JPS62286955A - 第3級アルキルアミノアルコ−ル類の製造方法 - Google Patents

第3級アルキルアミノアルコ−ル類の製造方法

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JPS62286955A
JPS62286955A JP13087786A JP13087786A JPS62286955A JP S62286955 A JPS62286955 A JP S62286955A JP 13087786 A JP13087786 A JP 13087786A JP 13087786 A JP13087786 A JP 13087786A JP S62286955 A JPS62286955 A JP S62286955A
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JP
Japan
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water
tertiary
solvent
alcohol
reaction
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JP13087786A
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English (en)
Inventor
Izumi Yamamura
山村 泉
Takashi Hida
飛田 俊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisso Petrochemical Ind Co Ltd
Original Assignee
Nisso Petrochemical Ind Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 「産業上の利用分野」 本発明は酸性ガスの洗浄等に有用な第3級アルキルアミ
ノアルコール類の有利な製造方法に関する。
「従来技術」 アンモニア又は第1級或いは第2級アミンを用い、ハロ
ゲン化炭化水素からアミノ化炭化水素を製造するに当り
、水を溶媒として用い反応させる方法が広く行われてい
る。然し乍ら、第3級アルキル基の如き立体障害の大き
な置換基を持つアミン類から上記の如き方法で7ミノ化
炭化水素を製造しようとしても、該立体障害のためか、
効率良く製造することができない傾向にあった。
一方、上記の如き立体障害の大きなアルキル置換基を持
つアミンとアルコール性水酸基を持つハロゲン化物を反
応させ該当するN−アルキルアミノアルコール類をエタ
ノールの如き極性溶媒中で製造させる方法が米国特許第
4,405,585号に開示されている。しかし、この
方法では過剰に用いる原料アミンと反応の進行に伴い発
生する塩化水素とのアミン塩酸塩が前述の溶媒であるア
ルコールに不溶のため、反応系全体がスラリー状となり
、効果的な攪拌が困難となり1反応が進みにくく、もし
これを円滑に進めようとすると、大量の上記溶媒を用い
なければならず、生産効率が低下し、又。
該溶媒の回収が面倒になる。軍に、溶媒として前述の如
きエタノール等を用いると該反応圧力が比較的に高くな
る。即ち、前述の米国特許に示される方法にあっては前
述の如く改良を要すると考えられる点が多々あった。
「発明が解決しようとする問題点」 特定の第3級アルキルアミン類と特定のハロゲン化アル
コール類を反応させるに当り、反応が円滑に進み、高価
な溶媒の損失を伴わず、しかも反応圧力を比較的低く抑
えることが出来る方法を得るべく検討した。
r問題を解決するための手段」 即ち、本発明は下記一般式[IFにて示される第3級ア
ルキルアミン類と 下記一般式[I1にて示されるハロゲン化アルコール類
を 少なくとも水を含む溶媒中で反応させることをネ徴とす
る下記一般式[I]にて示される[ここに、n、 lR
211141R41及びnは前述と同じ。]第3級アル
キルアミノアルコールの製造方法である。
本発明に使用される一般式[I1にて示される第3級ア
ルキルアミン類は第3級のアルキル基を持つ第1級のア
ミンであり、これらの例として、第3級ブチルアミン、
1,1−ジメチルプロピルアミン、1,1−ジエチルプ
ロピルアミン、1−メチル−1−エチル−プロピルアミ
ン等を挙げることができる。これらは混合物として用い
ることも可能である。
一般式[■コにて示されるハロゲン化アルコールとして
はエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、トリプロピレングリコール或いはヒドロ
キシプロポキシエタノール、ヒドロキシプロポキシエト
キシエタノール等の末端の水酸基の1コが塩素原子又は
臭素原子で置換された化合物であり、例えばエチレンク
ロロヒドリン、2−クロロエトキシエタノール、2−ブ
ロモエトキシエトキシエタノール、プロピレンブロモヒ
ドリン、2−クロロエトキシエトキシプロパノール等を
例示できる。又1本発明方法にはこれら2種以上の混合
物として使用することも可能である。
本発明方法を実施するに当っては、前述の第3級アルキ
ルアミンとハロゲン化アルコールを少なくとも水を含む
溶媒中で反応させ、脱ハロゲン化水素を行う訳であるが
、これらの2種の原料モル比はハロゲン化アルコール1
モルに対して該アミンを1.0〜5.0倍モル、好まし
くは1.2〜2.5倍モルである。
少なくとも水を含む溶媒の使用量は前述のハロゲン化ア
ルコールの0.5〜l000倍重量部、好ましくは1.
0〜4.0倍重量部、更に好ましくは1.0〜3.0倍
重量部である。該溶媒は水単独或いは水とこの反応に不
活性であり水と可溶の化合物からなる混合物である。こ
の化合物としては、例えばアルコール類、エーテル類、
グリコールモノエーテル類、グリコールジエーテル類等
を挙げることが出来るが、これらは当然のことながら、
水の沸点以上の物であり、そうでなければ該反応圧力が
必要以上に高くなり1本発明の目的に適さない。
本発明方法は100〜180℃、好ましくは120〜1
50℃の温度範囲で実施され、従って反応は原料及び前
記溶媒を考えれば当然のことながら加圧下にて行われる
。その圧力は使用する原料の種類、溶媒の種類及びこれ
らの使用量によって変化するが、略4.0〜8.0kg
/aJ−G程度となる。
更に1反応時間は前述の原料、溶媒の種類、それらの使
用量、反応温度によって異なるが通常は2−3時間で充
分である。
本発明の反応は回分式、流通式どちらでも採用できる。
例えば回分式で実施する場合1反応装置に原料及び溶媒
を仕込み密封して加熱下、攪拌しながら反応すればよい
このようにして反応を完了させた後には反応生成物に反
応したハロゲン化アルコールと等モルのハロゲン化水素
のアミン塩が混在している。この塩のアミン成分は未反
応の、或いは過剰に加えた原料の第3級アルキルアミン
と生成した、目的とするアミノアルコールの混合したも
のである。従って、この反応生成物に強塩基性の化合物
を加えて該アミン塩を遊離させ、その後目的とするアミ
ノアルコールと原料のアルキルアミンを公知の方法で分
離し両者を回収する。上記の強塩基性の化合物は原料ア
ルキルアミン及び目的とするアミノアルコールより塩基
仕度が高いものであれば良く、例えば水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム等を例示出来る。
上記回収は公知の方法で可能であるとは云え、前述の反
応混合物には既に水が存在してる為、例えば水以外の溶
媒がない場合には、強塩基性の化合物を加えるだけで、
主として原料アルキルアミンと目的とするアミノアルコ
ールからなる有機層と強塩基性化合物のハロゲン化水素
との塩を含有する水層に分離するので、この有機層を分
液して分留することによって目的とする化合物を簡単に
単離することが出来、このことも少なくとも水からなる
溶媒を用いることの利点である。
「実施例」 以下に、実施例及び比較例を挙げ本発明を更に詳しく説
明する。
実施例1 オートクレーブに第3級ブチルアミン91.4g、2−
クロロエトキシエタノール70.1g及び水140+a
 Qを入れ、135℃で2.5時間攪拌下に加熱した6
反応圧力は最高で5.5kg/、ff1−Gであった。
冷却後水酸化ナトリウム24.4gを添加し80℃で1
時間攪拌し。
アミン類を分離させた。次いで未反応第3級ブチルアミ
ンを水と共に蒸留除去し回収した所、合計で115g回
収され、その中には該アミンが48g含有されていた。
残った液は有機層と主として食塩を含む水層に別れてい
たので1分液した後有機層を蒸留によって精製した所、
第3級ブチルアミノエトキシエタノールが純度99.8
%で78.4g得られた。
この物の2−クロロエトキシエタノールに対する収率は
87%であった。
比較例1 実施例1と同じオートクレーブに第3級ブチルアミン9
1.4g、2−クロロエトキシエタノール70.Ig及
びエタノール140gを入れ、135℃で2.5時間攪
拌下に加熱した0反応圧力は最高で6.7kg/cd−
Gであった6反応液を冷却し、水酸化ナトリウム24.
4gを添加し80℃で1時間攪拌し、アミン類を分離さ
せた。次いで生成した、主として食塩からなる固形分を
減圧上濾過によって除去し、結晶をエタノール20a+
 Qで洗浄した。この洗浄液と濾過母液を合せ、蒸留に
よってエタノール、第3級ブチルアミンを順次除去し、
次いで純度99.3%の第3級ブチルアミノエトキシエ
タノール59.5gを得た。用いた2−クロロエトキシ
エタノールに対する収率は66%と低くかった。
実施例2 オートクレーブに第3級アミルアミン97g、エチレン
クロロヒドリン40.3g及び水100m Qを入れ、
130℃で3時間攪拌下加熱した。その際、圧力は最高
で5.0kg/aJ−Gとなった。反応液を冷却し固形
の水酸化カリウム29.5gを添加し70℃で1時間攪
拌し、アミン類を分離させた0次いで、未反応の第3級
アミルアミンと水の混合物73gを回収した。
この混合物中に原料アミンは54g存在した。残液は水
層と有機層に分離したので、有機層を単離し。
蒸留する事によって純度99.6%の第3級アミルアミ
ノエタノール60.2gを得た。使用したエチレンクロ
ロヒドリンに対する収率は92%であった。
実施例3 オートクレーブに第3級ブチルアミン91.4g、 2
−クロロブロパノール52.9g及び水120+IQを
入れ。
実施例 1と同様に140℃で3.0時間反応させた。
冷却後水酸化ナトリウム24.8gを添加し80℃で1
時間攪拌し、アミン類を分離させた。次いで、未反応原
料アミンを水の一部と共に回収し、2層に分離した残液
から有機層を分取し、これを減圧上蒸留して純度99.
5%の第3級ブチルアミツブロバノール83.5gを得
た。用いた2−クロロプロパツールに対する収率は89
%であった。
実施例4 オートクレーブに第3級アミルアミン97g、2−(2
’−ブロモエトキシ)エトキシエタノール106g及び
水200m nを入れ、130℃で3時間反応させた。
冷却後、水酸化ナトリウム24gを入れ、アミン類を分
離させた後、実施例1と同様の方法で原料アミンを水の
一部と共に回収し、次いで分液後の有機層から蒸留によ
って第3級ブチルアミノエトキシエトキシエタノール、
qs、4g(純度99.3%)を得た。
原料アミンに対する収率は88%であった。
「発明の効果」 本発明の方法を用いることによって、通常効率良く得る
ことの難しかった、例えば第3級アルキルアミノアルコ
ールを対応するアミンとアルコールから容易に且つ効率
良く得る事ができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式[ I ]にて示される第3級アルキルア
    ミン類と ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ・・[ I ] 〔ここに、R_1、R_2及びR_3はメチル基又はエ
    チル基を示す。〕 下記一般式[II]にて示されるハロゲン化アルコール類
    を ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ・・[II] 〔ここに、R_4は水素原子又はメチル基を、Xは塩素
    原子又は臭素原子を、 nは1〜3の自然数を示す。〕 少なくとも水を含む溶媒中で反応させることを特徴とす
    る下記一般式[III]にて示される▲数式、化学式、表
    等があります▼・・・・・・・[III] [ここに、R_1、R_2、R_3、R_4、及びnは
    前述と同じ。]第3級アルキルアミノアルコールの製造
    方法。 2、使用する前記溶媒量が前記ハロゲン化アルコール類
    の0.5〜10.0倍重量部である特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 3、前記溶媒が水である特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の方法。 4、前記溶媒が水であり、且つその使用量が前記ハロゲ
    ン化アルコールの1.0〜3.0部重量部である特許請
    求の範囲第1項、第2項又は第3項記載の方法。
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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS60174752A (ja) * 1984-02-21 1985-09-09 Mitsui Toatsu Chem Inc 二級または三級アミノアルコ−ルの製造方法

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