JPS62282073A - ポリエステル繊維用紡績油剤 - Google Patents

ポリエステル繊維用紡績油剤

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JPS62282073A
JPS62282073A JP61124855A JP12485586A JPS62282073A JP S62282073 A JPS62282073 A JP S62282073A JP 61124855 A JP61124855 A JP 61124855A JP 12485586 A JP12485586 A JP 12485586A JP S62282073 A JPS62282073 A JP S62282073A
Authority
JP
Japan
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carbon atoms
alkyl
weight
group
branched
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Pending
Application number
JP61124855A
Other languages
English (en)
Inventor
滝本 忠
広吉 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Filing date
Publication date
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、良好な紡績性を有するポリエステル繊維用紡
績油剤に関するものである。
更に詳しくは、紡績工程の雰囲気の温湿度の影響を受け
ることが少ない、特に高温時において、紡績工程でのロ
ーラ捲付が少なく、スカムの発生が少ない温湿度に鈍感
な紡績油剤を提供するものである。
〔従来の技術〕
従来のポリエステル繊維用紡績油剤は、アルキルリン酸
エステル金属塩を主成分としたものが用いられてきてお
り、これらの紡績油剤を付与したポリエステル繊維は、
夏場で高温になった場合、主に油剤の粘着性に起因する
ことによる梳綿工程でのシリンダー捲付きや、線条及び
精紡工程での各ローラ部分等に捲付きを生じたりする欠
点を有する。また、冬場で低温低湿になった場合、静電
気の発生が増大し、そのため、シリンダー捲付、ローラ
捲付などが増加、紡績工程上、トラブルの原因になりや
すい。かかる問題を解決する一つの方向として温湿度の
影響を受けることの少ない油剤を使用することが考えら
れ、特に夏場における高温高温においても粘着性の低い
油剤の完成が期待されている。
この様な背景において、石鹸がポリエステルの紡績油剤
のメイン成分として下記長所を有するため、従来から広
く検討されている。
i)高湿度下でのローラ捲付の減少 (高湿下での平衡吸湿率が小さく、粘着性による捲付き
小) ii )石鹸/四級塩を組み合わせた場合の低湿度下で
の帯電防止性の向上 iii )対金属摩擦特性良好 (紡績機械の金属接触部との摩擦力が低い)〔発明が解
決しようとする問題点〕 石鹸は、上記のような長所を有し、また工業的にも作り
易く、入手し易いため、ポリエステル用紡績油剤として
の実用化が切に望まれていたのであるが、石鹸を単に用
いると微粉末となり、 (a)  咽喉粘膜を強く刺激する (b)  激しく咳き込む などの刺激が有るため、全く実用に耐えないのが実状で
ある。また、石鹸単独では、繊維・繊維摩擦が小さく、
紡績特性において集束性不足の欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、鋭意この点の改良に努力した結果、石鹸
/第4級アンモニウム塩(以下、4級塩と略)を特定の
比率で配合することにより刺激性を抑制できること、更
に石鹸/4級塩系に分岐エステル/非イオン活性剤を特
定の比率で添加することにより微粉化を防止できると共
に粘着性を増大させることなく集束性を向上させ得るこ
とを見い出し、石鹸の本来持つポリエステル紡績油剤と
しての上記特性を生かし、且つ欠点である咽喉刺激性、
集束性の不足の点を完全に解決し、石鹸を紡績油剤とし
て、実用化することが出来る様になった。即ち、本発明
は、(a)  高級脂肪酸塩35〜85重量%。
(bl  一般式(1)で表される第4級アンモニウム
塩10〜30重量%。
(R,は炭素数10〜22のアルキル又はアルケニル基
、R2は炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数10〜2
2のアルキル又はアルケニル基、R3は炭素数1〜3の
アルキル基、R4は炭素数1〜2のアルキル基又はヒド
ロキシエチル基であり、XはHOCHzCOO,ll0
CHtCHzCOO、ハロゲン原子、CH3SO4又は
CzHsSOaである。)(C)  一般式(2)で表
される分岐エステル2〜45重量% R5COORa         (2)(RSは炭素
数12〜22の直鎖又は分岐アルキル又はアルケニル基
であり、R4は炭素数7〜36の直鎖又は分岐鎖アルキ
ル又はアルケニル基であって、少なくとも一方が分岐ア
ルキル又はアルケニル基である。)及び (d)  ポリオキシアルキレン型非イオン性界面活性
剤2〜45重量%を含有し、且つ、 (a)/(b) (重量比)≦4及び (C)/(d) (重量比)=5/95〜9515であ
ることを特徴とするポリエステル繊維用紡績油剤を提供
するものである。
本発明に係る高級脂肪酸塩(a)としては炭素数12〜
22の飽和もしくは不飽和のカルボン酸塩が好ましく、
塩としてはカリウム、ナトリウム、リチウム、アンモニ
ウム、アルカノールアミンなどである。
一般式(11で表される第4級アンモニウム塩(blと
しては、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロライド、
オクタデシルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムヒ
ドロキシ酢酸塩、ラウリルジメチルエチルアンモニウム
エトサルフェート、ラウリルトリメチルメトサルフェー
トなどが挙げられる。
一般式(2)で表される分岐エステル(C)は分岐脂肪
酸とアルコールのエステル、脂肪酸と分岐アルコールの
エステルあるいは分岐脂肪酸と分岐アルコールのエステ
ルである。分岐脂肪酸としてはゲルベ脂肪酸、オキソカ
ルボン酸、エメリー型脂肪酸などが挙げられる。分岐ア
ルコールとしてはオキソアルコール、ゲルベアルコール
、エメリー型アルコールなどが挙げられる。分岐エステ
ルの具体例としては2−エチルへキシルステアレート、
イソトリデシルステアレート、ドデシル2−オクチルド
デカノエート、セチル2−へキシルデカノエート、ステ
アリル2−オクチルドデカノエート、2−エチルヘキシ
ル2−オクチルドデカノエート、2−オクチルドデシル
ステアレートなどが挙げられる。
ポリオキシアルキレン型非イオン性界面活性剤(d)と
しては下記式(3)〜(6)で表されるものが挙げられ
る。
R?C00(AO)、H(3) R@C00(AO)−CH3(4) R90(AO) −H(51 R1゜0(AO)、CH3(61 (R?、 R11は炭素数7〜21のアルキル又はアル
ケニル基、R9,R,。は炭素数8〜22のアルキル基
又はアルケニル基あるいは炭素数4〜14のアルキル基
を有するアルキルフェニル基であり、AOは炭素数2〜
3のアルキレンオキシドであり、mは1〜20である。
) 本発明において、(al〜(dlの配合量は勿論、(C
1成分として分岐エステルを使うこと、+a) / (
b)(重量比)及び(e)/(dl (重量比)の特定
の範囲であることが特に重要である。(C1分岐エステ
ル及び(d)ポリオキシアルキレン非イオン性界面活性
剤を配合しないと微粉化が抑制できず、(a)/山)が
4を超えると刺激性が高くなり、(C)分岐のエステル
を用いない場合や(C1/ +d)が本発明の範囲(5
/95〜95/ 5 )を外れる場合には粘着性(ゴム
ローラ上への粘着物の付着やローラ捲付きの原因)を抑
えながら収束性を向上させるということが出来ない。
本発明の油剤は、水で希釈して水性エマルジョン又は水
溶液とし、浸漬法、オイリングローラ法、スプレー法で
付着させることができる。
本発明油剤のポリエステル繊維に対する付着量は0.0
5〜0.8重量%、好ましくは0.08〜0.5重量%
である。
〔効果〕
本発明の構成により、咽喉刺激性がなく、ローラ捲付を
抑制したまま集束性を向上した油剤が可能となった。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細な説明するが、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。
実施例 表1に示す組成(重量%)の本発明の油剤及び比較界に
ついて以下の様に評価を行った。結果を表1に示した。
皐遷l侃1髪デ21一 本発明及び比較例の油剤を有効分で約5gとなる様に採
取し、100℃±5℃で2時間絶乾した後、粉砕機によ
り、微粒化し、吸い込みテストにより、咽喉刺激性の有
無を確認した。
肱積且圧負 ポリエステルステーブル(1,3d、38IIII11
)に対して本発明及び比較例の油剤を0.15%スプレ
ー給油し、70℃で乾燥後、各測定条件で一昼夜エイジ
ングして平衡水分量にした後紡績試験を行った。
カード帯電性、カード通過率測定法 供試繊維品をシャーレ小型紡績試験機を用いてカード通
過率、ウェッブの帯電圧を測定した。
測定雰囲気 カード通過率 25℃×65%RH カード帯電圧 30℃×35%RH 集  束  性 巻き取ったウェッブのかさ比重を測定した。
工 での巻I・き 而 紡出速度 32m/min 繊維量42gを10回繰り返し線条しトータルのゴムロ
ーラへの捲き付き回数を測定した。
測定雰囲気 25℃×65%RH 表1から、本発明における石鹸/四級塩/脂肪酸エステ
ル/非イオン系の油剤は、咽喉刺激性がなく、またロー
ラ捲付を抑制したまま、集束性の向上が可能であること
が判る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)高級脂肪酸塩35〜85重量%、(b)一般
    式( I )で表される第4級アンモニウム塩10〜30
    重量%、 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (R_1は炭素数10〜22のアルキル又はアルケニル
    基、R_2は炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数10
    〜22のアルキル又はアルケニル基、R_3は炭素数1
    〜3のアルキル基、R_4は炭素数1〜2のアルキル基
    又はヒドロキシ エチル基であり、XはHOCH_2COO、HOCH_
    2CH_2COO、ハロゲン原子、CH_3SO_4又
    はC_2H_5SO_4である。) (c)一般式(2)で表される分岐エステル2〜45重
    量% R_5COOR_6(2) (R_5は炭素数12〜22の直鎖又は分岐アルキル又
    はアルケニル基であり、R_6は炭素数7〜36の直鎖
    又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基であって、少な
    くとも一方が分岐 アルキル又はアルケニル基である。)及び (d)ポリオキシアルキレン型非イオン性界面活性剤2
    〜45重量%を含有し、且つ、 (a)/(b)(重量比)≦4及び (c)/(d)(重量比)=5/95〜95/5である
    ことを特徴とするポリエステル繊維用紡績油剤。
JP61124855A 1986-05-30 1986-05-30 ポリエステル繊維用紡績油剤 Pending JPS62282073A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03174069A (ja) * 1989-11-30 1991-07-29 Kao Corp 高速用紡績油剤
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