JPS6228070Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えばフロアースタンド等に使用
し電線管にコード口を螺合して取り付けるソケツ
トに関する。

従来この種のコード口は電気用品取締法により
取付ねじ孔は金属によつて形成しなければならな
い為に、棒材を旋削加工することによつて、外周
にローレツト加工を施すと共に、内側に取付ねじ
孔を形成し側面にねじ孔を有する金具を形成し、
この金具をインサート成形してなるものであつ
て、生産性が悪く高価なものである。

この考案は上記の事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところはコード口を金属
部品とすると共に、取付ねじ孔を形成した板体を
インサート成形することによつて生産性が高く更
に安価となるソケツトのコード口を提供するにあ
る。

以下この考案の一実施例を第１図及び第２図に
基づいて説明する。１は金具であり、電線管のね
じ山（図示せず）と螺合する取付ねじ孔２を形成
した板体３と、この板体３の側縁３ａより下方へ
伸びると共に側方へ突起４を形成し更に少くとも
一方にねじ孔５を形成した一対の脚片６，７とか
らなつている。そして、板体３と脚片６，７はプ
レスの打抜き加工によつて一体に形成するもので
ある。８は器体であり、内部に電球及び豆球（図
示せず）の点灯状態を切り換えるスイツチ機構９
を収納すると共に、下面には電球の係止リング１
０と豆球の係止板１１及び接続片１２を装着した
ボデイ１３と、電線挿入孔１４を形成し、前記ボ
デイ１３の開口孔１３ａに装着するカバー１５と
からなり、カバー１５を塑造成形するに際して、
この電線挿入孔１４と取付ねじ孔２を対応させて
金具１をインサート成形によつて装着している。
１６はねじであり、電線管に取付ねじ孔２を螺合
したのち、前記ねじ孔５に螺合して締め付けるこ
とによつて電線管のねじ山を押圧し、ソケツトＸ
の電線管からの離脱を防止している。

而して、インサート成形した状態において金具
１は脚片６，７によつて回動することを防止して
いると共に、突起４によつて抜け出すことを防止
している。

本考案は上述のように、ソケツトの器体Ｘ上部
に形成された電線挿入孔１４に装着される電線管
を螺合して取り付ける取付ねじ孔２が形成された
板体３と、この板体３の両側から突設された側片
を互いに同方向に折曲して形成された先端両側に
突起４が突設された一対の脚片６，７とからなる
金具１であるので、金具１をプレスの打抜き加工
によつて板体３及び脚片６，７を一体に同時形成
することができ、このため金具１の生産性が高く
なり、しかも板体３に取付ねじ孔２を穿孔するの
で、ねじ切りも容易に行え、金具１の製造が極め
て容易にでき、さらに構造が簡単であるから安価
に金具を製造できる効果があり、また上記金具１
の取付ねじ孔２を電線挿入孔１４に合わせて器体
Ｘの上部にインサート成形しているので、ソケツ
トのコード口の製造も容易になる効果がある。さ
らに金具１が脚片６，７を有するので、インサー
ト成形された金具１が回動するることを防止で
き、この脚片６，７の先端両側に形成された突起
４により、金具１が器体Ｘから抜け出すことも防
止できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの考案の一実施例を示
し、第１図は断面図、第２図は斜視図である。 １：金具、２：取付ねじ孔、３：板体、３ａ：
側縁、４：突起、５：ねじ孔、６，７：脚片、
８：器体、９：スイツチ機構、１０：係止リン
グ、１１：係止板、１２：接続片、１３：ボデ
イ、１３ａ：開口孔、１４：電線挿入孔、１５：
カバー、Ｘ：ソケツト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ソケツトの器体上部に形成された電線挿入孔に
   装着される電線管を螺合して取り付ける取付ねじ
   孔が形成された板体と、この板体の両側から突設
   された側片を互いに同方向に折曲して形成され先
   端両側に突起が突設された一対の脚片とからなる
   金具を備え、上記金具の取付ねじ孔を電線挿入孔
   に合わせて器体の上部にインサート成形したこと
   を特徴とするソケツトのコード口。