JPS61159548A - 低融点金属材料 - Google Patents
低融点金属材料Info
- Publication number
- JPS61159548A JPS61159548A JP23885A JP23885A JPS61159548A JP S61159548 A JPS61159548 A JP S61159548A JP 23885 A JP23885 A JP 23885A JP 23885 A JP23885 A JP 23885A JP S61159548 A JPS61159548 A JP S61159548A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gallium
- metallic material
- melting point
- liquid metal
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は半導体冷却装置、特に配線基板上に装着された
半導体チップを冷却する際に使用されるに好適な熱伝導
媒体(低融点金属)に関するものである。
半導体チップを冷却する際に使用されるに好適な熱伝導
媒体(低融点金属)に関するものである。
従来の液体金属熱伝導体を用いた半導体冷却装置として
は、特開昭56−4257号公報に記載のように、第2
図に示すものが提案されている。基板4上に半田3を介
して半導体チップ2を装着し、この半導体チップ2とカ
バー5との間に液体金属熱伝導体1を介在させ、カバー
5の表面を2次冷却体lOにより冷却するように構成し
、前記半導体チップ2の稼動時に発生する熱を液体金属
熱伝。
は、特開昭56−4257号公報に記載のように、第2
図に示すものが提案されている。基板4上に半田3を介
して半導体チップ2を装着し、この半導体チップ2とカ
バー5との間に液体金属熱伝導体1を介在させ、カバー
5の表面を2次冷却体lOにより冷却するように構成し
、前記半導体チップ2の稼動時に発生する熱を液体金属
熱伝。
導体1によ秒吸収する仕組みになっている。
上記液体金属熱伝導体として用いることが可能であって
、常温付近で液体状態の金属または合金は、水銀、セシ
ウム、ガリウム等がある。水銀とセシウムはそれぞれ人
体に有害であり、化学的に活性なために空気中で発火す
るという難点がある。
、常温付近で液体状態の金属または合金は、水銀、セシ
ウム、ガリウム等がある。水銀とセシウムはそれぞれ人
体に有害であり、化学的に活性なために空気中で発火す
るという難点がある。
一方、ガリウムは融点が30℃で、かつ蒸気圧も著しく
低い(10−”mHg )から取扱いが容易であるので
、上記液体金属熱伝導体として有望視されている。とこ
ろが、純ガリウム(100%)は凝固時に体積膨張を示
す代表的な金属であり、その膨張量は約3−程度である
ので、このガリウムを前記冷却装置の熱伝導体1として
用いた場合、凝固時の膨張により荷重がチップ2および
半田3に付加されるため、チップ2または半田3に著し
く悪影響を与えるという欠点がある。この欠点に対し、
従来第1表に示すようなできるだけ融点を低く、かつ凝
固時の膨張量を少なくしたガリウム合金が開発されてき
た。しかし、これらの合金の凝固時の体積膨張率(チ)
も約1俤程度あり、凝固時の膨張により荷重がチップ2
および半田3に発生する恐れがある。したがって、前記
熱伝導媒体1は凝固時の膨張量がほぼ0に等(〜いもの
が望ましい。
低い(10−”mHg )から取扱いが容易であるので
、上記液体金属熱伝導体として有望視されている。とこ
ろが、純ガリウム(100%)は凝固時に体積膨張を示
す代表的な金属であり、その膨張量は約3−程度である
ので、このガリウムを前記冷却装置の熱伝導体1として
用いた場合、凝固時の膨張により荷重がチップ2および
半田3に付加されるため、チップ2または半田3に著し
く悪影響を与えるという欠点がある。この欠点に対し、
従来第1表に示すようなできるだけ融点を低く、かつ凝
固時の膨張量を少なくしたガリウム合金が開発されてき
た。しかし、これらの合金の凝固時の体積膨張率(チ)
も約1俤程度あり、凝固時の膨張により荷重がチップ2
および半田3に発生する恐れがある。したがって、前記
熱伝導媒体1は凝固時の膨張量がほぼ0に等(〜いもの
が望ましい。
本発明は上記要望を満足させる液体金属からなる熱伝導
媒体、すなわち凝固時の膨張量がほぼ0に等しい低融点
金属材料を提供することを目的とするものである。
媒体、すなわち凝固時の膨張量がほぼ0に等しい低融点
金属材料を提供することを目的とするものである。
本発明は1記目的を達成するために、ガリウムおよびガ
リウム合金からなる低融点金属にカプセルの中に気体を
封入した変形可能なマイクロカプセルを体積比で10係
以下添加したことを特徴とするものである。
リウム合金からなる低融点金属にカプセルの中に気体を
封入した変形可能なマイクロカプセルを体積比で10係
以下添加したことを特徴とするものである。
以下本発明の実施例について詳述する。
まず、ガリウム合金系液体金属に添加するマイクロカプ
セルについて説明する。第1図に示すようにこのマイク
ロカプセルは気体の核6とカプセル7からなる。気体を
マイクロカプセルに封入すること1−iin−situ
重合法というマイクロカプセルの製造方法で可能である
。気体中でカプセル化するには、常温で液体状のモノマ
ー(例えばポリアミン、ポリエステル等)をキャリヤー
ガス(窒素、空気など)によって蒸気化して行うのが普
通である。こうして作られたマイクロカプセルの圧力−
変形特性曲線を第3図に示す。半径的200〜600μ
mのマイクロカプセルでは、約0.01〜0.02 k
g/cm” (約105〜2×10sダイン/cm2)
の圧力で半径の約101程度が変形する。
セルについて説明する。第1図に示すようにこのマイク
ロカプセルは気体の核6とカプセル7からなる。気体を
マイクロカプセルに封入すること1−iin−situ
重合法というマイクロカプセルの製造方法で可能である
。気体中でカプセル化するには、常温で液体状のモノマ
ー(例えばポリアミン、ポリエステル等)をキャリヤー
ガス(窒素、空気など)によって蒸気化して行うのが普
通である。こうして作られたマイクロカプセルの圧力−
変形特性曲線を第3図に示す。半径的200〜600μ
mのマイクロカプセルでは、約0.01〜0.02 k
g/cm” (約105〜2×10sダイン/cm2)
の圧力で半径の約101程度が変形する。
この変形特性ではマイクロカプセルは外部の圧力によっ
て体積の約3096程度まで変化することが可能である
。第2図に示すチップ2とヒートシンク5のギャップ(
通常0.5〜1 mw程度の大きさ)のようなほとんど
変形が不可能な材料で密閉された隙間の中でガリウム合
金系液体金属1が凝固時の体積膨張で発生する圧力は約
10kg/Cm2程度である。しかし、上記液体金属1
の中に凝固時の”体積膨張を吸収する能力をもつ吸収体
が存在すれば、圧力は発生しない。本発明ではこの吸収
体として変形可能なマイクロカプセルを用い、従来のガ
リウム合金系液体金属に添加して複合材料を作る。今ま
で知られているガリウム合金系の液体金属の凝固時の体
積膨張率は1〜3鴫程度であるから、上記マイクロカプ
セル(外部の圧力によって体積が約30係まで変化する
ことが可能である)を体積比で3〜10憾程度添加して
混合すれば本発明の液体金属複合材料が得られる。先に
述べたように本発明で用いるマイクロカプセルの半径を
約200〜500μmにすれば、本発明の液体金属複合
材料は厚さ0.5 ta程度までのギャップへの充填が
可能である。
て体積の約3096程度まで変化することが可能である
。第2図に示すチップ2とヒートシンク5のギャップ(
通常0.5〜1 mw程度の大きさ)のようなほとんど
変形が不可能な材料で密閉された隙間の中でガリウム合
金系液体金属1が凝固時の体積膨張で発生する圧力は約
10kg/Cm2程度である。しかし、上記液体金属1
の中に凝固時の”体積膨張を吸収する能力をもつ吸収体
が存在すれば、圧力は発生しない。本発明ではこの吸収
体として変形可能なマイクロカプセルを用い、従来のガ
リウム合金系液体金属に添加して複合材料を作る。今ま
で知られているガリウム合金系の液体金属の凝固時の体
積膨張率は1〜3鴫程度であるから、上記マイクロカプ
セル(外部の圧力によって体積が約30係まで変化する
ことが可能である)を体積比で3〜10憾程度添加して
混合すれば本発明の液体金属複合材料が得られる。先に
述べたように本発明で用いるマイクロカプセルの半径を
約200〜500μmにすれば、本発明の液体金属複合
材料は厚さ0.5 ta程度までのギャップへの充填が
可能である。
本発明による液体金属複合材料を半導体冷却装置の熱伝
導媒体として用いた実施例を第4図と第5図に示す。第
4図は地表に対して垂直に置かれた半導体チップ2を冷
却する場合を、第5図は地表に対して水平に置かれた半
導体チップ2を゛冷却する場合を示すものである。上記
マイクロカプセルを液体金属に添加4した場合、密度差
によりマイクロカプセルは液体金属の上部に浮遊するが
、このときの伝熱面積はマイクロカプセルの添加量が少
ないためにマイクロカプセルを添加しないときの伝熱面
積と比べて大差なく、液体金属の熱伝導のさまたけとは
ならない。また、本発明の液体金属複合材料を用いずに
チップ2とヒートシンク50間に閉じた隙間に液体金属
による凝固時の体積膨張を吸収するためのガス空間を設
けた例を第6図、第7図に示す。これらの例ではカス空
間のために明らかにチップ2とヒートシンク50間の熱
伝導は低下する。
導媒体として用いた実施例を第4図と第5図に示す。第
4図は地表に対して垂直に置かれた半導体チップ2を冷
却する場合を、第5図は地表に対して水平に置かれた半
導体チップ2を゛冷却する場合を示すものである。上記
マイクロカプセルを液体金属に添加4した場合、密度差
によりマイクロカプセルは液体金属の上部に浮遊するが
、このときの伝熱面積はマイクロカプセルの添加量が少
ないためにマイクロカプセルを添加しないときの伝熱面
積と比べて大差なく、液体金属の熱伝導のさまたけとは
ならない。また、本発明の液体金属複合材料を用いずに
チップ2とヒートシンク50間に閉じた隙間に液体金属
による凝固時の体積膨張を吸収するためのガス空間を設
けた例を第6図、第7図に示す。これらの例ではカス空
間のために明らかにチップ2とヒートシンク50間の熱
伝導は低下する。
以上説明したように本発明によれば、室温で液体金属の
凝固時の体積膨張量をはt丁0にすることができるので
、万一、凝固した場合でも半導体チップにストレスを付
加しない熱伝導媒体(冷却媒体)をうろことができる。
凝固時の体積膨張量をはt丁0にすることができるので
、万一、凝固した場合でも半導体チップにストレスを付
加しない熱伝導媒体(冷却媒体)をうろことができる。
第1図は本発明の一実施例のマイクロカプセルの概略断
面図、第2図は従来例の説明図、第3図はマイクロカプ
セルの圧力−変形特性曲線図、第4〜第7図は半導体冷
却装置の概略断面図である。 2・・・チップ、5・・・ヒートシンク、6・・・気体
の核、7・・・マイクロカプセル。
面図、第2図は従来例の説明図、第3図はマイクロカプ
セルの圧力−変形特性曲線図、第4〜第7図は半導体冷
却装置の概略断面図である。 2・・・チップ、5・・・ヒートシンク、6・・・気体
の核、7・・・マイクロカプセル。
Claims (1)
- 1、ガリウムおよびガリウム合金低融点金属又は合金の
中に、気体を封入した変形可能なマイクロカプセルを体
積比で10%以下入れたことを特徴とする低融点金属材
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23885A JPS61159548A (ja) | 1985-01-07 | 1985-01-07 | 低融点金属材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23885A JPS61159548A (ja) | 1985-01-07 | 1985-01-07 | 低融点金属材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61159548A true JPS61159548A (ja) | 1986-07-19 |
Family
ID=11468389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23885A Pending JPS61159548A (ja) | 1985-01-07 | 1985-01-07 | 低融点金属材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61159548A (ja) |
-
1985
- 1985-01-07 JP JP23885A patent/JPS61159548A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1264343B1 (en) | Apparatus and method for passive phase change thermal management | |
US5050040A (en) | Composite material, a heat-dissipating member using the material in a circuit system, the circuit system | |
US6848500B1 (en) | Cooling system for pulsed power electronics | |
JPS5928989B2 (ja) | 回路パツケ−ジ及びその製造方法 | |
CA1120604A (en) | Micro bellows thermo capsule | |
US20050211752A1 (en) | Metallic solder thermal interface material layer and application of the same | |
EP4081008A1 (en) | Heat dissipation structure and manufacturing method therefor, chip structure and electronic device | |
US5039335A (en) | Composite material for a circuit system and method of making | |
US11721607B2 (en) | Integrated circuit assemblies having metal foam structures | |
JPS61159548A (ja) | 低融点金属材料 | |
JPH01248551A (ja) | 半導体パッケージ | |
JP2004152905A (ja) | 冷却素子およびそれを用いた発熱素子デバイス | |
JPS60257156A (ja) | 熱伝導冷却モジユ−ル装置 | |
JP2024521093A (ja) | 固体金属発泡体熱界面材料 | |
JPH0342512B2 (ja) | ||
JPS60253248A (ja) | 熱伝導冷却モジユ−ル装置 | |
JP2523688B2 (ja) | 半導体パッケ―ジ | |
JPS5685842A (en) | Semiconductor device having heat dissipating fin | |
US20230413480A1 (en) | Metallic thermal interface materials and associated devices, systems, and methods | |
JPS6355215B2 (ja) | ||
JPS61196560A (ja) | 半導体素子冷却装置 | |
WO2023250035A1 (en) | Metallic thermal interface materials and associated devices, systems, and methods | |
WO2016132453A1 (ja) | 半導体装置 | |
JPS59155156A (ja) | Icモジユ−ル | |
JPS63228650A (ja) | 発熱素子用冷却装置 |