JPS62262308A - 架橋ポリエチレン絶縁架空ケ−ブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮呈上■且屏分団 本発明は、耐食性の優れた架橋ポリエチレン絶縁架空ケ
ーブルに関する。

従来の　′および”ンを　すべき！ｌａｌ架橋ポリエチ
レン絶縁架空ケーブルにおける銅導体の応力腐食にもと
すく切断事故を防止するために、銅導体直上に銅防錆剤
を塗布することが行われているが、この方法は銅導体直
上への銅防錆剤の塗布量が少量であるために防食効果の
持続期間が極めて短い欠点がある。上記の［に代わって
、絶縁層中に銅防錆剤を混合する提案もある。

絶縁層中に混合された銅防錆剤は、徐々に′４ｆＡ１層
の銅導体側表面上に移行して防食作用をなし、また絶縁
層中には大量の銅防錆剤を配合することができるので、
この提案は、−最に実用上類る行用であると期待されて
いる。

ところで、絶縁層が架橋ポリエチレンである場合、ケー
ブル製造時において銅導体直上に被覆した未架橋のポリ
エチレン組成物を加圧下に加熱架橋する必要があるが、
このとき加圧によって未架橋のポリエチレン組成物が銅
導体間の間隙に流入する問題がある。この問題の解決の
ため、ｗ４導体直上に予め上記の流入防止のためのポリ
エステルなどのセパレータテープを巻回することが行わ
れている。しかしながら、このセパレータテープの存在
によって架橋ポリエチレン絶縁層から移行してきた銅防
錆剤が遮断されて、防食が充分に達成されないという新
たな問題がある。

朋ｍりし引り反 本発明は、上記の問題を解決するために、新規な架橋ポ
リエチレン絶縁架空ケーブルを提供しようとするもので
ある。

すなわち本発明は、銅導体の直上に少なくとも５ｇ／ｒ
ｄの銅防錆剤を含有するゴムまたはプラスチックからな
る厚さ５０〜３００μｍのセパレータテープをランプ状
に横巻したセパレータ層を有し、さらにその上に架橋ポ
リエチレン絶縁層を有することを特徴とする架橋ポリエ
チレン絶縁架空ケーブルである。

在■ 本発明においては、セパレータテープ自体が少なくとも
５ｇ１ｒｄもの大量の銅防錆剤を含有するので、該銅防
錆剤の徐々の移行により銅導体を長期にわたり防食する
ことができる。一般に、セパレータ層を厚くすると該層
の銅防錆剤の保有量が大となり、したがって一層長期に
わたる防食が可能となる。ところで、厚いセパレータ層
を形成するために厚いセパレータテープを用いてそれを
縦添えした場合、セパレータテープのエツジ部が立って
その上に絶縁層を均一に形成し難い問題があるが、本発
明においては厚さ５０〜３００μｍの薄いセパレータテ
ープを用いてそれをラップ状に横巻してセパレータ層を
形成するので、上記した問題を生じることなく厚いセパ
レータ層を形成することができる。

本発明のセパレータテープの構成要素として、ゴムまた
はプラスチックからなる層を採用することにより、該層
に上記のような大量の銅防錆剤を含有させることができ
る。

本発明におけるゴムまたはプラスチック層を構成する材
料としては、天然ゴム、エチレン−プロピレン系ゴム、
エチレン−酢酸ビニル共重合体コム、塩素化ポリエチレ
ンゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴ
ム、アクリロニトリルゴム、アクリロニトリル−ブタジ
ェンゴム、スチレン−ブタジェンゴム、クロロスルホン
化ポリエチレンゴムなどのゴム類、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−エチルアクリレート共重合体、ポリ塩化ビニル、ナイ
ロンなどのプラスチック類の１種または２種以上の混合
物が用いられる。

−ＦＧに、ゴム類は、プラスチック類と比較して大量の
銅防錆剤を混合することができるが、テープ材としては
やや機械強度が低い欠点があり、一方、プラスチック類
は、その反対の傾向がある。

従ってゴムまたはプラスチック層を構成する材料としで
は、特に、プラスチック類の１種と、該プラスチック１
００重量部あたり１〜２０１１３１部のゴムとの混合物
が好ましい。

本発明における銅防錆剤としては、胴表面を不動化して
応力腐食割れの原因となる銅の腐食を防止する作用をな
す薬剤であれば特に制限はない。

たとえば、ピロール系、ピラゾール系、チアゾール系、
イミダゾール系、トリアゾール系、メルカプタン系、チ
オウレア系などの薬剤を例示することができる。これら
薬剤のうち、ベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール
、メチルトリアゾールなどのトリアゾール化合物、就中
ベンゾトリアゾールが特に好ましい。

本発明において、ゴムまたはプラスチック層は少なくと
もＳｇ／ｍｌの銅防錆剤を含有することを必須とする。

銅防錆剤の含有量が上記の量より少ないと、ケーブル製
造時の熱やケーブル運転時の熱で銅防錆剤がゴムまたは
プラスチック層から飛散し、長期にわたる防食効果が達
成できない、したがって銅防錆剤は、ゴムまたはプラス
チ、り層に少なくとも２０　ｇ／ｒｄ、特に少なくとも
３０ｇ／ｄ含をされていることが好ましい。

尖崖炭 第１図は、本発明の架橋ポリエチレン絶縁架空ケーブル
の実施例断面図であり、第２図乃至第４図は、いずれも
本発明において用いるセパレータテープの断面図である
。

第１図において、１は銅導体、２はセパレータテープを
銅導体ｌの直上に横巻して形成したセパレータ層、３は
セパレータ層２の直上に形成した架橋ポリエチレン絶縁
層である。

第２図、第３図、および第４図において、４はセパレー
タテープ、５は銅防錆剤を含有するゴムまたはプラスチ
ックの層、６は補強層である。第２図のセパレータテー
プは、銅防錆剤を含有するゴムまたはプラスチック層５
のみからなり、第３図および第４図に示すセパレータテ
ープは、いずれもその層５は、それに貼り合わせた補強
Ｎ６により補強されている。

第３図に示すセパレータテープにおける補強層６は、有
機高分子、たとえばポリエステル、ナイロン、などのフ
ィルムからなり、第４図の補強層６は、有機または無機
の繊維の織布、不織布、紙あるいは、上記した有機高分
子の孔明きフィルムなど通気性に冨んだシートからなっ
ている。

銅防錆剤を含有するゴムまたはプラスチック層５を銅導
体ｌ側として適用すれば、補強層６は第３図のように銅
防錆剤の移行を遮断するようなフィルムであってもよい
が、第４図のセパレータテープのように通気性のシート
にて補強層６を形成しておくと、層５、層６のいずれを
銅導体１側にしてもさしつかえがないので、使用上の自
由度が高くなって取り扱いが容易となる。

セパレータ層２は、厚さ５０〜３００μ糟のセパレータ
テープを銅導体１の直上にラップ状に、たとえば１／２
ランプで横巻することにより形成される。また、セパレ
ータ層を所望厚さとするためにセパレータテープ４を必
要回数重ね巻きすると良い、なを、本発明において用い
るセパレータテープ４の厚さは、それが補強層６を有す
る場合は補強層６を含む合計厚さとするが、銅防錆剤を
含有するゴムまたはプラスチックからなる層５の量を、
従って銅防錆剤の量を可及的に大きくして耐食効果を長
期にわたって持続させるために、補強層６の厚さは１０
０μ鋼以下、特にＪｉ５の厚さの１／３以下とすること
が好ましい。

着果 本発明において用いるセパレータテープは多量の銅防錆
剤を含有しているので、これを銅導体直上に横巻するこ
とにより、銅導体を長期にわたり防食することができる
。また該セパレータテープは溶融ポリエチレンが銅導体
間に流入するのを防止する機能をも存するので５本発明
の架橋ポリエチレン絶縁架空ケーブルは、従来の架橋方
法により容易に製造することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の架橋ポリエチレン絶縁架空ケーブルの
実施例断面図であり、第２図乃至７ｊ！１４図はいずれ
も本発明において用いるセパレータテープの断面図であ
る。 １・・銅導体 ２・・セパレータ層 ３・・架橋ポリエチレン絶縁層 ４・・セパレークテープ ５・・銅防錆剤を含有するゴムまたはプラスチックの層 ６・・補強層

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、銅導体の直上に少なくとも５ｇ／ｍ＾２の銅防錆剤
   を含有するゴムまたはプラスチックからなる厚さ５０〜
   ３００μｍのセパレータテープをラップ状に横巻したセ
   パレータ層を有し、さらにその上に架橋ポリエチレン絶
   縁層を有することを特徴とする架橋ポリエチレン絶縁架
   空ケーブル。 ２　セパレータテープが補強層を有するものである特許
   請求の範囲第１項記載の架橋ポリエチレン絶縁架空ケー
   ブル。 ３、補強層が、通気性のものである特許請求の範囲第２
   項記載の架橋ポリエチレン絶縁架空ケーブル。 ４、銅防錆剤が、トリアゾール化合物である特許請求の
   範囲第１項乃至第３項のいずれかに記載の架橋ポリエチ
   レン絶縁架空ケーブル。 ５、トリアゾール化合物が、ベンゾトリアゾールである
   特許請求の範囲第４項記載の架橋ポリエチレン絶縁架空
   ケーブル。