JPS62259609A - 圧延機の板厚制御ゲイン自動調整方法 - Google Patents
圧延機の板厚制御ゲイン自動調整方法Info
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- JPS62259609A JPS62259609A JP61102703A JP10270386A JPS62259609A JP S62259609 A JPS62259609 A JP S62259609A JP 61102703 A JP61102703 A JP 61102703A JP 10270386 A JP10270386 A JP 10270386A JP S62259609 A JPS62259609 A JP S62259609A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は、圧延機の板厚制御方法に関し、特に板厚制御
ゲインを自動的に調整する方法に関するものでちる。
ゲインを自動的に調整する方法に関するものでちる。
(ロ) 従来技術
圧延機における板厚制御ゲインの最適な値は、圧延機の
ミル定数間や被圧延材の塑性係数閲の値によって決まる
ことが従来から圧延理論によって明らかにされている。
ミル定数間や被圧延材の塑性係数閲の値によって決まる
ことが従来から圧延理論によって明らかにされている。
このため、従来は特開昭58−132309号公報記載
のようにミル定数(M+や塑性係数(Qの値を直接推定
していた。
のようにミル定数(M+や塑性係数(Qの値を直接推定
していた。
例えば第2図において、入側板厚計3の出力」Hは、記
憶転送装置3aによる材料移送時間の補償後、圧延荷重
計21の出力ΔPと共に、塑性係数推定装置24に入力
される。また圧延荷重計21の出力ΔPと圧下位置検出
装置8の出力ΔSは、夫々記憶転送装置21a、8aに
よる材料移送時間の補償後、出側板厚計4の出力Δhと
共に、ミル定数推定装置22に入力される。ミル定数推
定装置22では、次式(1)によってミル定数Mの推定
演算を行なう。
憶転送装置3aによる材料移送時間の補償後、圧延荷重
計21の出力ΔPと共に、塑性係数推定装置24に入力
される。また圧延荷重計21の出力ΔPと圧下位置検出
装置8の出力ΔSは、夫々記憶転送装置21a、8aに
よる材料移送時間の補償後、出側板厚計4の出力Δhと
共に、ミル定数推定装置22に入力される。ミル定数推
定装置22では、次式(1)によってミル定数Mの推定
演算を行なう。
Δhに出側板厚計4の出力の1番目のサンプリングデー
タ ΔPai:記憶転送装置211Lの出力の1番目のサン
プリングデータ(圧延荷重計 21の出力の転送後のもの) ΔSai:記憶転送装置8aの出力1番目のサンプリン
グデータ(ロールギャップ検出器8の出力の転送後のも
の) n:データのサンプリング個数 また、ゲージメータ板厚演算装置23ではミル定数推定
装置22の出力たるMを用いてゲージメータ式(2)に
よって出側板厚推定値Δhbi’li算する。
タ ΔPai:記憶転送装置211Lの出力の1番目のサン
プリングデータ(圧延荷重計 21の出力の転送後のもの) ΔSai:記憶転送装置8aの出力1番目のサンプリン
グデータ(ロールギャップ検出器8の出力の転送後のも
の) n:データのサンプリング個数 また、ゲージメータ板厚演算装置23ではミル定数推定
装置22の出力たるMを用いてゲージメータ式(2)に
よって出側板厚推定値Δhbi’li算する。
但し、 ΔP1:圧延荷重計21の出力ΔS1;ロール
ギャップ検出器8の出力そして塑性係数推定装置24で
は1次式(3)によって、塑性係数Qの推定演算を行な
う。
ギャップ検出器8の出力そして塑性係数推定装置24で
は1次式(3)によって、塑性係数Qの推定演算を行な
う。
ΔHに入側板厚計3の出力の1番目のサンプリングデー
タ ところで従来技術の最大の問題点は、板厚制御を精度よ
く行なうために、ミル定数Mと塑性係数Qの夫々の値を
推定するのに、圧延荷重計の出力を必要としている点に
ある。
タ ところで従来技術の最大の問題点は、板厚制御を精度よ
く行なうために、ミル定数Mと塑性係数Qの夫々の値を
推定するのに、圧延荷重計の出力を必要としている点に
ある。
従来の圧延理論で明らかにされているように、フィード
フオワー)” (E’F)制御装置のゲインを決定する
上で重要なのは、入側板厚の変動が生じたとき昏て、出
側板厚に変動が生じないようにするために圧下位置をど
れだけ修正しなければならないかということである。こ
の関係を第3図を用いて説明する。
フオワー)” (E’F)制御装置のゲインを決定する
上で重要なのは、入側板厚の変動が生じたとき昏て、出
側板厚に変動が生じないようにするために圧下位置をど
れだけ修正しなければならないかということである。こ
の関係を第3図を用いて説明する。
第3図は、横軸にロールギャップあるいは板厚をとり、
縦軸に圧延荷重をとって、ミルの弾性特性(ミル剛性曲
線)および材料の塑性変形特性(塑性曲線)を表わした
ものである。ミル剛性曲線は圧延荷重が大きくなるに従
ってロールギャップが大きくなることを、材料の塑性曲
線は圧延後の板厚が薄くなるほど圧延荷重が高くなるこ
とを、夫々示しておシ、その交点(図中AあるいはB)
が圧延状態を表わしている。さて、基準の圧延状態?交
点Aとする。この状態で圧延前の板厚(スタンド入側板
厚)にΔHの変動が発生したとき、圧延後の板厚(スタ
ン−出側板厚)に変動が生じないためには圧下位置をΔ
SHだけ修正し、圧延状態を交点Bにもっていけばよい
。この関係を表わしたのが次式(4)である。
縦軸に圧延荷重をとって、ミルの弾性特性(ミル剛性曲
線)および材料の塑性変形特性(塑性曲線)を表わした
ものである。ミル剛性曲線は圧延荷重が大きくなるに従
ってロールギャップが大きくなることを、材料の塑性曲
線は圧延後の板厚が薄くなるほど圧延荷重が高くなるこ
とを、夫々示しておシ、その交点(図中AあるいはB)
が圧延状態を表わしている。さて、基準の圧延状態?交
点Aとする。この状態で圧延前の板厚(スタンド入側板
厚)にΔHの変動が発生したとき、圧延後の板厚(スタ
ン−出側板厚)に変動が生じないためには圧下位置をΔ
SHだけ修正し、圧延状態を交点Bにもっていけばよい
。この関係を表わしたのが次式(4)である。
旦&
ΔH:入側板厚の変動量
ΔSH:出fill板厚に変動金生じないために必要な
圧下位置の修正量 M:ミル定数 またフィードバック(FB)制御装置のゲイン全決定す
る上で重要なのは、一旦発生した出側板厚変動をなくす
ために圧下位置をどれだけ修正しなければならないかと
いうことでちる。この関係を第4図を用いて説明する。
圧下位置の修正量 M:ミル定数 またフィードバック(FB)制御装置のゲイン全決定す
る上で重要なのは、一旦発生した出側板厚変動をなくす
ために圧下位置をどれだけ修正しなければならないかと
いうことでちる。この関係を第4図を用いて説明する。
第、1図も第3図と同様ミル剛性曲線と塑性曲線を表わ
したもので交点Aが基準の圧延状態である。
したもので交点Aが基準の圧延状態である。
ここで、スタンド出側板厚をΔhだけ修正するためには
圧下位置をΔShだけ修正し、圧延状態を交点Bにもっ
ていけばよい。この関係は次式(5)で表現できる。
圧下位置をΔShだけ修正し、圧延状態を交点Bにもっ
ていけばよい。この関係は次式(5)で表現できる。
Δh:出側板厚の変動量
ΔSh:出側板厚変動をなくすために必要な圧下位置の
修正量 M 定することである。しかるに従来技術ではJQ夫々の値
を求めるために圧延荷重計の出力を必要としていた。こ
のだめ、圧延荷重計を備えていない圧延機には適用でき
なかった。また、たとえ圧延荷重計を備えていても、そ
の検出出力にノイズ、ドリフト等の雑音がはいった場合
、たとえ板厚計出力や圧下位置検出出力が正常であって
も、推定結果に大きな誤′差を含むことが少なくなかっ
た。
修正量 M 定することである。しかるに従来技術ではJQ夫々の値
を求めるために圧延荷重計の出力を必要としていた。こ
のだめ、圧延荷重計を備えていない圧延機には適用でき
なかった。また、たとえ圧延荷重計を備えていても、そ
の検出出力にノイズ、ドリフト等の雑音がはいった場合
、たとえ板厚計出力や圧下位置検出出力が正常であって
も、推定結果に大きな誤′差を含むことが少なくなかっ
た。
次に従来方式の演算処理ヒの問題点を説明する。
(1)、(3)式かられかるように、ミル定数推定装置
22、塑性係数推定装置24ではn次の逆行列演算を毎
回性なう必要がある。したがってサンプリングデータの
個数が増加するに従って必要なメモリや計算時間が急速
に増大し、演算処理が不可能となってしまう。メモリ数
はn2に、必要な乗算回数がn3にそれぞれ比例するこ
とはよく知られた事実である。
22、塑性係数推定装置24ではn次の逆行列演算を毎
回性なう必要がある。したがってサンプリングデータの
個数が増加するに従って必要なメモリや計算時間が急速
に増大し、演算処理が不可能となってしまう。メモリ数
はn2に、必要な乗算回数がn3にそれぞれ比例するこ
とはよく知られた事実である。
従来方式の他の問題点として
全仮定している点がある。従来方式では(3)式に示す
ようなQの推定式を得ている。しかし、本発明者の研究
によれば、極く小さい圧下率範囲(5%程度)において
は(6)式はほぼ成立するものの、通常の銅帯圧延で用
いられる圧下率@H(20〜80%程度の値である。従
って(6)式の成立を前提とした従来技術において、そ
の推定結果が大きな誤差金言むものであることは明らか
である。
ようなQの推定式を得ている。しかし、本発明者の研究
によれば、極く小さい圧下率範囲(5%程度)において
は(6)式はほぼ成立するものの、通常の銅帯圧延で用
いられる圧下率@H(20〜80%程度の値である。従
って(6)式の成立を前提とした従来技術において、そ
の推定結果が大きな誤差金言むものであることは明らか
である。
(/→ 発明の目的
本発明は上記の問題点にかんがみなされたものであって
、圧延荷重計の出力を用いずに、板厚制御の最適な制御
ゲインを高精度、高速で求めることによシ板厚制御ゲイ
ンの自動調整を行なう方法及び装置を提供することを目
的とする。
、圧延荷重計の出力を用いずに、板厚制御の最適な制御
ゲインを高精度、高速で求めることによシ板厚制御ゲイ
ンの自動調整を行なう方法及び装置を提供することを目
的とする。
に)発明の構成
本発明は圧延機の入側に設置された入側板厚計力(Δh
)に基いて、圧下装置を操作して出側板厚力し、 該人出側板厚影響係数として、前記入側板厚計の出力と
前記出側板厚計の出力とから式によって、等両人側板厚
変動(Δ1ie)を求め、前記出側板厚計の出力と、前
記圧延機の圧下位置検出装置の出力ΔSとから式 %式% によってミルスプリング量(ΔSa)を演算し、前記等
価入側板厚変動と前記ミルスプリング量とから板厚制御
ゲインを演算することを特徴とす1 T4正場の噴仔呵
朱Iff穎lイソ白雨り吉巴乾す炉外用とするものであ
る。
)に基いて、圧下装置を操作して出側板厚力し、 該人出側板厚影響係数として、前記入側板厚計の出力と
前記出側板厚計の出力とから式によって、等両人側板厚
変動(Δ1ie)を求め、前記出側板厚計の出力と、前
記圧延機の圧下位置検出装置の出力ΔSとから式 %式% によってミルスプリング量(ΔSa)を演算し、前記等
価入側板厚変動と前記ミルスプリング量とから板厚制御
ゲインを演算することを特徴とす1 T4正場の噴仔呵
朱Iff穎lイソ白雨り吉巴乾す炉外用とするものであ
る。
本発明の構成を第1図を用いて説明する。本発明は鋼帯
1を白抜矢印方向に圧延する圧延機2において、 入側板厚計3の出力にもとづいて、圧下装置5を操作す
ることによシ、出側板厚を制御するFF制御装置6と、
出側板厚計4の出力にもとづいて圧下装置5を操作する
ことにより出側板厚を制御するE’B制御装置7の制御
ゲインを自動調整する方法であって影響係数設定装置1
6は、圧延荷重一定の条件の下での入側板厚から出側板
厚への影の比として δH− と表現できることは周知の圧延理論により知られている
事実である。Cの値は、圧下率の関数として決定しても
よいし、当刻圧延機の圧下率範囲がほぼ決まっている場
合には0.7乃至0.8程度の定数としてもよい。また
、コイル毎あるいはパス毎に上位計算機からの設定を受
けることとしてもよい。等両人側板厚変動演算装#11
は、入側板厚計3の出力に材料の移送時間補償を施した
ΔHと、出側板厚計4の出力Δhと、影響係数設定装置
L6の出力c2用いて1等価入側板厚ΔHeを次式(8
)によって求める。
1を白抜矢印方向に圧延する圧延機2において、 入側板厚計3の出力にもとづいて、圧下装置5を操作す
ることによシ、出側板厚を制御するFF制御装置6と、
出側板厚計4の出力にもとづいて圧下装置5を操作する
ことにより出側板厚を制御するE’B制御装置7の制御
ゲインを自動調整する方法であって影響係数設定装置1
6は、圧延荷重一定の条件の下での入側板厚から出側板
厚への影の比として δH− と表現できることは周知の圧延理論により知られている
事実である。Cの値は、圧下率の関数として決定しても
よいし、当刻圧延機の圧下率範囲がほぼ決まっている場
合には0.7乃至0.8程度の定数としてもよい。また
、コイル毎あるいはパス毎に上位計算機からの設定を受
けることとしてもよい。等両人側板厚変動演算装#11
は、入側板厚計3の出力に材料の移送時間補償を施した
ΔHと、出側板厚計4の出力Δhと、影響係数設定装置
L6の出力c2用いて1等価入側板厚ΔHeを次式(8
)によって求める。
ΔH6=mΔf(−C,Δh ・(8
)ミルスプリング量演算装置12は、圧下位置検出装置
8の出力に材料の移送時間補償を施し几ΔSと、出側板
厚計4の出力Δhを用いてミルスプリング量実績値ΔS
aを次式(9)によシ求める。
)ミルスプリング量演算装置12は、圧下位置検出装置
8の出力に材料の移送時間補償を施し几ΔSと、出側板
厚計4の出力Δhを用いてミルスプリング量実績値ΔS
aを次式(9)によシ求める。
ΔSa=Δh−ΔS ・・・(9)制御
ゲイン修正装置13では、等両人側板厚演算装置11の
出力ΔHe と、ミルスプリング量演算装置12の出力
ΔSaと、FF’制御ゲイン演算装置14.1
1 の出力Gにもとついて−の修正量ΔH’を次式(101
に%式% gは正のイω正ゲインである。E’F制御ゲイン演算装
置14では、制御ゲイン修正装置13の出力づいて、 によってGi更新し、FF制御装置6に入力する。
ゲイン修正装置13では、等両人側板厚演算装置11の
出力ΔHe と、ミルスプリング量演算装置12の出力
ΔSaと、FF’制御ゲイン演算装置14.1
1 の出力Gにもとついて−の修正量ΔH’を次式(101
に%式% gは正のイω正ゲインである。E’F制御ゲイン演算装
置14では、制御ゲイン修正装置13の出力づいて、 によってGi更新し、FF制御装置6に入力する。
FB制御ゲ・fン演算装置15は、F’E’制御ゲイン
演算装置14の出力Gと、影響係数設定装置16の出力
CにもとづいてF”B制御ゲインHiH=1+C−G
−−−(121によって演算し、FB
制御装置7に入力する。
演算装置14の出力Gと、影響係数設定装置16の出力
CにもとづいてF”B制御ゲインHiH=1+C−G
−−−(121によって演算し、FB
制御装置7に入力する。
次に発明の詳細な説明する。
等何人側板厚変動演算装置11は、入側板厚変動ΔHと
出側板厚変動Δhの両方によって発生する圧延荷重変動
と、同じ大きさの圧延荷重変動を単独で発生させるのに
必要な等両市な入側板厚変動量ΔH9i求める処理を行
なう。ミルスプリング量演算悼若12で求めたミルスプ
リング賛ΔSaと等両人側板厚演算装置11で求めたΔ
Hθ を図示したのが第5図である。
出側板厚変動Δhの両方によって発生する圧延荷重変動
と、同じ大きさの圧延荷重変動を単独で発生させるのに
必要な等両市な入側板厚変動量ΔH9i求める処理を行
なう。ミルスプリング量演算悼若12で求めたミルスプ
リング賛ΔSaと等両人側板厚演算装置11で求めたΔ
Hθ を図示したのが第5図である。
第5図は第3図、第4図と同様ミル剛性曲線と塑性曲線
を表したもので、交点Aが基準の圧延状態であり、入側
板厚にΔH1出側板厚にΔhの変動が生じた交点Bがサ
ンプリング時の圧延状態である。交点13/は出側板厚
は交点Aと同じで、圧延荷重は交点Bと同じになる点で
あり、入側板厚変動ΔHと出側板厚変動Δhの両方に起
因する荷重変動と同じ大きさの荷重変動を入側板厚変動
ΔHeのみで発生させた状態に相当する。第5図のAと
B′の関係は第3図のAとBの関係と同じである。
を表したもので、交点Aが基準の圧延状態であり、入側
板厚にΔH1出側板厚にΔhの変動が生じた交点Bがサ
ンプリング時の圧延状態である。交点13/は出側板厚
は交点Aと同じで、圧延荷重は交点Bと同じになる点で
あり、入側板厚変動ΔHと出側板厚変動Δhの両方に起
因する荷重変動と同じ大きさの荷重変動を入側板厚変動
ΔHeのみで発生させた状態に相当する。第5図のAと
B′の関係は第3図のAとBの関係と同じである。
従って第5図におけるΔaeとΔSaの関係は第3図に
おけるJ!(と ΔSHの関係と同じでちり、そとなる
。実用的にはデータサンプリング毎に制御ゲインの値が
急激に変化することは望ましくない。
おけるJ!(と ΔSHの関係と同じでちり、そとなる
。実用的にはデータサンプリング毎に制御ゲインの値が
急激に変化することは望ましくない。
そこで、サンプリングデータのノイズ対策も含め、それ
まで用いていた制御ゲインに対し適当な修正を加えるこ
とにより急激な制御ゲインの変化を避けながら適正な値
に近付けるのが制御ゲイン修正装置13である。
まで用いていた制御ゲインに対し適当な修正を加えるこ
とにより急激な制御ゲインの変化を避けながら適正な値
に近付けるのが制御ゲイン修正装置13である。
次にこの制御ゲイン修正装置13の作用を第6図を用い
て説明する。第6図はΔSaとΔHeの関係を図示した
もので傾きσの直線がそれまで用いていた制御ゲインに
相当する。また4つの点(al〜(dlが以下で説明す
る4ケースのサンプリングデータに対応する。各ケース
での制御ゲイン修正装置13の作用は、 tb+ Δ5a)Oかつ ΔHe)吉ΔSaこうして
演算されたΔ■にもとづいてFF制御ゲが可能となる。
て説明する。第6図はΔSaとΔHeの関係を図示した
もので傾きσの直線がそれまで用いていた制御ゲインに
相当する。また4つの点(al〜(dlが以下で説明す
る4ケースのサンプリングデータに対応する。各ケース
での制御ゲイン修正装置13の作用は、 tb+ Δ5a)Oかつ ΔHe)吉ΔSaこうして
演算されたΔ■にもとづいてFF制御ゲが可能となる。
またF’B制御ゲインHにFB制御ゲイン演算装置15
でO3式によって決定され、そ廷 最適値1−乃→維持することが可能となる。
でO3式によって決定され、そ廷 最適値1−乃→維持することが可能となる。
(ホ)実施例
第7図は本発明の実施例であって、等両人側板厚演算装
置11としては、遅延演算装置111、ロックオン演算
装置112,113、乗算器114、加算器115よシ
構成され、ミルスプリング量演算装置12としては遅延
演算装置121、ロックオン演算装置122.123、
加算器124よ)構成される。遅延演算装置111.1
21は夫々入側板厚計3、圧延機2直下の点が出側板厚
計4の位置に到達する時間に相当する遅延演算処理を施
すもので、例えばディジタルメモリを用いて簡単に実現
できる。ロックオン演算装置112.113.122.
123は同一タイミングでロックオン処理を施す。制御
ゲイン修正装置は加算器131、乗算器132.133
、修正ゲイン設定装置134よL[成される。修正ゲイ
ン設定装置134は(101式における正の修正ゲイン
g1Fr、設定するもつで定数としてもよいし、ミルス
プリング1演算装置12の出力ΔSa f用いて第8図
のような構成としてもよい。第8図において、135a
、135b、135Cは乗算へ136は加算器、137
は定数設定装置、138は逆数演算装置、139は記憶
装置である。定数設定装置137は1よシ小さい正の定
数値を設定出力する装置であり記憶装置139は前回の
修正ゲイン演算結果ge記憶しておくだめの装置でちる
。第7図において、F′?制御lイン溜′rq味置装
4け力n筒器141− 配憶1[苦142、逆数演算装
置143より構成され記憶装置 置142では前回の演算結果百を記憶しておく。
置11としては、遅延演算装置111、ロックオン演算
装置112,113、乗算器114、加算器115よシ
構成され、ミルスプリング量演算装置12としては遅延
演算装置121、ロックオン演算装置122.123、
加算器124よ)構成される。遅延演算装置111.1
21は夫々入側板厚計3、圧延機2直下の点が出側板厚
計4の位置に到達する時間に相当する遅延演算処理を施
すもので、例えばディジタルメモリを用いて簡単に実現
できる。ロックオン演算装置112.113.122.
123は同一タイミングでロックオン処理を施す。制御
ゲイン修正装置は加算器131、乗算器132.133
、修正ゲイン設定装置134よL[成される。修正ゲイ
ン設定装置134は(101式における正の修正ゲイン
g1Fr、設定するもつで定数としてもよいし、ミルス
プリング1演算装置12の出力ΔSa f用いて第8図
のような構成としてもよい。第8図において、135a
、135b、135Cは乗算へ136は加算器、137
は定数設定装置、138は逆数演算装置、139は記憶
装置である。定数設定装置137は1よシ小さい正の定
数値を設定出力する装置であり記憶装置139は前回の
修正ゲイン演算結果ge記憶しておくだめの装置でちる
。第7図において、F′?制御lイン溜′rq味置装
4け力n筒器141− 配憶1[苦142、逆数演算装
置143より構成され記憶装置 置142では前回の演算結果百を記憶しておく。
E’B制御ゲイン演算装置15は乗算器151、加算器
152、定数設定装置153よシ構成され、定数設定装
置153は定数1を設定出力する。F’F制御装置6は
入側板厚計3の直下の点が圧延機2の位置に到達する遅
延演算処理を施すための遅延演算装置61と乗算器62
より構成され、E’B制御装置7は比例積分演算を施す
ためのPI演算装置71と乗算器72よシ構成されてい
る。圧下装置5は加算器51、丈−ボアンプ52、シI
J 7ダ53より構成されている。影響係数設定装#1
6では係数cl予め与えられる圧下率にもとづいて決定
し、設定出力する。
152、定数設定装置153よシ構成され、定数設定装
置153は定数1を設定出力する。F’F制御装置6は
入側板厚計3の直下の点が圧延機2の位置に到達する遅
延演算処理を施すための遅延演算装置61と乗算器62
より構成され、E’B制御装置7は比例積分演算を施す
ためのPI演算装置71と乗算器72よシ構成されてい
る。圧下装置5は加算器51、丈−ボアンプ52、シI
J 7ダ53より構成されている。影響係数設定装#1
6では係数cl予め与えられる圧下率にもとづいて決定
し、設定出力する。
次に動作について説明する。ロックオン演算装置113
では次式Cl5)によシロツクオン処理が施される。
では次式Cl5)によシロツクオン処理が施される。
ΔH=H−Hr、、 ・・・0
JH:遅延演算装置111の出力 HL:ロックオンタイミングにおける ロックオン演算装置112.122.123でも同じタ
イミングでロックオンが行なわれる。こうして得られた
ΔH1Δh、ΔSにもとづいて(8)式、(9)式で定
義されたΔHe、ΔSaが演算される。次に制御ゲイン
修正装置13、FF′制御ゲイン演算装置14の動作に
ついてさらに詳細に説明する。以下では修正ゲイン設定
装置134として第8図の例全採用した場合の動作につ
いて説明する。このとき加算器141の出力は で与えられ15正ゲイン設定装置134の出力はg−(
0<λく1) ・・・09λ÷go・ΔSa2 と表現できることがわかる。ただし訂、goは夫々−5
gの前回演算値である。今制御開始から第kサンプリン
グ目のデータにもとづいて演算しているとするとゲイン
百の値を決定する1つの目安として ができるだけ小さくなるように決めるという方法が有効
である。添字1はサンプリングデータの時た場合の各サ
ンプリングデータの推定誤差の2乗和に古いデータはど
小さい重みを付けたものであより が導かれることから簡単にわかる。こうして決定したF
F制御ゲインGおよびこれにもとづいて決定したF’B
制御ゲインHi用いてF’F板厚制御および]l’B板
厚制御ヲ笑施することにょシ、材料の特注の変化にかか
わらず常に最適の応答特性で制御できることはすでに説
明したとおシである。
JH:遅延演算装置111の出力 HL:ロックオンタイミングにおける ロックオン演算装置112.122.123でも同じタ
イミングでロックオンが行なわれる。こうして得られた
ΔH1Δh、ΔSにもとづいて(8)式、(9)式で定
義されたΔHe、ΔSaが演算される。次に制御ゲイン
修正装置13、FF′制御ゲイン演算装置14の動作に
ついてさらに詳細に説明する。以下では修正ゲイン設定
装置134として第8図の例全採用した場合の動作につ
いて説明する。このとき加算器141の出力は で与えられ15正ゲイン設定装置134の出力はg−(
0<λく1) ・・・09λ÷go・ΔSa2 と表現できることがわかる。ただし訂、goは夫々−5
gの前回演算値である。今制御開始から第kサンプリン
グ目のデータにもとづいて演算しているとするとゲイン
百の値を決定する1つの目安として ができるだけ小さくなるように決めるという方法が有効
である。添字1はサンプリングデータの時た場合の各サ
ンプリングデータの推定誤差の2乗和に古いデータはど
小さい重みを付けたものであより が導かれることから簡単にわかる。こうして決定したF
F制御ゲインGおよびこれにもとづいて決定したF’B
制御ゲインHi用いてF’F板厚制御および]l’B板
厚制御ヲ笑施することにょシ、材料の特注の変化にかか
わらず常に最適の応答特性で制御できることはすでに説
明したとおシである。
影響係数設定装置16は本発明の特徴の1つであって、
本発明者の研究の結果得られた、(7)式で表わされる
影響係数の比Cが材料の硬度変化によらず一定であると
いう知見にもとづくものである。
本発明者の研究の結果得られた、(7)式で表わされる
影響係数の比Cが材料の硬度変化によらず一定であると
いう知見にもとづくものである。
圧下率が大きく異なるとCの値も若干具なるため例えば
これ金子めテーブル化しておくことによって圧延スケジ
ュールに応じたCの値が設定できる。
これ金子めテーブル化しておくことによって圧延スケジ
ュールに応じたCの値が設定できる。
C2推定対象とせず定数とすることにより、推定すべき
係数値を唯一つとすることが可能となり、本発明の如き
単純な構成で高精度のゲイン推定をすることが可能とな
った。
係数値を唯一つとすることが可能となり、本発明の如き
単純な構成で高精度のゲイン推定をすることが可能とな
った。
(へ)効果
本発明の効果を第9図を用いて説明する。第9図は第7
図の実施例を、冷間可逆圧延機の板厚制御装置に適用し
たときの制御結果を示しだ図である。横軸全時間にとっ
て、第7図のロックオン演算装置113の出力ΔH10
ツクオン演算装置112の出力Δh1加算器115の出
力ΔHe、加算器124移を示している。ここで時刻t
B までは乗算器133はOFF状態でアシ、本発明の
ゲイン自動調整機能は作用していない。時刻tBで乗算
器133がONとなり、ゲイン自動調整が開始している
。第9図から明らかなように時刻tAで発生した入側板
厚変動は当初AGCゲインGが適切でないため十分制御
されず、出側板厚Δhは大きくハンチングを示している
が、時刻tBでゲイン自動調整が開始されるとハンチン
グは速かに抑制されている。さらに本発明の装置で、高
精度のゲイン自動調整が可能となったのは、圧延荷重信
号を用いないため、その雑音の影響を全く受けず、また
圧延理論上無理のある仮定を前提としないという本発明
の特徴によるものである。
図の実施例を、冷間可逆圧延機の板厚制御装置に適用し
たときの制御結果を示しだ図である。横軸全時間にとっ
て、第7図のロックオン演算装置113の出力ΔH10
ツクオン演算装置112の出力Δh1加算器115の出
力ΔHe、加算器124移を示している。ここで時刻t
B までは乗算器133はOFF状態でアシ、本発明の
ゲイン自動調整機能は作用していない。時刻tBで乗算
器133がONとなり、ゲイン自動調整が開始している
。第9図から明らかなように時刻tAで発生した入側板
厚変動は当初AGCゲインGが適切でないため十分制御
されず、出側板厚Δhは大きくハンチングを示している
が、時刻tBでゲイン自動調整が開始されるとハンチン
グは速かに抑制されている。さらに本発明の装置で、高
精度のゲイン自動調整が可能となったのは、圧延荷重信
号を用いないため、その雑音の影響を全く受けず、また
圧延理論上無理のある仮定を前提としないという本発明
の特徴によるものである。
第1図は本発明を用いる圧延機制御装置のブロック図、
第2図は従来の板厚制御ゲイン自動調整方法を説明する
ためのブロック図、 第3図はフィードフォワード制御装置におけるゲイン決
定を説明するためのグラフ、 第4図はフィードバック制御装置におけるゲイン決定を
説明するためのグラフ、 第5図は本発明におけるゲイン決定を説明するためのグ
ラフ、 第6図は本発明における制御ゲイン修正を説明するため
のグラフ、 第7図は本発明を用いた装置の実施例を示すブロック図
、 第8図は本発明の修正ゲイン設定を行う装置の例を示す
ブロック図、 第9図は本発明の詳細な説明するためのグラフ。 特許出願人 住友金属工業株式会社 (外5名)
ためのブロック図、 第3図はフィードフォワード制御装置におけるゲイン決
定を説明するためのグラフ、 第4図はフィードバック制御装置におけるゲイン決定を
説明するためのグラフ、 第5図は本発明におけるゲイン決定を説明するためのグ
ラフ、 第6図は本発明における制御ゲイン修正を説明するため
のグラフ、 第7図は本発明を用いた装置の実施例を示すブロック図
、 第8図は本発明の修正ゲイン設定を行う装置の例を示す
ブロック図、 第9図は本発明の詳細な説明するためのグラフ。 特許出願人 住友金属工業株式会社 (外5名)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 圧延機の入側に設置された入側板厚計の出力(ΔH)と
出側に設置された出側板厚計の出力(Δh)に基いて、
圧下装置を操作して出側板厚を制御する板厚制御方法に
おいて、 入側板厚から圧延荷重への影響係数(∂P/∂H)と出
側板厚から圧延荷重への影響係数(∂P/∂h)との比
を予め定めて入出側板厚影響係数((∂P/∂h)/(
∂P/∂H))を設定出力し、 該入出側板厚影響係数として前記入側板厚計の出力と前
記出側板厚計の出力とから式 ΔHe=ΔH+[(∂P/∂h)/(∂P/∂H)]・
Δhによつて、等価入側板厚変動(ΔHe)を求め、前
記出側板厚計の出力と、前記圧延機の圧下位置検出装置
の出力ΔSとから式 ΔSa=Δh−ΔS によつてミルスプリング量(ΔSa)を演算し、前記等
価入側板厚変動と前記ミルスプリング量とから板厚制御
ゲインを演算することを特徴とする、圧延機の板厚制御
ゲイン自動調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61102703A JPS62259609A (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 | 圧延機の板厚制御ゲイン自動調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61102703A JPS62259609A (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 | 圧延機の板厚制御ゲイン自動調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62259609A true JPS62259609A (ja) | 1987-11-12 |
Family
ID=14334622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61102703A Pending JPS62259609A (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 | 圧延機の板厚制御ゲイン自動調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62259609A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016151855A1 (ja) * | 2015-03-26 | 2016-09-29 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 圧延材の板厚制御装置 |
-
1986
- 1986-05-02 JP JP61102703A patent/JPS62259609A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016151855A1 (ja) * | 2015-03-26 | 2016-09-29 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 圧延材の板厚制御装置 |
JPWO2016151855A1 (ja) * | 2015-03-26 | 2017-06-29 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 圧延材の板厚制御装置 |
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