JPS6227387A - スレ−ト用被覆樹脂組成物 - Google Patents

スレ−ト用被覆樹脂組成物

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JPS6227387A
JPS6227387A JP16366085A JP16366085A JPS6227387A JP S6227387 A JPS6227387 A JP S6227387A JP 16366085 A JP16366085 A JP 16366085A JP 16366085 A JP16366085 A JP 16366085A JP S6227387 A JPS6227387 A JP S6227387A
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JP
Japan
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slate
resin composition
weight
methacrylate
transition temperature
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JP16366085A
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富夫 尾崎
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスレート用被覆樹脂組成物に関する。
さらに詳しくは耐候性を改良したスレート用被覆樹脂組
成物に関する。
通常、石綿および無機セメントからなるスレートは平板
状のまま壁材、屋根ガワラ材として用いられたり、波板
状または平板状で屋根がワラ材として用いられている。
特に近年建物のプレハブ化に伴ない、その簡易施工性、
軽石性J3よび量産性などの面から従来の日本ガワラや
西洋ガワラの代替品としてスレートガワラの゛需要が伸
びてぎている。
これらのスレート材は石綿と無機セメントとの複合材料
であり、微細な多孔質構造を有している、ためそのまま
屋外で用いると雨水が内部に浸透して強度が低下したり
、表面および内面が「染み」で汚れたりすることがある
これを防止するために表面に塗料を塗布する方法が行な
われている。
この塗料を塗布する目・的は水分の浸透を防止するだけ
でなく滑らかで且つ、カラフルな外観を1qるためでも
ある。
(従来技術) このスレート材に用いられる塗料に要求される物性とし
てはアルカリ性を右する基材への密着性は言うまでもな
く、氷点下から数十度まで繰り返えしの熱履歴を受けて
も変色せず、塗膜のはがれを起こさないことである。
また各種無機顔料の分散性の維持も重要な27素である
このような物性を要求されるスレート材用の塗籾の塗膜
形成用樹脂として用いられているものには以下のような
ものがある。
例えばポリ塩化ビニル、塩化ビニル−塩化ビニリデン共
重合体、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体等の
塩化ビニル系、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル−Tチレン
共重合体、酢酸ビニル−塩化ビニル共m合体、酢酸ビニ
ル−アクリル酸エステル共重合体等の酢酸ビニル系、ス
チレン単独重合体、スチレン−ブタジェン共重合体、ス
チレン−アクリル酸ニスデル共重合体等のスヂレン系、
アクリロニトリル−ブタジェン系、クロロプレン系、ア
クリルエステル系などのα、β−不飽和結合を有する化
合物の重合体からなるエマルジョン及び溶液重合体、塩
化ゴム、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール
系樹脂及び不飽和ポリニスデル系樹脂などが使用出来る
(発明が解決しようとする問題点) これらの樹脂に要求される諸物性は前)ホしたようなも
のであるが、スレ−1〜材用被覆樹脂組成物として重要
な耐候性について考えてみることにする。
耐候性の中には耐光性、耐熱性、耐低温特性などがある
が、中でも耐熱性、耐低温特性が劣っていると施工前の
短期間の保管、運搬中に早くも種々のトラブルが発生す
る。
たとえば塗料をスレート材に塗装したものを大川に重ね
て屋外に貯蔵しておいた場合、雨で濡れたスレート材に
直射日光が照射されると内部の温度は数十度以上まで上
昇し、反対に冬期は氷点下にまで冷却されることもある
このような加温・冷却の履歴を受けると従来から用いら
れている塗料は表面の光沢が消失し、白化したような状
態になる。
この現象は塗料中の塗膜形成物質である各種の重合体か
らなる樹脂に微細なりラックが発生することによると考
えられている。
このクラックが発生するのは樹脂の二次転移温度に重要
な係りがあり、従来一般に二次転移温度が70℃を超へ
るものにこのような現象が見られることが多かった。
然らば、共重合体エマルジョンの共重合比率を調節して
二次転移温度を70℃未満になるように設計すればこの
問題は解決するように考えられる。
しかしながら二次転移温度が低くなるような共重合比率
の共重合体樹脂エマルジョンからなる塗料を用いてスレ
ート材を塗装すると熱腹歴による白化現象は防止される
が、別の問題が発生してくる。
それは前述したように直射日光が照射されたりして温度
が数十度以上に上昇すると樹脂成分が軟化して重ねたス
レート材同志がブロッキングを起こして使用に耐えなく
なることである。
このような状況に鑑み、本発明者は鋭意検討した結果本
発明を完成させた。
(発明の構成) 即ち、本発明は「n−ブチルメタクリレート5〜40重
量%を含有するスヂレンアクリル系工ンルジョンを主成
物とするスレート用被覆樹脂組成物。」である。
本発明のポイントはn−ブチルメタクリレート5〜40
重量%を共重合させることにより、二次転移温度が70
℃を超へているにもかかわらず適度な柔軟性を有してい
るため微細なりラックによる白化現象を起こさずそれで
いてブロッキング現象が起きないようにしたところにあ
る。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明でいうスチレン−アクリル系エマルジョンを構成
する共重合樹脂の成分として用いられる単量体には以下
のようなものがある。かっこ内に各単量体の単独重合体
の二次転移温度を示した。
アクリル酸(106℃)、アクリル酸メチル(8°C)
、アクリル酸エチル(−22°C)、アクリル酸ブチル
(−55℃)、アクリル酸−2エチルヘキシル(−85
℃)、アクリル酸−2メトキシエチル(−50℃)、メ
タクリル酸(185℃)、メタクリル酸メチル(100
℃)メタクリル酸エチル(65℃)、メタクリル酸−n
ブチル(20℃)、メタクリル酸−2エチルヘキシル(
−10℃)、メタクリル酸グリシジル(41℃)、メタ
クリル酸−2ヒドロキシエチル(55℃)、メタクリル
酸ジメチルアミンエチル(18℃)、メチクリル酸ジエ
チルアミノエヂル(5℃)、アクリルアミド(165℃
)、スチレン(100℃)、α−メチルスチレン(16
8℃)、アクリロニトリル(106℃) これらの各種単量体固有の二次転移温度と共重合組成比
率とから周知の計算式を用いて所望の二次転移温度にな
るように設定する。
これらの各種単量体のうちどれをどの程度の比率で共重
合させるかは二次転移温度ばかりでなく、各種色素の分
散安定性とか、スレート材への密着性、重合の難易性、
経済性などを勘案して決められる。
代表的な共重合物組成としては メチルメタクリレート   10〜30重吊部スヂレン
         10〜30 !!部グリシジルメタ
クリレート 1〜5 〃アクリルアミド       
0.1〜2  nアクリル酸         0.1
〜2 〃n−ブチルメタクリレート  5〜20//で
あり、分散剤として各種アニオンまたはノニオン界面活
性剤を 3〜10重間部、さらに必要に応じてt−ドデ
シルメルカプタン カプタン類、四塩化炭素などを連鎖移動剤として含んで
いてもよい。
本発明の組成物の必須成分であるn−ブチルメタクリレ
ートの含有量は 5〜40重量%であり、多過ぎるとブ
ロッキングを起こし易くなる上、n−ブチルメタクリレ
ートは単量体としてのコストも比較的高い。
5重量%より少ないと白化現象の防止効果が発揮されな
い。
また、本発明の被覆組成物は各種の色素を含有させるの
が普通であり、たとえば、赤色の場合はベンガラ、黒色
の場合はカーボン、銀色の場合はマイカやアルミの粉末
を用いるのが巴通であり、含有量は  重量%程度であ
る。
(発明の効果) 本発明による被覆組成物は70℃以上の二次転移温度を
右しているにもかかわらず適度な柔軟性を有しているた
め繰り返えしの熱履歴にざらされても白化現象を起こさ
ない。しかも柔軟性を有しているにもかかわらずブロッ
キングを起こさない組成物となる。
以下に実施例と比較例とにより、本発明の詳細な説明す
る。
実施例−1 メチルメタクリレート   24.Oi1部スヂレン 
        10.0重は部グリシジルメタクリレ
ート  2.0mm部アクリルアミド       0
、5重通部アクリル酸         0.5重量部
nーブヂルメタクリレート  8.0重量部の組成で界
面活性剤ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(
HLB  13)  1.0[i7i1’S,ポリオキ
シエチレンラウリルサルフエート  5.0重量部と触
媒(過硫酸カリウム)をもちいて85℃×5時間の乳化
重合を行ない,固形分濃度46%のエマルジョンを得た
この被覆組成物は80℃の二次転移温度を有しているに
もかかわらず適度な柔軟性を有しているため耐温水浸せ
きテスト(60″CX 2時間)で白化現象を起さない しかも耐ブロッキング性も優れている。
実施例−2 メチルメタクリレート   24.0重量部スチレン 
        10.0重は部グリシジルメタクリレ
ート 2.0重迅部アクリルアミド       0.
5重a部アクリル酸        0.5重量部n−
ブチルメタクリレート 12.01 ff1部の組成で
実施例−1と同様に乳化重合を行ない。
エマルジョンをえた。
この被服組成物は73℃の二次転移温度を有しているに
もかかわらず適度な柔軟性を有しているため耐温水浸漬
テスト(60℃×2時間)で白化現象を起さない。
しかも耐ブロッキング性も優れている。
比較例−1 メチルメタクリレート    24.0重量部スチレン
          10.0重量部グリシジルメタク
リレート   2.0重量部アクリルアミド     
   0.5重社部アクリル酸        0.5
重量部ブチルアクリレート     8.0重は部の組
成で実施例−1と同様に乳化重合を行な(X。
エマルジョンをえた。
この被覆組成物は57℃の二次転移温度を右しているた
め柔軟性を有しており、耐温水浸漬テスト(60℃×2
時間)で白化現象は起きない。
しかし耐ブロッキング性が悪く、実用にはたえない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. n−ブチルメタクリレート 5〜40重量%を含有する
    スチレンアクリル系エマルジョンを主成物とするスレー
    ト用被覆樹脂組成物。
JP16366085A 1985-07-24 1985-07-24 スレ−ト用被覆樹脂組成物 Granted JPS6227387A (ja)

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JPS6227387A true JPS6227387A (ja) 1987-02-05
JPH0524110B2 JPH0524110B2 (ja) 1993-04-06

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Cited By (4)

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