JPS62270856A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents
トロイダル型無段変速機Info
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- JPS62270856A JPS62270856A JP11258586A JP11258586A JPS62270856A JP S62270856 A JPS62270856 A JP S62270856A JP 11258586 A JP11258586 A JP 11258586A JP 11258586 A JP11258586 A JP 11258586A JP S62270856 A JPS62270856 A JP S62270856A
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- Japan
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- cone
- power roller
- axis
- discs
- continuously variable
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 35
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims abstract description 8
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- RSWGJHLUYNHPMX-UHFFFAOYSA-N Abietic-Saeure Natural products C12CCC(C(C)C)=CC2=CCC2C1(C)CCCC2(C)C(O)=O RSWGJHLUYNHPMX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 101100129500 Caenorhabditis elegans max-2 gene Proteins 0.000 description 1
- KHPCPRHQVVSZAH-HUOMCSJISA-N Rosin Natural products O(C/C=C/c1ccccc1)[C@H]1[C@H](O)[C@@H](O)[C@@H](O)[C@@H](CO)O1 KHPCPRHQVVSZAH-HUOMCSJISA-N 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- KHPCPRHQVVSZAH-UHFFFAOYSA-N trans-cinnamyl beta-D-glucopyranoside Natural products OC1C(O)C(O)C(CO)OC1OCC=CC1=CC=CC=C1 KHPCPRHQVVSZAH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Friction Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
(産業上の利用分野)
本発明はトロイダル型無段変速機に関するものである。
(従来の技術)
この種トロイダル型無段変速機は通常、例えば特開昭5
6−160453号公報に記載の如くに構成するのが普
通である、即ち第3図に示すように、同軸配置した人出
力コーンディスク1.2と、これらコーンディスクの対
向コーン面1a; 2aにころがり接触するパワーロー
ラー3とを具える。そしてコ−ンディスク対向面1a、
2aは、コーンディスク軸線■を含む平面上における
点Qを中心とした半径roの円弧をコーンディスク軸線
工の周りに回転させて得られるコーン面とする。又パワ
ーローラー3は、上記と同じ平面内にあって中心Qから
コーンディスク軸線Iに下ろした垂線■に関し対称で中
心Qを通る2線s、、 s2と対向コーン面1a、 2
aとの交点0!、0□を垂線■の周りに回転して得られ
る円Cを入出力コーンディスク1.2とのころがり接触
軌跡として有する。
6−160453号公報に記載の如くに構成するのが普
通である、即ち第3図に示すように、同軸配置した人出
力コーンディスク1.2と、これらコーンディスクの対
向コーン面1a; 2aにころがり接触するパワーロー
ラー3とを具える。そしてコ−ンディスク対向面1a、
2aは、コーンディスク軸線■を含む平面上における
点Qを中心とした半径roの円弧をコーンディスク軸線
工の周りに回転させて得られるコーン面とする。又パワ
ーローラー3は、上記と同じ平面内にあって中心Qから
コーンディスク軸線Iに下ろした垂線■に関し対称で中
心Qを通る2線s、、 s2と対向コーン面1a、 2
aとの交点0!、0□を垂線■の周りに回転して得られ
る円Cを入出力コーンディスク1.2とのころがり接触
軌跡として有する。
かかる構成において、入力軸4からドライブプレート5
及びローディングカム6を経由し、入力コーンディスク
1に達した動力はパワーローラー3の垂線■周りの回転
を介し出力コーンディスク2に伝わり、出力軸7より取
出すことができる。
及びローディングカム6を経由し、入力コーンディスク
1に達した動力はパワーローラー3の垂線■周りの回転
を介し出力コーンディスク2に伝わり、出力軸7より取
出すことができる。
この動力伝達中ローディングカム6は伝達トルクに応じ
たスラストF、を発生し、ドライブプレート5へのスラ
ストをスラストベアリング8により変速機ケース9で受
止めると共に、人力コーンディスク1へのスラストをパ
ワーローラー3、出力コーンディスク2及びスラストベ
アリング10を経て変速機ケース9により受止める。か
くて、パワーローラー3はコーンディスク1,2間に挟
圧されてこれらの対向コーン面1a、2aに押付けられ
、上記の動力伝達を可能にする。
たスラストF、を発生し、ドライブプレート5へのスラ
ストをスラストベアリング8により変速機ケース9で受
止めると共に、人力コーンディスク1へのスラストをパ
ワーローラー3、出力コーンディスク2及びスラストベ
アリング10を経て変速機ケース9により受止める。か
くて、パワーローラー3はコーンディスク1,2間に挟
圧されてこれらの対向コーン面1a、2aに押付けられ
、上記の動力伝達を可能にする。
更に、中心Qを通り上記の平面に垂直な首振り軸線2の
周りにパワーローラー3を首振り回動させると、パワー
ローラー3に対するコーンディスク1.2のころがり接
触円弧径rl+ rl′が連続的に変化し、無段変速が
可能である。
周りにパワーローラー3を首振り回動させると、パワー
ローラー3に対するコーンディスク1.2のころがり接
触円弧径rl+ rl′が連続的に変化し、無段変速が
可能である。
この変速状態を線図的に示すと第4図の如くになり、更
にコーンディスク1(2)とパワーローラー3とはパワ
ーローラー押付力(スラスト)FSにより両者の接面Y
内の第5図の如き楕円領域11で接していることかヘル
ツの応力理論により知られている。
にコーンディスク1(2)とパワーローラー3とはパワ
ーローラー押付力(スラスト)FSにより両者の接面Y
内の第5図の如き楕円領域11で接していることかヘル
ツの応力理論により知られている。
ところで、接触楕円11の中心01からコーンディスク
軸線■及びパワーロー ラー軸線■への距離rI+ r
2、つまり接触楕円中心点のコーンディスク側回転半径
r1及びパワーローラー側回転半径r2は夫々、第4図
に示す中心Qからコーンディスク軸線Tに至る距離と前
記円弧半径[。との差e。に対する円弧半径r。の比e
。/roをkとし、線■及びSl+ S2の交角をθと
し、パワーローラー首振り角をfとすると、 r、= r+ eo −ro CO357)=
ro(1+に−cos 5p ) (1)r
2= rosin θ −(2)で表わされ
る。そして接触楕円中心01でのコーンディスク1及び
パワーローラー3の回転周速は常時等しいから、これら
コーンディスク1及びパワ70−ラー3の回転速度を夫
々の1. ω2とすると、 r、・ω1:r2・ω2 で表わされる。
軸線■及びパワーロー ラー軸線■への距離rI+ r
2、つまり接触楕円中心点のコーンディスク側回転半径
r1及びパワーローラー側回転半径r2は夫々、第4図
に示す中心Qからコーンディスク軸線Tに至る距離と前
記円弧半径[。との差e。に対する円弧半径r。の比e
。/roをkとし、線■及びSl+ S2の交角をθと
し、パワーローラー首振り角をfとすると、 r、= r+ eo −ro CO357)=
ro(1+に−cos 5p ) (1)r
2= rosin θ −(2)で表わされ
る。そして接触楕円中心01でのコーンディスク1及び
パワーローラー3の回転周速は常時等しいから、これら
コーンディスク1及びパワ70−ラー3の回転速度を夫
々の1. ω2とすると、 r、・ω1:r2・ω2 で表わされる。
しかして、接触楕円11の両端(中心01から距離aの
点)においては、パワーローラー軸線■とコーンディス
ク軸線Iとの交点Xが、接面Yとコーンディスク軸線■
との交点Pに一致しない限り、コーンディスク1の周速
とパワーローラー3の周速とが異なり、両者間にスリッ
プを生じて接触楕円11に垂直な中心り、を通る軸線周
りに回転ベクトル(スピン)が発生する。
点)においては、パワーローラー軸線■とコーンディス
ク軸線Iとの交点Xが、接面Yとコーンディスク軸線■
との交点Pに一致しない限り、コーンディスク1の周速
とパワーローラー3の周速とが異なり、両者間にスリッ
プを生じて接触楕円11に垂直な中心り、を通る軸線周
りに回転ベクトル(スピン)が発生する。
交点Pから遠い接触楕円11の端部についてスピンを求
めるに、この端部におけるコーンディスク回転半径rい
及びパワーローラー回転半径r21 は夫々 r、、= r、+asin y′(3)π r、、= r2+asin(−一 〇 )、−(4)
で表わされ、又当該接触楕円端部におけるコーンディス
クの周速rll ・ω1及びパワーローラー周速r2
+・ω2は夫々 rl+ ・ ω、=(r、+asin9’) ω+
、、、、(5)r2+ 6w2= (r2+
a 5in(−−θ刀 ω2で表わされる。
めるに、この端部におけるコーンディスク回転半径rい
及びパワーローラー回転半径r21 は夫々 r、、= r、+asin y′(3)π r、、= r2+asin(−一 〇 )、−(4)
で表わされ、又当該接触楕円端部におけるコーンディス
クの周速rll ・ω1及びパワーローラー周速r2
+・ω2は夫々 rl+ ・ ω、=(r、+asin9’) ω+
、、、、(5)r2+ 6w2= (r2+
a 5in(−−θ刀 ω2で表わされる。
そして、上記接触楕円端部におけるコーンディスク及び
パワーローラー間のスリップvsは上記周速r口・ω1
とr21・ω2との差であるから、で表わされる。ここ
で、スピンは接触楕円に垂直s な軸線周りの回転ω、=−に対する入力回転ω宜 より次の如くに求めることができる。
パワーローラー間のスリップvsは上記周速r口・ω1
とr21・ω2との差であるから、で表わされる。ここ
で、スピンは接触楕円に垂直s な軸線周りの回転ω、=−に対する入力回転ω宜 より次の如くに求めることができる。
なお、点X、Pが一致するパワーローラー首振り角 (
変速比)で三角形の比例の法則から上記スリップV、は
0になる。そして、例えば上記(7)式を設計上可能と
されるパワーローラー首振り角チ=20°〜(2θ−2
0)°の範囲につき特性図で表わUl wax (7)式に上記ゾ=20°又は?=(2θ−20)°を
代入して1尋られる次式から求めることができる。
変速比)で三角形の比例の法則から上記スリップV、は
0になる。そして、例えば上記(7)式を設計上可能と
されるパワーローラー首振り角チ=20°〜(2θ−2
0)°の範囲につき特性図で表わUl wax (7)式に上記ゾ=20°又は?=(2θ−20)°を
代入して1尋られる次式から求めることができる。
一方、コーンディスク及びパワーローラー間のトラクシ
ョンカFt、従ってトラクション係数μは第7図に示す
ように、両者間のスリップ量IUが成る値になるまでは
上昇して伝動効率が良くな一す、それ以上のスリップ量
ではトラクション係数μが低下することが知られている
。加えて、前記スピンがない時は同図に実線で示す如く
スピンが大きい時の点線特性より全域に亘りトラクショ
ンが大きくなり、又最大トラクションを発生する理想ス
リップ量A Ul、 J U2 はスピンがない時の
JLI。
ョンカFt、従ってトラクション係数μは第7図に示す
ように、両者間のスリップ量IUが成る値になるまでは
上昇して伝動効率が良くな一す、それ以上のスリップ量
ではトラクション係数μが低下することが知られている
。加えて、前記スピンがない時は同図に実線で示す如く
スピンが大きい時の点線特性より全域に亘りトラクショ
ンが大きくなり、又最大トラクションを発生する理想ス
リップ量A Ul、 J U2 はスピンがない時の
JLI。
の方がスピンが大きい時のΔU2より低いことも知られ
ている。
ている。
従って従来は、この観点からトロイダル型無段変速機を
スピンができるだけ小さくなるよう構成することを狙っ
て、前記のθ及びkを小さくするのが常套であった。
スピンができるだけ小さくなるよう構成することを狙っ
て、前記のθ及びkを小さくするのが常套であった。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしかかる従来の構成では、前記押付力Fs(第3図
参照)にともなってパワーローラー3にその回転軸線(
V)方向へ加わるスラスト分力が極めて大きくなり、こ
れに耐え得るようパワーローラー3を回転自在に支持す
るスラストベアリングを十分大きくせざるをえなかった
。
参照)にともなってパワーローラー3にその回転軸線(
V)方向へ加わるスラスト分力が極めて大きくなり、こ
れに耐え得るようパワーローラー3を回転自在に支持す
るスラストベアリングを十分大きくせざるをえなかった
。
ところで、パワーローラー3を回転自在に支持する場所
はスペース上の制約が大きく、スラストベアリングの大
型化には限界かった。結果としてスラストベアリングの
十分な大型化がかなわず、その耐久性が悪いという問題
を生じていた。又、たとえスラストベアリングの大型化
が可能になったとしても、これにかかる大きなスラスト
はスラストベアリングの摩擦力を増して、スピンを小さ
くしたことによる効率の向上を相殺してしまい、狙い通
りの目的を十分達し得ていないのが実情であった。
はスペース上の制約が大きく、スラストベアリングの大
型化には限界かった。結果としてスラストベアリングの
十分な大型化がかなわず、その耐久性が悪いという問題
を生じていた。又、たとえスラストベアリングの大型化
が可能になったとしても、これにかかる大きなスラスト
はスラストベアリングの摩擦力を増して、スピンを小さ
くしたことによる効率の向上を相殺してしまい、狙い通
りの目的を十分達し得ていないのが実情であった。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、パワーローラーへのスラスト荷重許容限界値
からθを50度以上、又kを0.6以上にすべきであり
、更にスピンは0.3程度迄許容し得るとの事実認識に
基づき、前記円弧中心からコーンディスク軸線に至る距
離と該円弧の半径との差に対する該半径の比を0.6以
上とし、前記垂線と、前記2線とのなす角度を50度以
上とし、前記交点におけるパワーローラーとコーンディ
スクとの接触面に生ずる該接触面に垂直な軸線周りの回
転に対するコーンディスクの回転の比で表わされるスピ
ンの最大絶対値が0.3以下となるよう構成したもので
ある。
からθを50度以上、又kを0.6以上にすべきであり
、更にスピンは0.3程度迄許容し得るとの事実認識に
基づき、前記円弧中心からコーンディスク軸線に至る距
離と該円弧の半径との差に対する該半径の比を0.6以
上とし、前記垂線と、前記2線とのなす角度を50度以
上とし、前記交点におけるパワーローラーとコーンディ
スクとの接触面に生ずる該接触面に垂直な軸線周りの回
転に対するコーンディスクの回転の比で表わされるスピ
ンの最大絶対値が0.3以下となるよう構成したもので
ある。
(作 用)
入力コーンディスクへの動力はそのコーン面にころがり
接触するパワーローラーの回転を介し出力コーンディス
クに伝わり、これから取出すことができる。この動力伝
達中、パワーローラーを首振り軸線の周りに回動させる
と、両コーンディスクのパワーローラーに対するころが
り接触軌跡の半径が連続的に変化し、無段変速させるこ
とができる。
接触するパワーローラーの回転を介し出力コーンディス
クに伝わり、これから取出すことができる。この動力伝
達中、パワーローラーを首振り軸線の周りに回動させる
と、両コーンディスクのパワーローラーに対するころが
り接触軌跡の半径が連続的に変化し、無段変速させるこ
とができる。
ところで、前記円弧中心からコーンディスク軸線に至る
距離と前記円弧半径との差に対する円弧半径の比を0.
6以上とし、且つ前記垂線と前記2線とのなす角度を5
0度以上としたから、パワーローラー押付力に起因して
このパワーローラーに加わるスラスト荷重を許容範囲内
の値とすることができ、これを回転自在に支持するスラ
ストベアリングを制約されたスペースに納まる大きさに
してもその耐久性が問題になることはない。
距離と前記円弧半径との差に対する円弧半径の比を0.
6以上とし、且つ前記垂線と前記2線とのなす角度を5
0度以上としたから、パワーローラー押付力に起因して
このパワーローラーに加わるスラスト荷重を許容範囲内
の値とすることができ、これを回転自在に支持するスラ
ストベアリングを制約されたスペースに納まる大きさに
してもその耐久性が問題になることはない。
又、パワーローラーとコーンディスクの接触面に生ずる
該接触面に垂直な軸線周りの回転に対するコーンディス
クの回転の比で表わされるスピンの最大絶対値が0.3
以下となるよう構成したから、無段変速機の伝動効率を
高く保ち得ると共に、この高い伝動効率を大きな変速比
幅範囲内に亘って維持することができる。
該接触面に垂直な軸線周りの回転に対するコーンディス
クの回転の比で表わされるスピンの最大絶対値が0.3
以下となるよう構成したから、無段変速機の伝動効率を
高く保ち得ると共に、この高い伝動効率を大きな変速比
幅範囲内に亘って維持することができる。
(実施例)
以下、図示の実施例に基づき本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明により定めた領域を示す線図で、先ずこ
の線図の求め方について説明する。
の線図の求め方について説明する。
第3図乃至第5図に示すトロイダル型無段変速機におい
て、変速比はパワーローラー3に対する出力コーンディ
スク2のころがり接触円半径r 、 /と、パワーロー
ラー3に対する人力コーンディスク1のころがり接触円
半径r、との比r、 ’ /r、であり、rl’+rl
は夫々前記(1)式に照らしてr、 ’= r、 (l
+に−CO3(2θ−′f))r、 = ro (1+
k−cosy)であることが判る。ところで、設計上
デは20°が許容限界であることから、この許容限界に
対応する一方向の最大変速比J□8は で表わされ、従って変速比幅jmax2はとなる。
て、変速比はパワーローラー3に対する出力コーンディ
スク2のころがり接触円半径r 、 /と、パワーロー
ラー3に対する人力コーンディスク1のころがり接触円
半径r、との比r、 ’ /r、であり、rl’+rl
は夫々前記(1)式に照らしてr、 ’= r、 (l
+に−CO3(2θ−′f))r、 = ro (1+
k−cosy)であることが判る。ところで、設計上
デは20°が許容限界であることから、この許容限界に
対応する一方向の最大変速比J□8は で表わされ、従って変速比幅jmax2はとなる。
この式から明らかなように、変速比幅j max2は第
1図に実線で示す如くkをパラメータとしたθの関数で
表わされ、kの増大につれ大きくなり、θの増大につれ
大きくなる。ところで本発明においては、パワーローラ
ー3に加わるスラストを許容範囲内に結続るよう特に、
kを0.6以上とし、θを50度以上とする。加えて本
発明においては、無段変速機の伝動効率を許容範囲内に
納めるため、(第6図参照)が0.3以下となるように
する。
1図に実線で示す如くkをパラメータとしたθの関数で
表わされ、kの増大につれ大きくなり、θの増大につれ
大きくなる。ところで本発明においては、パワーローラ
ー3に加わるスラストを許容範囲内に結続るよう特に、
kを0.6以上とし、θを50度以上とする。加えて本
発明においては、無段変速機の伝動効率を許容範囲内に
納めるため、(第6図参照)が0.3以下となるように
する。
ωl IRa)1
となる点を第1図上に示して結ぶと点線で示す如くにな
り、結果として従来は第1図中人1点に対応するように
、θ、+(−)maxiを定めていたのωl に対し、本発明においては同図中斜線領域A2内に存在
するように、θ、+(−)、、、lを定める。
り、結果として従来は第1図中人1点に対応するように
、θ、+(−)maxiを定めていたのωl に対し、本発明においては同図中斜線領域A2内に存在
するように、θ、+(−)、、、lを定める。
ωI
なお、第1図をkとθの座標系で表わすと第2図の如く
になり、この図中A1が従来の設定、斜線領域A2が本
発明の設定域を示す。
になり、この図中A1が従来の設定、斜線領域A2が本
発明の設定域を示す。
次に、具体的に第1図及び第2図中A3点の数値を当て
はめて本発明の第1実施例及び第2実施例とするに、こ
れらを従来の場合(八〇と共に表で示すと以下の如くに
なる。
はめて本発明の第1実施例及び第2実施例とするに、こ
れらを従来の場合(八〇と共に表で示すと以下の如くに
なる。
先ず第1実施例について説明する。従来と条件を同じに
すべく変速機の大きさ、つまり両パワーローラー(パワ
ーローラーの数2)の首振り軸線間間隔(ピッチ)を同
じ146mmにした状態で、kを0.824に設定し、
θを65度に設定する。kの増大によりroが4Qmm
に減少してヘルツ応力が増大する傾向にあるが、この例
ではパワーローラーのコーン面曲率半径を大きくするこ
とでヘルツ応力を従来と同じにして比較する。この場合
同じ人力トルク17kg−m、同じ最大トラクション係
数 0゜065及び同じ変速比幅6に対して、ローディ
ングカム6の発生力F、が減少し、出力コーンディスら
伝動効率へほとんど影響することが、なく、変速機の伝
動効率の悪化はほとんど見られなかった。
すべく変速機の大きさ、つまり両パワーローラー(パワ
ーローラーの数2)の首振り軸線間間隔(ピッチ)を同
じ146mmにした状態で、kを0.824に設定し、
θを65度に設定する。kの増大によりroが4Qmm
に減少してヘルツ応力が増大する傾向にあるが、この例
ではパワーローラーのコーン面曲率半径を大きくするこ
とでヘルツ応力を従来と同じにして比較する。この場合
同じ人力トルク17kg−m、同じ最大トラクション係
数 0゜065及び同じ変速比幅6に対して、ローディ
ングカム6の発生力F、が減少し、出力コーンディスら
伝動効率へほとんど影響することが、なく、変速機の伝
動効率の悪化はほとんど見られなかった。
次に第2実施例を説明するに、この例は変速機の大きさ
を従来と同じに設定して比較するに光り、ディスク径を
従来と同じ160mmにしたもので、本例でも第1実施
例に合せてk =0.824 ・θ=65度に設定し
た。この場合もroがピッチと共に小さくなるが、ヘル
ツ応力が第1実施例と同じ工夫により大きくならないよ
うにして比較を行なった。
を従来と同じに設定して比較するに光り、ディスク径を
従来と同じ160mmにしたもので、本例でも第1実施
例に合せてk =0.824 ・θ=65度に設定し
た。この場合もroがピッチと共に小さくなるが、ヘル
ツ応力が第1実施例と同じ工夫により大きくならないよ
うにして比較を行なった。
本例では、同じ入力トルク17kg−m、同じ最大トラ
クション係数0.065及び同じ変速比幅6に対して、
ローディングカム6の発生力F、及び出力コーンディス
ク2へのスラストが大きくなるが、パワーローラー3へ
のスラストを第1実施例と同様に小さくすることができ
る。なお、スピン最大値ω1 訓l 上昇するが、変速機の伝動効率をほとんど悪化させるよ
うなものでなく、問題はない。
クション係数0.065及び同じ変速比幅6に対して、
ローディングカム6の発生力F、及び出力コーンディス
ク2へのスラストが大きくなるが、パワーローラー3へ
のスラストを第1実施例と同様に小さくすることができ
る。なお、スピン最大値ω1 訓l 上昇するが、変速機の伝動効率をほとんど悪化させるよ
うなものでなく、問題はない。
(発明の効果)
かくして本発明トロイダル型無段変速機は上述の如く、
円弧中心Qからコーンディスク軸線■に至る距離ro
+ eo’と円弧半径r。との差eoに対する円弧半径
r0の比e。/raを0.6以上とし、垂線■と2線S
、、 S2とのなす角度θを50度以上としだから、パ
ワーローラー3へのスラストを許容範囲内の小さな値と
することができ、これを回転自在に支持するスラストベ
アリングを制約されたスペースに納まる大きさにしても
その耐久性が問題になることはない。
円弧中心Qからコーンディスク軸線■に至る距離ro
+ eo’と円弧半径r。との差eoに対する円弧半径
r0の比e。/raを0.6以上とし、垂線■と2線S
、、 S2とのなす角度θを50度以上としだから、パ
ワーローラー3へのスラストを許容範囲内の小さな値と
することができ、これを回転自在に支持するスラストベ
アリングを制約されたスペースに納まる大きさにしても
その耐久性が問題になることはない。
又、パワーローラー3とコーンディスク1.2との接触
面11に生ずる該接触面に垂直な軸線周りの回転ω、に
対するコーンディスクの回転ω1のから、無段変速機の
伝動効率を高く保ち得ると共に、この高い伝動効率を大
きな変速比幅(前記の表では6)に亘って維持すること
ができる。
面11に生ずる該接触面に垂直な軸線周りの回転ω、に
対するコーンディスクの回転ω1のから、無段変速機の
伝動効率を高く保ち得ると共に、この高い伝動効率を大
きな変速比幅(前記の表では6)に亘って維持すること
ができる。
第1図及び第2図は夫々本発明により設定した領域を示
す線図、 第3図は一般的なトロイダル型無段変速機の路線図、 第4図及び第5図は夫々間じくその主要部寸法説明図、 第6図はスピンの変化特性図、 第7図はトラクション係数の変化特性図である。 1・・・人力コーンディスク 2・・・出力コーンディスク la、 2a・・・対向コーン面 3・・・パワーロー
ラー4・・・人力軸 5・・・ドライブプレ
ート6・・・ローディングカム 7・・・出力軸 8.10・・・スラストベアリング 第1図 θ(漫) 第2図 θ(劃 第3図 :)blla 2a2第4図 第6図 第7図
す線図、 第3図は一般的なトロイダル型無段変速機の路線図、 第4図及び第5図は夫々間じくその主要部寸法説明図、 第6図はスピンの変化特性図、 第7図はトラクション係数の変化特性図である。 1・・・人力コーンディスク 2・・・出力コーンディスク la、 2a・・・対向コーン面 3・・・パワーロー
ラー4・・・人力軸 5・・・ドライブプレ
ート6・・・ローディングカム 7・・・出力軸 8.10・・・スラストベアリング 第1図 θ(漫) 第2図 θ(劃 第3図 :)blla 2a2第4図 第6図 第7図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、同軸配置した入出力コーンディスクと、これらコー
ンディスクの対向コーン面にころがり接触するパワーロ
ーラーとを具え、前記両コーンディスクの対向コーン面
が、これらコーンディスクの軸線を含む平面上における
円弧をコーンディスク軸線の周りに回転させて得られる
面であり、前記パワーローラーが、前記平面内にあり前
記円弧の中心からコーンディスク軸線に下ろした垂線に
関し対称で前記円弧の中心を通る2線と前記対向コーン
面との交点を前記垂線の周りに回転させて得られる円を
入出力コーンディスクとのころがり接触軌跡として有し
、前記円弧中心を通り前記平面に垂直な首振り軸線の周
りで前記パワーローラーを回動させて無段変速を行なう
ようにしたトロイダル型無段変速機において、 前記円弧中心からコーンディスク軸線に至る距離と前記
円弧の半径との差に対する該半径の比を0.6以上とし
、 前記垂線と前記2線とのなす角度を50度以上とし 前記交点におけるパワーローラーとコーンディスクとの
接触面に生ずる該接触面に垂直な軸線周りの回転に対す
るコーンディスクの回転の比で表わされるスピンの最大
絶対値が0.3以下となるよう構成したことを特徴とす
るトロイダル型無段変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11258586A JPH0672653B2 (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 | トロイダル型無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11258586A JPH0672653B2 (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 | トロイダル型無段変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62270856A true JPS62270856A (ja) | 1987-11-25 |
JPH0672653B2 JPH0672653B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=14590410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11258586A Expired - Lifetime JPH0672653B2 (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 | トロイダル型無段変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0672653B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5662546A (en) * | 1992-06-08 | 1997-09-02 | Nsk Ltd. | Method of power transmission with optimum traction coefficient of driving and driven members |
JP2002054707A (ja) * | 2000-08-09 | 2002-02-20 | Nissan Motor Co Ltd | トロイダル型無段変速機 |
JP2003021578A (ja) * | 2001-07-09 | 2003-01-24 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 摩擦伝動装置のすべり検出装置 |
CN1333185C (zh) * | 2003-07-28 | 2007-08-22 | 崔光彩 | 滚轮球面弧盘无级变速器 |
CN104776180A (zh) * | 2015-04-02 | 2015-07-15 | 四川大学 | 一种无自旋无级变速单元 |
-
1986
- 1986-05-19 JP JP11258586A patent/JPH0672653B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5662546A (en) * | 1992-06-08 | 1997-09-02 | Nsk Ltd. | Method of power transmission with optimum traction coefficient of driving and driven members |
JP2002054707A (ja) * | 2000-08-09 | 2002-02-20 | Nissan Motor Co Ltd | トロイダル型無段変速機 |
US6565478B2 (en) * | 2000-08-09 | 2003-05-20 | Nissan Motor Co., Ltd. | Toroidal continuously variable transmission |
JP2003021578A (ja) * | 2001-07-09 | 2003-01-24 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 摩擦伝動装置のすべり検出装置 |
JP4677689B2 (ja) * | 2001-07-09 | 2011-04-27 | トヨタ自動車株式会社 | 摩擦伝動装置のすべり検出装置 |
CN1333185C (zh) * | 2003-07-28 | 2007-08-22 | 崔光彩 | 滚轮球面弧盘无级变速器 |
CN104776180A (zh) * | 2015-04-02 | 2015-07-15 | 四川大学 | 一种无自旋无级变速单元 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0672653B2 (ja) | 1994-09-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |