JPH0273049A - 3―ジアルキルアミノプロピオニトリル、ビス―(2―シアノエチル)―エーテル及び所望によりエチレンシアンヒドリンの共通製法 - Google Patents

3―ジアルキルアミノプロピオニトリル、ビス―(2―シアノエチル)―エーテル及び所望によりエチレンシアンヒドリンの共通製法

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JPH0273049A
JPH0273049A JP1187612A JP18761289A JPH0273049A JP H0273049 A JPH0273049 A JP H0273049A JP 1187612 A JP1187612 A JP 1187612A JP 18761289 A JP18761289 A JP 18761289A JP H0273049 A JPH0273049 A JP H0273049A
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ペーター・ヘツテインガー
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クラウス‐ウルリツヒ・プリースター
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デイーター・フランツ
Dieter Voges
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、−最大 (式中R1及びR2はC1〜C4−アルキル基を意味し
、これらは結合して5員又は6員の環を形成してもよい
)で表わされる6−ジアルキルアミノプロピオニトリル
、次式 %式%() のビス−(2−シアノエチル)−エーテル及び所望によ
り次式 %式%) のエチレンシアンヒドリンを共通に製造するための新規
な方法に関する。
化合物(13ないしくI[l)は中間体として大いに重
要である。ジアルキルアミノプロピオニトリル(1)は
、殺菌剤、湿潤剤及び軟化剤の製造のために用いラレル
。ビス−(2−シアノエチル)−エーテル(n)は、例
えばセルロースフニスのタメの溶剤として重要であり、
粗製油からの芳香族化合物の抽出のために利用され、P
VC用軟化剤の製造のための中間体である。エチレンシ
アンヒドリン(1)は、染料、植物保護剤、医薬及びプ
ラスチックスの製造のための中間体として多方面の用途
を有する。
個々の生成物(1)、(II)及び(III)の製造は
公知である。3−ジアルキルアミノプロピオニトリル(
1)は、一般にアクリルニトリルへのジアルキルアミン
の付加により製造される( US−A 2459062
、US−A 2459088 )。こうしてニトリル(
r)は問題なしに得られる。
これに対しビス−(2−シアノエチル)−エーテル(I
I)を工業的に製造する場合には、一連の困難を克服し
なければならない化合物(It)は、塩基の存在下に1
分子の水が2分子のアクリルニトリル上に付加すること
により、次式により生成する 2 NC−CH”CH2+   H2O−NC−CH2
−c’H2−0−CH2−CH,−CN  (t)(I
I) しかしこの反応は褐色生成物の形成に導き、このものは
分離できないか極めて困難であり、生成物の価値を著し
く減少させる。この困難を除くために一連の方法が開発
されたが、全体として重大な欠点を伴っている。
DE−B 1189975には、アクリルニトリルを1
00〜400モル%過剰の水の存在下に反応させてエー
テル(II)を生成する方法が記載されている。この方
法においてアクリルニトリルは83%までしか変化しな
いので、これを蒸留により回収し、工程に返送しなけれ
ばならない。そのほかエーテル(I[)の精製には極め
て費用がかかる。なぜならば蒸留の際に、返送せねばな
らない画分が得られ、空時収量が小さいからである。
その結果この方法は不経済である。
US−A 2816130によれば、エーテル(II)
を製造するために少なくとも4:1のアクリルニトリル
/水のモル比が用いられる。この方法が収率が劣る(理
論値の50%)ために受入れられないことを無視しても
、同様に大量のアクリルニトリル水溶液を蒸留により仕
上げ処理せねばならない欠点を有し、これは(II)の
製造の従来法に同様に付随する欠点である。このアクリ
ルニトリル溶液の取扱い並びに蒸留仕上げ処理は、これ
らにより生じる追加の費用のほかに、アクリルニトリル
が毒物学上危険のないものでなく、更に蒸留の進行中に
重合する傾向を示す点で問題がある。
エチレンシアンヒドリン(III)を製造するためにハ
、ビス−(2−シアノエチル)−エーテル(II)の開
動が適している。このためにはエーテル(II)をJP
−A 81/85550に記載の方法により、120〜
200℃の温度で弱塩基例えばテトラエチルアンモニウ
ムアセテートの存在下に開動してエチレンシアンヒドリ
ン(III)及びアクリルニトリルを生成する。しかし
この方法では、重合する傾向を有するアクリルニトリル
を損失なしに回収することは著しく困難である。
DE−A 5522906によれば、エーテル(II)
をメタノラードと反応させてエチレンシアンヒドリン(
III)及び3−メトキシプロピオニトリルを生成する
ことができる。この方法は良好な収率を与えるが、この
場合は限られた用途しかない3−メトキシプロピオニト
リルが大量に得られる。
本発明の課題は、3−ジアルキルアミノプロピオニトリ
ル(I)及びビス−(2−シアノエチル)−エーテル(
II)を共通に製造するための方法であって、前記の欠
点及び不利がなく、特に過剰の又は未反応のアクリルニ
トリルの蒸留仕上げ処理を必要とせず、そして所望によ
りビス−(2−シアノエチル)−エーテル(II)から
のエチレンシアンヒドリン(l[[)の製造を、従来法
に付随する不利なしに可能にする方法を見出すことであ
った。
これに応じて本発明者らは、 (a)  アクリルニトリル及び水を塩基の存在下に反
応させて、アクリルニトリル、水及びビス−(2−シア
ノエチル)−エーテル(n)からの混合物を生成し、そ
の際塩基は無機塩基、四級窒素塩基又はこれらの混合物
であってよく、(b)  この混合物を約0〜50℃に
おいて一般式(式中R1及びR2は後記の意味を有する
)で表わされるジアルキルアミンと反応させて、水、ジ
アルキルアミノプロピオニトリル(1)及びビス−(2
−シアノエチル)−エーテル(It)からの混合物を生
成し、この混合物をその成分に分離し、そして (C)  所望により操作段階(b)で得られたエーテ
ル(II)又はこのエーテルの水溶液及び/又は操作段
階(a)又は(b)からのこのエーテルを含有する反応
混合物を、50〜150℃の温度においてジアルキルア
ミン収)と反応させて、3−ジアルキルアミノプロピオ
ニトリル(1)及びエチレンシアンヒドリンf[[l)
からの混合物を生成し、そして所望によりこの混合物を
その成分に分離することを特徴とする、 一般式 (式中R1及びR2はC1〜C4−アルキル基を意味し
、これらは結合して5員又は6員の環を形成、してもよ
い)で表わされる3−ジアルキルアミノプロピオニトリ
ル、次式 %式%() のビス−(2−シアノエチル)−エーテル及び所望によ
り次式 %式% のエチレンシアンヒドリンの共通製法を見出した。
操作段階(a)において、アクリルニトリルを水と式(
1)により反応させてビス−(2−シアノエチル)−エ
ーテルを生成する。この反応は塩基により触媒される。
塩基としては、一般にアルカリ金属水酸化物特に水酸化
ナトリウム及び−カリウム、アルカリ金属炭酸塩特に炭
酸ナトリウム及び−カリウム並びにアルカリ土類金属水
酸化物の水溶液が用いられる。特に好ましい塩基は、四
級アンモニウムヒドロキシド例えばテトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロ
キシド、テトラプロピルアンモニウムヒドロキシド、テ
トラブチルアンモニウムヒドロキシド、テトラプロピル
アンモニウムヒドロキシド、ジメチル−ビス−(ヒドロ
キシエチル)−アンモニウムヒドロキシド及びテトラキ
ス−(ヒドロキシエチル)−アンモニウムヒドロキシド
及びテトラキス−(ヒドロキシエチル)−アンモニウム
ヒドロキシドの水溶液である。長鎖アールキル基又はベ
ンジル基を有する四級アンモニウムヒドロキシド、又は
四級アンモニウムヒドロキシドと無機塩基との混合物も
使用できる。反応混合物中で相当するアンモニウム塩か
ら、アルカリ金属−又はアルカリ土類金属水酸化物の添
加により四級アンモニウムヒドロキシドを生成すること
も可能である。塩基は触媒量で用いることができ、化学
量論的量又は過剰量の使用も可能である。塩基を触媒量
で用いることが好ましく、アクリルニトリルに対する比
率は1〜0.001モル%%に1〜0.01モル%であ
る。
高い変化率及びビス−(2−シアノエチル)−エーテル
の高い収率を得るために、化学量論的量又は過剰量の水
を用いることができる。好ましくはアクリルニトリル1
モルにつキ0.5〜6.0モル特に有利には0.8〜2
モルの水が用いられる。不活性有機溶剤例えばジオキサ
ン、テトラヒドロフラン又はエチレングリコールジメチ
ルエーテルを添加することができる。
アクリルニトリル及び水の反応は、一般に塩基の存在下
に60〜150℃の温度で行われる。
選ばれた温度に応じて、この反応は大気圧(60〜85
°C)で又は固有圧下(80〜150℃)で行われる。
80〜150℃特に90〜140℃の温度が好ましい。
この反応を行うために、非連続的操作法も連続的操作法
も選ぶことができる。反応を非連続的に行う場合には、
大気圧下での操作が好ましいが、連続的操作においては
加圧操作法が好ましい。特に有利にはこの反応は高めら
れた圧力下で連続的に行われる。
この工程の連続的操作において、攪拌式反応器カスケー
ド又は好ましくは管状反応器が利用される。攪拌式カス
ケードを用いる場合には、滞留時間を15分ないし6時
間にすることができ、60分ないし6時間の滞留時間が
好ましい。
管状反応器中で反応を行う場合には、好ましくは2〜4
5分特に有利には6〜60分の反応混合物の滞留時間が
選ばれる。
非連続的反応において、一般にアクリルニトリルをあら
かじめ装入し、60〜70℃に加熱し、加熱しながら塩
基水溶液を加え、反応混合物を希望の変化率が達成され
るまで希望の反応温度に保持する。好ましくは非連続的
操作法でも連続的操作法でも、用いたアクリルニトリル
の60〜90重量%好ましくは70〜85重量%だけを
反応させてビス−(2−シアノエチル)−エーテルにす
る。なぜならばより高い変化率においては、加水分解反
応により副生物の生成の増加を考慮せねばならないから
である。
この方法により得られる反応混合物は、5重量%以下の
エチレンシアンヒドリンを含有しうる。
有価生成物である3−ジアルキルアミノプロピオニトリ
ルを収得するために、本発明によれば、アクリルニトリ
ル及びビス−(2−シアノエチル)−エーテル(If)
のほかに水及び少量のエチレンシアンヒドリンを含有す
る操作段階(a)からの反応混合物は、さらに仕上げ処
理することなしに操作段階(b)に用いられる。
操作段階(b)において、残ったアクリルニトリルを下
記式(2)によりジアルキルアミン(Iv)と反応させ
て3−ジアルキルアミノプロピオニトリル(1)を生成
する。
(I) このためには一般に操作段階(a)からの反応混合物を
、0〜50°C好ましくは15〜25°Cの温度で冷却
しながら好ましくはアクリルニトリルに対し1モル量の
ジアルキルアミン(Iv)を添加する。この条件下でア
クリルニトリルは短時間内に実際上定量的に反応してジ
アルキルアミノプロピオニトリル(1)になる。この操
作段階は非連続的に攪拌式反応器中で行うことができる
が、連続的に例えば攪拌式反応器カスケード又は好まし
くは管状反応器中で行うこともできる。
この工程のためには、同−又は異なる基R1及びR2を
有するすべてのC4〜C4−ジアルキルアミンが適して
いる。例えばジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロ
ピルアミン、ジイソプロピルアミン、メチルエチルアミ
ン、ジブチルアミン及びジイソブチルアミンがあげられ
る。R1及びR2が一緒になって5員又は6員の環を形
成する二級アミンを用いることもできる。ジメチルアミ
ン及びジエチルアミンが好ましく用いられる。
ジアルキルアミン(IV)は希釈されていない形(ガス
状又は液状)で、並びに溶液好ましくは水溶液の形で利
用できる。
反応混合物を仕上げ処理するために、好ましくは次のよ
うに操作する。3−ジアルキルアミノプロピオニトリル
(I)を水及び副生物であるエチレンシアンヒドリン(
I[l)と−緒に、例えば薄層蒸発器を用いて分離する
。続いて残留する高沸点混合物を希薄無機酸で中和し、
これからビス−(2−シアノエチル)−エーテル([1
を減圧下に分別蒸留することにより単離する。
本発明方法の特別の利点は、3−ジアルキルアミノプロ
ピオニトリル(1)のほかに、ビス−(2−シアノエチ
ル)−エーテル(II)の代わりにエチレンシアンヒド
リン(DI)が得ることができる手段で容易に変化させ
うろことである。
本発明方法のこの態様において、操作段階(a)又は(
b)の反応混合物中に存在するビス−(2−シアノエチ
ル)−エーテル(It)をあらかじめ単離することなし
に、約50〜150℃の温度範囲で下記反応式(3)に
よりジアルキルアミン(転)と反応させて、6−ジアル
キルアミノプロピオニトリル(1)及びエチレンシアン
ヒドリン(III)にする。
操作段階(a)からの反応混合物をこの操作段階に用い
る場合には、その中に含有されるアクリルニトリルはエ
ーテルアミツリシスの条件下で、そしてこれに伴って反
応式(2)によりジアルキルアミン(転)と反応して3
−ジアルキルアミノプロピオニトリルになる。純粋なビ
ス−(2−シアノエチル)−エーテル(n)又はこれを
含有する溶液をこの操作段階に出発物質として利用でき
ることはもち論である。
ビス−(2−シアノエチル)−エーテル(n)の1モル
につき一般に1〜3モル好ましくは1〜1.5モルのジ
アルキルアミン(財)が用いられる。
反応混合物がなおアクリルニトリルを含有する場合には
、アクリルニトリルと反応して3−ジアルキルアミノプ
ロピオニトリル(I)を生成するために必要な追加量の
ジアルキルアミン(財)を添加する。ジアルキルアミン
(P/)としては、操作段階(b)であげたすべてのジ
アルキルアミンを、希釈しないで並びに溶液の形で好ま
しくは水溶液として利用することができる。好ましいジ
アルキルアミン(財)は、ジメチルアミン及びジエチル
アミンである。
エーテル(n)のアミツリシスはすでに約50℃の温度
で起こる。しかしこの温度範囲における反応速度は、5
時間以上の反応時間を要するほど低い。従って一般に5
0℃以上の温度で好ましくは150℃以下の温度範囲、
さらに好ましくはao−1=t6o℃特に100〜16
0℃の温度範囲で反応を行う。150℃より高い温度を
用いることも可能であるが、さらに利益が生じ、ない。
この反応は非連続的に攪拌式反応器中で、又は連続的に
攪拌式反応器カスケード又は管状反応器中で、大気圧又
は高められた圧力において行うことができる。
特に好ましくは、操作段階(a)からの反応混合物を前
記の温度範囲特に100〜160℃及び0.5〜45分
特に有利には0.5〜5分の滞留8時間で、管状反応器
中で連続的に高められた圧力において反応させる。
この場合多くの操作法が可能である。
一般に操作段階(a)又は(b)からの反応混合物を0
〜60℃好ましくは15〜25℃に冷却し、この反応混
合物に相当するジアルキルアミン(IV)を加える。ビ
ス−(2−シアノエチル)−エーテル(II)のアミツ
リシスも、これに伴う残ったアクリルニトリルからの3
−ジアルキルアミノプロピオニトリルの生成も発熱的に
進行するので、ジアルキルアミン(財)の添加の際に反
応混合物の温度は自動的に希望の反応温度に高まる。完
全な変化率に必要な滞留時間を0.5〜45分に短縮す
るために、反応混合物をジアルキルアミン制の添加後に
まず50〜80°Cに加熱することが好ましい。この反
応は生成する反応熱自体によって進行状態に保持される
この操作法において、反応混合物(a)又は(b)を冷
却し、そしてアミン(八ツの添加後に反応混合物を熱交
換器中で再加熱することができる。
反応混合物にアミンW)を添加することにより生じる温
度上昇は、もち論アミンの添加様式に依存する。例えば
40重量%ジメチルアミン水溶液を添加する場合は、遊
離する反応熱は反応混合物を希望の反応温度に加熱する
ために必要な熱量にほぼ相当する。これに対し希釈され
ていない液体ジメチルアミンを添加する場合は、希望の
温度範囲を超えるならば、冷却装置を用いて反応器中で
又は反応器上で熱をさらに除去しなければならない。
さらに操作段階(a)又は(b)からの反応混合物に、
これをあらかじめ冷却しないでアミン(転)を加えるこ
とも可能である。この操作法を操作段階(a)からの反
応混合物に利用する場合は、過剰の反応熱を冷却により
除去しなければならないことは当然である。
エーテルの開動は、一般に50〜150°C好ましくは
80〜150°Cの温度で行われる。この反応は非連続
的に攪拌式反応器中で、又は連続的に攪拌式反応器カス
ケード又は管状反応器中で、大気圧又は高められた圧力
において行うことができる。特に好ましくは操作段階(
a)からの反応混合物を、50〜150℃特に有利には
100〜130°Cの温度及び0.5〜45分特に有利
には0.5〜5分の滞留時間で、連続的に高められた圧
力において管状反応器中で反応させる。
反応混合物は常法によりその成分に分離することができ
る。反応混合物はきわめて少量の不純物しか含有しない
ので、所望により更に精製することなく、さらに加工す
ることができる。
例えば反応混合物中に含有される化合物である6−ジア
ルキルアミノプロピオニトリル(1)及びエチレンシア
ンヒドリン(I[I)を、−緒に水素化段階において水
素化して相当するアミンにするか、あるいは強い無機塩
基により加水分解して相当するカルボン酸塩にすること
が可能である。
この方法により、6−ジアルキルアミノプロピオニトリ
ルのほかにエチレンシアンヒドリン+III)を良好な
収率で得ることができる。
実施例1 アクリルニトリル600g(11,3モル))ζ、70
’Cで45分間かけて、テトラキス−(ヒドロキシエチ
ル)−アンモニウムヒドロキシド5゜01 (0,02
4モル)及び水163 fj (9,0−E−ル)から
の溶液を加えた。続いてこの混合物を80〜86℃で4
5分間攪拌した。
得られた混合物を15〜20℃に冷却したのち、これに
冷却しながら40%ジメチルアミン水溶液260 i 
(2,3モル)を混合し、15分間攪拌した。
こうして得られた生成物混合物から、薄層蒸発器を用い
て90℃の温度及び4ミリバールの圧力で、水、6−シ
スチルアミノプロビオニトリル及びエチレンシアンヒド
リンからの混合物を分離し、続いて分留によりその成分
に分離した。薄層蒸発器の底液中に残留する高沸点液体
を、希硫酸でpH6となし、続いて減圧下に分留した。
125〜140℃(圧カニ6ミリバール)の沸騰範囲に
おける分画を集めた。
収率(対アクリルニトリル)ニ ア4.8% ビス−(2−シアノエチル)−エーテル 13.8% 3−ジメチルアミノプロピオニトリル76
% エチレンシアンヒドリン 実施例2 アクリルニトリル954.!i+(18モル)に、70
℃で45分間かけて、水2611(14,5モル)中の
テトラキス−(ヒドロキシエチル)−アンモニウムヒド
ロキシド1.85 !i(0,O09モル)及び水酸化
ナトリウム0.5 g(0,0075モル)の溶液を滴
加した。続いてこの混合物を攪拌しながら75分間沸騰
加熱した。
得られた反応混合物は、ガスクロマトグラフ定量分析に
よれば、16%のアクリルニトリル(変化率ニア96%
L5.6%のエチレンシアンヒドリン及び68%のビス
(2−シアノエチル)−エーテル(選択率: 93.2
%)を含有していた。
この混合物K、15〜20’Cに冷却しながら40重量
%ジメチルアミン水溶液1536g(13,7モル)を
加えた。こうして得られた混合物689Iを80℃に加
熱し、この温度で50分間攪拌した。
反応の終了後、ガスクロマトグラフ定量分析によれば3
5.1%の3−ジメチルアミノプロピオニトリル、18
%のエチレンシアンヒドリン及ヒ1.4%のビス−(2
−シアノエチル)−エーテルを含有する混合物が得られ
た。エチレンシアンヒドリン及び6−ジメチルアミノプ
ロピオニトリルの全収率は、用いたアクリルニトリルに
対し93.6%であった。
水をシクロヘキブンとの共沸蒸留により生成物混合物か
ら除去したのち、減圧下に分留した。
収率(対アクリルニトリル、): 492% 3−ジメチルアミノプロピオニトリル36.
3% エチレンシアンヒドリン 実施例3 23m1容の管状反応器に、130’Cの温度及び6バ
ールの圧力で、毎時46.4 ml (0,71モル)
のアクリルニトリル、並びに0.2817 (0゜00
13モル)のテトラキス−(ヒドロキシエチル)−アン
モニウムヒドロキシド及ヒ23.3g(1,3モル)の
水からの溶液をポンプ導通した。
反応混合物400gに、20℃で冷却しながら40重量
%ジメチルアミン水溶液263.9(2,3モル)を加
え、80℃で1時間攪拌した。
この生成物混合物を、実施例2と同様に仕上げ処理した
収率(対アクリルニトリル): 44.8% 3−ジメチルアミノプロピオニトリル37
.6% エチレンシアンヒドリン 実施例4 アクリルニトリルを実施例2と同様に反応さセテ、エチ
レンシアンヒドリン及びビス−(2−シアノエチル)−
エーテルとなし、次いで得られた混合物に40%ジメチ
ルアミン水溶液な加えた。
こうして得られた混合物689!iを、130℃の温度
、10バールの圧力及び1分間の平均滞留時間で23m
1容の管状反応器にポンプ導通した。
収率(ガスクロマトグラフ定量分析による対アクリルニ
トリル): 57 % 3−ジメチルアミノプロピオニトリル392
% エチレンシアンヒドリン 実施例5 アクリルニトリル212g(4モル)に、70℃で水5
8.9 (3,2モル)中の、テトラキス−(ヒドロキ
シエチル)−アンモニウムヒドロキシ)’ 1.7 g
(0,008モル)の溶液を加えた。
続いてこの混合物を82℃で1時間攪拌した。
反応混合物を5℃に冷却し、液体ジメチルアミン99 
g(2,2モル)を冷却しながら加え、生成した混合物
を、130″C及び3分間の平均滞留時間で2.2 m
l容の管状反応器にポンプ導通した。
この反応混合物を分留により仕上げ処理した。
収率(対アクリルニトリル): 48.9% N、N−ジメチルアミノプロピオニトリル
33.8% エチレンシアンヒドリン 実施例6 315m1及び320m1の容積を有する2個のガラス
製オートクレーブから成るカスケードに、85℃の温度
及び6バールの圧力で強力に攪拌しながら、毎時706
.2m1(10,8モル)ノアクリルニトリル、並びに
4.35 ji (0,021モル)のテトラキス−(
ヒドロキシエチル)−アンモニウムヒドロキシド及ヒ1
49.4 g(8,3モル)の水からの溶液をポンプ導
通し、続いて大気圧に放圧した。
この混合物を熱交換器に導通し、20℃の温度で毎時5
41.9 (7,4モル)のジエチルアミンを加え、7
0〜85℃の温度に再び加熱した。
熱交換器から出て来たのちの反応混合物を、もう一つの
カスケード中に70〜85℃でさらに1時間保持した。
この反応混合物を分留により仕上げ処理した。
収率(対アクリルニトリル): 52.3% 3−ジエチルアミノプロビオニトリル28
.6% エチレンシアンヒドリン 実施例7 23m1容の管状反応器に、100°Cの温度及び10
バールの圧力で、毎時114m1(92,39; 1.
74モル)のアクリルニトリル、並びに29、29 (
1,6モル)の水中の0.48 g(0,004モル)
のテトラキス−(2−ヒドロキシエチル)−アンモニウ
ムヒドロキシドの溶液をポンプ導通し、続いて熱交換器
中で20°Cに冷却した。これに連続的に199.8m
l/h (177゜8 g/h )の40%ジメチルア
ミン水溶!(71、19; 1.58モルのジメチルア
ミンに相当する)を加え、この混合物を、8.5 ml
の容積を有する第2の管状反応器中で130°Cの温度
、10バールの圧力及び1.5分間の平均滞留時間で反
応させた。
この反応混合物を、実施例2と同様に仕上げ処理した。
収率(対アクリルニトリル): 38% エチレンシアンヒドリン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)アクリルニトリル及び水を塩基の存在下に反応さ
    せて、アクリルニトリル、水及びビス−(2−シアノエ
    チル)−エーテル(II)からの混合物を生成し、その際
    塩基は無機塩基、四級窒素塩基又はこれらの混合物であ
    つてよく、 (b)この混合物を約0〜50℃において一般式▲数式
    、化学式、表等があります▼(IV) (式中R^1及びR^2は後記の意味を有する)で表わ
    されるジアルキルアミンと反応させて、水、ジアルキル
    アミノプロピオニトリル( I )及びビス−(2−シア
    ノエチル)−エーテル(II)からの混合物を生成し、こ
    の混合物をその成分に分離し、そして (c)所望により操作段階(b)で得られたエーテル(
    II)又はこのエーテルの水溶液及び/又は操作段階(a
    )又は(b)からのこのエーテルを含有する反応混合物
    を、50〜150℃の温度においてジアルキルアミン(
    IV)と反応させて、3−ジアルキルアミノプロピオニト
    リル( I )及びエチレンシアンヒドリン(III)からの
    混合物を生成し、そして所望によりこの混合物をその成
    分に分離することを特徴とする、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中R^1及びR^2はC_1〜C_4−アルキル基
    を意味し、これらは結合して5員又は6員の環を形成し
    てもよい)で表わされる6−ジアルキルアミノプロピオ
    ニトリル、次式 NC−CH_2−CH_2−O−CH_2−CH_2−
    CN(II)のビス−(2−シアノエチル)−エーテル及
    び所望により次式 HO−CH_2−CH_2−CN(III) のエチレンシアンヒドリンの共通製法。
JP1187612A 1988-07-23 1989-07-21 3―ジアルキルアミノプロピオニトリル、ビス―(2―シアノエチル)―エーテル及び所望によりエチレンシアンヒドリンの共通製法 Pending JPH0273049A (ja)

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