JPS62268651A

JPS62268651A - カラ−記録装置

Info

Publication number: JPS62268651A
Application number: JP11402786A
Authority: JP
Inventors: Hideaki Okamoto; 岡本　秀昭; Shinichi Men; 眞一面
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1986-05-19
Filing date: 1986-05-19
Publication date: 1987-11-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、記録媒体上に異なる色のインクを重ねてカラ
ー記録を行うカラー記録装置に関する。

（従来技術）一般にインクジェット記録装置等においては、記録媒体
に付着したインクが速やかに吸収されなければならない
。記録媒体として紙を用いたものは一般的にインク吸収
性は良好である。しかしながらＯＨＰ等のフィルムシー
トは、この表面にコート層を塗布しただけなので、イン
ク吸収が極めて遅い。

そこで、インク吸収を高める為に、透明ベースフィルム
上にインク吸収能力の高いインク受理層を設ける様にし
たフィルムシートが提案されている（特開昭５８−１３
６４８０号）。そしてこのフィルムシートは付着された
インクの吸収スピードが早いのはもちろんのこと、イン
クを付着させた側と反対側の側面から記録内容を認識す
ることから、ちょうど記録内容をベースフィルムでコー
トした様な状態となり、光沢を有した高品位の画像が得
られるメリットを有する。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながらこのフィルムシートを使って従来の記録装
置で記録すると、観察する面が従来の記録媒体の裏側に
なるため、画像が左右逆転してしまい、またインクの重
なり順序も裏面から見ると逆転してしまい、普通記録紙
への記録に比べて色度に差が生じてしまう。

（問題を解決するための手段）記録媒体の種類に応じて、記録媒体上に正像または鏡像
を記録させるとともに、正像記録時と鏡像記録時におい
て、色の重ね順序を逆転して記録させる制御手段を有す
る。

（実施例）第１図は本発明の実施例であるインクジェット式のカラ
ー記録装置を示している。

第１図において、用紙またはプラスチックシートなどの
記録媒体ｌは、上下に配置された一対づつのローラから
成る搬送ローラ２，３によって支持され、紙送りモータ
４の駆動を受けた搬送ローラ２によって矢印Ａ方向へ搬
送される。搬送ローラ２，３の前方にはこれと平行にガ
イドシャフト５．５が設けられ、該ガイドシャフトに沿
ってキャリジ６がキャリッジモータ７の力をワイヤ８に
よって受けて矢印Ｂ方向に往復駆動される。

前記キャリジ６にはインクジェットヘッドであるバルブ
シェツト記録ヘッド９が搭載されている。記録ヘッド９
は、ブラック９Ｂ、イエロー９Ｙ、マゼンタ９Ｍ、シア
ン９Ｃの各吐出ノズルをその順番にガイドシャフト５と
平行に配列している。

各吐出ノズル９Ｂ〜９Ｃの前面すなわち記録媒体１と所
定間隔（例えば０．８ｍｍ）をおいて対向する面には縦
１列に複数（例えば３２）のインク吐出口１０（第２図
）が形成されており、印字データに基づいて各インク吐
出口の電気熱変換体１１を駆動することにより飛翔イン
ク、ｌ１ｉ１２を形成し、記録媒体１に所定パターンで
印字ドツトを付着させながら記録が行われる。

再び第１図に戻って、１３は本実施例記録装置の駆動を
行なう電気回路を有したプリント基板である。この電気
回路に対して外部装置であるホスト装置１４が接続され
、ホスト装置から送られてきたデータが記録されていく
。

１５は記録装置の外装（不図示）に設けられた操作パネ
ルで、オンライン・オフライン切換キー１６、ラインフ
ィードキー１７、フオームフィードキー１８、記録モー
ド切換キー１９等のキーがあり、それぞれ表示ランプ１
６ａ、１７ａ、１８ａ、１９ａが対応して設けられてい
る。２０はアラームランプ、電源ランプ等の警告ランプ
である。

第３図は本実施例のブロック回路を示しており、ＣＰＵ
　（マイクロプロセッサ−）２１は、インターフェース
２２を介してホストコンピュータ１４に接続されており
、該ホストコンピュータ１４からデータメモリ２３に読
み込んだ指令信号（コマンド）及び記録データ信号、並
びにプログラムメモリ２４、ワーキングメモリ２５等の
ＲＯＭに格納されたプログラムに基づいて記録動作を制
御する。

ＣＰＵ２１は出力ポート２６、モータードライバー２７
を介してキャリッジモータ７や紙送りモータ４を制御す
るとともに、データメモリ２３に格納されている内容に
従い、ヘッド駆動回路２９を介して記録ヘッド９を制御
する。

３０は紙無しセンサで、搬送ローラ２と３の間に記録媒
体が存在するか否かを検出し、入力ポート３１を介して
ＣＰＵ２１に結果を知らせる。前述した操作パネル１５
上の各操作キーからの出力は、入力ポート３２を介して
ＣＰＵに伝達される。３３はディツブスイッチで、図に
は示されていないが記録装置の外装底面に設けられてお
り、その出力は入力ポート３４を介してやはりＣＰｔＪ
２１に伝達される。

３５は装填された記録媒体が、裏面から記録を行ない、
表面から認識するバック・プリント・フイルム（以降Ｂ
、Ｐ、Ｆと称する）シートであるか否かを識別する識別
センサであり、。その具体的構成は後述する。

前述した各ランプ１６ａ、１７ａ、１８ａ、１９ａ、２
０は、出力ポート３６を介してＣＰＵ２１により駆動制
御され、オンラインモードであるか否か、Ｂ、Ｐ、Ｆ記
録モードであるか否か、紙無であるか否か等の種々の状
態を表示警告する。

第４図はＢ、Ｐ、Ｆシートの構成を説明するもので、ポ
リエステル系樹脂等でなる透明なベース層３８の上に、
水溶性〜親水性のポリマー（アルブミン、ゼラチン、カ
ゼイン等）でなるインク保持層３９を有し、更にその上
に充填材（シリカ、クレー、タルク等）を比較的多量に
混合したやはり水溶性〜新水性のポリマーでなるインク
輸送層４０を有する。

以上のＢ、Ｐ、Ｆシートにおいては、裏面側、つまりイ
ンク輸送層４０の側からインク滴４１を付着させ、この
インク滴４１はインク輸送層４０を通過して、インク保
持層３９とベース３８の境界面にインク粒４１ａとして
保持される。記録内容は表面側、つまりベース３８側か
ら観察することになる。

第５図にＢ、Ｐ、Ｆシート４２と、これを識別するため
の識別センサ３５の関係を示す。Ｂ、Ｐ、Ｆシートの端
部にはバーコード４３が印刷されており、第１図におい
て搬送ローラ２，３間に装填された時に、このバーコー
ド４３に対応した位置に設けられた光学センサでなる識
別センサ３５゛がこのバーコード４３を読み出し、Ｂ、
Ｐ、Ｆシートであることを認識する。

一方通常の記録紙にはバーコードが付されていないので
、Ｂ、Ｐ、Ｆシートの識別が確実になされる。

第６〜第９図は、Ｂ、Ｐ、Ｆシートの識別方法を示す他
の実施例である。

第６図はＢ、Ｐ、Ｆ３１シート４２の表面に磁性体４５
を塗布しておき、ホール素子等の磁気センサー４５で検
出して識別する例である。

第７図（Ａ）、（Ｂ）はＢ、Ｐ、Ｆシート４２の先端に
斜めのまたは矩形の切欠部４２ａ、４２ｂを設けると＃
に、切欠部４２ａ、４２ｂに対応した位置に光学センサ
３５ａ、３５ｂを配設する例である。Ｂ、Ｐ、Ｆシート
４２が矢印４７の方向に移動すると、光学センサ３５ａ
。

３５ｂによる端部検出に時差が生ずる。前記時差を検出
してＢ、Ｐ、Ｆシート４２であることを識別する。

第９図はロール状のＢ、Ｐ、Ｆシート４８の芯部材４つ
に切欠き４９ａを設けると共に、切欠４９ａに対応した
位置に検出レバー５０を設けた例である。検出レバー５
０は、軸５２を中心に回動可能であり、ばね５１によっ
てレバー先端部材５０ａが芯部材に当接するよう付勢さ
れている。ここで、先端部材５０ａは回動するようにな
っている。ｉ己録媒体ロールをプリンタ装置にセットす
ると、Ｂ、Ｐ、Ｆシートであれば切欠４９ａを有するの
でレバー先端５０ａは切欠部３９に落ち込み、従ってレ
バー５０の突起５０ｂがスイッチ５３を押すので、スイ
ッチ５３は識別信号を発生する。切欠部４９ａは突出し
た形状でも良い。

第１０図は複数枚のＢ、Ｐ、Ｆシート４２を収納したカ
ートリッジ５５の先端部に凹部５５ａを設けて識別する
例を示す。プリンタ装置には凹部５５ａの有りなしを検
知するマイクロスイッチ５６を設ける。カートリッジ５
５を記録装置に装着すると、スイッチ５６のアクチェー
タ５６ａは凹部５５ａにより突出して識別信号を発生す
る。凹部５５ａは凸形状でも効果は同じである。

第１０図は第１図の記録装置の記録ヘッド制御系を例示
するブロック図である。

図に示す如（複数のノズル９Ｃ，９Ｍ、９Ｙ、９Ｂ　（
詳しくは、それらのインク吐出口９Ｃ’〜９Ｂ′）は、
ノズル９Ｃを基準として走査方向（第１図における矢印
Ｂ方向）に距離ＤＩ、Ｄ２．Ｄ３だけそれぞれ離れて配
列されいる。

キャリジ６の走査距離は駆動モータのパルス数を検知す
ることによって計数され、カウンタ５８で計数された信
号はＣＰＵ２１へ入力される。

一方、記録データはインターフェース２２を介して色毎
にそれぞれデータメモリ２３Ｂ〜２３Ｃに取り入れられ
る。

一方、各データメモリ２３Ｂ〜２３Ｃと並列に空白デー
タ（例えば白データ）用のメモリ６０が設けられ、各記
録ノズル５９Ｂ〜５９Ｃの１サイクル分の信号を一時的
に保持するラッチ６１Ｂ〜６１Ｃとスイッチ６２Ｂ〜６
２Ｃで切替えられるよう接続されている。

また、各スイッチ６２Ｂ〜６２ＣにはＣＰＵ２１からの
記録指令（インク吐出指令）信号線６３が接続されてお
り、該記録指令により空白メモリ６０からそれぞれのメ
モリ２３Ｂ〜２３Ｃへ切替わりインク吐出を実行するよ
う動作する。

また、ＣＰＵ２１は遅延回路６４を介して基準となるノ
ズル９Ｃからの距離Ｄ１〜Ｄ３の値に基づいて、インク
吐出指令のタイミングを遅延させ、キャリジ６の走査位
置と各記録ノズルの記録位置との整合すなわち重ね印字
を正確に整合させて行うよう制御する。

次に以上の実施例の動作について主に第１１図フローチ
ャートを用いて説明する。

まず、ステップＳ１でホストからの記録データをインタ
フェース２２を介して各色毎にデータメモリ２３Ｂ〜２
３Ｃへｌ走査分（１２８ラスタ）取り込む。

次にステップＳ２でＢ、Ｐ、Ｆシート記録モードか否か
を判定して、Ｂ、Ｐ、Ｆシート記録モードならステップ
Ｓ３に進み、そうでないときはステップＳ４へ進む。

ここでＢ、Ｐ、Ｆシート記録モードか否かは、識別セン
サ３５の出力をＣＰＵ２１が判断することにより行なう
が、操作パネルの記録モード切換キー１９によってその
モードが手動で切換えられる。

Ｂ、Ｐ、Ｆ記録モードであると、まずステップＳ３にお
いて第１図中キャリッジ６を左端に移動させ、ステップ
Ｓ５においてスイッチが６２Ｂ→６２Ｙ→６２　Ｍ→６
２Ｃと遅延して切換わる様セットし、ステップＳ６．Ｓ
７てこの切換に同期して各データメモリ２３Ｂ〜２３Ｃ
から、取り込んだ順序と同じ順序で各ノズルにデータを
転送し鏡像の記録を行なう。第１２図は、Ｂ、Ｐ、Ｆ記
録モード時における、走査パルスと各スイッチ６２Ｂ〜
６２Ｃの切換タイミングの関係を示し、まず６２Ｂのス
イッチが最初に空白用データメモリ６０からデータメモ
リ２３Ｂに切換わり、記録が開始可能となり、次にＭｌ
だけ、キャリッジが進んだ所で６２Ｙのスイッチが同様
に切換わり、最後にスイッチ６２Ｃが同様に切換わる。

ここで１、Ｍｌ。

Ｍ２、Ｍ３はそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー、ブ
ラックの各ノズルの記録開始タイミングを示す。

以上の様にしてＢ、Ｐ、Ｆシート上にインク滴が付着さ
れていくので、同じ場所に重なる時には、必ずインくは
Ｂ（ブラック）→Ｙ（イエロー）→Ｍ（マゼンタ）→Ｃ
（シアン）の順で重ねられていくことになる。

ステップＳ８で１走査終了したか否かを判定し、否であ
ればステップ１０４に戻る。終了であればステップＳ９
に進んで１５４２分の紙送りをする。次にステップＳＩ
Ｏで１ページ終了か否かを判定して、否であればステッ
プＳ１へ進む。終了であればシーケンスは終了する。

一方、ステップＳ２からステップＳ４に進んだ場合は、
普通紙記録モードであるからキャリッジ６を第１図中左
端に移動させる。

そしてステップＳｌｌでスイッチを６２Ｃ→６２Ｍ→６
２　Ｙ→６２Ｂの順番で遅延して切換わる様設定して、
ステップＳ１２．Ｓ１３で正像の記録を行なう。次にス
テップＳ１４で一走査終了したか否か判定し、終了した
ら以降は−ライン性紙送りし、ｌページ終了するまで記
録を行なう。

第１３図は正像記録モード時の走査パルスと各スイッチ
６２Ｂ〜６２Ｃの切換タイミングを示している。

このモード時には、スイッチは６２Ｃ→６２Ｍ→６２Ｙ
→６２Ｂの順番でＭｌ、Ｍ２、Ｍ３の遅延を経て切換る
ので、普通記録紙上の同じ場所にインクが付着される時
には、必ずＣ（シアン）→Ｍ（マゼンタ）→Ｙ（イエロ
ー）→Ｂ（ブラック）の順番で重ねられていく。ここで
１、Ｍｌ、Ｍ２、Ｍ３は、それぞれシアン、マゼンタ、
イエロー、ブラックの各ノズルの記録開始タイモングを
示している。

ところで、シアンのドツトの上にマゼンタのドツトを重
ねて付着させるとブルーのドツトが形成される。同じよ
うにシアンのドツトの上にイエローのドツトを重ねて付
着させるとグリシのドツトが形成される。又同じように
マゼンタのドツトの上にイエローのドツトを重ねて付着
させるとレッドのドツトが形成される。すなわち色の種
類として、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ルー、グリーン、レッドの上包がインクンエツト記録カ
ラー画像の基本色となる。これらの基本色のうち２色の
混合で得られる色（ブルー、グリーン、レッド）は、そ
の重ね順序を変えてもほぼ同じ色は出るが、厳密には色
目が異なってしまう。

第１４図はその説明を行なうものである。（Ａ）は紙７
０の上にシアンＣ１その上にイエローＹのインクを付着
したもので、（Ｂ）は紙７０の上にイエローＹ、その上
にシアンＣのインクを付着させたものである。（Ａ）に
おいて入射光ａはイエローＹの層とシアンＣの層を通ワ
て祇７０で反射して更に各層を逆に通って目に入射する
。入射光すはイエローＹの層を通ってシアンＣの層で反
射して目に入射する。

人はこのａｂ光線を一つにしてグリシに感じるが（Ｂ）
において光線すの反射層がイエローＹなので（Ａ）と（
Ｂ）では色度に差が出ることになる。

以上の課題に対して本実施例の記録装置は、普通紙記録
モードとＢ、Ｐ、Ｆ記録モードで、インクの色を重ね順
序を逆転しているので、普通記録紙に記録した時と、Ｂ
、Ｐ、Ｆシートに記録した時で、結果的に記録内容を観
察した時に同じ順序でインクが重ねられていることにな
り、両者とも全く同じ色て記録できることになる。

尚、本発明は上記実施例に限定するものではなく、例え
はインクジェットタイプの記録装置だけでなく、サーマ
ル転写タイプ等にも応用できる。

（効　果）以上の如く本発明は記録媒体の種類に応じて、記録媒体
上に正像または鏡像を記録させるとともに、正像記録時
と鏡像記録時において、色の重ね順序を逆転して記録さ
せる様にしたので、異なる記録媒体にも簡Ｊ）１に正し
い記録が行え、しかも色目か同じにてきる。

１　　゛　　　　−−

【図面の簡単な説明】

第１図は記録装置の概略斜視図、第２図はノズルの断面図、第３図は全体のブロック回路図、第４図はＢ、Ｐ、Ｆシートの説明図、第５図〜第９図はＢ、Ｐ、Ｆシートの識別方法を示す説
明図、第１０図はヘッド制御系のブロック回路図、第１１図は
フローチャート、第１２図はＢ、Ｐ、Ｆ記録モード時のタイミングチャー
ト図、第１３図は普通紙記録モード時のタイミングチャート図
、第１４図は色目の違いを説明する図。１−−−−−一記録媒体、６−−−−−−キャリツジ９−−−−−一記録ヘッド、９Ｂ、９Ｙ、９Ｍ、９Ｃ−−−−−−ノズル、１４−−
一−−−ホスト、２ｌ−−−−−−ＣＰＵ。３５−−−−−−Ｂ、Ｐ、Ｆ識別センサ、４２−−−−
−−Ｂ、Ｐ、Ｆシート、２３−−−−−−データメモリ第４図Ｂ、ＦＦンートの畿６ｍ可図り第５図Ｂ、Ｐ：Ｆ汁トの篩■朽乃沫υ屯明図Ｊフ第６図イ乞の織・側方３云１純濱月図第７図 −Ｉセの舗錠Ｆｙ’Ｊ方法ま屯日月図絶８図 Δセ５の二版゛足１ｊカ；！：言色日月図第ｑ図イ也の飼帥別力法夛６ダ■凹第７０図ヘー／ト°七」本Φアロ、、／７回路図手糸売ネ甫正書
（自発）昭和６１年　９月１２日特許庁長官　　黒　１）明　雄　　殿１、事件の表示２、発明の名称カラー記録装置３、補正をする者事件との関係　　　　　特許出願人住所　東京都大田区下丸子３−３０−２居所　〒１４６
東京都大田区下丸子３−３０−２キャノン株式会社内（
電話７５８−２１１１）５、補正の対象明　　細　　書６、補正の内容（１）明細書第７頁第１４行「新水性」を「親木性」に
訂正する。（２）明細書第１０頁第１８行「５９Ｂ〜５９Ｃ」をｒ
９Ｂ〜９ＣＪに訂正する。（３）明細書第１２頁第６行「左端」を「右端」に訂正
する。（４）明細書第１４頁第４行及び第８行のｒＭｌ、Ｎ２
、Ｎ３ＪをｒＮｌ、Ｎ２．Ｎ３Ｊに訂正する。（５）明細書第１４頁第１０行「タイモング」を「タイ
ミング」に訂正する。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）記録媒体に沿って往復移動するキャリッジと、キ
ャリッジ上に搭載され該キャリッジの移動方向に沿って
異なる色の記録を行う記録要素を複数配列してなる記録
ヘッドを有したカラー記録装置において、記録媒体の種
類に応じて記録媒体上に正像または鏡像を記録させると
ともに、正像記録時と鏡像記録時において色の重ね順序
を逆にして記録させる制御手段を有することを特徴とす
るカラー記録装置。
（２）前記記録要素は、インクジェット式記録要素であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のカラー
記録装置。