JPS62257458A - スケ−ル除去獣毛 - Google Patents

スケ−ル除去獣毛

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JPS62257458A
JPS62257458A JP22325486A JP22325486A JPS62257458A JP S62257458 A JPS62257458 A JP S62257458A JP 22325486 A JP22325486 A JP 22325486A JP 22325486 A JP22325486 A JP 22325486A JP S62257458 A JPS62257458 A JP S62257458A
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JP
Japan
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wool
animal hair
treatment
fibers
scale
Prior art date
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Pending
Application number
JP22325486A
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English (en)
Inventor
近土 隆
坂井 史明
忠士 唐川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
Original Assignee
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はスケールが除去された獣毛、特に羊毛に関する
従来技術および問題点 獣毛繊維はその表面にスケールを有し、これが洗面等に
おける縮充の原因となる。この縮充を防止するためスケ
ールを除去する方法が提案されているが、いまだ充分と
は言えない。例えば、塩素等によって羊毛の表面を酸化
してスケールをとる方法があるが、この方法で完全に獣
毛のスケールを除去すると羊毛自体の損傷が大きくなり
、スケールを十分除去する前に処理を停止せざるを得な
い。酸化処理をスケールか完全に除去できる程充分に行
ない得る方法として、特開昭55 36342号には酸
化を塩濃厚溶液中で行なう方法が提案されているが、こ
の方法は、酸化の反応制御が極めて困難である上、後処
理、即ち還元を完全に行なう必要があり、これが不十分
であると黄変を生じ易い。
聞ユ頌点を解決するための方法 本発明は獣毛繊維の損傷を極力おさえながらスケール部
を均一に分解除去した獣毛を提供するしのであり、本発
明の獣毛繊維は完全な防縮性を備えるとともに、その表
面が滑らかで、かつ光沢を有し、また柔軟な風合を有す
る。従って、モヘヤのごとくスケールがスムーズで縮充
の小さい獣毛に本発明方法を適用した場合でも小さい獣
毛に本発明方法を適用した場合でもその表面光沢や柔軟
性か向上すると言った利点がある。
本発明は獣毛繊維の表面を予め酸化処理し、次いでこれ
を塩類の存在下で蛋白質分解酵素で処理する方法、なら
びにそれにより得られた、JIS−L−1076:C法
にもとづく対ピリング性が4級以上であり、表面スケー
ルが実質上完全に除去された獣毛繊維に関する。
本発明を適用し得る獣毛繊維は典型的には羊毛であり、
その他アルバカ、モヘア、アンゴラ、カシミア等が例示
されるがこれに限定されるものではない。
獣毛繊維の表面は予め酸化処理する。酸化処理の主な目
的は酵素分解を受は堆いジサルファイド結合を切断する
ことによって、スケール部分に膨潤性を与えると共に後
の酵素処理を受は易くする点にある。酸化処理は内部に
及ばないのが好ましく、スケール部にとどめるべきであ
る。また獣毛の種類等によって処理条件は適度に調整す
べきである。通常は酸化剤の使用量によって酸化の程度
を調節する。羊毛の場合、酸化剤はその種類によっても
異なるが、バッチ法では羊毛重量の1−10重M%、好
ましくは3〜5重量%用いる。浸漬時間は常温で10〜
30分処理後、30〜40℃に昇温して5〜60分、好
ましくはlO〜20分更に処理する。連続法では酸化剤
1〜10溶液%、好ましくは3〜5溶液%の溶液に約3
〜20秒浸漬し、約100%絞り後、約1〜5分間滞留
させる。この処理温度や時間は単なるめやすてあって、
これに限定されるものではない。
酸化剤の種類は次亜塩素酸塩、亜塩素酸塩、ジクロルイ
ソシアヌール酸塩、過マンガン酸塩、過酸化水素、モノ
過硫酸およびその塩類等である。
特に好ましい酸化剤はジクロルイソシアヌール酸塩およ
び過マンガン酸塩である。
本発明の酸化処理は獣毛と反応しない食塩、芒硝、硫安
のごとき無機塩水溶液、特に酸化剤によっては飽和また
は飽和に近い水溶液中で、さらに好ましくは9144前
後で行なうのが好ましい。このような溶液中に上記酸化
剤を加えて酸化を行なうと酸化がより均一に行なわれる
。更に酸化剤によっては酸化処理は獣毛繊維を予め前記
無機塩の飽和または飽和に近いp■−■を酸性に調整し
た水溶液に浸清し、次いでこれを酸化剤を含む無機塩の
飽和または飽和に近い水溶液に移すことによって行なっ
てもよい。これらの方法により獣毛への薬液の浸潤がよ
り均一になり、酸化処理もスケール部に限定することが
可能となる。さらに皮質部の損傷を軽減することができ
る。この前処理は通常10〜30°C1好ましくは20
〜25℃程度で約lO分程度行なうが、これに限定する
ものではない。また必要ならば適当な界面活性剤を加え
て、獣毛中への浸透性を高めてもよい。
酸化処理された獣毛繊維は十分水洗した後、還元剤を用
いて繊維内部に残存する酸化剤を除く。
還元剤は重亜硫酸ソーダ、亜硫酸ソーダ、メタ重亜硫酸
ソーダなどが例示される。使用量は処理繊維の3〜6重
量%程度である。還元剤を用いたときは繊維をさらに十
分水洗する。
獣毛繊維は次いで蛋白質分解酵素で処理する。
好ましい蛋白質分解酵素は基質特異性の低いものであり
、これら蛋白質分解酵素の例としては、枯草菌プロテア
ーゼ、放線菌プロテアーゼ等の細菌蛋白質分解酵素等で
ある。基質特異性の少ない酵素を用いることにより獣毛
の表面が均一に分解される。パパイン、トリプシン等の
酵素も使用できるが、これらの酵素は繊維の部分的損傷
をまねき易いため、処理に細心の注意を要し、しかも処
理に長時間を必要とする。
蛋白質分解酵素による処理は好ましくは獣毛と反応しな
い食塩、芒硝、硫安などの無機塩の飽和または飽和に近
い濃度の水溶液中で行なう。これによって、繊維の膨潤
が抑制され酵素による獣毛繊維の過度の分解が抑制され
、繊維の無用の損傷を避けることができる。
酵素処理条件は使用酵素によって適当な条件を選定すれ
ばよい。通常、獣毛重量の2.0〜4.0重量%の酵素
を用い、I)I−16付近でしかもその酵素活性を最大
に発揮し得るような温度で1〜2時間処理する。処理の
終点は処理繊維のスケール部が除去された点であり、こ
れは顕微鏡等により容易に確認し得る。
酵素処理獣毛繊維は脱液した後、界面活性剤水溶液で洗
浄する。界面活性剤は非イオン界面活性剤が好ましい。
次いで熱湯(約80℃)に浸漬して酵素活性をなくした
後、乾燥する。
この様にして処理した羊毛繊維は美しいモヘア状の光沢
と柔軟さを有し、完全な防縮性を発現した。また従来の
樹脂加工防縮羊毛にみられるような使用染料の限定、濃
色染色時の染色堅牢度の低下は認められなかった。さら
に工毘制御がし易く、製品の黄変を生じ難い。
実施例1 直径22μのオーストラリア産メリノ種のトップを硫安
2モル/Q、浸透剤(エマール20C1花王石鹸(昧)
製品)0.01溶液%を含む水溶液中に25℃で10分
間浸漬する。該溶液にトップ重量に対し2.5重量%の
過マンガン酸カリウムを加え10分間反応させ、更に4
0℃に昇温して過マンガン酸イオンの色(a紫色)が消
滅するまで処理する。処理後浸漬トップを充分に水洗す
る。
トップ重量に対し6重量%の酢酸と6重量%の重亜硫酸
ソーダを含む水溶液中に50℃で30分間浸浸漬光する
浸漬トップを充分水洗した後、浴比1/l Oで硫安2
モル/Q、枯草菌プロテアーゼ(セリアーゼコンク、長
面生化学(株)製品)2重量%を含む水溶液(pl■6
)中に50℃で1時間浸漬し酵素処理を行なった。
脱液後、非イオン界面活性剤(スコアロール900、花
王石鹸(株)製品)01溶液%水溶液で十分洗浄した後
水洗し、80℃の熱水中に20分間浸ム11シて酵素の
熱失活処理を行なった。これを80〜906Cで乾燥し
てスケールの除去された羊毛トップを得た。
得られたトップは繊維平均直径が20.5μであり、優
れた光沢と柔軟でなめらかな手触りを何していた。原料
として用いた羊毛と加工後の羊毛の電子顕微鏡写真(1
000倍)をそれぞれ第1図および第2図として示す。
第2図には加工後の羊毛のスケールが完全に除去されて
いることが示されている。
次の上記加工後の繊維を用いた紡績糸(ジャージ糸:メ
ートル番手40番、撚数510回/m)を編み立て、そ
の防縮性および耐ピリング性を測定し、未加工繊維のそ
れと比較した。結果を表−1に示す。
なお面積フェルト収縮率はIWSの’I’M−185(
洗i?11時間3時間)に従い、耐ピリング性はJIS
−L−1076+C法に従って行なった。
実施例2 直径30μのオーストラリア産雑種のトップを浴比1:
lOで0.05溶液%の非イオン界面活性剤(スコアロ
ール900、花王石鹸(株)製品)を含む水溶液中で・
10℃で10分間洗浄する。排液後すすぎを行なう。
次いで該トップを浴比1:10で0.O11溶液の浸透
剤(タージトールTMN、ユニオンカーバイド社製品)
と、羊毛重量に対して20重量%の芒硝を含み、酢酸で
pi−14、5に調整した水溶液に常温で10分間浸漬
する。次いで該溶液に羊毛重量に対して純分で2.5重
量%のジクロルイソシアヌール酸ソーダ(ハイライト6
0G:日産化学製品)を加え、常温で15分間処理する
。次いで該溶液に2g/12の酸性亜硫酸ソーダを加え
、35〜40℃で20分間処理する。処理後、排液し充
分に水洗を行なう。
更に該トップを硫安2モル/e、枯草菌プロテアーゼ(
セリアーゼコンク:長面生化学(株)製品)2重量%を
含んだ水溶液(pH6)中に50°Cで1時間浸漬し酵
素処理を行なった。
排液後、非イオン界面活性剤(スコアロール900:花
王石鹸(株)製品)0.05溶液%水溶液で充分に洗浄
した後、水洗し、80℃の熱水中に20分間浸漬して酵
素の熱失活処理を行なった。これを80〜90℃で乾燥
してスケールの除去された羊毛トップを得た。
得られた羊毛繊維は繊維平均直径が28.5μであり、
優れた光沢となめらかな手触りを有していた。
上記加工後の繊維を用いた紡績糸(手編毛糸メートル番
手3/7.5、撚数:下撚15Q回/儂、上P2S5回
/m)を編み立てし、その防縮性および耐ピリング性を
測定し、未加工繊維のそれと比較した。結果を表−2に
示す。なお測定法は面積フェルト収縮率はIWS法TM
−192(洗面時間60分)、耐ピリング性はJIS−
L−1076:D法に従った。
表−2 なお、J l5−L−1076:D法において試験後の
毛羽およびピルの発生重量は表−3のとおりであっfこ
表−3
【図面の簡単な説明】
第1図は未加工羊毛の電子顕微鏡写真、第2図は本発明
加工羊毛繊f+<Ifの電子顕微鏡写真(いずれも10
00倍)を示す。 図面の浄?g(内容にズ更なし) 第1図     ・ 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 3、 補正をするη 事件との関係 特許出願人 4、代理人 住所 〒540 大阪府大阪市東区域見2丁目1番61
号6補工の対象図面仝図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、JIS−L−1076:C法にもとづく対ピリング
    性が4級以上であり、表面スケールが実質上完全に除去
    されている獣毛。
JP22325486A 1986-09-19 1986-09-19 スケ−ル除去獣毛 Pending JPS62257458A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4838360A (ja) * 1971-09-15 1973-06-06
JPS5536342A (en) * 1978-09-01 1980-03-13 Hiroshi Houjiyou High grade quality improving method of wool fiber substance
JPS5637368A (en) * 1979-08-30 1981-04-11 Hiroshi Houjiyou High grade modification of animal fiber material
JPS56140164A (en) * 1980-03-27 1981-11-02 Hiroshi Houjiyou Modification of animal fibrous material by scale peeling

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