JPH04174778A - 獣毛繊維構造物の改質加工方法 - Google Patents

獣毛繊維構造物の改質加工方法

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JPH04174778A
JPH04174778A JP2296762A JP29676290A JPH04174778A JP H04174778 A JPH04174778 A JP H04174778A JP 2296762 A JP2296762 A JP 2296762A JP 29676290 A JP29676290 A JP 29676290A JP H04174778 A JPH04174778 A JP H04174778A
Authority
JP
Japan
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animal hair
hair fiber
product
chlorinating agent
fiber structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP2296762A
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English (en)
Inventor
Toshio Saito
俊夫 斉藤
Megumi Kawase
川瀬 恵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は獣毛繊維構造物の改質jJ+]工方法に関し、
更に詳細には風合い、白変、染着性に優れた獣毛繊維構
造物を得うる改質加工方法に関する。
(従来の技術) 獣毛は、天然繊維および合成繊維の中でも、最も理想的
な繊維であるといわれている。これば、表面のギューテ
ィクルが撥水性を示し水を弾くにもかかわらず、内部の
コルテックスは親水性であるため吸湿性や吸水性をも示
すからである。
従って、獣毛はできるだけ加工により手を力■1えずに
、素材を生かす方向で処理されてきたが、近年生活の多
様化、個性化に対応′ずべく、高イ=1力I]価値付与
の展開が求められてきている。
そこで獣毛繊@1自月に種々の機能を((j与する改質
方法として、例えは特開昭56−79759号公報には
獣毛繊!IIを漂白剤と蛋白質分解酵素の弱アルカリ性
浴で処理を行ない、白変増大と防縮効果を付与する方法
が、また特開昭58−14、4105号公+ドには獣毛
繊維を塩素化剤で前処理した後、中性浴で蛋白質分解酵
素処理を行ない、防縮効果を付与する方法が提案されて
いる。
(発明が解決しよ・うとする課題) しかしながら、特開昭56−79759号公報及び特開
昭58−144.105号公報に記載された方法は、い
ずれも防縮加工に主眼をおいているため、獣毛独自の肌
刺し感を解消し、ふくら、6としなやかさを持つ繊組構
造物を得るに至っていない。また染着性、白変について
も未だ十分に満足し・うるちのが得られていないのが現
状である。
本発明者等は、獣毛繊組構造物の改質方法について鋭意
研究を続けた結果前記既存法の有する諸問題の悉くか解
消された新規改質方法を見出し本発明を完成したもので
ある。
本発明の目的は、卓越した風合いと白変と染着性を有す
る獣毛繊維構造物の改質加工方法を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上述の目的は、獣毛繊維構造物を酸性領域で活性である
蛋白質分解酵素と塩素化剤との同一浴で処理ずことを特
徴とする獣毛繊維構造物の改質加工方法により達成され
る。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明において使用される獣毛繊維としては、羊毛、カ
シミア、モヘア、アルバカ、らくだ、兎の毛等が挙げら
れる。そして獣毛繊維構造物とは、これら獣毛繊維より
なるハラ、スライバー等の紡糸前の原毛、糸、v6.物
2編物、不織布、衣類等を意味し、勿論これら繊維構造
物中にはセルロース系繊維、絹2合成繊維等を倉荷して
も良いことは云うまでもない。
本発明において使用される蛋白質分解酵素としては酸性
領域で安定でかつ活性化する黴などの微生物起源のプロ
テアーゼが挙げられる。
本発明において使用される酸としては蟻酸、酢酸、硫酸
、蓚酸、燐酸、硝酸、硼酸、酒石酸、琥珀酸、林檎酸、
杓臂酸などが挙げられるが、これら酸単独で用いるより
その塩との混合による緩衝溶液を用いるほうが好ましい
。使用量は処理液のPHが略々4〜5になる様に用いる
本発明で使用される塩素化剤としては亜塩素酸ナトリウ
ム5次亜塩素酸ナトリウム、ジクロロイソシアヌル酸あ
るいはその誘導体が挙げられる。
特に最も緩やかな反応をするジクロロイソシアヌル酸す
トリウムが好ましく用いられる。塩素化剤は少なければ
濃染効果がな(、多くなれば風合いが硬くなり黄変も著
しい。
さらに均一に浸透させるために界面活性剤を力lえたほ
うが好ましい。界面活性剤の例としては石鹸、硫酸化油
、高級アルコールの硫酸エステル塩。
スルホン化脂肪酸アミドまたはアルキルベンゼンあるい
はアルキルナフタレンのスルホン酸塩、スルホン琥珀酸
エステル塩、ポリエチレンオキサイドまたはポリプロピ
レンオキサイドなどの縮合物およびこれらの脂肪酸エス
テル、アルキルエーテル、アルキルフェニルエーテル1
アルキルアミン。
アルカノ−アミド縮合物が挙げられる。
獣毛繊維の処理方法としては浸漬法、バッドロール法を
用いることができる。浸漬法ではたとえば40〜70℃
好ましくは50〜60°Cの温度で1〜2時間処理する
。バッドロール法では10〜50°C好ましくは20〜
40°Cの温度で5〜48時間好ましくは10〜36時
間処理する。薬品使用量は浸漬法では蛋白質分解酵素2
〜60g/ff好ましくは5〜30g/β、塩素化剤0
.5〜3g/β好ましくは1〜2g/(lである。バッ
ドロール法での薬品使用量は蛋白質分解酵素10〜30
0g/ff好ましくは30〜100 g/β、塩素化剤
2〜100g/β好ましくは5〜40g/βである。
酵素及び塩素他剤処理をした獣毛繊維構造物は湯洗し、
乾燥する。
この様にして処理した獣毛繊維構造物はモヘア状の柔軟
な風合いを有し、白変も卓越しており、しかも染色時の
染着性は良好であった。
(作用) 本発明は獣毛繊維の等電点であるP H4〜5にて処理
することにより獣毛繊維の脆化が最も少なく、かつこの
PH域で有効に働く酵素を選定することにより柔軟な風
合いを得ることができる。更に羊毛表皮鱗片を膨潤剥離
する塩素化剤により染着性を向上させることができる。
(実施例) 以下実施例に基づき本発明を具体的に説明する。
尚、風合い、白変、染着性は下記の方法により測定した
(1)風合い 5人の専門検査員の触感により判定を行ない、良好◎、
良○、やや不良△、不良×として表示した。
(2)白変 5人の専門検査員の目視により判定を行ない、良好◎、
良○、やや不良△、不良×として表示した。
(3)染着性 C,I  Ac1d  Redl14 3%owfを用
いてPH4〜5、浴比1:20にて50°Cで被染物を
投入、45分間で沸騰点まで昇温し沸騰温度条件下60
分染色を行ない、5人の専門検査員の目視により判定を
行ない、良好◎7良O9やや不良△、不良×として表示
した。
実施例1 羊毛梳毛糸経糸1152.緯糸1/49からなる目付1
70g/m2の羊毛繊維を酢酸12g10.酢酸ソーダ
1.4 g / (1、酸性プロテアーゼ(商品名ニュ
ーラーゼF、天野製薬株式会社製品)10g/β、塩素
化剤としてジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(商晶名
バソランD、C,ビーエーエスエフジャバン株式会社製
品)1.5g/β、非イオン系界面活性剤(商品名ノイ
ゲンEA 120、第一工業製薬株式会社製品)5g 
/ 10)浴(P H4,4)で55°c、1時間処理
し、湯洗、乾燥し実施例1の製品を得た。
比較例1 塩素化剤を使用しない以外は実施例1と同様の処理を行
い、比較例1の製品を得た。
比較例2 酵素を使用しない以外は実施例1と同様の処理を行ない
、比較例2の製品を得た。
比較例3 酸を使用しない以外は実施例1と同様の処理を行ない、
比較例3の製品を得た。
比較例4 酵素として中性プロテアーゼ(商品名プロテアーゼN、
天野製薬株式会社製品)Log/7!、硫安260 g
/β、塩素化剤としてジクロロイソシアヌル酸ナトリウ
ム(商品名ハソランD、C,ビーニーニスエフジャパン
株式会社m品)1.5g/l非イオン系界面活性剤(商
品名ノイゲンEA 120、第一工業製薬株式会社製品
)5g/12を用いて実施例1と同様の処理を行ない、
比較例4の製品を得た。
実施例1、比較例1〜4で得られた製品の風合い、百度
、染着性の結果を第1表に示す。
第  1  表 第1表から明らかな様に、実施例で得られた製品は風合
い、百度、染着性に優れたものであった。
実施例2 羊毛梳毛糸経糸1152.緯糸1/49からなる目付1
70g/m2の羊毛繊維の酢酸12g/ρ、酢酸ソーダ
14g/β、酸性プロプアーゼ(商品名ニューラゼF、
天野製薬株式会社製品)100g/ρ、塩素化剤として
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(商品名バソランD
、C,ビーニーニスエフジャパン株式会社製品)12g
/ρ。
非イオン系界面活性剤(商品名ノゲインEA120、第
一工業製薬株式会社製品)5g/ρを含む溶液(P H
4,4)をパッドした後ピンクアップ率80%絞液しロ
ールに巻き上げ室温30°Cにて24時間回転させ処理
液を均一に浸透分散させ、湯洗、乾燥し実施例2の製品
を得た。
比較例5 塩素化剤を使用しない以外は実施例2と同様の処理を行
ない、比較例5の製品を得た。
比較例6 酸素を使用しない以外は実施例2と同様の処理を行ない
、比較例6の製品を得た。
比較例7 酸を使用しない以外は実施例2と同様の処理を行ない、
比較例7の製品を得た。
比較例8 酵素として中性プロテアーゼ(商品名プロテアーゼN、
天野製薬株式会社製品)100g/β。
EM 安260 g / j! 、塩素化剤としてジク
ロロイソシアヌル酸ナトリウム(商品名ハソランD、C
ビーニーニスエフジャパン株式会社1品)  12g/
ρ、非イオン系界面活性剤(商品名ノゲインEA120
、第一工業製薬株式会社製品)5g/Rを用いて実施例
2と同様の処理を行ない、比較例8の製品を得た。
実施例2、比較例5〜8で得られた製品の風合い、白変
、染着性の結果を第2表に示す。
第  2  表 第2表から明らかな様に、実施例で得られた製品は風合
い、白変、染着性に優れたものであった。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明方法により得られた獣毛繊
維構造物は、卓越した風合い、白変、染着性を有し、カ
ジュアル用途等として頗る有用であり、従来獣毛繊維構
造物が用い得なかった用途にも応用可能なものである。
又、本発明の方法は従来装置を用いて実施可能なもので
、その有用性は明らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)獣毛繊維構造物を酸性領域で活性である蛋白質分
    解酵素と塩素化剤との同一浴で処理することを特徴とす
    る獣毛繊維構造物の改質加工方法。
JP2296762A 1990-10-31 1990-10-31 獣毛繊維構造物の改質加工方法 Pending JPH04174778A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016169455A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 千代田商事株式会社 獣毛製品の製造方法、及びその製造方法により処理された獣毛製品
JP2019183353A (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 山形県 動物繊維の処理方法、及び繊維製品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016169455A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 千代田商事株式会社 獣毛製品の製造方法、及びその製造方法により処理された獣毛製品
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