JPS62255278A - 動力舵取装置の操舵力制御装置 - Google Patents

動力舵取装置の操舵力制御装置

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JPS62255278A
JPS62255278A JP10024086A JP10024086A JPS62255278A JP S62255278 A JPS62255278 A JP S62255278A JP 10024086 A JP10024086 A JP 10024086A JP 10024086 A JP10024086 A JP 10024086A JP S62255278 A JPS62255278 A JP S62255278A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車の車速等に応じてアシスト力を電子制
御して操舵力を変化させる、動力舵取装置の操舵力制御
装置に関する。
〔従来技術〕
この種の動力舵取装置の操舵力制御装置においては、例
えば低速走行時にはアシスト力が大となり、また高速時
にはアシスト力が小となるようにして操舵力を制御する
ものがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
トラック等の重心位置が高い自動車においては、急加速
時には前輪荷重が減少して手動操舵トルクが減少するの
でたよりなく感じ、また急ブレーキによる急減速時には
前輪荷重が増大して手動操舵トルクが増大するので操舵
しにくくなるという問題がある。乗用車等の重心位置が
低い自動車においては急加減速による前輪荷重の変化は
少ないが、急加減速のような心理的に緊張した状態にお
いては・手動操舵トルクを増大させなければ、しつかり
した操舵感が得られないという問題がある。また・ゆる
やかな加減速の場合においても、加速時と減速時とでは
手動操舵トルクが変化するので操舵感が異なるという問
題がある。しかしながら、前述の従来技術では此等の問
題点に対処することはできなかった。本発明は動力舵取
装置のアシスト力を自動車の加減速に応じて制御して此
等の問題点を解決したものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このために、本発明による動力舵取装置の操舵力制御装
置は、第1図に示す如く、アシスト力を発生するパワシ
リンダ12と、このパワシリンダと作動流体を供給する
ポンプ15の間に設けられ操舵ハンドル46に加えられ
る手動操舵トルクに応じて作動して前記パワシリンダ1
2の両室への作動流体の給排を制御するサーボ弁11を
有する動力舵取装置10と、この動力舵取装置の流体通
路中に設けられソレノイド24.36に印加される制御
電流値に応じて開度が変化して前記アシスト力を制御す
る電磁弁20.30と、車速、操舵角等の自動車の走行
状態を示す情報値を検出する情報値検出手段1と、前記
情報値に基づいて前記ソレノイド24.36への印加電
流値を定める電流値設定手段2を備えてなる動力舵取装
置の操舵力制御装置において、更に加速度検出手段3を
備え、前記電流値設定手段2は前記加速度検出手段3に
より検出された加速度値を入力して前記印加電流値を補
正する補正手段4を備えたことを特徴とするものである
〔作用〕
電流値設定手段2は、情報値検出手段1により検出され
た情報値を入力して印加電流値を定め、これを電磁弁2
0.30のソレノイド24.36に印加し、これにより
動力舵取装置1oのアシスト力を制御して車速、操舵角
等の走行状態に応じた手動操舵トルクが得られるように
する。更に、補正手段4は加速度検出手段3により検出
された加速度値に応じて、電流値設定手段2により定め
られる印加電流値を補正するので、動力舵取装置10の
アシスト力は加減速の状態に応じて制御される。
〔発明の効果〕
上述の如く、本発明によれば動力舵取装置のアシスト力
を加減速の状態に応じて制御することができるので、加
減速による前輪荷重の変動や心理的緊張状態に対応して
適切な手動操舵トルクを得ることができる。
〔実施例〕
以下に、添付図面に示す3つの実施例により、本発明の
説明をする。
(1)第1実施例 第2図〜第6図は第1実施例を示す。
第2図において、動力舵取装置10は、ハンドル軸47
を介して操舵ハンドル46と連結されたサーボ弁11と
、囲路のリンク機構を介して前車輪に連結されたパワシ
リンダ12よりなり、動力舵取装置10は駆動ベルトを
介して自動車エンジンと接続されたポンプ15から、バ
イパス弁18を設けた吐出通路17を介して、一定流量
の作動流体が供給されている。サーボ弁11はパワシリ
ンダ12とポンプ15との間に設けられ、操舵ハンドル
46に加えられる手動操舵トルクに応じて作動してパワ
シリンダ12の両室への作動流体の給排を制御してアシ
スト力を発生させるものであり、これにより増大された
操舵トルクが前車輪に伝達されるよう構成されている。
使用済の作動流体はりザーバ16に戻され、再びポンプ
15に吸入される。
電磁弁20はパワシリンダ12の両室間をバイパスして
パワシリンダ12によるアシスト力を制御するもので、
第3図に示す如く、バルブ本体21の内孔22内に摺動
可能に挿通されたスプール23と、ソレノイド24を備
えている。スプール23は、通常はスプリング25によ
り下降端に保持され、通路27を介してパワシリンダ1
2の両室に通ずるボート26a、26bの連通を遮断し
ている。しかして、ソレノイド24に通電されると、そ
の印加電流値に応じてスプール23は吸引され、スプリ
ング25に抗して上方向に変位して、ポート26a、2
6bはバイパス用スリット28を介して連通される。こ
れによって動力舵取装置10のアシスト力が変化される
ようになっている。
第2図に示す如く、電子制御装置50はマイクロプロセ
ッサ(以下単にCPUという)51と、書込み可能メモ
リ (以下単にRAMという)53と、読出し専用メモ
リ (以下単にROMという)52を主要構成要素とし
、このCPU51には回路のインターフェイスならびに
ソレノイド駆動回路を介して前記電磁弁20のソレノイ
ド24が接続されて、これに印加される電流を制御する
ようになっている。またCPU51には回路のインター
フェイスを介して操舵角センサ45が接続されている。
操舵角センサ45はハンドル軸47に接続されて操舵ハ
ンドル46の操舵角θを検出するようになっている。さ
らにCPU51には回路のインターフェイスを介して車
速センサ40が接続されている。この車速センサ40は
、エンジン41の駆動力を後車輪46に伝達するトラン
スミッション42の出力軸43に連結された回転針によ
り構成され、この車速センサ40から発生されるパルス
信号の周波数により車速を検出するようになっている。
ROM52は、2種類の制御パターンが、特性マツプA
及びBとして記憶されている。特性マツプAは、第4図
に図形化して示す如く、車速V及び操舵角θに対する電
磁弁20のソレノイド24への基準印加電流値iを定め
るものであり、この基準印加電流値iの変化特性は、基
本的には車速V及び操舵角θ(絶対値)が増大するにつ
れて大となるように設定されている。また特性マツプB
は、第5図に図形化して示す如く、加速度÷に対する基
準印加電流値iの補正電流値Δiを定めるものであり、
この補正電流値Δiは加速度÷が増大するにつれて大と
なるが、その変化割合は加速度÷の正の範囲(加速)に
ある場合の方が負の範囲(減速)にある場合よりも大と
なるように設定されている。
ROM52には、また、所定の小時間間隔Tで、CPU
51が操舵角センサ45から操舵角θを読み込み、車速
センサ40から車速Vを読み込み、次式(1)により演
算して加速度÷を算出し、■=  (v−石の /T 
        ・ ・ ・(1)石v:前回に読み込
んだ車速 第4図の特性マツプAから操舵角θ及び車速Vに基づい
て基準印加電流値iをサーチし、第5図の特性マツプB
から加速度■に基づいて補正電流値Δiをサーチし、此
等電流値iとΔiの和により電磁弁20のソレノイド2
4への印加電流lを演算し、これをソレノイド24に印
加する制御プログラムが記憶されている。
次に、第1実施例の動力舵取装置の制御動作を、第6図
のフローチャートにより説明する。
自動車の走行状態において時々刻々変化する車速V及び
操舵角θは、車速センサ40及び操舵角センサ45によ
り検出されてそれぞれ回路のカウンタに入力される。C
PU51は、所定の小時間間隔T(例えば1秒毎)に割
込信号が入力されると同時に、第6図の制御プログラム
に基づき処理動作を実行する。
CPU51は、先ず第6図のフローチャートのステップ
101及び102においてカウンタに記憶された操舵角
θ及び車速Vを読み込み、次のステップ103において
前記式(1)により車速Vを微分して加速度÷を演算す
る。続くステップ104において、CPU51は次回の
処理動作の実行に備えて前回の車速δVに車速Vの値を
セットする。
次に、CPU51はステップ105において、ROM5
2に記憶された特性マツプAより車速V及び操舵角θに
基づいて基準印加電流値iをサーチし、次いでステップ
106において特性マツプBより前記加速度※に基づい
て補正電流値Δiをサーチする。続くステップ107に
おいて、CPU51はこの両型流値i及びΔiの和によ
り印加電流値Iを演算し、ステップ108において回路
のインターフェイス及びソレノイド駆動回路を介して値
Iなる電流を電磁弁20のソレノイド24に印加する出
力を行う。ステップ108が終了すればCPU51は第
6図のフローチャートによる処理動作の実行を停止する
以後、所定の小時間間隔T毎に割込信号が出力される都
度、CPU51は第6図のフローチャートによる処理動
作を繰り返して実行し、車速V。
操舵角θ及び加速度※に応じて電磁弁20の開度を設定
し、所定のアシスト力が得られるようにする。
上記第1実施例によれば、車速V及び操舵角θに応じて
手動操舵トルクが定められると共に、加速により車両の
前部が浮き上る傾向となって前輪荷重が減少すれば直ち
に加速度の値に応じてアシスト力が減少して手動操舵ト
ルクが減少するのを防ぎ、またブレーキ等の減速により
前輪荷重が増大すれば直ちに減速時の値に応じてアシス
ト力が増大して手動操舵トルクの増大を防ぐことができ
る。加減速状態でな(なれば直ちに車速V及び操舵角θ
により定められる手動操舵トルクに復帰する。トラック
等の重心が高い自動車においては加減速により前輪荷重
が変化し易いので急加速時には手動操舵トルクが減少し
てたよりなく感じ、急減速時には手動操舵トルクが増大
して操舵しにくくなるが、本実施例はこのような問題を
解決するのに適している。
(2)第2実施例 第2実施例においては、第2図〜第4図は第1実施例と
共通であり、ROMり2に記憶される制御プログラムが
、第7図のフローチャートに示す如く、第1実施例と異
なっている。すなわち、第2実施例の制御プログラムは
、第4図の特性マツプAから操舵角θ及び車速Vに基づ
いて基準印加電流値iをサーチするまでは共通であるが
、その後のステップにおいて、所定の値Acを境界とし
てそれよりも急加速状態の場合には基準印加電流値iに
一定の補正電流値ΔiAを加え、また急減速状態の場合
には印加電流値iにΔiAよりも小さい一定の補正電流
値ΔiBを加えるようにしている点において第1実施例
の制御プログラムと異なっている。
次に、第2実施例の動力舵取装置の制御動作を、第7図
のフローチャートにより説明する。ステップ201〜2
05の動作は第1実施例のステップ101〜105の動
作と同一である。
続くステップ206において、CPU51は加速度÷を
急加速か否かの境界値Acと比較し、※>Ac、すなわ
ち急加速状態と判断すればステップ207に進んでステ
ップ205でサーチした基準印加電流値iに一定の補正
電流値ΔiAを加えて、印加電流値lとし、÷〉ACで
ない、すなわち急加速状態でないと判断すればステップ
208に進んで基準印加電流値iを印加電流値Iとする
。次いでCPU51は、ステップ209において、÷<
−Ac、すなわち急減速状態と判断すればステップ21
0に進んで基準印加電流値iにΔiAよりも大なる一定
の補正電流値ΔiBを加えて印加電流値lとしてステッ
プ211に進み、÷<−胱でない、すなわち急減速状態
でないと判断すればそのままステップ211に進む。ス
テップ211において、CPU51は、第1実施例と同
様に、電磁弁20のソレノイド24に対し値■なる電流
を印加する出力を行う。ステップ211が終了すれば、
CPU51は第7図のフローチャートによるプロダラム
の実行を停止する。
以後、第1実施例と同様、所定の小時間間隔T毎に、C
PU51は第7図のフローチャートによる処理動作を繰
り返し実行して電磁弁20の開度を設定し、所定のアシ
スト力が得られるようにする。
上記第2実施例によれば、急加速状態においてはアシス
ト力が直ちに減少して手動操舵トルクを増大させ、急ブ
レーキ等の急減速状態においてはアシスト力が直ちに一
層減少して手動操舵トルクを一層増大させ、急加減速状
態でなくなれば直ちに車速V及び操舵角θにより定めら
れる手動操舵トルクに復帰する。加減速による前輪荷重
の変化が少ない乗用車等においても、惣加減速時、特に
急ブレーキのような心理的に緊張した状態においては手
動操舵トルクを増大させてしっかりした操舵感を与える
ことが好ましいが、本実施例によれば、このような要求
に応じることができる。
なお、本実施例においては補正電流値ΔiA及びΔiB
は何れも一定値としたが、各補正電流値は加速度及び減
速度の増大に応じて増大するようにしてもよい。また、
本実施例においてはΔiA<ΔiBとしたが、場合によ
ってはΔiA>ΔiBとしてもよいし、あるいはΔiB
の値を負としてもよい。
(3)第3実施例 第8図〜第11図は第3実施例を示す。なお、第4図の
制御パターンは第3実施例においても使用される。
第8図に示す如く、自動車エンジンにより駆動されるベ
ーンポンプ等の供給ポンプ15の吐出通路11にはバイ
パス弁13が設けられ、これにより一定流iQの作動流
体が分流弁14に供給されるようになっている。分流弁
14は、前記一定流量Qの作動流体を、サーボ弁通路1
7a及び反力制御通路17bへそれぞれ一定流量Q1及
びQ2ずつ分配するものである。サーボ弁通路17aは
サーボ弁11を介してパワシリンダ12に接続され、ま
た反力制御通路17bには後述する反力機構13及び電
磁弁30が接続されている。此等サーボ弁11.パワシ
リンダ12及び反力機構13により動力舵取装置10は
構成されている。
サーボ弁11は、第1実施例のものと同一+h造であり
、操舵ハンドル46に加えられる手動操舵トルクに応じ
てパワシリンダ12にアシスト力を発生させるものであ
り、これにより増大された手動操舵トルクが前車輪に伝
達されるよう構成されている。
反力機構13は動力舵取装置10の出力軸側に設けられ
た挿通孔13Cに嵌合されたプランジャ13bと、入力
軸側に設けられてプランジャ13bの先端と係合する円
周方向両側に傾斜した傾斜面13dを主要構成要素とし
ている。そして、ポート13aを介してプ°ランジャ1
3bの後部に導入される作動流体の圧力を電磁弁30に
より変化させて入力軸と出力軸の間の捩りばね特性を変
え、手動操舵トルクに対するサーボ弁11の作動特性を
変えるものである。
第9図に示す如く、電磁弁30のバルブ本体31の突出
部31aの先端には中央に絞り穴32aを有するユニオ
ン32が同軸に螺合固定され、絞り穴32aを挾んで第
1ポート30a及び第2ポーl−30bが形成されてい
る。バルブ本体31に固定されたヨーク35の内孔には
弁軸34を固定したスプール33が突出部31aと同軸
に軸方向摺動可能に支持され、このスプール33及び弁
軸34はスプリング38及び39を介してバルブ本体3
1とヨーク35に螺合した開整ねじ37の間に弾性的に
支持されている。電磁弁30は、通常は弁軸34の先端
がユニオン32の絞り穴32aから離れて絞り穴32a
を全開とし、ソレノイド36に通電すればその電流値に
応じてスプール33が左方向に変位して弁軸34の先端
により絞り穴32aの開度を次第に減少させ、遂には全
閉となるようにするものである。この全閉状態において
は、両ボート30a、30bは細い固定絞り32bによ
り連通されている。この電磁弁30はバルブ本体31の
突出部31aを動力舵取装置10の弁ハウジング等に螺
合して取り付けられている。
第8図に示す如く、電子制御装置50は、第1実施例と
同様にCPU51と、ROM52と、RAM53を主要
構成要素とし、CPU51には、第1実施例と同様に車
速センサ40及び操舵角センサ45が接続されている。
ROM52には、第1実施例の第4図に図形化して示さ
れたと同様の、車速V及び操舵角θに対する基準印加電
流値iを定める特性マツプAが記憶されている。
第10図(a)に示す如く、一般的に山道走行では中速
付近において加減速が繰り返される。また高速道路走行
では高速において加減速が繰り返されるが、加減速の程
度も回数も山道走行の場合よりは小となる。一方、市街
地走行では信号待等による停車状態から中速付近までの
加速及び停車のだめの減速は行われるが走行中の加減速
は少い。従って時間に対する自動車の加速度※及びその
絶対値1※1の変化曲線は第10図(b)、 (C)の
如くなる。すなわち、加速度÷の変化曲線は、第10図
(blに示す如く、山道走行では連続した多数の山及び
谷を有するものとなり、市街地走行では山及び谷の数が
減少し、高速道路走行では山及び谷の数と高さ及び深さ
が共に減少する。また、絶対値1÷1の変化曲線は、第
10図(C1に示す如く、山道走行では連続した多数の
山を有するものとなり、高速道路走行では山の数及び高
さが共に減少し、また市街地走行では山の高さは山道走
行と同程度であるが山と山の間の平坦部が長くなって、
山数が減少する。
従って加速度の絶対値園の所定範囲内の累積値は山道走
行の場合が最も大となり、市街地走行の場合はこれより
小となり、高速道路走行の場合は最も小となる。
本実施例においては、加速度Oの値が0または正(加速
)の場合には加速度※に補正係数αを乗じた補正値を、
それ以外(減速)の場合には補正係数β(βくα)を乗
じた補正値を演算し、此等の補正値の絶対値の所定範囲
内の累積値に適当な修正係数Sを乗じて走行状態指数K
を演算し、この走行状態指数Kを前記特性マツプAより
定めた基準印加電流値iに乗じて電磁弁30のソレノイ
ド36への印加電流値Iを定めている。このような走行
状態指数には、前述の如く、山道走行、市街地走行、高
速道路走行等の走行状態に応じて変化すると共に、加速
の場合の値は減速の場合よりも大となる。
RAM53は多数(N個)の記憶領域(バッファレジス
タM O= MN−1)を有する記憶手段53aを備え
ている。また、ROM52には、CPU51が所定の小
時間間隔で車速Vを車速センサ4゜から読み込み、前記
式(1)により演算して加速度すを算出し、この加速度
すがOまたは正の場合は前記補正係数αを、またそれ以
外の場合は前記補正係数βを乗じて補正値α×※又はβ
×※を演算し、此等の補正値の絶対値を順次前記バッフ
ァレジスタMO〜MN−、に記憶せしめると共に更新し
、バッファレジスタM o w MN−1に記憶された
各絶対値を次式(2)により累積すると共に修正係数S
を乗じて走行状態指数Kを算出し、 K=Sx (Σ M n )      ・・・(2)
を鎗0 S:修正係数(例えば1150.M曲が多い山道におい
てに#1となるよう に実験的に定める。) 第4図の特性マツプAから操舵角θ及び車速Vに基づい
て基準印加電流値iをサーチし、この基準印加電流値i
に走行状態指数Kを乗じて印加電流値Iを演算し、この
電流値Iを電磁弁30のソレノイド36に印加する制御
プログラムが記憶されている。
走行状態指数Kが大となれば、ソレノイド36への印加
電流値■が増大するので流量制御弁30の開度は小とな
る。これにより反力機構13に導入される圧力が増大す
るので、パワシリンダ12が発生するアシスト力は減少
し手動操舵トルクは増大する方向に変化する。しかして
、前述の如く、加速の場合には減速の場合に比して走行
状態指数Kが大となるのでアシスト力は減少し、手動操
舵トルクは増大する。
次に第3実施例の動力舵取装置の制御動作を、第11図
のフローチャートにより説明する。ステップ301〜3
04の動作は第1実施例のステップ101〜104と同
一である。
続くステップ305において、CPU51はサンプリン
グカウンタ値nに値1を加えた後、ステップ306にお
いてサンプリングカウンタ値nをバッファレジスタの個
数Nと比較し、n≧Nならばステップ307においてn
−0とした後、またn≧Nでなければそのまま、ステッ
プ308に処理動作を進める。ステップ308において
、CPU51はステップ303で演算した加速度※を値
0と比較し、÷≧0ならばステップ309において補正
係数α(αは正の値とする)を乗じて得た補正値α×÷
をn番目のバッファレジスタMnに記憶させた後、また
÷≧0でなければステップ310において補正係数β(
βは前記補正係数αよりやや小さい正の値とする)を乗
じて得た補正値β×※の絶対値をn番目のバッファレジ
スタMnに記憶させた後、処理動作をステップ311に
進める。以上のステップ305〜310により、CPU
51は所定の小時間間隔Tで検出された加速度÷の補正
値のα×÷又はβ×※の絶対値をN個のバッファレジス
タM O−MN−、に順次記憶させると共に、全バッフ
ァレジスタに記憶されれば最初のバッファレジスタから
順次記憶内容を更新させる。
ステップ311において、cpusiは全バッファレジ
スタM O−M、−、の記憶内容を順次読み出し、前記
式(2)により走行状態指数Kを演算する。
続くステップ312において、CPU51は走行状態指
数Kを上限値Kmaに (修正係数Sを前述の如く定め
た場合はKmax=1となる)と比較し、K > K 
maxならばステップ313においてK = K ma
xとした後、またK > K maxでなければそのま
ま、処理動作をステップ314に進める。
ステップ314において、CPU51はROM52に記
憶された特性マツプAより車速V及び操舵角θに基づい
て基準印加電流値iをサーチする。
続くステップ315において、CPU51は基準印加電
流値iに走行状態指数Kを乗じて印加電流値■を演算し
、ステップ316において回路のインターフェイス及び
ソレノイド駆動回路を介して値Iなる電流を電磁弁30
のソレノイド36に印加する出力を行う。ステップ31
6が終了すれば、CPU51は第11図のフローチャー
トによるフローチャートの実行を停止する。
以後、所定の小時間間隔T毎に割込信号が出力される都
度、CPU51は第11図のフローチャートによる処理
動作を繰り返して実行し、車速V。
操舵角θ及び加速度÷に応じて電磁弁30の開度を設定
し、所定のアシスト力が得られるようにする。
上記第3実施例によれば、走行状態指数にの値は加速の
場合の方が減速の場合よりも大となるので、アシスト力
は車速V及び操舵角θにより定まる値を加減速状態によ
り補正したちのすることができ、加速時と減速時とで操
舵感に差が生ずるのを防ぐことができる。なお、第3実
施例では、N個の前記補正値α×※又はβ×÷の絶対値
の累積値より演算された走行状態指数Kによりアシスト
力を補正しているので、加減速状態が頻繁に入れ替って
もアシスト力の変化はなだらかとなる。従ってゆるやか
な加減速を行う場合の操舵力の制御に通している。
なお、本実施例においては補正係数α、βは何れも一定
値としたが、この補正係数は加速度又は減速度に応じて
増大するようにしてもよい。
また、上記各実施例においては、制御パターンは特性マ
ツプAまたはBとしてROM52に記憶させたが、特性
マツプA、Bの代りに適当な演算式をROM52に記憶
させ、各電流値i、Δi等は此等の演算式により算出す
るようにしてもよい。
なお、各制御プログラムによる処理動作の実行を開始さ
せる割込信号は、所定の小時間間隔T毎の代りに小走行
距離り毎に出力されるようにしてもよい。この場合は前
記式(1)の代りに次の式を用いればよい。
v −(V”−石V” ) / 2 Lなお、上記第2
実施例と第3実施例とは組み合せて実施することも可能
である。すなわち、第3実施例において第11図のフロ
ーチャートのステップ316以下を除いて第7図のフロ
ーチャートのステップ206以下(但しステップ208
を削除する)を接続したフローチャートを用いれば、加
速度÷が所定限度内(−Ac≦0≦Ac)にある場合は
第3実施例と同様の処理動作を行い、加速度÷が前記限
度外となれば第2実施例と同様の処理動作を行うものが
得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による動力舵取装置の操舵力制御装置の
全体構成図、第2図〜第6図は第1実施例を示し、第2
図は全体の説明図、第3図は電磁弁の断面図、第4図は
車速及び操舵角に対する基準印加電流の特性図、第5図
は加速度に対する補正電流の特性図、第6図は制御プロ
グラムを示すフローチャートであり、第7図は第2実施
例の制御プログラムを示すフローチャートであり、第8
図〜第11図は第3実施例を示し、第8図は全体の説明
図、第9図は電磁弁の断面図、第10図は車速、加速度
及び加速度の絶対値の変化状態を示す図、第11図は制
御プログラムを示すフローチャートである。 符号の説明 1・・・情報値検出手段、2・・・電流値設定手段、3
・・加速度検出手段、4・・・補正手段、10・・・動
力舵取装置、11・・・サーボ弁、12・・・パワシリ
ンダ、15・・・ポンプ、20.30・・・電磁弁、2
4.36・・・ソレノイド、46・・・操舵ハンドル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アシスト力を発生するパワシリンダと、このパワシリン
    ダと作動流体を供給するポンプの間に設けられ操舵ハン
    ドルに加えられる手動操舵トルクに応じて作動して前記
    パワシリンダの両室への作動流体の給排を制御するサー
    ボ弁を有する動力舵取装置と、この動力舵取装置の流体
    通路中に設けられソレノイドに印加される制御電流値に
    応じて開度が変化して前記アシスト力を制御する電磁弁
    と、車速、操舵角等の自動車の走行状態を示す情報値を
    検出する情報値検出手段と、前記情報値に基づいて前記
    ソレノイドへの印加電流値を定める電流値設定手段を備
    えてなる動力舵取装置の操舵力制御装置において、更に
    加速度検出手段を備え、前記電流値設定手段は前記加速
    度検出手段により検出された加速度値を入力して前記印
    加電流値を補正する補正手段を備えたことを特徴とする
    動力舵取装置の操舵力制御装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57111663U (ja) * 1980-12-27 1982-07-10
JPS6064072A (ja) * 1983-09-20 1985-04-12 Kayaba Ind Co Ltd パワ−ステアリング装置

Patent Citations (2)

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