JPS62275968A - 枚葉印刷機の紙積方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は枚葉印刷機において、機外で天地左右方向に位
置規制してトロッコ上の紙積板へ積載した紙をトロッコ
のま＼給紙装置へ供給する紙積方法およびその装置に関
するものである。

〔従来の技術〕

枚葉印刷機の給紙装置は、昇降チェーンに吊下された紙
積バーまたは昇降テーブルを備えており、パレット上に
積載された紙は、との紙積バーまたは昇降テーブル上に
パレットのまに支承されて上層のものから１枚ずつサッ
カ装置で吸引され、印刷ユニットへ供給されて印刷が施
される。給紙による紙の減少にしたがい昇降チェーンが
自動的に巻かれて紙積バー寸たけ昇降テーブルが上昇し
、紙の上面が所定高さを保持する。

とのような給紙装置においては紙の位置が天地方向に正
しく揃っていないと、サッカ装置で吸引された紙が紙送
りローラに届かないで紙落ちが発生したり、あるいは届
いても紙の見当が天地方向に遅れて見当装置が誤動作し
たシし、印刷が停止して損紙が多く発生する。また紙の
位置が左右方向に正しく揃っていないと、左右方向の見
当を揃える横針装置の引込み範囲を外れて引込まれなか
ったり１−で紙詰りゃ見当外れによりこれまた多くの横
紙が発生する。

そこで従来、給紙装置の前方と側方とに垂直状の前当と
横当とをそれぞれ設け、これに紙の端縁を当接させなが
ら紙を積載することが行なわれている。しかしながら、
給紙装置において紙を揃えながら積載したのでは積載に
手間がか５す、印刷機の休転時間が長くなって生産性が
低下するので、従来、印刷機の給紙装置近傍かあるいは
印刷機から離れた別の場所で紙端を揃えながらパレット
にに紙を積載し、これをフォークリフトやｌ・ロツコで
運搬して給紙装置へ供給することが行なわれている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来におけるとの種機外での紙積方法お
よび装置は、いずれも紙の前端縁を前当で規制し、側端
縁を横当で親制御〜ながら積上げていくものであったの
で、積上げに長時間を要し、また紙積後は前当や横当を
、紙の前進を妨げないように開いてやらなければならな
いので、積載紙の回りを移動１〜て操作しなければ々ら
ず、操作性が良好でなかった。さらにトロッコ上にパレ
ットを置いてその上へ紙を積載するものにおいては、ト
ロッコとパレットとの位置決めを行なわがいために、ト
ロッコのま＼給紙装置へ運搬した場合に紙積位置が所定
位置に対して大きく狂うことがあり、修正が困難であっ
た。

〔問題点を解決するための手段〕

このような問題点を解決するために本発明では枚葉印刷
機の紙積方法として、紙を積載して運搬してきたパレッ
トをレールに固定したトロッコ上に載置してこれをパレ
ット受の上昇によってトロッコから浮上させあらかじめ
移動させた前当と横当とへパレットの側面を押付けて位
置決めしたのち、前当と横当とを退去させ、かつパレッ
トをトロッコに着座させトロッコをレール上で給紙装置
へ前進させるという方法にした。また紙積装置を、レー
ル上に走行自在に支持されたトロッコを紙積位置でレー
ルに固定する固定部材と、固定されたトロッコの両側に
あって昇降駆動されるパレット受板と、パレットの前端
面と一側端に対し対向する位置と退去する位置との間で
移動するように進退駆動されるパレット用の前当と横当
とで構成した。

〔作用〕

紙を積載して運搬してきたパレットをトロッコ上に載置
してその両側のパレット受板を上昇させると、パレット
がトロッコから浮上するので、あらかじめパレットの２
側面に対向させておいた前当と横当とにパレットを押付
けて位置決めし、前当と横当との退去およびパレットの
着座を行なったのチ、トロッコを給紙装置へ向ってレー
ル上で前進させる。

〔実施例〕

第１図ないし第７図は本発明に係る紙積方法を説明する
ために示す本発明に係る紙積装置の実施例であって、第
１図はその全体の概要平面図、第２図は第１図のＡ視拡
大側面図、第３図は第２図のＢ視平面図、第４図は第１
図のＣ視拡大正面図、第５図は第１図のＤ視拡大側面図
、第６図は第１図のＥ視拡大側面図、第７図は第３図の
Ｆ視拡犬側面図である。図において、印刷機の給紙装置
１の後方には、全体を符号２で示す紙積装置が配設され
ている。この紙積装置２は、複数個のステー３で連結さ
れて宋面下のピット内に敷設された左右２条のレール４
を備えておシ、このレール４は、給紙装置１のレール５
とわずかなすき間をおいて接続されている。６は縦部材
γａとその前後を連結する横部材７ｂ、７ａとからなる
枠体γ、および枠体γの前後左右に軸受を介して装着さ
れた複数個の車輪８とから々る）・ロッコであって、レ
ール４上で車輪８を転動させることにより、第１図にお
けるレール４の後部と給紙装置１のレール５上との間で
走行するように構成されている。第６図において符号９
で示すものはレール４の後端部にボルト止めされたスト
ッパである。枠体７の後端下部に溶着された複数個のビ
ン受１０に設けられているビン孔には、逆り字状の固定
ピン１１が第６図に実線と鎖線とで示すように進退自在
に挿入されており、またレール４の後端部であるステー
３には、固定ピン１１の下端部を挿入させるビン孔４ｉ
が設けられている。そして、トロッコ６を車輪８がスト
ッパ９にはソ当接するまで後退させ、固定ピン１１を下
降させてビン孔４龜に挿入することにより、トロッコ６
の移動が紙積所定位置で固定されるように構成されてい
る。１Ｏａは固定ピン１１に設けたピン１１ｍを固定ピ
ン１１の下降時に係合させる縦溝であり、また１０ｂは
固定ビ圀１の上昇時にこれを９０’回動させることによ
りビンＨａを係合させて固定ピン１１の下降を規制する
横溝である。

このようにして紙積位置で固定されるトロッコ６の左右
両側には、後述する補助板３５を搭載してこれを昇降さ
せる互に対称状に形成された左右２組の昇降装置１２が
設けられている。左右の各昇降装置１２は、方形板状に
形成された前後一対の軸受板１３とその下端部を連結す
る左右一対のステー１４とで一体形成されて床面とレー
ル４とに支持されたフレーム１５を備えており、後部軸
受板１３と、ステー１４上に固定された軸受１６とには
、昇降駆動軸１γが軸支されている。昇降駆動軸１１の
突出端に割締め固定されたレバー１８の遊端部には、床
面に固定された昇降シリンタ１９の流体圧で進退するピ
ストンロッド２０の作用端が枢着されており、ピストン
ロッド２０（７）Ｊ退ｉＣより昇降駆動軸１Ｔが正逆方
向へ所定角度だけ回動するように構成されている。軸受
板１３の上部には、昇降駆動軸１Ｔ上のギア２１と噛合
うギア２２が軸着された左右一対のギア軸２３が、小ギ
ア２２と他端のカラー２４とで軸方向への移動を規制さ
れて軸支されており、各ギア軸２３には、軸心に対して
偏心する小判形の外周面を有する前後一対ずつの偏心輪
２５が軸着されている。２６は、トロッコ６よりもや＼
長い長方形状の基板２γと、その上に複数列、複数行配
設された球面軸受２８と、球体の一部が露呈するように
覆うカバー２９とで形成されたバレント受板であって、
その前後２箇所には、基板２γと直交して垂下する左右
一対ずつの脚３０が一体形成されており、パレット受板
２６全体は、各脚３０のＵ字溝を各ギア軸２３に上下動
自在に係合させかつ脚３０の内面に枢着されたころ３１
を偏心輪２５で支承させることによって支持されている
。３２は軸受板１３の内面に枢着され各脚３０の内側面
に添接して脚の上下動を案内する複数個のガイドころで
ある。

こうすることにより、偏心輪２５の長辺でころ３１を支
承している図示の状態からピスト／ロッド２０が後退し
ギア２１．２２の噛合を経てギア軸２３が９０°回動す
ると、偏心輪２５の短辺でとろ３１を支承することにな
り、パレット受板２６全体が水平状態のま＼下降する。

３３は基板２７に固定された長尺一対の補強アングルで
ある。

このように構成された左右の昇降装置１２のパレット受
板２６には、パレット３４が補助板３５を介して各方向
へ移動自在に搭載されており、パレット３４上には後述
する揃え装置によって天地、左右方向に揃えられ九紙３
６が積載される。そしてパレット受板２６が上昇すると
、補助板３５がトロッコ６の枠体γから浮上し、パレッ
ト受板２６が下降すると、補助板３５が着座する。

次に紙３６が積載されたパレット３４および補助板３５
を、トロッコ６から浮上した状態で球面軸受２８上を移
動させて紙３６を天地、左右方向に揃える装置について
説明する。紙積位置で固定されるトロッコ６の一側方に
は横機装置３γがトロッコ６の中央よりも前寄りに配設
されている。

乙の横機装置３γけ、床面上に固定された直方形状のフ
レーム３８とその上に立設された一対のブラケット３９
とを備えており、ブラケット３９にはモータ４０が装着
されている。４１はブラケット３９のねじ孔に回転を規
制されて螺合されたねじ軸であって、その先端には、水
平短冊状に形成された横当板４２がパレット３４の側面
に対向して装着されており、また同じくねじ軸４１上に
は、モータ４０側のギア４３と噛合うギア４４がブラケ
ット３９間に軸方向への移動を規制されて螺合されてい
る。そして、モータ４０を回転させることによｐギア４
３．４４を介してねじ軸４１が進退し、横当板４２がパ
レット３４に対して進退するように構成されている。４
５はギア４４と噛合うギア４６を備え横当板４２の移動
寸法を検出するロータリエンコーダである。

さらに、紙積位置で固定されるトロッコ６の前方には、
一対のブラケット４７が左右のレール４に固定垂下され
ていてこれらブラケッ）４７間には、ギア軸４８と前当
軸４９とが平行して回動自在に軸架されており、両軸４
８．４９はギア５０゜５１によって連結されている。５
２は片側のレール４にブラケット５３を介して枢支され
た前当用シリンダであって、そのピストンロッド５４０
作用端は、ギア軸４８の突出端に割締め固定されたレバ
ー５５の遊端部に枢着されており、一方、前当軸４９に
は左右一対の前当５６が当板５Ｔをパレット３４の前端
面に対向させて軸着されている。

こうするととにより、前当用シリンダ５２の流体圧でピ
ストン５４が進退すると、レバー５５とギア５０．５１
を介し前当５６が９０°回動して起立。

倒伏するように構成されている。なお、第３図と第７図
とに符号５８で示すものけ、トロッコ６の枠体Ｔと補助
板３５とを固定する固定装置であって、枠体Ｔ側に支持
されレバー５９で連結されて平行する２本のビン６０．
６１と、ビン６０が挿入される枠体Ｔ側のビン受６２と
を備えており、ビン６０を上昇させてビン６１を補助板
３５のビン孔に係合させるととにより補助板３５と枠体
γとが固定されるように構成されている。６３はビン６
０を貫通するノックビンであって、ビン受６２側の横溝
６４と縦溝６５とへ選択的に係合してビン６０．６１を
上昇、下降位置でそれぞれ固定するように構成されてい
る。

以上のように構成された紙積装置による紙積方法を説明
する。印刷機による印刷作業中、給紙装置１において用
済となったトロッコ６はレール４上に引出されており、
固定ビン１１をステー３のビン孔４　ｍに挿入すること
により位置決めされて固定されている。一方、紙３６は
これと同寸のパレット３４付きで業者から購入されたり
、別の箇所でパレット３４上に積載されたり、あるいは
表刷り後反転されてパレット３４上に積載されたシして
用意されている。この場合紙３６はパレット３４の前端
および左右両端から引つ込″！、かいように積載されて
いる。そこでトロッコ６上へ補助板３５を置き、固定装
置５８のビン６０．６１でトロッコ６に固定する。この
とき、昇降シリンダ１９のピストンロッド２０は図示の
位置より後退していてギア２１．２２の噛合により偏心
輪２５の短辺でころ３１を支承しており、パレット受板
２６が下降している。す々わち、補助板３５は枠体γの
上面に着座しており、また球面軸受２８の上端は補助板
３５の下面よりも下方に離間している。

こうしたのち、前当用シリンダ５２のピストンロッド５
４を第５図に示す位置まで前進させると、レバー５５と
ギア５０．５１とを介して前当５６が回動して図示のよ
うに起立する。また、横当用のモータ４０を回転させる
と、ギア４３．４４の噛合によりねじ軸４１が回転して
横当板４２が前進するとともに、ギア４４．４６の噛合
で回転するロータリエンコーダ４５が横当板４２の移動
量を検出するので、横当板４２は紙サイズに対応する位
置まで移動して停止する。

このようにして準備したのち、前記紙３６が積載された
パレット３４をフォークリフトやプラッタなどで運搬し
てきて補助板３５上に載置する。

このとき補助板３５はビン６０．６１でトロッコ６に固
定されているのでパレット３４を置いても移動すること
がない。パレット３４を載置したのちは、ビン６０．８
１を抜いて補助板３５を移動可能にする。そして、左右
の昇降シリンダ１９へ圧力流体を送ってピストンロッド
２０を第４図に示す位置まで前進させると、ギア２１．
２２の噛合により偏心輪２５がはＷ９００回動し、長辺
でころ３１を押上げるので、パレット受板２６が上昇し
て補助板３５の下面をトロッコ６から離間させ、補助板
３５はその上のパレット３４および紙３６とともに球面
軸受２８で移動自在に支承される。

そこで作業者はパレット３４を前方と側方とへ押すと、
補助板３５がパレット３４および紙３６とともに球面軸
受２Ｂ上を移動し、パレット３４が前当５６の自板５１
と、横当板４２とに当ることにより天地、左右方向への
移動が規制されパレット３４とトロッコ６との相対位置
が正確に位置決めされる。

位置決め後は、モータ４０を逆回転させて横当板４２を
パレット３４から退去させ、また前車用シリンダ５２の
ピストンロッド５４を後退させて前当５６を倒伏２せた
のち、荷降シリンダ１９のピストンロッド２０を後退さ
せると、偏心輪２５が回動してその小径部がころ３１を
支承することになり、パレット受板２６が下降して補助
板３５がその上のバレント３４および紙３６とともにト
ロッコ６の枠体７上面に着座する。そこで固定ビン１１
を第６図の鎖線位置まで抜いて９００回動させると、ビ
ン１１＆が横溝１０ｂと係合し固定ビン１１が下降しか
いように係止される。このようにしてトロッコ６の固定
を解いたのち、本機給紙装置１の紙がなくなって昇降テ
ーブルが下降し、用済のパレットと補助板とが取除かれ
るのを待って上記位置決め、紙積後のトロッコ６をレー
ル４上で車輪８を転動させながら給紙装置１へ引き込む
。給紙装置１では、図示しない装置により、紙３６が前
当と横嶋とで位置決めされたのち、パレット３４と補助
板３５０着＼昇降テーブルで上昇されながら印刷作業が
行なわれる。給紙装置１での紙３６の位置決めに際して
は、パレット３４とトロッコ６との相対位置があらかじ
め位置決めされているので、微調整のみでよい。印刷開
始後、給紙装置１のレール５上に残された空のトロッコ
６を前記紙積位置へ引き出す。

〔発明の効果〕

以上の説明により明らかなように本発明によれば枚葉印
刷機の紙積方法として、紙を積載して運搬してきたパレ
ットをレールに固定したトロッコ上に載置してとれをパ
レット受の上昇によってトロッコから浮上させ、あらか
じめ移動させた前当と構出とへパレットの側面を押付け
て位置決めしたのち、前当と構出とを退去させかつパレ
ットをトロッコに着座させ、トロッコをレール上で給紙
装置へ前進させるという方法をとるとともに、との紙積
装置を、レール上に走行自在に支持されたトロッコと、
このトロッコを紙積位置でレールに固定する固定部材と
、固定されたトロッコの両側にあって昇降駆動されるパ
レット受板と、パレットの前端面と一側端に対し対向す
る位置と退去する位置との間で移動するように進退駆動
されるパレット用の前当部材と横当部材とで構成したこ
とによシ、前当、構出の進退と、パレット受板の昇降と
パレットの手押とを行なうだけで、紙が積載されたパレ
ットをトロッコに対し天地左右方向に位置決めすること
ができるので、操作性が向上するとともに、印刷作業中
に短時間で紙積が可能となり休転時間が短縮されて生産
性が向上する。また、トロッコに対するパレットの位置
決めがなされるので、給紙装置での紙揃えが容易になり
生産性と給紙機能の向上を計ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第７図は本発明に係る枚葉印刷機の紙積方
法を説明するために示す本発明に係る紙積装置の実施例
を示賦第１図はその全体の概要平面図、第２図は第１図
のＡ視拡大側面図、第３図は第２図のＢ視平面図１第４
図は第１図のＣ視拡犬正面図、第５図は第１図のＤ視拡
大正面図、第６図は第１図のＥ視拡大側面図、第７図は
第３図のＦ視拡大側面図である。 １・命・−給紙装置、２・・・−紙積装置、４゜５ＩＩ
・・・レール、６・−・拳トロッコ、８・・・・車輪、
１１・・・・固定ビン、１２・・・・昇降装置、１９拳
・・・昇降シリンダ、２６・・・・パレット受板、２８
・・・・球面軸受、３４・・・・パレット、３５・・・
・補助板、３６・−・・紙、３γ−・・・横当装置、４
ｏ・・・・モータ、４２・・・・横当板、５２・・・・
前当用シリンダ、５６・・・・前当。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）紙を積載して運搬してきたパレットをレールに固
   定したトロッコ上に載置してトロッコ両側のパレット受
   の上昇によりパレットをトロッコから浮上させ、あらか
   じめ移動させた前当と横当とへパレットの側面を押付け
   て位置決めしたのち、前当と横当とをパレットよりも低
   い位置と側方位置とへそれぞれ退去させ、パレット受の
   下降によりパレットが着座したトロッコをレール上で給
   紙装置へ前進させることを特徴とする枚葉印刷機の紙積
   方法。
2. （２）紙積位置、給紙位置間のレール上に走行自在に支
   持され紙が積載されたパレットが載置されるトロッコと
   、このトロッコを紙積位置で前記レールに固定する固定
   部材と紙積位置で固定された前記トロッコの左右両側に
   あってトロッコのパレット載置面よりも低い位置と高い
   位置との間で昇降駆動され上昇位置で前記パレットを水
   平方向へ移動自在に支承するパレット受板と、前記パレ
   ットの前端面に対する対向位置と下方への退去位置との
   間を移動するように進退駆動されるパレット用前当と、
   前記パレットの側端面に対する遠近方向へ進退駆動され
   るパレット用横当とを設けたことを特徴とする枚葉印刷
   機の紙積装置。