JP3007845B2 - カラー電子写真装置 - Google Patents

カラー電子写真装置

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JP3007845B2
JP3007845B2 JP8183527A JP18352796A JP3007845B2 JP 3007845 B2 JP3007845 B2 JP 3007845B2 JP 8183527 A JP8183527 A JP 8183527A JP 18352796 A JP18352796 A JP 18352796A JP 3007845 B2 JP3007845 B2 JP 3007845B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、カラー電子写真装置に
係り、特にその改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】電子写真装置に於ては、光ビームによっ
て感光体ドラム上に潜像を形成し、これを現像してトナ
ー像としたのち記録紙へ転写するという方法がとられ
る。従ってカラー電子写真装置では、特開昭59−46
659,特公昭59−26023に記載されているよう
に、多数の感光体ドラムを用いて順次各色対応のトナー
像を記録紙へ転写する方法や、1個のドラムを用いてト
ナー像形成と転写を各色毎にくり返すことでカラー像を
得るという方法がとられている。 【0003】 【発明が解決しようとする問題点】これらの従来装置で
は、多数個のドラムを用いているために装置が大型複雑
化したり、多数回回転転写用の転写ドラムを用いるため
装置が複雑化するという欠点があった。 【0004】本発明は、このような従来技術の問題を解
決し、小型で簡易な構造の、混色のない、位置ずれしな
いカラー像が得られるカラー電子写真装置を提供するこ
とをその目的とする。 【0005】 【問題点を解決するための手段】上記の目的は、複数色
のトナー像を、同一感光体の面上に作像工程の帯電電圧
を前色よりも後色の方を低くし、また、デジタル時間制
御を用いた位置合わせを行いながら形成し、これを1度
に記録紙に転写する構造とすることにより達せられる。 【0006】 【作用】複数色のトナー像を1つの感光体ドラムの面上
にすべて形成した後、1度に転写するから、小型で構造
の簡単な装置とすることができる。また帯電電圧の制御
により混色がなく、デジタル位置合わせ制御により位置
ずれのない良好なカラー像が得られる。 【0007】 【実施例】第1図は本発明の一実施例を示すカラー電子
写真装置の全体構成図であり、本装置の動作概要は以下
の通りである。 【0008】感光体ドラム1が回転すると、イレーザラ
ンプ18にて前歴が消去され、続いてチャージャ2によ
り感光体1が一様に帯電され、その後水平方向に走査し
ているレーザビーム3で露光されて第1の電荷潜像が形
成される。ここで、レーザビーム3は半導体レーザ(図
示せず)の光ビームをポリゴンミラー4、fθレンズ
5、ミラー6,7、補正レンズ8を介してドラム1に達
しドラム表面を光走査する。ポリゴンミラー4はフラッ
トモータのような小型モータで駆動される。補正レンズ
8は、ポリゴンミラーの面倒れ誤差や振動によるビーム
の垂直方向のぶれを補正するもので、シリンドリカルレ
ンズや分布屈折率光導伝板を用いる。さて第1の潜像は
まずY(イエロ)現像器9で現像する。このとき他の現
像器10,11,12は休止しており、ドラム表面と接
触しない。現像器9での現像後、イレーザランプ18で
潜像が消去される。ドラム1上には現像されたトナー像
があり、このトナー像が存在する感光体面上の同じ位置
に次の色のトナー像を併置または重ねて作成するので、
この時点ではクリーナ19は、ドラム1上のトナー像を
最終的に記録紙に転写するまで休止状態とする。即ちク
リーナ19とドラム1とは接触しないようにしておく。
以下、第1の色のトナー像形成と同様、一様帯電,光像
露光,現像,イレーズ露光を行う。このようにしてYに
続いてM(マゼンダ),C(シアン),B(ブラッタ)
のトナー像を同一ドラム1の面上に形成していく。この
作像法では、前作像サイクルのトナー像が存在したま
ま、次のトナー像を形成していくので、少なくともM,
C,Bでの現像では、前作像トナー像を破壊するような
ことがあってはならない。そのためには、ソフトタッチ
或いは非接触現像としなければならない。B現像が終了
後、4色のトナー像を同時に転写する。即ち記録紙15
は用紙カセット13から給紙ロール14によって繰り出
され、感光体1と接し、転写器16のコロナ電荷を付与
されて転写される。転写器16はトナー像転写のための
直流コロナ放電器と、ドラム1から用紙を分離しやすく
するための除電用交流コロナ放電器から成る。転写後ト
ナー像を定着器17にて加熱定着する。転写後ドラム1
上に残留する残留電荷とトナーは各々イレーザランプ1
8、クリーナ19によって除去される。従ってクリーナ
19はこの工程ではドラム表面と接触状態となる。以上
のようにしてフルカラープリントが得られるが、この実
施例によると複数色のトナー増は転写紙に同時に転写さ
れるので、各色毎に転写する場合のような、複雑な転写
ドラムを必要とせず小型、簡易なカラー電子写真装置を
実現できる。 【0009】このような電子写真装置を実現するには、
同一ドラム上に正確に位置合わせした状態で各色のトナ
ー像を形成すること。現像時に前色トナー像を破壊する
ことなく重畳できること、クリーナが各色トナー像を重
畳して作成するときには休止状態となり、最後に作動状
態となるように制御する必要がある。更に残留トナー或
いはクリーニング後にクリーナ部に集められたトナー
が、ドラム上に固まりとなってとどまることがあっては
ならない。もし、クリーナ部のドラム上にトナーが集積
していると、クリーナを非作動状態としたとき、現像器
内へそのトナーの固まりが落下し、色のにごりの原因と
なる。以下、これら位置合わせ、ドラム駆動、現像、ク
リーニングの問題を解決できる方法について詳細にのべ
る。なお、上記説明では4色でフルカラー像を得る場合
について述べたが、第1図実施例の装置では、単色、2
〜4色重ね、または併置画像記録が可能であることは云
うまでもない。 【0010】第2図は各部動作のタイミングをとるため
のタイミング回路の実施例を示すもので、まずこの回路
への入力となる基準信号BDの発生機構から説明する。
第3図はその機構を示すもので、ドラム感光体1は矢印
の示すように左から右へビーム3にて走査されるが、こ
のビームは一定位置に固定されたビーム検出器20へレ
ンズ21を介して到達した時に検出され、その時点が走
査タイミングの基準とされる。但しレンズ21は、ビー
ム検出器20をドラム1表面よりも前方の位置に設置す
るから(ドラム1を同一面には設置できない)、この位
置でドラム上と同等のスポット形状が得られるようにす
る役目を持つ。 【0011】第4図は、ビーム検出器20からの基準信
号BDを基準とした時の記録用ビーム発生の水平走査タ
イミングの説明図であって、信号BDによってクロック
ゲート100を開いて基本クロックCLKを通し、その
パルス数をカウンタ101で計数して時間t1 を設定す
る。即ちカウンタ101がこの時間相当のパルス数をカ
ウントし終わった時点から各走査線毎のレーザ信号LS
Hを信号源102から出力し、これによってレーザ光3
を変調して、必要とする情報の潜像を、ドラム1上に規
則正しく形成する。 【0012】第5図は、4色分の潜像をドラム1上に正
しく形成し、これを現像し、記録紙に各色の像が位置合
わせ精度よく転写できるようにするための垂直同期タイ
ミングを説明するものである。ここでは1枚のプリント
をうるものとしているが、連続的に複数枚のプリントを
行うように拡張するのは容易である。またここでは、制
御の単位を信号BDとしているがこれはクロック信号C
LAであってもよい。しかし信号BDを用いると、もし
ポリゴンミラーの回転や光学系が異常になると信号BD
がなくなり、これをもって全体が動作しなくなるように
するのが容易であるという利点がある。 【0013】さて、第5図にてプリントON信号が入力
されると、図示しない機構によってイレーザランプ18
が点灯され、クリーナ19が作動状態となる。と同時に
ゲート103が開かれる。これによってパルスモータ1
07が駆動開始されて感光体ドラム1が回転を開始し、
またカウンタ104によって時間t2 がカウントされ、
カウント終了時にスタート信号が出力される。この時間
2 はドラム1の回転が一定になり、バックラッシュや
ドラム回転立上がりの影響がなくなるに要する時間で、
0.1〜0.5秒程度に設定されている。なおドラム1
にはその回転を正確ならしめるため一定のブレーキをか
けておくのが好ましい。ところでスタート信号はゲート
105を開きこれによって信号BDがカウンタ106へ
入力されると、カウンタ106は計数を始め、以下に述
べる時間t4 〜t7 相当の計数時に信号源102へ信号
を出力する。次にドラム1の回転開始時にイレーザラン
プ18直下のドラム部がチャージャ2の下を通過した直
後、即ちスタート信号から時間t3 経過後にチャージャ
2に高電圧を印加する。この時間t3 は高精度を必要と
せず、その回路は省略する。チャージャ2に高電圧が印
加されるとドラム1は一様に帯電されるので、次にレー
ザビームによる露光を開始する。即ち第1の光像(Y
色)はスタート信号より時間t4 経過した時点から開始
し、1頁分の信号を送出し終わって終了する。送出時間
はドラムが一周するより少し短い時間である。以下各色
M,C,Bの像露光はスタート信号より、t5 ,t6
7 後に各々送出する。然してt5 ,t6 ,t7 はドラ
ム上の位置でt4 にY像露光を開始した位置に合致する
ように設定される。さてY像露光により潜像が形成され
たドラムは第1色現像器9にて現像する。現像開始は基
準信号よりt8 秒後である。現像は一頁分を完了する迄
続け、完了後Y現像剤がドラムと接触しないように現像
器9での現像剤の搬出を停止する。以下各色M,C,B
の現像器10〜12が各々スタート信号より時間t9
10,t11後に作動を開始し、一頁分の現像を完了後そ
の動作を停止する。クリーナ19はプリントON信号と
同時に作動開始するが、第1色のYトナー像がクリーナ
部に来る直前(スタート信号からt12後)に動作を停
止、つまり感光体面からクリーナが離れ、待期状態とな
る。そして全色のトナー像が重畳して作像され記録紙1
5に転写された後再び作動状態となる。即ちt12後t13
の間休止して再び作動し、プリントOFF信号を受けて
停止する。記録紙15は、最終色B像が重ねられ、ドラ
ム上の画像先端部が転写器16の直下に来るとき、用紙
先端部が転写器16の直下に来る様に供紙する。このよ
うにしてドラム上には各色の像が正しく位置合わせして
作像された後記録紙に一括転写されるので、一色毎に転
写するものにくらべ、構造が簡単かつ位置合わせ精度の
良い画像が得られる。 【0014】なお、第5図の時間t8 〜t13の設定は特
別に高精度を要しないものであって、図示を省略したが
適当なカウンタ等で容易に設定可能である。そして特に
精度良く時間制御する必要のあるものは、Y,C,M,
B各信号源102の駆動及び感光体ドラム1の駆動であ
って、これらについては以上で説明したように第2図の
回路により実行される。付言すれば、ドラム駆動用のパ
ルスモータ107は、給排紙、定着器駆動モータとは独
立して設けるのがよい。 【0015】次に複数色のトナー像を同一感光体上に形
成するための小型現像器の実施例を第6図に示す。本現
像器の特徴はトナー濃度検出トナー供給機構をなくした
こと、現像動作休止時の現像搬送停止機構を簡易化した
ことである。第6図に於いて、現像剤26は、固定され
たマグネットロール23を内部に持つ回転スリーブロー
ル24上に磁気吸着され、スリーブロール24の回転に
つれ規制板25にて一定厚さの磁気ブラシとされた上感
光体ドラム1に近接し潜像を現像する。規制板25で削
りとられた剰余の現像剤は攪拌フイン27にて左右に移
行ないしは振り分けられ落下、巡回する。現像後の現像
剤はスクレーパ35にてスリーブロール24から剥ぎと
られ、攪拌フイン34にて左右に移行ないし振り分けら
れ、これによって現像剤中のトナー濃度が均一化され
る。その後再び磁力でスリーブロール24上に吸着され
て回動する。一方、現像剤中のトナーはプリントの進行
につれ消費されるので、その分を補充しなければならな
い。従来そのためにトナー濃度を検出し、補充する複雑
な方式をとっていたため、現像機が大型、高価となる欠
点をもっていた。本案実施例の現像器ではこれを廃止
し、現像剤の自己吸着能力により随時自動的にトナーを
補充する様にしてある。即ち現像剤を吸着したスリーブ
ロール24の下部にトナーロール30を設ける。トナー
ロール30の内部にはマグネットバー33が設けてあ
り、トナーロール30の外部に投入した磁性キャリア3
1を吸引する。補充トナー29は、キャリア31、トナ
ーロール30との静電摩擦により帯電しトナーロール3
0の表面に吸着塗工される。トナーロール30へのトナ
ー吸着は静電的のみならず物理機械的塗工作用によるも
のもある。ストッパ32はトナーロール30の回転の際
キャリア31がロールとともに搬送されるのを防ぐもの
で、トナーのみがロールに塗工される。トナーロール3
0上のトナーはスリーブロール上の現像剤と接触または
近接する際、現像剤中のトナー濃度が低いと現像剤中に
とり込まれる。トナー濃度が大きい場合は取り込まれな
いで再びトナー29を貯えてあるトナー槽にもどされ
る。トナー槽への補充トナー29の投入はトナー投入口
28より行う。トナーロール30より現像剤中にとり込
まれたトナーはスリーブロール24にてロール周上を回
動巡回する際均一に攪拌,帯電され現像に供される。 【0016】マグネットロール23の規制板手前の磁極
1 ,S2 に凹部が設けてあるが、このようにすると、
この部分での磁気ブラシの穂立が大きく現像剤の動きが
激しくなるため、攪拌作用の促進,過剰トナーの分離が
行われ現像部でのトナー濃度変動を抑える効果がある。
なお、マグネットロール23はブロック磁石の組合せで
も良く、その場合、凹部を設けた磁極は、同極の2ケの
磁石を近づけることで同等の作用をもたすことができ
る。規制板25以降の磁極は間隔を小さくして多数設け
るのがよい。そうすることにより薄膜現像剤層をスリー
ブ上に形成でき、画像の均一性を向上できる。バイアス
電源36,37は各々現像特性、現像剤中へのトナーの
取込みを調整するもので、省略することも可能である。
バイアス電源は直流,交流あるいはそれらの併用のいず
れでもよい。また本現像方式に好ましい現像剤26中の
キャリアとしては、平均粒径15〜70μφ程度の小粒
径フエライトが好ましい。小粒径キャリアの場合、トナ
ー濃度の変動許容範囲が広く、フエライトキャリアであ
るとソフトな磁気ブラシが形成でき、キャリアの寿命も
長いからである。 【0017】この現像器は、現像休止時に現像剤が搬送
されないようにする必要があるが、その時の状態が第7
図に示されている。同図に於いてスリーブロール24を
回転させたまま磁気ロール23を矢印のように角度αだ
け回転移動させる。この角度αは大きい必要はなく、規
制板25をはさむ2つの磁極N2 ,S2 の1/2〜1/
3でよい。規制板25が第6図のように磁極N2 とS2
の中央から、第7図のようにN2 側に来ると現像剤はス
リップを起こし搬送されない。こうして搬送しなくなっ
た所でスリーブロール24の回転をとめる。このように
すれば現像剤は規制板25より感光体ドラム1側には出
てこなくなり現像休止状態とすることができる。トナー
ロール30はスリーブロール24と共に回転,停止する
ようにしておけば良い。また現像器を再び動作状態とす
るには、マグネットロール23の位置を元にもどし、ス
リーブロール24及びトナーロール30を回転させる。 【0018】第1図の実施例に於いては、第1色の現像
は現像剤と感光体とが接触していても良いが非動作時に
は非接触状態とする必要がある。この場合には第7図で
述べた方式等により現像剤の搬送を停止しなくてはなら
ない。一方、第2色目以降の現像は前色トナー像を削り
とらない程度のソフトコンタクトか非接触現像でなけれ
ばならない。非接触現像の場合は第7図の方法をとらず
に現像バイアス電圧の変更で現像機能を停止させること
が可能である。しかしこの時も第7図のごとくすれば確
実である。 【0019】第8図はクリーナ19の実施例であり、ク
リーニングブラシに現像と同様の磁気ブラシを用いたも
のである。固定したマグネットロール38を内部にもつ
スリーブロール39に磁極キャリア45を吸着し、スリ
ーブロールの回転とともにキャリア45で形成した磁気
ブラシを感光体に接触摺動する。これにより感光体1上
に残留するトナーをクリーニングする。磁気ブラシの厚
さは規制板25にて一定の厚さとする。キャリア内にと
り込んだトナーは電極ロール40にバイアス電源43の
印加の下で静電的に吸着除去し、キャリアをくり返し使
用できるようにする。電極ロールに吸着したトナーはブ
レード41にて削りとられ排出用スクリュー42にて外
部に排出捕集する。スリーブ39上に磁気的に吸着して
いるキャリアは、スクレーパ35にてはぎとり、再び使
用する。これにより、キャリアの偏った使用を防止す
る。またスリーブロール39と感光体ドラム1の基体間
にはバイアス電源44が接続してある。これにより感光
体からのトナーの除去を容易にする。バイアス電源4
3,44は直流,交流,直流と交流を重畳したものいず
れでも良い。クリーナ動作は第5図で説明した様に、多
色のトナー像をドラム上に形成する間休止しなければな
らない。即ち磁気ブラシが感光体と接触しないようにし
なければならない。そのためにクリーナ19全体を移動
することは極めてやっかいである。それで第9図の如く
マグネットロール38を角度βだけ回転し、キャリアの
搬送を停止する。この動作は第7図で説明した現像器の
場合と同じである。 【0020】以上のように本発明クリーナを用いること
によりクリーナ全体を固定したまま、その動作を速やか
に切換でき、クリーニング不良やドラム上へ残査トナー
を残すことがない。 【0021】第10図は本発明のチャージャ2の構造で
ある。コロナワイヤ48はシールド電極47内に張って
あり、シールド電極47とコロナワイヤ48間に高圧電
源46を印加する。感光体に対向する面にはスクリーン
電極49を配し、これに高圧ツエナーダイオード50を
接続する。このようなチャージャによれば感光体帯電電
圧をツエナー電圧にほぼ近い値にコントロールできる
上、前作像サイクルでのトナー像を帯電により乱すこと
が少ない。スクリーン電極49はコロナワイヤ48と同
様の細線を張るか、エッチング技術によりスリットを設
けた薄板を用いる。ツエナーダイオード50は第1図実
施例で説明したような帯電−像露光−イレーズランプ露
光の工程を繰り返すものでは1個で良いが、次のような
工程により2色以上のトナー像を形成するときには2個
以上設け、工程を追って切り換えるようにすると、感光
体を過帯電したり、前作像工程でつくられたトナー像を
乱すことが少ない。このカラー作像工程とは、第1図構
成の装置を用い、第1帯電→第1露光→第1現像→第2
帯電→第2露光→第2現像……という風にイレーズラン
プ18での残像消去工程を省略した像形成プロセスをと
るときである。このような前色の作像工程の現像後に後
色の作像工程のコロナ帯電を行なう工程では第2帯電の
設定を第1帯電より低くした方が像の乱れが少ない。そ
のため、第10図においてはツエナーダイオード50を
第1帯電時には高圧側のHへ、第2帯電以降では低圧側
のLに切り換える。更に具体的に述べると、第1帯電で
1に700Vのツエナーを用い感光体を約700Vに
帯電し、第1像露光での潜像を反転現像する。次に第2
帯電をZ2=500Vのツエナーを用い、第2帯電を行
う。そうすると第1色の作像の際、露光した部分が約5
00V、露光しなかった所(背景部)は前作像工程での
電位が暗減衰で下って約600Vとなっている。この状
態で第2の像露光を、第1の像と重ならないところに照
射し、第2の現像を、第1現像と同様反転現像する。こ
のようにして作られた像を記録紙に同時に転写して2色
の像をうる。このような工程では第10図の帯電器を用
いて、像乱れ、混色のない2色画像が得られる。 【0022】以上の実施例で説明したごとく、本発明に
よれば、2色以上のカラー像を位置ずれすることなくま
た簡易化された装置で得ることができる。なお、カラー
像はトナー像を次々に重ねていく場合、カラートナーの
併置による場合で得るものでも良く、また現像法も正規
現像によるもの、反転現像によるもの、これらの組合せ
によるものいずれにも本発明は適用できる。もちろん第
1図の構成をみればわかるように、単色記録とカラー記
録とが適宜選択できるようにすることも可能である。 【0023】第11図は本発明のカラー電子写真装置の
別の実施例を示すもので、現像器9〜12を感光体ドラ
ム1の上方にとりつけ、クリーナ19を下方にとりつけ
た点と、光源としてLEDアレイ光源52(これはレー
ザビーム光学系でもよい)を用いた点が、第1図の実施
例とは異なっている。本実施例に於いては、感光体ドラ
ム1を矢印の回転方向にまわし、帯電器2で一様に帯電
した後、記録信号により多数のLEDをドラム1の軸方
向に並べたLEDアレイ光源52の像をレンズアレイ5
3にてドラム表面に結像し露光する。露光により作られ
た電荷潜像を現像器9〜12のうちひとつを選択し現像
する。残留電荷はイレーザランプ18にて消去する。こ
のようにして一色分を記録する。以下必要色数のトナー
像をドラム上の同一位置に作りカラー像を得る。本実施
例に於いて、各色記録の位置合わせは、第2図〜第5図
で説明した方法を適用できる。但しこの場合はビーム検
出器は不要で、水平記録密度に相当する一定周期のパル
スをクロック信号から作り、このパルスを基準として、
一定時間t1 後に記録すべき信号をLEDの一個一個に
対して送出するようにすれば良い。また垂直方向の位置
合わせは、上記の水平方向同期のための一定周期のパル
スを第2図の信号BDとして用いればよい。さらに本実
施例では、クリーナ19がドラム下部に設けてあるの
で、ドラム交換時などに現像剤中へクリーニング後のト
ナーが落下する不都合はない。 【0024】第12図は第11図実施例に適した現像器
である。スリーブロール30の内には、多極のマグネッ
トバー33が固定して内蔵されている。磁極にはキャリ
ア31とトナー29とが混在した現像剤が吸着してお
り、スリーブロール30の回転にともないトナーのみが
スリーブ表面に静電的,物理的に塗工される。キャリア
ストッパ32は、キャリア31がスリーブロール30の
回転とともに搬送されないようにするためのものであ
る。スリーブロール30は感光体ドラム1表面に対して
0.1〜0.5mmのギャップをあけて近接させてお
く。スリーブロール30上に塗工されたトナーは電荷潜
像にまで飛翔して現像する。現像特性を調整するために
バイアス電源56をスリーブロール30とドラム基体間
に接続する。バイアス電源はACとDCを重畳したもの
が好ましい。現像動作を中止させるとき(他の色を現像
しているとき)には、バイアス電源をスイッチ58にて
切換える。このときのバイアス57は、ドラム上にスリ
ーブロール30に塗工されたトナーを飛翔させず、他の
現像器で現像したドラム上のトナー像をスリーブ側に逆
転移させないようにするもので、トナーと反対極性で2
00V前後の大きさが適当である。スリーブロール30
上に塗工された未使用のトナーは再びトナー29を貯え
たトナー槽に戻されるが、戻り側には磁性体55がマグ
ネットバー33のひとつの磁極に対向しておかれ、キャ
リア31を吸着している。これはトナー29の漏れを防
ぐシール作用をもたせたものである。 【0025】第13図は、第11図実施例に適したクリ
ーナ19の構造である。本クリーナーは磁性キャリアに
よる磁気ブラシクリーナである。固定されたマグネット
ロール38を内部に持つ回転スリーブ39上に磁性キャ
リアを吸着させて磁気ブラシを形成し搬送する。磁気ブ
ラシは規制板25で一定厚さにされる。磁気ブラシは感
光体1と接し、ドラム上に残留するトナーを静電的,機
械的摺動力で除去する。トナーを含むキャリアは一担、
スクレーパ35にてスリーブ39から剥ぎとられ再び吸
着される。これはキャリアへのトナー混合を均一にし、
クリーニング作用を均一にせしめるためのものである。
感光体ドラム1よりとりのぞいたトナーはロール電極4
0にて静電的に吸着,分離する。回転スリーブ39とド
ラム基体間及び回転スリーブ39と電極ロール40間に
は夫々バイアス電源69,68が各々接続されており、
ドラム1からのトナー除去、ロール電極40へのトナー
吸着を促進させている。バイアスにはAC,DCおよび
これらの併用法が適用できる。ロール電極40に吸着さ
れたトナーはブレード41にて掻き落される。この様な
構成によりドラム上に残留するトナーを効率良く除去す
ることができ、かつ、ブレードクリーニングのようにク
リーニングした後のトナーの固まりを残すようなことが
ない。また、クリーナを休止状態とするときには第9図
で述べたように、マグネットロール38を回転させるこ
とで、キャリアをドラム面まで搬送するのを止めること
ができる。 【0026】なお、以上の第1図及び第11図の実施例
では、感光体としてドラムを用いるものとしたが、これ
は他の形状の感光体、たとえばベルト状のものでも適用
できることは明らかである。 【0027】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、感光体へ
のチャージャを前色の作像工程の帯電電圧よりも後色の
作像工程の帯電電圧の方が低くなるよう制御したので、
感光体を過帯電したり、前作像工程で作られたトナー像
を乱すことが少なく、混色のないカラー画像が得られ
る。また感光体をパルスモータによりデジタル制御し、
パルスモータの制御パルスに水平同期信号を用い、感光
体への潜像形成のための水平及び垂直同期制御と同一パ
ルス源を用いて同期化制御したので潜像及びトナー像形
成の位置合わせが正確にでき、位置づれのないカラープ
リントを得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す図。 【図2】各色トナー像の位置合わせを行うためのタイミ
ング制御法の説明図。 【図3】各色トナー像の位置合わせを行うためのタイミ
ング制御法の説明図。 【図4】各色トナー像の位置合わせを行うためのタイミ
ング制御法の説明図。 【図5】各色トナー像の位置合わせを行うためのタイミ
ング制御法の説明図。 【図6】第1図の実施例に於る現像器の構成図及びその
動作停止時の説明図。 【図7】第1図の実施例に於る現像器の構成図及びその
動作停止時の説明図。 【図8】第1図の実施例に於るクリーナの構成図及びそ
の動作停止時の説明図。 【図9】第1図の実施例に於るクリーナの構成図及びそ
の動作停止時の説明図。 【図10】チャージャの構成を示す図。 【図11】本発明の別の実施例を示す図。 【図12】第11図の実施例に於る現像器及びクリーナ
の構成を示す図。 【図13】第11図の実施例に於る現像器及びクリーナ
の構成を示す図。 【符号の説明】 1…感光体ドラム、2…チャージャ、3…ポリゴンミラ
ー、4…レーザビーム、9〜12…現像器、15…記録
紙、16…転写器、18…イレーザランプ、19…クリ
ーナ、20…ビーム検出器、100,103,105…
ゲート、101,104,106…カウンタ、107…
パルスモータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 21/14 G03G 21/00 372 (56)参考文献 特開 昭61−292649(JP,A) 特開 昭57−23952(JP,A) 特開 昭60−50553(JP,A) 特開 昭59−121349(JP,A) 特開 昭62−174160(JP,A) 特開 昭62−148268(JP,A) 特開 昭57−94711(JP,A) 特開 昭57−64718(JP,A) 実開 昭58−121048(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 G03G 13/02 G03G 15/02 - 15/02 103 B41J 2/44

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.感光体にコロナ帯電、画像露光、現像する工程を少
    なくとも2回以上繰り返し、2色以上のトナー像を感光
    体上に位置合わせして作り、これを記録紙上に転写する
    カラー電子写真装置において、 感光体を画信号で変調された光ビームで露光走査すると
    きの露光走査の1ライン毎の開始時点を示す信号を基準
    とする信号が制御パルスとして供給され感光体をデジタ
    ル駆動するパルスモータと、前記基準信号を計数するこ
    とにより各色の潜像が感光体上に位置合わせされて形成
    されるように各潜像の形成開始タイミングを定める垂直
    同期手段と、 感光体に対向する面に配するスクリーン電極をコロナ帯
    電器に備え、前色の作像工程の現像後に後色の作像工程
    のコロナ帯電を行なう際の前記スクリーン電極に印加す
    る電圧を前色の作像工程での背景部帯電電圧よりも後色
    の作像工程での背景部帯電電圧の方が低くなるようにし
    たコロナ帯電器とを設けたことを特徴とするカラー電子
    写真装置。
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