JPS6227663A - 細胞内の物質、微細生物の測定法 - Google Patents

細胞内の物質、微細生物の測定法

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JPS6227663A
JPS6227663A JP60166004A JP16600485A JPS6227663A JP S6227663 A JPS6227663 A JP S6227663A JP 60166004 A JP60166004 A JP 60166004A JP 16600485 A JP16600485 A JP 16600485A JP S6227663 A JPS6227663 A JP S6227663A
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JP
Japan
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complement
cell
cells
microorganism
substance
Prior art date
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Pending
Application number
JP60166004A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Taguchi
文章 田口
Isamu Mitsui
三井 勇
Kinichi Hara
原 欣一
Masao Hayashi
林 昌郎
Kunio Ezawa
江沢 邦夫
Kenichi Fukunaga
健一 福永
Atsushi Kuranari
倉成 淳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Soft Drinks Co Ltd
Original Assignee
Calpis Food Industry Co Ltd
Calpis Shokuhin Kogyo KK
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Publication date
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Priority to EP85112428A priority patent/EP0177023A3/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は細胞内や細胞表面に産生または発現している物
質、微細生物をそのまま迅速に測定するための新規な方
法に関する。
本発明においては、補体結合性抗体と標識補体を用いれ
ば、細胞内や細胞表面に産生または発現している物質や
微細生物をそのまま迅速に測定できることを見出したも
のである。
〔発明の手段〕
本発明でいう細胞とは、動物細胞、植物細胞、融合等の
処理細胞、酵母、細菌、原虫等の細胞、これらの遺伝子
操作等の処理細胞等で、あらゆる細胞を包含するもので
ある。
また、本発明における物質としては、細胞の生産する細
胞表面抗原(例えば、アシアロGM1、T抗原、Ly抗
原)、細胞内酵素(例えば、TdT、GTP、LDH)
、分泌性物質(例えば、CEA、AFP、イムノグロブ
リン)などがあり、また、酵母、細菌等の生産する酵素
、ペプチド性物質などがあげられる。
また、本発明における微細生物としては、培養細胞に感
染するすべてのウィルス、リケッチア−。
クラミジアなどがある。
また、測定に用いる補体結合性抗体としては、当該物質
、微細生物で免疫し、これから分層した抗血清を用いれ
ばよく、また抗血清からN製した抗体、モノクローナル
抗体、自然免疫血清等を用いてもよい。
また、標識補体としては、補体C1q成分の。
免疫グロブリンに対して結合活性を有する部位以外の部
位に各種標識を結合させた結合物であるのが好ましい。
ここでは、補体C1q分子上の、イムノグロブリンに対
する結合活性を担う部位に全く影響を及ぼさない部位に
S−8結合が9個存在することに着目される。この部位
のS−8結合はClq分子を構成するA鎖、B鎖、C鎖
のN末端より4個目のシスティン残基により形成されて
おり、還元剤の攻撃を受けやすく、かつまた物質を結合
し易い位置にある。そこで還元剤によりS−8結合を開
裂させ、この部位のSH基を露出させた還元C1qを先
ず作製し、次いで、SR基と反応する活性基を導入した
物質を作製し、還元C1qと反応させてC1clと物質
の結合物を得るのが好ましい。
さらに詳しくは、補体C1q成分としてはヤギ。
ウサギ、モルモット、ウシ、ウマ、ヒツジ、イヌ。
マウス、ヒト等種々の動物由来のもので良く、常法の精
製操作(日本免疫学会;免疫実験操作法B、p、137
6〜1380.1974)に従ってC1(I成分に富む
画分を採取すれば良い。次にC1qをC1qが安定的に
存在し得る緩衝液、例えば10%庶糖、 1M食塩、5
mMエチレンジアミン4酢酸ナトリウム(EDTA)を
含むトリス緩衝液に溶解し、S−8結合の還元を行なう
。用いる還元剤としてはメルカプトエチルアミン、ヂチ
オスレイトール、2メルカプトエタノール、システィン
等、通常のもので良く、反応条件もC1qが変性を起こ
さない適当な条件を選択すれば良い。得られた還元C1
qは透析、塩析、ゲルろ過等で余剰の還元剤を除き、か
つ緩衝液の組成をPH5,5〜6.5でEDTAを含む
緩衝液に交換して置く。この緩衝液の組成は使用する架
橋剤の性質によって適宜改変するべきものである。一方
、C1qに結合させるべき物質として例えば西洋ワサビ
由来のペルオキシダーゼをとり。
架橋剤としてN−(4−カルボキシシクロヘキシルメチ
ル)マレイミドのN−ヒドロキシスクシンイミドエステ
ル(CHM)をとった場合、この両者をpH6,5〜7
.5でEDTAを含む緩衝液に溶解し、30℃で1時間
反応させる。この条件は使用する架橋剤の性質によって
適当な条件を選択する。架橋剤としてはCHMの他にm
−マレイミド安息香酸、N−(4−カルボキシフェニル
メチル)マレイミド、マレイミド酢酸等のN−ヒドロキ
シスクシンイミドエステルを使用し得る。この反応によ
ってマレイミド基を有するペルオキシダーゼが得られる
得られたマレイミド化ペルオキシダーゼと還元C1qを
混合し、pH5,5〜6.5でEDTAを含む緩衝液中
、4°Cで20時間保持することによって、補体C1q
のペルオキシダーゼ結合物が得られる。
最後にゲルろ過によってペルオキシダーゼとClq両方
の活性を持つペルオキシダーゼ標識C1q画分を採取す
る。このようにして得られたペルオキシダーゼ標識C1
(Iは、C1qが本来有している免疫グロブリンに対す
る結合活性を完全に保持しているものである。
測定に際しては、物質、微細生物を産生又は発現してい
る細胞をマイクロプレートにて培養又は固着させ、これ
に補体結合性抗体と標識補体を反応させた後、結合した
標識補体の量を発色等によって測定し、物質、微細生物
の量を知るのである。
次に本発明の製造例及び実施例を示す。
製造例 ヤギ精製C1q30■を、0.05M トリス(ヒドロ
キシメチル)アミノメタン、1M塩化ナトリウム、0.
005M  E D T A及び10%スクロースを含
む水溶液(pH7,4) 10m1に溶解する。これに
0.1Mジチオスレイトール溶液0.1 mlを加え、
室温下、1時間放置し1反応させる。次に反応液をセフ
ァデックスG−25カラムに通し、蛋白質画分を回収す
る。
この蛋白質画分を限外ろ過で約10m1まで濃縮し、還
元型補体C1q30■を得る6次に西洋山葵由来のペル
オキシダーゼ20■を、燐酸緩衝液(pH7,0)6m
lに溶解し、ジメチルホルムアミド4mlを加える。更
に、2%4−〔マレイミドメチルコシクロヘキサン1−
カルボキシリック酸すクシンイミドエステル(CHM)
のヂメチルホルマミド溶液0.2mlを加え、室温で1
時間静置し、反応させる。この反応液をセファデックス
G−25カラムに通し、CHM結合ペルオキシダーゼ2
0■を回収する。還元型補体C1(130■とCHM結
合ペルオキシダーゼ20■を混合し、4℃で15時間静
置し、セファロース6Bカラムにより1分子量40万〜
80万両分を回収し、ペルオキシダーゼ標識補体C1q
40■を得た。
実施例1゜ H5V (単純性庖疹ウィルス)感染症の病巣部(陰部
又は口唇)より検体を採取し、抗生物質を含む培養液1
mlに懸濁した。その0.1 mlを予めベロー(Ve
ro)細胞を培養しておいたマイクロプレートの2つの
ウェルに接種し、37℃で22時間培養した。
培養後細胞を3%過酸化水素−メタノールで固定し、ゼ
ラチン−ベローナール緩衝液(pH7,4)で25倍に
希釈したヒト血清(抗H3V補体結合価(CF価)32
または4以下)50μmを2つのウェルのうち1つずつ
に入れ、更に同緩衝液に溶解した90゜ngのペルオキ
シダーゼ標11c1q50μmを両ウェルに加えた。室
温で2時間反応させた後、各ウェルを0.05%Twe
en20を含む燐酸緩衝液で3回洗い。
過酸化水素−ABTS溶液(pH4)を0.1ml/ウ
ェル加え、1時装置いて発色させ、0.01%アジ化ナ
トリウム溶液0.1mlで反応を停止し414r+mに
おける吸光度を測定した。CF価32のヒト血清を入れ
たウェルの吸光度は0.263、CF価4以下の血清を
入れたウェルでは0.089を示した。この結果より検
体中にはH5Vピリオンが存在していたことが確認でき
た。
実施例2゜ CEA (カルシノエンプリョニツク アンチゲン)産
生細胞のクローニングを目的とし、すい癌由来CEA産
生細胞T 3 M−4を限界希釈(1cell/1ie
ll) L、、 、 96ウエルマイクロプレートで1
6日間培養を行なった。培養液を除き、トリプシン−E
DTAを各ウェル0.1 ml入れ、細胞を浮遊させた
後に、新鮮な培養液0.2 ml/ウェルを予め満たし
ておいたプレート2枚に、細胞浮遊液を20μm/ウェ
ルとなるようにレプリカし、さらに4日間培養を行なっ
た。レプリカの一方の培養液を捨て、3%H20□−メ
タノールで細胞を固定し、ウサギ抗CEA抗血清の1/
400GVB希釈液0.1 mlと110ng10゜1
m1/νallのペルオキシダーゼ標識C1qを加え。
室温で2時間反応させ、洗浄後、ABTS((2゜2−
アジ)−ジー〔3−エチルベンゾチアゾリンスルホン酸
〕2アンモニウム塩)基質溶液を加えて発色させた。各
ウェルの0D414は0.127〜0.386の範囲と
なった。最高の○D414を与えたウェルの細胞を、も
う一方のレプリカより拾い、エキスバンドを行なった。
実施例3゜ 精製α−フェトプロティン100μg(0,1m1)と
フロイント・コンプリート・アジュバント(Freun
dcomplete adjuvant) 0.1ml
を混合し、7週令のBa1b/Cマウス腹腔内に投与し
た。投与後28日目にA F P (a−フェトプロテ
ィン) 100μg (0,3m1)を腹腔内に投与し
、さらに3日後に牌細胞をとり出し、N5−1細胞と融
合させた。細胞を96ウエルプレートにI XIO’/
mlの濃度で播き、融合後1日日〜16日目までHAT
培地による選択を行い、17日目に各培養上清の抗体活
性を調べた結果、64/948のウェルで抗体産生が認
められ、2ウエルで抗AFP抗体の産生が認められた。
これらのウェルの細胞を塗抹標本とし3%H2O2−メ
タノールで処理して固定し、 200倍希釈のヤギ抗マ
ウスIgG(γ鎖特異的)20μmとペルオキシダーゼ
標識C1q 18ng/20μmを加え、2時間静置し
た。よく洗浄した後にジアミノベンジジン溶液で発色さ
せ、IgG産生細胞を数えたところ62%および91%
の陽性率が得られた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)細胞内や細胞表面に産生または発現している物質
    、微細生物を、当該物質、微細生物に対する補体結合性
    抗体と標識補体を用いて測定することを特徴とする細胞
    内の物質、微細生物の測定法。
  2. (2)標識補体が補体C1q成分の、免疫グロブリンに
    対して結合活性を有する部位以外の部位に標識物質を結
    合した結合物である特許請求の範囲第1項記載の細胞内
    の物質、微細生物の測定法。
JP60166004A 1984-10-02 1985-07-29 細胞内の物質、微細生物の測定法 Pending JPS6227663A (ja)

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DK445585A DK445585A (da) 1984-10-02 1985-10-01 Stof-konjugeret komplementkomponent clq
CA000491980A CA1276103C (en) 1984-10-02 1985-10-01 Substance-conjugated complement component c1q
EP85112428A EP0177023A3 (en) 1984-10-02 1985-10-01 Substance-conjugated complement component c1q
KR1019850007264A KR890001538B1 (ko) 1984-10-02 1985-10-02 세포기능 조절물질 등을 결합시킨 보체성분 Clq의 제조법 및 이 보체성분 Clq을 사용하는 측정법
US07/032,025 US4882423A (en) 1984-10-02 1987-03-30 Substance-conjugated complement component C1q
US07/355,196 US5035995A (en) 1984-10-02 1989-05-22 Test method involving substance-conjugated complement component C1q

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