JPS6229126A - 電解コンデンサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は陽極箔と陰極箔をセパレータを介して巻回した
′電解コンデンサに係るもので、特に電極箔からの引出
線の材赳およびその形状に関するものである。

［従来の技術］ 小形電解コンデンサはアルミニウム箔からなる陽極箔お
よび陰極箔にそわぞれ引出線を接続し、陽極箔と陰極箔
を電解紙であるセパレータを介１７て巻回したコンデン
サ素子に電解液を含有させ、ゴム封口体と共に一方を開
口としだ打底状のアルミニウムケース内に組込んだ構造
となっている。

陽極箔は高純度（９９，９９％）のアルミニウム箔をエ
ツチングして粗面化し、その表面にＩｌｉ酸化皮＋ｙを
形成したものである。一方、陰極箔は低Ｍ度（９９，８
５％）のアルミニウム箔をエツチングしたものである。

陽極側の引出線は高純度アルミニウム棒の一部を押圧し
て偏平化したもの（アルミ：−ラムタブ端子）に鋼芯銅
張線を溶接したもので、タブ端子の表面には陽極酸化皮
膜が形成されている。また、陰極側の引出線は低純度ア
ルミニウム、棒の一部を押圧して偏平化したちの（アル
ミニウムタブ端７−）に鋼芯銅張線を溶接したものであ
る。

［発明が解決しようとする問題点コ この種の小型電解コンデンサとして、外寸が３ｍｍφ、
４ｍｍφ、５ｍｍφのものかあり、すてに市場に出回っ
ているが、」二連のように従来の電解コンデンサにおい
ては、陽極箔および陰極箔のそれぞれにタブ端子付の引
出線を取着しているために、より一層の小型化および価
格の低減かはかわないものでった。

［問題点を解決するための手段］ しかるに、本発明は上述の問題点を解決するために、陰
極側に取着される引出線にアルミニウムタブ端ｆ付の引
出線を使用することなく、これに代えて鋼芯銅張線、を
円メッキ鋼芯銅張線、錫メッキ鋼芯銅張線、銅線、半田
メッキ銅線、錫メツキ鋼線、ニッケル線、半田メッキニ
ッケル線および錫メッキニッケル線からなる線材の一員
を使用すると共に、引出線の途中に封口体の透孔に嵌合
する膨出部を形成したものである。

［実施例］ 以下、本発明に係る電解コンデンサの一実施例を図面と
共に説明する。

第１図において、アルミニウム箔からなる陰極箔（１）
には陽極側の引出線（２）がカシメ加工あるいは溶接加
工などにより取γｒされている。この引出線（２）は従
来と同様にアルミニウム杯のｐを押圧して偏Ｙ化したア
ルミニウムタブ端子（２１）に錫メッキ鋼芯銅張線（２
２）などを予め溶接して固着したものである。また、ア
ルミニウム箔からなる陰極箔（３）には陰極側の引出線
（４）が溶接加工により取着されている。引出線（４）
は、鋼芯銅張線、半田メッキ鋼芯′ＭＡ張線、錫メッキ
調芯銅線、銅線、半田メッキ銅線、錫メッキ銅線、ニッ
ケル線、半田メッキニッケル線あるいは錫メッキニッケ
ル線のいずれかの１線材から構成される。そして、引出
線（４）の途中には後述する封口体く８）の透孔（８２
）と嵌合オーる膨出部（４１）が一体的に形成されてい
る。これらの陽極箔（１）および陰極箔（３）は電解紙
であるセパレータ（５）、（６）を介して巻回され、第
２図に示すようなコンデンサ素子（７）となる。このコ
ンデンサ素子（７）は所要の電解液を含浸された後に、
第２図に示すように封口体（８）と共にアルミニウムケ
ース（９）内に組込まれ、ここに電解コンデンサ（１０
）となる。なお、引出線（２）、（４）と封口体（８）
との嵌合において、引出線（２）はそのアルミニウムタ
ブ端子（２１）の丸棒部（２３）が封口体（８）の透孔
（８１）の内壁面と密着嵌合し、また引出線（４）はそ
の膨出部（４１）が封口体（８）の透孔（８２）の内壁
面と密着嵌合する。このように、引出線（４）に膨出部
（４１）を形成すると、この膨出部（４１）を形成しな
い場合と比較して、非常に密着嵌合性が良くなるもので
ある。

封１コ体（８）としてはゴム材、テフロンなどの樹脂材
などから構成される。

次に、本発明に係る電解コンデンサ（１０）に：おいて
、陰極側の引出線（４）として錫メッキ漠芯１４へ線を
使用して定格電圧・１６Ｖ、定格容量・１０μＦの電解
コンデンサを５０個製作した。

なお、陰極側の引出線（４）の直径は０．５ｍｍであり
、膨出部（４１）の最大直径は１．５ｍｍである。陽極
側の引出線（２）のタブ端子（２１）の丸棒部（２３）
の直径は１．５ｍｍである。

５ｉｆｆ解コンデンサ（１０）の外形は５ｍｍで、長さ
は１１ｍｍである。この５０個の電解コンデンサ（１０
）の高温負荷試験後（８５℃、ｔｏｏｏ時間）の結果を
第１表に示す。

第１表　高温負荷特性 ［発明の効果］ 以上に述べたように、本発明においては陰極箔に接続さ
れる引出線として、従来のようにアルミニウムタブ端子
を使用することなく、これに代えて鋼芯銅張線、半田メ
ッキ鋼芯銅張線、錫メッキ鋼芯銅張線、銅線、半田メッ
キ銅線、錫メッキ銅線、ニッケル線、゛ギ、田メッキニ
ッケル線、′ＩＩＡメッキニ・：・ケル線のいず九かの
線材を使用するように構成し・たために、電解コンデン
サのより一層の小を化をはかることができると共に、安
価な電解コンデンサを提供することができるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る電解コンデンサにおけるコンデン
サ素子の部分展開図、第１図は本発明に係る電解コンデ
ンサの断面図である。 図中、（１）・・・陽極箔、　　（２）、（４）・・・
引出線、　　　（３）・・・陰極箔。 （４１）・・・膨出部、　　　（５）、（６）・・・セ
パレータ、　　（７）・・・コンデンサＸ−ｊ′、（８
）・・・封口体、　　　（９）・・・ケース、（ｌＯ）
・・・電解コンデンサ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　陽極箔と陰極箔とをセパレータを介して巻回した電解
   コンデンサにおいて、陰極箔からの引出線として、鋼芯
   銅張線、半田メッキ鋼芯銅張線、錫メッキ鋼芯銅張線、
   銅線、半田メッキ鋼線、錫メッキ銅線、ニッケル線、半
   田メッキニッケル線および錫メッキニッケル線からなる
   線材の一員を使用すると共に、引出線の途中に封口体の
   透孔に嵌合する膨出部を形成したことを特徴とした電解
   コンデンサ。