JPS62277431A - ポリアミドイミド - Google Patents

ポリアミドイミド

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JPS62277431A
JPS62277431A JP11929586A JP11929586A JPS62277431A JP S62277431 A JPS62277431 A JP S62277431A JP 11929586 A JP11929586 A JP 11929586A JP 11929586 A JP11929586 A JP 11929586A JP S62277431 A JPS62277431 A JP S62277431A
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Takeshi Sakashita
健 阪下
Tomoaki Shimoda
智明 下田
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐熱特性、機械的特性、化学的物理的特性およ
び成形特性のいずれにも優れた性能を兼ね備えた新規重
合体であるポリアミドイミドおよびその組成物に関する
。さらに詳細にはWIJI熱特性、摺動特性、耐衝撃性
、成形性などに優れたポリアミドイミドに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
テレフタル酸、イソフタル酸、トリメリット酸などの芳
香族ポリカルボン酸と脂肪族アルキレンジアミンとから
なる溶融成形可能なポリアミドまたはポリアミドイミド
は種々提案されている。例えば、本発明者らは特開昭5
8−98332号公報にはテレフタル酸、トリメリット
酸および脂肪族アルキレンジアミンとから生成するポリ
アミドイミドを提案しており、また特公昭49−369
59号公報、特開昭59−53536号公報にはへキサ
メチレンジアミンとテレフタル酸、イソフタル酸から生
成するポリアミド、2,4.4− )リメチルへキサメ
チレンジアミンとテレフタル酸とから生成するポリアミ
ド(トロガミドT@)などが提案されている。これらの
ポリアミドまたはポリアミドイミドは溶融成形性には優
れているが、成形材料、摺動用材料などの用途にはさら
に耐熱特性、耐衝撃特性および摺動特性に優れた熱可塑
性樹脂が求められている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、成形用材料または摺動用材料の用途に利
用されている透明なポリアミドまたはポリアミドイミド
がこのような状況にあることに鑑み、耐熱特性、耐衝撃
特性および摺動特性、特に耐熱特性に優れた新規なポリ
アミドイミドを鋭意検討した。その結果、テレフタロイ
ルアルキレンジアミン成分単位ta+、イソフタロイル
アルキレンジアミン成分単位(b)および特定のイミド
結合含有成分単位(C)および必要に応じて他のイミド
結合含有成分単位(dlからなるポリアミドイミドが前
記目的を達成した新規ポリアミドイミドであり、該新規
ポリアミドイミドが耐熱特性、耐衝撃特性および摺動特
性に優れた成形用材料または摺動用材料となることを見
出し、本発明に到達した。
〔問題点を解決するための手段〕および〔作用〕で表わ
されるテレフタロイルジアミン成分単位+8)、一般式
(n) で表わされるイソフタロイルジアミン成分単位(kl>
、一般式(I[I) で表わされるイミド結合成分単位(C1および/または
一般式(IV) で表わされるイミド結合含有成分単位(d)、〔式中、
ROは炭素原子数が4ないし25の二価の炭化水素基を
示し、Xは水素原子または結合子を示す、〕からなるポ
リアミドイミドであって、(i)各成分の組成は(a)
成分がOないし90モル%、(bl成分が5ないし90
モル%、(C)成分が2ないし95モル%、(dl 成
分が2ないし95モル%の範囲にあり、(a)成分/(
b)成分のモル比が90/10ないし0/100の範囲
にあり、かつ〔(a)成分子(bl成分〕/(fcl成
分十(dl成分〕のモル比が97/3ないし5/95の
範囲にあること、および (11)二価の炭化水素基R0は炭素原子数が4ないし
20のアルキレン基R1および炭素原子数が6ないし2
5でありかつ少なくとも1 f[lilの脂環族炭化水
素環または炭素原子数が6ないし25であり、かつ少な
(とも1個の芳香族炭化水素環を含む二価の環式炭化水
素基R2からなる混合成分から構成され、R1成分が5
ないし98モル%およびR2成分が2ないし95モル%
の範囲にあること、 (山)300°C1荷m ] Okgで測定したM F
 Rが0.1以上であること、 によって特徴づけられるポリアミドイミドが物質発明と
して提供され、該新規ポリアミドイミド(A’lおよび
充填剤(B)からなる成形材料用ポリアミドイミド組成
物が用途発明として提供される。
本発明のポリアミドイミドを構成するテレフタ〔式中、
Roは炭素原子数が4ないし25の二価の炭化水素基を
示し、Xは水素原子または結合子を示す。〕で表わされ
るテレフタロイルジアミン成分単位であり、その含有率
は0ないし90モル%の範囲にあることが必要であり、
好ましくは20ないし85モル%、特に好ましくは30
ないし80モル%の範囲である。(a)成分単位の含有
率が90モル%より多くなると、可とう性が低下し、耐
衝撃性が大巾に低下するようになる。
また、本発明のポリアミドイミドを構成するイソフクロ
イルジアミン成分単位(blは、一般式CII)〔式中
、Roは炭素原子数が4ないし25の二価の炭化水素基
を示し、Xは水素原子または結合子を示す。〕で表わさ
れるイソフタロイルジアミン成分単位であり、その含有
率は10ないし90モル%の範囲にあることが必要であ
り、好ましくは10ないし80モル%、特に好ましくは
20ないし70モル%の範囲である。該イソフタロイル
ジアミン成分単位の含有率が10モル%より小さくなっ
たり、90モル%より大東くなったりすると、引張り強
度、曲げ強度、アイゾツト衝撃強度、耐熱老化性などが
低下するようになる。
本発明のポリアミドイミドを構成するイミド結合成分単
位(C)は、一般式(III)〔式中、Roは炭素原子
数が4ないし25の二価の炭化水素基を示し、Xは水素
原子または結合子を示す。〕で表わされるイミド結合成
分単位であり、該(C)成分の含有率は3ないし95モ
ル%の範囲にあることか必要であり、好ましくは5ない
し60モル%、特に好ましくは10ないし40モル%の
範囲である。該(C1成分の含有率が3モル%より小さ
くなると、耐衝撃性が低下するようになり、95モル%
を越えるとポリアミドイミドの耐熱特性が低下するよう
になる。
本発明のポリアミドイミドを構成するイミド結合含有成
分単位(d)は、一般式(IV)〔式中、Roは炭素原
子数が4ないし25の二価の炭化水素基を示し、Xは水
素原子または結合子を示す。〕で表わされるイミド結合
金肴成分単位であり、該(dl成分の含有率は0ないし
95モル%の範囲にあることが必要であり、好ましくは
0ないし50モル%、特に好ましくは0ないし20モル
%の範囲である。該(d)成分の含を率が95モル%よ
り大きくなるとポリアミドイミドの耐熱特性が低下する
ようになる。
本発明のポリアミドイミドを構成する各成分の含有率は
前記範囲にあり、該(al成分/該(bl成分のモル比
は90/10ないし0/100の範囲にあることが必要
であり、好ましくは85/15ないし20/80、とく
に好ましくは80/20ないし40/60の範囲である
。また、該ポリアミドイミドにおいて、〔(a)成分十
(bl成分) / ((C1成分十(d+成分〕のモル
比が97/3ないし5/95の範囲にあることが必要で
あり、好ましくは9515〜30/70、特に好ましく
は90/10ないし40/60の範囲である。該ポリア
ミドイミドにおいて、fa)成分/(b)成分のモル比
が90/10より大きくなると、該ポリアミドイミドの
耐衝撃性、耐熱老化性などが低下し、〔(a)成分+T
bl成分〕/〔(C)成分十(di成分〕のモル比が9
7/3より大きくなると該ポリアミドイミドの耐衝撃性
、可とう性が低下し、5/95より小さくなると該ポリ
アミドイミドの熱変形温度などの耐熱特性が低下するよ
うになる。
また、本発明のポリアミドイミドのジアミン成分を構成
する二価の炭化水素基R0は炭素原子数が4ないし20
のアルキレン基R1および炭素原子数が6ないし25で
ありかつ少なくとも1個の脂環族炭化水素環または、炭
素原子数が6ないし25であり、かつ少なくとも1個の
芳香族炭化水素環を含む環式炭化水素基R2からなる混
合成分から構成され、R1成分が5ないし98モル%、
好ましくは20ないし98モル%、とくに好ましくは4
0ないし95モル%の範囲にあり、R2成分が2ないし
95モル%、好ましくは2ないし80モル%、とくに好
ましくは5ないし60モル%の範囲にある。
本発明のポリアミドイミドには30°Cの濃硫酸に不溶
性成分を含有していても差しつかえない。該ポリアミド
イミドの300°C1荷ffilokgT:測定したM
FRが0.1g/10分以上であることが必要であり、
好ましくはIg/10分以上である。該ポリアミドイミ
ドが濃硫酸に溶解する場合には’b%硫酸中30°Cで
測定した〔η〕が0.2ないし4a/g、好ましくは0
.3ないし3.5/j/g 、特に好ましくは0.5な
いし3 dl / gの範囲である。
本発明のポリアミドイミドは結晶性を有する場合もあり
、非品性である場合もある。該ポリアミドイミドを構成
する一般式CI)で表わされるテレフタロイルアルキレ
ンジアミン成分単位(alの含有率が高くなるにつれて
結晶化率は大きくなる。
本発明のポリアミドイミドの結晶化率は通常7%以下、
好ましくは3%以下の範囲である。本発明のポリアミド
イミドが結晶性を有する場合には、その融点は通常25
0ないし360℃、好ましくは280ないし350°C
の範囲である。本発明のポリアミドイミドの軟化温度は
通常150ないし370°C1好ましくは160ないし
350℃である。
本発明のポリアミドイミドの前記一般式CI)ないしく
IV)で表わされる構成成分中のアルキレン基R1に相
当するアルキレジアミン成分は、炭素原子数が4ないし
25のアルキレンジアミン成分単位であり、具体的には
、■、4−ジアミノブタン、■、5−ジアミノペンクン
、1,6−ジアミツヘキサン、1.7−ジアミヘブタン
、1,8〜ジアミノオクタン、1゜9−ジアミノノナン
、1,10−ジアミノデカン、1.11−ジアミノウン
デカン、1.12−ジアミノドデカン、1.13−ジア
ミノトリデカン、1,14−ジアミノテトラデカン、1
,15−ジアミノペンタデカン、1.16−ジアミノウ
ンデカン、4.17−ジアミノウンデカン、1,18−
ジアミノオクタデカン、1.19−ジアミノノナデカン
、1,20−ジアミノエイコサンなどのアルキレンジア
ミン成分を例示することができる。これらアルキレンジ
アミン成分としては1種のみを単独で含をしていてもよ
いし、2種以上の混合物として含有していても差しつか
えない。これらのアルキレンジアミン成分単位のうちで
は、炭素原子数が6ないし16の範囲にあることが好ま
しく、とくに 1,6−ジアミツヘキサン成分であるこ
とが好ましい。
本発明のポリアミドイミドの前記一般式CI)ないしく
rV)で表わされる構成成分中のR2に相当するジアミ
ン成分単位は、炭素原子数が6ないし25でありかつ少
な(とも1個の脂環族炭化水素環を含む二価の脂環族炭
化水素基R2を有するジアミン成分である。炭素原子数
が6ないし25でありかつ少な(とも1個の脂環族炭化
水素環または炭素原子数が6ないし25でありかつ少な
くとも1個の芳香族環を含む二価の環式炭化水素基R2
を有するジアミン成分単位である。酸ジアミン成分単位
(d)として具体的には、1.3−ジアミノシクロヘキ
サン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、1.3−ビス
(アミノメチル)シクロヘキサン、1.4−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン、イソホロンジアミン、ピペ
ラジン、2,5−ジメチルピペラジン、ビス(4−アミ
ノシクロヘキシル)メタン、ビス(4−アミノシクロへ
キシル)プロパン、4,4′−ジアミノ−3,3′−ジ
メチルジシクロヘキシルメタン、4.4′−ジアミノ−
3,3’ 、5.5 ’−テトラメチルジシクロヘキシ
ルメタン、4.4′−ジアミノ−3,3’。
5.5′−テトラメチルジシクロヘキシルプロパン、4
.4′−ジアミノ−3,3′−ジメチルジシクロヘキシ
ル、4,4′−ジアミノ−3,3’、  5.5’−テ
トラメチルジシクロヘキシル、α、α′〜ビス(4−ア
ミノシクロヘキシル)−p−ジイソプロピルベンゼン、
α、α′−ビス(4−アミノシクロヘキシル)−m−ジ
イソプロピルベンゼン、α、α′−ビス(4−アミノシ
クロヘキシル)−1,4−シクロヘキサン、α、α′−
ビス(4−アミノシクロヘキシル)−1,3−シクロヘ
キサン、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジア
ミン、p−キシリレンジアミン、m−キシリレンジアミ
ン、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、4.4’−
ジアミノジフェニルエーテル、4,4′〜ジアミノジフ
エニルプロパン、4.4′−ジアミノジフェニルスルホ
ン、4,4′−ジアミノジフェニルスルフィド、α、α
′−ビス(4−アミノフェニル)−ρ−イソプロピルベ
ンゼン、α。
α′−ビス(4−アミノフェニル)−m−イソプロピル
ベンゼンなどを例示することができる。
本発明のポリアミドイミドは、[al成分、(bl成分
、(C)成分および/または(d)成分がランダムに配
列して結合し、鎖状構造を形成したものである。ここで
鎖状構造とは直鎖状構造のみならず、分枝鎖状構造また
は相違する分子間で架橋構造を形成している場合もある
。分枝鎖状構造または架橋構造の形成は前記イミド結合
含有成分単位(dlを介して形成される。本発明のポリ
アミドイミドには、fb)成分および(C)成分のみか
らなる二元系mkJ合体、(al成分、(bl成分およ
び(C)成分からなる三元系重縮合体、(b)成分、(
C1成分および(dl成分からなる三元系重縮合体、f
at成分、(bl成分、(C)成分および(dl成分か
らなる四元系重縮合体がある。本発明のポリアミドイミ
ドのうちでは、直鎖状ないしは分枝鎖状構造すなわち実
質上線状構造のポリアミドイミドが好適である。
また、本発明のポリアミドイミドの分子末端は(a)成
分、(b)成分、fcl成分または(dl成分を構成す
るアルキレンジアミン成分、テレフタル酸成分、イソフ
タル酸成分、カルボキシフタル酸成分、ピロメリット酸
イミド成分のいずれであってもよい。
分子末端が該アルキレンジアミン成分である場合は末端
アミン基が低級カルボン酸でアシル化されていてもよい
し、塩を形成しても差しつかえない。また、分子末端が
テレフタル酸成分、イソフタル酸成分単位またはカルボ
キシフタル酸成分である場合には末端カルボキシル基が
低級アルコールでエステル化されていてもよいし、アミ
ンでアミド化されていてもよいし、塩を形成していても
よいし、酸無水物を形成していてもよい。
本発明のポリアミドイミドは相当するジアミンとテレフ
タル酸クロリド、イソフタル酸クロリド、無水トリメリ
ット酸クロリドおよび必要に応じて無水ピロメリット酸
ジクロリドなどの酸クロリドとを溶液重合法あるいは界
面重合法によって重縮合させ、まず相当するポリアミド
酸を合成した後、加熱することによって脱水閉環させ、
本発明のポリアミドイミドに変換する方法を採用しても
良いし、相当するジアミンとテレフタル酸、イソフタル
酸、トリメリット酸(無水トリメリット酸でも良い)お
よび必要に応じてピロメリット酸(無水ピロメリット酸
でもよい)などのカルボン酸と水、フェノール、クレゾ
ール、ターフェニル等の溶剤の存在下又は不存在下での
溶液あるいは溶融重縮合法によって合成することもでき
るし、又前記方法によってオリゴマーを製造した後、固
相重合法によって分子量を高める方法を併用する方法も
採用することができる。さらに、前記オリゴマーを押出
機、ニーダ−等の混線器を用いて加熱下溶融重縮合反応
を進行させポリマーとする方法も採用することができる
本発明のポリアミドイミド中には該ポリアミドイミドに
相当する親水前のポリアミド酸を含んでいても差しつか
えない。その量は通常ポリイミド形成官能基当り30モ
ル%以下、好ましくは10モル%以下の範囲である。ま
た本発明のポリアミドイミドを合成する際にはリン酸、
次亜リン酸ソーダ、リン酸オクチル、トリストリデシル
ホスファイトなどの触媒、安定剤などを添加することも
できる。
なお、本発明のポリアミドイミドの構成成分組成の決定
法、軟化温度、融点、極限粘度〔η〕および結晶化率の
測定方法を次に示す。
(1)  ポリアミドイミドの構成成分の組成ポリアミ
ドイミド中の炭素、水素および窒素原子の元素分析を行
い、これらの含有率を求め、炭素原子と水素原子の含有
率の加算値と窒素原子の含有率との比から正縮合体の構
成成分の組成を決定した。
(2)軟化温度 柳本に、に、社製融点測定装置を用い、乳鉢で微粉に粉
砕したポリアミドを2枚のプレパラートの中央部(約1
cal)に挟み、毎分2°Cの昇温速度で温度を上げ、
ポリアミドの溶解し始める温度と全量が溶解し終る温度
を観察し、これらの温度の平均値をポリアミドイミドの
軟化温度とした。
(3)融点 理学電気社MMJ−800−EYを用いて毎分10℃の
昇温速度で樹脂の示差熱分析を行って求めた。
(4)極限粘度〔η〕 樹脂温度0.500g/d1.0.77g /dl、1
.00g/a!fの96重量%濃硫酸溶液の30°Cに
おける相対粘度をウベローデ型粘度針によって測定し、
比粘度を求め、これらの点から作図によって〔η〕を求
めた。なお、前記溶液の作成を30°Cで行った。
(5)結晶化率 理学電気製ロータフレックス2075を用いて広角(2
θニア0°C〜3°C)のX線解析を行って求めた。
本発明のポリアミドイミドは成形用材料、摺動材、繊維
コーティング剤、接着剤、その他種々の用途に利用され
る。該ポリアミドには必要に応じて従来から公知のポリ
マー安定剤、可塑剤、離型剤、滑剤、充填剤などを配合
することができる。
ポリマーとしてはナイロン6.6、ナイロン6などのポ
リアミド、ポリエステル、ポリエーテル、マレイン化し
たエチレンプロピレン共重合体などのα−オレフィン弾
性体などを例示することができる。
本発明の成形材料用組成物は、前記ポリアミドイミド(
A)および充填剤CB〕から構成される。
充填剤としては粉末状、板状、繊維状あるいはクロス状
物などの種々の形態を有する有機系または無機系の化合
物であり、具体的には、シリカ、アルミナ、シリカアル
ミナ、タルク、ケイソウ土、クレー、カオリン、石英、
ガラス、マイカ、グラファイト、二硫化モリブデン、セ
ラコラ、ベンガラ、二酸化チタン、酸化亜鉛、アルミニ
ウム、銅、ステンレスなどの粉状、板状の無機系化合物
、ガラス繊維、カーボン繊維、ホウ素繊維、セラミック
ス繊維、石綿繊維、ステンレススチール繊維などのu!
i維状の無機系化合物またはこれらのクロス状物などの
2次加工品、ポリパラフェニレンテレフタルアミド、ポ
リメタフェニレンテレフタルアミド、ポリパラフェニレ
ンイソフタルアミド、ポリメタフェニレンイソフタルア
ミド、ジアミノジフェニルエーテルとテレフタル酸(イ
ソフタル酸)との縮合物、p  (m)−アミノ安息香
酸の縮合物などの全芳香族系ポリアミド、ジアミノジフ
ェニルエーテルと無水トリメリット酸または無水ピロメ
リット酸との縮合物などの全芳香族系ポリアミドイミド
、全芳香族系ポリイミド、ポリヘンライミダゾール、ポ
リイミダゾフエナンスロワンなどの複素環含を化合物、
ポリテトラフロロエチレンなどの粉状、板状、繊維状あ
るいはクロス状物などのこれらの2次加工品などを例示
することができ、これらを2種以上を混合して使用する
こともできる。これらの充填剤はシランカップラーやチ
タンカップラーなどで処理したものも同様に使用するこ
とができる。
前記充填剤のうち、粉末状の充填剤としてはシリカ、シ
リカアルミナ、アルミナ、二酸化チタン、グラファイト
、二硫化モリブテン、ポリテトラフロロエチレンを使用
することが好ましく、とくにグラファイト、二硫化モリ
ブデンまたはポリテトラフロロエチレンを使用すると該
組成物から得られる成形体の動摩擦係数、テーパー摩耗
、限界pv値などの耐摩耗性が向上するようになるので
好ましい。かかる充填剤の平均粒径は通常0.1mμな
いし200μの範囲、とくに1mμないし100μの範
囲にあると前述の耐摩耗性が著しく向上するので好まし
い。かかる充填剤の配合割合は該ポリアミド100ii
i部に対してOを越えて200重量部の範囲にあること
が通常であり、好ましくは0を越えて200ffiEf
部の範囲、とくに好ましくは1.0ないし50重足部の
範囲である。
また、前記充填剤のうち、有機系の繊維状充填剤として
はポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維、ポリメタ
フェニレンテレフタルアミド繊維、ポリパラフェニレン
イソフタルアミド繊維、ポリメタフェニレンイソツクル
アミド繊維、ジアミノジフェニルエーテルとテレフタル
酸またはイソフタル酸との縮合物から得られる繊維など
の全芳香族系ポリアミド繊維を使用すると該組成物から
得られる成形体の引張り強度、アイゾツト衝撃強度など
のvIA械的詩的特性変形温度などの耐熱特性などが向
上するようになるので好ましい。さらに、前記充填剤の
うちで無機系の繊維状充填剤としてはガラス繊維、カー
ボン繊維またはホウ素繊維を使用すると、該組成物から
得られる成形体の引張強度、曲げ強度、曲げ弾性率など
の機械的特性、熱変形温度などの耐熱特性、耐水性など
の化学的物理的特性などを向上するようになるので好ま
しい。前記有機系または無機系の繊維状充填剤の平均長
は通常0.1ないし201胃の範囲、とくに1ないし1
0m■の範囲にあると、該組成物の成形性が向上しかつ
該組成物から得られる成形体の熱変形温度などの耐熱特
性、引張強度、曲げ強度などの機械的特性などが向上す
るようになるので好ましい。
前記有機系または無機系の繊維状充虜剤の配合割合は咳
ポリアミド100fflffi部に対して3ないし20
0重量部の範囲にあることが通常であり、好ましくは5
ないし180重量部の範囲、とくに好ましくは5ないし
150Bi量部の範囲である。
本発明の方法によって製造されるポリアミドイミドは通
常の溶融成形、たとえば圧縮成形、射出成形または押し
出し成形等によって成形することができる。
〔実施例〕
次に、本発明のポリアミドイミドおよびその組成物を実
施例によって具体的に説明する。試験片の調製法ならび
に各性能の評価方法を次に示した。
また以下の表において使用した次の略号はそれぞれ次の
化合物を示す。
TA:テレフタル酸 ■A:イソフタル酸 TC:無水トリメリット酸 C6DA : 1,6−ジアミツヘキサンACM  :
ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン AMC・1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン 開へCM= ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキ
シル)メタン B−A : α、α′−ビス(4−アミノフェニル)ジ
イソプロピルベンゼン (試験片の作製および各物性の評価法)ポリアミドイミ
ドをクラッシャーによって粉砕(32メツシユバス)し
、100℃、1m11gの条件下で12hr乾燥した後
、該ポリアミドイミドをプレス成形機により窒素雰囲気
中100kg/c+dの圧力下、Tgより80ないし1
50℃高い温度でホットプレスした後、20℃の温度で
コールドプレスし、2龍ないし10龍厚の圧縮成形板を
作製した。これらの成形板を表1に記載の各試験片の寸
法に切削加工した後窒素雰囲気中、100℃で40Tm
Hgの条件で12hr乾燥した後試験に供した。
また、充填材配合品は粉砕、乾燥した所定量のポリアミ
ドイミドと所定1の充填材を一軸押出機(L/D =2
8.20mmφ)に供給して混合し、約6mmのストラ
ンド状として得た。試験片の作製は充填材を配合しない
場合と同様にして行った。
〔1〕 ポリアミドイミド 実施例1 テレフタル酸66.54g (0,40M)、イソフタ
ル酸155゜26g (0,94M ) 、トリメリッ
ト酸93.52g(0,45M) 、ビス(4−アミノ
シクロヘキシル)メタン93.61g(0,45?I)
およびヘキサメチレンジアミン155.14g (1,
34M )をイオン交換水35gとともに1xオートク
レーブに仕込み、N2置換を十分に行った後、攪拌下3
時間かけて250°Cに昇温した。さらに、密閉状態の
まま250℃で1時間反応を進行させた後、攪拌を止め
、オートクレーブ底部から差圧35kg/Ciで反応混
合物を取り出した。
N2中50°C1100C11O0で一昼夜乾燥して底
次縮合物を得た。この底次縮合物の〔η) (conc
  112504中、30℃)は0.1dl/gであっ
た。この底次縮合物300gを0.5 A 37合フラ
スコに移し、常圧、N2雰囲気下、攪拌しながら温度を
上げた。この底次縮合物は、120℃付近で完全に溶融
した。250°Cまで約5時間かけて昇温した後、25
0°Cで1時間反応させた。さらに、300°Cまで徐
々に昇温してゆき、300’Cで1時間反応を進行させ
、ガラス転移温度が160°Cの無定形ポリマーを得た
。結果を表2に示した。
実施例2〜7、比較例1〜4 実施例1において、酸分解の仕込比率、ジアミン成分の
種類、仕込比率を表2に示したようにかえた以外は、実
施例1に記載の方法でポリアミドイミド又はポリマーを
合成した。結果を表2に示す。
実施例5,6 2.4.4−1−リメチルへキサメチレンジアミンとテ
レフタル酸とからなるポリアミド(トロガミドーT■、
ダイナミツトノーベル社製)及びエムザーベルヶ社製の
透明ポリアミド(グリルアミドTR−55)の性能を表
2に示した。
(U)ポリアミドイミド組成物 実施例8 実施例1に記載したポリアミドイミド100重量部、平
均長が6mmのガラス繊維(日東紡績に、K。
製、チップストランドCS 6PE−231) 50重
量部よりなるガラス繊維強化ポリアミドイミド組成物を
表3に記載、の押出し条件で作製した。この組成物を用
いて作製した試験片の性能を表3に示した。
実施例9 実施例1に記載したポリアミドイミド100重量部およ
び表3に記載した量のカーボン繊維(東しに、に、製T
 008A、平均長6 mm)からなるカーボン繊維強
化ポリアミドイミド組成物を表3に記載した押出し条件
で作製した。これらの組成物を用いて作製した試験片の
性能を表3に示した。
実施例10 実施例1において記載したポリアミドイミド100重量
部および表3に記載した量のポリバラフェニレンテレフ
タルアミド繊維(デュポン社製、ケブラー■49、平均
長3 mm)を用いたポリバラフェニレンテレフタルア
ミド繊維強化ポリアミド組成物を表3に示した押出し条
件で作製した。これらの組成物を用いて作製した試験片
の性能を表3に示した。
比較例7,8 ナイロン−6,6(デュポン社製Zytel 101@
)およびポリアセクール(ポリプラスチックス社製デュ
ラコンM−9p)を用いて作製した試験片の性能を表3
に示した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 で表わされるテレフタロイルジアミン成分単位(a)、
    一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 で表わされるイソフタロイルジアミン成分単位(b)、
    一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 で表わされるイミド結合成分単位(c)および/または
    一般式〔IV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔IV〕 で表わされるイミド結合含有成分単位(d)、〔式中、
    R^0は炭素原子数が4ないし25の二価の炭化水素基
    を示し、Xは水素原子または結合子を示す。〕からなる
    ポリアミドイミドであつて、 (i)各成分の組成は(a)成分が0ないし90モル%
    、(b)成分が5ないし90モル%、(c)成分が2な
    いし95モル%、(d)成分が2ないし95モル%の範
    囲にあり、(a)成分/(b)成分のモル比が90/1
    0ないし0/100の範囲にあり、かつ〔(a)成分+
    (b)成分〕/〔(c)成分+(d)成分〕のモル比が
    97/3ないし5/95の範囲にあること、および (ii)二価の炭化水素基R^0は炭素原子数が4ない
    し20のアルキレン基R^1および炭素原子数が6ない
    し25でありかつ少なくとも1個の脂環族炭化水素環ま
    たは炭素原子数が6 ないし25であり、少なくとも1個の芳香族炭化水素環
    を含む二価の環式炭化水素基R^2からなる混合成分か
    ら構成され、R^1成分が5ないし98モル%およびR
    ^2成分が2ないし95モル%の範囲にあること、 (iii)300℃、荷重10kgで測定したMFRが
    0.1以上であること、 によつて特徴づけられるポリアミドイミド。
  2. (2)〔A〕一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 で表わされるテレフタロイルジアミン成分単位(a)、
    一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 で表わされるイソフタロイルジアミン成分単位(b)、
    一般式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 で表わされるイミド結合成分単位(c)および/または
    一般式〔IV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔IV〕 で表わされるイミド結合含有成分単位(d)、〔式中、
    R^0は炭素原子数が4ないし25の二価の炭化水素基
    を示し、Xは水素原子または結合子を示す。〕からなる
    ポリアミドイミドであつて、 (i)各成分の組成は(a)成分が0ないし90モル%
    、(b)成分が5ないし90モル%、(c)成分が2な
    いし95モル%、(d)成分が2ないし95モル%の範
    囲にあり、(a)成分/(b)成分のモル比が90/1
    0ないし0/100の範囲にあり、かつ〔(a)成分+
    (b)成分〕/〔(c)成分+(d)成分〕のモル比が
    97/3ないし5/95の範囲にあること、および (ii)二価の炭化水素基R^0は炭素原子数が4ない
    し20のアルキレン基R^1および炭素原子数が6ない
    し25でありかつ少なくとも1個の脂環族炭化水素環ま
    たは炭素原子数が6 ないし25であり、少なくとも1個の芳香族炭化水素環
    を含む二価の環式炭化水素基R^2からなる混合成分か
    ら構成され、R^1成分が5ないし98モル%およびR
    ^2成分が2ないし95モル%の範囲にあること、 (iii)300℃、荷重10kgで測定したMFRが
    0.1以上であること、 によつて特徴づけられるポリアミドイミド、および 〔B〕充填剤 からなる成形材料用ポリアミドイミド組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017075303A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 エーエムエス−パテント アクチェンゲゼルシャフト コポリアミド、これらを含有する成形材料及びそれから製造された成形品

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4842097A (ja) * 1971-09-28 1973-06-19
JPS50144088A (ja) * 1974-05-10 1975-11-19

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