JPS6226858B2 - - Google Patents

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JPS6226858B2
JPS6226858B2 JP55074347A JP7434780A JPS6226858B2 JP S6226858 B2 JPS6226858 B2 JP S6226858B2 JP 55074347 A JP55074347 A JP 55074347A JP 7434780 A JP7434780 A JP 7434780A JP S6226858 B2 JPS6226858 B2 JP S6226858B2
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rotating
molten metal
notch
pair
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Eisuke Niiyama
Hideyo Kodama
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0611Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by a single casting wheel, e.g. for casting amorphous metal strips or wires
    • B22D11/062Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by a single casting wheel, e.g. for casting amorphous metal strips or wires the metal being cast on the inside surface of the casting wheel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
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    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0631Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by a travelling straight surface, e.g. through-like moulds, a belt
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F290/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers modified by introduction of aliphatic unsaturated end or side groups
    • C08F290/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers modified by introduction of aliphatic unsaturated end or side groups on to polymers modified by introduction of unsaturated end groups
    • C08F290/06Polymers provided for in subclass C08G
    • C08F290/068Polysiloxanes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は回転輪・片面ベルト式連続鋳造装置に
係り、特に回転輪とベルトとによつて形成される
移動鋳型に溶融金属または合金を噴出し、これを
凝固させながら引抜き連続的に帯状鋳片を製造す
るための回転輪・片面ベルト式連続鋳造装置に関
する。 鋼板の製造における最近のニーズは、できるだ
け薄肉の帝状鋳片を連続鋳造し、後続工程におけ
る圧延量を低減して生産性および省エネルギーを
実現することにある。さらに鋳造と圧延とを直結
した直接圧延またはインライン圧延は上記目的に
合致するものである。したがつて、5m/分以上
もしくはそれ以上の高速の薄肉鋳造が要求され、
このためには鋳片と鋳型との間に摺動域がない移
動鋳型方式、特に回転輪またベルトを鋳型とした
方式が有力となる。回転輪とベルトの組合せのう
ち、ベルト・ベルト方式は薄肉鋳片を製造する場
合、溶融金属または合金の注入が困難という欠点
がある。また回転輪・回転輪方式は回転輪同志の
接触域が短かいため、溶融金属等を移動鋳型内で
充分に凝固させるためには回転輪の回転速度を落
とさせなければならない。したがつて鋳造速度が
低速となる。 一方回転輪・ベルト方式は、従来第1図に示す
装置で行なわれている。この装置は、間隔をおい
て同心状に設置された一対の回転輪1の外周面
に、巾方向の端部が当接するように設けられたエ
ンドレスベルト2とから主として構成されてい
る。この装置において、一対の回転輪1の互いに
対応する側面の周縁部とエンドレスベルト1の片
面とによつて形成される移動鋳型内に溶融金属等
が噴出され、帯状の鋳片が移動鋳型外に取り出さ
れる。この回転輪・ベルト方式は、回転輪とベル
トとの接触域(即ち移動鋳型部)が広く、かつ溶
融金属等の注入が容易であるため、ベルト・ベル
ト方式および回転輪・回転輪方式に比べて高速・
薄肉鋳造に適している。しかし第1図に示すよう
な回転輪・ベルト方式は、回転輪1とエンドレス
ベルト2による移動鋳型かよ引き抜かれた鋳片3
と支持する部材を有しないから、鋳片3は移動鋳
型内で凝固していなければならない問題がある。
すなわち未凝固部分を含む鋳片のまま移動鋳型か
ら引き抜くと、未溶固溶湯が鋳片の外にこぼれる
事態が発生する。したがつて従来の回転輪・ベル
ト方式は高速鋳造に適しているが、要求される鋳
片厚さに対して鋳片の引抜速度が限定され、高速
化の面で一定の制限がある。高速化という観点か
ら、回転輪の直径を大きくし、移動鋳型内に溶湯
が帯在する時間を長くすることも考えられるが、
回転輪の直径を大きくすることが設備費の著しい
増加を招き、実用上問題である。 本発明の目的は、未溶固溶湯を含む鋳片を、回
転輪とエンドレスベルトとから形成される移動鋳
型外に引き抜くことができるようにし、これによ
つて回転輪を大きくすることなく、高速度で連続
鋳造することができる回転輪・ベルト式連続鋳造
装置を提供することにある。 本発明者らは、未凝固溶湯を含む鋳片の力学的
な強度を種々研究した結果、一対の回転輪の互い
に対応する側面の周縁部に沿つて、これらの回転
輪の外周面に当接されるエンドレスベルト面側に
近づくにつれて深くなるような切欠部を形成する
と、未凝固溶湯を含む鋳片の凝固殻が曲げ変形お
よび溶湯の内圧に耐えうることを見い出し、本発
明に到達したものである。 以下、添付図面に基づいて本発明を詳細に説明
する。第2図〜第4図は本発明の一実施例を示
し、図中、間隔をおいて同心状に設置された一対
の回転輪4が設けられ、これらの回転輪4は駆動
機5によつて同期に高速回転するようになつてい
る。またこれらの回転輪4の互いに対応する側面
の周縁部に沿つて、所定の勾配を有する切欠部6
が形成されている。このような一対の回転輪4の
外周面のほぼ半周に当接するようにしてエンドレ
スベルト7がローラ8〜11に掛け回されてい
る。ローラ8の上端面は一対の回転輪4の下端外
周面とほぼ同水平面に位置しながら一定の距離を
隔てて設けられている。そして一対の回転輪4の
下端外周面より離脱してローラ8に掛け回される
エンドレスベルト7を挾むようにして一対のロー
ラ12,13が設けられている。 第4図はローラ12,13の設置状態を示すも
ので、ローラ13はローラ8〜11同様円柱状に
形成されている。ローラ12は、回転輪4と同様
に間隔をおいて同心状に設置された一対のローラ
からなり、これらのローラの互に対応する側面の
周縁部に沿つて、回転輪4と同じ勾配を有する切
欠部12Aが形成されている。すなわち、回転輪
4およびローラ12において、図中θで示す傾斜
角は同じである。ただし、一対のローラ12の間
隔は一対の回転輪4の間隔より僅かに大きくして
ある。 図中、14は溶湯溜を示し、この溶湯溜14下
部より延設された管体の端部に溶湯噴出用ノズル
15が設けられている。このノズル15は一対の
回転輪4の外周面に当接されたエンドレスベルト
7の当接面側に溶湯を噴出するようになつてい
る。さらに一対の回転輪4の外周面のほぼ半周と
当接するエンドレスベルト7の非当接面側に弓形
状に形成された冷却水噴出用ノズル16が設置さ
れている。また特に図示していないが、一対の回
転輪4の互いに対応する側面の周縁部、すなわち
溶湯と接触する部分は銅製とされ、一対の回転輪
4の内部は水冷構造となつている。 このような構成からなる回転輪・片面ベルト式
連続鋳造装置によつて、帯状鋳片を製造する方法
を詳細に説明する。 溶湯溜14から連続的に供給された溶湯は、ノ
ズル15から上方に向けて噴出される。噴出され
た溶湯は一対の回転輪4とこれに当接するエンド
レスベルトによつて形成される移動鋳型内に遠心
力によつて押しつけられる。この際、一対の回転
輪4は内部の水冷構造によつて冷却され、エンド
レスベルト7はノズル16から噴出される冷却水
によつて外側から冷却される。このため移動鋳型
内に押しつけられた溶湯は、第3図に示すように
エンドレスベルト7および一対の回転輪の対面周
縁部(切欠部6)の接触する部分から凝固し始
め、中央部分は未凝固溶湯を含んだ状態となつて
いる。 このように帯状鋳片17に含まれる未凝固溶湯
は底面部と両側壁が凝固した凝固殻で囲まれてい
る。この帯状鋳片は移動鋳型から離脱すると、水
平面上に移動するエンドレスベルト7上に載置さ
れたまま一対のロール12,13間に送り込まれ
る。ロール12,13は帯状鋳片17を移動鋳型
外から離脱させるとともに帯状鋳片17を水平面
上に真直に矯正するものである。このような帯状
鋳片17の引き抜きおよび矯正の作用時におい
て、ロール12の互いに対面する周縁部は帯状鋳
片17の側壁の殻とほぼ対応する傾斜部を有して
いるから、未凝固溶湯がロール12に付着するこ
とはない。ロール12,13間を通過した帯状鋳
片17は内部に未凝固溶湯を含んだままさらに水
平面上に移動するエンドレスベルト7上に載置さ
れたまま移動する。ロール8付近に到達した帯状
鋳片17の凝固殻は十分な強度を有しているた
め、帯状鋳片17をエンドレスベルト7から離し
て移送させても曲げ変形または亀裂等によつて未
凝固溶湯が漏れるおそれはない。またこのような
段階では未凝固溶湯も次第に凝固することにな
る。なお溶湯はノズル15から上方に向けて噴出
されているが、これは移動鋳型に対し低い圧力で
静かな注入をするためであり、このことによつて
均一な厚さを有する帯状鋳片17を得ることがで
きる。 以上のように本実施例による帯状鋳片17(未
凝固溶湯を含む)の凝固殻は強固であり、移動鋳
型からの離脱と離脱時の曲げ矯正が容易である。
この理由を図面によつて説明する。第5図は回転
輪の対面周縁部が勾配を有しない場合、移動鋳型
より離脱する際の帯状鋳片の断面形状を示してい
る。図から明らかなように、未凝固溶湯Aを囲む
凝固殻Bの厚みは底面部と側壁部との境界部分が
やや薄くなつている。 一方、第6図は本発明の場合における帯状鋳片
の断面形状を示している。第6図において、底面
部と側壁部の境界部分の凝固殻Bは第5図と比べ
厚くなつている。これは回転輪4の周縁部および
エンドレスベルト7から受ける冷却によつて溶湯
が凝固する挙動が第5図と異なり、かつ勾配を設
けたため隅部の凝固が促進されるためである。 したがつて第5図に示すような凝固殻Bの場
合、遠心力の作用によつて溶湯による内圧がかか
ると隅部(底面部と側壁部との境界部分)に亀裂
が発生し、その部分より溶湯が漏れやすい。一
方、第6図に示す凝固殻Bの隅部は厚く強固であ
るため、亀裂および変形が生じにくい。 次に第6図に示す凝固殻Bの場合、この凝固殻
Bは帯状鋳片を移動鋳型から離脱させ、次いで曲
げ矯正する際の支点と作用する。すなわち、移動
鋳型より離脱する帯状鋳片17に対して第4図に
示すローラ12を下方に押し付けることによつ
て、離脱を容易にするとともに帯状鋳片17の曲
げが矯正される。このような帯状鋳片17にロー
ラ12を押しつける際、ローラ12周縁部の切欠
部は凝固殻Bの側壁部を外側から押しつける。し
たがつてローラ12に未凝固溶湯Aが付着するこ
となく、また凝固殻Bの亀裂および曲げが発生し
にくい。凝固殻Bの亀裂および曲げが発生しにく
い理由は、曲げ矯正時の帯状鋳片17の上部に加
わる引張力に対して、凝固殻Bの側壁部が内側に
倒れやすくなるため引張力が緩和され、側壁部の
歪みが低減させるためと推測される。一方、第5
図に示す凝固殻Bの場合、例えばローラで帯状鋳
片を押しつけて曲げを矯正する際、未凝固溶湯が
ローラに付着し、また凝固殻Bの側壁部が歪み変
形しやすくなる。 以上の説明から明らかなように一対の回転輪4
の互に対応する側面の周縁部に一定の勾配θを設
けることによつて、未凝固溶湯を含む帯状鋳片を
移動鋳型より引き抜くことができる。ただし前記
勾配θは操業条件等によつて選定することが望ま
しい。したがつて、以下操作条件等を基に勾配θ
の選定方法を定量的に説明する。 回転輪半径をr(cm)、回転角速度をω(rad
sec-1)とするとき、質量m(g)の溶湯の受ける
遠心力は次式で与えられる。 fc=mrω ……(1) 溶湯は重力により fg=mg ……(2) なる力を受けるので、遠心力の押しつけを可能に
する限界は次式で与えられる。 fc≧fg ……(3) すなわち、与えられた半径に対して、必要な最
小回転速度は(1)、(2)、(3)式より ω≧c√/√ ……(4) となり、また、与えられた回転速度に対して必要
な最小半径は r≧c2g/ω ……(5) となる。ここに、c≧1なる定数は安全係数であ
る。 次に、回転輪(移動鋳型)内での側壁凝固殻厚
さd(cm)は、回転輪内の滞在時間Δt(sec)
に対し d=k√ ……(6) で与えられる。冷却能力を大とするために水冷銅
回転輪を用いた実験によれば定数kは約0.3
(cm・sec-1/2)、または23(mm・min-1/2)であ
る。凝固殻に十分な強度をもたせるために、ある
程度のdが必要で、そのためにある程度のΔtが
必要になる。第2図からあきらかなように溶湯お
よび鋳片が回転輪内に滞在するのは、およそ半周
であるから、Δtとωの間には次の関係がある。 ωΔt≒π ……(7) したがつて、(6)式より d=k√ ……(8) これと(4)式の関係から、必要な回転輪半径の最
小値として次の式が得られる。 r≧cg/kπ・d4 ……(9) また、このときの回転数N(rpm)は(8)式より N=30k2/d2 ……(10) で与えられる。 (9)(10)式に、c=2.0、g=980cm・sec-2、k=
0.3cm・sec-1/2を代入すると、たとえば第1表
の値が得られる。
【表】 dを小さくできればいかに有利であるかが第1
表によつてあきらかである。たとえば、d=0.4
cmにしなければならないとすると、回転輪は半径
12mにしなければならず、技術的に実現はきわめ
て困難である。しかしd=0.2cmの凝固殻でも溶
湯保持能力があるとすれば、半径わずか0.8mの
回転輪でよいことになる。この場合、半径が小さ
いために遠心力を付与するための回転数は大きく
なるが、67rpmという数値は技術的に特別の困難
を伴うものではない。 このような回転輪半径(r)、回転輪の回転数
(N)および側壁凝固殻厚さ(d)の関係を第7図を
基に説明する。曲線1は(4)式を書き換えた(11)式に
よるrとNの関係を示す。 N=(30c√/π)/√ ……(11) すなわち、重力にうちかつ遠心力を付与するた
めに、この曲線の右上、つまり、より大きいr、
もしくはNを用いる必要がある。直線2は(10)式に
よるdとNの関係を示すもので、所定の凝固殻厚
を得るために、Nはこの直線以下でなければなら
ない。結局、斜線を施した部分が実用可能の領域
であるが、rを小さくすることが好ましいので、
交点3が理想値となる。 さて実際には、交点3に相互するrを選んだの
ではNに自由度がなく、操業条件の余裕がなくな
るので、交点3よりも大きめのrを選ぶ。そし
て、実験によりNを変化させてその上限と下限を
求めればよい。このようにして、溶湯保持に必要
なdの限界値(最小値)を決定することができ
る。 次にr=80cmとして、鋳片肉厚(凝固殻厚さ
d)1cmを目標に鋼の鋳造を行なつた。(11)式よ
り、最小回転数Nは67rpmとなる。回転輪の対面
周縁部の勾配θを、0度、5度、45度と変化さ
せ、それぞれN=80〜150rpmで鋳造を行なつ
た。その結果、θ=0度の場合には、側壁の強度
が不十分のため湯洩れが生じた。θ=5度におい
てはN=100rpm以下、θ=45度においてはN=
120rpm以下において良好な鋳造が可能であつ
た。すなわち、勾配θにより、高速の鋳造が可能
になつたことがわかる。第2表に示すように、θ
の変化によりdの限界値が小さくなつている。
【表】 以下の結果から、勾配θは5度程度の小さい値
でも有効であり、さらに大きい値程度有効であ
る。しかし、勾配θが大きすぎると、帯状鋳片の
隅部が鋭くなりすぎるため、この帯状鋳片を後続
の圧延工程に供給する場合、均一な帯状体が得ら
れない。したがつて勾配θは約60度以下とするこ
とが望ましい。 本実施例において、一対の回転輪の対面周縁部
に沿つて形成される切欠部は、回転輪の外周面に
当接されるエンドレスベルトの端部側に一定の勾
配θで傾斜しているが、第8図〜第11図に示す
切欠部が形成された回転輪の場合も本実施例同様
の効果を有する。すなわち第8図および第9図に
おいて、切欠部6はそれぞれ2段および3段の異
なる傾斜度の勾配からなり、第10図および第1
1図において、切欠部は曲面状に形成されてい
る。 このような切欠部が形成された回転輪を設置す
る場合、ローラ12の代りにそれぞれの回転輪に
形成された切欠部の形状に対応する切欠部が形成
されたローラを用いることが望ましい。 さらに前記実施例のローラ12の代りにナイフ
のような押え具を用いてもよい。 以上のように本発明によれば、一対の回転輪の
対面周縁部とエンドレスベルトとによつて形成さ
れる移動鋳型内において、曲げ変化および溶湯の
内圧に耐えうる凝固殻が形成されるため、未凝固
溶湯を含んだままの帯状鋳片を引出すことができ
る。したがつて回転輪の半径が大きくすることな
く鋳造速度を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転輪・片面ベルト式連続鋳造
装置を示す斜視図、第2図は本発明の一例を示す
概略的構成図、第3図および第4図はそれぞれ第
2図の要部構成図、第5図は従来の凝固殻の形状
を示す説明図、第6図は本発明装置において形成
される凝固殻の形状を示す説明図、第7図は回転
輪半径、回転輪の回転数および側壁凝固殻厚さの
関係を示す図、第8図、第9図、第10図および
第11図はそれぞれ回転輪の対面周縁部を形状を
示す要部断面図である。 4……回転輪、5……駆動機、6,12A……
切欠部、7……エンドレスベルト、8,9,1
0,11,12,13……ローラ、14……溶湯
溜、15……溶湯噴出用ノズル、16……冷却水
噴出用ノズル、17……帯状鋳片、A……溶湯、
B……凝固殻。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 間隔をもつて同心状に設置された一対の高速
    で回転する回転輪と、これらの回転輪の上から下
    に回転する側における両外周面に巾方向端部が当
    接し、回転輪の回転に伴つて回行するエンドレス
    ベルトと、前記回転輪の両外周面に当接したエン
    ドレスベルトの当接面側に溶湯を下から上に噴出
    するノズルとを設けるとともに前記回転輪の互い
    に対応する側面周縁部に沿つて回転輪の外周面側
    に近づくにつれて深くなる切欠部を形成させたこ
    とを特徴とする回転輪・片面ベルト式連続鋳造装
    置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記一対の
    回転輪から離脱して水平方向に移動するエンドレ
    スベルトの上方側に、間隔をもつて同心状に設置
    され対面周縁部に沿つて前記回転輪に形成された
    切欠部と対応する形状の切欠部を形成した一対の
    ローラを取り付けたことを特徴とする回転輪・片
    面ベルト式連続鋳造装置。 3 特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、前記切欠部は5度〜60度の範囲内で一定傾斜
    度の連続する勾配を有することを特徴とする回転
    輪・片面ベルト式連続鋳造装置。 4 特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、前記切欠部は異なる傾斜度からなる勾配を有
    することを特徴とする回転輪・片面ベルト式連続
    鋳造装置。 5 特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、前記切欠部は曲面状に形成されていることを
    特徴とする回転輪・片面ベルト式連続鋳造装置。
JP7434780A 1980-06-04 1980-06-04 Rotary ring-one side belt type continuous casting device Granted JPS571547A (en)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7434780A JPS571547A (en) 1980-06-04 1980-06-04 Rotary ring-one side belt type continuous casting device
US06/267,916 US4434836A (en) 1980-06-04 1981-05-28 Continuous casting apparatus
DE8181104316T DE3163184D1 (en) 1980-06-04 1981-06-04 Continuous casting apparatus
EP81104316A EP0041277B1 (en) 1980-06-04 1981-06-04 Continuous casting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7434780A JPS571547A (en) 1980-06-04 1980-06-04 Rotary ring-one side belt type continuous casting device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS571547A JPS571547A (en) 1982-01-06
JPS6226858B2 true JPS6226858B2 (ja) 1987-06-11

Family

ID=13544485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7434780A Granted JPS571547A (en) 1980-06-04 1980-06-04 Rotary ring-one side belt type continuous casting device

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4434836A (ja)
EP (1) EP0041277B1 (ja)
JP (1) JPS571547A (ja)
DE (1) DE3163184D1 (ja)

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