JPS62270859A - 無段変速装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、円錐遊星車を支持するキャリヤを入力軸に一
体回転自在に取付け、固定輪体を前記円錐遊星車に摩擦
抵抗を付与するように接触させ、従動用伝動回転体を前
記入力軸と同芯状に配置すると共に前記円錐遊星車に連
動させ、前記固定一体を前記円錐遊星車に対して摺動操
作する変速操作機構を設けた無段変速装置に関する。

〔従来の技術〕

かかる無段変速装置は、第２図に示すように、円錐遊星
車（２）の自転軸芯（Ｐ２）周りの自転力を、端部の伝
動部に一体的に設けられたギアー（至）と従動用伝動回
転体部の外周縁部に内向きに形成された内ギアーαつと
を咬合させることによって該回転体口に伝動して軸芯（
Ｐｌ）周シに回動させ、出力軸α４に伝動できるようＫ
しである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、上述した伝動方向は、ギアー伝動を採用してい
るために長時間使用するとギアーに摩耗を生じ、それに
起因して円錐遊星車の自転力が出力軸に円滑に伝わらな
くなる、所謂伝動不良を生じる虞れがある。　その上に
、ギアー加工をしなければならないので製造が煩雑とな
シコヌト的にも高くついた。

本発明は、このような実情に鑑み、ギアー伝動に起因し
た伝動不良と製造上の難点を解消し、性能が良くしかも
コストの安い優れた無段変速装置を提供することを目的
としている。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的達成のためになされた本発明の特徴構成は、円
錐遊星車を円錐体とこの円錐体に軸芯方向のみ相対摺動
可能に内嵌させた細部とから構成し、前記軸部の端部に
設けられた駆動用伝動回転体を核軸部の相対摺動に伴な
って、出力硼に連動した従動用伝動回転体に接触可能と
するとともに、前記円錐体と細部との間のトμり伝動部
に乗Ｌ０カムを介装し、この乗り上ジカムが発生する軸
部のスフスト力によって軸部の駆動用伝動回転体を出力
軸の従動用伝動回転体に圧接するようにしてある点にあ
シ、その作用・効果は次の通υである。

〔作　用〕

つまり、第１図を例にして説明すると、入力軸（１）の
駆動回動に伴なってキャリヤ（４）が一体回動し、キャ
リヤ（４）に支持された円錐遊星車（２）が固定輪体（
７）に接触し、円錐遊星車（２）の円錐体（８）にｌｌ
ｌ低抵抗付与されて軸芯（Ｐ２）周シで自転回動しよう
とする。　そして、前記円錐体（８）の自転回動力は、
トルク伝動部に介装された乗υ上シカム（８）を介して
軸部（９）に伝動され駆動用伝動回転体（１２）を回動
する。　その際、乗り上シカ五囚には、軸部（１９）を
円錐体（８）に対して自転畑芯（Ｐ２）方向に相対摺動
させるスラスト力が働いて細部（９）の駆動用伝動回転
体Ｑつを出力軸（１４）の従動用伝動回転体（至）に圧
接し、円錐遊星車（２）の自転力を出力軸（１４）に伝
動する。　又、変速操作する際には、固定輪体（７）を
円錐遊星車（２）に対して摺動操作し、固定輪体（７）
と円錐体（８）の接触箇所を変更することで行う。

〔発明の効果〕

従って本発明によれば、円錐遊星車の自転力を摩擦抵抗
を介することで出力軸に円滑に伝動できるようになった
。　その上、伝動回転体にギアー加工をしないで済むの
で、製造が容易でコスト的に有利であるのみならず、耐
摩耗性にも優れているのである。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図の無段変速装置ｄを示すに、入力軸（１）の周方
向に分散配置した３個の円錐遊星車（２）・・夫々を、
円錐遊星車軸受ブラケット（３）に自転軸芯（Ｐ２）周
りに自転回動自在に支承する。　そして、このブラケッ
ト（３）を、入力軸（１）に嵌着されて入力軸（１）と
一体重に軸芯（Ｐ、）周）に公転駆動されるキャリヤ（
４）に、入力軸（１）と直交する軸芯（Ｐ、）周シで揺
動可能に枢支連結しである。

そして入力軸（１）の駆動回動に伴って円錐遊星車（２
）が軸芯（Ｐｌ）周シに公転し、その時の遠心力によっ
て前記ブラケット（３）が軸芯（Ｐ、）周りに揺動して
円錐遊星車（２）を、変速装置ケース（５）によって支
持杆（６）を介して回動不能に支持されたリング状の固
定輪体（７）へ付勢するようになっている。　更に、固
定輪体（７）へ付勢された円錐遊星車（２）は、固定輪
体（７）との間に付与された摩擦回動抵抗によって公転
回動と連動して軸芯（Ｐ２）周りで自転回動するように
してある。

前記円錐遊星車（２）は、前記プラテン）　＋３１　Ｋ
自転回動自在に支承されていて、且つ前記固定輪体（７
）に直接付勢される円錐体（８）とこの円錐体（８）に
自転軸芯（Ｐ、）方向のみ相対摺動可能に内嵌させた軸
部（９）とから構成しである。　又、前記円錐体（８）
の大径側の端面に形成された凹部（８ａ）と、細部（９
）の端部に嵌着されている皿部材（１０）に形成された
四部（９ａ）との間に、自転軸芯（Ｐ２）の周方向に沿
って複数個のボー／Ｌ／（ロ）が同心円状に配置し、以
て、乗り上シ式のカム機構（８）を構成しである。　つ
まシ、円錐体（８）が固定輪体（７）に付勢されること
によって得た自転力を、ボーＡ／（６）を介して軸部（
９）に伝動する際に、ボールαυが転勤して前記両凹部
（８ａ）、（９ａ）から脱出して互いの平坦面に乗り上
ろうとし、その力がスラスト力となって軸部（９）を皿
部材（１０１側にｒａｍｒさせるのである。　更に、軸
部（９）の他端部には、外周縁部にテーバ状の摩擦伝動
面（１２ａ）を有した駆動用伝動回転体（６）が嵌着し
て６シ、軸部（９）の摺動によってこの駆動用伝動回転
体（６）を出力軸ａ４の従動用伝動回転体α］の外周縁
部に内向きに形成されたテーバ状の！！擦擦動動面１３
ａ）に圧接し、円錐遊星車（２）の自転力を翠擦力を介
して従動用伝動回転体（至）に伝動できるようにしてろ
る。

前記従動用伝動回転体（至）は、入力軸（１）に回動自
在に外嵌してあシ、円錐遊星車（２）から伝動された回
動力を出力軸（１４）にギアー伝動するようにしてある
。

尚、αＱは、皿部材（１０）を付勢して軸部（９）を摺
動するためのバネで、カムｍ１（Ａ）が有効に作用しな
い入力軸（１）の低速公転駆動時に弾性復元力で駆動用
伝動回転体Ｑ２の従動用伝動回転体（２）への圧接を補
助する。　そして、変速装置ケース（６）に取付具（１
８ｉを介して取付けた変速レバー／１１を軸芯（Ｐ、）
周りで揺動操作し、前記支持杆（６）を軸芯（Ｐｌ）方
向に摺動させて、円錐遊風車（２）における固定輪体（
７）との接触位置を移動して自転回転数が変化するよう
に、固定輪体（７）を円錐遊星車（２）に対して摺ｖＪ
操作自在になるように変速操作機構−を構成してあシ、
以て、入力＠（１）からの回転入力が円錐遊星車（２）
の作用によシ変速されて出力軸（１４）に伝達されるよ
うに、そして、変速レバーａ特の揺動操作によシ変速が
連続的にできるように無段変速装置を構成しである。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に番号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る無段変速装置の実施例を示し、第１
図は縦断側面図、第２図は従来例を示す縦断側面図であ
る。 ＋ｌ）・・・・・・入力軸、（２）・・・・・・円錐遊
星車、（４）・・・・・・キ伝動回転体、α４・・・・
・出力軸、（イ）・・・・・・変速操作機構、（８）・
・・・・・乗り上りカム、（Ｐ、）・・・・・・軸芯。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円錐遊星車（２）を支持するキャリヤ（４）を入力軸（
   １）に一体回転自在に取付け、固定輪体（７）を前記円
   錐遊星車（２）に摩擦抵抗を付与するように接触させ、
   従動用伝動回転体（１３）を前記入力軸（１）と同芯状
   に配置すると共に前記円錐遊星車（２）に運動させ、前
   記固定輪体（７）を前記円錐遊星車（２）に対して摺動
   操作する変速操作機構（２０）を設けた無段変速装置で
   あって、前記円錐遊星車（２）を円錐体（８）とこの円
   錐体（８）に軸芯（Ｐ＿２）方向のみ相対摺動可能に内
   嵌させた軸部（９）とから構成し、前記軸部（９）の端
   部に設けられた駆動用伝動回転体（１２）を該軸部（９
   ）の相対摺動に伴なって、出力軸（１４）に連動した従
   動用伝動回転体（１３）に接触可能とするとともに、前
   記円錐体（８）と軸部（９）との間のトルク伝動部に乗
   り上りカム（Ａ）を介装し、この乗り上りカム（Ａ）が
   発生する軸部（９）のスラスト力によって軸部（９）の
   駆動用伝動回転体（１２）を出力軸（１４）の従動用伝
   動回転体（１３）に圧接するようにしてある無段変速装
   置。