JPS62272983A - 3,4−エポキシ酪酸エステルから出発するl−(−)−カルニチンクロライドの製造方法 - Google Patents

3,4−エポキシ酪酸エステルから出発するl−(−)−カルニチンクロライドの製造方法

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JPS62272983A
JPS62272983A JP62055460A JP5546087A JPS62272983A JP S62272983 A JPS62272983 A JP S62272983A JP 62055460 A JP62055460 A JP 62055460A JP 5546087 A JP5546087 A JP 5546087A JP S62272983 A JPS62272983 A JP S62272983A
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formula
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enzyme
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フランコ・フランカランチ
マルコ・リツチ
ピエトロ・チエステイ
カルロ・ベントウレルロ
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Istituto Guido Donegani SpA
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Istituto Guido Donegani SpA
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C12P41/00Processes using enzymes or microorganisms to separate optical isomers from a racemic mixture
    • C12P41/003Processes using enzymes or microorganisms to separate optical isomers from a racemic mixture by ester formation, lactone formation or the inverse reactions
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、バイオテクノロジーでの製造方法による式(
■): を有するL−(−)−カルニチンクロライドの製造方法
に関するものである。
さらに詳細には本発明はR(+)−3,4−エポキシ醋
酸のエステルから出発するL−(−)−力ルニヂンクロ
ライドの製造方法に関し、前記R(+)−3,4−エポ
キシ酪酸のエステルはうセミ型3,4−エポキシ醋酸の
特定エステルを酵素的に不斉加水分解して得られる。
本発明が目的とする方法に使用される中間化合物として
の3,4−エポキシ醋酸のR(+)型の特定エステルは
文献中に記載されておらずかつ本出願人の知る限りまだ
特性化されておらず、したがってこれら化合物も本発明
に包含される新規な中間体を構成する。
公知のように、カルニチン(β−ヒドロキシ−r−トリ
メチルアミン醋酸としも定義される)はβ位置に不斉中
心を有し、したがって一般にD型及びL型光学対掌体又
は光学エナンチオマとして一般に定義される2種の立体
異性体が存在する。
本発明によるクロライドとして得られるし−(−)−力
ルニチンは、ヒト代謝の分野及び脂肪酸の変換の分野に
て顕著な役割を演する。これに対し、D(十)−カルニ
チンはL−(−)−カルニチン−アシル1〜ランスフエ
ラーゼに対し競合する抑制剤であって、心臓組織中に存
在するし−(−)−力ルニチンのレベルを低下させる[
1゜B、フリツツ、S、に、シュルツ、ジャーナル・バ
イオロジカル・ケミストリー(1965)、第240巻
、第2188頁:C,R,ロエ、T、P、ボハン、ラン
セット(1982) 、第1411頁]。
したがって、1−(−)−カルニチンの最も一般的な治
療用途は心筋貧血症、狭心症及び心筋硬化症を治療する
ための栄養補給剤及び心臓保護剤としてである。
合成にJ、るカルニヂン製造には幾つかの方法が知られ
ているが、その殆んどはカルニチンをラセミ型で得てお
り、したがってラセミ混合物を2種の個々の光学対掌体
に分離することを目的とした操作工程が必要とされる。
したがって、これらの方法は光学活性である高価な反応
体、たとえばジベンゾイル酒石酸、樟脳酸、マンゾリン
酸などを必要とする。ざらに、これらは反応条件の慎重
な制御を必要としかつ数段階の結晶化工程を必要とプる
。したがって、これらは複雑である結果、経済上及び操
作上の観点、特に工業上の観点から負担となることが判
る[ヨーロッパ特許出願用EP141.408号:フラ
ンス特許第1,466.696号及び英国特許第GB−
A−2,131,409号]。
たとえばD−マニトールのような光学活性化合物から出
発してL−(−)−力ルニチン合成を目指す方法も記i
;xされている[ヨーロッパ特許出願用[P 60 、
595号]。この方法は、いかなる分割工程をも必要と
しないが、多くの工程と高価かつ極めて危険な反応体、
たとえば四酢酸鉛の使用を必要とする。
たとえばアルキルクロルアセト酢酸、クロトンベタイン
又はブチロベタインなどのブロキラル基質から出発して
L−(−)−カルニチンを得る幾つかの微生物学的り法
も知られている[ベルギー特許第BE 898,396
号、ヨーロッパ特許出願用EP 122,794号、フ
ランス特許出願第FR2,485,564号] :。
この種の方法は高張る反応容積を必要とすると言う欠点
を示し、かつ低収率及び生成物の精製困難性を特徴とす
る。
したがって、工業ヒ実fIjAtlることができ、L−
(−)−力ルニチンの製造を簡単、効率的かつ経済的に
行ないうる簡便な方法を得ることが必要であると考えら
れる。
したがって本発明の目的は、操作上の観点から簡単かつ
工業」−の観点から有利である方法にしたがってL−(
−)−カルニチンクロライドの製造を可能にすることで
ある。
本発明の伯の目的は、3.4−エポキシ醋酸の1ナンチ
オマR(+)型の特定エステルよりなる新規な種類の中
間化合物を提供するにある。
今回、これら及びその他の目的は3,4−エポキシ醋酸
の特定ラセミ型エステルにおける光学R(+)異性体の
分割に基づくバイオテクノロジー法によって達成されう
ろことが判明し、この分割は前記特定エステルの酵素的
不斉加水分解によって行なわれ、R(+)型又はその対
応のクロルヒドリンからそれぞれトリメチルアミン塩酸
塩又はトリメチルアミン自身との反応及びその後の酸加
水分解(HCe)によってし−(−)−力ルニチンクロ
ライドが得られる。
実際上、前記酵素的加水分解においては、前記ラセミ型
エステルのうち1ナンチオマS (−)を選択的に加水
分解く不斉加水分解)しうる選択された特異的酵素又は
この酵素を産生ずる微生物が使用される。
本発明の方法により得られる3、4−エポキシ・醋酸の
特定ラセミ型エステルのうち対応のエナンチオマR(+
)型はそれ自体新規な中間化合物であり、これも本発明
の範囲内に包含される。
したがって本発明の目的は上記式(I)を有するL−(
−)−力ルニチンクロライドのバイオテクノロジーによ
る製造方法を提供し、この方法は(a)式(II): [式中、RはC1−・C1oアルキル基、又はベンジル
基を示す] を有する(R,5)−3,4−エポキシ醋酸のラセミ型
エステルを、エナン・チオマS (−)を不斉的にかつ
通常の過程で加水分解しうる酵素又はこの酵素を産生す
る微生物に対しアルカリにより調節されたpH条イ1下
にて反応させ、かつ通常技術にしたがって前記エナンチ
オマ5(−)を実質的にR(+)型で存在する未反応エ
ステル(n)から分離し: (b)このようにして得られかつ必要に応じ公知技術に
したがって対応クロルヒドリンまで変換された前記R(
+)型のニスデル(II)をそれぞれポリメチルアミン
塩酸塩若しくはトリメチルアミン自身と反応させて式(
IV): [式中、Rは上記の意味を有する] を有するエステルを生ぜしめ:かつ (C)式(IV)を有する前記エステルをHαの存在下
で加水分解して式(I>を有するL−(−)−力ルニヂ
ンクロライドを生成させる ことを特徴とする。
本発明にしたがい対応のラセミ混合物から分離されたR
(+)型としての式(II)を41Mる中間化合物は文
献中に記載されていないことが判明し、したがってそれ
自体新規な化合物である。
事実、式(II)を有するこの神のラセミ型エステルか
らそのエナンヂオマへの分割は常法を用いでは容易に行
なうことができないのに苅し、本発明ではこれが可能と
なる。
この方法は次のように図示することができる:(II 
、 R,S)  CH2−CH−CH−GOOR↓ 酵
素的不斉加水分解 [式中、Rは上記の意味を有し、かつR′は01〜C5
アルキル基を示す]。
式(I)を有するラセミ型エステルはそれ自体公知の化
合物であり、たとえば下記するような常法で製造するこ
とができる: [ファーマスーチカル・サイエンス、第64巻、第12
62頁(1975) ] [ジャーナル・オーガニック・ケミストリー第32巻、
第3888頁] 上記したように式(II)を有するラセミ型エステルを
酵素と反応させ、これらの酵素は微生物により産生させ
うるか或いは動物源とすることもでき、かつエナンチオ
マ5(−)を選択的に加水分解してR(十)型の1ナン
チオマを実質的に未変化で残留させることができる(不
斉加水分解)。
この目的で、市販されている種々異なる原料の加水分解
酵素を使用することができ、殊に次のものが後記するよ
うに特に活性であると判明した:上記したように、IJ
口水分解酵素を産生する微生物も使用することができる
この目的で、式(n)を有するラセミ型エステルを不斉
加水分解しうる酵素を産生する限り、仝ゆる微生物を使
用することができる。
これらの微生物のうち、次のものが殊に効果的であると
判明した: シュードモナス・フラギ   IFO345&(Pse
udomonas Fragi )バチルス・ズブチリ
ス    ATCC6636(Bacillus 5j
JbtiliS )ロドトルラ・ミヌタ     IF
O0879(Rodotoruda m1nuta )
カンジダ・シリンドラセア  ATCC14830(C
andida cylinracea)アースロバフタ
・シンプレックス (Arthrobacter simpiex)   
7 l” Q   3530式(II)を有事るラセミ
型エステルの不斉加水分解における最初の反応は、ラセ
ミ型エステルと粗製若しくは精製酵素の水溶液とよりな
る混合物を強力撹拌して行なわれる。或いは、酵素の水
溶液の代りに、微生物を含有する培養10ス或いはその
濾液若しくはその濃厚物又は微生物菌体の懸濁物も使用
することができる。
代案として、この分野に関する従来技術にしたがって選
択された種々異なる性質の支持体に固定して酵素を使用
することもできる。ラセミ型エステル(I[)に対し約
0.03〜10重量%の範囲の量の酵素が使用される。
本発明による加水分解は約5〜60℃、好ましくは10
〜30℃の範囲の温度にてpH値を5〜9、好ましくは
6〜8に保ちながら行なうことができ、酵素はこれらの
数値範囲でその最高活性を示す。
反応媒体のpHは、ナl〜リウム及び(又は)カリウム
緩衝溶液を用いてたとえばNaOH1KOH,L i 
OH,CaCO3などの無機塩基により生成酸度を中和
して一定に保たれる。
反応混合物中の出発ラセミ型エステル(II)の濃度は
1〜20重量%の範囲とすることができる。
不斉加水分解の反応時間は、用いる酵素の比活性又は所
望の変換率に応じて約5〜72時間の範囲とりることか
できる。
不斉加水分解の反応が終了した後、異性体R(+)が濃
縮された未反応エステル(II)はたとえば塩化メチレ
ン、トルエン、リグロイン、エチルエーテルなどの水に
対し不混和性の溶剤を用いて反応混合物から抽出するこ
とができる。このように得られたエステルはたとえば蒸
溜、カラムクロマトグラフィーなどの通常技術にしたが
って精製することができる。
不斉加水分解から実質的にR(+)型として回収された
エポキシエステル(I[)を、トリメチルアミン塩酸塩
と反応させて式(IV)を有事るエステルを生成させる
。実用的作業方法によれば、反応はエポキシエステル(
n)とトリメチルアミン塩酸塩とC1〜C4脂肪族(ヒ
ドロ)−アルコール性溶剤とよりなる溶液を撹拌して行
なわれる。
この反応は約10〜80℃、好ましくは20〜60°C
の範囲の温度で行なうことができ、かつ反応時間は選択
温度に応じて約1〜120時間の範囲とすることができ
る。反応混合物中のエポキシエステルR(+>(H)の
濃度は約1〜10モル%、好ましくは20〜5011%
の範囲とすることができる。使用するトリメチルアミン
塩酸塩の量はエポキシエステルR(→−)(I>1モル
当り約0.3〜1モルの範囲とすることができ、好適数
値は1モル当り0.5モルである。反応の完結後、(ヒ
ドロ)−アルコール性溶剤を蒸溜し、ざらに残留物を水
で処理しかつ水に対し不混和性の溶剤、たとえば塩化メ
チレン、エチルエーテルなどで洗浄覆る。その後、水を
蒸溜除去して(1v)を有するエステルを得る。最後に
、このエステルを酸加水分解によりL−(−)−カルニ
チンクロライドに変換させ、この加水分解は塩酸水溶液
中で約15〜100’C1好ましくは80〜100℃の
範囲の温度にて行なわれ、反応時間は選択温度に応じて
約1〜20時間の範囲である。塩M1度は5〜37%の
範囲とすることができ、その量は式(1v)を有するエ
ステル1モル当り約1〜10モルの範囲とすることがで
きる。
加水分解反応が完結した後、溶液を減圧蒸発させかつ残
留物を公知技術にしたがい結晶化させて、式(I>を有
するし−(−)−力ルニチンクロライドを得る。
上記したように、式(IV)を有するエステルは本発明
にしたがって次のように得ることもできる。
酵素的不斉加水分解の反応から実質的にR(+)型とし
て回収されたエポキシニスデル(II>を、塩酸水溶液
との反応により式(I[)を有する対応のクロルヒドリ
ンに変換させる。この反応は、好ましくは濃厚塩酸水溶
液をテトラヒドロフラン中(又は水に対し不混和性のエ
ーテル溶剤中)のエポキシエステルR(+>(II)の
溶液中へ約O〜30℃、好ましくは0〜10℃の範囲の
温度にて滴下させることにより行なわれる。反応時間は
選択条件に応じて1〜4時間の範囲とすることができる
。塩酸の量はエポキシエステルR(+)(If)1モル
当り約1〜2モルの範囲、好ましくは1モル当り1.0
〜1.1モルの範囲とすることができる。
反応の完結後、混合物をたとえばNa2CO3のような
塩基によって中和し、次いでこれにNa2SO4若しく
はNap!又はNa2CO3自身を飽和させ、水に対し
不混和性である溶剤、たとえば塩化メチレン若しくはエ
チルエーテルによって抽出する。蒸溜による溶剤除去は
、式(I[I)を有する粗製クロルヒドリンを生成覆る
。次いで、このクロルヒドリンをアルコール性若しくは
水性−アルコール性媒体中又は単に水中でのトリメデル
アミンとの反応により式(1v)を有するエステルに変
換させる。この反応は好適には、トリメデルアミン溶液
をクロルヒドリン(III)へ添加しかつ得られた混合
物を約20〜100℃、好ましくは80〜90℃の範囲
の温度にて選択温度にしたがい1〜20時間の範囲の時
間にわたり撹拌して行なわれる。
水、01〜C4アルコール(たとえばメタノール、エタ
ノール又はその混合物〉などがトリメチルアミン用の溶
剤として適している。トリメチルアミン溶液のII1度
は約5〜33%、好ましくは約25〜33%の範囲とす
ることができる一方、アミンの借はクロルヒドリン(■
)1モル当り約1〜10モル、好ましくは1モル当り2
〜3モルの範囲とすることができる。反応の終了後、過
剰のトリメチルアミン及び溶剤を蒸溜除去し、かくして
式(IV)を有する粗製エステルが得られ、これを上記
したように加水分解してL−(−)−カルニチンを得る
他方、式(III)を有するクロルヒドリンは代案とし
て式(R’)aSiα(ここでR′はC1〜C5アルキ
ルである)を有する塩素化シラン化合 物との反応によ
り得ることができる。特に、酵素的不斉加水分解の反応
から実質的にR(+)型として回収されたエポキシエス
テルは、クロルトリメチルシランとの反応、或いは一般
にりOルー(C1〜C5)トリアルキルシランとの反応
及びその後の水による加水分解で式([1)を有する対
応のクロルヒドリンに変換される。
エステルR(+>(II)をほぼ室温にて過剰のクロル
シラン化合物中に溶解させ、かつ約1日間反応させる。
反応が終了したら過剰のシランを蒸発させた後、残留物
をアルコール(エタノール)1」α水溶液で処理し、か
つ再び乾燥させることにより式(III)を有づる粗製
クロルヒドリンを得る。次いで、これを上記したように
処理する。
このように得られたL−(−)−カルニチンクロライド
から、常法によってL−(−)−カルニチンの他の誘導
体を無機酸(HB rなど)又は有機酸(修酸なと)の
塩として或いはその内部塩としてjOることができる。
以下、限定はしないが幾つかの実施例により本発明をさ
らに説明する。
以下の記号を使用する: Eu (hfc)3=ヨーロピウムトリス〔3−(ヘプ
タフルオロプロピルヒドロキシメヂレン)−d−カンフ
オレー1〜]。
e、e、=エナンチオマ過剰。
a、S、=そのまま。
式(II)を有するR (+)−3,4−エポキシブチ
レートに関するe、e、は、flu(hfc)。
の存在下(エステル1モル当り0.05 デル)にて3
00M HZでNMR分析により測定した。
例  1 工程(a) 燐酸ナトリウム及びカリウムよりなる緩衝溶液(pH=
7>45IrIiと(R,5)−3,4−エポキシ酪酸
イソブチル10Q  (63,3ミリモル)と640m
gのステアプシン酵素(シグマ・ケミカル・カンパニー
社、LJSAにより販売され、35%の蛋白質含有量と
蛋白質1mg当り35〜70単位に等しい活性とを有す
る豚膵臓から得られたリパーゼ)とを45dの0.1M
のKa!溶液に添加した。この混合物を20℃にて強力
撹拌し、かつpHを5N  NaOHの水溶液の添加に
よって7の値に一定に保った。22時間(65%に等し
い3,4−エポキシブチレートの変換率)の後、残留エ
ステルを塩化メチレンでの抽出によって反応混合物から
回収し、その後に蒸溜によって精製した。かくして、3
.39のR(+)−3,4−エポキシ酪酸イソブチルを
回収シtC:  [Q’] 0=+ 9.90° (a
、s、);Hl−NMR(CDC13) :50.94
  (d、 6f−1>、1.87 − 2.03  
 (m、  1  H)  、  2.50 − 2.
66(m、  3 ト1 ) 、   2.82 − 
 2.88   (m、   1  H)  、3.2
7− 3.34  (m、  1 H)、 3.92 
 (d、  2H)[:u (hfc)aの存在下(エ
ステル1モル当りO,OSモル)における300M H
ZでのNMR分析はe、e、≧90℃を示した。
工程(b)+(C) R(十)−3,4−エポキシ醋酸イソブチル(3,3<
]  :20.9ミリモル)を4mのメタノール中に溶
解させた。得られた溶液へ1gのトリメチルアミン塩酸
塩(10,46ミリモル)を添加し、かつ全体を強力撹
拌しながら2時間かけて45℃にした。
完了後、メタノールを蒸溜除去し、かつ残渣を水及びエ
タノールで処理した。相を分離させかつ有機相を水洗し
、次いでこれを水相に集めた。これをエーテルで洗浄し
かつ濃縮し、次いでこれに8dの濃塩酸水溶液を添加し
た。この溶液を2時間にわたり還流加熱し、次いで減圧
下で蒸発させた(約20mmHg)。t−ブチルアルコ
ールとの共沸蒸溜により微量の水を除去した後、1.1
9(lのし−(−)−力ルニチンクロライドが得ら、れ
た:CaE哲=−21,2℃(C=1、H20):e、
e。
90%。
例  2 工程(a) 例1と同様に操作したが、(R,S) −3,4−エポ
キシ醋酸イソブチルの代りに10(]の(R。
5)−3,4−エポキシ酪酸n−ブチル(63,3ミリ
モル)を使用した。26時間後(60%に等しいエステ
ル変換率)、塩化メチレンでの抽出及びそれに続く蒸溜
により3.89のR(−F>−3,4−エポキシ酪酸n
−ブチルが回収された:[α]甘せ8.10° (a、
s、):Hl −NMR(CDCiPa ):  0.
94  (t、 3H)、1.32−1.47  (m
2 )−1>、1.58−1.70  (m、 2H)
、2.53−2.60  (m、 3H>、2.82−
2.88  (rTl、 I H)、3.27−3.3
5  (m、 1H)、4.13  (t。
2H)、Eu’(hfc)3の存在下における300M
H2でのNMR分析はe、 e、>90%を示した。
工程(b)+(c) 例1におけると同様に操作したが、R(+)−3,4−
エポキシ醋酸イソブチルの代りに3.8gのR(+)−
3,4−エポキシ酪酸n−ブチル(24,05ミリモル
)を使用しかつ1.15gのトリメチルアミン塩酸塩(
12,0ミリモル)を使用した。
1.75gのL−(−)−カルニチンクロライドが得ら
れた; [α]智=−21,3° (C=1、H2O)
:e、e、90%。
例3−8 例1におけると同様に操作したが、第1表に示したよう
に改変した。得られた結果を同様に第1表に示ず。
例9 工程(a) アースロバフタ・シンプレツク(I F O3530)
のスラントの内容物を50Inlの「栄養ブロス」 (
オキソイド・リミテッド社、U、に、により製造すれた
栄養ブロス)中に接種し、かつ37℃にて20Orpm
で250mtlのフラスコ中において18時間撹拌下に
保った。次いで、この培地4rnIlを100m1の「
栄養ブロス」に接種し、かつ500dのフラスコ中にて
37℃で20Orpmの撹拌下に保った。
12時間後、得られた混合物へ燐酸プ用〜リウム及びカ
リウムよりなる緩衝溶液(lI=7)50dと59の(
R,S) −3,4−エポキシ酪酸イソブチルとを添加
し、かつ全体を20℃にて撹拌下に48時間保った。完
了後、この混合物を塩化メブレンで抽出し、溶剤を蒸発
させかつ残留したR (+) −3,4−エポキシ醋酸
イソブチルをシリカカラム上でのりOマドグラフィーに
よって精製した。かくして、2.25gのR(+)−3
,4−エポキシ酪酸イソブチルが得られ、これはe、e
、=75%を有した。
工程(b)及び(C) 例1におけると同様に操作することにより、e、e、=
75%を有するL−(−)−カルニチンクロライド0.
84にlを得た。
例  10 例9におけると同様に操作したが、ただし使用した微生
物をシュードモナス・フラギ(I FO3458)とす
ることにより2.35(]のe、e、=56%を有する
R(+)−3,4−エポキシ醋酸イソブチルを得た。次
いで、このエステルから0.82gのe、e、 =55
%を有するL−(−)−力ルニチンクロライドを得た。
例  11 例9におけると同様に操作したが、ただし使用した微生
物をバチルス・ズブチリス(ATCC6633”)とす
ることにより、2.850のe、 e、 =52%を有
するR (+)−3,4−エポキシ酪酸イソブチルを得
た。次いで、このエステルからe、e。
=52%を有するL−(−)−カルニチンクロライド1
.0gを得た。
例12 工程(a) ロドトルラ・ミヌタ(IFo  0879)のスラント
の内容物を、次の組成を有する培地50dに接種した:
オキソイド・リミテッド社、U、に、による酵母抽出物
0.3%、 オキソイド・リミテッド社によるペプトン1%、グルコ
ース2%。
この培地を250dのフラスコ中に入れ、かつ28℃に
て160rpmで18時間撹拌下に保った。次いでこの
培地4m’を婁取り、かつ上記と同じ組成を有する培地
100dに接種した。次いで0.5gの炭酸カルシウム
を加え、かつ全体を28℃にて16ppmの撹拌下に保
ったa24時間後、得られた混合物へ5gの(R,5)
−3,4−エポキシ酪酸イソブチルを添加し、全体を2
0℃にて撹拌下に12時間保った。完了後、混合物を塩
化メヂレンで抽出し、溶剤を蒸発させかつ残留R(十)
−3,4−エポキシ醋酸インブチルをシリカカラム上で
のクロマトグラフィーにより精製した。かくしてe、 
e、 =27%を有するR (+)−3,4−エポキシ
酪酸イソブチル3.1gを得た。
工昆工亘り土」二重 例1におけると同様に操作してe、e、=27%を有す
るL−(−)−カルニチンクロライド1.16(]を得
た。
例  13 例12におけると同様に操作したが、ただし使用した微
生物をカンジダ・シリンドラセア(ATCo  148
30)とすることによりe、e。
=47%を有するR(+)−3,4−エポキシ酪酸イソ
ブチル2.75gを得た。次いで、このエステルからe
、e、=45%を有するし−(−)−力ルニチンクOラ
イド0.939を得た。
例  14 工程(a) 例1におけると同様に操作してe、e、=90%を有す
るR(+)−3,4−エポキシ酪酸イソブチル3.2g
を得た。
工程(b)+(c) 前記R(+)−3,4−エポキシ酪酸イソブチルを40
dのテトラヒドロフラン中に溶解させた。
1.66 mの濃塩酸水溶液を1時間かけて得られた溶
液中へ滴下し、0〜5°Cの範囲の温1iで水浴によっ
て冷却しかつ強力撹拌下に保った。添加の終了後、温度
を20℃まで上昇させかつ撹拌をざらに1時間続けた。
次いで、溶液をNa2CO3で飽和させ、濃縮しかつエ
ーテルで抽出した。次いで、エーテル抽出物をNa2S
O4で脱水し、濾過しかつ減圧蒸発させることにより油
状物3.26(]を得、これは分析により94%のガス
クロマトグラフ測定値を有するR(+14−クロル−3
−ヒドロキシ醋酸イソブチル(I[I)であることが判
明した。
次いで、この油状物を8r111のエタノール及び8r
n1の5.19Mトリメチルアミンの水溶液に溶解させ
、かつ得られた溶液を強力撹拌下に2時間にわたり還流
加熱した。完了後、この溶液を減圧下で蒸発させ、かつ
残留物を濃塩酸水溶液30m(lで処理し、さらに撹拌
下で2時間にわたり還流加熱した。完了後、溶液を再び
減圧蒸発させかつt−ブチルアルコールとの共沸照温に
より微量の水を除去した後、1.13(]のL−(−)
−カルニチンクロライドが得られた。[α]智=−15
,4° ; e、 e、=65%。
例  15 工程(a> 例1におけると同様に操作してe、e、=90%を有す
るR(+)−3,4−エポキシ酪酸イソブチル3.2g
を得た。
工程(b)+(c) 前記R(+)−3,4−エポキシ酪酸イソブチルを12
Idのクロルトリメチルシランに溶解させ、かつ得られ
た溶液を室温にて20時間撹拌した。次いで、過剰のり
臼ルメチルシランを照温除ノ、しかつ残留物を30In
lのメタノール及び10%塩酸水溶液1dで処理し、ざ
らに室温に′C撹拌下に10分間保った。次いで、この
溶液を減圧蒸発させかつ残留物をエーテルで処理し、水
洗した。エーテル相をNa2SO4で脱水し、濾過しか
つ蒸発させた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) を有するL−(−)−カルニチンクロライドを製造する
    に際し、 (a)式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中、RはC_1−C_1_0アルキル基、又はベン
    ジル基を示す] を有する(R,S)−3,4−エポキシ酪酸のラセミ型
    エステルを、エナンチオマーS(−)を不斉的にかつ通
    常の過程で加水分解しうる酵素又はこの酵素を産生する
    微生物に対しアルカリにより調節されたpH条件下にて
    反応させ、かつ通常技術にしたがって前記エナンチオマ
    S(−)を実質的にR(+)型で存在する未反応エステ
    ル(II)から分離し; (b)このようにして得られかつ必要に応じ公知技術に
    したがって対応クロルヒドリンまで変換された前記R(
    +)型のエステル(II)をそれぞれポリメチルアミン塩
    酸塩若しくはトリメチルアミン自身と反応させて式: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) [式中、Rは上記の意味を有する] を有するエステルを生ぜしめ;かつ (c)式(IV)を有する前記エステルをHClの存在下
    で加水分解して、式( I )を有するL−(−)−カル
    ニチンクロライドを生成させることを特徴とするL−(
    −)−カルニチンクロライドの製造方法。 (2)式(II)を有するラセミ型エステルの不斉加水分
    解に際し、好ましくはステアプシン、パンクレアチン、
    カンジダ・シリンドラセアからのリパーゼ、豚肝臓から
    のエステラーゼよりなる群から選択される酵素を使用す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 (3)式(II)を有するラセミ型エステルの不斉加水分
    解に際し、好ましくはシュードモナス・フラギ(IFO
    3458)、バチルス・ズブチリス(ATCC6633
    )、ロドトルラ・ミヌタ(IFO0879)、カンジダ
    ・シリンドラセア(ATCC14830)、アースロバ
    クタ・シンプレックス(IFO3530)よりなる群か
    ら選択される微生物によって産生された酵素を使用する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 (4)微生物をその培養ブロス、濾液、濃厚物又は菌体
    の懸濁物として使用することを特徴とする特許請求の範
    囲第3項記載の方法。 (5)酵素を支持体上に固定して使用することを特徴と
    する特許請求の範囲第2項記載の方法。 (6)ラセミ型エステル(II)の不斉加水分解に際し、
    ラセミ型エステル(II)に対し約 0.03〜10重量%の範囲の量の酵素を使用すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 (7)ラセミ型エステル(II)の不斉加水分解を約10
    〜30℃の範囲の温度で行なうことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 (8)ラセミ型エステル(II)の不斉加水分解を、塩基
    性緩衝溶液若しくは無機塩基を用いることにより5〜9
    の範囲のpH値にて行なうことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 (9)不斉加水分解の混合物におけるラセミ型エステル
    (II)の濃度が約1〜20重量%の範囲であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 (10)式(II)を有するエステルR(+)を、C_1
    〜C_4脂肪族(ヒドロ)−アルコール溶剤中にて10
    〜80℃の範囲の温度で約0.3:1〜1:1の範囲の
    (CH_3)_3N・HCl:R(+)(II)のモル比
    にしたがいトリメチルアミン塩酸塩と反応させて、式(
    IV)を有するエステルに変換させることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 (11)式(II)を有するエステルR(+)を、H_2
    Oと混和しうる有機エーテル溶剤、好ましくはテトラヒ
    ドロフランの存在下で約0〜30℃の範囲の温度にて少
    なくとも当モル量のHCl水溶液と反応させかつ次いで
    このように得られたエステルR(+)(II)のクロルヒ
    ドリンを(C_1〜C_4)(ヒドロ)−アルコール性
    若しくは水性の媒体中で約20〜100℃の範囲の温度
    にて少なくとも当モル量のトリメチルアミンにより処理
    して、式(IV)を有するエステルに変換させることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 (12)式(II)を有するエステルR(+)を、式(R
    ′)_3SiCl(ここでR′はC_1〜C_5アルキ
    ル基を示す)を有するクロル−アルキルシランと反応さ
    せてクロルヒドリン誘導体に変換させることを特徴とす
    る特許請求の範囲第11項記載の方法。 (13)式(IV)を有するエステルの酸加水分解を、約
    15〜100℃の範囲の温度にて少なくとも当モル量の
    HCl水溶液を用いて行なうことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 (14)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは1〜10個の炭素原子を有するアルキル基
    又はベンジル基を示す] を有し、特許請求の範囲第1項乃至第13項のいずれか
    に記載の方法にしたがって得られる新規な化合物として
    の3,4−エポキシ酪酸のエナンチオマR(+)型のエ
    ステル。
JP62055460A 1986-03-14 1987-03-12 3,4−エポキシ酪酸エステルから出発するl−(−)−カルニチンクロライドの製造方法 Pending JPS62272983A (ja)

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IT19763A/86 1986-03-14

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