JPS6245116Y2 - - Google Patents

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JPS6245116Y2
JPS6245116Y2 JP9256682U JP9256682U JPS6245116Y2 JP S6245116 Y2 JPS6245116 Y2 JP S6245116Y2 JP 9256682 U JP9256682 U JP 9256682U JP 9256682 U JP9256682 U JP 9256682U JP S6245116 Y2 JPS6245116 Y2 JP S6245116Y2
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JP
Japan
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impeller
coating layer
cooling water
rotating shaft
corrosion
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JP9256682U
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JPS58193098U (ja
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Chemically Coating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車機関にあつて、該機関に取付け
られる冷却水循環ポンプのインペラー構造の改良
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のインペラーの構造としては第3
図に示すように、鋼肌周面を有する回転支軸11
の先端部に、例えば鋳造肌による背面に複数の翼
片13を一体に突設したインペラー部材12を固
着して構成していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のインペラー構
造にあつては、単に鋼肌周面を有する回転支軸1
1と、鋳造肌によるインペラー部材12とからな
るため、長期の使用によつて発錆による水垢を生
ぜしめることとなり、又、鋳造肌による表面での
粗面状態と、車輌走行中の急激な増速、減速の繰
返しとに伴いインペラー部材12でのキヤビテー
シヨンを誘発して、該インペラー部材に損耗を招
き、送水能力低下の一因をなす等の問題を有する
ものであつた。
本考案は上記したこれら従来の問題を極めて効
果的に解決するため、冷却水中に位置する前記回
転支軸の周面及びインペラー部材の表面の少なく
とも一方に、金属素地肌への結合力及び緻密性に
富み、且つ優れた耐摩耗性と滑らかな表面状態と
を有するセラミツクの被覆層を被着することによ
り、長期の使用にあつても剥離、亀裂等がなく、
該被覆層の特性によつて発錆による水垢の生ずる
憂いをなくし、同時に耐摩耗性と滑らかな表面状
態によつてインペラー部材でのキヤビテーシヨン
の誘発を防止して送水能力の低下のないインペラ
ーを提案することを目的とするものである。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は、背面側に複数の翼片を一体に突設
し、且つその中央部の軸芯孔をもつて回転支軸の
先端部に固着してなるインペラーの構造におい
て、前記回転支軸の周面、及びインペラー部材の
表面の少なくとも一方に、酸化クロムによつて化
学結合されたSiO2、Cr2O3及びAl2O3からなる組
成を有するセラミツクの耐食・硬化被覆層を被着
して構成した自動車機関における冷却水循環ポン
プ用インペラーを要旨とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
れば、第1図は本考案の自動車機関における冷却
水循環ポンプ用インペラーの正面図、第2図は第
1図A−A線の一部切欠きによる断面図であつ
て、1は周面1′を有する回転支軸であり、その
先端部に背面側に複数の翼片3を一体に突設した
インペラー部材2をその軸芯孔部をもつて固着し
てなるものである。4は前記回転支軸1の周面
1′及びインペラー部材2の表面2′の少なくとも
一方に、酸化クロムによつて化学結合された
SiO2、Cr2O3及びAl2O3からなる組成を有して被
着したセラミツクの耐食・硬化被覆層である。
尚、該耐食・硬化被覆層の組成比としては、前
記特性、即ち結合力、緻密性、耐摩耗性及び滑ら
かな表面状態とに関連して、SiO215重量%乃至
25重量%、Cr2O330重量%乃至50重量%、
Al2O335重量%乃至45重量%のそれぞれの範囲
に、又層厚を約0.02m/m乃至0.3m/mの範囲と
することが好ましい。
〔作用〕
本考案は、このように構成されているため、そ
の被着に際して、可溶性クロム化合物の濃水溶液
(例えばH2CrO4)に珪石(SiO2)、酸化クロム
(Cr2O3)及び溶融アルミナ(α−Al2O3)等からな
る微粉末を添加し更に少量のカオリン或いは粘土
を加えて充分に撹拌混合した懸濁液への浸漬或い
は該懸濁液の塗着と、その後の約320℃以上の低
温度での加熱処理とによつて、微粒子相互及び金
属素地肌表面に介在するクロム酸化物による各組
成物と化学結合してなる前記特性を有する耐食・
硬化被覆層4を簡易に形成することとなり、ま
た、Cr2O3の使用により特に他のセラミツク材に
比して金属素地肌への結合力に富み、且つ前記浸
漬或いは塗着に関連して緻密性に優れた状態で、
しかも耐摩耗性と滑らかな表面状態をもつて構成
することとなる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案による自動車機関に
おける冷却水循環ポンプ用インペラーは、前記特
性を有する耐食・硬化被覆層4の被着をもつて構
成されるため、長期に使用してもその結合力と緻
密性とによつて剥離、亀裂がなく、冷却水中に位
置する回転支軸1及びインペラー部材2での発錆
による水垢の生ずる憂いをなくすことができ、同
時に耐摩耗性と滑らかな表面状態とによつてイン
ペラー部材2でのキヤビテーシヨンの誘発を防止
でき、送水能力の低下をみることなく充分にポン
プ効率の向上を計ることができる極めて有用な自
動車機関における冷却水循環ポンプ用インペラー
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す自動車機関に
おける冷却水循環ポンプ用インペラーの正面図、
第2図は第1図A−A線の一部切欠き断面図、第
3図は従来例のインペラーの一部切欠き縦断面図
である。 1……回転支軸、1′……周面、2……インペ
ラー部材、2′……表面、4……耐食・硬化被覆
層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 背面側に複数の翼片を一体に突設し、且つその
    中央部の軸芯孔をもつて回転支軸の先端部に固着
    してなるインペラーの構造において、前記回転支
    軸1の周面1′、及びインペラー部材2の表面
    2′の少なくとも一方に、酸化クロムによつて化
    学結合されたSiO2、Cr2O3及びAl2O3からなる組
    成を有するセラミツクの耐食・硬化被覆層4を被
    着して構成したことを特徴とする自動車機関にお
    ける冷却水循環ポンプ用インペラー。
JP9256682U 1982-06-21 1982-06-21 自動車機関における冷却水循環ポンプ用インペラ− Granted JPS58193098U (ja)

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JP9256682U JPS58193098U (ja) 1982-06-21 1982-06-21 自動車機関における冷却水循環ポンプ用インペラ−

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JP9256682U JPS58193098U (ja) 1982-06-21 1982-06-21 自動車機関における冷却水循環ポンプ用インペラ−

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Publication Number Publication Date
JPS58193098U JPS58193098U (ja) 1983-12-22
JPS6245116Y2 true JPS6245116Y2 (ja) 1987-12-01

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ID=30100591

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9256682U Granted JPS58193098U (ja) 1982-06-21 1982-06-21 自動車機関における冷却水循環ポンプ用インペラ−

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JPH0335913Y2 (ja) * 1985-10-29 1991-07-30

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JPS58193098U (ja) 1983-12-22

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