JPS6226633Y2 - - Google Patents

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JPS6226633Y2
JPS6226633Y2 JP227382U JP227382U JPS6226633Y2 JP S6226633 Y2 JPS6226633 Y2 JP S6226633Y2 JP 227382 U JP227382 U JP 227382U JP 227382 U JP227382 U JP 227382U JP S6226633 Y2 JPS6226633 Y2 JP S6226633Y2
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JP
Japan
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water
liner
nozzle outlet
pump
impeller
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JP227382U
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English (en)
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JPS58104387U (ja
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、羽根車を水没させずに高速回転させ
て随時管理運転をできるようにしたポンプに関す
る。
排水機場等に設置されるポンプは、使用頻度は
低いが、非常時には必らず作動できることが要求
されるため、一定期間毎に管理運転を行なつてポ
ンプを作動させ、その運転状態が正しいかどうか
を確かめる必要があるが、ポンプの羽根車を水没
させずに、ポンプを作動すると、羽根車の羽根翼
とライナは焼付けを起し、ポンプが損傷すること
があることはよく知られている。
従つて、従来のポンプにおいては、その管理運
転はポンプの羽根車を水没させて行なう必要があ
るため、ポンプ吸水槽内に水がない場合はクラツ
チ等でポンプを切りはなし、エンジンのみの管理
運転を行つていた。しかし本来の管理運転中の目
的はポンプを運転することであるから、水が吸水
槽内にない場合も、何らかの方法でポンプを含め
て運転したいというニーズが強かつた。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、管理運転時に羽根車を水没させなくても羽
根翼とライナとの焼付きを未然に防止でき、通常
のポンプ運転時の揚水に支障を来すことなく、安
全な管理運転を行うことができるポンプを提供す
ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案のポンプは、
羽根車の外周を包囲するライナに、このライナの
上端部との間で空間を形成する環状のノズル本体
が固着され、上記空間は導水管が接続された水室
とされ、上記ノズル本体は上記ライナの内周面と
共働して上記水室に連通するノズル出口を形成す
る弁部を有し、さらに、上記ノズル出口がライナ
と羽根車の羽根翼との間の微小な間隙に臨まさ
れ、上記水室に導水管より水が供給されていない
ときには、上記弁部が上記ライナの内周面に当接
して上記ノズル出口が塞がれ、上記水室に導水管
より水が供給されたときには、上記弁部に加わる
水圧によつてその弁部がライナの内周面から離隔
する方向へ変形し、上記ノズル出口が開かれるよ
うに構成したことを特徴とする。
上記構成のポンプは次のように作用する。
水室に水を供給すると、そのときの水圧がノズ
ル本体の弁部に加わり、その水圧によつて弁部が
ライナの内周面から離隔する方向へ変形し、ノズ
ル出口が開かれる。そのため、水室の水がノズル
出口から漏出し、ライナと羽根車の羽根翼との間
の微小な間隙へ注水される。また、上記水室に導
水管より水が供給されていないときには、弁部に
は水圧が加わらず、この弁部がライナの内周面に
当接して上記ノズル出口が塞がれる。
以下、本考案の代表的な実施例を図面を参照し
ながら説明する。
第1図はセンターコーンを備えた所謂コンクリ
ートケーシング型ポンプについての実施例の要部
構成を示す断面図である。
同図において、1は羽根車4の上端に固着され
た羽根車回転主軸、2はボス3の外周に取着され
た羽根翼であり、この羽根翼2はボス3と一体と
なつて羽根車4を構成している。7は羽根車4の
外周を包囲する擂鉢状のライナで、このライナ7
と羽根翼2との間には微小な間隙10が形成され
ている。また、ライナ7の内部空間は水の吸込口
6に連通している。5は上記吸込口6より吸い込
まれた水の流れを整流するセンターコーンであ
り、ポンプはコンクリートで形成された壁内に設
置されている。
81は環状の鋼板を第2図に示すような断面冠
状に加工することによつて構成された環状のノズ
ル本体である。同図から明らかなように、ノズル
本体81は、水平部82の外側に段付状にフラン
ジ部83を一体に形成すると共に、水平部82の
内側に先端に近付くほど肉薄となつている斜め下
向きの弁部84を一体に形成してなる。このノズ
ル本体81は、第1図に示すように、フランジ部
83が上記ライナ7の上部平坦部71に固着され
る。このようにノズル本体81をライナ7に固着
した状態では、ノズル本体81の水平部82とラ
イナ7の上端部との間に空間が形成されると共
に、上記弁部84がライナ7の内周面と共働して
ノズル出口86を形成する。上記空間は水室87
として利用され、この水室87には外部の給水源
(不図示)より導設された導水管85が接続され
ている。また、上記ノズル出口86は上記間隙1
0に上方より臨まされている。
以上の構成において、上記水室87に導水管8
5より水が供給されていないときには、上記弁部
84がライナ7の内周面に当接した状態となつて
おり、ノズル出口86は第1図のように塞がれて
いる。通常のポンプ運転による揚水はこの状態で
行われる。従つて、揚水がノズル出口86を通つ
て水室87へ逆流したり揚水中のゴミ等が上記ノ
ズル出口86に入つてノズル出口86を詰まらせ
る心配はない。また、第1図に示すように弁部8
4の傾斜角度をライナ7の内周面の傾斜角度に近
時させておけば、弁部84によつて揚水の流れが
余りじやまされないので、弁部84を設けること
による揚水性能の低下が最小限度に抑えられる。
次に、上記水室87に導水管85より水を供給
すると、そのときの水圧が弁部84に加わり、こ
の弁部84がその水圧によつてライナ7の内方へ
押される。そのため、弁部84がライナ7の内周
面から離隔する方向へ変形し、ノズル出口86が
開かれる。こうしてノズル出口86が開かれる
と、水室87に供給される水がノズル出口86よ
り連続して漏出し、上記間隙10に絶えず注水さ
れる。ポンプの管理運転はこの状態で行われる。
従つて、羽根車4を水没させなくても、上記間隙
10への注水によつて形成される水膜によつて羽
根翼2とライナ7との焼付きが防止される。
以上の説明から明らかなように、本考案のポン
プは、導水管を通じて水室に供給した水の水圧を
弁部に加えることによつて弁部を変形させ、この
弁部の変形によりノズル出口を開かせてライナと
羽根車の羽根翼との間の間隙へ注水するように構
成してあるから、管理運転時には上記水室へ水を
供給するだけで羽根翼とライナとの焼付きを防止
することができる。
また、上記水室への水の供給を停止しておけ
ば、上記弁部がライナの内周面に当接してノズル
出口が塞がれる。従つて、上記水室への水を供給
を停止して通常のポンプ運転による揚水を行う
と、揚水が上記ノズル出口を通つて水室へ逆流し
たり揚水中のゴミ等が上記ノズル出口に入つてこ
のノズル出口を詰まらせることがない。このこと
により、非常時においてもポンプが確実に作動す
るようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるポンプの要部構
成を示す断面図、第2図はノズル本体の概略構成
を示す部分斜視図である。 2……羽根翼、4……羽根車、6……吸込口、
7……ライナ、81……ノズル本体、84……弁
部、85……導水管、86……ノズル出口、87
……水室、10……間隙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 羽根車の外周を包囲するライナと上記羽根車の
    羽根翼との間に微小な間隙が形成され、上記ライ
    ナの内部空間が水の吸込口に連通されてなるポン
    プにおいて、 上記ライナに、このライナの上端部との間で空
    間を形成する環状のノズル本体が固着され、上記
    空間は導水管が接続された水室とされ、上記ノズ
    ル本体は上記ライナの内周面と共働して上記水室
    に連通するノズル出口を形成する弁部を有し、さ
    らに、上記ノズル出口が上記間隙に臨まされ、上
    記水室に導水管より水が供給されていないときに
    は、上記弁部が上記ライナの内周面に当接して上
    記ノズル出口が塞がれ、上記水室に導水管より水
    が供給されたときには、上記弁部に加わる水圧に
    よつてその弁部がライナの内周面から離隔する方
    向へ変形し、上記ノズル出口が開かれるように構
    成したことを特徴とするポンプ。
JP227382U 1982-01-11 1982-01-11 ポンプ Granted JPS58104387U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP227382U JPS58104387U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP227382U JPS58104387U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58104387U JPS58104387U (ja) 1983-07-15
JPS6226633Y2 true JPS6226633Y2 (ja) 1987-07-08

Family

ID=30015257

Family Applications (1)

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JP227382U Granted JPS58104387U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 ポンプ

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JPS58104387U (ja) 1983-07-15

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