JPS62288110A - モミガラから高純度シリカを製造する方法 - Google Patents

モミガラから高純度シリカを製造する方法

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JPS62288110A
JPS62288110A JP12875486A JP12875486A JPS62288110A JP S62288110 A JPS62288110 A JP S62288110A JP 12875486 A JP12875486 A JP 12875486A JP 12875486 A JP12875486 A JP 12875486A JP S62288110 A JPS62288110 A JP S62288110A
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silica
acid
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extract
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Seiichi Kodama
児玉 誠一
Tomotane Itakura
智胤 板倉
Kazuharu Sonoda
薗田 一晴
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Daiki Rubber Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 発明の目的 (産業上の利用分野] 本発明は、農産廃棄物であるモミガラから、高純度シリ
カを製造する方法に関する。
[従来の技術1 シワ力は、天然物でおるケイ石やケイ砂の主成分として
多足に産出するが、それらはかなりの不純物を含むので
、フッインセラミックスの原料としては不満足なもので
ある。 半導体や太陽電池の製造に必要な高純度シリコ
ンを製造する技術が確立されているが、それに使用する
高純度のシリカは、きわめて高価である。
従って、かなりの純度、たとえば99.9%程度の純度
のシリカを、低価格で供給することが要求されている。
一方、モミガラは多量に出る農産廃棄物であるか、その
利用の途は乏しい。 発明者らは、モミガラを飼料とし
て実用できるようにすることを意図して研究し、水蒸気
蒸煮に先立ってフッ化水素酸で処理するとよいことを見
出し、すてに提案したく特願昭60−68217号)。
 これは、モミガラ中のセルロース成分をおおっている
シリカを’(FJ解除去してセルロース含有率を高める
とともに、水蒸気蒸煮を効果的にするものでおる。
モミガラ中のケイ素成分の利用法としては、炭化ケイ素
の’hJ 32が行なわれているほか、モミカラを焼却
してその灰の中からシリカを回収することが検討されて
いる。 焼却法は簡易で低コス1〜ではめるが、j琴ら
れるシリカのに!度は高くない。
もし精製を十分に行なえば、コストが高くなって意味か
なくなる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、モミガラを原料として、高純度のシリ
カを低コストで製造する方法を提供することにある。
発明の構成 [問題点を解決するための手段] 本発明のモミガラから高純度シリカを製造する方法は、
下記の諸工程からなっている。
(a)  モミガラをフッ化水素酸溶液で処理して、そ
の中に含まれているケイ素化合物をヘキサフルオロケイ
酸として抽出する工程、 (b)  抽出液にアンモニアを加えて、ヘキサフルオ
ロケイ酸を、ヘキサフルオロケイ酸アンモニウムをへて
、フッ化アンモニウムとシリカとに分解する工程、 (c)  非晶質の粉末として析出したシリカを濾過分
離し、水洗および乾燥して高純度シリカを1qる工程、
および (d)  フッ化アンモニウムを含む濾液に強酸を加え
てフッ化水素を生成させ、前記(a)工程に循環使用す
る工程。
最初の工程(a)は、フッ化水素酸の濃度が1〜10%
の溶液を使用するとよい。 処理したモミガラを続いて
水蒸気蒸煮して飼料にする方法と組み合わせて実施する
場合は、3〜5%が適当でおる。 温度は、高い方が反
応が速やかに進むが、常温でも実用上支障ない。
次の工程(b)は、好ましくは温度25〜50°Cにお
いて、抽出液中に適量のアンモニアガスを吹き込むか、
または濃厚なアンモニア水を添加して実施する。 シリ
カの析出は、非晶質体として沈でんするものではあるが
、比較的ゆるやかに反応を進める方が、不純物を包含す
ることの少い沈でんが得られて好ましい。 従って、撹
拌下に少量ずつアンモニアを加える方式が適当でおる。
続く工程(c)は、濾過分離に若干の技術を必要とする
。 工業的な濾過装置としては加圧型濾過機を使用し、
ひきつづき洗浮を行なうことが有利である。 乾燥は、
温度130〜200’Cとし、少なくとも4時間加熱し
て行なう。
最後の工程(d)で使用する強酸は、硫酸が最適である
硫酸の添加によって、フッ化水素とともに硫酸水素アン
モニウムが生成するが、これはざらにアンモニアを加え
て[2アンモニウムとすることができる。 この操作は
、合成硫安の製造技術において知られているところに従
い実施すればよい。
【作 用] フッ化水素酸で処理することにより、モミガラ中のシリ
カは、まず四フッ化ケイ素になり、それが処理液中の水
により加水分解されて、直ちにコロイド状ケイ酸とへキ
サフルオロケイ酸が生成する。
S! 02 +4l−IF−+Si F4+2H20・
・・・・・(i)3SI F4 + 4 H20 →2HSi FB +3i  (OH)4・・・(11
〉コロイド状ケイ酸は、過剰にあるフッ化水素酸と反応
して、ヘキサフルオロケイ酸になる。
Si (OH)4+4HF−3i F4 +4H20・
・・・・・(iii) このようにして冑たヘキサフルオロケイ酸にアンモニア
を加えると、まず中和が起り、H2Si FB +2N
H3→(NH4)23i FB・・・・・・(iV) 生成したヘキサフルオロケイ酸アンモニウムは、ざらに
アンモニアを加えると、分解する。
(NH4)23! FB +4NH3+2H20= 6
 N H4F 十S ! 02↓   ・−−−−−<
 v >反応は、I)Hが中性〜弱アルカリ性の範囲で
行なう。 析出したシワ力を分離した液に硫酸を加えれ
ば、フッ化水索が′ti離してくる。
N ト14  F+1−12 304  →N H4H
8O4+ トI F T・・・・・・(Vi) ざらにアンモニアを加えると、硫安に至る。
NH4H3O4+N町→(NH4>2S○4・・・・・
・(Vii) [実施例] 5%フッ化水素酸10jにモミカラ1 Ksを浸漬し、
常温で30分間放置した。 モミ刀うを分itした液に
、温度30’Cの条件で、25%アンモニア水1.51
を約1時間かけて滴下し、その間、ゆっくりと撹拌した
析出したシリカを分離して温水でよく洗い、温度150
℃のエアバス中に6時間放置して乾燥した。 乾燥した
シリカはボールミルで軽度に粉砕し、得られた製品を分
析したところ、粒径15ミクロン以下の微粉末であって
、X線回折分析によればアモルファスシリカであった。
 化学分析の結果、シリカの純度は99.9%以上であ
ることを確認した。
シリカの収量は155gで、これは原料モミガラの重量
の15.5%に相当する。
次に、シリカを分離したフッ化アンモニウムを含む濾液
に98%町S04の350rd!を時間をかけて加え、
加熱蒸発させ、稀薄フッ化水素酸溶液を回収した。 こ
れを定量したところ、使用したフッ化水素酸の72%の
回収率であった。
発明の効果 本発明の方法に従えば、モミガラ中の重量で17〜22
%を占めるシリカが、99.9%以上という高純度で取
得できる。 この製品は微粉末状であり、反応しやすい
非晶質の形態であることが高純度とおいまって、通常の
ファインセラミックス原料として申し分のないものであ
る。
この方法の実施に使用する原料のうち、比較的高価なフ
ッ化水素酸は回収再利用でき、少量のロスを補えば足り
る。 実施例におけるフッ化水素酸の回収率は低かった
が、これは主にモミガラを分離したときの、付着水の損
失によるものである。
工業的実施に当っては、モミガラを圧搾脱水し、できる
だけ液を回収することにより、フッ化水素酸の回収率を
高めることができる。 そのほか、消費する薬剤は硫酸
のような安価なものに限られる。
使用する装置は耐フツ酸性を要求されるが、反応条件は
穏和であるから、常用のグレードで足りる。
従って、本発明の方法により製造されるシリカは、その
純度との対比において、十分に廉価ということができる
。 さぎに開示したモミガラの飼料化技術と組み合わせ
て実施するとき、本発明の方法は、いっそう有利になる
モミガラは製産廃棄物として年々多量に排出されるもの
であるから、本発明の完成によって、無尽蔵のシリカ資
源が確保できたことになる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の諸工程からなる、モミガラから高純度シリ
    カを製造する方法: (a)モミガラをフッ化水素酸HF溶液で処理して、そ
    の中に含まれているケイ素化合物をヘキサフルオロケイ
    酸H_2SiF_6として抽出する工程、 (b)抽出液にアンモニアを加えて、ヘキサフルオロケ
    イ酸を、ヘキサフルオロケイ酸アンモニウム(NH_4
    )_2SiF_6をへて、フッ化アンモニウムNH_4
    FとシリカSiO_2とに分解する工程、 (c)非晶質の粉末として析出したシリカを濾過分離し
    、水洗および乾燥して高純度シリカを得る工程、および (d)フッ化アンモニウムを含む濾液に強酸を加えてフ
    ッ化水素を生成させ、前記(a)工程に循環使用する工
    程。
  2. (2)前記(d)工程において強酸として硫酸を使用し
    、フッ化水素を回収した後の硫酸水素アンモニウムにア
    ンモニアを加えて硫酸アンモニウムを得る工程を含む特
    許請求の範囲第1項の方法。
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