JPS62275084A - 肥料の固結防止剤 - Google Patents

肥料の固結防止剤

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JPS62275084A JP61116719A JP11671986A JPS62275084A JP S62275084 A JPS62275084 A JP S62275084A JP 61116719 A JP61116719 A JP 61116719A JP 11671986 A JP11671986 A JP 11671986A JP S62275084 A JPS62275084 A JP S62275084A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は固結性のある肥料、特に尿素、硫酸アンモニウ
ム、硝酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、塩化アンモ
ニウム、並びに複合肥料等の固結を防止する固結防止剤
に関する。
〔従来の技術〕
上記固結性肥料の固結防止剤として、元来水に不溶性の
高分子化合物を濃厚な陰イオン性界面活性剤で可溶化し
た溶液系(以後、可溶化高分子溶液という)が尿素等に
優れた固結防止効果を示すものとして提案されている(
特公昭49−17104号公報)。この可溶化高分子溶
液からなる固結防止剤はそのまま又は適当な濃度に希釈
して固結性肥料に添加し、添加後実質上水分を除去する
ことにより優れた固結防止効果を得るものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記固結防止剤は必ずしも満足なものと
は言い難い。
即ち、上記固結防止剤は粘度が高い為、あまり高濃度に
することが出来ず、また固粘性肥料に対しスプレーして
使用した場合に肥料粒子上に均一に固着させることが出
来ないなどの問題があった6更に、高温低温の繰り返し
といった過酷な貯蔵条件での安定性も充分ではなかった
C問題点を解決するための手段〕 そこで本発明者らは、上記欠点を解決すべく鋭意研究し
た結果、従来の可溶化高分子溶液に湿展固着剤を配合す
ることにより上記欠点がすべて改良され固結防止性も向
上することを見出し本発明を完成した。
即ち本発明は、元来水に実質的に不溶性の合成高分子化
合物を、炭素数6乃至10個を有するアルキル硫酸塩、
炭素数6乃至10個を有するα−オレフィンスルホン酸
塩或いは炭素数6乃至10個を有するアルキルスルホン
酸塩又は炭素数4乃至8個のアルキル基を有するアルキ
ルベンゼンスルホン酸塩の濃厚水溶液で可溶化して得ら
れる水溶液であって、該水溶液中に、元来水に実質的に
不溶性の合成高分子化合物に対し1.0〜50重量%の
湿展固着剤を含有することを特徴とする肥料の固結防止
剤を提供するものである。
本発明に係る水に実質的に不溶性の合成高分子化合物(
以下、水不溶性高分子化合物と略記する)としては、ポ
リ酢酸ビニル、酢酸ビニルとエチレンとの共重合体、(
メタ)アクリル酸アルキルエステルの重合体又は共重合
体、ポリビニルアルコールと酢酸ビニルとのグラフト共
i1合体、ポリビニルアルコールのアセタール化物、ポ
リビニルアルコールのブチラール化物、ポリビニルアル
コールのホルマール化物、酢酸ビニルとビニルピロリド
ンとの共重合体、酢酸ビニルと無水マレイン酸との共重
合体などを挙げることが出来る。中でもポリ酢酸ビニル
が好ましい。
上記の水不溶性高分子化合物の重合度は、上記可溶化剤
の濃厚溶液に溶解しうる範囲にあることが必要であるが
、少なくとも10、好ましくは100乃至3000の範
囲内のものがよい。
本発明に用いられる炭素数6乃至10個を有するアルキ
ル硫酸塩としてはヘキシル硫酸塩、オクチル硫酸塩、デ
シル硫酸塩などが挙げられる。
これらのアルキル硫酸塩等の可溶化剤は、ナトリウム、
カリウム、リチウム等のアルカリ金属塩、又はカルシウ
ム、マグネシウム、ストロンチウム等のアルカリ土類金
属塩の形で用いられる。
本発明において使用される炭素数6乃至10個を存する
α−オレフィンスルホン酸塩は、炭素数6乃至10個の
α−オレフィンをSOlのようなスルホン化又は硫酸化
剤で処理後、アルカリ剤で中和して得られるもので、反
応条件によって種々の異性体が存在するが、−i的製造
法によって得られるα−オレフィンスルホン酸塩はアル
ケニルスルホン酸塩(以下アルケニル体という)約20
乃至60重量%、及びヒドロキシアルキルスルホン酸塩
(以下ヒドロキシル体という)約40乃至80重量%か
らなる。更にアルケニル体の二重結合の位置は、2.3
位及び3.4位不飽和体が主であるが、よりインナーの
不飽和体が少量台まれている。またヒドロキシル体の位
置は3−ヒドロキシル体が主であるが、少量の他の位置
の異性体も存在する。本発明において使用されるα−オ
レフィンスルホン酸塩は上記各種異性体を含むことがで
きる。
本発明に用いられる炭素数6乃至10個を有するアルキ
ルスルホン酸塩としては、ヘキシルスルホン酸塩、オク
チルスルホン酸塩、デシルスルホン酸塩などが挙げられ
る。塩はアルキル硫酸塩の場合と同じである。
本発明に用いられる炭素数4乃至8個のアルキル基を有
するアルキルベンゼンスルホン酸塩としては、ブチルベ
ンゼンスルホン酸塩、ヘキシルベンゼンスルホン酸塩、
オクチルベンゼンスルホン酸塩などが挙げられる。塩は
アルキル硫酸塩の場合と同じである。
上記した可溶化剤と水不溶性高分子化合物との組み合わ
せは、両者の中から選択して適当に行われうる。水不溶
性高分子化合物に対する可溶化剤の量比も広範に変え得
る。しかし優れた効果の期待できる割合は自ずと制限さ
れるが、これは高分子化合物の種類、分子量、合成法、
又は可溶化剤の種類、純度などにより著しく異なる。一
般には水不溶性高分子化合物に対する可溶化剤の重量比
は1:9乃至9:1である。
更に多量の可溶化剤を用いても水不溶性高分子化合物を
溶解することができるが、9割以上になると固結防止効
果が劣り、可溶化剤そのものの固結防止効果と大差なく
なる。一方、水不溶性高分子化合物が9割以上になると
、このような物質は親水性が大きく、充分な固結防止効
果が得られない。
本発明に係る湿展固着剤とは、可溶化高分子化合物の肥
料に対する湿れ性を改善し均一な固着を助けるものであ
る。湿展固着剤としては水溶性高分子や非イオン性界面
活性剤が用いられる。水溶性高分子としては、ポリビニ
ルアルコール、ポリ酢酸ビニルの水溶性ケン化物、ポリ
エチレングリコール、ヒドロキシプロピルセルロース、
カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース等が挙げられる。非イオン性界
面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンアルキルエステルなどのポリオキシアルキレ
ン型非イオン性界面活性剤が挙げられる。中でも肛B5
.0〜15.0のものが好ましい。
本発明において、湿展固着剤の配合量は水不溶性高分子
化合物に対し1.0〜50重量%であることが重要であ
る。1.0重量%未満では肥料に対する湿層固着性が不
充分で、50重量%を越えると粘度の上昇によりスプレ
ー処理が困難になる。好ましくは5〜40重量%である
また、湿展固着剤として水溶性高分子と非イオン性界面
活性剤を併用するのが特に好ましい。
本発明の固結防止剤の製法は特に限定されない。例えば
、粒状又はエマルジョンの水不溶性高分子化合物を濃厚
な上記可溶止剤水溶液(通常10〜20重量%)に所定
量加え、常温又は昇温して加熱しながら攪拌して可溶化
したのち湿展固着剤を添加するか、或いは可溶止剤水溶
液又は水不溶性高分子化合物に湿展固着剤を加えておき
可溶化させる方法が挙げられる。この場合、水不溶性高
分子化合物のエマルジョンを調製する際に湿展固着剤を
加えておいてもよい。
本発明における固結防止剤を肥料に添加する手段は、従
来の固結防止剤を適用する手段と同様である。即ち、肥
料スラリーへの添加、粉状、結晶状或いは粒状の被処理
物質の表面に上記固結防止剤溶液をスプレーする方法が
ある。後者の場合、スプレー効率を高めるために、例え
ば被処理物がコンベアベルト上に運ばれている間とか、
コンベアその他からストリームとなって落下している間
にジェットによってスプレーするのが好ましい。
本発明における固結防止剤は濃厚(固型物25〜50重
量%)な水溶液として得られるが、これを被処理物に添
加する際は、そのまま、もしくは希釈して用いられる。
本発明の固結防止剤の被処理物質への添加量は、被処理
物質に対して高分子化合物及び可溶化剤の合計量が0.
005乃至0.5重量%程度である。
〔発明の効果〕
以上、湿展固着剤を元来水に実質的に不溶性の合成高分
子化合物に対して1.0〜50重量%含有する本発明の
固結防止剤を用いることにより、被処理物質に対する固
着性を増大させ固結防止効果をより完璧なものにするこ
とができる。
また、副次的効果ではあるが、本発明の固結防止剤を用
いることにより、機械的衝撃により生じるダストの発生
も著しく減少した。
また、製品設計上、湿展固着剤を加えることにより、製
品の粘度が著しく低下し高濃度化が可能になり、そのた
め希釈することなく直接原液を散布処理できるようにな
った。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 粒状尿素(直径1〜2 mm)の0.05重重筋に相当
する量の表1に示す各種固結防止剤の25重量%水溶液
を2倍希釈して粒状尿素2kgに均一に噴霧した。その
後、内径4cmの円筒状硬質塩ビモールドに45gを充
填し、2.0kg/cm”加重し、30℃、78%相対
湿度下に28日間保存し、その後取り出してテンシロン
圧縮強度計(東洋ボールドウィン@)で破壊強度を求め
た。
結果を表1に示す。
実施例2 実施例1で処理された処方魚1〜12300gを600
m1容の磁器製容器に入れ、直径2cmの球状磁器製ボ
ール(1個30g)を5個入れ、1分間に150回転の
スピードで20分間粉砕し、その後32メツシユ以下の
ものの重量を測定し、ダスト百分率を下記の式に従って
算出した。
ダスト百分率(χ)= 粉砕前の肥料の重量 結果を表2に示す。
表   2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、元来水に実質的に不溶性の合成高分子化合物を、炭
    素数6乃至10個を有するアルキル硫酸塩、炭素数6乃
    至10個を有するα−オレフィンスルホン酸塩或いは炭
    素数6乃至10個を有するアルキルスルホン酸塩又は炭
    素数4乃至8個のアルキル基を有するアルキルベンゼン
    スルホン酸塩の濃厚水溶液で可溶化して得られる水溶液
    であって、該水溶液中に、元来水に実質的に不溶性の合
    成高分子化合物に対し1.0〜50重量%の湿展固着剤
    を含有することを特徴とする肥料の固結防止剤。 2、湿展固着剤が水溶性高分子又は非イオン性界面活性
    剤である特許請求の範囲第1項記載の肥料の固結防止剤
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