JPS62265119A - ニオブ複酸化物微粉末の製造方法 - Google Patents

ニオブ複酸化物微粉末の製造方法

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JPS62265119A
JPS62265119A JP10722086A JP10722086A JPS62265119A JP S62265119 A JPS62265119 A JP S62265119A JP 10722086 A JP10722086 A JP 10722086A JP 10722086 A JP10722086 A JP 10722086A JP S62265119 A JPS62265119 A JP S62265119A
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JP
Japan
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alkoxide
double oxide
niobium
fine powder
powder
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Pending
Application number
JP10722086A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Ozaki
尾崎 義治
Yoshiaki Akutsu
阿久津 好明
Kazuyuki Kojima
一幸 小島
Yoshinori Shinohara
篠原 義典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 E産業上の利用分野] 本発明は、アルコキシドの加水分解反応により液相から
ニオブ複酸化特徴粉末(PbNb2O@)、(pb。
Ba’)Nb20s又は(Pb、Sr)Nb20gを製
造する方法に関する。更に詳しくは、光通信、光情報処
理を行うときに光波に情報信号を乗せるための光変調素
子の電子材料として適するニオブ複酸化特徴粉末の製造
方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、ニオブ複酸化特徴粉末の製造方法としては1m化
ニオブとBa、Srのような2価金属の炭酸塩とを均一
に混合し、1300°C以上の高温で仮焼して固相反応
させた後、粉砕する方法がある。
[発明が解決しようとする問題点] 近年、電子部品に対し、より小型で高度な特性が要求さ
れるようになり、従ってそれに使用される原料粉体も、
従来に増して組成の均一性、高純度の微粒子であること
が必要になってきている。
しかし、上記従来の方法により得られたニオブ複酸化特
徴粉末は、微視的に観察した場合に、高温の仮焼により
粒子径が犬きくなり、また固相反応であるため組成が不
均質になり、その特性を安定させることは困難であった
。また5!造中に不純物が混入し易く、電子材料として
の特性が低下してしまう問題点があった。
本発明の目的は、ニオブ複酸化特徴粉末を比較的低温で
、均一かつ所望の組成に、高純度で微粒に製造し得る方
法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、少なくとも鉛を含む2価金属のアルコキシド
とニオブアルコキシドとを混合し、この混合物を加水分
解し、この加水分解生成物を仮焼してニオブ複酸化特徴
粉末を得る方法である0本明細書で「アルコキシド」と
はアルコールのO)I基の水素原子を金属原子又はニオ
ブで置換した化合物をいう。
本発明の出発原料は1次の3通りの組合せがある。
■鉛アルコキシドPb(OR)2とニオブアルコキシド
Nb(OR)i ■鉛アルコキシドPb(OR)2とニオブアルコキシド
Nb(OR)i とバリウムアルコキシドHa (OR
) 2■鉛アルコキシドPb (OR) 2とニオブア
ルコキシドNb(OR)s とストロンチウムアルコキ
シド5r(OR)2これらの混合は有機溶媒中で加熱還
流させて行うことが好ましい、これは混合の便宜を図り
反応を促進させるとともに後述の加水分解により生じる
沈殿物の組成を混合した組成に一致させるためである。
この有機溶媒としては、ベンゼン、アルコール、トルエ
ン、キシレン等が適当であるが。
溶解度が高いことからベンゼンが最適である。還流によ
る反応温度は各成分アルコキシドが分解する温度未満で
あれば差支えないが、取扱いの便宜のために0〜100
℃、特に望ましい温度は40〜100℃である。
上記混合アルコキシドの加水分解は、混合アルコキシド
溶液中に脱炭酸した蒸留水を直接加えることにより行う
ことができる以外に、加圧容器から吹出す水蒸気に混合
アルコキシドを接触させる方法でも行うことができる。
この加水分解のための反応温度は、加圧しない状態では
、各成分アルコキシドが分解せずしかも取扱いの容易な
0〜100℃の範囲、特に望ましい温度は25〜100
℃である。加圧して行う場合、或いは水蒸気流に接触さ
せる方法では100〜200℃が適当である。
この加水分解により粉末状の沈殿物が生成する。この沈
殿物を遠心分離又は濾過により加水分解液から分離し、
必要により真空乾燥等の乾燥を行えば、粉末が得られる
上記反応により得られた粉末をX線回折、熱分析及び電
子顕微鏡観察により物性及び構造を調べる。加水分解生
成物のままの状態では非晶質のニオブ複酸化物であるこ
とが多いが、仮焼により容易に結晶質のニオブ複酸化特
徴粉末を得ることができる。この仮焼温度は、結晶質転
移効率を向上させるために、600℃以上であってニオ
ブ複酸化特徴粉末の分解開始温度未満であることが好ま
しいが、更に低い温度でも或いは真空加熱によっても得
ることができる。
得られたニオブ複酸化特徴粉末は化学分析の結果、不純
物0.1%以下の高純度の物質であり、また電子顕微鏡
観察によると、 0.01〜0.21Lmの粒径の微粒
子である。また金属原子の各成分組成比は極めて化学量
論比に近いものであることが確認できる。
〔発明の効果〕
以上述べたように1本発明によれば、従来のように焼成
工程を経ることなく、低い温度で、高純度で微粒のニオ
ブ複酸化特徴粉末を製造することができる。また化学量
論比に極めて良く一致した均一な組成のニオブ複酸化特
徴粉末が得られる優れた効果がある。
[実施例] 〈実施例1〉 先ず、ナトリウム置換法により鉛インプロポキシF P
b(OPr’) 2を合成し、アンモニア法によりニオ
ブイソプロポキシドNb(OPr’) ffを合成した
。これらのインプロポキシドをそれぞれベンゼン溶液と
して保存した後、pt+とNbの原子比が1:2となる
ように混合した。PbとNbの混合アルコキシド溶液は
無色透明であった。
次いで、この混合アルコキシド溶液を加熱還流しながら
脱炭酸した蒸留水を少量ずつ滴下して十分に加水分解し
たところ、混合液に白色の沈殿物が生成した。この沈殿
物を濾過により加水分解液からそれぞれ分離した後、7
0℃で20時間乾燥して粉末を得た。
乾燥して得られた粉末をそのままの状態でX線回折によ
り性状を調べたところ、非晶質であった。この粉末を8
00°Cで仮焼し、仮焼後の粉末の構造をX線回折で調
べたところ、PbNbzOsの単−相であった。また仮
焼後の粉末を電子顕微鏡により観察すると1粒径が0.
03〜0.05JLmで長さが0.07〜0.20pm
の柱状結晶であった。更に化学分析を行った結果、不純
物が0.1%以下の高純度の微粉末で、また化学量論比
に極めて良く一致した均一な組成であった。
〈実施例2〉 先ず、ナトリウム置換法により鉛エトキシドpb(OE
t)2を合成し、アンモニア法によりニオブエトキシド
Nb(OEt)iを合成した。これらのフルコキシドを
それぞれベンゼン溶液として保存した。
次いでこの鉛エトキシドとニオブエトキシドの溶液を還
流している/ヘリウムエトキシドBa(OEt)2に所
定量加え、還流下でよく混合した後、加水分解した。加
水分解生成物の沈殿物を実施例1と同様に分離し乾燥し
た。乾燥して得られた粉末をそのままの状態でX線回折
により性状を調べたところ、非晶質であった。この粉末
を600°C以上の温度で仮焼し、仮焼後の粉末の構造
をX線回折で調へたところ、 (Pb、Ba)Nb20
gの結晶質であった。更に化学分析を行った結果、不純
物が0.1%以下の高純度の微粉末で、また化学量論比
に極めて良く一致した均一な組成であった。
〈実施例3〉 実施例2と同様に鉛エトキシドPb(OEt)zとニオ
ブエトキシドNb(OEt)sを合成し、それぞれベン
ゼン溶液として保存した。
次いでこの鉛エトキシドとニオブエトキシドの溶液を響
渡しているストロンチウムエトキシド5r(OEt)z
に所定量加え、還流下でよく混合した後、加水分解した
。加水分解生成物の沈殿物を実施例1と同様に分離し乾
燥した。乾燥して得られた粉末をそのままの状態でX線
回折により性状を調べたところ、非晶質であった。この
粉末を 800℃以上の温度で仮焼し、仮焼後の粉末の
構造をX線回折で調べたところ、(Pb、5r)Nbz
O・の結晶質であった。更に化学分析を行った結果、不
純物が0.1%以下の高純度の微粉末で、また化学量論
比に極めて良く一致した均一な組成であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)少なくとも鉛を含む2価金属のアルコキシドとニオ
    ブアルコキシドとを混合し、この混合物を加水分解し、
    この加水分解生成物を仮焼してニオブ複酸化物微粉末を
    得るニオブ複酸化物微粉末の製造方法。 2)2価金属のアルコキシドは鉛アルコキシドとバリウ
    ムアルコキシドである特許請求の範囲第1項に記載のニ
    オブ複酸化特徴粉末の製造方法。 3)2価金属のアルコキシドは鉛アルコキシドとストロ
    ンチウムアルコキシドである特許請求の範囲第1項に記
    載のニオブ複酸化物微粉末の製造方法。
JP10722086A 1986-05-10 1986-05-10 ニオブ複酸化物微粉末の製造方法 Pending JPS62265119A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7099143B1 (en) 2005-05-24 2006-08-29 Avx Corporation Wet electrolytic capacitors

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58199716A (ja) * 1982-05-17 1983-11-21 Mitsubishi Mining & Cement Co Ltd 原子価補償型ペロブスカイト化合物の製造方法
JPS5939723A (ja) * 1982-08-27 1984-03-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 厚膜用誘電体粉末の製造法
JPS6086026A (ja) * 1983-10-17 1985-05-15 Mitsubishi Mining & Cement Co Ltd 複合ペロブスカイト化合物の製造方法

Patent Citations (3)

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