JPS62282013A - 太繊度マルチ糸条の溶融紡糸方法 - Google Patents

太繊度マルチ糸条の溶融紡糸方法

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JPS62282013A
JPS62282013A JP12523186A JP12523186A JPS62282013A JP S62282013 A JPS62282013 A JP S62282013A JP 12523186 A JP12523186 A JP 12523186A JP 12523186 A JP12523186 A JP 12523186A JP S62282013 A JPS62282013 A JP S62282013A
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JP
Japan
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spinning
yarn
yarns
spinneret
large size
Prior art date
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Pending
Application number
JP12523186A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiaki Yokozawa
横沢 道明
Masatoshi Morita
森田 正敏
Daizo Kume
久米 大蔵
Hidekazu Teranishi
寺西 秀量
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Ester Co Ltd
Original Assignee
Nippon Ester Co Ltd
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Publication date
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、熱可塑性重合体の溶融紡糸方法に係り、さら
に詳しくは、ポリエステル等の熱可塑性重合体を溶融紡
糸して合成繊維ステーブル製造用の太繊度マルチ糸条を
得るに際し、単糸間の融着。
単糸切れ等のトラブルを伴うことなく、均斉性の優れた
太繊度マルチ糸条(未延伸糸単糸繊度100デニール以
上)を得る方法に関するものである。
(従来の技術) 従来3合成繊維ステープルの用途としては、綿混、麻混
2毛混、レーヨン混1合成繊維100%用としてO16
〜6デニール(延伸糸単糸繊度)の糸条と、カーペット
 フトン等の詰綿用として6〜15デニールの糸条が主
体であり、未延伸糸単糸繊度としては2〜60デニール
の糸条の生産が主体であった。
これらの合成繊維ステーブルの製造方法としては、熱可
塑性重合体を加熱溶融し、紡糸口金より吐出した後、紡
糸口金の下方で横方向または円周方向より冷却風を吹付
けて冷却固化し、引取装置により引取った後、延伸を行
い1次いで捲縮付与後、所定の繊維長に切断するのが一
般的である。
近年、ポリエステル等の25デニール(延伸糸単糸繊度
)以上の極太糸が不織布および産業資材用として注目さ
れており、未延伸糸単糸繊度として100デニール以上
の太繊度マルチ糸条の製造技術の向上が要望されている
すなわち、前述した未延伸糸単糸繊度が2〜60デニー
ルの糸条は、熱可塑性重合体を紡糸口金から溶融紡糸し
た後、紡糸口金の下方で横方向または周囲より冷却風を
吹付けて紡出糸条を冷却固化することで得られるが、こ
の方法を100デニール以上の太繊度マルチ糸条の製造
に適用しても。
紡出繊度が大きくなるにつれて、紡糸口金の単孔吐出量
が増大するため、冷却が不充分となり、単糸間の融着や
単糸切れ等のトラブルが増加する。
また、延伸においても、上記した該トラブルの影響が作
用して均一な延伸が困難であり、そのため切断や未延伸
糸部分の混入等が生じて、均一な太繊度マルチ糸条を得
ることができない。
紡出糸条の冷却能力を高めるには、冷却風の風速、風量
を大きくすることが考えられるが、風速。
風量を大きくすれば、紡出糸条が揺れて単糸間で融着が
発生する。また、細繊度の場合には均一な糸条が得られ
る円筒形の冷却装置を用いても、風速5風量を大きくず
れば、紡出糸条が筒内で集束して紡糸口金の最外周径よ
り小さくなり、単糸間の距離が短くなるため融着しやす
くなる。
さらに、溶融紡糸温度を低くして紡糸することも考えら
れるが、紡糸温度も下限があり、熱可塑性重合体の融点
まで低下すると5節糸(断続的に繊径の斑がある糸条)
が発生して均一な糸条が得られない。
正常に紡糸可能な最低の紡糸温度を採用し、紡糸口金の
紡糸孔数を糸条が融着しない程度まで減少(被冷却物の
熱量を制限)させて太繊度マルチ糸条を得る方法も可能
であるが、この方法は、紡糸口金当りの紡出糸条数が少
ないため生産性が低下し、そのため製造コストが高くな
り、実際上操業性に乏しい。さらに、特殊な方法として
、水等による冷媒で冷却能力を高めて紡糸することも可
能であるが、この方式では設備改造が必要であり。
冷却槽等の設置場所が広くなり、大規模で低コストの糸
条を得ることは困難である。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したように、未延伸糸単糸繊度が100デニール以
上の太繊度マルチ糸条を従来法で製造すると、生産性が
低いためにコストが高くなり、また、生産性を高めると
品質が低下する等の欠点があった。
本発明は上記の欠点を解消せんとするものであり、現在
一般用に用いられているステーブル用溶融紡糸装置を用
いて、生産性や品位を低下させることなく、未延伸糸単
糸繊度が100デニール以上の太繊度マルチ糸条を製造
することを技術的な課題とするものである。
(問題点を解決するだめの手段) 本発明者らは1一般的に用いられているステーブル用溶
融紡糸装置を用いて、未延伸糸単糸繊度が100デニー
ル以上の太繊度マルチ糸条を製造する方法について鋭意
研究の結果、太繊度マルチ糸条を溶融紡糸する紡糸口金
の紡糸孔を異形にすれば5紡出糸条の冷却効果が著しく
向上することを知見して本発明に到達した。
すなわち本発明は、単糸繊度が100デニール以上の熱
可塑性重合体からなる太繊度マルチ糸条を熔融紡糸する
に際し、各紡糸孔が一点より3本以上のスリットを放射
状に配置した形状をしており、その異形度が25〜60
%、断面積が0.5〜3mm2である複数の紡糸孔を有
する紡糸口金を用いることを特徴とする太繊度マルチ糸
条の溶融紡糸方法を要旨とするものである。
以下3本発明の詳細な説明する。
本発明で用いる熱可塑性重合体とは、ポリエステル、ポ
リアミド等であり、紡糸口金は一般に用いられているス
テーブル用の口金(ロ金径12〜30印1ロ金面積10
0〜600cJ)であるが。
1個の紡糸口金に設けた紡糸孔数が同一の場合。
口金面積の大きいものほど紡糸孔間の距離が大となるた
め、糸条間の融着防止に有利である。
本発明の特徴は、紡糸口金に穿設する紡糸孔を異形にし
て太繊度マルチ糸条を得ることであり。
好ましくは、糸条の断面形状を実質的に円形にすること
を特徴とするものである。そのために1本発明では紡糸
口金に設ける紡糸孔の形状が異形であって、かつ5一点
より3本以上のスリットを放形状に配置した形状の紡糸
口金を用いる必要がある。紡糸孔を形成するスリットは
3本以上で、特に限定されないが、加工・コストの点が
ら1第1図(a)(b)に示したような3本または4本
が好ましい。放射状に配置したスリットの長さや放射角
度は等しいものが望ましく、スリット長や放射角度を極
端に変化させた場合、得られる糸条の断面形状が円形と
はならない。
紡糸孔を異形にすることにより、紡糸孔より吐出された
糸条の表面積が円形に比較して増加し。
このため冷却効果が高まって、糸条を紡糸巻取機上のロ
ーラで集束する前に冷却を完了させることが可能になり
、単糸間の融着を防止することができる。
また、i糸間の融着がなく、シがも円形断面の糸条を紡
糸するためには、紡糸孔の異形度が25〜60%の紡糸
口金を用いる必要がある。すなわち、紡糸孔の異形度が
25〜60%では、紡出糸条が冷却を完了する前に、糸
条の断面形状が表面張力により第2図(a)(b)で示
したような円形となる。紡糸孔の異形度が25%未満で
は、紡出糸条の表面積が小さくなり、冷却が完了しない
状態で巻取られて、単糸間に融着が生じ、一方、異形度
が60%を超えると、得られる糸条の断面形状は円形と
ならず、異形になるので好ましくない。
本発明の方法によれば、特に冷却条件を工夫しなくとも
断面が実質的に円形の太繊度マルチ糸条を得ることがで
きる。
なお、異形度とは、紡糸孔の外接円をR2内接円をrと
した時2次式で表したものである。
異形度(%) −(1−r/R)X100さらに本発明
では、単糸間の融着や吐出量を防止するために、断面積
が0.5〜3mm2の紡糸孔を有する紡糸口金を用いる
必要がある。すなわち、紡糸孔の断面積が0.5−未満
の場合、紡糸孔における線速度が大となり、紡糸張力が
低下して単糸間の融着が大となる。一方、紡糸孔の断面
積が3uJを超える場合、紡糸孔における線速度が小と
なり。
紡糸張力は大となるが、紡糸口金内での圧力が低下し、
その結果、圧力分布が変動する。したがって、複数の紡
糸孔を有する紡糸口金においては。
各孔間で吐出量が生じるので、得られる糸条は繊度変動
が大きく1 さらに、紡糸張力の変動により糸条間に融
着が生じるという欠点がある。
(実施例) 以下1本発明を実施例および比較例により具体的に説明
する。
実施例1〜4.比較例1〜6 表1に示した種々の形状および孔面積の紡糸孔(放射状
に穿設されたスリットは、長さ、角度とも等しいものと
した。)を各48孔有する直径が14cmの紡糸口金を
紡糸錘に取付けた装置を用いて、極限粘度が0.70(
25℃のフェノール・四塩化エタン等量混合液で測定)
のポリエチレンテレフタレートを275℃で溶融し、吐
出量320g/ll1in、紡糸速度500 m /m
in、冷却風速0.6m/secの条件で、単糸繊度1
20デニールの未延伸糸条を得た。
表     1 表1から明らかなように、実施例1〜4で得られた糸条
には単糸間の融着がな(、繊度のバラツキも少なく、実
質的に円形断面を呈した品質良好の糸条であった。
(発明の効果) 上述したように2本発明によれば、各紡糸孔が一点より
3本以上のスリットを放射状に配置した形状で、その異
形度が25〜60%、断面積が0.5〜3mm2である
複数の紡糸孔を有する紡糸口金を用いて溶融紡糸するの
で、紡出された糸条に対する冷却効果が高まって、紡出
糸条を紡糸巻取機上のローうで集束する前に冷却を完了
させることが可能になり、さらに、各紡糸孔間の吐出環
もないので、単糸間の融着や糸切れがなく、また、繊度
変動も少なくて品質良好な単糸繊度が100デニール以
上の太繊度マルチ糸条を、一般に用いられている合成繊
維ステーブル(延伸糸単糸繊度0.6〜15デニール)
用の糸条である単糸繊度2〜60デニールの糸条と同等
の効率で製造することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明に用いられる紡糸孔の一
実施態様を示す平面図、第2図(a)、 (b)は第1
図(a)、(b)の紡糸孔より得られる繊維の断面図で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)単糸繊度が100デニール以上の熱可塑性重合体
    からなる太繊度マルチ糸条を溶融紡糸するに際し、各紡
    糸孔が一点より3本以上のスリットを放射状に配置した
    形状をしており、その異形度が25〜60%、断面積が
    0.5〜3mm^2である複数の紡糸孔を有する紡糸口
    金を用いることを特徴とする太繊度マルチ糸条の溶融紡
    糸方法。
JP12523186A 1986-05-30 1986-05-30 太繊度マルチ糸条の溶融紡糸方法 Pending JPS62282013A (ja)

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