JP3134228B2 - 枚葉印刷機の給紙紙積装置 - Google Patents

枚葉印刷機の給紙紙積装置

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JP3134228B2
JP3134228B2 JP02202422A JP20242290A JP3134228B2 JP 3134228 B2 JP3134228 B2 JP 3134228B2 JP 02202422 A JP02202422 A JP 02202422A JP 20242290 A JP20242290 A JP 20242290A JP 3134228 B2 JP3134228 B2 JP 3134228B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は枚葉印刷機において、印刷ユニットへ供給す
る紙を紙積板上に積載し、この紙が給紙によって減量ま
たは完全に無くなったときに、給紙装置外で予め積んで
おいた次の紙を、機械を停めたりあるいは機械を停めず
に、空の紙積板の代りに給紙装置へ供給するようにした
給紙紙積装置に関するものである。
〔従来の技術〕
枚葉印刷機による印刷作業において、給紙装置の紙積
台上に搭載された紙積板には、給紙紙積装置によって紙
が積載されており、この紙積板に積まれた紙は、サッカ
装置により上層のものから1枚ずつ吸引され、印刷ユニ
ットへ供給されて印刷が施される。このような給紙装置
には、積載された紙の上端を検出するセンサが設けられ
ており、給紙により紙が減量して紙の上端が低くなる
と、センサがこれを検出して紙積台を自動的に上昇さ
せ、積載紙の上端面が一定の高さを保持するように構成
されている。
このような給紙装置における給紙紙積装置としては、
例えば本出願人が提案して実開昭62−147627号公報に開
示されているものが知られている。この給紙紙積装置
は、給紙フレームから昇降チェーンで吊下された一対の
昇降バーと、この昇降バー上にこれと直交して載置され
た一対の紙積バーとを備えている。一方、給紙装置の後
方には,紙を搭載して移動するトロッコと積載紙の天
地,左右端を揃える紙揃え部材とを備えた予備紙積装置
が設けられている。
このように構成されていることにより、給紙装置にお
いて紙積バー上の紙積板に積載された紙は、前述したよ
うにサッカ装置で印刷ユニットに供給され、この給紙に
したがい昇降チェーンが巻上げられて昇降バーが紙積バ
ーと紙積板およびこれに積載された紙を伴って自動上昇
する。このようにして給紙が行われている間に、予備紙
積装置のトロッコ上に紙積バーを介して搭載された紙積
板上には、次の紙が紙揃え部材で天地左右両方向を揃え
られて積載される。
給紙中の紙が無くなると、給紙を停止し、用済の紙積
板と紙積バーとを外して機外へ取出したのち、トロッコ
を前進させて給紙装置内の給紙位置へ侵入させる。そし
て、昇降チェーンを巻戻してその下端の昇降バーを下降
させると、逃げ機構によって昇降バーが新たな紙積バー
を避けながら下降し、この紙積バーの下側へ回り込んで
停止するので、昇降チェーンを巻いて昇降バーを上昇さ
せると、この昇降バーに紙積バーを介して支承された紙
積板が紙を積載した状態で上昇するので、所定位置まで
上昇したのち自動上昇に切り換えて給紙が再開される。
以上説明した装置は、給紙中の紙が無くなったときに
機械を停めて次の紙を供給するものであるために、紙の
積替えのたびに機械を停めていると生産性が低下し、印
刷再開時における損紙の発生量が増すので、本出願人は
特開平1−321221号公報に開示されているような、機械
を停めずに紙を積替えできる装置を提案したので以下こ
れを簡単に説明する。この装置は排紙フレームから昇降
チェーンで吊下された一対の紙積台を備えており、この
上に載置される紙積板の上面には、紙の幅方向に延びる
複数個の溝が設けられている。給紙装置と、前記装置と
はほゞ同構成の予備紙積装置との間には、水平状のガイ
ドレールに沿って給紙装置に対する遠近方向に進退する
フォーク支持台が架設されており、このフォーク支持台
からは複数個のフォークが給紙装置へ向かって突設され
ている。
このように構成されていることにより、給紙中の紙が
減量して紙積板が所定の高さまで上昇すると、フォーク
支持台が前進してフォークが紙積板の溝に挿入され、少
なくなった紙を支承するので、別のチェーンを巻上げて
昇降バーをフォークに軽く接触させると、フォークと紙
積板とが分離される。そこで、紙積台とこれに支承され
た紙積板とを下降限位置まで下降させ、空の紙積板を機
外へ取出す。そこで、次の紙が積載されたトロッコを給
紙位置へ前進させて停止させたのち、昇降チェーンを巻
上げると、トロッコが後退可能になるとともに、次の紙
が積載された紙積板が上昇するので、紙の上端面が給紙
中の紙の下端面に接触した位置で停止させ、フォークを
抜くことにより、給紙を再開することができる。
さらに、本出願人が提案して特願平1−121444号明細
書に開示されている給紙紙積装置においては、上記フォ
ークによる紙の支承装置の他に、空になった紙積板を機
外へ取出す紙積板取出し装置と、トロッコの進退駆動装
置とが設けられており、紙の積替え動作全体を容易に自
動化できるように構成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらこのような従来の各種給紙紙積装置にお
いては、いずれも予備紙積装置で積載された次の紙を供
給する前に、空になった前の紙積板を取り除かなければ
ならないので、前記第1の例に示すような機械を停めて
行う紙積装置においては、印刷中断時間が延長して機械
の稼働率が低下するという問題がある。また、前記第2,
第3の例に示すように機械を運転したまゝ紙の積替えを
行うものにおいては、前の紙のフォークで受けて給紙を
続けている間に行う作業が多いので、時間的余裕がな
く、フォーク上の紙が無くなったりして給紙作業が円滑
に行われないという問題がある。
本発明は以上のような点に鑑みなされたもので、用済
の紙積板を取り除くことなく次の紙が積載された紙積板
を給紙装置へ供給することを可能にした給紙紙積装置を
提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために本発明では、給紙装
置と、この給紙装置へ搬送することにより次の紙を供給
する予備紙積装置と、前記給紙装置と印刷部との間に位
置付けられ給紙装置から給紙される紙を印刷部に搬送す
るフィーダボードと、前記給紙装置の下部から前記フィ
ーダボードの下方へおよびフィーダボードの下方から給
紙装置の下部を介して前記予備紙積装置方向へ用済紙積
板を搬送する搬送装置とを備え、前記搬送装置のうち、
少なくとも前記給紙装置の下部に位置する部分を床側に
設けた。
〔作 用〕
例えば自動給紙紙積装置の場合、給紙中の紙が少なく
なって紙積台が所定位置まで上昇すると、フォークが前
進して紙積板と積載紙の下端との間へ挿入されるので、
少なくなった紙はフォークで受けられながら給紙を続け
るとともに、紙の支承から解放された紙積台が下降し、
この用済紙積板は搬送装置でフィーダボードの下方へ搬
送されて一時的に退避する。このとき予備紙積装置で紙
が積載された次の紙積板が給紙位置へ搬入され、紙の上
端が給紙中の紙の下端にほゞ接触するまで上昇するの
で、フォークが抜かれて正規の給紙に移行する。退避し
ていた空の紙積板は、機外へ取出されるか予備紙積装置
へ搬送されるかする。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本発明に係る給紙紙積装置を機
械を停めずに紙の積替えを行う自動紙積装置に適用した
例を示し、第1図はその概要正面図、第2図は同じく概
要平面図、第3図は紙積装置全体の側面図である。な
お、用済紙積板の搬送装置を除く給紙紙積装置全体の構
成は、本出願人が提案した特願平1−121444号明細書に
詳しく記載されているので、詳しい説明を省略し、第3
図に側面図のみを示してこれを簡単に説明する。図にお
いて、床面基礎上には逆L字状に形成された左右一対の
フレーム1が、図示しない印刷ユニットの後方に位置し
て立設されており、その水平部材の後端部は支柱2によ
って床面に支持されている。左右のフレーム1間には、
駆動軸3と従動軸4とが回動自在に軸支されており、こ
れら両軸3,4には、4個のスプロケット5と2個のスプ
ロケット6とがそれぞれ軸着されている。スプロケット
5,6に張架された昇降チェーン7,8には、方形板状に形成
された紙積台9が吊下されており、この紙積台9上には
紙積板10が搭載されている。紙積板10は方形板状に形成
されていてその上面には前後方向に延びる複数条の溝が
左右方向に並設されており、紙積板10上には紙11が積載
されている。そして駆動軸3は図示しない駆動装置に連
結されていて正逆方向に回転駆動されており、この駆動
軸3が正方向へ回転して昇降チェーン7,8が巻取られる
ことにより紙積台9が上昇し、駆動軸3が逆方向へ回転
して昇降チェーン7,8が巻戻されることにより紙積台9
が下降するように構成されている。そして、紙11は図示
しないサッカ装置により上層のものから1枚ずつ吸引さ
れて印刷ユニットへ供給されるとともに、給紙により紙
11が減量すると、紙面を検出するセンサの作用で紙積台
9が自動上昇するように構成されている。この昇降駆動
装置は手動への切替が可能であり、紙積台9は押ボタン
操作等によっても昇降する。
給紙装置のフレーム1と印刷ユニット12との間には、
フィーダボード13が印刷ユニット12へ向うにしたがって
低くなるように傾斜して支架されており、その始端部近
傍には、サッカ装置で吸引された紙11の前端を捕捉して
フィーダボード13上へ送り出す紙送りローラ14と複数個
の紙送りころ15とが設けられている。
給紙装置の後方には、全体を符号16で示す予備紙積装
置が空間部を隔てて配設されており、この予備紙積装置
16と、給紙装置の下端部との間には、モータ17に駆動さ
れて正方向と逆方向とへそれぞれ同期回転する複数個の
搬送ローラ18が互いに平行して床面の近傍に並設されて
いる。予備紙積装置16には次の紙積板10Aが、静止中の
搬送ローラ18上に載置されており、この紙積板10A上に
は、印刷作業中に次の紙11Aが積載される。また床面上
に立設された左右の支柱19の上端部を連結するガイド軸
20上には、左右一対のブラケット21が摺動自在に嵌装さ
れており、各ブラケット21には、紙11Aの前端を当接さ
せて揃える前当て22が下端を支柱19側に支持されて垂下
されている。さらに左右の支柱19に上下一対ずつ固定さ
れたブラケット23には、紙11Aの側端を当接させて揃え
る左右一対の横当て24が左右方向へ移動自在に支持され
ており、紙サイズに対応して移動調節するように構成さ
れている。そして、モータ17でローラ18を正回転させる
と、ローラ18上に載置された紙積板10Aが積載された紙1
1Aとともに給紙位置へ搬送されるように構成されてい
る。
さらに、予備紙積装置16と紙積台9との間には、少量
の紙を一時受けするフォークとその進退装置および昇降
装置が設けられている。すなわち、前記フレーム1の水
平部材後端には、支柱19と平行する左右一対の昇降ガイ
ド1aが固定されており、符号25で示す左右一対のガイド
レールは、駆動装置で駆動され、昇降ガイド1aと支柱19
とに沿って第3図に実線で示す下降作業位置と鎖線で示
す上昇退去位置との間で昇降できるように構成されてい
る。そして、片方の昇降ガイド1aの上端部に固定された
モータ台26には水平状のモータ軸を有するモータ27が固
定されており、そのモータ軸に軸着されたスプロケット
28と、左右の昇降ガイド1a間に摺動自在に軸架されたス
プロケット軸29上のスプロケット30との間にはチェーン
31が張架されている。さらにスプロケット軸29上に軸着
されたスプロケットには、一端にウェイトが吊下された
チェーン32が張架されており、また、スプロケット軸29
上のスプロケットと、左右の水平ステー33の後端部を連
結する丸ステー34上に遊装されたスプロケット35とに
は、一端にウェートが吊下されたチェーン36が張架され
ている。そしてチェーン32,36の下端は左右のガイドレ
ール25側にそれぞれ固定されており、モータ27を正方向
と逆方向とへ回動させることによりガイドレール25が昇
降するように構成されている。
40は両側の側板と、この間を連結して左右方向に延び
る断面長方形の角ステーおよびパイプステーで一体的に
形成されたフォーク支持台であって、両側の側板に枢着
されたころをガイドレール25側に支承させており、ガイ
ドレール25に沿ってころを転動させながら前後方向へ移
動できるように構成されている。フォーク支持台40上に
は、モータが搭載されており、またフォーク支持台40の
左右の側板間には、ピニオン軸が回動自在に軸支されて
いる。そしてモータのモータ軸に軸着されたスプロケッ
ト41とピニオン軸上のスプロケット42との間には、チェ
ーン43が張架されており、また、ピニオン軸に軸着され
たピニオンはガイドレール25側のラックと噛合ってい
る。こうすることにより、モータのモータ軸が回転する
と、チェーン43を介してピニオンが回転し、これと噛合
うラック上でピニオンを転動させながらフォーク支持台
40が前後方向へ進退するように構成されている。このよ
うなフォーク支持台40のパイプステーには、棒状に形成
されて前後方向へ水平状に延びる複数個のフォーク44が
前記紙積板10の溝と同ピッチで突設されており、その先
端部は、左右のガイドレール25の前端部を連結する断面
長方形の角ステーに固定されたホルダに摺動自在に支持
されている。こうすることにより、ガイドレール25の下
降状態においてフォーク支持台40が前進してフォーク44
が前進すると、これが上昇位置にある紙積板10の溝に挿
入され、少なくなっている紙11Bを支承するように構成
されている。
左右のフレーム1間には、駆動軸45と従動軸46とが回
動自在に軸支されており、これら両軸45,46には、4個
のスプロケット47と2個のスプロケット48とがそれぞれ
軸着されている。スプロケット47,48に張架された昇降
チェーン49には、フォーク受け50が吊下されており、図
示しない駆動装置で駆動軸45を回転駆動することによ
り、フォーク受け50が昇降し、溝に挿入されたフォーク
44を上昇限位置のフォーク受け50で支承するように構成
されている。
さらに左右のフォーク支持台40を連結する角ステーに
は、前後方向に延びる左右一対のエアシリンダが固定さ
れていて、そのピストンロッドの作用端には、断面を三
角形状に形成されて左右方向に延びる紙押え51が、固定
金具52を介して固定されており、前記フォーク44はこの
紙押え51の孔を摺動自在に貫通している。このように構
成されていることにより、紙積板9の溝に挿入されてい
るフォーク44を抜くときに、エアシリンダの作動により
紙押え51を前進させて紙11Bの後端縁を押すと、紙11Bが
ずれることがない。
そして本装置においてはモータ27が上下方向と前後方
向とに移動するので、このモータ27用の電気配線は、図
に符号53等で示す可撓性を有するチェーンで支持されて
いる。
さらに本装置には、下降した空の紙積板10を、機外に
取出さずに一時退避させておく装置が設けられている。
すなわち、前記給紙装置が設けられている箇所と、フィ
ーダボード13の下方とには、モータ60,61で正逆方向に
回転する複数個ずつの搬送ローラ62,63が、互いに平行
してそれぞれ並設されており、これらの搬送ローラ62,6
3を回転させることにより、給紙装置で用済になった紙
積板10がフィーダボード13の下方へ一時的に退避される
ように構成されている。75は用済紙積板9の下降限を検
知して紙積板10の下降を停止させ、かつ搬送ローラ62,6
3駆動用のモータ60,61を始動させるリミットスイッチで
あり、76は用済紙積板9の移動端限を検知して搬送ロー
ラ62,63駆動用のモータ60,61を停止させるリミットスイ
ッチである。
なお、以下の説明において、搬送ローラ18,62,63が設
けられている4位置を、予備紙積装置16側から順に、予
備紙積位置71,搬送位置72、給紙位置73,退避位置74と呼
ぶ。
以上のように構成された給紙紙積装置の動作を説明す
る。給紙位置73において紙積台9上に紙積板10を介し積
載された紙11Bは、サッカ装置で上層のものから1枚ず
つ吸引され、紙送りローラ14とフィーダボード13とを経
て印刷ユニット12へ供給される。給紙にしたがって紙面
検知センサからの信号によって作動する駆動装置で駆動
軸3が回転駆動されるので、昇降チェーン7,8を介して
紙積台9が上昇し、紙11Bの上端面が常に所定の高さを
保持する。このようにして給紙しながら印刷を行ってい
る間に、予備紙積位置71の紙積板10A上には、紙11Aが前
当て22と横当て24とで紙端を揃えられながら積載され
る。通常、ガイドレール25は、第3図に鎖線で示す上部
に格納されているが、フォーク44挿入位置近くの下方に
あってフレーム1に固定された図示しない検知器により
紙積台9が上昇したことを検知すると、モータ27に駆動
されて第1図に実線で示す下降動作位置まで下降してく
る。
給紙にしたがって紙積台9が上昇し、これが第3図に
鎖線で示す位置まで上昇すると、リミットスイッチによ
りモータが作動してフォーク支持台40が前進し、少なく
なった紙11Bの下へフォーク44が前進して紙積板10の溝
へ挿入される。フォーク44の挿入と同時に駆動軸45が回
転し、下降していたフォーク受け50が第1図に示す位置
まで上昇してフォーク44に軽く接触した位置でリミット
スイッチがこれを検知してフォーク受け50が停止する。
これで紙11Bとフォーク44とがフォーク受け50に支承さ
れ、紙積台9が分離されるので、駆動軸3が回転する
と、紙積台9が空の紙積板10を載せて第3図に実線で示
す下降限位置まで下降する。
下降する紙積板がリミットスイッチ75に当接すると、
モータ60,61が回転して給紙位置73の搬送ローラ62と、
退避位置74の搬送ローラ63とが回転するので、空の紙積
板10は退避位置74へ移動し、リミットスイッチ76に当接
することによりモータ60,61が停止して紙積板10も停止
する。
紙積板10の移動に先立ち、次の紙11Aが積載された紙
積板10Aも、搬送ローラ18の回転により搬送位置72の終
端部まで搬送されてきており、空の紙積板10Aが退避位
置74へ移動するのと同じタイミングで次の紙積板10Aも
搬送位置72から給紙位置73へ移動する。なお、紙積台9
は一対のバーで形成されていてその下降限位置において
紙積板10,10Aの出し入れが可能な構造となっているが、
詳しい説明を省略する。
紙11Aの供給と同時に駆動軸3が回転して紙11Aを積載
した紙積板10Aが上昇し、紙11Aの上端面がフォーク44の
近傍下方位置に設けたリミットスイッチで検知される
と、紙積板10Aが一時停止するので、図示しない調整装
置を操作して上の紙11Bと下の紙11Aとの左右位置を合わ
せる。位置合わせ作業完了が検知されると、駆動軸3が
わずかに回転して紙積台9が上昇し、上下の紙11B,11A
が接触すると、昇降バー50に設けられている図示しない
荷重検出器がこれを検出し、紙押え51が前進して上下の
紙11B,11Aの接触部端縁を押える。この状態でモータが
逆回転してフォーク支持台40が後退するので、フォーク
44も後退して上下の紙11B,11Aの間から抜ける。フォー
ク44抜くときには、紙押え51が紙11A,11Bの端縁を押え
ているので、紙11A,11Bがフォーク44の抜き方向にずれ
ることがない。フォーク44が抜かれたのちは、紙押え51
が退去する。
退避位置74に退避している空の紙積板10は、給紙中の
適当なときに搬送ローラ18,62,63の回転により、搬送位
置72へ移動して機外へ撤去されるか、あるいは予備紙積
位置71へ移動して次の紙積に使用される。
給紙装置の保守点検作業の場合には、ガイドレール25
がフォーク44とフォーク支持台40を伴って第3図の鎖線
位置へ上昇し、格納状態となるので、その下方に位置し
て容易に作業を実施することができる。
なお、本実施例においては、本発明を自動紙積装置に
適用した例を示したが、機械を停めずに押ボタン操作等
により紙の積替えを行う給紙紙積装置や機械を停めて紙
の積替えを行う給紙紙積装置にも同様に適用することが
でき、同様の効果が得られる。また、本実施例では用済
紙積板の搬送装置として搬送ローラを例示したが、これ
に限定するものではなく、いかなる搬送装置でもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明により明らかなように本発明によれば、給
紙装置と、この給紙装置へ搬送することにより次の紙を
供給する予備紙積装置と、前記給紙装置と印刷部との間
に位置付けられ給紙装置から給紙される紙を印刷部に搬
送するフィーダボードと、前記給紙装置の下部から前記
フィーダボードの下方へおよびフィーダボードの下方か
ら給紙装置の下部を介して前記予備紙積装置方向へ用済
紙積板を搬送する搬送装置とを備え、前記搬送装置のう
ち、少なくとも前記給紙装置の下部に位置する部分を床
側に設けたことにより、新しい紙を給紙装置へ供給する
前に用済の紙積板を取除く必要がないので、機械を停め
ずに紙の積替えを行う装置においては、前の紙がフォー
ク等で支承されて給紙が続けられている間に、充分な時
間的余裕をもって新しい積載紙を供給することができる
ので、給紙が中断したり、動作を誤ったりすることがな
く、作業性が向上する。また、機械を停めて紙の積替を
行う装置においては、前の紙が無くなったのち次の紙を
供給して給紙を再開するまでの印刷中断時間が短縮され
生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明に係る枚葉印刷機の給紙紙
積装置を機械を停めずに紙の積替を行う自動紙積装置に
適用した例を示し、第1図はその概要正面図、第2図は
同じく概要平面図、第3図は給紙紙積装置全体の側面図
である。 10,10A……紙積板、13……フィーダボード、62,63……
搬送ローラ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給紙装置と、この給紙装置へ搬送すること
    により次の紙を供給する予備紙積装置と、前記給紙装置
    と印刷部との間に位置付けられ給紙装置から給紙される
    紙を印刷部に搬送するフィーダボードと、前記給紙装置
    の下部から前記フィーダボードの下方へおよびフィーダ
    ボードの下方から給紙装置の下部を介して前記予備紙積
    装置方向へ用済紙積板を搬送する搬送装置とを備え、前
    記搬送装置のうち、少なくとも前記給紙装置の下部に位
    置する部分を床側に設けたことを特徴とする枚葉印刷機
    の給紙紙積装置。
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