JPS62269592A - カラ−テレビジヨン受像機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、テレビジョン受像機、特にＳＥＣＡＭ用ｇ号
とＰＡＬ信号を受像できるようにしたデュアルタイプの
カラーテレビジョン受像機に関する。

〈口）従来の技術 最近のテレビジョン受像機では、後付けでデュアル受像
機に変更できるようにする等の目的で、ＳＥＣＡＭ用の
カラー信号処理回路をＰＡＬ用のそれとは別個に設けず
、ＳＥＣＡＭカラー信号をＰＡＬカラー信号に変換し、
ＰＡＬ用のカラー信号処理回路でカラー復調再生等を行
なうようにしたものである。この場合に使用するＳＥＣ
ＡＭ／ＰＡＬ変換用のＩＣとして、フィリップス社のＴ
ＤＡ３５９２Ａがあり、その詳細については１９８６年
１月２９日付で発行された同社の”　Ｌａｂｏｒａｔｏ
ｒｙＲｅｐｏｒｔ″のＮＱ　ＥＴＶ８６０２に紹介され
ている。

第３図は上記ＩＣを使用したＳＥＣＡＭ／ＰＡＬ変換回
路の概略構成を表わしている。同図に於いて、ベルフィ
ルタ（１）で周波数補正されたＳＥＣＡＭカラー信号が
Ｉ　Ｃ（２）内（７）ＦＭｕｌｌｉ回路（３）にそのま
−人力きれ、ここで復ｙ４きれてＲ−Ｙ、Ｂ−Ｙ線順次
の信号が一得られる。そしで、この１３号のＲ−Ｙ、Ｂ
−Ｙ期間の各直流レベルがクランプ回路（４）で揃えら
れ、且つ、バーストパルス発生回路〈５功１らのバース
トパルスが各水平ブランキング期間に挿入されて、ＰＡ
Ｌ用変調回路（６）に送られる。この変調回路（６）は
、ＣＷ（搬送波）発振回路（７）からの互に９０’の位
相差をもつ４．４３ＭＨｚの第１第２ＣＷ信号を得て、
バーストパルスが挿入された前記線順次信号の位相変調
を行なう。その際、この線順次信号のＢ−Ｙ期間では色
差信号部分は第１ＣＷ信号を用いて、且つバーストパル
ス部分は第１ＣＷ信号を１８０°反転した信号を用いて
それぞれ変調され、Ｒ−Ｙ期間の色差信号部分及びバー
ストパルス部分は共に第２ＣＷ信号を用いて変調きれる
ので、その出力信号は第４図の（Ａ）となる、そして、
この出力信号（Ａ）をレベル調整用の可変抵抗器（ＶＨ
２）を通したもの（Ｂ）と、ＩＨ遅延、１！（１１）を
通して得た信号（Ｃ）とが、マトリックス回路（９）で
ベクトル合成される。その際、フリップ・フロップ（８
）の出力によってＲ−Ｙ信号の位相が交互に反転されて
合成きれるので、このマトリックス回路（９）からＰＡ
Ｌ信号形式に変換されたカラー信号ＣＤ＞が得られる訳
である。

なお、ＩＣ（２）内の回路（７）はＦＭ復調回路（３）
から出力される前記線順次信号のＲ−Ｙ１間とＢ−Ｙ期
間のレベル差を検出して前記フリップ・フロップ（８）
の反転動作が正常になるよう制御するＩＤ回路である。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 ところで、第３図の回路では、ＳＥＣＡＭ信号をＰＡＬ
信号に変換するために、ＣＷ発振回路（１０）用の水晶
振動子（Ｘ＋）やＩＨ遅延線〈１１）等が、ＰＡＬカラ
ー信号処理回路内に設けられるそれらとは別個に必要と
なる。このため、ＳＥＣＡＭ／ＰＡＬデュアルタイプの
受像機を実現する際に、その分だけコストアップになる
と云う欠点があった。

そこで、本発明は上記の点に留意してなされたものであ
り、ＰＡＬ用のカラー信号処理回路とは別個に上記のＣ
Ｗ発振回路やＩＨ遅延回路を設けることなく、ＳＥＣＡ
Ｍ信号をＰＡＬ用の処理回路でカラー復調再生できるよ
うにしたデュアル型のカラーテレビジョン受像機を安価
に実現することを目的とする。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明のカラーテレビジョン受像機は、ＳＥＣＡＭ放送
受信時にそのＳＥＣＡＭの搬送カラー信号を直接復調し
て得たＲ−Ｙ、Ｂ−Ｙ線順次信号中のＢ−Ｙ、Ｒ−Ｙ＠
Ｍ号を互いに９０°の位相差をもつ第１第２ＣＷ信号で
それぞれ位相変調する際に、その第１第２ＣＷ信号をＰ
ＡＬカラー信号処理回路用の可変制御発振回路を固定周
波数発振動作に切換えて該発振回路から取り出すと共に
、ＰＡＬカラー信号処理回路内に設けられたＲ−Ｙ、Ｂ
−Ｙ分離用の力ロ減算回路のうち、加算回路の出力がＲ
−Ｙ用、Ｂ−Ｙ用の各復調回路に導かれ、且つ、そのＲ
−Ｙ用復調回路に供給するＣＷ信号のＩＨ毎の位相反転
動作を停止させるよう切換えた状態で、このＰＡＬカラ
ー信号処理回路に前記位相変調後の線順次信号が入力さ
れるように構成した。

（ホ）　作用 上記構成により、前記位相変調された線順次信号がＰＡ
Ｌカラー信号処理回路内の前記遅延回路と加減算回路に
よってＲ−Ｙ、Ｂ−Ｙ同時信号に変換されたのち、上記
カラー信号処理回路内のＲ−Ｙ、Ｂ−Ｙ各復調回路でカ
ラー復調再生される。

（へ）実施例 第１図は本発明の一実施例を示しており、以下、この実
施例を第２図を参照しなから説明するが、前述の第３図
と同一部分には同じ番号を付して説明を援用する。

第１図の回路は、大別するとＳＥＣＡＭ／ＰＡＬ変換部
（ＳＣ）とＰＡＬ（カラー信号）処理部（ＰＰ）とから
なり、上記変換部（ＳＣ）内の回路（１）〜（８゛）は
何れも第３図と同一構成のものであるが、変調回路（６
）に供給される第１第２ＣＷ信号（ＣＩ）（Ｃ２）は後
述する可変制御発振器の出力信号及びこれを９０＠移相
回路−（１２）で９０゛進相させたものを使用している
。また、上記変調回路（６）の後段にはその出力ライン
（ｆｆｉ、）と、ＳＥＣＡＭまたはＰＡＬのカラー複合
映像信号が導入される入力端子（Ｔ）への直結ライン（
１２２）とを切換える第１切換回路（１３）が設けられ
、この切換回路が、ＩＤ回路（７）の出力信号を得て動
作するＰＡＬ／ＳＥＣＡＭ判別回路（１４）の出力によ
って切換えられる構成となっている。

一方、前記ＰＡＬ処理部（ＰＰ）は、先の第１切換回路
（１３）の出力ライン（２り）に接続されたカラー信号
抽出用のバンドパスアンプ（１５）、そのカラー信号中
の色差信号とバースト信号とを分離して導出するゲート
回路＜１６）、上記色差信号のＲ−Ｙ、Ｂ−Ｙ分離用の
ＩＨ遅延回路（１７）と加減算回路（１８）（１９）、
Ｂ−Ｙ復調回路（２０）とＲ−Ｙ復調回路（２１）、カ
ラーマトリックス回路（２２）、４．４３ＭＨｚの可変
制御発振回路（２３）、この発振器から得る第１第３Ｃ
Ｗ信号（ＣＩ＞（ＣＩ）（ＣＩはＣ１よりも９０’進ん
でいる。）の一方（Ｃｏ）を入力とするＰＡＬスイッチ
（２４）、このＰＡＬスイッチ（２４）の駆動用のフリ
ップ・フロップ（２５）を備えているが、これらは従来
のＰＡＬ受像機に採用されているものと同じである。

また、このＰＡＬ処理部（ＰＰ）内には、前記ゲート回
路（１６）から導出されるバースト信号を前記発振器（
２５）からの第１ＣＷ信号（Ｃ１）で位相検波して動作
するＡＣＣ兼カラーキラー回路（２６〉、上記ゲート回
路（１６）からのバースト信号を前記ＰＡＬスイッチ＜
２４）を通ったＣＷ傷信号位相検波して動作するＩＤ回
路（２７）、及び前記ゲート回路（１６）からのバース
ト信号を前記第１ＣＷ信号（ＣＩ）で位相検波し、その
出力に応じて可変制御発振器（２３）の位相を制御する
ＡＰＣ回路（２８）を備えており、これらも従来のもの
と何等変らないが、ここでは次の各構成を特徴としてい
る。先ず第１の点は曲記ＡＰＣ回路（２８）からの制御
電圧と一定の直流電圧（Ｅｏ）とを前記ＰＡＬ／ＳＥＣ
ＡＭ判別回路（１４）の出力に応じて動作する第２切換
回路（２９）によって切換えるようにした点であり、次
に第２の点は前記加減算回路（１ｇ）（１９）とＲ−Ｙ
用復調回路〈２１）との間に第３切換回路（３０）を設
け、この切換回路を上記判別回路（１４）の出力に応じ
て切換えるようにした点である。また、第３の点はＰＡ
Ｌスイッチ（２４−＞をＩＨ毎に切換えるフリップ・フ
ロップ（２５）の反転動作を、上記判別回路（１４）か
らＳＥＣＡＭ判別出力を得たときに停止させて、このＰ
ＡＬスイッチ（２４）から出力されるＣＷ傷信号位相を
固定するようにした点である。

次に断る実施例の動作を説明すると、ＳＥＣＡＭ放送受
信時には先ずＰＡＬ／ＳＥＣＡＭ判別回路り１４）の出
力によって第２切換回路（２９）が図示の状態に切換わ
るので、発振回路（２３）は４．４３ＭＨｚの固定周波
数発振器として動作し、その一定位相の＄ＩＣＷ信号（
Ｃ５）がＳＥＣＡＭ／ＰＡＬ変換部（ＳＣ）に導かれ、
この第１ＣＷＪ号（Ｃ１）及びこれを９０゛移相回路（
１２）によって９０”進相きせた第２ＣＷ信号〈Ｃ２）
がＰＡＬ用の位相変調回路（６）に与えられる。そして
この変調回路はＢ−Ｙ信号部分に対しては第３図の場合
と同様に第１ＣＷ信号（Ｃ＋）を用いて変調し、Ｒ−Ｙ
信号部分に対しては第３図の場合と同様に第２０Ｗ信号
（Ｃ２）を用いて変調するが、バーストパルス部分は第
３図の場合とはことなり常に（即ち、Ｂ−Ｙ期間でもＲ
−Ｙ期間でも〉第１ＣＷｆＰＩ号（Ｃ＋）の位相反転出
力を用いて変調するようになっている。それによって、
この変調回路（６）の出力ライン（１２）には、第２図
（Ｅ）の如きカラー信号が得られる。

前記変調後の出力信号（Ｅ）は図示の状態にある第１切
換回路（１３）を通ってＰＡＬ処理部（ＰＰ）内のバン
ドパスフィルタ（１５）に入力され、ゲート回路（１６
）でバースト信号が除去諮れた第２図（Ｆ）の信号とし
て導出され、この信号（Ｆ）が１．Ｈ遅延回路（１７）
と加減算回路（１８）（１９）に入力され、従って、そ
の各出力はそれぞれ第４図（Ｇ）（Ｈ）（Ｉ）となる。

ここでＳＥＣＡＭ放送受信時は前記判別回路（１４）の
出力によって第３切換回路（３０）が図示の状態に切換
えられているので、上記加算回路（１８）の出力（Ｈ）
だけがＢ−Ｙ用、Ｒ−Ｙ用の各復調回路（２０）（２１
）に入力される。まな、このときブ］ノツプ・フロップ
（２５）は上記判別回路（１４）の出力によって、ＰＡ
Ｌスイッチ（２４）から第３ＣＷ信号（Ｃり）（＝Ｃｚ
）がそのま〜の位相で導出されるモードになるよう保持
されている。従って、Ｂ−Ｙ復調回路（２０）には、そ
の入力信号（Ｈ）中のＢ−Ｙ信号の位相に一致する第１
ＣＷ信号（Ｃ＋）が与えられ、Ｒ−Ｙ用復調回路（２１
）には上記信号（Ｈ）中のＲ−Ｙ信号の位相に一致する
第３０Ｗ信号（Ｃｉ）−（Ｃ２）が与えられるので、こ
の各復調回路（２０）（２１）からそれぞれＢ−Ｙ信号
及びＲ−Ｙ信号が復調される。そして、このＢ−Ｙ、Ｒ
−Ｙ各信号を得てマトリックス回路（２２）でＧ−Ｙ信
号が作成きれる訳である。

ここで、ＩＤ回路（２７）はゲート回路（１６）で分離
されたバースト信号（第２図（Ｊ）とＰＡＬスイッチ（
２４）からのＣＷ傷信号与えられるので、ＳＥＣＡＭ放
送受信時には上記バースト信号とＣＷ信号間の位相検波
による上記ＩＤ回路（２７）の出力は零となって、前記
フリップ・フロップ（２５）に何部影響を与えない。

また、この状態では前述の如＜ＡＰＣ回路（２８）を切
り離して発振器（２３）を動作させているが、それはこ
の発振器から得る第１第２ＣＷ信号がＳＥＣＡＭ／ＰＡ
Ｌ変換部（ＳＣ）内の変調回路（６）へのキャリア及び
バースト信号として供給きれているので、ＡＰＣｍ路（
２８）を動作させると、上記発振回路〈２３）の周波数
変動が助長きれる方向に制御され、ＣＷＭ号の周波数が
大きくずれてしまうからである。

また、ＰＡＬ放送受信時は、第１〜第３切換回路（１３
）（２９）（３０）は図示と逆の状態に切換わり、また
、フリップ・フロップ（２５）もＩＤ回路（２７）によ
る制御の元にＩＨ毎の反転動作を行なうので、入力端子
（Ｔ）に入力されたＰＡＬ、のカラー複合映像信号が、
ＰＡＬ処理部（ＰＰ）内で従来の場合と同様に処理され
てカラー復調再生が行なわれる訳である。

なお、ＡＣＣ兼カラーキラー回路（２６）は、ＳＥＣＡ
Ｍ放送受信時に於いてもＰＡＬ放送受信時と同様に動作
し、その際このＳＥＣＡＭ時のＡＣＣ動作は受像機側で
挿入されたバースト信号に基づくものであるから意味が
ないものであるが、この動作をＳＥＣＡＭ時に特に停止
させる必要もないので、そのま工にしているのである。

また、本実施例では、ＰＡＬ用の位相変調回路（６）に
供給する第２のＣＷ傷信号して発振器（２３）から直接
得る第３ＣＷ信号（Ｃ３）を使用せず、第１ＣＷ信号（
Ｃ１）を９０１移相回路（１２）を通すことによって第
３ＣＷ信号（ＣＧ）と同位相の第２ＣＷ信号（Ｃ２）を
作成するようにしているが、これはＳＥＣＡＭ／ＰＡＬ
変換部（ＳＣ）とＰＡＬ処理部（ＰＰ）をそれぞれ別チ
ップのＩＣで構成する場合にはこのように構成した方が
その各ＩＣの外付は端子ピン及びそのビン間の接続リー
ドが一組節約できるからである。

（ト）発明の効果 以上の如く本発明に依れば、ＳＥＣＡＭカラ−信号をＰ
ＡＬカラー信号処理回路で復調再生するように構成する
場合に、ＣＷ発振回路、ＩＨ遅延回路、加減算回路等を
上記ＰＡＬカラー信号処理回路のものと別個に必要とせ
ず、従って、５ＥＣＡ／ＰＡＬ変換部の構成が簡単にな
り、特にこの部分をＩＣ化する場合には外付は部品及び
外付はピン数を少なくでき、しかも、上記ＰＡＬカラー
信号処理回路自体の構成も殆んど変更する必要がな〈従
来のＩＣをそのま工使用でき、従って、デュアル型のカ
ラーテレビジョン受像機を安価に実現できると言う利点
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明テレビジョン受像機の一実施例恍シ の要部を示すブロック図であり、第２図はその各部のカ
ラー信号の位相関係を示す図である。 第３図は従来のＳＥＣＡＭ／ＰＡＬ変換回路の要部を示
すブロック図であり、第４図はその各部のカラー信号の
位相関係を示す図である。 （ＳＣ）：　ＳＥＣＡＭ／ＰＡＬ変換部（ＰＰ）：　Ｐ
ＡＬ（カラー信号）処理部第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ＳＥＣＡＭカラー信号を変換してＰＡＬカラー信
   号処理回路で復調し受像するＰＡＬ／ＳＥＣＡＭデュア
   ル型のカラーテレビジョン受像機に於いて、 前記ＳＥＣＡＭカラー信号を直接復調してＲ−Ｙ、Ｂ−
   Ｙ線順次信号を出力する復調回路と、前記順次信号中の
   Ｂ−Ｙ信号に対しは第１ＣＷ信号を用いて位相変調し、
   且つ、その第１ＣＷ信号を位相反転させてバースト信号
   として付加させ、Ｒ−Ｙ信号に対しては第１ＣＷ信号と
   ９０°位相の異なる第２ＣＷ信号を用いて位相変調を行
   ない、且つ、上記第１ＣＷ信号の位相反転出力をバース
   ト信号として付加させるよう動作する変調回路と、 入力された搬送カラー信号をＢ−Ｙ信号とＲ−Ｙ信号に
   分離するためのＩＨ遅延回路及び加減算回路と、その加
   算出力が入力されるＢ−Ｙ用復調回路と、減算出力また
   は加算出力が選択的に入力されるＲ−Ｙ用復調回路とを
   備えるＰＡＬカラー信号処理回路と、 ＳＥＣＡＭ放送受信時に前記Ｒ−Ｙ用復調回路に前記加
   算出力が入力され、ＰＡＬ放送受信時に前記減算出力が
   入力されるよう切換える切換回路と、 前記カラー信号処理回路内の前記復調回路にＣＷ信号を
   供給する可変制御発振回路を一定周波数の固定発振器と
   して動作させる切換回路と、前記発振回路から前記第１
   第２ＣＷ信号を導出する回路と ＰＡＬ放送受信時には前記Ｒ−Ｙ用復調回路に供給する
   ＣＷ信号をＩＨ毎に位相反転せしめ、ＳＥＣＡＭ放送受
   信時にはその位相反転動作を停止させる回路とを備え、 前記変調回路から出力される搬送カラー信号を前記ＰＡ
   Ｌカラー信号処理回路の入力として供給するようにした
   カラーテレビジョン受像機。