JP2599169B2 - 洗たく機 - Google Patents

洗たく機

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は洗たく機に係り、さらに詳細には、例えば白
ソツクスの泥汚れ,作業用軍手の泥・油汚れ,作業用白
の上下つなぎ服等、普通の洗たくでは落ちないしつこい
汚れを手洗いによることなく、きれいに洗い落とすこと
のできる洗たく機に関する。
〔従来の技術〕
洗たく機によつて洗たくをおこなう場合、洗たく物で
ある衣類は、その量が洗たく槽内に投入される水量にほ
ぼ比例し、かつ攪拌翼により発生する水流にしたがつて
洗たく槽内を循環するため、前記衣類が攪拌翼から離れ
てしまうことが多く、衣類に対する機械的作用力は、攪
拌翼そのものが本来有する機械的作用力よりも減じられ
る。
しかして、洗たく機によつて洗たくをおこなう場合、
通常の軽い汚れや落ち易い汚れは比較的容易に取り除く
ことができるものの、日常洗たくに携わる家庭の主婦が
最も頭を悩まされるのは、洗たく物の量は少ないが、頑
固な汚れ、例えば白ソツクスのつま先、かかとの泥汚
れ,作業用軍手の泥・油汚れ,作業用白の上下つなぎ服
といつたしつこい汚れに対する洗たくである。
他方、従来一般に使用の洗たく機によつて洗たくをお
こなう場合、色物の洗たく物と白物の洗たく物とを同時
洗いすることができないことはしばしば経験するところ
であり、このような場合、従来にあつては、色物の洗た
く物と白物の洗たく物とを時間を異にして分け洗いしな
ければならず、洗たく作業に多くの時間を必要としてい
た。
以上の点を考慮して、本出願人は、先に、特開昭60−
58195号公報に示すように、洗たく槽内の上部空間にミ
ニ洗たく槽を着脱自在に取り付けた洗たく機を提案し
た。
そして、前記ミニ洗たく槽内に泥で汚れた白ソツクス
等、頑固な汚れ物を投入して洗たくをおこなえば、これ
ら頑固な汚れ物は、狭いミニ洗たく槽内において、当該
ミニ洗たく槽内の攪拌翼と比較的数多く接触してその機
械的作用力を受け、一般に使用の洗たく機を用いて頑固
な汚れ洗いをおこなう場合に比較して、その汚れ落とし
効果を向上させることができる。なお、この時、ミニ洗
たく槽の下部に位置する洗たく槽内に軽い汚れ物や落ち
易い汚れ物を投入すれば、頑固な汚れ物と普通の汚れ物
とを、時間を同一にして分け洗いすることができる。
また、前記ミニ洗たく槽内に色物(あるいは白物)の
洗たく物を投入し、ミニ洗たく槽の下部に位置する洗た
く槽内に白物(あるいは色物)の洗たく物を投入すれ
ば、色物の洗たく物と白物の洗たく物とを、時間を同一
にして、同時的に分け洗いすることができ、洗たく作業
の短時間化をはかることができ、家事や育児に追われる
家庭の主婦にとつて好都合である。
洗たく槽の上部空間にミニ洗たく槽を着脱自在に備え
た洗たく機による利点は以上のごときであるが、このミ
ニ洗たく槽内に泥で汚れた白ソツクス等、頑固な汚れ物
を投入して洗たくをおこなう場合には、これら頑固な汚
れ物を強制的に攪拌翼に接触させてその機械的作用力を
受ける特別の手段が講じられていないため、従来に比べ
て頑固な汚れ落とし効果に優れているとは云つても、そ
の汚れ落とし効果には、おのずと限度がある。
これに対し、ミニ洗たく槽内における攪拌翼の回転
中、頑固な汚れ物が常に攪拌翼に接してその機械的作用
力を受けられるよう、ミニ洗たく槽内に洗たく物上下動
押圧用の抑え板を装着することが考えられており、具体
的には、大略、ミニ洗たく槽内の槽壁に高さ方向に凸部
あるいは凹部を複数段設け、洗たく量に応じて、前記複
数段の凸部あるいは凹部のうち、適当なものを選んで、
その凸部あるいは凹部に前記洗たく物上下動押圧用の抑
え板を固定的に係止するというものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、ミニ洗たく槽内の槽壁高さ方向に凸部
あるいは凹部を複数段設け、洗たく量に応じて、前記複
数段の凸部あるいは凹部のうち、適当なものを選んで、
その凸部あるいは凹部に洗たく物上下動押圧用の抑え板
を固定的に係止しただけでは、洗たく物に対するきめ細
かな配慮に欠ける憾みがあり、例えば洗たく物の量が比
較的少ない場合には、これらの洗たく物に対して攪拌翼
の機械力が十分に作用せず、洗たく物が水中に浮いて回
遊してしまうものであつて、この不具合を解消するため
には、洗たくに全く関係のない遊び布を追加する必要が
あり、また遊び布を追加したとしても、洗たくを目的と
する頑固な汚れ物が遊び布の中に入り込んでしまうこと
が多く、このような場合、頑固な汚れに対する攪拌翼の
機械的作用力が不十分となつて、その汚れ落とし効果が
損なわれることは否めない。
他方、前記とは逆に、ミニ洗たく槽内に対し、洗たく
物を規定量よりも多めに投入すると、洗たく物上下動押
圧用の抑え板と攪拌翼との間の過大な摩擦力により、洗
たくモータがロツクしたり、布傷みが早期のうちに進む
という問題もある。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであつ
て、その目的とするところは、例えば白ソツクスの泥汚
れ,作業用軍手の泥・油汚れ,作業用白の上下つなぎ服
等、普通の洗たくでは落ちないしつこい汚れを手洗いに
よることなく、きれいに洗い落とすことのできる洗たく
機、特に、洗たくすべき頑固な汚れ物の量が比較的少な
い場合であつても、従来のように遊び布を必要とするこ
となく、洗たく物を攪拌翼に常時接触させ、攪拌翼の機
械力を洗たく物に十分作用させて、その汚れ落とし効果
を従来よりも高め、他方、洗たくすべき頑固な汚れ物が
規定量より過多であつても、従来のごとき洗たく物上下
動押圧用抑え板と攪拌翼との過大な摩擦を回避して、洗
たくモータがロツクしたり、布傷みが早期のうちに進む
ことのない、使い勝手の点ですぐれた洗たく機を提供し
ようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的は、洗たく槽底部に回転自在に軸支された攪
拌翼と、この攪拌翼と対向して、その上方に着脱自在に
取り付けられた洗たく物上下動押圧用の抑え部材とを有
する洗たく機において、前記抑え部材を、洗たく槽内の
洗たく物に対し弾性的に押圧する手段を具備することに
よつて達成される。
〔作用〕
しかして、前記構成よりなる本発明によれば、洗たく
槽底部に回転自在に軸支された攪拌翼と対向する洗たく
物上下動押圧用の抑え部材は、常時、弾性体を介して下
方に付勢するように作用するものであるから、たとえ頑
固な汚れ物の量が比較的少ない場合であつても、従来の
ように遊び布を必要とすることなく、洗たく物を攪拌翼
に常時接触させ、攪拌翼の機械力を洗たく物に十分作用
させて、その汚れ落とし効果を従来よりも高めることが
できる。
他方、前記構成よりなる本発明によれば、洗たくすべ
き頑固な汚れ物が規定量より過多であつても、弾性体
は、その量に応じて収縮後退するため、従来のごとき洗
たく物上下動押圧用抑え部材と攪拌翼との過大な摩擦を
回避して、洗たくモータのロツクや布傷みの早期進行を
阻むことができる。
〔実施例〕
以下、本発明を、第1図〜第6図にもとづいて説明す
ると、第1図は第2図に符号16で示すミニ洗たく槽に洗
たく物上下動押圧用抑え板50を装着した状態の縦断面
図、第2図は前記ミニ洗たく槽16を備えた2槽式洗たく
機の全体構成を示す縦断面図、第3図はミニ洗たく槽16
とその廻りの斜視図、第4図は第1図の平面図、第5図
は第2図のA−A線断面図である。
なお、下記する第1の実施例においては、第2図に明
示するように、洗たく槽3と脱水槽5とを並設した2槽
式洗たく機の洗たく槽3内に位置して、その上部空間に
ミニ洗濯槽16を着脱自在に取り付けた場合を例にとつて
説明する。
しかして、第2図において、1は鋼板製の外枠、2は
外枠1を載置する合成樹脂製のベース、3は外枠1内に
収納された合成樹脂製の洗たく槽、4は洗たく槽3と一
体に成形され、かつ外枠1内に収納された水受槽、5は
水受槽4内に収納された脱水槽、6は洗たく槽3の底部
中央に設けられた攪拌翼、7は攪拌翼6を駆動する洗た
くモータ、8は脱水槽5を駆動する脱水モータ、9は外
枠1の上方に位置して、洗たく槽3および水受槽4の上
方開口縁を利用して設けられた、洗たく,すすぎ,脱
水,排水等の各動作を制御する操作パネルを示してい
る。
洗たく槽3の中央底部には、下端に従動プーリ10を軸
支した減速機11が固定され、減速機11の出力軸には、中
空筒体12を有する攪拌翼6が軸支され、中空筒体12の上
端には、キヤツプ13が装着されている。また、従動プー
リ10は、ベルト15を介し、洗たくモータ7の上方に軸支
された駆動プーリ14と連結されており、洗たくモータ7
の回転が攪拌翼6に伝達されて、通常の洗たく,すすぎ
作用がおこなわれる。
一方、洗たく槽3の上方には、第1図に明示するよう
に、上方を開口したミニ洗たく槽16が着脱自在に取り付
けられている。
すなわち、18は洗たく槽3の上部内縁に設けられた水
飛散防止用の内フランジ、19は水受槽4の上方開口部を
覆う形で設けられた水受カバーを示し、前記水飛散防止
用内フランジ18の下面と水受カバー19の下面とには、そ
れぞれ止めネジ20を介して第4図に示すごときハンガー
21が取り付けられており、このハンガー21上にミニ洗濯
槽16の上部フランジ17がセツトされている。また、ミニ
洗たく槽16の上部フランジ17上には、当該ミニ洗たく槽
16内に注水された水を一定レベルで洗たく槽3内に流出
させる溢水用の切欠部22が設けられており、さらにミニ
洗たく槽16の上部フランジ17上には、洗たく槽3に対し
てミニ洗たく槽16を着脱操作したり、あるいは当該ミニ
洗たく槽16を持ち運びする場合に便利な把手23が軸支さ
れている。
ミニ洗たく槽16の中央底部には、第2の攪拌翼4を軸
支するための軸受25が、ナット26により固定されてお
り、軸受25の下端には、カツプリング27が軸支されてお
り、このカツプリング27を前記キヤツプ13内に挿入する
ことにより、攪拌翼6の回転が第2の攪拌翼24に伝達さ
れる。
また、第1図に示すように、ミニ洗たく槽16の内周下
方には、洗たく時の摩擦作用を促進する多数の突条28が
形成されている。
そして、ミニ洗たく槽16の一角には、排水機構部29が
設けられており、最下部の排水口30からミニ洗たく槽16
内の水が排水される。排水機構部29内には、排水弁32,
弁押バネ33,操作レバー34が設けられており、操作レバ
ー34を上下することにより、排水の切換えがおこなわれ
るものであつて、前記構成よりなる排水機構部29は、排
水フイルター35によりカバーされている。
一方、ミニ洗たく槽16おおび排水フイルター35の壁面
には、第5図にも示すように、それぞれ段部36が形成さ
れている。しかして、前記段部36は、上方に向けて凹状
に形成されており、この凹部内に洗たく物上下動押圧用
抑え板50の両側フランジ65が入つて、抑え板50の回り止
めをおこなう。
抑え板50中央には、主軸53が配設されており、主軸53
には、その上下にフランジ60が設けられており、このフ
ランジ60により、抑え板50とバネ支持板51とが、バネガ
イド61により固定された4個所のコイルバネ52を介して
対立挾持されている。また、主軸53の上部には、主軸ネ
ジ部54が装着されており、かつこの主軸ネジ部54が回転
するためのベースとなる主軸支持部材55が、ミニ洗たく
槽16の上端凹部66,排水フイルター35の上端突部64,爪56
を介して、ミニ洗たく槽16に対し、当該主軸支持部材55
の上方への不慮の抜出し、さらには水平方向の回動を阻
止された状態で、着脱自在に装着されている。なお、既
述のごとく、抑え板50の両側には、第5図に示すよう
に、フランジ65が設けられているものであつて、このフ
ランジ65が段部36の凹部内に入ることにより、洗たく時
における抑え板50の回転、すなわち旋回水流による抑え
板50の回転を阻止する。
一方、主軸53の上端には、主軸ネジ部54を回転させる
ためのハンドル58が固定されており、ハンドル58の先端
には、ハンドル回動把手59が取り付けられている。すな
わち、把手59を持つてハンドル58を回転させると、主軸
支持部材55のネジ部57と主軸ネジ部54との嵌合により、
主軸ネジ部54の回転運動が抑え板50の上下運動に変換さ
れるものであつて、ハンドル58の正逆回転により、抑え
板50が下降したり、上昇したりする。
第1図中、63は抑え板50の下面に多数放射状に配設し
た突条で、この突条63は、洗たく時、洗たく物と接触し
て頑固な汚れ物の洗浄力アツプをはかる。
ここで、前記実施例に示す洗たく機を用いて頑固な汚
れ物を洗たくする場合の動作は以下のとおりである。
すなわち、まず、第3図に示すように、洗たく槽3内
にミニ洗たく槽16をセツトし、次いで、例えば運動用白
ソツクスの汚れ,小児用衣類の泥汚れ,作業用軍手の汚
れ等,普通の洗たくでは落ちないしつこい汚れの洗たく
物と洗剤とをミニ洗たく槽16内に投入し、操作パネル9
の底部に設けられた給水吐出口45から給水した後、洗た
く物上下動押圧用の抑え板50をミニ洗たく槽16内にセツ
トする。
そして、操作パネル9上の水流セレクトスイツチ46を
オンし、洗たくタイマー47を回すことにより、洗たくが
おこなわれるものであるが、洗たく物はミニ洗たく槽16
内において、常時、コイルバネ52を介して下方に付勢さ
れているため、たとえば頑固な汚れ物の量が比較的少な
い場合であつても、従来のように遊び布を必要とするこ
となく、洗たく物を第2の攪拌翼24に常時接触させ、第
2の攪拌翼24の機械力を洗たく物に十分作用させて、そ
の汚れ落とし効果を従来よりも高めることができる。
他方、前記構成よりなる本発明によれば、洗たくすべ
き頑固な汚れ物が規定量より過多であつても、コイルバ
ネ52は、その量に応じて収縮後退するため、従来のごと
き洗たく物上下動押圧用抑え板と攪拌翼との過大な摩擦
を回避して、洗たくモータ7のロツクや布傷みの早期進
行を阻むことができる。
なお、前記実施例において、ミニ洗たく槽16に洗たく
物上下動押圧用抑え板50取り付けるには、まず、主軸支
持部材55をミニ洗たく槽16の上端にセツトする。次に、
回動把手59を持ち、ハンドル58を一方向に回転させる
と、抑え板50が下降する。そして、抑え板50が洗たく物
に当たり、把手59に若干抵抗感が感じられたならば、そ
の時点でハンドル58の回転動作を停止すればよく、前記
構成によれば、抑え板50の下降具合をねじ操作によつて
微調整することができる。
また、前記実施例において、洗たく物上下動押圧用抑
え板50は、ミニ洗たく槽16に対して着脱自在であり、し
たがつて色物の洗たく物と白物の洗たく物とを分け洗い
する場合は、抑え板50をミニ洗たく槽16から取り外し
て、ミニ洗たく槽16内に色物(あるいは白物)の洗たく
物を投入し、ミニ洗たく槽16の下部に位置する洗たく槽
3内に白物(あるいは色物)の洗たく物を投入すれば、
色物の洗たく物と白物の洗たく物とを、時間を同一にし
て、同時的に分け洗いすることができる。
他方、前記実施例において、従来一般と同様にして洗
たくをおこなう場合は、洗たく槽3内からミニ洗たく槽
16を取り出せばよい。
第6図に本発明洗たく機の第2の実施例を示す。
すなわち、第1図〜第5図の実施例においては、本発
明を、2槽式洗たく機のミニ洗たく槽16内に着脱自在に
取り付けた場合について例示したが、これに代えて、例
えば第6図に示すように、洗たく槽3内の槽壁高さ方向
に凹部70を複数段設け、洗たく量に応じて、前記複数段
の凹部70のうち、適当なものを選んで、その凹部70に洗
たく物上下動押圧用の抑え板50を固定的に係止するよう
にしてもよく、第6図の実施例によれば、頑固な汚れ洗
いの範囲は、少量から大容量まで、定格負荷のほぼ全域
をカバーすることができる。
また、本発明は、前記第1および第2の実施例に符号
58で示すハンドルの付設を省略して、第7図に示すごと
く、バネ支持板51を直接洗たく槽3の凹部70に取り付け
るようにしても、従来に比べて頑固な汚れ物の洗浄力ア
ツプをはかることができる。
さらに、本発明は、第8図に示すごとく、主軸53にボ
ール72を取り付けることにより、洗たく物上下動押圧用
抑え板50を上下波打ち式に細かく、かつ軽やかに動作さ
せることができ、洗たく物の布傷み防止効果をより一層
実効あるものとすることができる。
なお、図示実施例において、本発明を、洗たく槽3と
脱水槽5とを並設した2槽式洗たく機に適用した場合に
ついて例示したが、本発明は、これ以外に、洗たく槽と
脱水槽とを兼用した全自動洗たく機、さらには全自動洗
たく機の上部空間にミニ洗たく槽16を脱着自在に取り付
けた場合にも適用することができる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のごとくであり、図示実施例の説明から
明らかなように、本発明によれば、例えば白ソツクスの
泥汚れ,作業用軍手の泥・油汚れ,作業用白の上下つな
ぎ服等、普通の洗たくでは落ちないしつこい汚れを手洗
いによることなく、きれいに洗い落とすことのできる洗
たく機、特に、洗たくすべき頑固な汚れ物の量が比較的
少ない場合であつても、従来のように遊び布を必要とす
ることなく、洗たく物を攪拌翼に常時接触させ、攪拌翼
の機械力を洗たく物に十分作用させて、その汚れ落とし
効果を従来よりも高め、他方、洗たくすべき頑固な汚れ
物が規定量より過多であつても、従来のごとき洗たく物
上下動押圧用抑え板と攪拌翼との過大な摩擦を回避し
て、モータがロツクしたり、布傷みが早期のうちに進む
ことのない、使い勝手の点ですぐれた洗たく機を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明洗たく機の一実施例を示し、第
1図は第2図に符号16で示すミニ洗たく槽に洗たく物上
下動押圧用抑え板50を装着した状態の縦断面図、第2図
は前記ミニ洗たく槽16を備えた2槽式洗たく機の全体構
成を示す縦断面図、第3図はミニ洗たく槽16とその廻り
の斜視図、第4図は第1図の平面図、第5図は第2図の
A−A線断面図、第6図〜第8図はいずれも本発明洗た
く機の他の実施例を示し、第6図および第7図はそれぞ
れ2槽式洗たく機の異なつた構造例を示す全体的縦断面
図、第8図は抑え板50のみを取り出して示す縦断面図で
ある。 3……洗たく槽、16……ミニ洗たく槽、50……洗たく物
上下動押圧用抑え板、51……バネ支持板、52……コイル
バネ、53……主軸、54……主軸ネジ部、55……主軸支持
部材、58……ハンドル、59……ハンドル回動把手。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗たく槽底部に回転自在に軸支された攪拌
    翼と、この攪拌翼と対向して、その上方に着脱自在に取
    り付けられた洗たく物上下動押圧用の抑え部材とを有す
    る洗たく機において、前記抑え部材を、洗たく槽内の洗
    たく物に対し弾性的に押圧する手段を具備してなること
    を特徴とする洗たく機。
  2. 【請求項2】請求項1において、洗たく物上下動押圧用
    の抑え部材を、洗たく槽内の洗たく物に対し上下波打ち
    状に弾性的に押圧する手段を備えた洗たく機。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、洗たく物上下
    動押圧用の抑え部材を、弾性体を介して弾性体支持部材
    に取り付け、かつこの弾性体支持部材にネジ軸を装着
    し、ネジ軸の上方にネジ旋回用のハンドルを取り付ける
    とともに、前記ハンドルの旋回によるネジ軸の回転運動
    を、洗たく物上下動押圧用抑え部材の上下運動に変換す
    る手段を備えた洗たく機。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項において、洗
    たく物上下動押圧用抑え部材を洗たく物に対し弾性的に
    押圧する手段がコイルスプリングである洗たく機。
  5. 【請求項5】請求項2〜4のいずれか1項において、弾
    性体を介在させた洗たく物上下動押圧用抑え部材とその
    支持部材とを、ボールジョイント機構により結合した洗
    たく機。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項において、洗
    たく物上下動押圧用抑え部材を直接的に弾性支持する支
    持部材の係止部が、洗たく槽内の槽壁高さ方向に複数段
    設けられている洗たく機。
  7. 【請求項7】請求項1〜5のいずれか1項において、洗
    たく物上下動押圧用抑え部材を間接的に支持する支持部
    材の係止部が、洗たく槽内の高さ方向に複数段設けられ
    ている洗たく機。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか1項において、洗
    たく槽と脱水槽とを並設した2槽式洗たく機の洗たく槽
    内に位置して、当該洗たく槽内の洗たく物を弾性的に押
    圧する洗たく物上下動押圧用抑え部材を装着した洗たく
    機。
  9. 【請求項9】請求項1〜7のいずれか1項において、洗
    たく槽と脱水槽とを並設した2槽式洗たく機の洗たく槽
    内に位置して、その上部空間にミニ洗たく槽を着脱自在
    に取り付け、かつこのミニ洗たく槽内に、当該ミニ洗た
    く槽内の洗たく物を弾性的に押圧する洗たく物上下動押
    圧用抑え部材を装着した洗たく機。
  10. 【請求項10】請求項1〜7のいずれか1項において、
    洗たく槽と脱水槽とを兼用とした全自動洗たく機の洗た
    く兼脱水槽内に位置して、当該洗たく兼脱水槽内の洗た
    く物を弾性的に押圧する洗たく物上下動押圧用抑え部材
    を装着した洗たく機。
  11. 【請求項11】請求項1〜7のいずれか1項において、
    洗たく槽と脱水槽とを兼用とした全自動洗たく機の洗た
    く兼脱水槽内に位置して、その上部空間にミニ洗たく槽
    を着脱自在に取り付け、かつこのミニ洗たく槽内に、当
    該ミニ洗たく槽内の洗たく物を弾性的に押圧する洗たく
    物上下動押圧用抑え部材を装着した洗たく機。
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