JPS62273218A - ジエン系ゴムおよびこれを用いたゴム組成物 - Google Patents

ジエン系ゴムおよびこれを用いたゴム組成物

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JPS62273218A
JPS62273218A JP11493686A JP11493686A JPS62273218A JP S62273218 A JPS62273218 A JP S62273218A JP 11493686 A JP11493686 A JP 11493686A JP 11493686 A JP11493686 A JP 11493686A JP S62273218 A JPS62273218 A JP S62273218A
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JP
Japan
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parts
formula
rubber
hydrogen atom
conjugated diene
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Application number
JP11493686A
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English (en)
Inventor
Osamu Kondo
理 近藤
Fumio Tsutsumi
堤 文雄
Mitsuhiko Sakakibara
満彦 榊原
Noboru Ooshima
昇 大嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、ヒステリシスロスが大で、すなわち反発弾性
が小さく防振特性にすぐれ、加工性が良好でかつその温
度依存性が小さく、ざらに引張強ざおよび伸びが大きく
破壊特性に優れた、防振材として好適なジエン系ゴムに
関する。
「従来の技術」 近年自動車、オートバイ等の交通手段、さらには、産業
機械等の騒音や振動を防止する上から、防振あるいは制
振特性の優れたゴム材料が要求されている。これらの防
振あるいは制振材料は極めて過酷な条件下で使用される
ので、ヒステリシスロスが大きいうえに破壊特性に優れ
たいわゆるタフな材料が要求される。
従来これらの要求を満たすための材料として、天然ゴム
や合成ゴムに多量の油、カーボンブラックを配合して使
用したり、あるいは比較的ガラス転移温度(T g)の
高いポリマーをブレンドして用いられてきた。
一般に油先配合した場合1反発弾性は小さくなり防振特
性は向上するものの圧縮永久歪、破壊特性は低下する欠
点がある。また、多量のカーボンブラー2りを使用する
と混練り時および成型時の加工性、加硫物の9.熱特性
が低下する欠点を有する。
ざらに比較的ガラス転移温度(Tg)の高いポリマーを
ブレンドした場合、ヒステリシスロスの温度依存性が大
きく、低温特性に劣るといった欠点がある。 一方、防
振材の実用条件をみるとその使用温度は広範囲に及んで
おり、その結果ヒステリシスロスの温度依存性の小さい
高ロス材料が要求されている。
「発11が解決しようとする問題点」 本発明者等は、かかる欠点を有せず、すなわち混練り時
および成型時の加工性に優れ、良好な破壊特性を有し、
ヒステリシスロスが大きく、かつその温度依存性が小さ
く、特に防振材料用途に好適なゴムを得るべく鋭意研究
の結果、共重合体成分としてアクリル酸誘導体、芳香族
ビニル化合物および共役ジエンからなる乳化重合して得
られる共重合体であって、かつ差動熱量計を用いて測定
した際のガラス転移領域の温度幅が20℃以上であるよ
うなものが上記目的に適していることを見出し本発明を
完成させるに至った。
r問題点を解決するための手段」 すなわち、本発明は共重合体成分単位が一般式(式中、
R+は水素原子またはメチル基を表わし、R2は水素原
子または炭素数1−10のアルキル基を表わす、) で示されるアクリル酸誘導体、一般式(n)(式中、R
3は水素原子またはメチル基を表わし、R4は水素原子
または炭素数1〜2のアルキル基もしくは炭素数1〜2
のハロゲン化アルキル基を衷わす、) で示される芳香族ビニル化合物および一般式(III)
(式中、R5−R8は水素原子またはメチル基を表わす
、) で示される共役ジエンから構成される共重合体であって
、共重合体中の結合共役ジエン含量が40〜85重量%
の範囲であり、上記(I)と上記(■)の重量比が1/
99〜LOO10の範囲であり、ガラス転移領域の温度
幅が20℃以上であり、且つムーニー粘度(ML+、a
  、1Of)℃)が20〜180の範囲であることを
特徴とするジエン系ゴムである。
更に1本発明はゴム成分100重量部中に、共重合体成
分単位が一般式(1) (式中、R1は水素原子またはメチル基を表わし、R2
は水素原子または炭素al〜10のアルキル基を表わす
、) で示されるアクリル#誘導体、一般式(II)(式中、
R3は水素原子またはメチル基を表わし、R4は水素原
子または炭素!1〜2のアルキル基もしくは炭素数1〜
2のハロゲン化アルキ ル基を表わす。) で示される芳香族ビニル化合物および一般式(m)(式
中、R5−R8は水素原子またはメチル基を表わすゆ) で示される共役ジエンから構成される共重合体であって
、共重合体中の結合共役ジエン含量が40〜85重量%
の範囲であり、 上記(E)と上記(n) (7)重量
比が1/99〜l O010(7)範囲テあり、ガラス
転移領域の温度幅が20℃以上であり、 且つムーニー
粘度(ML+、4 .100℃)が20〜180の範囲
であるジエン系ゴムを20fi量部以上含むことを特徴
とするゴム組成物である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のジエン系ゴムに用いられる一般式(I)(式中
、R1は水素原子またはメチル基を表わし、R2は水素
原子または炭素数1〜lOのアルキル基を表わす、) で示されるアクリル酸誘導体としてはアク1ノル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル
酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチルな
どのα、β−不飽和力ルポン酸エステル、アクリル酸、
メタクリル酸などのα。
β−不色和カルポン酸を例示することができる。
繰返し単位としては主として次ぎのようになる。
木発1jlノジエン系ゴムに用いられる一般式(11)
(式中、R3は水素原子またはメチル基を表わし、R4
は水素原子または炭素数1〜2のアルキル基もしくは炭
素数1〜2の)10ゲン化アルキル基を表わす、) で示される芳香族ビニル化合物としてはスチレン、α−
メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−ビニルベン
ジルクロライド等が挙げられるが、スチレンが好ましい
繰返し単位としては主として次ぎのようになる。
本発明ノジエン系ゴムに用いられる一般式(III)(
式中、R5−R8は水素原子またはメチル基を表わす、
) で示される共役ジエンとしては、1.3−ブタジエン、
イソプレン、ペンタジェン、2.3−ジメチルブタジエ
ン等が挙げられるが、1.3−ブタジエンが好ましい。
繰返し単位としては主として次ぎのようになる。
本itqのジエン系ゴムにおいては、共役ジエン(In
[)以外に共重合体成分単位としてアクリル酸誘導体(
I)から選ばれる少なくとも1種類以上の単量体および
芳香族ビニル化合物(II)から選ばれる少なくとも1
種類以上の中量体を含み、力)つアクリル酸誘導体(I
)と芳香族ビニル化合物(II)の重量比が1/99〜
l OOloの範囲であることが防振性および加工性の
上で必要である、好ましくは25/75〜10010で
ある。更に好ましくは50150〜10010である。
アクリル酸誘導体(I)と芳香族ビニル化合物(II)
の重量比が1/99未満だと充分な防振性および加工性
が得られない。該重量比は大きいほどヒステリシスロス
、破壊強度が大となるが、経済的理由により本発明の効
果を損なわない範囲で該I N比を小さくすることがで
きる。
また本発明のジエン系ゴム中の平均共役ジエン量は40
〜85重量%の範囲で、好ましくは50〜60重量%で
ある。平均共役ジエン量が40重量%未満であると破壊
特性、低温特性が劣り、85重量%を超えるとヒステリ
シスロスが不満足となり、防振材として好ましくない。
本発明のジエン系ゴムのムーニー粘度(M L 1. 
a100℃)は20〜180.好ましくは30〜160
の範囲である。 ムーニー粘度が20未満だとゴムの取
扱いが困難であり、180を超えると加工性が著しく劣
り破壊強度も低下する。
本発明にがかるジエン系ゴムは差動熱量計(Dsc)I
H定によるガラス転移領域の温度幅は20℃以上である
。該温度幅は、nsc膓定において。
ガラス転移領域により生じる吸熱ピークの最初の変化点
からこれが終了する最後の変化点までの温度幅である。
第1因に後述する実施例1および比較例1で(1)られ
た重合体のDSCの測定チャートと共にガラス転移領域
の温度幅の決定方法を示す。
測定条件は次ぎのとうりである。
装   ’gl  :   Dupont  910型
  DSC昇温速度=20℃/分 本発明によれば上記差動熱量計によるガラス転移領域の
温度幅が20℃以上であることを必要と□する。温度幅
が20℃未満ではヒステリシスロスの温度依存性が大き
くなる。好ましくは30℃以上の、さらに好ましくは5
0〜100℃である。
ポリマー中の平均結合共役ジエン置、平均結合芳香族ビ
ニル化合物量、平均結合アクリル酸誘導体量はIH−N
MRにて求め重量百分率で示したものである。
本発明のごとくガラス転移領域の温度幅の広い共重合体
ゴムの製法は具体的には共役ジエン以外の単量体の一部
または全部を除く乳化重合薬品を反応器に添加後、重合
開始と同時に連続的に共役ジエン以外の単量体を反応読
了時にまで添加する方法、あるいは共役ジエンの一部ま
たは全部を除く乳化重合薬品を反応器に添加後1重合開
始と同時連続的に共役ジエンを反応終了時にまで添加す
る方法、あるいはまた共役ジエン以外のam体と共役ジ
エンの組成比を連続的に変えながら反応器に添加して重
合する方法などの乳化重合法により得ることができる。
本発明のジエン系ゴムは上記の方法で得られる組成分布
を有する実質的にランダムな共重合体である。
また上記製法において1本発明の効果を損なわない範囲
で、重合開始後の単量体添加方法を連続的でなく、所定
の転化率において1分割添加する方法とすることもでき
る。
本発明のジエン系ゴムは全ゴム100fiJii部中に
対して80mm部以下の割合で他のジエン系ゴムとブレ
ンドして用いることができる。他のジエン系ゴムとして
は天然ゴム、シスポリイソプレンゴム、他の乳化重合S
BR、シスポリブタジェン、エチレン−プロピレン−ジ
エンゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴムなどがあ
る。
;4P:発明のジエン系ゴムには伸展油として芳香族系
オイル、ナフテン系オイル、パテフィン系オイルを加え
ることができ、特に芳香族系オイルが本発明の目的とす
る物性の点から好ましい、芳香族性の高いオイルは、ゴ
ムのヒステリシスロスを高め、その温度依存性を小さく
するので防振特性上好ましい。
伸展油の添加量は、ゴム分100重量部に対して200
重量部以下、特ニl O−10011部量部が好ましい
補強剤としてはカーボンブラック、炭酸カルシウム、シ
リカなどが用いられ、その他通常のゴム用配合剤を用い
て混練り、加硫を行うことができる。
「作用」 本発明のジエン系ゴムにおいて、前述の如き特性を生ず
るメカニズムは明らかではないが、前述の本発明の要件
の相互作用によって優れた防振特性並びに破壊特性が得
られるものと考えられる。
「実施例」 以下1本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に制約さ
れるものではない。
実施例および比較例において、破壊特性はJIS  K
8301に準じた引張強さおよび伸びを指標にした。防
振特性は25℃、50℃、80℃における反発弾性を指
標とした。その値が小さくまた温度依存性の小さい方が
良好である。
加工性は、■押し出し機による押し出し時の配合物の形
状、ハダと、■ロール加工時の巻付性を以下の様に点数
にて評価しfL(第3表中の数字は■と■の合計値)。
■ 押し出し時の配合物の形状、ハダ 良  ←     → 悪 ■ ロール巻付性 良  ←     →  悪 なお、実施例および比較例における割合を示す部は玉量
による。
実施例1 第1表に示した基本的な乳化重合処方に従い、容量10
0文の重合反応機に40部の1.3−ブタジエンと8部
のスチレンおよび3部のメタクリルm)4−ルと0.1
8部のt−ドデシルメルカプタンを添加した0反応器温
度を7℃とし、バラメタンハイドロパーオキサイド0.
10部を添加して重合を開始した。転化率が39%(1
9,9部の重合体が生成)に達した時点でスチレン14
部、メタクリル酸メチル4部を、また転化率が58%(
40,0部の重合体が生成)に達した時点でスチレン2
5部、メタクリル酸メチル6部を添加して重合をJ1続
した。転化率が全モノマーの62%に達した時点でジエ
チルヒドロキシルアミン0.15部を添加して反応を停
止させた。
次いで常法に従って未反応上ツマ−を除去し。
硫酸と塩によりポリマーを凝固させてクラムとした後、
脱水乾燥してゴムを得た。
また、第2表に示した配合処方に従って250CCプラ
ストミルで混練りを行い、145℃で30分間プレス加
硫した。物性評価結果を第3表に示した。
ガラス転移領域の温度幅(Δt)は、第1図に例示した
方法により、ガラス転移領域によって生ずる吸熱ピーク
の最初の変化点と最後の変化点を決定し、その差の絶対
値をもって表わした。
Δt=26− (−59)=85 第1表 脱イオン水            200不均化ロジ
ン酸カリウム      4.5フルキルスルホン酸ナ
トリウム   0.15リン醜           
      0.09水酸化カリウム        
  0.16工チレシジアミン4酢%ナトリウム   
             0.07硫酸第1鉄7永和
物        0.05ソジウム本ルムフルテヒド
スル本キシレート0ニー辷Σ− 第2表        − 5BR8O NR20 HAFカーボン          50伸展油゛1 
           20亜鉛華         
      。
ステアリン酸             2老化防W剤
 81ONA1 加硫促進剤 CZ”2         0.6// 
   M  弓         0.6//    
D  #4        0.4硫  黄     
          1.5木t、V、G、C,=0.
96(7)芳香族伸展油木2 N−シクロヘキシル−ベ
ンゾチアゾリルスルフェンアミド 本31.3−ジフェニルグアニジン 実施例2 40?Aの1.3−ブタジエンと10.9部のスチレン
および0.1部のメタクリル酸メチルと0.17部のし
一ドデシルメルカプタンを添加して重合を開始し、転化
率が39%(19,9部の重合体が生成)に達した時点
でスチレン17.8部とメタクリル酸メチル0.2部を
、また転化率が58%(40,0部の重合体が生成)に
達した時点でスチレン30,7部とメタクリル酸メチル
0.3部添加した以外は実施例1と同様の処理を行った
・ (1トられたゴムについて実施例1と同様にして物性を
評価し、結果を第3表に示した。
実施例3 40部の1,3−ブタジエンと20部のメタクリル酸メ
チルおよび0.16部のt−Fデシルメルカプタンを添
加して重合を開始し、転化率が33%(18,0部の重
合体が生成)に達した時点でスチレン13部を、また転
化率が55%(40,2部の重合体が生成)に達した時
点でスチレン27部を添加した以外は実施例1と同様の
処理を行った。得られたゴムについて実施例1と同様に
して物性を評価し、結果を第3表に示した。
実施例4 40部のイソプレンと5部のスチレンおよび6部のメタ
クリル酸メチルと0.12部のし一ドデシルメルカプタ
ンを添加して開始剤量を実施例1の3倍として重合を開
始し、転化率が39%(19,9部の重合体が生成)に
達した時点でスチレン8部とメタクリル酸メチル1of
Iを、転化率が58%(40,0部の重合体が生成)に
達した時点でスチレン14部とメタクリル酸メチル17
部を添加した以外は実施例1と同様の処理を行った得ら
れたゴムについて実施例1と同様にして物性を評価し、
結果を第3表に示した。
実施例5 第1表に示した基本的な乳化重合処方に従い、40部の
1.3−ブタジエンと8部のスチレンと0.3部のメタ
アクリル酸と0.18部のt−ドデシルメルカプタンを
添加した0反応器温度を7℃とし、パラメンタンハイド
ロパーオー1−+イト。
、1部を添加して重合を開始した。添加率が40%(1
9部の重合体が生成)に達した時点でスチレン18部、
メタアクリル酸0.3部を、また転化率が60%(40
部の重合体が生成)に達した時点でスチレン33部、メ
タアクリル酸0.4部を添加して重合を継続した。添加
率が全七ツマ−の62%に達した時点でジエチルヒドロ
キシルアミン0.15部を添加して反応を停止した。
得られたゴムについて実施例1と同様にして物性を評価
し、結果を第3表に示した。
比較例1 1.3−ブタジエン添加量を50部、スチレン添加?を
30部、メタクリル酸メチル添加量を20部、E−ドデ
シルメルカプタン添加量ヲ0 、19部とし、七ツマ−
を一括して添加した以外は実施例1と同様にの処理を行
った。
得られたゴムについて実施例1と同様にして物性を評価
し、結果を第3表に示した。
ガラス転移領域の温度幅は、実施例1と同様にして得た
Δt=−t7− (−26)=9 比較例2 26部の1,3−ブタジエンと9部のスチレンおよび5
部のメタクリル酸メチルと0.15部のし一ドデシルメ
ルカプタンを添加して重合を開始し、転化率が50%(
20,0部の重合体が生成)に達した時点でスチレン1
6部とメタクリル酸メチル6部を、転化率が64.5%
(40,0部の重合体が生成)に達した時点でスチレン
28部とメタクリル酸メチル10部を添加した以外は実
施例1と同様の処理を行った。
得られたゴムについて実施例1と同様にして物性を評価
し、結果を第3表に示した。
比較例3 85部の1.3−ブタジエンと2部のスチレンおよび1
部のメタクリル酸メチルと0.32部のt−ドデシルメ
ルカプタンを添加して重合を開始し、転化率が22.7
%(20,0部の重合体が生成)に達した時点でスチレ
ン3部とメタクリル酸メチル1部を、転化率が43.5
%(40,0部の重合体が生成)に達した時点でスチレ
ン6部とメタクリル酸メチル2部を添加した以外は実施
例1と同様の処理を行った。
得られたゴムについて実施例1と同様にして物性を評価
し、結果を第3表に示した。
比較例4 1.3−ブタジエン添加量を42.5部、スチレン添加
量を57.5部、t−ドデシルメルカプタン添加量を0
.16部とし、モノマーを一括して添加した以外は実施
例1と同様にの処理を行った。
得られたゴムについて実施例1と同様にして物性を評価
し、結果を第3表に示した。
比較例5 ■、3−ブタジエン添加量を49部、スチレン添加硫を
40部、メタクリル酸メチル添加量を11部、t−ドデ
シルメルカプタン添加量を0.19部とし、七ツマ−を
一括して添加した以外は実施例1と同様の処理を行った
。 得られたゴムについて実施例1と同様にして物性を
評価し、結果を第3表に示した。
比較例6 37部の1.3−ブタジエンと11部のスチレンおよび
0.22部のt−ドデシルメルカプタンを添加して重合
を開始し、転化率が42.0%(20,2部の正合体が
生成)に達した時点でスチレン19部を、転化率が60
%(40,2部の重合体が生成)に達した時点でスチレ
ン33部を添加した以外は実施例1と同様の処理を行っ
た。
得られたゴムについて実施例1と同様にして物性を評価
し、結果を第3表に示した。
実施例6 40部の1.3−ブタジエンと11部のメタクリル酸メ
チルおよび0.14部のt−ドデシルメルカプタンを添
加して重合を開始し、転化率が39.2%(20,0部
の重合体が生成)に達した時点でメタクリル酸メチル1
8部を、また転化率が58%(40,0部の重合体が生
成)に達した時点でメタクリル酸メチル31部を添加し
た以外は実施例1と同様の処理を行った。得られたゴム
について実施例1と同様にして物性を評価し、結果を第
3表に示した。
実施例7 37部の1.3−ブタジエンと11部のアクリル酸ブチ
ルおよび0.30部のt−ドデシルメルカプタンを添加
して重合を開始し、転化率が42%(20,2部の重合
体が生成)に達した時点でアクリル酸ブチル19部を、
また転化率が60%(40,2部の重合体が生成)に達
した時点でアクリル酸ブチル33部を添加した以外は実
施例1と同様の処理を行った。得られたゴムについて実
施例1と同様にして物性を評価し、結果を第3表に示し
た。
実施例8 36部の1.3−ブタジエンと11部のアクリル酸メチ
ルおよび0.27部のし一ドデシルメルカプタンを添加
して重合を開始し、転化率が42%(19,7部の重合
体が生成)に達した時点でアクリル酸メチル20部を、
また転化率が60%(40,2部の重合体が生成)に達
した時点でアクリル酸メチル33部を添加した以外は実
施例1と同様にして物性を評価し、結果を第3表に示し
第3表から明らかなように、実施例1,2,3.6,7
.8は比較例1,4.5と平均結合ブタジェン量が実質
的に同じであり、そのガラス転移領域の温度幅が後者に
比べて大である。 実施例1.2,3,6,7.8は比
較例1,4.5に比べ広い温度範囲で反発弾性が低く、
防振材として好適である。 比較例6は実施例1,2,
3,6.7.8と平均結合ブタジェン量が実質的に同一
であり、ガラス転移温度領域の温度幅が後者より大きい
にもかかわらず、アクリル酸誘導体が含まれていないの
で反発弾性が大で、すなわちヒステリシスロスが小でし
かも加工性に劣り、さらに破壊強力でも若干ながら劣っ
ている。
比較例2は実施例1に比べて平均結合ブタジェン量が少
なく、すなわち平均結合メタクリル酸メチル量と平均結
合スチレンの合計量が多いため破壊強力が劣る。
比較例3は実施例1に比べて平均結合ブタジェン量が多
く、すなわち、平均結合スチレン量と平均結合メタクリ
ル酸メチル量の合計量が少ないためヒステリシスロスが
極めて小であり、加工性も著しく劣る。
実施例4は共役ジエンとしてイソプレンを用いたもので
ある。他の実施例と比べ破壊強力がやや劣るものの、ヒ
ステリシスロス、加工性は良好な値を示している。
「発明の効果」 以上から明らかな如く本発明によれば、ヒステリシスロ
スが犬で、すなわち反発弾性が小さく、かつその温度依
存性が小さく防振特性に優れ、また破壊強度および伸び
の破壊特性に優れ、さらに加工性の優れた、防振材とし
て好適な新規ジエン系ゴムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は実施例1、同じく(B)は比較例1で得
られたゴムのDSCO定例を示すグラフ図である。 図面の浄!(内容に変更なし) 第1図 5−1臥□ 度 (’Cン 手続補正書 昭和61年 6月20日 特許庁長官  宇 賀 道 部  殿 1  IS件の表示 特願昭61−114936号 2  発明の名称 /工)系ゴムおよびこれを用いたゴム組成物3、 補正
をする者 11T件との関係   特許出願人 名  称 (417)日本合成ゴム株式会社4、代理人 住所 東京都港区虎ノ門五丁目13番1号虎ノ門40森
ビル明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 (1)明細書の第5頁1〜2行の「反発弾性が小さくe
・・が小さく、」を「反発りl性が小さく、かつその温
度依存性が小さく、防振特性にすぐれ、加工性が良好で
、」に訂正する。 手続補正書(方式) 昭和61年 8月27日 特許庁長官  黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 特願昭61−114936号 2、発明の名称 ジエン系ゴムおよびこれを用いたゴム組成物3、補正を
する者 事件との関係   特許出願人 名  称  (417)日本合成ゴム株式会社4、代理
人 住所 東京都港区虎ノ門五丁目13番1号虎ノ門4o森
ビルτ 明細書の図面の簡単な説明の欄及び図面7、補正の内容 (1)明細書の第33頁15〜17行の「第1図・・・
グラフ図である。」を「第1図は差動熱量計により組成
物のガラス転移領域を測定したDSCチャートを表すグ
ラフ図である。 A・・・実施例1で得られたゴム B・・・比較例1で得られたゴム」 に訂正する。 (2)第1図を別紙のとおり訂正する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)共重合体成分単位が一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は水素原子またはメチル基を表わし、R
    _2は水素原子または炭素数1〜10のアルキル基を表
    わす。) で示されるアクリル酸誘導体、一般式(II)▲数式、化
    学式、表等があります▼(II) (式中、R_3は水素原子またはメチル基を表わし、R
    _4は水素原子または炭素数1〜2のアルキル基もしく
    は炭素数1〜2のハロゲン化アルキル基を表わす。) で示される芳香族ビニル化合物、および一般式(III)
    ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R_5〜R_8は水素原子またはメチル基を表
    わす。) で示される共役ジエンから構成される共重合体であって
    、共重合体中の結合共役ジエン含量が40〜85重量%
    の範囲であり、上記( I )と上記(II)の重量比が1
    /99〜100/0の範囲であり、ガラス転移領域の温
    度幅が20℃以上であり、且つムーニー粘度(ML_l
    _+_4、100℃)が20〜180の範囲であること
    を特徴とするジエン系ゴム。
  2. (2)上記( I )のアクリル酸誘導体がアクリル酸メ
    チル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリ
    ル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル
    、アクリル酸、メタクリル酸より選ばれる少なくとも1
    種類以上のモノマーであることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のジエン系ゴム。
  3. (3)上記(II)の芳香族ビニル化合物がスチレン、α
    −メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−ビニルベ
    ンジルクロライドより選ばれるれる少なくとも1種類以
    上のモノマーであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項または第2項記載のジエン系ゴム。
  4. (4)上記(III)の共役ジエンが1,3−ブタジエン
    、イソプレン、ペンタジエン、2,3−ジメチルブタジ
    エンより選ばれるれる少なくとも1種類以上のモノマー
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項
    または第3項記載のジエン系ゴム。
  5. (5)ゴム成分100重量部中に、共重合体成分単位が
    一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は水素原子またはメチル基を表わし、R
    _2は水素原子または炭素数1〜10のアルキル基を表
    わす。) で示されるアクリル酸誘導体、一般式(II)▲数式、化
    学式、表等があります▼(II) (式中、R_3は水素原子またはメチル基を表わし、R
    _4は水素原子または炭素数1〜2のアルキル基もしく
    は炭素数1〜2のハロゲン化アルキル基を表わす。) で示される芳香族ビニル化合物、および一般式(III)
    ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R_5〜R_8は水素原子またはメチル基を表
    わす。) で示される共役ジエンから構成される共重合体であって
    、共重合体中の結合共役ジエン含量が40〜85重量%
    の範囲であり、上記( I )と上記(II)の重量比が1
    /99〜100/0の範囲であり、ガラス転移領域の温
    度幅が20℃以上であり、且つムーニー粘度(ML_l
    _+_4、100℃)が20〜180の範囲であるジエ
    ン系ゴムを20重量部以上含むことを特徴とするゴム組
    成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016027076A (ja) * 2014-06-23 2016-02-18 住友ゴム工業株式会社 ゴム組成物及び該ゴム組成物を用いて作製したトレッドを有する空気入りタイヤ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016027076A (ja) * 2014-06-23 2016-02-18 住友ゴム工業株式会社 ゴム組成物及び該ゴム組成物を用いて作製したトレッドを有する空気入りタイヤ

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