JPS6228668Y2 - - Google Patents

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JPS6228668Y2
JPS6228668Y2 JP9256382U JP9256382U JPS6228668Y2 JP S6228668 Y2 JPS6228668 Y2 JP S6228668Y2 JP 9256382 U JP9256382 U JP 9256382U JP 9256382 U JP9256382 U JP 9256382U JP S6228668 Y2 JPS6228668 Y2 JP S6228668Y2
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JP
Japan
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hardened
chromium
chromium oxide
main shaft
support shaft
Prior art date
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JP9256382U
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JPS58193020U (ja
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車等の排気ブレーキ装置に関し、
特に排気流通孔を開閉するため内装した弁部材に
連着した幹軸或いは支軸と、該幹軸或いは支軸部
との軸受との相互の構造の改良に関するものであ
る。従来のこのような相互の構造としては、例え
ば周面に単にクローム鍍金膜による硬化周面を形
成した幹軸或いは支軸構造と、一方青銅又は燐青
銅材等からなる軸受構造をもつて構成していたに
過ぎなかつた。
しかしながら、単にクローム鍍金膜のみにより
構成された硬化周面に発生したピンホール及びヘ
アークラツクによつて、軸受側の内周面に、使用
時に際しての熱気状態下で、しかも絶えず繰返し
行われる摺動又は揺動による可動につれてしばし
ばカジリ傾向が発生し、概して短期間に摩耗によ
る相互のガタを生ぜしめて制動機能を低下すると
ともに作動騒音を誘発する等の問題を有するもの
であつた。
本考案の目的は上記した問題を極めて簡易な処
理により効果的に解決した排気ブレーキを提供す
ることで、耐摩耗性、鋼肌表面への結合力、被覆
層自体の靭性と緻密性、更に極めて小さい摩耗係
数等の特性を有する幹軸或いは支軸と軸受との相
互の構造としたもので、以下本考案の実施例を第
1図及び第2図について詳述すれば、排気流通孔
2が貫設されたブレーキ装置のケース本体1は、
内部に該流通孔を開閉するよう外部よりの力によ
り摺動又は揺動自在に幹軸4或いは支軸5と連着
して可動する板状弁部材3を内装してなるもので
ある。この幹軸4或いは支軸5の周面に、タフト
ライド処理による硬化面若くは予め施したクロー
ム鍍金膜上へのクローム酸溶液を焼成して変換し
た酸化クロームの該鍍金膜への含浸に伴う薄膜状
からなる酸化クロームによる硬化被膜面6を形成
し、一方、ケース本体1側の幹軸4或いは支軸5
部との軸受7には、少なくとも内周表面に酸化ク
ロームによつて化学結合されたSiO2、Cr2O3及び
Al2O3からなる組成を有するセラミツクの硬化被
覆層8を被着して軸受面を構成してなるものであ
る。
上記したタフトライド処理による硬化面につい
ては通常の処理方法によるものであるが、酸化ク
ロームによる硬化被膜面6の形成に際しては、予
めクローム鍍金膜を施した幹軸4或いは支軸5を
比重1.3以上のクローム酸溶液中に少なくとも40
分以上に亘り浸漬せしめ、前記クローム鍍金膜へ
の含浸処理を行わしめて、しかる後に幹軸4或い
は支軸5を取り出し、好ましくは温度200℃乃至
700℃、時間20分以上に亘つて加熱処理を行い、
このような含浸処理と加熱処理とを繰返すことに
よつてクローム鍍金膜上にクローム酸溶液の焼成
変換した薄膜状からなる酸化クロームの緻密な硬
化被膜面6を形成してなるものである。
一方硬化被覆層8の被着に際しては、可溶性ク
ローム化合物の濃水溶液(例えばH2CrO4)に珪石
(SiO2)、酸化クローム(Cr2O3)及び溶融アルミ
ナ(α−Al2O3)等からなる微粉末を添加し、更
に少量のカオリン或いは粘土を加えて充分に撹拌
混合した懸濁液中に前記軸受7を浸漬するか、或
いは刷毛塗布するか、又はスプレー等により塗着
せしめ、次いで一時乾燥した後にこの塗着部を
320℃以上の加熱処理を施すことによつて、微粒
子相互及び鋼肌表面に介在するクローム酸化物が
各組成物と化学結合して硬化した前記特性を有す
るセラミツクの硬化被覆層8を構成してなるもの
である。
なお、硬化被覆層8の組成比は、好ましくは
SiO2が15%乃至25%、Cr2O3が30%乃至35%、
Al2O3が35%乃至45%の範囲に、又層厚を約0.02
m/m乃至0.7m/mの範囲にすることが望まし
いところである。
以上の通り、タフトライド処理による硬化面若
くは酸化クロームによる硬化被膜面6と被着した
セラミツクによる硬化被覆層8とをもつて相互の
構造を構成してなるため、ピンホール及びヘアー
クラツクのみない相互の対接周面構造と、更に
Cr2O3の使用による他のセラミツク材に比して鋼
肌表面への結合力、被覆層自体の靭性及び浸漬或
いは塗着に関連して緻密性の優れた状態をもつて
硬化被覆層8を構成することとなるため、使用時
の絶えず繰返し行われる摺動又は揺動による可動
に際してもカジリ傾向等の憂いが全くなく、従つ
て長期間に亘つて摩耗、制動機能の低下及び作動
騒音を防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る排気ブレーキ
装置の要部を示す一部切欠き断面図、第2図は他
の実施例に係る同上要部を示す一部切欠き断面図
である。 1……ケース本体、4……幹軸、5……支軸、
6……タフトライド処理による硬化面若くは酸化
クロームによる硬化被膜面、7……軸受、8……
セラミツクの硬化被覆層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気流通孔を貫設したケース本体の内部に、該
    流通孔を開閉するため幹軸或いは支軸に連着して
    摺動自在又は揺動自在に可動する板状弁部材を内
    装してなる排気ブレーキの構造において、前記幹
    軸4或いは支軸5の周面をタフトライド処理によ
    る硬化面、若くは予め施したクローム鍍金膜上へ
    のクローム酸溶液を焼成して変換した酸化クロー
    ムの該鍍金膜への含浸に伴う薄膜状からなる酸化
    クロームによる硬化被膜面6の構造とし、一方ケ
    ース本体1側の幹軸4或いは支軸5部との軸受7
    の少なくとも内周表面に、酸化クロームによつて
    化学結合されたSiO2、Cr2O3及びAl2O3からなる
    組成を有するセラミツクの硬化被覆層8を被着し
    て構成せしめてなることを特徴とする排気ブレー
    キ装置。
JP9256382U 1982-06-21 1982-06-21 排気ブレ−キ装置 Granted JPS58193020U (ja)

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JP9256382U JPS58193020U (ja) 1982-06-21 1982-06-21 排気ブレ−キ装置

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Publication Number Publication Date
JPS58193020U JPS58193020U (ja) 1983-12-22
JPS6228668Y2 true JPS6228668Y2 (ja) 1987-07-23

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