JPS62269177A - レ−ザ画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、感光体に画信号に応じてレーザ光を照射し、
画像記録を行う形式のレーザ画像記録装置に関する。

従来の技術 従来この種の装置は、第６図に示すように、矢印入方向
に回転するドラム状の感光体１と、その表面を帯電させ
る帯電器２と、画信号を応じてレーザ光を照射し感光体
表面を走査して静電潜像を形成する露光手段３と、その
静電潜像にトナーを付与して顕像化する現像装置４と、
感光体１のトナー像に重なるよ、うに記録紙を供給する
給紙製蓋（図示せず）と、トナー像を記録紙上に転写す
る転写装置５と、感光体１上の残留トナーを除去するク
リーニングブレード６及び削り落としたトナーを収容す
るクリーニングフレーム７等を有している。この露光手
段３は、レーザ８と、送られてくる画信号に応じてレー
ザ８を駆動するレーザ駆動回路９と、レーザ光を平行光
に変換するコリメータレンズ１０と、レーザ光を感光体
表面に走査させるための回転多面鏡１１と、レーザ光の
走査速度を一定にするためのｆ−θレンズ１２等を有し
ている。また１、現像装置４は、現像剤を収容したトナ
ーホッパー１３、−攪拌槽１４、導電性スリーブ１５、
マグネットロール１６等を有しており、感光体１き導電
性スリーブ１５との間にはバイアス電圧Ｖｎがかけられ
ている。

図示のレーザ画像記録装置は反転現像方式のものである
。以下その動作を簡単に説明すると、感光体１の回転中
に、感光体１表面が帯電器２により正に一様に帯電され
、露光装置３により、画信号に応じたレーザ光により走
査される。この走査によりレーザ光で照射された部分の
表面電荷が消失し、感光体表面に静電潜像が形成される
。この静電潜像に、現像装置４により正に帯電したトナ
ーが供給され、このトナーはバイアス電圧により表面電
位の無い部分即ちレーザ光の照射部分に付着し、トナー
像を形成する。このトナー像はその後記録紙に転写装置
により転写され、定着装置（図示せず）により定着され
る。一方、感光体上の残存トナーはクリーニングブレー
ド６で削り落とされてクリーニングフレーム７に溜まり
、リサイクルシステム（図示せず）により矢印Ｂで示す
経路を経て再びトナーホッパー１３に回収される。

発明が解決しようとする問題点 しかし、かかる構成によれば、レーザの光出力調整の時
のように感光体に対してレーザ光を照射する必要のない
時や、レーザ駆動回路の異常動作時にもかかわらず、レ
ーザ光が感光体表面に照射されてしまい、感光体のレー
ザ光に対する感度を劣化させる原因になるとか、照射し
た部分に大量のトナーが付着し、装置内部がトナーによ
り汚れる等の問題があった。また、感光体に付着した大
量のトナーを転写することも生じ、無駄にトナーが消費
されることになる。

上述の問題は以下の理由で生ずる。即ち、レーザの光出
力の強さの調整は、通常、レーザを連続発振させ、内蔵
されているビンフォトダイオードにより調整するが、そ
の間には感光体にレーザ光を照射させる必要がないにも
かかわらず、感光体がレーザ光で照射され、従って、感
光体が停止している場合には局所的に、動作時には全体
的に連続発振のレーザ光によって照射されてしまい、表
面感度の低下の原因きなる。また、電子写真プロセス継
続中に、レーザ駆動回路が故障などによって誤ってレー
ザを連続発振させ感光体にレーザ光を照射させることが
あるが、この場合感光体上の電荷が全部消失することに
なり、トナーが感光体上に全面的に現像されて記録紙全
体に所謂「べた黒」画像を生成し、トナーを無駄に消費
する。またこのレーザの連続発振は記録紙の転写タイミ
ングと全く無関係に生じる為に転写すべき記録紙のない
感光体上の部分にも、トナーが転写されてしまい、この
トナーはクリーニングブレードで削り落とされ、前記の
トナーのリサイクルシステムでトナーホッパーに戻され
るが、この量がリサイクルシステムによる回収能力以上
となると、回収不能の分が装置内に残留し、トナーによ
る汚れを発生させることにもなる。

本発明は、上述の問題点に鑑みて為されたもので、レー
ザの光出力の調整時とかレーザ駆動回路の異常時などの
レーザ光の感光体への照射などが不要な時には、レーザ
光の感光体への照射を防止し、感光体表面の感度低下を
防ぎ、且つトナーを無駄に消費することがなく装置内の
未回収トナーによる汚れをなくすことのできるレーザ画
像記録装置を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は上述の問題点を解決するため、レーザより感光
体に至るレーザ光光路に、レーザ光を遮断する開閉可能
なシャッター装置を設けるという構成を備えたものであ
る。

作　　　　用 本発明は上述の構成によって、レーザの光出力調整時と
か、同期用ピンダイオードによる主走査方向の記録画像
の同期調整などのように、レーザを発振させる必要はあ
るが、感光体上にはレーザ光を照射させる必要のない場
合、或いはレーザ駆動回路の異常時などには、前記シャ
ッター装置を動作させてレーザ光光路を遮断し、レーザ
光による感光体の照射を防止することが可能となる。

実施例 以下、図面に示す本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例になるレーザ画像記録装置を
概略的に示す側面図である。同図において、第６図に示
す従来装置と同一部品については同一符号で示している
。同図において、１は矢印Ａ方向に回転するドラム状の
感光体、２はその表面を帯電させる帯電器、３は画信号
に応じてレーザ光を照射し感光体表面を走査して静電潜
像を形成する露光手段、４はその静電潜像にトナーを付
与して顕像化する現像装置、５はトナー像を記録紙（図
示せず）上に転写する転写装置、６は感光体１上の残留
トナーを除去するクリーニングブレード、７は削り落と
したトナーを収容するクリーニングフレームである。露
光手段３は、レーザ８と、送られてくる画信号に応じて
レーザ８を駆動するレーザ駆動回路９と、レーザ光を平
行光に変換スるコリメータレンズ１０と、レーザ光を感
光体表面に走査させるだめの回転多面鏡１１と、レーザ
光の走査速度を一定にするためのｆ−θレンズ１２等を
有している。また、現像装置４は、現像剤を収容したト
ナーホッパー１３、攪拌槽１４、導電性スリーブ１５、
マグネットロール１６等を有しており、感光体１と導電
性スリーブ１５との間にはバイアス電圧ＶＢがかけられ
ている。

このレーザ画像記録装置において、感光体１に至るレー
ザ光の光路（ニレーザ光を遮断する開閉可能なシャッタ
ー装置２０が設けられている。シャッター装置２０は第
２図に示すように、基台２１と、その基台上を移動可能
なシャッター２２と、シャッター２２の移動ストローク
を制限するだめのストッパー２３と、シャッター２２ヲ
ストツパー２３に接触した原点位置（第２図（Ｂ）に示
す位置）に保持するばね２４と、シャッター２２をばね
２４の押圧力に抗して第２図（Ａ）に示す位置に移動さ
せる電磁ソレノイド２５を有しており、このシャッター
２２に、レーザ光２６を通過させるスリット２７が形成
されている。このスリット２７は感光体１を走査するた
めにレーザ光がふられる方向に延びており、シャッター
２２が第２図（Ｂ）に示す原点位置にある時は、レーザ
光の感光体１表面の走査を許容する長さを有している。

なお、シャッター２２は第２図（Ａ）の位置になると、
レーザ光の通過を遮断してレーザ光が感光体に入射する
のを阻止するが、回転多面鏡によるレーザ光の偏向範囲
の端部に配置される同期用ビンフォトダイオード（図示
せず）への入射は許容するような位置に配置されている
。第１図において、シャッター装置２０には、１制御回
路３０が接続されている。この制御回路３０はレーザ駆
動回路９及び同期用ビンフォトダイオードからの信号を
入力し、レーザ８からのレーザ光が画信号に基づいたも
のであるかどうかを判定し、画信号に基づいたものでな
い場合には、シャッター閉信号を出力するものである。

第３図はレーザ駆動回路９と制御回路３０の電気回路図
である。図中、８はレーザであり、半導体レーザ素子Ｌ
Ｄとモニタ用のビンフォトダイオードＰｉｎＤを有して
おり、この半導体レーザ素子ＬＤＦｉＧＮＤレベルに対
して負電圧により駆動される。レーザ駆動回路９は画信
号（ＶＩＤＥＯ信号）入力に応じて、半導体レーザ素子
ＬＤをスイッチングして光出力を発生させ、その時のビ
ンフォトダイオードＰｉｎＤの出力電流はレーザ光の光
出力と正比例しているので、この出力電流をモニタして
レーザの駆動電流を調整する構成となっている。

制御回路３０は上述のようにレーザ光が画信号に基づい
たものであるかどうかを判定する機能を有している。こ
の判定原理を第４図の信号タイミングチャートを参照し
て説明する。レーザ光走査による画像記録を行う場合に
は、各ライン毎のＶＩＤＥＯ信号による記録動作の前に
、走査レーザ光が同期用ビンフォトダイオードＰＤを照
射してパルス状の信号を出力させ、この同期用ビンフォ
トダイオードからの出力信号を基準として、電気的手法
でもって遅延時間Ｔを確保し、遅延時間Ｔ経過後にＶＩ
ＤＥＯ信号によるレーザ光を出力して感光体に対する画
像記録を行い、各ライン毎の記録位置の同期を行い記録
画像の乱れを防止している。ここで、各ラインにおける
ＶＩＤＥＯ信号の送出時間ＴＩは共通であるので、各ラ
イン毎に次の同期用ビンフォトダイオードからの信号発
生以前にレーザの発光が停止する期間（第４図中Ｔ２）
が必ず存在する。もし、レーザ駆動回路の故障時或いは
デパック時でレーザが連続発振されると、第４図のＶＩ
ＤＥＯ−１信号によるレーザ発光で示すように、レーザ
光は連続している。従って、時間Ｔ２の時にレーザ光が
有るか否かによって、通常の画像記録時であるが否かを
判定することがてきる。制御回路３０はこの原理により
レーザ光の状態を判定しうるものであり、第３図におい
て、レーザ８に内蔵するモニタ用ビンフォトダイオード
でレーザの発光状態を確認してその信号の電気的レベル
を整形した信号（ａ）と、各ライン毎の同期検出用のビ
ンフォトダイオードの出力発生からＶＩＤＥＯ信号が開
始されるまでの時間Ｔ及び各ライン毎のＶＩＤＥＯ送出
時間Ｔ１を監視するための信号（ｂ）を比較判定回路３
１で比較し、異常があれば信号（Ｃ）が発生してシャッ
ター閉信号を出力して、第２図における電磁ソレノイド
２５を動作させてレーザ光の感光体への照射を防止する
。また、前記の検出方法によらず、手動にてシャッター
を閉じるだめの信号（ｄ）を発生させるようになってい
る。

第５図は上記したレーザ画像記録装置の使用状態を示す
概略動作フロー図である。画像記録時には、常に第３図
の比較判定回路３１によりレーザ駆動回路状態が監視さ
れている。正常時には、シャッター装置２０の電磁ソレ
ノイド２５力イ非作動状態となっており、シャッター２
２はばね２４　により第２図（Ｂ）に示す位置（シャッ
ター開位置）となっており、レーザ光はこのシャッター
２２のスリット２７を通って感光体１を走査し、通常の
電子写真方式による画像記録が行われる。もし、レーザ
駆動回路になんらかの異常が生じ、レーザ光が連続発振
を続けると、比較判定回路３１がその異常を検知し、シ
ャッター閉信号を発して、シャッター装置２０の電磁ソ
レノイド２５を作動させてシャッター２２を第２図（Ａ
）の位置（シャッター閉位置）に移動させ、レーザ光を
遮断して感光体への照射を防止する。これにより、感光
体のレーザ光連続照射による感度低下が防止され、また
トナーの消費や装置内への飛散が防止される。

また、レーザ光出力調整時、或いは同期用ビンフォトダ
イオードの調整時には、手動走査によりシャッター閉信
号を出力し、シャッター装置２ｏの電磁ソレノイド２５
を作動させてシャッター２２を第２図（Ａ）の位置（シ
ャッター閉位置）に移動させ、レーザ光を遮断して感光
体への照射を防止する。この状態で、必要な調整動作を
行う。

なお、上記実施例ではシャッター装置２ｏを回転多面鏡
と感光体きの間のレーザ光光路に配置したが、この代わ
りに回転多面鏡とレーザとの間のレーザ光光路に配置し
てもよい。また、上記実施例は反転現像方式のレーザ画
像記録装置を示したが、本発明は正規現像方式にも適用
可能であることは言う才でもない。

発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は、感光体に至
るレーザ光光路に、レーザ光を遮断する開閉可能なシャ
ッターを設けることにより、レーザの光出力調整或いは
ビンフォトダイオードの電気的調整などのデパック時や
、レーザ駆動回路の故障時などに、レーザが連続発振し
ても、感光体への照射を防止することができる。これに
より、感光体上への局所的或いは全面的な照射を防ぐこ
とができ、感光体の感度低下などの疲労を防止できる。

また、電子写真プロセス動作時に誤ってレーザ光の連続
照射を行っても、感光体にはレーザ光が照射されないた
め、感光体へのトナー付着はなく、記録紙へのべた黒画
像の転写を防止でき、そのため、無駄なトナーの消費を
無くすとともに、トナーのホッパーへのリサイクル能力
以上のトナーが消費されることにより発生する装置内に
おけるトナーの散乱も防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるレーザ画像記録装置の
概略側面図、第２図（Ａ）　、　（Ｂ）はその装置に使
用するシャッター装置の動作を説明する側面図、第３図
は上記レーザ画像記録装置のレーザ駆動回路及び制御回
路の電気回路図、第４図は上記レーザ画像記録装置にお
ける主要信号のタイミングチャート、第５図は上記レー
ザ画像記録装置の動作を説明する動作フロー図、第６図
は従来のレーザ画像記録装置の概略側面図である。 １・・・感光体、３・・・露光手段、８・・・レーザ、
１１・・・回転多面鏡、２０・・・シャッター装置、２
２・・・シ゛ヤッター、２５・・・電磁ソレノイド、２
６・・・レーザ光、２７・・スリット。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 感光体と、画信号に応じてレーザ光を照射し感光体表面
   を走査して静電潜像を形成する露光手段と、レーザ光の
   光路に配置され、レーザ光を遮断する開閉可能なシャッ
   ター装置とを有するレーザ画像記録装置。