JPS6226432Y2 - - Google Patents

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JPS6226432Y2
JPS6226432Y2 JP12076883U JP12076883U JPS6226432Y2 JP S6226432 Y2 JPS6226432 Y2 JP S6226432Y2 JP 12076883 U JP12076883 U JP 12076883U JP 12076883 U JP12076883 U JP 12076883U JP S6226432 Y2 JPS6226432 Y2 JP S6226432Y2
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adhesive
sheet
release
release layer
tape
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JP12076883U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は比較的粘着力の低い粘着テープ若しく
はシートに関するものである。
一般に粘着テープ若しくはシートは第1図又は
第2図に示した様な構成から成つている。即ち、
第1図は粘着テープ或いは剥離シートの存在しな
い粘着シートの断面構成図、第2図は剥離シート
を有する粘着シートの断面構成図であり、図中
は粘着テープ基材或いは粘着シート基材、は剥
離シート基材、は粘着シート表面材、は粘着
剤層、は剥離層、は剥離シートを示す。
一般に従来の上記粘着テープ若しくはシートで
は、その剥離層にはシリコーンが最も多く使用さ
れている。しかしながらシリコーンを使用した場
合には次の如き問題点がある。
1 粘着テープ若しくはシートにおいて使用する
粘着剤の粘着力が比較的小さい場合(例えば、
粘着力が150g/cm以下の場合)にはシリコー
ンの過剰な剥離性のために粘着テープ若しくは
シートを使用する以前に自然に粘着テープ若し
くはシートが剥離層から離脱して了い、剥離層
が本来具備していなければならない粘着剤層の
保護機能が損なわれ粘着剤層が汚染されて了
う。
2 粘着テープの背面、或いは剥離シートの無い
粘着シートの表面の剥離処理(シリコーン)面
には、その撥水撥油性のために、油性インキ、
水性インキ、ボールペン、鉛筆などによる筆記
が困難である。
なお、シリコーン以外の剥離剤としては、シエ
ラツク、長鎖アルキル化合物、アルキドなどが知
られているが、之等を用いた場合にも、筆記性は
シリコーンよりは向上するが、まだ不充分であ
る。一方、剥離性も良好なものが得難い。
本考案者等は上記問題点を解決すべく種々検討
を行つた結果、剥離層にシリコーンに代えて変性
デンプン及び/又はデンプンを用い、且つ剥離層
に対接せしめる粘着剤層として微細球状エラスト
マー重合体を含有せしめた粘着剤を組み合わせる
ことにより、上記問題点を全て解消し得る粘着テ
ープ若しくはシートを考案するに至つた。
即ち本考案は紙の少なくとも1面に変性デンプ
ン及び/又はデンプンから成る剥離層を設け、該
剥離層に微細球状エラストマー重合体を含有する
粘着剤層を対接せしめた粘着力150g/cm以下の
従来に存在しなかつた新規な粘着テープ若しくは
シートに関するものであり、粘着テープ若しくは
シートが剥離層から自然に剥がれて脱離すること
のない適度な剥離性を有し、且つ剥離処理面にも
油性インキ、水性インキ、ボールペン、鉛筆など
による筆記が可能な性能を有するものである。
以下に本考案を更に詳細に説明する。
第3図〜第5図はそれぞれ本考案の代表的な粘
着テープ若しくはシートの断面構成図、第6図は
粘着剤が上部の一端に部分的に設けられたメモ用
紙様の本考案の粘着シートの概略図であり、第7
図A,Bはそれぞれ第6図に示す粘着シートの1
枚の表面側、裏面側を示す平面図である。
図中、1は粘着テープ基材或いは粘着シート基
材である紙、2は剥離シート基材である紙、3は
粘着シート表面材、4は微細球状エラストマー重
合体を含有する粘着剤層、5は変性デンプン及
び/又はデンプンからなる剥離層、6は剥離シー
ト基材である紙2及び剥離層5からなる剥離シー
トであり、aは粘着剤層面、bは剥離層面を示
す。
本考案における剥離層としては変性デンプン及
び/又はデンプンが用いられる。変性デンプンと
しては、α−化デンプン、デキストリン、酸化デ
ンプン、エステル化デンプン、エーテル化デンプ
ン、陽性化デンプンの単独若しくは混合系が使用
可能である。なお、上記変性デンプンの中では酸
化デンプン、ヒドロキシエチル化デンプンが最も
好ましい。
剥離層の厚みは0.5μ以上、望ましくは1〜5
μが良い。
また上記剥離層には性能を損なわない範囲で、
耐水化剤、安定化剤、バリヤー性向上剤、ブロツ
キング防止剤、染料及び顔料などが配合されても
よい。
次に本考案における粘着剤としては、微細球状
であるエラストマー重合体を含有する粘着剤を用
いなければならない。微細球状エラストマー重合
体を含有するものでなければ、変性デンプン、デ
ンプンに対し良好な剥離性を示さない。
また粘着力はJIS・Z1523に規定されている常
態粘着力が150g/cm以下でなければならない。
150g/cmを越えると良好な剥離性を得難くテー
プ基材などの紙ムケが起こり易い。
微細球状エラストマー重合体としては、ポリア
クリル酸エステル系、天然ゴム、SBR、ポリイソ
プレン、ポリブタジエン、スチレン・ブタジエ
ン・アクリル酸エステル三元共重合体などが使用
出来る。また平均粒子径は10〜100μが望まし
い。
粘着剤の主成分のガラス転移温度は−50℃以
下、望ましくは−70℃〜−90℃が良い。ガラス転
移温度が−50℃を越え高温になると剥離性の点で
望ましくなくなる。
なお、粘着剤の微細球状エラストマー重合体以
外の成分としては、ポリアクリル酸エステル、ポ
リアクリル酸、SBR、スチレン・アクリル酸エス
テル共重合体、スチレン・ブタジエン・アクリル
酸エステル三元共重合体、ポリ酢酸ビニル、ゼラ
チン、ニカワ、カゼインなどの単独若しくは混合
系が使用出来る。粘着剤の塗布量は3〜30g/m2
(固形分)が適当である。
なお粘着剤の塗工状態は、全面的であつても第
7図Bに示す如く局部的部分塗工であつても良
い。
次に本考案における紙としては、従来一般的に
使用されているもの、例えば上質紙、クラフト
紙、グラシン紙、無機繊維混抄紙、プラスチツク
混抄紙などが使用出来る。
なお、上述の紙には粘着剤との接着増強を向上
させる目的で予め接着増強層を設けておいても良
い。
次に実施例を挙げて更に詳しく説明する。
実施例 1 坪量78g/m2の上質紙1の片面に酸化デンプン
から成る剥離層5を設け、他面にポリアクリル酸
エステル系微細球状エラストマー重合体を含有す
る粘着剤4を対接せしめ、粘着力60g/cmの粘着
テープを作成した。このテープは剥離性が適度
で、粘着面が剥離層から自然に剥がれて了うこと
なく、且つテープ展開時にも基材の紙ムケなどを
起こさない良好なものであつた。更にテープ背面
にはマジツクインキ、水性インキ、ボールペン、
鉛筆などによる筆記が可能であつた。
比較例 1 剥離層のみをシリコーンに代え他は実施例1に
準じて粘着テープを作成した。このテープの性能
を調べた結果、剥離性が過剰でテープ粘着面が剥
離層から自然に剥がれて了つた。
また、テープ背面にはマジツクインキ、水性イ
ンキ、ボールペン何れもインキが撥じいて了い筆
記が出来なかつた。
比較例 2 剥離層を設けず、他は実施例1に準じて粘着テ
ープを作成した処、剥離性が不足しテープ展開時
にテープ基材の紙ムケ層間剥離が起こつて了つ
た。
本考案に関する測定方法を次に説明する。
粘着力:JIS・Z1523の常態粘着力測定方法
に準じた。
DSCによるガラス転移温度測定:理学電機
(株)製、低温形示差走査熱量計を用いて次の条件
にてガラス転移温度を測定した。
試料採取量:18〜20mg Pan :アルミ 測定雰囲気:Air 昇温速度 :10℃/min 基準物質 :アルミナ
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の一般的な粘着テープ
若しくはシートの断面構成図、第3図〜第5図は
本考案の代表的な粘着テープ若しくはシートの断
面構成図、第6図は本考案の粘着シートの一例
で、粘着剤が上部一端に部分的に設けられたメモ
用紙様粘着シートの概略図、第7図はこの粘着シ
ートの1枚の表面Aと裏面Bを示した平面図であ
る。 ……粘着テープ基材或いは粘着シート基材、
……剥離シート基材、……粘着シート表面
材、……粘着剤層、……剥離剤層、……剥
離シート、1……粘着テープ基材或いは粘着シー
ト基材である紙、2……剥離シート基材である
紙、3……粘着シート表面材、4……微細球状エ
ラストマー重合体含有粘着剤層、5……変性デン
プン及び/又はデンプンから成る剥離層、6……
剥離シート、a……粘着剤層面、b……剥離層
面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 紙の少なくとも1面に変性デンプン及び/又
    はデンプンから成る剥離層が設けられており、
    該剥離層に微細球状エラストマー重合体を含有
    する粘着剤層が対接せしめられていて、その粘
    着力が150g/cm以下である粘着テープ若しく
    はシート。 2 粘着剤の主成分のDSC(differential
    scanning calorimeter)によるガラス転移温度
    が−50℃以下である実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の粘着テープ若しくはシート。
JP12076883U 1983-08-04 1983-08-04 粘着テ−プ若しくはシ−ト Granted JPS6029158U (ja)

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JP12076883U JPS6029158U (ja) 1983-08-04 1983-08-04 粘着テ−プ若しくはシ−ト

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JP12076883U JPS6029158U (ja) 1983-08-04 1983-08-04 粘着テ−プ若しくはシ−ト

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Publication Number Publication Date
JPS6029158U JPS6029158U (ja) 1985-02-27
JPS6226432Y2 true JPS6226432Y2 (ja) 1987-07-07

Family

ID=30276654

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JP12076883U Granted JPS6029158U (ja) 1983-08-04 1983-08-04 粘着テ−プ若しくはシ−ト

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US20070092665A1 (en) * 2003-10-29 2007-04-26 Satoru Matsubayashi Linerless ink-jet recording adhesive label
JP5197921B2 (ja) * 2006-03-17 2013-05-15 株式会社生産日本社 合成樹脂製袋体
JP4755682B2 (ja) * 2008-12-11 2011-08-24 王子タック株式会社 再剥離性粘着シート

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JPS6029158U (ja) 1985-02-27

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