JPS62289506A - 固形パツク化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ［産業上の利用分野］ 本発明は、新規なパック化粧料に関し、そのＩｌ的とす
るところは、優れた使用性・使用感を有する融解型固形
パック化粧料を提供することにある。 ［従来の技術］ 従来、パックの一種であるワックスパックは、パラフィ
ンワックスを基剤とし、これにワセリンや流動パラフィ
ン等の油性原料を加えたものが知られている（［１本毛
髪科学協会編「香粧品科学」　（昭５１．１２．１発行
）　Ｐ、４３Ｂ　）　。 また、通常のパラフィンワックスの代わりに低融点のパ
ラフィンワックスを基剤としたパックも知られている。 ［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、固体油であるパラフィンワックスを基剤
としたワックスパックは、加熱溶解してから皮膚に塗布
し、因化後′Ａ離する際に、可塑性がない為に割れ易く
、一枚の膜としてきれいに２１！ａできないという欠点
があった。また、使用後肌にあぶらっぽさが残り、しつ
とりした使用感に欠けるという欠点も有していた。 一方、低融点のパラフィンワックスを基剤としたパック
は、固化後もある程度の柔軟さが残り、剥離のし易さに
数片が見られるものの、使用後にあぶらっぽさが残る・
しっとり感がない等については従来のものと同様であり
、満足すべきものが得られていなかった。 ［問題点を解決する為のＬ段］ 本発明者等は係る点に鑑み、従来の欠点を解消した固形
バック化粧料を得るべく鋭意研究した結果、特殊な性状
を有する界面活性剤を用いることにより、極めて優れた
製品が得られることを見出し、本発明を突成するに到っ
た。 すなわち、本発明は、融点が３０〜５８℃の範囲内にあ
り、融点以下においても展延性を有する常温で固体また
は半固体の非イオン界面活性剤を基剤として配合するこ
とを特徴とする固形パック化粧料である。本発明でいう
展延性とは、結晶性がない為に外力で容易に変形し、薄
く伸ばすことのできる性質のことをいう。 本発明において使用される非イオン界面活性剤は、上記
の如き性質を有するものであって、例えば、モノステア
リン酸ポリオキシエチレングリセリン（５Ｅ、０．）　
　（融点３５〜４０℃）、モノステアリン酸プロピレン
グリコール（融点３３〜３５℃）、モノステアリン酸デ
カグリセリン（融点５２〜５８℃）等が好ましいものと
して挙げられる。 本発明に係る固形バック化粧料における上記非イオン界
ｕ’＋ｊ活性剤の配合埴は、３０〜１００重ｆ％で使用
１８丁能であるが、好ましくは３０〜９５重量％である
。この範囲であれば、当該非イオン界面活性剤の有する
性質が有効に発揮され、加熱溶解後皮膚に塗布した場合
に、固化してもなお可塑性を有しており、剥離時に一枚
の膜としてきれいに剥離できるという良好な使用性を有
すると共に、使用後のあぶらっぽさがなく、しっとり感
が残るという使用感にも優れたものが得られる。さらに
、油性原料を基剤としたワックスパックと異なり、水性
成分をも配合１１丁能である為、水溶液の保湿成分やビ
タミン等を添加することもできる。 本発明は、」−足算イオン界面活性剤を基剤として配合
することを特徴とする固形パック化粧ネ１であり、さら
に、化粧料に一般に使用される油剤・Ｌ記以外の界面活
性剤・粉体φ色素Φ香料・アルコール・保湿剤・防腐剤
・美容剤拳酸化防ＩＦ剤等を適宜添加することができる
。 ［実施例］ 次に、本発明について、実施例を挙げてさらに説明する
。これらは本発明を何ら限定するものではない。 ￥施例　ｒｌ〕 （処方）　　　　　　　　　　　　　（改ｔａ−％）（
１）モノステアリン酸ポリオキシエ　　９３．３チレン
グリセリン（５Ｅ、Ｏ，） （２）マイクロクリスタリンワックス　　　２．０（３
）セタノール　　　　　　　　　　　　１．０（４）ス
クワラン　　　　　　　　　　　３．０（５〕香料　　
　　　　　　　　　　　　　０．１（製法） Ａ　　（１）〜（５）を加熱混合する。 Ｂ　容器に流し込み冷却１／、！化させる。 実施例　［２１ （処方）　　　　　　　　　　　　　（千ｊ、１％）（
１）モノステアリン酸ポリオキシエ　　５２．７チレン
グリセリン（５Ｅ、Ｏ，） （２）　低ｍ　点ハラフィンワックス　　　　３２．０
（３）マイクロクリスタリンツー２クス　　　３．０（
４）ミツロウ　　　　　　　　　　　　　３．０（５）
スクワラン　　　　　　　　　　　　１．０（６）酸化
チタン　　　　　　　　　　　　４．０（？）　１．３
−ブチレングリコール　　　　　　１．０（８）　才、
′ｉ　製氷　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　３．０（９）防腐剤　　　　　
　　　　　　　　　Ｑ、２（１０）　　　香　ネｉ　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　ｏ、ｌ（製法） Ａ　　（１）の適ｚＩ′ｔと（６）を加熱しながら攪拌
混合する。 Ｂ（１）の残：Ｉ：と（２）〜（５）を加熱混合する。 ＣＡとＢを８４合する。 ＤＣに（７）〜（１０）を添加、混合する。 Ｅ　容器に流し込み冷却開化させる。 実り例　［３１ （処方）　　　　　’　　　　　　　　　　（Ｔ、　＋
、＋１％）（１）モノステアリン酸プロピレンゲ　　５
８．９リコール （２）パラフィンワフクス　　　　　　　　１．０（３
）低融点パラフィンワックス　　　　３２．０（４）マ
イクロクリスタリンワックス　　　２．０（５）ミツロ
ウ　　　　　　　　　　　　　３．０（６）スクワラン
　　　　　　　　　　　　ｌ・０（７）　１．３−ブチ
レンゲリコール　　　　　　２．０（８）香料　　　　
　　　　　　　　　　　０・ｌ（製法） Ａ（１）〜（６）を加熱混合する。 ＢＡに（７）　、　（８）を添加、混合する。 Ｃ容器に流し込み冷却固化させる。 実施例　［４］ （処方）　　　　　　　　　　　　　（重：、驚％）（
１）モノステアリン酸デカグリセリ　　５１，４ン （２）低融点パラフィンワックス　　　　２７，０（３
）ミツロウ　　　　　　　　　　　　　２．５（４）マ
イクロクリスタリンワックス　　　２．０（５）スクワ
ラン　　　　　　　　　　　　８．０（６）　１．３−
ブチレンゲリコール　　　　　　９．０（７）香料　　
　　　　　　　　　　　　　０．１（製法） 実施例　【３】に準じて製造する。 実施例　【５１ （処方）　　　　　　　　　　　　　（屯♀％）（１）
モノステアリン酸ポリオキシエ　　８８．９チレングリ
セリン（５Ｅ、Ｏ，） （２）パラフィンワックス　　　　　　　２５．０（３
）マイクロクリスタリンワックス　　　１．０（４）ポ
リオキシエチレンソルビタン　　　１．０七ノオレエー
ト（２０，Ｅ、０．） （５）　１．３−ブチレンゲリコール　　　　　　２，
０（６）グリセリン　　　　　　　　　　　１．０（７
）着色顔料　　　　　　　　　　　　　１．０（８）香
料　　　　　　　　　　　　　　　０．１（製法） 実施例　［２］に準じて製造する。 比較例　［１１ （処方）　　　　　　　　　　　　　　（重量％）（１
）ｉｎ点パラフィンワックス　　　　８３．９（２）ミ
ツロウ　　　　　　　　　　　　　２．０（３）セタノ
ール　　　　　　　　　　　　４．０（４）ジペンタエ
リドリフト脂肪酸二　　１０．０ステル （５）香料　　　　　　　　　　　　　　　０．１（製
法） 実施例　ｔｌｌに準じて製造する。 比較例　［２１ （処方）　　　　　　　　　　　　　（重量％）（１）
低融点パラフィンワックス　　　　７９．３（２）ジペ
ンタエリトリット脂肪酸二　　１０．０ステル （３）酸化チタン　　　　　　　　　　　１０・０（４
）香料　　　　　　　　　　　　　　　０．１（ｔＡ法
） 実施例　【２】に準じて製造する。 比較例　［３］ （処方）　　　　　　　　　　　　　（屯！ｉ％）（１
）パラフィンワックス　　　　　　　５９．９（２）マ
イクロクリスタリンワックス　　１３．０（３）セタノ
ール　　　　　　　　　　　　５．０（４）流動パラフ
ィン　　　　　　　　　２０．０（５）有機性ベントナ
イト　　　　　　　　１．４（６）インプロパツール　
　　　　　　　　０．６（７）香料　　　　　　　　　
　　　　　　（１，１（製法） 実施例　［２］に準じて製造する。 に記の如くして得られた実施例［１１〜［５］の固形パ
ック化粧料、比較例［Ｈ〜［３１のワックスパックをそ
れぞれ試料として使用テストを行い、効果を比較した。 使用テストは２０名の女子パネルによる官俺検査によっ
て行い、表１に示す８種の項［１につき、下記の４段階
Ｊヤ価をした０表１の評価結果を示す、なお、表１の結
果は２０名のパネルのモ均を示している。 （使用法） １、実施例［１］〜［５１、比較例［１１〜［３１の各
試料を６０〜６５℃の水浴で加熱溶解する。 ２、刷りにて１：記各試料を顔面に塗布し、１０分間放
置する。 ３、し４化した試料を塗１１ｉ部の端部から静かに剥す
。 表１評価結果 各評価項目は次の観点から行った。 本１：凹凸がなく均一に塗１）ｉできるかどうか＠完全
に均一　　　０できる Δややできない　　Ｘできない 本２：温感の持続性があるかどうか ■非常にある　　　Ｏある Δややない　　　　×ない 本３：塗布時に膜にベタつきがないかどうか■ない　　
　　　　Ｏ気にならない Δある　　　　　　Ｘ非常にある 攻４：塗布時に膜の割れがないかどうか■ない　　　　
　　０気にならない Δある　　　　　　Ｘ非常にある 本５：柔軟な膜として一枚で剥離できるかどうかＯきれ
いにできる　Ｏできる Δややできない　　×できない 本６：剥敲時に切れやあと残りがないかどうか■ない　
　　　　　Ｏはとんどない Δある　　　　　　Ｘ非常にある １：Ｊ！Ｉ敲後に潤った感じがあるかどうか■非常にあ
る　　　Ｏある ムややない　　　　Ｘない 本８：剥離後にあぶらっぽさがないかどうか■ない　　
　　　　Ｏ気にならない Δある　　　　　　Ｘ非常にある 表１の結果から明らかな如く、実施例［１１〜【５］の
固形パック化粧料は、比較例［１１〜［３］のワックス
パックと比較して、均一な膜として塗布でき、調敲時に
も一枚の膜として２＋！離できるものであり、使用性に
優れたものであった。 しかも、使用時だけでなく使用後にもあぶらっぽさがな
く、しっとり感が残るという優れた使用感を有していた
。 ［発明の効果］ 以上詳述した如く、本発明は、融点が３０〜５８℃の範
囲内にあり、融点以下においても展延性を有する常温で
内体または半固体の非イオン界面活性剤を基剤として配
合することにより、これまでにない優れた使用性、使用
感を有する固形パック化粧料を提供するものである。 すなわち、本発明に係る非イオン界面活性剤は、体温付
近で展延性を有する為、これを基剤として配合した固形
パック化粧料は、皮層１−で固化してもなお可塑性を有
し、剥離の際に、１れることもなく、一枚の膜としてき
れいに剥すことができる。また、ワックスを基剤とする
パックと異なり、使用後の肌にあぶらつぼさが残らず、
しっとりした使用感を有するものである。 さらに、油性成分はもちろん、水性成分の配合も、−、
（ずＥであり、保湿開会水溶性ビタミン等も添加できる
等、これまでにない優れた効果も有する固形パック化粧
料である。 以　　ヒ 出順人　株式会社　小林コーセ− 昭和６２年４月９日 特　　１作　　庁　　長　宮　　殿 ７′−＼ １、・１警件の表示 昭和６１年特許願第１３１５８７号 ２、発明の名称 固形パック化粧料 ３、補正をする者 ・ＩＧ件との関係　特許出願人 住所　東京都中央区口木橋３丁目６番２号名称　　株式
会社　小林コーナー 代表者　　小　林　禮　次　部 ４、補正命令のＩＪ付 自　　　　　　発 ５、補正の対象 四則、９の「発明の詳細な説明」の欄 ６、補正の内容 （１）　　明細書中温３頁第１０行の「結晶性がない為
に」を「結晶性がないあるいは低い為に」に訂正する。 （２）　明細書中筒１０頁第１３行の「表１の評価結果
を」を「表１に評価結果を」に訂正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）融点が３０〜５８℃の範囲内にあり、融点以下に
   おいても展延性を有する常温で固体または半固体の非イ
   オン界面活性剤を基剤として配合することを特徴とする
   固形パック化粧料。