JPS62277629A - トラツキングサ−ボ引込み方法 - Google Patents

トラツキングサ−ボ引込み方法

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JPS62277629A
JPS62277629A JP12167886A JP12167886A JPS62277629A JP S62277629 A JPS62277629 A JP S62277629A JP 12167886 A JP12167886 A JP 12167886A JP 12167886 A JP12167886 A JP 12167886A JP S62277629 A JPS62277629 A JP S62277629A
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JP
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frequency
actuator
pulse
error signal
servo
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JP12167886A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Tateishi
潔 立石
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Publication of JPS62277629A publication Critical patent/JPS62277629A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 炎丘且1 本発明は、トラッキングサーボ引込み方法に関し、特に
いわゆるビジュアル・スキャン時におけるトラッキング
サーボ引込み方法に関するものである。
1且且I ビデオディスクプレーヤには、ディスクの記録情報を読
み取るためのピックアップをディスクに対して早送りし
所望のトラックを再生して画像情報を得る、いわゆるビ
ジュアル・スキャン機能が備えられている。
このビジュアル・スキャン動作時においては、ピックア
ップを搭載したスライダーが所定速度でディスク半径方
向に移動せしめられると、ディスクの記録情報を読み取
るためのスポット光をディスク半径方向に偏倚せしめる
アクチュエータが当該スポット光をディスクの記録トラ
ックを追従せしめるべく揺動し、このアクチュエータが
所定揺動位置に達すると当該アクチュエータの過揺動を
抑止すべくトラッキングサーボループがオーブン状態と
なる。サーボループのオーブンにより、アクチュエータ
がその弾性支持体の復元力によって自然に復帰し、中立
位置に復帰した時点でサーボループが再度クローズ状態
となる。以上の動作の繰返しにより、ビジュアル・スキ
ャン動作が行なわれるのである。
このように、従来のビジュアル・スキャン動作では、ア
クチュエータは所定揺動位置に達した後弾性支持体の復
元力によって中立位置まで自然復帰するようになされて
いたので、復帰に要する時間、即ちトラッキングサーボ
ループがオーブン状態にある時間が長く、よってビジュ
アル・スキャン中の再生画像に悪影響を及ぼすという欠
点があった。
1豆少U 本発明は、上述した従来のものの欠点を除去すべくなさ
れたもので、サーボループのオーブン時間を短縮し、ビ
ジュアル・スキャン中の再生画像を良好にしたトラッキ
ングサーボ引込み方法を提供することを目的とする。
本発明によるトラッキングサーボ引込み方法は、アクチ
ュエータが所定揺動位置に達したときトラッキングサー
ボループをオーブン状態にしかつアクチュエータに対し
復帰方向の駆動力を生じせしめる加速パルスを所定時′
間だけ印加し、更に該復帰方向と逆方向の駆動力を生じ
せしめる減速パルスを印加した後トラッキングサーボル
ープをクローズ状態にすると共に、この減速パルスのレ
ベル及び印加時間をトラッキングエラー信号の周波数に
応じて制御することを特徴としている。
IJI 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
第1図は、本発明に係るトラッキングサーボ装置の構成
を示すブロック図である。図において、レーザビームを
収束させることによって得られる3つのスポット光、即
ち記録情報検出用スポット光S1とこのスポット光S1
のディスクの相対的移動に際してそれぞれ先行及び後続
する一対のトラッキング情報検出用スポット光S 2.
 S 3とが図示の位置関係をもって、ピックアップ(
図示せず)からディスクの記録トラックTに対して照射
される。これらスポット光による反射光はピックアップ
に内蔵された光電変換素子1及び2,3に入射する。
光電変換素子1は、受光面を互いに直交する2本の直線
により4分割する如く配置されかつ互いに独立した4個
の受光エレメントによって構成されており、これらエレ
メントの総和出力が再生RF(高周波)信号となる。一
方、一対の光電変換素子2,3の各出力は差動アンプ4
に供給されて両出力の差が導出され、この差出力(32
−83)がトラッキングエラー信号となる。ビジュアル
・スキャン動作により、各スポット光81〜S3が第2
図(A)に矢印で示すように一定速度で記録トラックT
を横切ると、トラッキングエラー信号(S 2−83)
は同図(B)に示す如く勺イン波状波形となり、そのレ
ベルが記録情報検出用スポット光S1の記録トラックT
からの偏倚量に比例し、また零クロス点が記録トラック
T及び各トラック間の中心位置に対応している。
従って、フォワード(FWD)方向のスキャン時におい
て、例えば、零クロス直前のトラッキングエラー信号の
極性が負の場合には、零クロス点が記録トラックT上に
位置するいわゆるオントラックを、又零クロス直前のト
ラッキングエラー信号の極性が正の場合には、零クロス
点がトラック間上に位置するいわゆるオフトラックをそ
れぞれ検出できることになる。リバース(REV)方向
のスキャン時には零クロス直前のトラッキングエラー信
号の極性が上記と逆極性の場合がオントラック及びオフ
トラックとなることは明白である。
トラッキングエラー信号はA/D (アナログ/ディジ
タル)変換器16でディジタル化され、ディジタルイコ
ライザ5で周波数特性が補償された後、D/A (ディ
ジタル/アナログ)変換器18でアナログ化されてルー
プスイッチ6のクローズ接点6aに供給される。ループ
スイッチ6の出力は駆動回路7を介してピックアップの
アクチュエータ8に供給される。アクチュエータ8は記
録情報検出用スポット光S1を記録トラックTに正確に
追従せしめるべく、揺動することによって当該スポット
光S1をディスク半径方向に偏倚させる。
D/A変換器18でアナログ化されたトラッキングエラ
ー信号は更に、LPF (ローパスフィルタ)9でその
低周波成分が導出されてコンパレータ10の比較入力と
なる。この比較入力であるトラッキングエラー信号の低
周波成分の信号レベルVTLはアクチュエータ8の揺a
量に対応している。
コンパレータ10の基準レベルV refは、基準レベ
ル設定回路11においてアクチュエータ8の所定揺動位
置に対応して設定される。コンパレータ10は、比較入
力レベルVTLが基準レベルVrefに達したこと、即
ちアクチュエータ8が上記所定揺動位置に達したことを
検出して検出出力を発生し、ループスイッチ6をオン/
オフ駆動する駆動回路12及びマイクロコンピュータ(
以下、単にマイコンと称する)13に供給する。
オン/オフ駆動回路12はコンパレータ10の検出出力
に応答してループスイッチ6をクローズ接点6a側から
オーブン接点6b側に切り替えてトラッキングサーボル
ープをオーブン状態とする。
サーボループのオーブンにより、上記所定揺動位置まで
揺動したアクチュエータ8は、従来その弾性支持体の復
元力のみによって中立位置まで復帰していたのであるが
、本発明においては、1lllii)時間の短縮化を図
るために7クチユエータ8に対し復帰方向の駆動力を生
じせしめる極性の所定レベルの加速パルスAを印加する
。すなわち、マイコン13はコンパレータ10の検出出
力に応答して上記加速パルスAを発生させるべくパルス
発生回路14に指令を発し、パルス発生回路14はこれ
に応答して加速パルスAを所定時間TAだけ発生し、ル
ープスイッチ6のオーブン接点6b及び駆動回路7を介
してアクチュエータ8に印加する。
これにより、アクチュエータ8は中立位置に向けて加速
されることになる。
アクチュエータ8が復帰を開始することにより、スポッ
ト光81〜S3が記録トラックTを横切るため、トラッ
キングエラー信号は第3図(A)に示す如くサイン波状
に変化し、更に第3図(8)に示す如く加速パルス八が
印加されて加速されることにより信号周波数が高くなる
。マイコン13は上記所定時間TA経過後、アクチュエ
ータ8に対し復帰方向と逆方向の駆動力を生じせしめる
べく、即ち加速パルスAと逆極性の所定レベルの減速パ
ルス8+を発生させるべくパルス発生回路14に指令を
発し、パルス発生回路14はこれに応答して減速パルス
B!を所定時間T8だけ発生し、これをアクチュエータ
8に印加する。
減速パルス8Iが印加されたことにより、アクチュエー
タ8の復帰速度が低下するので、トラッキングエラー信
号の周波数が低下する。このトラッキングエラー信号の
周波数の低下により、周波数検出回路15における当該
周波数の検出が可能となる。そして、周波数検出回路1
5はトラッキングエラー信号の周波数fが所定周波数f
1以下になったか否かの検出を開始する。また、マイコ
ン13は所定時間T6が経過した時点から、減速パルス
8+よりも低い所定レベルの減速パルスB2を発生させ
るべくパルス発生回路14に指令を発し、パルス発生回
路14はこれに応答して減速パルスB2を発生し、これ
をアクチュエータ8に印加する。
周波数検出回路15の具体的な構成の一例を第4図に示
す。゛同図において、トラッキングエラー信号はゼロク
ロス・コンパレータ150の比較入力となり、当該コン
パレータ150の比較出力はインバータ151で反転さ
れて同期カウンタ152のクリア入力となると共に、ラ
ッチ回路を構成するD−フリップフロップ153のり0
ツク入力となる。同期カウンタ152は例えばQbit
のカウンタ構成となっており、クロック発生器154か
ら出力される例えば3.58MH2のクロックパルスを
クロック入力とし、そのリップル・キャリイ(RC)出
力はインバータ155で反転されてイネーブルP (E
P)入力となると共に、D−フリップフロップ153の
データ(D)入力となる。フリップフロップ153のQ
出力は、トラッキングエラー信号の周波数fが所定周波
数f1以下(f≦f+)になったとき低レベルから高レ
ベルに遷移する。
次に、かかる構成の周波数検出回路15の回路動作を、
第5図のタイミングチャートを参照しっつ説明する。な
お、本構成においては、クロック周波数が3.58MH
zに設定されているので、トラッキングエラー信号の周
波数が当該クロック周波数よりも低くなりかつ第4図の
コンパレータ150における最大動作周波数以下になっ
た時点から周波数検出が可能となる。
まず、トラッキングエラー信号(a)が零クロスする毎
にゼロクロス・コンパレータ150の出力(b)が反転
し、その反転出力であるインバータ151の出力(C)
をクリア入力とする同期カウンタ152は、当該クリア
入力(C)が低レベルでクリアされ、高レベルになると
カウント動作を開始してクロック(d)の数をカウント
する。
なお、(e)は同期カウンタ152の最下位ビット(L
SB)の出力波形を、(f)は最上位ビット(MSB)
の出力波形をそれぞれ示している。
クリア入力(C)の高レベル状態が一定時間以上継続す
ると、同期カウンタ152のRCCシカg)が低レベル
から高レベルに遷移し、これによりEP大入力h)が低
レベルとなり、同期カウンタ152のカウント値が保持
される。そして、D−7リツプフロツプ153において
、ゼロクロス・コンパレータ150の出力(b)の立上
がりエツジでRC出力(Q)をラッチすることにより、
Q出力(i)が低レベルから高レベルに遷移し、トラッ
キングエラー信号(a)の周波数fが所定周波数f1以
下(f≦f+)になったことを検出できることになる。
なお、上記所定周波数f+は同期カウンタ152の段数
及びクロックの周波数により決まるものであり、これら
を調整することにより周波数f+の値を自由に設定でき
ることになる。
トラッキングエラー信号の周波数fが所定周波数f1以
下(f≦f+)になり、周波数検出回路15から検出出
力が発生されると、マイコン13はその時点で減速パル
スB2よりも低い所定レベルの減速パルスB3を発生さ
せるべくパルス発生回路14に指令を発し、パルス発生
回路14はこれに応答して減速パルスB3を発生し、こ
れをアクチュエータ8に印加する。マイコン13は同時
に、ソフト的にトラッキングエラー信号の周波数fが上
記周波数f1よりも低い所定周波数f2以下になったか
否かの検出を開始する。
このマイコン13による周波数f2の検出は、例えば、
第6図の70−チャートに示す手順に従って、トラッキ
ングエラー信号の半波毎に実行される。すなわち、トラ
ッキングエラー信号が零クロスしたか否かが判定され(
ステップ1)、零クロスした場合にはマイコン13に内
蔵された周波数検出カウンタがリセットされて当該カウ
ンタに所定値XSセットされ(ステップ2)、ステップ
1に戻る。ステップ1で零クロスでないと判定された場
合には、サンプリング周波数に同期して上記カウンタの
セット値Xが1つカウントダウンされ(ステップ3)、
続いて当該セット値Xが零になったか否かが判定される
(ステップ4)。ステップ4でX≠0と判定された場合
には、ステップ1に戻って上記の動作が繰り返され、x
=oと判定される前にトラッキングエラー信号の零クロ
スが到来した場合には上記カウンタが再度リセッ1−さ
れる。そして、ステップ4でX=0と判定された時点で
、トラッキングエラー信号の周波数fが所定周波数f2
以下(f≦f2)になったことが検出される。
なお、上記所定周波数で2は周波数検出カウンタのセッ
ト値X及びサンプリング周波数によって決まるものであ
り、これらを調整することにより周波数f2の値を自由
に設定できる。
また、上記実施例では、周波数f2の検出をソフト的に
行なうとしたが、周波数f1の検出の場合と同様にハー
ド的に行なっても良く、この場合の検出回路としては周
波数検出回路15と同様の回路構成のものを用い得る。
しかしながら、本サーボ装置はトラッキングエラー信号
をディジタル化してディジタル的に制御を行なう、いわ
ゆるディジタルサーボ構成となっており、ディジタルデ
ータをそのまま利用できるので、マイコン13によりソ
フト的に検出した方が、ハード回路の構成を簡略化でき
、有利である。一方、周波数f1の検出に関しては、f
+になるまでの周波数が高く、マイコン13でソフト的
に検出を行なうのは、サンプリング周波数の関係上困難
であるから、周波、 数構出回路15によってハード的
に行なう必要がある。
トラッキングエラー信号の周波数fが所定周波数f2以
下(f≦fz)になったことを検出すると、マイコン1
3はオン/オフ駆動回路12を介してループスイッチ6
をクローズ接点6a側に切り替え、トラッキングサーボ
ループをクローズ状態にすべく制御する。
次に、以上説明した構成において、ビジュアル・スキャ
ン時にトラッキングサーボループがクローズ状態からオ
ーブン状態となり、再度クローズ状態に移行する場合の
動作手順を、第7図のフローチャートに従って説明する
まず、トラッキングエラー信号に基づいてアクチュエー
タ8が所定揺動位置まで揺動したと判定されると(ステ
ップ10)、オン/オフ駆動回路12によってサーボル
ープがオーブンされ、同時にマイコン13に内蔵された
カウンタA、の値がサンプリング周波数に同期して1つ
カウントダウンされ(ステップ11)、続いて当該カウ
ンタAの値が零か否かが判定され(ステップ12)、同
時にアクチュエータ8に対して加速パルスAが発生され
(ステップ13)、ステップ11に戻る。カウンタAは
第3図における所定時間TAを管理するためのものであ
り、その初期値は上記所定rR1j]TAに対応して例
えば″“40パにセットされる。
ステップ12においてカウンタAの値が零、即ち所定時
間T^が経過したと判定されると、マイコン13に内蔵
されたカウンタBの値がサンプリング周波数に同期して
1つカウントダウンされ(ステップ14)、続いて当該
カウンタBの1直が零か否かが判定され(ステップ15
)、同時にアクチュエータ8に対して減速パルスB+が
発生され(ステップ16)、ステップ14に戻る。カウ
ンタBは第3図における所定時間Tsを管理するための
ものであり、その初l!lViは上記所定時間T8に対
応して例えば20°′にセットされる。
ステップ15においてカウンタBの1直が零、叩ち所定
時間1日が経過したと判定されると、マイコン13に内
蔵されたカウンタWの値がサンプリング周波数に同期し
て1つカウントアツプされ(ステップ17)、続いてト
ラッキングエラー信号の周波数でが所定周波数f1以下
になったか否かが判定され(ステップ18 ) 、同時
にアクチュエータ8に対して減速パルスB2が発生され
(ステップ19)、ステップ17に戻る。カウンタWは
所定時間T8の経過後トラッキングエラー信号の周波数
fがf(以下になるまでに要する時間Wを管理するため
のものであり、その初期値は0″にセットされる。この
カウンタWのカウント1直とサンプリング周波数とに基
づいて上記時間Wが算出される。
ステップ18においてf≦f1と判定されると、続いて
トラッキングエラー信号の周波数fが所定周波数f2以
下になったか否かが判定され(ステップ20)、同時に
アクチュエータ8に対して減速パルスB3が発生され(
ステップ21)、ステップ20に戻る。そして、トラッ
キングエラー信号の周波数fがf2以下になると、トラ
ッキングサーボの引込みによって当該ループがクローズ
され(ステップ22)、以上により一連の基本的な動作
が終了する。
以上の説明から明らかなように、トラッキングサーボル
ーブをオープン状態からクローズ状態へ移行せしめる、
スキャン中のサーボ引込みは1.トラッキングエラー信
号の半波に基づいてその周波数を検出し、この周波数が
サーボ帯域内まで低下したときに行なわれるのであるが
、R1?的な周波数検出がなされた半波の次に到来する
エラー信号の零クロス点がオントラックとなる場合には
良好にサーボの引込みが行なわれるが、オフトラックと
なる場合にはサーボの引込みが困難になってしまう。
そこで、本発明においては、サーボ引込み時にオントラ
ックかオフトラックかをトラッキングエラー信号の半波
波形から判断し、オフトラック側で引き込む可能性があ
る場合には、アクチュエータ8をオントラック側に加速
してからサーボループをクローズするようにしている。
このサーボ引込み時の手順を示すフローチャートが第8
図に示されており、当該フローチャートに従ってサーボ
引込み時の動作を、第9図のタイミングチャートに基づ
いて以下に説明する。
このサーボ引込みルーチンへの移行は、第7図のステッ
プ20においてトラッキングエラー信号の周波数fがf
2以下(f≦f2)になったと判定された時点で行なわ
れ、又当該周波数検出は第6図において周波数検出カウ
ンタXの値が零(X−〇)となったと判定されたことを
もってなされる。なお、以下の説明では、フ片ワード(
FWD’)方向へのスキャン時の動作において、説明を
簡単化するために周波数検出カウンタXのセット値を例
えば“6′′とした場合について説明する。
まず、最終的に周波数検出がなされた時点のトラッキン
グエラー信号の半波の極性を判定することによってオン
トラックか否かの判定が行なわれる(ステップ30)。
第9図(A)にはオントラック時の波形が示されており
、周波数検出カウンタXの値が零となった時点の半波の
極性は負であり、ステップ30でオントラックと判定さ
れると、1サンプリング期間の間にイコライザ5(第1
図示)のデータの計算が行なわれ(ステップ31)、1
サンプリング明間の経過後(ステップ32)、サーボル
ープをクローズしくステップ33)、L、。
かる後第7図のメインフローに戻る。
第9図(B)にはオフトラック時の波形が示されており
、周波数検出カウンタXの値が零となった時点の半波の
極性は正であり、ステップ30でオフトラックと判定さ
れると、周波数検出カウンタXがリセットされてセット
値116 ITが設定される(ステップ34)。そして
、当該カウンタXの値がサンプリング周波数に同期して
1つカウントダウンされ(ステップ35)、続いて当該
カウンタXの値が零か否かがの判定が行なわれる(ステ
ップ36)。ステップ36で零でないと判定された場合
には、トラッキングエラー信号が零クロスしたか否かが
判定され(ステップ37)、同時にアクチュエータ8に
対して所定レベルの加速パルスAoが発生され(ステッ
プ38)、ステップ35に戻る。加速パルスAoをアク
チュエータ8に印加することにより、アクチュエータ8
をオントラック側に加速できることになる。加速パルス
△0のアクチュエータ8への印加は、ステップ37で例
えば零クロスが検出されるまで続けられる。
ステップ37においてトラッキングエラー信号が零クロ
スしたと判定され、更にステップ3つにおいて周波数検
出カウンタXの値が例えば零と判定されるとステップ3
1に移行し、以降オントラックの場合と同様の動作が行
なわれることになる。
なお、ステップ3つでX≠1と判定された場合には、加
速パルスAoの印加が停止され(ステップ40)、更に
周波数検出カウンタXの1直がサンプリング周波数に同
III して1つカウントダウンされ(ステップ41)
、しかる後再びステップ3つに戻る。
このように、オフトラック側でサーボの引込みが行なわ
れる可能性がある場合に、アクチュエータ8をオントラ
ック側に加速してからサーボループをクローズすること
により、サーボの引込みを確実に行なうことができる。
次に、サーボ引込みの特殊な場合として、ディスクに偏
心がある場合の動作について説明する。
今、サーボの引込み直前でディスクの偏心により記録ト
ラックがスポット光の移動方向に移動したとすると、ア
クチュエータ8に減速パルスB3が印加されていること
により、スポット光の記録トラックに対する相対的移動
方向が反転し、更には逆方向に加速される状態が生ずる
ことになる。そこで、ステップ30においてオフトラッ
クと判定された場合と同様に、周波数検出カウンタXが
リセットされ(ステップ34)、ステップ36で周波数
検出カウンタXの値が例えば零と判定されるまで、アク
チュエータ8に対して加速パルスA。
を印加し、ステップ36においてX=0と判定された以
降は、ステップ31に移行してオントラックの場合と同
様の動作が行なわれることになる。
これにより、ディスクに偏心があった場合にも、スポッ
ト光と記録トラックとの相対的移動方向が反転して逆方
向に加速されるという状態は生じなく、ディスクの偏心
に拘らずサーボの引込みを確実に行なうことができる。
なお、上記実施例では、フォワード方向のスキャン時の
動作について説明したが、リバース方向のスキャン時に
は第9図のトラッキングエラー信号の波形及び加速パル
ス83.減速パルスAoの極性を反転することにより、
フォワード時と同様のことが言える。また、サーボルー
プをクローズするタイミングは一例にすぎず、任意に設
定できるものである。
再び第1図において、コンパレータ10の基準レベルy
rerは、先述した如く、基準レベル設定回路11にお
いてアクチュエータ8の所定1ヱ動位置に対応して設定
されるようになっている。すなわち、コンパレータ10
の基準レベルyrerは可変であり、所定時間1日の経
過後トラッキングエラー信号の周波数fかで1以下にな
るまでに要する時間W(第3図示)に基づいて制御され
る。この時間Wはマイコン13によって検出され(第7
図のステップ17参照)、基準レベル設定回路11に供
給される。
基準レベル設定回路11において、検出された時間Wは
減算器110で基準値Woとの差分がとられ、変換器1
11において変換定数KT″電圧に変換され、LPFI
 12及びリミッタ113を経て減算器114の減算入
力となる。減算器114はマイコン13からのホールド
パルスに応答してサンプルホールド回路115にボール
ドされている前回値を加算入力としており、前回値に対
する今回値の変動分を減算出力として導出する。この減
算出力がコンパレータ10の基準レベルyrerとなる
ものであり、LPF116及びリミッタ117を介して
コンパレータ10の基準入力となる。
なお、LPF112.116はサーボ系にのる高周波成
分をカットし、又リミッタ113,117は急峻なノイ
ズ成分の振幅を制限することにより、サーボ系を安定化
させるために設けられたものである。
ところで、スキャン時アクチュエータ8の揺動範囲を制
限するコンパレータ10の基準レベルVrefが一定で
変化しないと、ピックアップユニットの温度特性等によ
ってサーボの引込みが不安定になることがある。例えば
、ピックアップユニットの温度が高い場合には、アクチ
ュエータ8の弾性支持体の弾性が低くなってアクチュエ
ータ8の復帰時間が長くなり、ピックアップユニットの
温度が低い場合にはその逆となり、温度変化に応じて復
帰時間が変化するので、サーボの引込みが不安定となる
のである。。すなわち、第3図における周波数f1を検
出するまでの時間Wは、ピックアップユニットの温度変
化に応じて変化することになる。
そこで、基準レベル設定回路11において、周波数f+
を検出するまでの時間Wの変化分<W−Wo>に応じて
コンパレータ10の基準レベルVrefを変化せしめ、
W=Woとなるようにサーボをかけることにより、例え
ばピックアップユニットの温度が低い場合には時間Wが
減少し、これを一定化すべく上記基準値Vrerが増加
するので、サーボの引込みが安定化することになる。ピ
ックアップユニットの温度が高い場合には上記と全く逆
の動作が行なわれる。従って、サーミスタ等の温度検出
素子を特別に設けなくても、スキャン時の温度補償が可
能となる。
このように、ピックアップユニットの温度が低下した場
合、基準レベルV refを大きくすると、サーボは安
定するがその半面、ユニットのDCゲインの低下により
サーボのオープン・ループのDCゲインが低下するため
、アクチュエータ8が上記基準レベルVrefによって
設定される揺動位置に達する前にサーボが外れることが
あり、制御不能となる場合がある。
そこで、本発明においては、K+制御回路17により上
記基準レベルvrefの変化に応じてディジタルイコラ
イザ5のイコライザ特性を決定する積分定数に+を制御
する構成となっている。
第10図は、第1図におけるディジタルイコライザ5の
構成の一例を示すブロック図であり、周知の回路構成と
なっている。同図において、Kpは比例定数、Koは微
分定数、K[は積分定数、Koは不完全積分定数をそれ
ぞれ表6し、2 は前回サンプリング値を示している。
今、入力をX(Z)、出力をY(z)、イコライザ特性
をE Q (z)とすると、入出力関係は、Y(z)=
EQ(z)−X(z) となり、E Q (Z)は、 EQ(ン)  =Kp  +Ko  ・(1−Z   
)→・K+/(1−Ko−Z  ) で表わされるから、 Y(z) = (Kp +Ko ) ・X(z)−Ko
−Z  −X(Z)+Y+(Z)ここに、 Y+ (Z)= (K+ / (1−Ko−Z−’ )
)X(z)”よって、 Yr (Z)’・(1−Ko−Z  ) =に+ −X
(z)であるから、 Y[(Z)=Kr ・X(Z)+Ko ・Z−’ ・Y
+ (Z)ここに、z−esl、王はサンプリング周期
である。
上記したことから明らかな如(、積分定数KIを増加さ
せることにより、ディジタルイコライザ5のDCゲイン
を上げることができる。従って、積分定数に+を例えば
4段階に切り替え可能に構成しておき、K[制御回路1
7によりコンパレータ10の基準レベルvrerが増加
したとき(ピックアップユニットの温度が低下したとき
)、そのレベルに応じて積分定数Ktを増加させてイコ
ライザ5のDCゲインを上げる制御を行なうことにより
、アクチュエータ8が上記基準レベルy ratによっ
て設定される揺動位置に達する前にサーボが外れるとい
う不具合を回避できることになる。
第11図(A)には、第1図におけるKt制御回路17
の構成の一例が示されており、K+制御回路17は、互
いに異なる基準レベルvrero−yref3 (V 
rat0< V refl< V rat2< V r
ef3)を有し、コンパレータ10の基準人力Vref
を比較入力とする4個のコンパレータ170〜173か
らなっており、これらコンパレータの各出力CO〜C3
の組合わせによって、4段階に切り替え可能に構成され
た積分定数K[(KIO−Kl z )を選定できるの
である(第11図(B)参照)。
第12図には、トラッキング・サーボ・オー′ブンルー
ブ特性が示されており、(A)は低温時、(B)は高温
時をそれぞれ示している。各図において、破線は温度補
償前の特性を、実線は温度補償後の特性をそれぞれ示し
ており、低温時(A)には積分定数Krを大とすること
により低域ゲインを増加でき、高温時(8)には積分定
数に!を小とすることにより中域の位相を改善できるこ
とがわかる。
l亙五11 以上説明したように、・本発明によるトラッキングサー
ボ引込み方法によれば、アクチュエータが所定揺動位置
に達したときトラッキングサーボループをオープン状態
にしかつアクチュエータに対し復帰方向の駆動力を生じ
せしめる加速パルスを所定時間だけ印加することにより
、サーボループのオーブン時間を短縮でき、ビジュアル
・スキャン中の再生画像を良好にできる。
また、加速後該復帰方向と逆方向の駆動力を生じせしめ
る減速パルスを印加し、この減速パルスのレベル及び印
加時間をトラッキングエラー信号の周波数に応じて制御
することにより、スキャンのプレイアビリティを向上で
きることにもなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るトラッキングサーボ装置の構成を
示すブロック図、第2図(A)は3つのスポット光と記
録トラックとの位置関係を示す図、(B)はスキャン時
のトラッキングエラー信号の波形図、第3図は第1図の
回路動作を説明するための動作波形図、第4図は第1図
における周波数検出回路の構成の一例を示すブロック図
、第5図は第4図の回路動作を説明するための各部波形
図、第6図はマイコンにより実行される周波数検出の手
順を示すフローチャート、第7図はスキャン時のサーボ
系の動作手順を示すフローチャート、第8図はサーボ引
込みルーチンの手順を示すフローチャート、第9図はサ
ーボ引込み時の動作波形図であり、(A)はオントラッ
ク時、(B)はオフトラック時、(C)はディスクの偏
心時をそれぞれ示し、第10図は第1図におけるディジ
タルイコライザの構成の一例を示すブロック図、第11
図(A)は第1図におけるK[制御回路の構成の一例を
示すブロック図、(B)は第11図における各コンパレ
ータ出力とこれに応じて選定される積分定数に!どの組
合わせを示す図、第12図はトラッキング・サーボ・オ
ーブンループ特性を示す図であり、(A>は低温時、(
8)は高温時をそれぞれ示している。 主要部分の符号の説明 1〜3・・・・・・光電変換素子 5・・・・・・ディジタルイコライザ 6・・・・・・サーボループスイッチ 8・・・・・・アクチュエータ 10・・・・・・コンパレータ 11・・・・・・基準レベル設定回路 13・・・・・・マイクロコンピュータ15・・・・・
・周波数検出回路 爲27 T 朱3U!J 阜4t2] 朱5図 痛f。 奉ろ コ 為q 凹 V Fef3 東12図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)情報記録ディスクの記録情報を読み取るためのス
    ポット光を前記ディスクの半径方向に偏倚せしめるべく
    揺動するアクチュエータを有するピックアップと、前記
    ディスクの記録トラックからの前記スポット光の偏倚量
    に応じたトラッキングエラー信号を発生する手段と、前
    記トラッキングエラー信号に応じて前記偏倚量を小さく
    すべく前記アクチュエータを駆動制御するサーボループ
    とを含むトラッキングサーボ装置におけるサーボ引込み
    方法であつて、前記アクチュエータが所定揺動位置に達
    したとき前記サーボループをオープン状態にしかつ前記
    アクチュエータに対し復帰方向の駆動力を生じせしめる
    加速パルスを所定時間だけ印加し、更に前記復帰方向と
    逆方向の駆動力を生じせしめる減速パルスを印加した後
    前記サーボループをクローズ状態にすると共に、前記減
    速パルスのレベル及び印加時間を前記トラッキングエラ
    ー信号の周波数に応じて制御することを特徴とするトラ
    ッキングサーボ引込み方法。
  2. (2)前記減速パルスとして、まず第1所定レベルの第
    1減速パルスが所定時間だけ印加され、続いて前記トラ
    ッキングエラー信号の周波数が第1所定周波数になるま
    で前記第1所定レベルよりも小なる第2所定レベルの第
    2減速パルスが印加され、しかる後前記トラッキングエ
    ラー信号の周波数が第1所定周波数よりも低い第2周波
    数になるまで前記第2所定レベルよりも小なる第3所定
    レベルの第3減速パルスが印加されることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のトラッキングサーボ引込み
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01105335A (ja) * 1987-07-31 1989-04-21 Sony Corp 光ディスク装置
EP0357447A2 (en) * 1988-09-02 1990-03-07 Sharp Kabushiki Kaisha Control method for accessing a track of an optical disk in an optical disk apparatus
JPH0279223A (ja) * 1988-09-16 1990-03-19 Hitachi Ltd 光学式記録再生装置

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