JPS62253632A - イオン交換膜の製造方法 - Google Patents

イオン交換膜の製造方法

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JPS62253632A
JPS62253632A JP61096868A JP9686886A JPS62253632A JP S62253632 A JPS62253632 A JP S62253632A JP 61096868 A JP61096868 A JP 61096868A JP 9686886 A JP9686886 A JP 9686886A JP S62253632 A JPS62253632 A JP S62253632A
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JP
Japan
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ion exchange
exchange membrane
compound
mixture
vinyl
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Pending
Application number
JP61096868A
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English (en)
Inventor
Toshio Ono
寿男 小野
Ichiro Iwama
岩間 一郎
Shinichi Kimura
木村 慎一
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はイオン交換性能のすぐれたイオン交換膜の製造
方法に関する。
〔従来の技術〕
現在、イオン交換樹脂膜は各種分野で工業的規模で利用
され、また実用化されている。
欧米においてイオン交換樹脂膜を用いる電気透析法は塩
水淡水化を中心として技術開発が進められたのに対し、
我国ではアルカリ、塩素工業での海水の有効利用を最終
目標として海水濃縮技術に利用され、その応用として各
種工業分野で分離技術として実用化されている。
最近では高温での電気透析が省エネルギーと効率化の両
面から強く要望されている。そのために高温(60℃位
)でも耐え、かつ膜の各種性能も変化しない高温特性の
優れた膜の開発が行われており電気透析エネルギーの低
減と生産性の大幅な向上が期待されている。海水濃縮電
力は1℃の温度上昇で5に−H/m2節減できると言わ
れている。又、カン水(塩分を含む水)の脱塩では経済
性を高めるために膜の電気抵抗の低減と濃度分極の低減
による高電流密度での透析が必要で、80℃位で長期間
安定で高温電気透析できる膜が要望されている。
イオン交換膜の製造方法として、例えばスチレン−ジビ
ニルベンゼン−アクリルモノマーから生成された架橋樹
脂を薄く切削してスルホン化する方法(特公昭32−4
142〜4145)、エマルジョンSBRを補強材に塗
布してスルホン化すル方法、塩化ビニルシートにスチレ
ン−ジビニルベンゼンを含浸させ重合後スルホン化する
方法、スチレンニジビニルベンゼンから得られる架橋ビ
ーズをスルホン化し粉砕しポリ第1/フインと混合して
膜に形成する方法などが知られている(A幡屋正著、エ
ンジニアのためのイオン交換膜、共立出版発行、P33
〜4.8)、Lかし乍ら上記の方法で得られるスチレン
系樹脂をベースとするイオン交換膜は高温での耐久性に
劣るとされており、これはポリスチレンの三級水素がベ
ンゼン核と共鳴しているため化学的に不安定であること
が原因であると考えられる。また上記の方法は製造工程
が複雑であり不良品が発生し易く、コストも非常に高い
一方、本発明者らは先きに、1,2ポリブタジエンとポ
リオ−フィンからなる樹脂組成物をスルホン化すること
により耐熱耐久性にすぐれた非スチレン系イオン交換膜
が得られることを提案した(特願昭60−270666
号)。しかし乍ら上記非スチレン系イオン交換膜は耐熱
耐久性にすぐれているが、イオン透過性選択性を更に向
とさせることが望ましい。また市販のポリスチレンをベ
ースとするイオン交換膜は長期間使用された場合イオン
交換膜を構成する高分子化合物の劣化が生じイオン透過
選択性が劣ってくることが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的はイオン透過選択性を向上させ、従って消
費電力の削減や製品の品質改善を図ることができるイオ
ン交換膜の製造方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に従って、イオン交換膜に50〜99.9重量%
のラジカル重合可能なモノビニル化合物(A)と0.1
〜50重量%の架橋性ポリビニル化合物(B)からなる
モノマー混合物を含浸させ、ついで含浸させたモノマー
混合物をその場で重合させることを特徴とするイオン透
過選択性の高いイオン交換膜の製造方法が提供される。
本発明で使用される基本となるイオン交換膜としては例
えば1.2ポリブタジエンとポリオレフィンから成る樹
脂組成物をスルホン化して作製したイオン交換膜や公知
の方法で作製されたスルホニル基、カルボキシル基、ア
ミノ基のうち少なくとも一種の官能基を有するイオン交
換膜などが挙げられる。
本発明において、イオン交換膜に対して含浸させるべく
使用されるモノビニル化合物(A)はラジカル重合可能
なビニル化合物であればよいが、その中でスルホニル基
、スルホニウム塩基、カルボキシル基、カルボニウム塩
基、エステル基、アミン基又はアンモニウム塩基を有す
るビニル化合物が好ましい。
スルホニル基、スルホニウム塩基ヲ有スるビニル化合物
としては、例えばスチレンスルホン酸、スチレンスルホ
ン酸ナトリウム、スチレンスルホン酸カリウム、スチレ
ンスルホン酸アンモニウム、ビニルスルホン酸、ビニル
スルホン酸ナトリウム、ビニルスルホン酸カリウム、ス
ルホエチルメタクリ1/−トのナトリウム塩、スルホエ
チルメタクリレートのカリウム塩、3−アリロキシ−2
−ヒトT]キジロブ■7パンスルボン酸すl・リウム、
3−アリロキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸カ
リウム、ナトリウムスルホプロピルマレイン酸モノアル
キルエステル、カリウムスルホプロピルマレイン酸モノ
アルキルエステルなどが挙げられる。
これらの内でスチレンスルホン酸ナトリウムとビニルス
ルホン酸ナトリウムが最も好ましい。
カルボキシル基、カルボニウム塩基を有する化合物とし
ては例えばアクリル酸、およびアクリル酸のナトリウム
塩、アクリル酸のカリウム塩、メタクリル酸およびメタ
クリル酸のナトリウム塩、メタクリル酸のカリウム塩、
マレイン酸、およびマレイン酸のナトリウム塩、マレイ
ン酸のカリウム塩、3−ブテン−1,2,3−)リカル
ボン酸およびそのナトリウム塩、カリウム塩などが挙げ
られる。これらの内でアクリル酸ナトリウム、メタアク
リル酸カリウムが好ましい。
エステル基を有するビニル化合物としては、例えばアク
リル酸のメチル、エチル、ブチル、オクチルエステル、
メタアクリル酸のメチル、エチル、ブチル、オクチルエ
ステル、フマル酸のメチル。
エチルエステルなどを挙げることができる。これらの中
でアクリル酸エチル、アクリル酸ブチルが最も好ましい
アミノ基、アンモニウム基を有するビニル化合物として
は2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、4−ビニ
ルアニリン、2−ビニルアニリン、4−ジメチルアミノ
スチレン、2−ジメチルアミノスチレン、ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート、ジエチルアミンエチルメタク
リレートおよびこれらのアミノ化合物の塩酸塩などが挙
げられる。
これらの中で4−ビニルアニリン、4−ジメチルアミノ
スチレンが好ましい。
架橋性ポリビニル化合物(B)としては、例えばジビニ
ルベンゼン、1.3.5−トリビニルベンゼンの如き芳
香族の他、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス(1−オ
キソ−2−プロペニル)−1,3,5−トリアジン、ビ
スマレンイミドやトリメチロールプロパントリアクリレ
ートジメチルジアリルアンモニウムクロリド、トリメチ
ロールプロパントリメタクリレート、トリエチレングリ
コールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタ
クリレートなどのアクリル酸エステルを挙げることがで
きる。
これらの架橋性ポリビニル化合物の使用量は使用する全
ビニル化合物の0.1から50重1%、好ましくは3か
ら30重量%、更に好ましくは5〜20ffl!i%で
ある。
またこれらのビニル化合物とラジカル重合可能な他のビ
ニル化合物を共存させてもよい。特に重合後軟質化が期
待できるビニル化合物は共存させることが好ましい。
好ましい共存させるビニル化合勃起しては、例えばスチ
レンおよびスチレン誘導体、酢酸ビニル、アクリロニト
リル、ブタジェン、イソプレン、ピペリレンなどの共役
ジエン化合物などが挙げられる。これらの共存ビニル化
合物の使用量は使用する全ビニル化合物の5〜80%、
好ましくは10〜60%である。
上記のビニル化合物(A)及び(B)あるいはこれらの
混合物を基本となるイオン交換膜に含浸させるにさいし
、必要に応じて適当な溶媒で希釈してもよい。その濃度
は使用するモノマーによって制限されるが一般に濃度は
濃い方が好ましく、通常は3%以上の濃度を使用するこ
とが好ましい。
上記のビニル化合物単量体を溶解させる有機溶媒として
はベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素
溶媒;ペンタンへキサン、ヘプタン、オクタンなどの脂
肪族炭化水素溶媒;塩化メチレン、二塩化エチレン、ト
リクロ1コニタン、クロルベンゼンなどのハロゲン化炭
化水素化合物;酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル
、オクチル酸エチル、ε−カプロラクトン、r−バレロ
ラクトンなどのエステル系溶媒;メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール、n−ブタノ−/L/、s
ec −7’タノール、オクタツール、エチレングリコ
ールなどのアルコール系溶媒;アセトン、メチルエチル
ケトン、アセトフェノン、アセチルアセトンなどのケト
ン系溶媒;アセトニトリル、アジポニトリル、ベンゾニ
トリルなどのニトリル系溶媒;ε−カプロラクタム、プ
ロピオラクタム、ブチロラクタム、バレロラクトン、N
−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、N−メチ
ルホルムアミド、N−エチルホルムアミド、N、N−ジ
メチルホルムアミドなどのアミド系溶媒を挙げることが
できる。これらのうちではメタノール、トルエン、アセ
トン、酢酸メチル、酢酸エチルが好ましい。
基本となるイオン交換膜に以上のビニル化合物(A) 
、 (B)からなるビニル化合物を含浸させる方法とし
ては、たとえば (11ビニル化合物を含む溶液に基本となるイオン交換
膜を浸す。
(2)  ビニル化合物を含む溶液に基本となるイオン
交換膜を浸し、全体を減圧にすることによって膜中に存
在するガスを除去した後常圧にもどすことによって膜中
の微細な穴の中までビニル化合物を含む溶液を含浸する
ことができる。
(3)更に上記(2)の減圧時に超音波を照射すること
により、ガスの除去をより早く効果的にすることができ
る。
最も好ましい方法として(3)の方法が挙げられる。
基本となるイオン交換膜に含浸されたビ2−ル化合物を
重合させる手段としては、たとえば(1)  過酸化物
またはジアゾ化合物の如き既知のラジカル重合開始剤を
ビニル化合物に溶解しておいたり、ビニル化合物を含浸
させた膜にこれを塗布した後加熱により重合を行う。
(2)光または放射線によりラジカル重合を行う。
(3)  ビニル化合物の含浸させた膜を加熱すること
によってビニル化合物を熱重合させる。
などの方法が挙げられるが、これらの中で(1)の方法
が最も容易で好ましい。とこで長時間かけて重合する場
合は室温でもよい。
重合開始剤としては例えばベンゾイルパーオキサイド、
ラウロイルパーオキサイドの如きアシルパーオキサイド
、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、ジ−t−ブチルパーオキサイドの如きジアルキル
パーオキサイド、1−ブチルハイドロパーオキサイド、
クメンハイドロパーオキサイドの如きハイドロパーオキ
サイド、i、i −ビス((−ブチルパーオキシ”) 
−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、n−ブチル
4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレートなど
のパーオキシケタール、シクロヘキサノンパーオキサイ
ド、3,3.5−1−リメチルシクロヘキサノンバーオ
キサイドなどのケトンパーオキサイド、ジイソプロピル
パーオキシジカーボネート、ジー2−エチルヘキシルパ
ーオキシジカーボネートなどのパーオキシジカーボネー
ト、t−ブチルバーオキシネオデカノネート、t−ブチ
ルパーオキシアセテートなどのパーオキシエステルなど
の過酸化物が挙げられる。これらの中でベンゾイルパー
オキサイドが好ましい。
またアゾ化合物の重合開始剤としてはアブビスイソブチ
ロニトリル、アゾビスシクロヘキサンカルボニトリル、
アゾ−フェニルイソブチロニトリル、2.2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2.2’−ア
ゾビス(4−メトオキシ−2゜4−ジメチルバレロニト
リル)、2.2’−アゾビス(2−アミディ)プロパン
ヒドロクロライドなどが挙げられる。これらの中でアゾ
ビスイソブチロニトリルが好ましい。
重合温度は、モノマーの沸点開始剤の分解温度より決定
されるが、通常O℃〜120℃、好ましくは20℃〜8
0℃にて重合する。
本発明によって製造された膜は海水の濃縮、海水の淡水
化、電池用隔膜、廃水処理膜、薬液の精製、触媒担持膜
等の用途に使用できる。
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれらに限定
されるものではない。なお部および%は重量による。
〔実施例1〕 特願昭60−270666号の実施例1の方法に準拠し
て1.2ポリブタジエン(日本合成ゴム社製商品名RB
−840,1,2結合量95%、結晶化度35%)と高
密度ポリエチレン5.5:4.5の割合で混合して「T
ダイ法」で押し出して厚さ約100 μのフィルムを成
形した後クロルスルホン酸の10%1,2ジクロルエタ
ン溶液に浸漬することによってイオン交換膜を得た。
次にイオン交換膜を50℃にて12時間真空乾燥した。
この様にして準備したカチオン交換膜を1βナス形フラ
スコに入れアクリル酸20部、アクリル酸ブチル60部
、ジビニルベンゼン20部、ベンゾイソパーオキサイド
2部から成る溶液に浸漬し、水流ポンプにより10 m
s Hgに減圧しナス形フラスコを超音波発生槽(超音
波発生機VT604R、シャープ製造)につけ15分間
減圧下超音波を照射した、常圧にもどした後、膜を取り
出し65℃にて24時間加熱処理をして、イオン交換膜
を得た。
中垣正幸編集膜学実験法喜多見書房発行193〜195
ページの方法に従ってイオン交換膜性能を測定したとこ
ろ輸率87%、実効抵抗2゜5Ω10Jの性能を有して
いた。
また、上記の処理を実施する前の膜の性能は輸率79%
、実効抵抗2.5Ω/dであった。かくして輸率が79
%から87%に向上し、イオン交換膜としてイオン透過
選択性が大幅に改善されている。
〔実施例2〕 実施例1のアクリル酸、アクリル酸ブチル、ジビニルベ
ンゼン、ベンゾイルパーオキサイドの代りに、アクリル
酸ブチル80部、ジビニルベンゼン20部、ベンゾイル
パーオキサイド2部を用いて実施例1と同様に含浸及び
重合を行った。
イオン交換膜としての性能を測定したところ輸率84%
、実効抵抗2.6Ω/c111の性能を有し、イオン交
換性能の改善が認められた。
〔実施例3〕 実施例1と同様にして基本となる交換膜を得た。
次にイオン交換膜を50℃にて時間真空乾燥した。つい
でイオン交換膜を12ナス形フラスコに入れ、スチレン
スルホン酸ナトリウムの5%メタノール溶液に浸漬し室
温に乾燥後、実施例2と同様にしてアクリル酸ブチル、
ジビニルベンゼン、ベンゾイルパーオキサイドを用いて
含浸及び重合を行った。
イオン交換膜としての性能を測定したところ輸率88%
、実効抵抗2.4Ω/dの性能を有していた。
[実施例4〕 市販スチレン系のスルホニル基を有するイオン交換膜(
旭硝子社製商品名セレミオンCMV)を80℃の2N−
IJaOHに16日間浸漬したところ浸漬前に輸率90
%、実効抵抗3.4Ω/ c++Iのイオン交換膜が輸
率73%、実効抵抗1.5Ω/cdの輸率の低下したイ
オン交換膜となった。50℃にて12時間真空乾燥した
後実施例1と同様に含浸及び重合を行ったところ、輸率
84%、実効抵抗2.0Ω/ Caの膜となり輸率の改
善がみられた。
〔実施例5〕 実施例1と同様にして基本となるイオン交換膜を得た。
このイオン交換膜を50℃にて12時間真空乾燥した後
、スチレンスルホン酸ナトリウムの5%メタノール溶液
に浸漬し、室温にて乾燥後、更にアクリル酸ブチル80
部、ジビニルベンゼン20部、ベンゾイルパーオキサイ
ド2部から成る溶液に浸漬した後取り出し、65℃にて
24時間加熱を行った。
イオン交換膜としての性能は輸率82%、実効1氏抗2
.5Ωであった。
〔実施例6〕 実施例1のアクリル酸、アクリル酸ブチル、ジビニルベ
ンゼン、ベンゾイルパーオキサイドの代りに、4−ビニ
ルピリジン20部、アクリル酸エチル55部、ジエチレ
ングリコールジメタクリレート25部、ベンゾイルパー
オキサイド5部を用いて実施例1と同様に含浸及び重合
を行った。
イオン交換膜としての性能を測定したところ輸率85%
、実効抵抗3.1Ω/dの性能を存しイオン交換性能の
改善が認められた。
〔実施例7〕 実施例1のベンゾイルパーオキサイド2部をアゾビスイ
ソブチロニトリル2部に代え、実施例1と同様に含浸重
合を行ったところ輸率85%、実効抵抗2.6Ω/ c
Jのイオン交換膜を得た。
〔発明の効果〕
本発明の方法に従って、イオン交換膜をビニル化合物に
浸漬した後、ビニル化合物を重合することによってイオ
ンの透過選択性の改善された膜にすることが可能である
また実施例4に示した様に、性能の劣化したイオン交換
膜の性能を改善することも可能である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イオン交換膜に50〜99.9重量%のラジカル
    重合可能なモノビニル化合物(A)と0.1〜50重量
    %の架橋性ポリビニル化合物(B)からなるモノマー混
    合物を含浸させ、ついで含浸させたモノマー混合物をそ
    の場で重合させることを特徴とするイオン透過選択性の
    高いイオン交換膜の製造方法
  2. (2)上記モノビニル化合物(A)がスルホニル基、ス
    ルホニウム塩基、カルボキシル基、カルボニウム塩基、
    エステル基、アミノ基及びアンモニウム塩基から選ばれ
    た官能基を有するモノビニル化合物である特許請求の範
    囲第1項の方法
  3. (3)上記モノマー混合物の含浸が上記ビニル化合物(
    A)と(B)を含む溶液に減圧下でイオン交換膜を浸漬
    させ、超音波を照射することにより行われる特許請求の
    範囲第1項の方法
JP61096868A 1986-04-28 1986-04-28 イオン交換膜の製造方法 Pending JPS62253632A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018511463A (ja) * 2015-03-10 2018-04-26 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 多層支持基材を有するイオン交換膜
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