JPS62286498A - 洗たく機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は強固な汚れ１例えば白ソックスのどろ汚れ１作
業用軍手のどろ、油汚れ、ぞうきん、更に作業用臼の上
下つなぎ服等のしつこい汚れをきれいに洗い落すものに
関する。

〔従来の技術〕

従来の洗たく機に於て、機械的洗たく作用の主体である
羽根の外周と洗たく槽壁との間には大きな距離があるの
が一般的であった（特開昭５８−１４１１７９号）、こ
のため布が羽根面から離れて存在する場合が多（羽根が
布に与える機械作用が少なく軽い汚れや一般的に落ち易
い汚れの洗たくに対しては十分であるが、日常洗たくす
る家庭の主婦が最も頭を悩ます量は少ないが強固な汚れ
、例えば白ソックスのつま先、かかとのどろ汚れ２作業
用軍手のどろ、油汚れ、更にぞうきん、白の作業用つな
ぎ服といったしつこい汚れ物に対する汚れ落ちは悪く、
一般的には手間や労力をかけてこれらの汚れを手洗いし
ているのが現状である。また近年の衣類の多様化、デリ
ケート化により、洗たくによる布傷みと絡み軽減の傾向
もあり、従来羽根を比較的高い回転数で長時間連続回転
させる渦巻式洗たく機から、羽根を比較的低い回転数に
より短サイクルで正逆転させる方式の洗たく機が主流と
なって来ており、この羽根回転数の低下による汚れ落ち
の低下が一般的であるものが現状である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

これら従来の洗たく機は普通の汚れを対象とするもので
洗たく機の洗たく作用の主因である羽根の回転による洗
たく物への機械作用（摩擦、衝撃。

屈伸、ねじり等）は強固なひどい汚れに対しては充分で
はない。

本発明の目的は、一般的に量は少ないが汚れ落ちの悪さ
で不満の多い強固な汚れ、例えば白ソックスのどろ汚れ
２作業用軍手のどろ、油汚れ、更にぞうきん、白い作業
用つなぎ服等のしつこい汚れを従来のように手間や労力
をかけて手洗いすることなく、洗たく機で効果的に汚れ
を落とすことにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、洗たく作用の主体である、羽根と衣類とを
できる限り多くの回転及び長い時間、押圧を加えながら
接触させ、羽根により衣類に対して摩擦、屈伸、衝撃等
の機械作用を加えることにより達成される。

〔作用〕

つまり従来の洗たく機に於ては、洗たく槽底に配された
羽根に対し、洗たく水位は槽底から高さ２００ｍｍ以上
、また羽根外周と槽壁間の距離も５０ＩＩＩｍ以上であ
るのが一般的であるため１例えばソックスや作業用軍手
等を洗たくする際、これら洗たく物は洗たく水中を回転
する羽根の水流により浮遊しながら極めて少ない頻度で
しかも浮力に　゛より軽い圧力でしか羽根と接触せず、
また、他の衣類と一緒に洗たくした場合は、この衣類の
中に入り込んでしまい、羽根との接触回数は更に少なく
なり、汚れ落ちも更に低下する。また従来の洗たく機で
衣類と羽根との接触回数を増すため、水位を極めて低い
状態１例えば羽根上端面が隠れる程度にした洗たくをす
るのも効果的であるが、前述のようしこ羽根外周と槽壁
間に一定の距離があるため１羽根の回転による遠心力に
より羽根外周に追やられた衣類は、この部分に留まって
しまい。

逆に羽根と殆んど接触を断たれてしまい、洗たくの効果
が消失する。

従ってこれらの欠点を解消して本発明の目的を達成させ
るには、洗たくの際に衣類と羽根とを効果的に圧力を加
えながらできるだけ多くの回数接触させ、しかも衣類が
常に羽根の回転により摩擦。

屈伸、衝撃等の機械作用を受けるよう、常時羽根の表面
に存在し続けるため、衣類の水平方向の移動を制限する
、羽根と共に回転しない囲いを形成すれば良い。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を二槽式洗たく機に適用した例で
説明する。

第１図に於て、洗たく機の外殻を形成する外枠１の内部
に、洗たく槽２と水受槽３が並設され、外枠１の下方に
本体ベース４．外枠１の上方に全体の制御を司る制御パ
ネル５が構成されている。

第２図に於て、本体ベース４に洗たくモータ６が防振支
持され、その上方には駆動プーリ７が軸支持されている
。一方、洗たく槽２の底部中央には、規定の減速比を有
する減速機８がその上方に羽根９及び下方に従動プーリ
１０を回転自在に軸支持し、シール１１及び固定ネジ１
２により水封固定されており、更に従動プーリ１０と駆
動プーリ７は、伝達ベルト１３により連結され、洗たく
モータ６の回転が、駆動プーリ７と従動プーリ１０との
プーリ径の比率及び、減速機８の減速比とにより減速さ
れて羽根９に伝達され、洗たく作用が行なわれる。

一方法たく槽２の底部中央は図に示すように、羽根９の
外周に近接して凹部１４が主羽根１５の上端近傍までの
範囲で形成され、その内周壁には第３図に示すよう多数
の内側へ突出する縦リブ１６が形成されている。この凹
部１４の上下方向高さＨは、日本の平均家庭４人の１日
当りの強固汚れ物の量、又主羽根１５の高さ等により上
下方向に調節される。

実際に少量で強固な汚れ物の洗たくを行う場合、第２図
の凹部１４の上端程度まで水を給水する。

この水位高さは１強固な衣類がほぼ浸る程度である。こ
こで洗たくモータ６の起動−停止の制御は、図示しない
が自動タイマー及び圧力スイッチ□により成される。即
ち、第４図に示すように、制御パネル５に設けられた圧
力スイッチと連動した水位切換つまみ１７をまわして洗
たく水位を選び、自動タイマ一つまみ１８をセットする
ことにより、自動的に第１図に示す給水電磁弁１６が作
動して給水が開始され、セットした水位に達すると圧力
スイッチが作動し、洗たくが開始される。勿論圧力スイ
ッチの作動圧は、従来よりも高感度としより低い水位に
て作動可能であることは言うに及ばない。

今、洗たくの動作を説明すると、洗たくする衣類及び洗
剤を凹部１４内に投入し、水位切換つまみ１７を極低水
位に設定し、自動タイマ一つまみ１８をセットする。こ
れにより、水は凹部１４上端まで給水され、規定の起動
−停止サイクルで洗たくが開始される・従来の洗たく機
では主羽根１５の回転時の遠心力により洗たく槽２底部
の側壁面に追やられ、主羽根１５との接触は断たれてし
まうが１本発明によれば主羽根１５外周に近接した凹部
１４がこれを阻止し、衣類はほぼ球形状になり主羽根１
５と凹部１４内周壁の縦リブ１６双方からある圧力を受
けながら摩擦、屈伸、衝撃等の機械作用を受け、常に羽
根９の表面に存在し続ける。従って従来の洗たく作用に
比べ、汚れを落とすための機械作用の効果は格段に向上
する。

第５図に従来の洗たく機と１本発明の洗たく機による洗
浄性能の実験結果を示す。水量、洗剤濃度等の諸条件は
同一である。）この結果からも、本発明の汚れを落とす
効果がいかに向上しているかが分かる。

また本発明の効果を更に助長するため、洗たくの前準備
として、汚れた衣類を高濃度の洗剤中にひたして置く付
は置き洗いに対しても凹部１４が水量の目安部として活
用でき、大幅な節水にもなる。この際、水の代わりに４
０℃前後の温湯を使用すれば効果は更に向上する。

また、これまで強い汚れの衣類に適していることのみ強
調−して来たが、軽い汚れのハンカチ等でも洗たく時間
を短かくすることによって洗うことができるのは勿論で
ある。このときは、この凹部がミニ洗浄槽の役目をなす
ことになる。

羽根の回転数を変換してゆっくりまねずことと組合わせ
ることによりこのミニ洗浄槽として利用すればどんな小
物でも洗えることになる利点も有する。また、少量の洗
たく物を対象としてミニ洗浄槽としてのり付けに利用し
たりつけ置き洗いの浸漬槽にも利用できる。さらにこの
凹部は洗たく槽底の補強剛性アップリングの働きもｌ’
ｔｆ効果も有する。

また本発明の適用は１羽根９の形状については規定がな
く、第６図のような平板状の羽根等、回転する羽根であ
れば全てに適用できるため、非常に広範囲に適用可能で
ある。

以上本発明は、実施例を自動二槽式の洗たく機で説明し
て来たが、非自動式の二槽底洗たく機。

一槽底の全自動洗たく機での効果も全く同様である。

〔発明の効果〕

以上述べて来たように本発明によれば、洗たく作用の主
因である衣類と羽根とを効果的にある圧力をもってでき
る限り多くの回転接触させることができるため、日常洗
たくをする主婦が最も頭を悩ましている強固な汚れ１例
えば白ソックスのどろ汚れ２作業用軍手のどろ、油汚れ
、更にぞうきん、白い作業用つなぎ服等のしつこい汚れ
を１手間、労力をかけて手洗いすることなく、洗たく機
で簡単に洗い落すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す洗たく機の部分断面図
、第２図は第１図の洗たく機構部の縦断面図、第３図は
第２図のＡ−Ａ線断面図、第４図は第１図のパネル部の
部分正面図、第５図は従来と本発明の洗浄性能実験結果
のグラフ、第６図は第２図の羽根のみ変化させた縦断面
図である。 ２・・・洗たく槽、９・・・羽根、１４・・・凹部、１
６・・・縦リブ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、洗たく槽底にほぼ水平に配置され正転、逆転交互に
   駆動される羽根を持つた洗たく機において、羽根の回転
   中に 布が常時羽根の表面上に存在するように布の水平方向の
   移動を制限する、羽根とともに回転しない手段を持つた
   ことを特徴とする洗たく機。 ２、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、布の水
   平方向の移動を制限する手段として、洗たく槽の底部の
   内径に絞つて羽根の外周にせまる円筒状の囲い部を形成
   させたことを特徴とする洗たく機。 ３、特許請求の範囲第２項記載のものにおいて、円筒部
   の内周面には、布に摩擦作用に及ぼす多数の縦リブを設
   けたことを特徴とする洗たく機。