンプルは、本発明の段
ボールからなる梱包箱を用いた場合は、アンモニア臭が
まったくなく、良好な品質が維持されていたが、従来の
段ボール箱の場合は、アンモニア臭が強く、品質の低下
が著しかった。
実施例6 実施例4において、いちごのかわりに牛肉5 kgを使
用し、実施例4と同様な比較実験を行った。
但し、貯蔵温度は3〜8℃として、5日間にわたって貯
蔵した。貯蔵開始後5日目の各牛肉サンプルは、本発明
の酸素処理ゼオライト添加フィルムラミネート段ボール
箱を用いた場合は、アンモニア臭がまったくなく、良好
な品質が維持されていたが、ゼオライトを含まないポリ
ブタジェンフィルムをラミネートした段ボール箱を用い
た場合は、アンモニア臭が強く、品質の低下が著しかっ
た。
(発明の効果) 本発明の段ボールによれば、青果物、肉、魚等の食品を
包装、梱包し、その表面に近接するようにして用いられ
るから、食品表面に生成するエチレン、アンモニア等の
存寄ガスを極めて有効に除去することができ、食品の品
質を維持することが可能となる。
また、食品をこの段ボールで包装、梱包するだけでよく
、特別な貯蔵庫を必要としないから経済的であり、例え
ば家庭などで少量の食品を保存するのにも適している。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、青果物の貯蔵時間と青果物の表面に
残存するエチレンの量との関係を示すグラフである。 A・・・・・・本発明の段ボールからなる梱包箱に収納
した場合、 B・・・・・・従来の段ボールからなる梱包箱に収納し
た場合。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、細多孔質材料を有していることを特徴とする食品品
    質保存用段ボール。 2、細多孔質材料が電磁波を作用させて酸素処理を行っ
    たものである特許請求の範囲第1項記載の食品品質保存
    用段ボール。 3、細多孔質材料がオゾンを作用させて酸素処理を行っ
    たものである特許請求の範囲第1項記載の食品品質保存
    用段ボール。 4、細多孔質材料が段ボール表面にコーティングされて
    いる特許請求の範囲第1項記載の食品品質保存用段ボー
    ル。 5、細多孔質材料が段ボールの接着剤中に含有されてい
    る特許請求の範囲第1項記載の食品品質保存用段ボール
    。 6、細多孔質材料が段ボールにラミネートされたフィル
    ム中に含有されている特許請求の範囲第1項記載の食品
    品質保存用段ボール。
JP13782086A 1986-06-12 1986-06-12 食品品質保存用段ボ−ル Pending JPS62292425A (ja)

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JP (1) JPS62292425A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6442131U (ja) * 1987-09-09 1989-03-14
JPH0231818U (ja) * 1988-08-22 1990-02-28

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6442131U (ja) * 1987-09-09 1989-03-14
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