JPS62268894A - 製紙機械の乾燥区域における装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は製紙機械の乾燥区域における装置に関する。

本発明はあらゆる種類の乾燥区域に使用できるが、シリ
ンダー乾燥機械の乾燥区域についてのみ説明する。

本発明の目的は紙ウェブの運車方向に対し直角に方向づ
けられ且つ紙ウェブの端縁部分に作用する力を乾燥作業
中に紙ウェブに与える様に、それぞれ乾燥区域の全体又
は１部に延在又は貫通するように計画され且つ前記紙ウ
ェブの端縁部付近に配置されている多数のストラップ通
常は２本のストラップの助けによって、紙ウェブの搬送
方向に対し横方向に紙ウェブの収縮並びに（又は）伸張
を制御することである。

（従来の技術） 公知の従来技術は国際公報ＷＯ３５／３５３４で公開さ
れた国際特許出願ＰＣＴ／５Ｅ８５１０００６８号に図
示説明されている方法並びに装置にある。

これらの公知の方法並びに装置は紙ウェブが７５％の乾
燥固形物含有率を有する乾燥時期において外方向きの力
を紙ウェブに作用させることにより且つ力をウェブの端
縁部に作用させることにより前記紙ウェブの収縮並びに
（又は）伸張を制御することに効果的である。

この公知の公報は紙ウェブの乾燥中に乾燥区域内の乾燥
シリンダーに紙ウェブの端縁部をくっつけて保持する各
種方法を提案している。

この目的のため前記公報はスラーロムワイヤ又はＳ−ワ
イヤーを包含し、且つ前記ワイヤーに設けた溝に係合す
る２個の周囲リングをシリンダーに備え、前記紙ウェブ
を溝の中に押し込むようにした構造と溝付き端縁部を有
する装置を示している。またこの公報は紙ウェブがスト
リップの助けによって二つの溝の中に押し込まれ保持さ
れるようになったスラーロムワイヤー内の装置を示し、
また端縁部ストラップがウェブの両側においてその端縁
部に配置され且つ前記ウェブの端縁部をシリンダーに対
しその周りに作った溝によって保持するようになってい
る装置を示している。また前記公報は端縁ストラップや
バンドを２個のリングによってシリンダーにくっつけて
保持し且つ案内することを述べている。最後に、前記公
報は端縁ストラップが長手方向に延びたフランジを有し
、同じように位置決めした２本の端縁ストラップのフラ
ンジがシリンダーの周囲になるべくその端壁に接近して
形成したへこみに協働し且つ該へこみにかたく保持され
るようになった装置を示している。

本発明はこの後者の装置を更に改良したものである。

（発明が解決しようとする問題点） 以上の説明から前述の国際出願は乾燥区域を通過中の紙
ウェブの端縁部に対向する力を作用させるための複数個
の異なった実施例を示している。

この目的に対して採用した方法においては、適格な技術
的問題点は簡単な手段の助けを借りて、紙ウェブのそれ
ぞれの端縁部を乾燥区域全体の予定貫通路に沿わせるか
、また必要ならば前記区域の１部のみの通路に沿わせ、
つぎに前記区域の前方に在る部分に沿わせる条件を提供
し、且つウェブが乾燥区域を貫通する時にウェブの移動
方向に直角なウェブの収縮並びに（又は）ウェブの伸張
の程度を制御し且つ作るための条件を作り、かくして上
記国際公報に記載の工学的効果を実現する条件ができる
。

また技術的問題点は上述の欠点を有効に解決し乍ら、構
造が簡単で製作費の安いストラップを簡単に提供するこ
とである。

別の問題点はウェブの高速時の故障の危険を正当な範囲
内に減少できるストラップを提供することである。

関連した問題は紙ウェブの端縁部をしっかりとストラッ
プに保持することができる条件を簡単な手段の助けを借
りて提供することである。

別の問題点はウェブのそれぞれの端縁部をなるべく片側
に施した接着剤層によりストラップに接着させる条件を
簡単な手段の助けを借りて作り出すことであり、且つ乾
燥区域を通るストラップの方向を制御するための条件を
簡単な手段の助けを借りて提供することである。

また問題点は発生する伸張力、なるべくはウェブが収縮
しようとする傾向並びに（又は）伸張に対する傾向の結
果生ずる力に対し効果的に抵抗することができ且つ同時
に乾燥作業の終了時に相互協働する端縁部とストラップ
を互いに分離させることができるような接着力を接着剤
層に与える条件を、簡単な手段の助けによって、提供す
ることである。

別の問題点は紙ウェブと容易に協働して接着することが
でき且つ前記型式の乾燥区域に使用するに適したストラ
ップ構造を提供することである。

別の問題点は既存の乾燥区域に容易に組入れることがで
きるストラップを提供することである。

また別の問題点は既存の乾燥区域において、そのための
簡単な装置の助けにより、１個以上の接着剤層をストラ
ップか又は紙ウェブの端縁部に連続的に施工させる条件
を作り出すことである。

別の問題点は発生する力に耐え、同時にストラップをウ
ェブ乾燥作業の終了時に該ウェブから容易に分離させる
ために接着剤層の幅をどのようにするか決定することで
あり、これに関する特別の間ｍ点は接着剤層をして紙ウ
ェブをしっかりと偏平面のある高温の弾力性ストラップ
に保持させることである。

また問題点が前述の目的に適するストラップの提供に存
在することが分る。

（問題点を解決するための手段） 本発明は紙ウェブの進行方向に対し直角方向を向き且つ
紙ウェブの各端縁部に作用する力を乾燥作業中に紙ウェ
ブに作用させることができるよう、それぞれ乾燥区域全
体又はその一部分を通過するようにされ且つ紙ウェブの
外端縁の近くに配置されている多数のストラップ、通常
は２本のストラップの助けにより、紙ウェブの進行方向
に対し横方向における紙ウェブの収縮並びに（又は）伸
張を制御し又は確実に案内する目的のため、製紙機械な
るべくはシリンダー乾燥機械の乾燥区域に設けた装置に
関する。

前記装置の少なくとも１本のストラップの片側に（前述
の国際公報の第１０図についての説明に原理が記載され
ている）紙ウェブに対面してこれと協働して保持するた
めの接着剤層を設け、前記ストラップと紙ウェブの各端
縁部を互いにくっつけ、又はその逆にするようにするこ
とが本発明に基づいて提案されている。

当然なことであるが、前記ストラップと紙ウェブの各端
縁部との間に大なる接着力を得るため紙ウェブとストラ
ップの両方に適当な接着剤層を設けることができる。

本発明の別の実施例によれば、相互に平行な２本のスト
ラップか互いに紙ウェブの各端縁部に接石するための接
着剤層を備えている。接着剤の幅はストラップとウェブ
の間に作った接着剤の接着力が乾燥作業中のウェブの収
縮時に生ずる力に耐え几つウェブがその幅を越えて引張
られるとき生ずる力に耐えられるように決めてあり、最
初に述べた力はストラップが制御された任意の収れん状
態の乾燥区域を通過するとき発生し易く、また後で述べ
た力はストラップが散開状態の乾燥区域を通過する時に
発生し易い。

効果的に、前記ストラップはガイドローラー上で紙ウェ
ブから分離され、それと共にウェブの端縁部を各ストラ
ップから分離するように配置されている。前記各ストラ
ップは薄い区域と厚い区域を有し、ストラップの厚い区
域は１個以上の長平方向に延びた突起又はフランジを備
え、この突起やフランジは乾燥シリンダーの外周面に形
成しである対応溝に協働するよう計画されている。

相互に平行なストラップの２個の厚い部分は互いに反対
を向き、また２個の薄い部分は互いに対面している。

本発明の効果的な実施例は相互に結合した複数個のスト
ラップ区域を包含している。しかし別の実施例によると
ストラップを単品で作り、ストラップの厚い部分と薄い
部分が同一材料でできている。この後者の場合すなわち
単品製作の場合、薄い部分がウェブの中心に向って厚さ
が薄くなっている。

本発明の別の好適な実施例によると前記ストラップは比
較的薄い中心部分と該中心部分の軸線面について対称な
二つの長平方向突出部すなわち突起とを包含している。

前述の長平方向の突出部は任意の異なった断面形状を宵
するが、梯形断面を存するのが好都合であり且つストラ
ップを効果的に導くようにするため乾燥シリンダーの周
縁でその端壁の付近に梯形断面の協働溝を倫えている。

前記ストランプやその部品はなるべく高分子材料で作る
。

ストラップの製造を簡略化するためストラップの薄い部
分を塑性材料、なるべくポリアミド、ポリエステル、ポ
リウレタンプラスチック又はその組合せで作る。

ストラップの厚い部分はガイドローラー等を通るとき外
面に作用する引張力並びに圧縮力に耐えることができる
ようにするため、厚い部分をこの目的に適するゴム材料
やポリウレタンで作る。

本発明の好適な実施例によれば、ストラップと紙ウェブ
を互いに協働させる時期の直前に接着剤層をストラップ
並びに（又は）紙ウェブに施す。

この接着剤は適当なスプレー法やロールブラッシング法
やペンシリンダーで施す。

前記接着剤層は便宜上横の被覆を有し、この場合にスト
ラップは接着剤の施工時に高温なるべく５０℃以上であ
る。高分子材料系の接着剤も使用される。

ウェブの乾燥固形物含有率は譲ウェブをストラップに協
働接着させるとき７５％以下、なるべく４０％以上であ
る。

本発明の一つの実施例によれば、ウェブがフリードロー
の中で且つ乾燥区域の初期部分に在るときストラップに
接着される。

更に、接着剤層はなるべくウェブの中心に最も近く配置
されているストラップの部分に施される。

少なくとも接着剤の塗布を施すストラップの部分に適当
な分離剤を塗り、そのため紙ウェブを乾燥区域で乾燥し
たのちストラップ上での接着剤材料の保持力を放棄させ
るようにしたことは本発明の範囲内に入る。

またウェブの乾燥作業の終了時に紙ウェブの端縁部を切
り離す装置を設けても良く、また切断した紙片すなわち
紙ストリップをストラップから分離するため別の装置を
使用しても良い。この後者の場合に、紙片がストラップ
を成る僅かな距離、すなわちストラップがリール巻き区
域に移動するときと、紙片がそれぞれのストラップから
除かれるときと、ストラップが再使用のため製紙機械に
戻るとき、の僅かな距離の間同伴している。

（効　果） 本発明に基づく装置によって主として得られる効果は、
簡単な装置の助けによって、乾燥区域を通過又は延在し
且つ乾燥シリンダーによって導かれる少なくとも１本の
ストラ・ンプを紙ウェブにくっつけることによって、紙
ウェブの収縮並びに（又は）伸張を紙ウェブの移動方向
に対し横方向に簡単に制御することができる条件を作る
ことである。

（実施例） 第１図は上部乾燥シリンダー６と下部乾燥シリンダー６
′　と上部ガイドローラー７と下部ガイドローラー７′
とを包含する製紙機械の乾燥区域の前方部分を略示的に
示した側面図である。乾燥すべき紙ウェブを符号１で示
す。上部乾燥シリンダー６と上部ガイドローラー７の上
に延在する乾燥用フェルトを符号８で示し、下部乾燥用
フェルトを符号８′で示す。

本発明は罠数本のストラップの助けによって紙ウェブの
収縮及び（又は）伸張をウェブの移動方向に対し横向き
に制御並びに案内するための製紙機械の乾燥区域に使用
する装置に関するものである。図示の実施例において、
２本のストラップ２゜２ａが使用され、その各ストラッ
プは乾燥区域のすべてか又はその一部分を通過するよう
に設計され、且つ紙ウェブの各端縁部に接近して配置さ
れ、ウェブの移動方向に対して直角に方向づけられ且つ
ウェブの各端縁部に作用する力を前記ウェブに与えるこ
とができるようにしている。

本発明によれば、はぼ平行な２本のストラップ２．２ａ
がガイドローラー３の上を通過するように配置され、紙
ウェブ１に協働して接着作用を行なう接着剤層を紙ウェ
ブ１に対面する各ストランプ２，２ａの側面に塗布する
ようになっている。

本発明を接着剤層を塗布した２本のストラップ２．２ａ
を使用するものとして説明しているが、紙ウェブの一方
の端縁部のみに協働させるよう１個のストラップのみに
接着剤層を塗布し、もう一方のウェブの端縁部を公知の
機械的なしめつけ装置等と協働するように配置しても良
い。

接着剤の層は、図面に示すようにスプレーノズルによる
か又はローラー５、ドクターブレード５ａ、液状接着剤
５ｃを入れた容器５ｂと協働するアプリケーターローラ
４による公知の方法で施される。

図示の実施例においては接着剤をストラップ２の片面の
みに施しているが、接着剤を紙ウェブ１の片面のみに施
し、ついで特別にウェブの端縁部の片側に施すことがで
きる。また両方のストラップ２，２ａとウェブの端縁部
にこのような接着剤層を設けても良い。

しかし、２個のストラップ２，２ａと紙ウェブ１の端縁
部１ａを互いに接着することは重要であり、また紙ウェ
ブが収縮及び（又は）伸張したとき生ずる力に接着力が
耐え得るように接着剤層の幅を充分にすることが重要で
ある。

前記ストラップ２，２ａは希望する伸張率に適合する移
動通路を乾燥区域内に定められる。乾燥区域の人口に存
在する紙ウェブの全幅にわたって紙ウェブを伸張したい
ときストラップ２，２ａは乾燥区域の必要部分を通って
散開する。すなわちストラップとストラップの間の距離
が乾燥シリンダーごとに大きくなる。

若しウェブが作かに伸張されるべきである場合、ストラ
ップ２，２ａが収れんし、且つ伸張作用を受けない紙ウ
ェブの幅の自然の縮少よりも無視できるほどの僅かな範
囲にのみ収れんする。

第２図はストラップ２ａが乾燥シリンダー６の端壁の近
くでシリンダー外周部と協働している乾燥シリンダー６
の１部を断面で示す正面図である。

前記シリンダーの反対側の外周面とその端壁に類似のス
トラップが協働している。

前記ストラップ２ａはシリンダーの外周面に載る薄い区
域つと厚い区域１０とを包含している。

前記接着剤層１１は乾燥作業中に紙ウェブの中心に向っ
て力が作用するにも拘らずウェブ１の端縁部分１ａをし
っかりと保持するのに有効である。

第２図に図示されていないがこのフェルト８はウェブ１
の上におかれ、またなるべくは接着剤層１１の上の幾分
内方におかれている。

第１図に示されていないが、紙ウェブの二つの端縁部１
ａは乾燥区域の終端において各ストラップ２ａからへだ
たるように配置されている。これは各ストラップをガイ
ドローラー例えばガイドローラー３上で紙ウェブから分
離させ１．−力紙ウェブをその移動通路に沿って移動し
続けることによって行なわれる。

ストラップ２ａの形状を詳細に第３図に示し、この図に
おいてストラップの厚い部分１０は二つの長手方向に延
びた突起、すなわちストラップの１−側に突起１２をそ
の下側に突起１３を包含し、この突起は乾燥シリンダー
の外周のその端壁近くに形成されている溝１４と協働す
るようになっている。また第２図において互いに平行な
２本のストラップ２，２ａが紙ウェブ１のそれぞれの端
縁部の近くに配置され、ストラップの厚い部分１０が互
いに離れ、またストラップの薄い部分９が互いに接近し
ている。

第３図に示すように接着剤層１１はストラップの薄い部
分９の全面の少なくとも２５％、最大７５％を占める幅
を有する。全幅は３０ｃｍで、接着剤層の幅は約ＩＱｃ
ｍである。

接着剤層１１はウェブ１の中心を向き、すなわちウェブ
の厚い部分からはなれたウェブの薄い部分９に施される
。

第４図に示すようにストラップの薄い部分９は紙ウェブ
の中心に向って縮小する厚さを有し、且つ接着剤をこの
減少してゆく厚さの面に施されたとき特別の効果が得ら
れる。

第３図と第４図に示す実施例においてストラップは一つ
の薄い中心部と、ストラップの軸線方向中心面に関し対
称の二つの突起１２．１３とを包含している。ストラッ
プの薄い部分は５ｍｍ以下の厚さ、なるべく０．５乃至
２．０ｍｍの厚さを有する。

第１図に示すように紙ウェブ１がストラップ２とストラ
ップ２ａに対しフリードローにおいて且つ乾燥区域の初
めにおいて付着される。

第３図及び第４図の実施例の長手方向の突起は截頭円錐
形断面を有するが、この突起はその他の適当な断面を有
することができる。

各ストラップの薄い部分９は高分子材料、特に塑性材料
例えばポリアミドやポリエステル及び（又は）ポリウレ
タンで適当に作られ、一方ストラップの厚い部分はゴム
材料で作るが、その理由はストラップがガイドローラー
３等の上を通るときこの部分が相当の伸張力を強制的に
受けるからである。

第１図に示すようにストラップが紙ウェブと協働させら
れる直前に接着剤層がストラップに施される。

ストラップは乾燥区域の全体を通過するか又はその最初
の部分を通過する。またストラップはすべての乾燥区域
に延在しても良い。乾燥シリンダーの外周面にその各端
壁近くにおいてウェブガイド走路が設けられる。これら
のガイド走路は複数個の、例えば４個のアルミニウムの
押出し成形品を互いに接近して設けても良い。

紙ウェブの一つの端縁部を塗装するためにローラー４以
外の別のローラーを設けても良い。また別のローラーを
他の端縁部に設け、それぞれのストラップ２，２ａに接
着剤層を設ける。

接着剤はウェブの移動方向において充分な接着強度を得
ることができ且つまた乾燥区域の終りにおいてストラッ
プを紙ウェブから容易に分離させることができる糊であ
る。

ストラップは接着剤を施すときなるべく熱く、５０℃以
上の温度を有する。

紙ウェブは乾燥固形物を約４０％又はそれより僅かに多
く有する乾燥区域上の場所においてストラップと協働さ
せられる。

最後に、少なくとも接着剤を施すストラップの部分に、
紙ウェブを乾燥区域における乾燥後にストラップから一
層容易に分離させることができる物質を設けることは本
発明の範囲内に在る。

また乾燥区域の終りの部分に、紙ウェブの端縁部を切り
離す装置を設けても良く、これら分離した紙ストリップ
は別の装置によってストラップから除去される。

このことは分離した紙ストリップがストラップのウェブ
巻き取り区域への移動中及びストリップがストラップか
ら除去されることができる時間中及びストラップが製紙
機械に再使用のため戻る時間中においてストラップに同
伴することを意味している。

使用する接着剤の物質は“Ｍｏｕｇｈｔｏｎ　Ｒｅｚｏ
ｓｏ１８２０７”として販売されている物質が効果的で
ある。

第５図は本発明に基づいて作ったストラップの別の実施
例を示す。

この実施例及び前述の実施例において、接着剤層１１を
塗布するストラップの部分は例えばポリアミドのような
水素結合の傾向を有する材料を包含している。これは乾
燥固形物を多量に含有し接着強度の大きい効果を持って
いる。もちろんそれに対する一つの必要条件は使用する
接着剤が接着を行なうために水素を含むことである。

本発明を製紙機械に適用するとき紙はすでに水素を結合
する能力を持っている。

ストラップ特に部分１１を予熱することにより優秀な接
着力を得るだめの条件が作られる。

なるべく接着剤は水溶性ポリマー例えばポリビニルアル
コールを含有する。

第５図において梯形部分１２．１３からなる厚いゴム部
分１０を有するストラップが織物材料９ａに結合されて
いる。この織物材料は紙ウェブの端縁部１ａに部分１１
を乗せることができるよう乾燥区域に適合した幅を有す
る。

部分１１は１０乃至５０ｍｍの長さと、希望幅の接着剤
ビードに適応する長さを有する。

ウェブ材料９ａは部分１０の近くに厚い部分９ａ′を、
部分１１′の近くに薄い部分９ａ′を有する。

本発明は前述の実施例に限定されるものでなく、特許請
求の範囲内において修正変更を行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１図は製紙機械に編入される乾燥区域の前部の略式側
面図、第２図は乾燥シリンダーの正面図であってシリン
ダーの周囲なるべくはシリンダーの端壁の周囲に形成さ
れた保持孔に協働するフランジ付きストラップを示す正
面図、第３図は第２図に示した種類のストラップの斜視
図、第４図はストラップの別の実施例の斜視図、第５図
は本発明に係るストラップの別の実施例の斜視図である
。 １・・・紙ウェブ、２，２ａ・・・ストラップ、３・・
・ガイドローラー、４・・・ローラー、５・・・ローラ
ー、６・・・上部乾燥シリンダー、７・・・ガイドロー
ラー、８・・下部乾燥フェルト、９・・・薄い区域、１
ｏ・・・厚い区域、１１・・・接希剤層、１２・・・突
起、１３・・・突起。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄 Ｆｉｇ、　１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　１、紙ウェブの移動方向に直角に方向づけられ且つ前
   記紙ウェブの端縁部に作用する力を前記紙ウェブに加え
   ることができるようにするため、乾燥区域の全体か又は
   その一部分に延在又は貫通し且つ前記紙ウェブの端縁部
   近傍に方向づけられている多数の、通常は２本のストラ
   ップによって、前記紙ウェブの収縮およびまたは伸張を
   乾燥区域内の前記紙ウェブの移動方向に対し横方向に制
   御するため製紙機械の乾燥区域に設けた装置であって、
   前記ストラップが前記紙ウェブに対面し且つそれと協働
   する一側面に接着剤層を塗布するようにしたことを特徴
   とする製紙機械の乾燥区域における装置。 　２、相互に平行に延在する２本のストラップ上におい
   て２個の接着剤層が前記紙ウェブの各端縁部に接着する
   ように配置され、前記接着剤層の幅が前記紙ウェブの収
   縮およびまたは伸張時に生ずる力に耐える接着強度を得
   るようになっていることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項に記載の装置。 　３、乾燥作業の終了時に紙ウェブの端縁部をそれぞれ
   のストラップから分離させるガイドローラーを有するこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項に記載
   の装置。 　４、前記ストラップが薄い部分と厚い部分を包含する
   ことを特徴とする前記特許請求の範囲第１項乃至第３項
   中のいずれかの項に記載の装置。 　５、前記ストラップの厚い部分が乾燥シリンダーの外
   周面に形成した対応溝と協働するようになった１個以上
   の長手方向の突起又はフランジを包含することを特徴と
   する特許請求の範囲第４項に記載の装置。 　６、相互に平行な２本のストラップの場合に、ストラ
   ップの厚い部分が互いに反対を向き且つ薄い部分が対面
   していることを特徴とする特許請求の範囲第２項、第４
   項、第５項のいずれか１項に記載の装置。 ７、前記接着剤層がストラップの薄い部分の少なくとも
   ２５％且つ最大７５％を覆うことを特徴とする前記特許
   請求の範囲中のいずれか１項に記載の装置。 ８、前記接着剤層が紙ウェブの中心に最も近いストラッ
   プの部分に施されることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項又は第７項に記載の装置。 ９、前記ストラップの薄い部分が紙ウェブの中心に向っ
   て減少する厚さを有することを特徴とする特許請求の範
   囲第１項又は第６項に記載の装置。 １０、前記ストラップが薄い中心部分とストラップの中
   心面に関し対称な二つの突起とを有することを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項又は第４項又は第５項に記載の
   装置。 １１、前記ストラップの薄い部分が５ｍｍ以下、なるべ
   く０．５〜２．０ｍｍの厚さを有することを特徴とする
   特許請求の範囲第４項、第９項、第１０項記載の装置。 １２、前記紙ウェブが製紙機械のフリードローにおいて
   １個以上のストラップにかたく接着するように配置され
   ていることを特徴とする前記特許請求の範囲の中のいず
   れか１項に記載の装置。 １３、長手方向に延在する突起が梯形断面を有すること
   を特徴とする特許請求の範囲第５項に記載の装置。 １４、前記ストラップが高分子材料を包含することを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の装置。 １５、ストラップの薄い部分が塑性材料例えばポリアミ
   ドやポリエステル並びに（又は）ポリウレタンを包含す
   ることを特徴とする特許請求の範囲第４項、第１１項、
   第１４項の中のいずれか１項に記載の装置。 １６、ストラップの厚い部分がゴム材料を含むことを特
   徴とする特許請求の範囲第４項又は第１４項記載の装置
   。 １７、ストラップを紙ウェブに協働させるようにしてい
   る時期の直前において接着剤層をストラップに施すこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の装置。 １８、前記接着剤層が糊を包含することを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の装置。 １９、前記接着剤を施すときに前記ストラップが高温、
   なるべく５０℃以上であることを特徴とする特許請求の
   範囲第１７項又は第１８項記載の装置。 ２０、前記紙ウェブが４０％以上の乾燥固形物含有率を
   有する乾燥区域内の場所において前記紙ウェブがストラ
   ップと協働させられることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の装置。 ２１、乾燥作業の終了時に紙ウェブをストラップから一
   層容易に除去できるようにする物質を、前記ストラップ
   の少なくとも接着剤を施す部分に先ず施すことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の装置。 ２２、紙ウェブから端縁部分を切り離すための装置を乾
   燥区域の末端に設け、且つその後の紙ストリップをそこ
   にくっついたストラップから除去するための別の装置を
   設けるようにしたことを特徴とする前記特許請求の範囲
   の中のいずれか１項に記載の装置。