JPS6225526Y2 - - Google Patents

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JPS6225526Y2
JPS6225526Y2 JP8341083U JP8341083U JPS6225526Y2 JP S6225526 Y2 JPS6225526 Y2 JP S6225526Y2 JP 8341083 U JP8341083 U JP 8341083U JP 8341083 U JP8341083 U JP 8341083U JP S6225526 Y2 JPS6225526 Y2 JP S6225526Y2
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JP
Japan
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hinge
columnar
protrusion
attached
corner joint
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JP8341083U
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JPS59188307U (ja
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  • Connection Of Plates (AREA)
  • Furniture Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、板材接続用コーナー接手に関する
ものである。さらに詳しく云えば、この考案は、
例えば抽出の枠を構成する際に、枠の曲りかどに
付設されて、両側の板を互いに垂直にも平行にも
向けることができるように、板を接続するための
接手に関するものである。
抽出は、左右の側板に後板と先板とを付設して
四角な枠を構成するとともに、これに底板を付設
することによつて作られる。最近は、枠の組立を
簡易化して、左右の側板と後板とを初めから折り
曲げ可能に一体に作つておき、これに底板と先板
とを付設するだけで、抽出を作ることが行なわれ
るようになつた。すなわち、プラスチツクを材料
として板を作り、側板と後板との境目となるとこ
ろにV字状切欠を設け、Vの底にあたる部分を薄
肉として残し、この部分をヒンジとしてコの字状
のフレームを作り、これに底板と先板とを付設す
るだけで、抽出とすることが行なわれるようにな
つた。この方法によれば、確かに抽出の製造が簡
易化される。
しかし、上述の方法は、ヒンジとなる薄肉部分
を確実に残すように、V字状切欠を設けなければ
ならないので、そのために特殊な機械を必要とす
る。だから、V字状切欠は、板の生産工場で行う
のを普通とし、一品生産などの場合に、必要に応
じてV字状切欠を設けることが困難であつた。ま
た、上述の方法では、板として成形されるので、
分子配向が少なく、従つて繰り返し折り曲げると
折損しやすい。だから、上述のものは、側板と後
板とを折り曲げないで、広げたままの形として取
扱う必要があり、従つて、取扱いに不便であつ
た。そこで、これらの欠点を改良するとともに、
抽出を容易に組立て得るようにする必要があつ
た。
この考案者は、抽出を作る際に、側板と後板と
を接続するための、屈曲自在な接手を作ろうと企
てた。その際、この考案者は、2つの柱状体の稜
線部を薄肉の可撓性樹脂で連結してヒンジ部と
し、各柱状体に側板及び後板への嵌入用突起を設
けて、コーナー接手とすることとした。この考案
は、このような考え方に基づいて完成されたもの
である。
この考案は、2個の柱状体の稜線同志を互いに
近接させ、近接部を薄肉の可撓性樹脂で連結して
ヒンジとし、各柱状体の一面上に板材への嵌入用
突起を付設し、ヒンジにより突起の付設面を互い
に平行にもまた垂直にも向けることができるよう
にした、板材接続用コーナー接手に関するもので
ある。
この考案を実施の一例について図面に基づき説
明すると、つぎのとおりである。第1図は、この
考案に係る接手の一部切欠斜視図である。第2図
は、この考案に係る接手を使用した抽出の一部切
欠斜視図である。第3図は、この考案に係る他の
接手の使用状態を示した斜視図である。
第1図において、この考案に係る接手は、2個
の柱状体1及び2の稜線同志を互いに近接させ、
近接部を薄肉の可撓性樹脂で連結してヒンジ3と
し、各柱状体1及び2の一面4及び5上に板材へ
の嵌入突起6及び7をそれぞれ付設し、ヒンジ3
により突起の付設面4及び5を互いに平行にもま
た垂直にも向けることができるようにしてなる、
板材接続用コーナー接手である。
第1図の柱状体1及び2は、横断面が直角二等
辺三角形の筒状体で作られている。筒状体の一端
が閉塞されて、筒壁が変形するのを防いでいる。
柱状体1及び2は、直角二等辺三角形の斜辺に相
当する壁面8及び9を互いに背中合わせに配置し
たとき、互いに近接する1つの稜線のところにヒ
ンジ3が付設され、一体とされる。壁面8及び9
上には、互いに補足し合う溝10及び突条11が
それぞれ付設されている。この溝10と突条11
とを除けば、柱状体1及び2は、全く対称形で、
壁面8と9とは丁度重なり合い、突条11が溝1
0に嵌合されると、一体となつて正四角柱を構成
する。
柱状体1及び2は、ヒンジ3の付設された稜線
に対向する面4及び5上に、板材への嵌入突起6
及び7をそれぞれ直立させている。嵌入突起6及
び7は、それぞれ面4及び面5の幅方向のほぼ中
央に位置し、柱状体の軸方向に延びている。ま
た、嵌入突起6及び7の両側面は波状となり、突
起を板の切込みへ嵌入したとき、脱出を防止でき
るようになつている。
ヒンジ3は、柱状体1及び2を別々に成形した
のち、これら成形体に貼着して設けることもでき
るが、望ましいのは、柱状体1及び2を成形する
とき、同時に成形することである。とくに、ポリ
プロピレン又はポリエチレン等のオレフイン系樹
脂を用いて、ヒンジ3に位置する樹脂の分子が矢
印aの方向に強く配向するように成形すると、ヒ
ンジ3は屈曲の反覆に対して、とくに強い抵抗を
示すようになるので好ましい。そのように分子を
配向させるためには、例えば、射出成形によつて
これを成形することとし、成形時に樹脂が柱状体
1から2へ、又は2から1へ流れて成形が行なわ
れるようにする。
柱状体1及び2の大きさは、用いる板材によつ
て変わる。抽出を作る板材としては、厚さ10−30
mm、幅60−330mm、長さ600mm以下のものが多く使
われるので、柱状体の嵌入突起付設面4又は5
は、幅が約10−30mmとされ、軸方向の長さが約20
−50mmであれば充分である。
第1図では、突起6及び7が、それぞれ柱状体
1及び2において、ヒンジ3の付設されている稜
線に対向する面上に設けられるとしたが、突起6
及び7は、ヒンジ3の付設稜線に隣接する面14
及び15上に設けることもできる。
この考案の接手は、嵌入突起6及び7を板材の
切溝又は穴内に嵌め込んで、板材を接続するのに
用いる。例えば、第1図に示すように、板材bの
側面に切溝cを設け、切溝c内に突起6を嵌め込
み、板材bの側面を面4に密接させる。このと
き、必要ならば、突起6の側面又は切溝c内に接
着剤を塗布して、突起6を切溝c内に固定する。
同様に、突起7を板材dに嵌め込み固定する。そ
の後、第2図に示すように、ヒンジ3を中心とし
て板材bと板材dとを移動させ、互いに直交させ
ると、壁面8と9とは密接して第2図に示した状
態となる。こうして枠を組むことができる。
壁面8と9とが互いに密接すると、突条11が
溝10に嵌まり込み、突条11がやや先太で溝1
0が奥広になつているために、壁面8と9とは離
れにくくなる。こうして、板材bとdとを互いに
直交する状態に安定に維持することができる。
壁面8と9とには、何れも窪み12が設けられ
ている。窪み12は、柱状体を板に強固に釘付け
するためのものである。例えば、突起6を板材b
の切溝c内に嵌め込んだのち、窪み12内に釘1
3を打ち込んで、柱状体1を板材bに強固に取付
けることができる。
この考案に係る接手は、板材の幅方向全体にわ
たつて設ける必要がない。第1図に示すように、
板材bの幅方向の両端だけに設ければ足りる。従
つて、抽出に吊溝を設ける必要があるときには、
吊溝の位置を避けて、この考案の接手を付設する
ようにすればよいので、この考案の接手は、吊溝
の有無に拘らず広く利用することができる。な
お、この考案の接手を板材の幅方向の端に付設す
るときには、第1図とは逆に、柱状体の底が板材
の幅方向端に位置するように付設し、柱状体の空
洞が端から見えないようにすることが望ましい。
この考案に係る接手は、第3図に示すように、
板材への嵌入突起を大きなものとすることもでき
る。第3図の接手では、嵌入突起16及び17
が、それぞれ柱状体1の面4上に及び柱状体2の
面5上に付設され、何れも四角筒状をなして柱状
体の軸方向に延びている。嵌入突起16及び17
は、小孔18を備えており、プラスチツク板dと
穴e内に挿入され、ネジ19で固定されて、板材
を互いに接続している。この考案に係る接手は、
このようにして使用することもできる。
この考案に係る接手は、2個の柱状体を含み、
各柱状体の一面上に板材への嵌入突起を付設した
ので、板材に切溝又は穴を設け、切溝又は穴内に
嵌入突起を嵌め込むことにより、容易に接手を板
材に固定することができる。その板材は天然木材
であろうと、プラスチツクであろうと、その何れ
であつてもよい。また、2個の柱状体は稜線同志
を互いに近接させ、近接部を薄肉の可撓性樹脂で
連結してヒンジとしたので、ヒンジを中心として
柱状体を相互に移動させることができ、嵌入突起
の付設面を互いに平行にも、垂直にも向けること
ができる。だから、この接手を付設したままで、
両側の板材を折り返して重ね合わせることもでき
るし、また直交させることもできるし、さらに、
同一平面上に延長することもできる。従つて、2
枚の側板と後板とを互いに連結したまま、小さな
面積又は体積のものとして、これを貯蔵輸送する
ことができ、また必要なときこれを展開して容易
に抽出枠に組み立てることができる。この点で、
この考案の接手は便利なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る接手の一部切欠斜視
図であり、第2図は、この考案に係る接手を用い
た抽出枠の一部切欠斜視図である。第3図は、こ
の考案に係る他の接手の使用状態を示した斜視図
である。 図において、1及び2は柱状体、3はヒンジ、
4及び5は柱状体の一面、6及び7並びに16及
び17は嵌入突起である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 2個の柱状体の稜線同志を互いに近接させ、
    近接部を薄肉の可撓性樹脂で連結してヒンジと
    し、各柱状体の一面上に板材への嵌入突起を付
    設し、ヒンジにより突起の付設面を互いに平行
    にもまた垂直にも向けることができるようにし
    てなる、板材接続用コーナー接手。 2 柱状体が、何れも直角二等辺三角形の筒状体
    から成り、直角三角形の斜辺に相当する面を背
    中合わせに密接させて、正四角柱を形成するよ
    うにヒンジが付設されている、実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載する板材接続用コーナー
    接手。 3 嵌入突起が、各柱状体の直角二等辺三角形の
    等辺に相当する面上で、柱状体の中心軸方向に
    延びて付設されている、実用新案登録請求の範
    囲第2項に記載する板材接続用コーナー接手。 4 2個の柱状体及びヒンジが、ポリプロピレン
    又はポリエチレンを材料として一体に成形され
    ている、実用新案登録請求の範囲第1−3項の
    何れかに記載する板材接続用コーナー接手。
JP1983083410U 1983-05-31 1983-05-31 板材接続用コ−ナ−接手 Granted JPS59188307U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983083410U JPS59188307U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 板材接続用コ−ナ−接手

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JP1983083410U JPS59188307U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 板材接続用コ−ナ−接手

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Publication Number Publication Date
JPS59188307U JPS59188307U (ja) 1984-12-13
JPS6225526Y2 true JPS6225526Y2 (ja) 1987-06-30

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JP1983083410U Granted JPS59188307U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 板材接続用コ−ナ−接手

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Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0319601Y2 (ja) * 1985-07-25 1991-04-25
DE202009004982U1 (de) * 2009-07-02 2010-11-25 Paul Hettich Gmbh & Co. Kg Schubkasten
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JPWO2017199377A1 (ja) * 2016-05-18 2018-05-31 株式会社浅井建築設計事務所 組み立て式ベッド

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JPS59188307U (ja) 1984-12-13

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