JPS62258724A - フイルタ−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、フィルター装置に係り、折返し状態のメカニ
カルフィルター紙（Ｓｃｈｗｅｂｓｔｏｆｆｉｌｔｅｒ
−ｐａｐｉｅｒ）等のフィルター媒体を有するとともに
、これらフィルター媒体の互いに隣接する部分の間にス
ペーサが配置され、各スペーサは、好ましくは、長子方
向においてジグザグ状に折返されるとともに、当該スペ
ーサの長子方向の一方の端縁に沿って、実質的に端縁自
由の付加部材が配置され、当該付加部材上にフィルター
媒体が支持されるフィルター装置に関するものである。

［技術分野とその問題点］ 特殊なりリーニング−ｒ能なメカニカルフィルターによ
って、チリやホコリを含んだ空気ないしはガスをろ過す
るフィルター装置は公知である。

この装置においては、高い清詐程度を得るために、好ま
しくは、Ｓクラスのメカニカルフィルタは、通常、木材
あるいは金属製の枠体（カセット）内に折返し状態で、
当該枠体と一緒に成型されたメカニカルフィルターを有
する．そして、当該折返し部分間には、間隔保持部材、
すなわちスペーサが配置されている．例えば、６１０ｘ
６１０Ｘ２９２ｍｍ３の枠体内に配置されたフィルター
紙のフィルター面積は１０ｍ２〜２５ｍ２の値になる。

フィルター紙をカセット内に的確に装着するために、一
定の手順で製作されねばならない．すなわち、まず、ロ
ール状に巻かれた枠材から押出し成型により所望位置に
、スペーサが接触する折曲端部を形成する．スペーサ自
体は、通常、アルムニュウム薄片により形成され、一般
に０，０４ｍｍの板厚を有する．当該スペーサは、断面
ジグザク状に折返されて，全体として連続した屋根形状
を呈する．このスペーサの幅方向の側面、すなわち、ス
ペーサの互いに平行な折曲線部には、フィルター媒体の
互いに隣接した部分が接触する。

この端縁構成は、鈍い形状であるため、これによってフ
ィルター媒体が傷つくことは、おおむね避けられる。

しかし、フィルター媒体の折返し線部自体についていえ
ば、折返しの際に、損傷を与える恐れが増大する．更に
、折返し部分の先端領域において，長子方向の端縁の接
触によって，損傷の危険が大である．フィルター面の損
傷を避けるために、フィルター媒体と交互に作用するス
ペーサの長子方向の端縁を，わん曲形状とする構成（ド
イツ特許公開第１６０７６９７号）も既に提案されてい
る．しかしながら、枠体内に、フィルター媒体がスペー
サとともに適切に！ＩＣ２Ｆされない場合には、依然と
して損傷の危険があり、わん曲形状された端縁は，通常
、０、０８ｍｍの厚さのため、フィルター紙 る．すなわち、ち該端縁は、未だ、鋭い形状といえる。

ドイツ特許公告第１５０７７５６号には、ジグザグ状に
形成されたスペーサ部材を備えたフィルター装置が開示
されている．当該スペーサ部材の長ｐ方向の端縁には、
保ユ〜キャップがかぶせられ、ち該キャップは折返し線
部を有する側面に沿って延出している。しかし、当該構
成は、実質的に次のような欠点がある。すなわち、第１
に、保護キャップと側面との間の移行部分が安定してい
ないので、フィルター媒体の損傷の危険が増大すること
である。又、他のより大きい欠点は、側面とキャップと
の間°に形成された段部によって。

フィルター媒体の、フィルター深さ全体において側面に
沿う十分な支持が阻害されることである。

当該側面とフィルター媒体との間の間隙を通る空気の流
通により、揺れが生じる恐れがある。このような、揺れ
や振動が、フィルター媒体を早期に破壊させる問題があ
る。

［発明の目的］ 本発明は、当初に記載した技術のフィルター装置におい
て、フィルター媒体の損傷の危険を十分に解消し、しか
も当該フィルター媒体をスペーサに接触させることがで
きるフィルター装置を提案することを目的とする。更に
、フィルター媒体の折返し部がもはや必要でなく、従っ
てフィルター媒体の金属枠体中への配設ならびにスペー
サの装着が容易になされることである。

［発明の概要］ 上記目的を達成するために、本発明においては、基本的
にいって、付加部材が、少なくともフィルター媒体に対
して交互に作用する領域において、端縁自由であるとと
もに、折返されたスペーサの幅に対応する最大幅を有す
る構成のフィルター装置を提案するものである。又、当
該構成においては、付加部材が断面において、特に、円
形ないしは半円形に形成される。更に好ましくは、当該
付加部材を円形状のひも部材、管部材あるいはこれと同
様の部材で形成することもできる。

当該付加部材は、又、フィルター媒体に対して損傷を与
えるような鋭い端縁を構成しない限り。

多角形状に構成臀得る。このような付加部材の構成を１
本発明では、端縁ｒ目１１と称しである。

本発明の、特に望ましい構成例として、付加部材は長手
方向の端縁上に、当該端縁を囲むことなく解離可能に配
置される構成が提案される。

更に提案される未発Ｉ５１の構成では、スペーサの各長
手方向の端縁に付加部材が設けられ、ち該付加部材に沿
って、フィルター媒体が配置される。

これにより、付加部材の有効範囲には、もはや鋭い端縁
はなくなるので、フィルター媒体の損傷の危険が解消さ
れるのである。

端縁自由の付加部材は、スペーサよりも幅が広くないの
で、フィルター媒体は、スペーサの深さ全体にわたって
、確実に設置され、移動することがない、当該付加部材
を円形状ないしは半円形状に形成した場合には、殆ど均
一な流入状態が得られ、これによって、流量損失は、同
一の流量において、従来のＵ字形のフィルターを備えた
ものの約２０％になる。又、吸い込まれるガスによる付
加部材の領域の摩耗は大幅に減少する。

更に、付加部材自体によって、もはやフィルター媒体を
前もって角ばった状態に折返すことを要しなくなった。

これは、従来の４Ｉ！ｉ成では、スペーサの幅に合せる
ために、わん曲した縁部分を備えることが必須の加工手
順であった。

更に、長手方向の端縁をカバーする付加部材による他の
利点は、フィルター媒体のクリーニングの間に得られる
。すなわち、従来においては、クリーニングのために利
用される圧縮空気の噴射流にされされる折返しの先端部
領域においては、作用する押圧力により望ましくない負
荷が生じ、これにより、損傷の危険が増大するが、本発
明によるわん面構成によれば、折返し部へ向けられる圧
縮空気の噴射流を自動的に側方、すなわちスペーサの領
域へと導くようになっているので、フィルターの損傷の
危険は大幅に減少する。

本発明の更に他の構成例では、フィルター媒体と交互に
作用する付加部材の領域の輪郭を断面において、わん曲
形状とされる。

基本的にいって、又、１つの薄板より形成される付加部
材でも、フィルター媒体と交互に作用する端縁が丸めら
れ、その幅がスペーサの幅に対応する構成である限り、
本発明の目的を十分に達成する。

又、本発明の範囲に入る構成として、スペーサは、付加
部材と一体に構成し得、そして例えば。

合成樹脂による鋳造ないしは射出成型により形成し得る
。又、スペーサは、ジグザグ状に形成することも、必ず
しも　必要とされない、又更に、スペーサは、丸められ
た端縁を備えた空胴体であってもよく、それは、およそ
通常のスペーサの被覆部分に相当する。

本発明の更なる構成例においては、付加部材が、シリコ
ンゴム等の弾性体により構成され、ここにおいて、望ま
しくは、その長手方向の端縁が、付加部材の内側に来る
ようにすることである。これによって、付加部材をスペ
ーサの市記端縁−にに対応させる際にその対応の正確性
にあまり気を配ることを要しない、そして、長手方向の
端縁の領域にのみ生じる鋭い端縁をフィルター媒体に何
等作用させることがない。

付加部材を円形状のひも部材、ないしは管部材で構成し
た場合、これら部材は、長手方向の端縁上においてのみ
、正確にいえば、フィルター媒体によって囲まれるとと
もにスペーサの折返された先端縁に沿うＹ面の側におい
てのみ、配置すればよい。

当該付加部材は、又、セラミック、ガラス、あるいは金
属で構成し得る。

本発明の更なる提案においては、樋状に形成された型を
設け、当該型に前もって分離剤を塗布しておき、当該型
で弾性体を成型し、それによって１本発明による付加部
材を備えた長手方向の端縁を一緒に形成するのである。

当該弾性体が、いくらか硬化して、型より分離できるよ
うになったならば、これにより、スペーサは付加部材と
ともに型から取出される０弾性体が所望の程度に硬化す
れば、直ちに本発明のフィルター装置として利用できる
。

本発明の更に詳細な内容、利点、特徴については、以下
添付図面を参照して述べられる実施例により、理解でき
るであろう。

［実施例］ 第１図において、第２図以下に示す本発明の実施例との
比較のために、公知のフィルター装置を、まず簡単に説
明する。

第１図には、好ましくはクリーニング可使なフィルター
装置の要部が示されている。フィルター媒体としては、
好ましくはメカニカルフィルター紙よりなる折返された
フィルター紙が用いられる。当該フィルター紙ｌＯの折
返しは、折返し機により行われ、端縁１２．１４．１６
．１８の間隔は、フィルター媒体ｌＯの先端部領域にお
いて、フィルター媒体ｌＯのＷいに隣接した部分２０．
２２．２２．２４の！１ｉｆｌに装着されるスペーサ２
６．２８にぴったりと対応している。これらスペーサ２
６．２８は、ジグザグ状に折曲されたアルミニュウム薄
片よりなる。このスペーサの長手方向の端縁、すなわち
、当該構成において、端縁３０．３２が、それぞれ内接
しているフィルター媒体１０の端面３４，３６と共働す
る。

当該スペーサ２６．２８の長手方向の端縁３０．３２は
、通常、鋭い縁構成とならないように丸められているが
、それでも、フィルター媒体１０が損傷する危険は残さ
れている。それは、使用する薄片の厚さが、０．０４ｍ
ｍ程度であるため、丸みを付与した端縁自体も、せいぜ
い、０．０８ｍｍ程度の肉厚にしかならないからである
。

更に、スペーサ２６．２８の長手方向の端縁３０．３２
によるフィルター媒体１０の損傷の危険のみならず、折
返し部分１２．１４．１６．１８による損傷の危険もあ
る。

第２図ないし第５図に示す本発明の第１の実施例のフィ
ルター装置を次に説明する。

本実施例のフィルター装置において使用されるフィルタ
ー媒体３８は、前述と同様に折返しの状態で、図示を省
略した１例えば、木材ないしは金属で形成された枠体内
に装着される。互い”に隣接するフィルター媒体３８の
部分４０．４２：４２．４４；４４，４６の間には、同
様に、好ましくはアルミニュウムの薄片で、あるいは又
、紙ないしはプラスチックスを充填して折返されたスペ
ーサ４８．５０．５２．５４が配置されている。当該ス
ペーサは、長手方向の断面において。

ジグザグ状に構成され、これは、第３図及び第４図に示
すスペーサ５６のＩＶ−１’Ｖ線に沿う断面形状より理
解できるであろう、換言すれば、スペーサ４８．５０．
５２．５４及び５６の幾何学的形状は、丁度、連続した
屋根のように傾斜した而の構成である。この内、例とし
て、３つの部分に５８．６０．６２の参照番号を付しで
ある。長手方向の端縁、すなわち、正確にいえば、スペ
ーサ４８．５０．５２．５４．５６のジグザク状の端縁
に沿うモ面、であって、当該領域にフィルター媒体３８
が巻回されるところには、付加部材７４．７６．７８．
８０．８２が設けられる。当該付加部材は、断面、わん
曲した形状をなし、スペーサの対応する長手方向の端縁
を完全に覆っている０図面において参照番号８４．８６
．８８で示した折返した鋭角部は、従来の構成では、フ
ィルター媒体を損傷する危険があった。しかし、本発明
では、付加部材７４．７６．７８．８０゜８２の幅Ｂを
、スペーサ４８．５０．５２．５４．５６の幅Ｘ、すな
わち、第４図に示す直線５７．５９の間隔、に等しく設
定してあり、前記鋭角部８４．８６．８８は、当該直線
５７．５９１−にある構成としである。従って、フィル
ター媒体３８に対しては、もはや端縁６４．６６．６８
．７０．７２の鋭角１８４．８６．８８が直接的に接触
することがなく、好ましくは断面わん曲形状の付加部材
７４．７６．７８．８０．８２が接触する。このため、
フィルター媒体の損傷の危険は解消される。更に、フィ
ルター媒体は、第１図に図示したように折返し端縁部の
間隔が、折返し部の端面の領域において、ジグザグ状に
形成された１平面内の長手方向の端縁の深さに適合する
ように、フィルター媒体を予め折曲しておくことが、も
はや不要である。又更に、付加部材７４．７６．７８．
８０．８２の幅Ｂは、スペーサ４８．５０．５２．５４
．５６の幅と同一であるから、フィルター媒体３８の部
分４０．４２．４４．４６はスペーサ４８．５０；５０
゜５２．５２．５４の間にぴったりと支持される。

従って、バタバタしたりする等の扛れや振動の発生も、
もはや起り得ない。

付加部材７４．７６．７８．８０．８２は、例えば、シ
リコンゴム等の弾性体より構成しく１）る。

これにより、製造１：簡単に、長手方向の端縁部に付加
部材を設けることができる。付加部材を構成する端縁を
形成するためには、例えば、樋状の型に流動性の弾性体
を充填すればよい０弾性体が型から分ｇｌ可能な状態に
まで硬化したなら、すぐにスペーサは、すでに所９！の
形状を有する付加部材とともに、型から外され、その後
、更に硬化すれば、完成した本発明に係るスペーサとし
てフィルター装置に適用できる。なお、型から容易に分
離し得るように、流動性弾性体を流し込む１１０に、型
に対して、分離剤を塗布ないしは吹き付けておくのが望
ましい。

第６図ないし第９図には１本発明の特に顕著な構成の第
２の実施例が示されている。なお、ここでは、第２図な
いし第５図に示す第１の実施例に対応する部分に回−・
の参照番号を付して説明する。

第２図ないし第５図の実施例と相違する点は、ここでは
、スペーサ４８．５０．５２．５４．５６に、断面円形
状の付加部材９０．９２．９４．９６が設けられること
である。当該付加部材は、長手方向の端縁６４．６６．
６８．７２上に解離可能に配置されている。換言すれば
、当該付加部材は、例えば、適宜の材料よりなる円形状
のひも部材や、管状部材あるいは、単なるホースやチュ
ーブ等でもよく、当該部材が、ジグザグ状の長手方向の
端縁６４．６６．６８．７２上にＩｔ置され、当該端縁
がフィルター媒体３８に対して損傷を与えないように、
保護する構成である。

特に第８図に、ごく略図的に簡略に示しであるが、円環
状の付加部材９６は、鋭角部８４−．８６．８８を保護
するので、フィルター媒体３８は。

それにより損傷しないように確実に守られ、しかも、フ
ィルター媒体３８はスペーサ５６の深さ全体にわたって
、十分に支持される。

なお、未発り１の付加部材はフィルター媒体との共働領
域に鋭い端縁が生ぜず、従って損傷を与える恐れがない
限り、例えば、８角形状等の多角形状に形成し得、これ
も本１！＋の技術思想に含まれるものである。

［発明の効果］ 以上のように、本発明によれば、フィルター媒体の損傷
の危険を効果的に解消し、しかもフィルター媒体をスペ
ーサに十分接触させることができる新規なフィルター装
置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は公知のフィルター装置の要部Ｊｌｆ図。 第２図は本発明の第１の実施例のフィルター装置の部分
図、第３図は第２図のスペーサの側面図。 第４図は第３のｍＶ−ｍＶ線に沿う断面図、第５図は第
３図のｖ−ｖ線に沿う断面図、第６図は本発明の第２の
実施例のフィルター装置の部分図、第７図は第６図のス
ペーサの側面図、第８図は：５７図の■−■線に沿う断
面図、第９図は第８図の■−Ｘ線に沿う断面図である。 ３８：　フィルター媒体 ４８．５０．５２．５４．５６：　スペーサ６４．６６
．６８．７２：　長手方向の端縁７４．７６．７８．８
０．８２．９０．９２．９４．９６：　付加部材 出願人代理人　弁理士　朝　倉　勝　三譜　　　−一一

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、折返し状態のメカニカルフィルター紙等のフィルタ
   ー媒体（３８）を有するとともに、これらフィルター媒
   体の互いに隣接する部分の間にスペーサ（４８、５０、
   ５２、５４）が配置され、各スペーサは、好ましくは、
   長手方向においてジグザグ状に折返されるとともに、当
   該スペーサの長手方向の一方の端縁（６４、６６、６８
   、７０、７２）に沿って、実質的に端縁自由の付加部材
   （７４、７６、７８、８０、８２、９０、９２、９４、
   ９６）が配置され、当該付加部材上にフィルター媒体が
   支持されるフィルター装置において、 前記付加部材（７４、７６、７８、８０、８２、９０、
   ９２、９４、９６）は、少なくともフィルター媒体（３
   ８）に対して交互に作用する領域において、端縁自由で
   あるとともに、折返されたスペーサ（４８、５０、５２
   、５４）の幅（ｘ）に対応する最大幅（Ｂ）を有するこ
   とを特徴とするフィルター装置。 ２、付加部材（９０、９２、９４、９６）は、前記長手
   方向の端縁（６４、６６、６８、７２）上に当該端縁を
   取囲むことなく解離可能に配置されてなる特許請求の範
   囲第１項記載のフィルター装置。 ３、付加部材（９０、９２、９４、９６）は、断面円形
   又は、半円形に形成されてなる特許請求の範囲第１項記
   載のフィルター装置。 ４、付加部材（９０、９２、９４、９６）は、円形状ひ
   も部材、管部材等で形成されてなる特許請求の範囲第１
   項記載のフィルター装置。 ５、フィルター媒体と交互に作用する、付加部材（７４
   、７６、７８、８０、８２）の領域の輪郭は、断面わん
   曲形状をなしてなる特許請求の範囲第１項記載のフィル
   ター装置。 ６、付加部材（７４、７６、７８、８０、 ８２）は、円形シリンダー部分ないしは、丸い端縁を有
   する平板状部材で形成されてなるとともにスペーサの側
   面と面一に構成されてなる特許請求の範囲第１項記載の
   フィルター装置。 ７、付加部材（７４、７６、７８、８０、 ８２）は、シリコンゴム等の弾性体、セラミック、ガラ
   ス、あるいは金属により形成されてなる特許請求の範囲
   第１項記載のフィルター装置。 ８、付加部材は、スペーサと一体に構成され、例えば、
   合成樹脂により鋳造ないしは射出成型されてなる特許請
   求の範囲第１項記載のフィルター装置。