JPS62279089A - 球状黒鉛鋳鉄の溶接方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （産業上の利用分野） 本発明は球状黒鉛鋳鉄の溶接方法の改良に関するもので
ある。

（従来の技術） 原子炉の新燃料又は使用済み燃料を輸送する場合、核燃
料を収容する容器（キャスク）は、内筒および外筒の二
重構造となっているが、その外筒は球状黒鉛鋳鉄製の円
筒の外面に、銅板の放熱フィンを多数固着して形成され
ている。

ところでこの球状黒鉛鋳鉄の円筒に銅製のフィンを固着
するのに、通常溶接が使用されるが、球状黒鉛鋳鉄に直
接鋼は溶接できない。そのため第３図に示すように、先
づ球状黒鉛鋳鉄（１）の上に、Ｆ、−Ｎｉ系の合金の肉
盛溶接（２を行ない、この肉盛されたＦ、−Ｎｉ合金の
上に、Ｃｕ−５，系のエバジュール又はＣｕ　　Ａ＋系
のアームスブロンズを溶接材料（３）にして、銅のフィ
ン（４）を溶着する方法をとっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし上記の溶接方法においては、■先づＦ２Ｎ＋系合
金の肉盛溶接が必要であり、ざらに■銅を溶着する際、
銅は冷却速度が早いので予熱を行なう必要があるが、キ
ャスクなどの場合予熱装置が大がかりとなるなどの問題
点がある。

本発明は上記問題点を解消した簡便な溶接方法を提供し
ようとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

銅製の放熱フィンの一端に、予め上記エバジュール又は
アームスブロンズを用いて軟鋼を溶接しておき、この軟
鋼の部分を、球状黒鉛鋳鉄に対しＦ、−Ｎｉ系溶接材料
で溶着する。

〔作用〕

銅と軟鋼の溶接に銅の予熱が必要であるが、対象が放熱
フィンであるから、予熱装置は簡単なものでよい。又軟
鋼と球状黒鉛鋳鉄との溶接には予熱は不用である。

〔発明の実施例〕

第１図及び第２図は、本発明の一実施例を示すキャスク
の外筒に放熱フィンを溶接する際の溶接方法の説明図で
ある。

第１図に示すように、放熱フィンとなるべき銅平板（４
）の一端に、軟鋼板（５）をＣｕ−５，系合金（エバジ
ュール）又はＣｕ−Ａ、系合金（アームスブロンズ）を
溶接材料（６）として溶着し、続いてこの放熱フィンの
軟鋼板（５）の部分を、Ｆ、−Ｎ。

系溶接材料（７）で球状黒鉛鋳鉄製の円筒（１）に溶着
する。

上記溶接方法において、銅フィン（４）に軟鋼板（５）
を溶接する際、銅フィン（４）を予熱する必要はあるが
、個々の銅フィン（４）の寸法はそれ程大きくないので
、予熱装置は簡易小型のものでよい。フィン（４）を球
状黒鉛鋳鉄製の円筒（１）に溶接する際は予熱の必要は
ない。

なお、球状黒鉛鋳鉄に予め軟鋼を肉盛溶接しておく方法
も考えられるが、この場合３００℃以上の予熱が必要で
、キャスクの外筒なと大型構造物の場合は実用的でない
。

（発明の効果〕 本発明は銅を球状黒鉛鋳鉄に溶接するに当って、銅に先
づ軟鋼を溶接し、この軟鋼部を球状黒鉛鋳鉄に溶接する
ようにしたので、溶接が簡単となり、特にキャスクの外
筒などの場合、予熱装置が小型簡単なものとなり、溶接
の生産性が大幅に向上した。

【図面の簡単な説明】

第１図はキャスクの銅製の放熱フィンに軟鋼を溶接する
説明図、第２図は放熱フィンを球状黒鉛鋳鉄製の外筒の
円筒部に溶接する説明図、第３図は従来の溶接法の説明
図である。 図中（１）は球状黒鉛鋳鉄製の円筒、（５）は軟鋼、（
６）、（７）は溶接部である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 銅を球状黒鉛鋳鉄に溶接するに際し、先づ銅に軟鋼をＣ
   ｕ−Ｓｉ系合金又はＣｕ−Ａｌ系合金を溶接材料として
   溶接し、続いて上記軟鋼をＦｅ−Ｎｉ系合金を溶接材料
   として球状黒鉛鋳鉄に溶接するように構成したことを特
   徴とする球状黒鉛鋳鉄の溶接方法。