JP4178489B2 - 風合いに優れた羊毛繊維構造物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カシミヤのような柔軟性とヌメリ感を有する風合いに優れた羊毛繊維構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】
紳士衣料、婦人衣料、特にそれらの外衣においては、近年柔軟な触感、風合を有する織物が好まれており、その代表的な素材としてはカシミヤがあげられる。これに対して、羊毛繊維も従来より高級衣料に欠かせない素材として幅広く用いられているが、その風合はカシミヤに比べると柔軟性とヌメリ感に欠けると言わざるを得ない。
【0003】
そこで羊毛繊維にカシミヤのような柔軟性とヌメリ感を付与し、新しい感覚の羊毛繊維構造物を得ようと、これまでに多くの方法が検討され、報告もされている。例えば、(1)水素イオンまたは金属イオンを吸着させた後、高濃度の酸化剤の水溶液で処理し、スケール組織を内側から崩壊させて剥離する方法(特公昭62−19540号公報)、(2)あらかじめ酸化処理した後、飽和に近い無機塩溶液中で酵素処理を行いスケールを除去する方法(特開昭58−144105号公報)、(3)賦活剤および尿素の存在下で蛋白質分解酵素による前処理を行った後、酸化処理、さらに蛋白質分解酵素による後処理を順次行い繊維を改質する方法(特開昭61−266676号公報)などである。しかし、これらの方法から得られる羊毛繊維はスケールが完全に除去された外観を呈し、人工的な光沢感とヌメリ感を有すると共に、羊毛繊維の脆化が進み、風合が粗剛となり、カシミヤのような柔軟性とヌメリ感を得ることは不可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、上述の事情に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、カシミヤのような柔軟性とヌメリ感を有する羊毛繊維構造物を得るには、完全にスケールが除去された羊毛単繊維の含有率とスケールが完全に除去されていない羊毛単繊維のスケールの高さ分布が非常に重要であることを見いだし、本発明を完成するに至った。本発明の目的は、カシミヤのような柔軟性とヌメリ感を有する風合いに優れた羊毛繊維構造物を提供することにある。
【0005】
上述の目的は、以下のような条件を満たすように、メリノウールを中性プロテアーゼで処理して、羊毛のスケールが不完全除去された羊毛単繊維からなる羊毛繊維織編物によって達成される。
1.完全にスケールが除去された羊毛単繊維が、全構成羊毛単繊維の50%以下である。
2.スケールが残存している羊毛単繊維のスケール高さにおいて、800nm以上のスケールが全スケールの50%以下である(ただし、高さを測定するスケールは400nm以上のものとする。)。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明における羊毛繊維は、平均繊維長50〜100mm、繊度15〜24μmのメリノウールが使用される。
【0007】
本発明における羊毛繊維構造物は、羊毛繊維を蛋白質分解酵素(プロテアーゼ)で処理することにより得られる。本発明で用いる蛋白質分解酵素とは、羊毛繊維を構成する蛋白質の加水分解反応を触媒するもののことをいう。例としてパパイン、トリプシンなど古くから知られている酵素から、最近絹繊維の精練などに利用され始めている枯草菌やその他各種の微生物由来の蛋白質分解酵素などを用いることができるが、本発明では、至適PHが中性領域にある中性プロテアーゼを用いる。例えば、プロテアーゼN(天野製薬株式会社製)、エンチロンPN10NL(洛東化成工業株式会社製)、プロチンPS10(大和化成株式会社製)、トヨチームNEP(東洋紡績株式会社製)などを用いることができる。
【0008】
羊毛繊維の蛋白質分解酵素処理は、従来から使用されている装置を用いて行えばよい。酵素処理の形態としては、スライバー、糸、織物、編み物が含まれ、セーターなどの二次製品とした後に処理をしてもよい。
【0009】
また酵素処理の際、本発明の効果を効率的に発現させるため、使用する蛋白質分解酵素の酵素活性、至適温度、至適pHに合わせて、酵素使用量、処理温度、時間、pHなどが調整される。このことにより、求める完全にスケールが除去された羊毛単繊維の含有率とスケールが完全に除去されていない羊毛単繊維のスケールの高さ分布が得られる。より具体的には、酵素使用量は0.1〜10g/l、処理温度は30〜80℃、処理時間は30〜180分、処理pHは6〜8であるのが好ましい。また、必要に応じて酵素処理時に浸透剤、賦活剤、羊毛保護剤などを併用してもよい。
【0010】
スケール高さ測定方法
本発明でのスケール高さの測定は以下のような方法で行うものである。図1〜2に羊毛繊維の走査型電子顕微鏡(SEM)写真及びとスケール高さ測定法の例を示している。スケール高さ測定には日立製作所(株)のS-3500N形走査型電子顕微鏡を使用した。勿論、一般に市販されている走査型電子顕微鏡であれば問題はない。
【0011】
羊毛繊維のスケール高さ測定のためのSEM観察は倍率1万倍、加速電圧5〜15 kVで行う。また、観察前に羊毛繊維はスパッタリング法により白金を5〜45 nmコートする。羊毛のスケール部は、一万倍で観察した場合スケールの段差部付近は、図1のような簡単な図でおおよそ表すことができる。つまり、ほぼ直線で近似できるa部とスケールのエッジ部である急な段差部b、測定対象としているスケールのc部である。
【0012】
以下、測定法について詳述する。図1に示すようにスケールの高さ測定は、まず急な段差の頂点である点bを観察画面の中心に配置する。次いで、直線aを引く。a部は必ずしも直線であるとは限らないが、引けない場合は平均線を引くものとする。次にスケール部の各点から直線aの延長線への垂線を引き、最も長い垂線をスケール高さとする。実際のスケール高さの測定例を図2に示す。この方法でスケールの高さ測定を行うが、1600nm以上と測定された場合は本特許請求項におけるスケールとは見なさないものとする。これは異物や繊維の曲部をスケール部と見誤るのを防ぐためである。
【0013】
スケール高さの測定は羊毛単繊維1本につき二点以上、単繊維80本以上測定し、合計200個所以上でスケール高さ測定を行う。測定点の選択は完全にランダムなものとし、一万倍でスキャンしながら、視野内に偶然入ったスケールの高さ測定を行うものとする。ただし、スケールが実質的に完全に除去された羊毛繊維はスケール高さ測定対象から除外した。スケールが完全に除去されているか否かはSEM観察で容易に判断でき、図3で示すようなものである。正確に表現するならば、SEMで羊毛繊維を倍率3500倍で繊維軸方向に視野をずらしながら多点観察した場合、一般に繊維周方向に観察されるスケールのエッジが50 %以上の観察点で明確に観察されない羊毛繊維のことをいう。比較のため、図4にスケールが残存している羊毛のSEM写真の例を挙げる。
【0014】
触感の評価
触感の評価は、風合計測システムとして一般的に使用されているKES(Kawabata Evaluation System)の曲げ特性値、風合値の測定および専門技術者による判定で行った。曲げ特性値B(単位:g・cm2/cm)を繊維構造物の柔軟性の評価尺度とし、風合値のNUMERIを繊維構造物のヌメリ感の評価尺度とした。また同時に、天然繊維の風合評価の経験の長い技術者三名によって、触感の総合評価を行った。
【0015】
【実施例】
以下本発明を実施例を用いて更に詳しく説明する。本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0016】
実施例1
繊度が20μ、平均繊維長が84mmのオーストラリア産メリノウールを用いて紡績された梳毛糸(52番手双糸)からなる織物を、下記の処方1の処理浴(液温50℃)にバッチ方式で浸漬し、120分間の処理を行った。
処方1
硫酸アンモニウム 100g/l
中性プロテアーゼ(トヨチームNEP(東洋紡績株式会社製))3g/l
【0017】
続いて水洗後、酢酸5g/lの濃度の溶液(液温60℃)にて15分間の処理を行い、次いで水洗を行った後、乾燥させ、実施例1の羊毛繊維織物を得た。この得られた織物より羊毛単繊維を分離し、そのスケール高さをSEMを用いてランダムに200箇所評価した。測定したスケール高さ分布を図5に示す。処方1を施した羊毛は、約20%の単繊維がスケールが完全に除去されたものであった。また、800nm以下のスケールが65%を占めた。この織物の触感を風合計測システム(KES)で評価したところ、曲げ測定値Bは0.0935、風合値のNUMERIは6.99とカシミヤ織物に近い数値となった。また、専門技術者による触感判定においてもカシミヤと同等との判定であった。
【0018】
実施例2
使用する中性プロテアーゼをトヨチームNEP(東洋紡績株式会社製)からプロテアーゼN(天野製薬株式会社製)に変更した以外は全て実施例1と同じ方法で実施例2の羊毛繊維織物を得た。この得られた織物より羊毛単繊維を分離し、そのスケール高さをSEMを用いてランダムに200箇所評価した。測定したスケール高さ分布を図5に示す。その結果、約15%の単繊維がスケールが完全に除去されたものであった。また、800nm以下のスケールが62%を占めた。この織物の触感を風合計測システム(KES)で評価したところ、曲げ測定値Bは0.0925、風合値のNUMERIは7.04とカシミヤ織物に近い数値となった。また、専門技術者による触感判定においてもこの羊毛繊維織物の風合いはカシミアに極めて近いと判定された。
【0019】
比較例1
繊度が20μ、平均繊維長が84mmのオーストラリア産メリノウールを用いて紡績された梳毛糸(52番手双糸)からなる織物を、特開昭57−71474号公報に記載された実施例2の方法に基づき処理を行った。まず上記織物を、下記の処方2の処理浴(液温25℃)にバッチ方式で浸漬し15分間の処理を行った。
処方2
ジクロロイソシアヌール酸ソーダ 4g/l
浸透剤 1g/l
続いて水洗後、亜硫酸ナトリウム7g/lの濃度の溶液(液温25℃)にて15分間の処理を行い、次いで水洗を行った。次に下記処方3の処理浴(液温70℃)にて30秒間の処理を行い、引き続き水洗を行った後、乾燥させ、比較例1の羊毛繊維織物を得た。
処方3
パパイン(蛋白質分解酵素) 1g/l
亜硫酸ソーダ 1.5g/l
【0020】
この得られた織物より羊毛単繊維を分離し、そのスケール高さをSEMを用いてランダムに200箇所評価した。その結果、約80%の単繊維がスケールが完全に除去されたものであった。この織物の触感を風合計測システム(KES)で評価したところ、曲げ測定値Bは0.1180、風合値のNUMERIは5.67とカシミヤ織物の数値とは掛け離れた値となった。また、専門技術者による触感判定においてもカシミヤライクとは判定されなかった。
【0021】
【発明の効果】
本発明は羊毛繊維のスケールの高さ分布を最適化することにより、羊毛繊維構造物の風合いを改善することができる。これより、これまで風合いに難があった羊毛繊維構造物にカシミヤのような柔軟でヌメリ感を有する優れた風合いの羊毛繊維構造物を製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (1)は、羊毛繊維を走査型電子顕微鏡(SEM)写真で観察した場合における羊毛繊維の1つのスケールの段差部付近を示す模式図であり、(2)は、羊毛繊維のSEM写真において、スケール高さを測定する際のスケール高さの測定剤の模式図である。
【図2】 (1)及び(2)は、SEM写真における測定例を示す図である。
【図3】 (1)及び(2)は、スケールが完全に除去された羊毛繊維のSEM写真の例である。
【図4】 (1)及び(2)は、スケールが残存している羊毛繊維のSEM写真の例である。
【図5】 実施例1の羊毛繊維のスケール高さ分布を示す図である。
【図6】 実施例2の羊毛繊維のスケール高さ分布を示す図である。
Claims (1)
- 羊毛繊維を中性プロテアーゼで処理することにより得られる羊毛繊維構造物であって、羊毛繊維がメリノウールで、羊毛繊維構造物が羊毛繊維織編物であり、下記の条件を満足するようにスケールが不完全除去された羊毛単繊維からなる風合いに優れた羊毛繊維構造物。
1.完全にスケールが除去された羊毛単繊維が、全構成羊毛単繊維の50%以下である。
2.スケールが残存している羊毛単繊維のスケール高さにおいて、800nm以上のスケールが全スケールの50%以下である(ただし、高さを測定するスケールは400nm以上のものとする。)。
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