JPS6225349Y2 - - Google Patents

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JPS6225349Y2
JPS6225349Y2 JP1982142241U JP14224182U JPS6225349Y2 JP S6225349 Y2 JPS6225349 Y2 JP S6225349Y2 JP 1982142241 U JP1982142241 U JP 1982142241U JP 14224182 U JP14224182 U JP 14224182U JP S6225349 Y2 JPS6225349 Y2 JP S6225349Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は塗装用ロボツト、溶接用ロボツト等の
工業用ロボツトの動作機構を構成する支柱のバラ
ンス装置に関するものである。
第1図ないし第3図に従来技術による工業用ロ
ボツトとして塗装用ロボツトを示す。
まず第1図において、1はロボツト本体で、該
ロボツト本体1は基台2上に設けたターンテーブ
ル3と、該ターンテーブル3上に回動可能に立設
した支柱4と、該支柱4の上端に回動可能に設け
たアーム5に、該アーム5の先端に揺動可能に取
付けた手首部6とからなる動作機構を有し、手首
部6には塗装機7が取付けられている。そして、
前述の動作機構を駆動する駆動手段としては、基
台2に内装されたターンテーブル3を回動させる
油圧シリンダ(図示せず)と、一端がターンテー
ブル3に取付けられ、他端が支柱4の上部に取付
けられた支柱4の回動用の油圧シリンダ8と、支
柱4とアーム5との間に取付けられたアーム5回
動用の油圧シリンダ9と、手首部6に内装された
該手首部6を揺動するためのロータリアクチユエ
ータ(図示せず)とから形成される。
10は支柱4を常時直立状態に保持させるため
のバランス装置としてのばねで、該ばね10はタ
ーンテーブル3上に固着して設けた支持ブラケツ
ト11と支柱4の上部に突設したピン12との間
に張設され、全体が保護カバー13によつて覆わ
れている。
さらに、14は支柱4を回動可能に支持するた
めのターンテーブル3上に固着された取付ブラケ
ツト、15は取付ブラケツト14に対して支柱4
を回動可能に支持する回動軸を示し、前記ばね1
0の支持ブラケツト11への取付位置は、第2図
に示したように、回動軸15の取付位置より上方
となつている。また、当該バランス装置としての
ばね10は支柱の両側に設けられている。
前述の構成を有する塗装用ロボツトはコンベヤ
上を搬送される被塗物に対して塗装を行なうもの
で、塗装作業中は被塗物の塗装部位に応じて塗装
機7に最適姿勢をとらせる必要がある。このため
に、塗装中は駆動手段を適宜駆動することによつ
てターンテーブル3、支柱4、アーム5、手首部
6からなる動作機構が変位せしめられる。
塗装作業が終了すると、動作機構を構成する各
部材を元の位置に復帰させる必要がある。支柱4
と支持ブラケツト11との間に設けられたバラン
ス装置としてのばね10は該支柱4を元の直立状
態に復元させる機能を果す。
そこで、第3図に基づき前述のバランス機構の
作動について説明する。同図に示したように、支
柱4がその直立位置から角度αだけ傾いた2点鎖
線で示した位置にあるとする。この状態において
は、ばね10のばね力fが支柱4側の取付位置A
から支持ブラケツト11側の取付位置Bの方向に
作用する。そして、この取付位置Bは支柱4の回
動中心Cより上方に位置しているから、ばね10
の中心線ABと支柱4の軸線ACとの間に角度βが
生じる。このために、ばね10のばね力fには支
柱4に垂直で、直立位置における取付部A′方向
への分力fxが発生する。この分力fxによつて支
柱4は直立状態となる方向に変位せしめられる。
そして、当該分力fxは角度βにより決定される
もので、この角度βは回動軸15の取付位置Cと
ばね10の支持ブラケツト11への取付位置Bと
の間の間隔lにより決定されることになる。
然るに、ばね10は支柱4、アーム5、手首部
6および塗装機7の全荷重を受けることになり、
しかも塗装作業終了後には支柱4は速やかに直立
位置に復元させる必要がある。このために分力f
xを可及的に大きくしなければならない。しかし
分力fxを決定する要因となるばね10の取付位
置Bと支柱4の回動中心Cとの間隔lを大きくす
ることは支柱の直立位置での支持が不安定になる
から、この間隔lをあまり大きくすることはでき
ない。従つて、角度βを大きくすることができ
ず、分力fxを大きくすることはできない。前述
の点から、支柱4を迅速かつ円滑に直立位置に復
元させるにはばね10のばね力f自体を大きくし
なければならなくなる。このようにばね力fを大
きくするためにはばね10の線径やコイル径を大
きくする必要があり、ばね10が大型化する欠点
があつた。また、この直立位置への復元力をさら
に良好なものとするために、支柱4の両側部にば
ね10が設けられており、このために工業用ロボ
ツト全体の構造が複雑となる欠点もあつた。
本考案は前述した従来技術の欠点に鑑みなされ
たもので、ばね力の分力を大きくすることによ
り、作業終了後に支柱を速やかに直立位置に復元
させることができるようにした工業用ロボツトの
バランス装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本考案は、基部に
回動軸を介して支柱の基端側を回動可能に立設し
てなる工業用ロボツトにおいて、前記支柱の基端
側に位置して前記回動軸と同軸に固定して設けら
れた固定スプロケツトと、前記支柱の上部側に回
転可能に設けられた可動スプロケツトと、該可動
スプロケツトと固定スプロケツトとの間に巻回し
て設けられたチエーンと、前記可動スプロケツト
に半径方向外方に突出した状態で取付けられると
共に鉛直線上を下方に垂下した状態で配置され、
垂下側先端がばね取付位置となつた腕木と、該腕
木と対向するように前記基部に固着され、先端側
が前記回動軸よりも上方に位置してばね取付位置
となつた支持ブラケツトと、前記支柱に鉛直方向
のモーメントを作用させるように、前記腕木のば
ね取付位置と支持ブラケツトのばね取付位置との
間に張設されたばねとから構成したことを特徴と
する。
このように構成することにより、支柱を回動し
たときには、チエーンを介して可動スプロケツト
も該支柱の回動角と同一角度回動せしめられ、こ
のときばねのばね力によつて可動スプロケツト、
および支柱には大きな分力が作用し、前記ばねの
ばね力が小さくても、支柱は迅速かつ円滑に直立
位置への復元が可能となる。
以下、第4図および第5図に基づき本考案の実
施例について説明する。
同図において、第2図と同一構成要素について
は同一符号を付してその説明を省略するものとす
る。支柱21はターンテーブル3上に固着して設
けた取付ブラケツト22,22により回動軸23
を介して回動自在に支持されている。該回動軸2
3は取付ブラケツト22から外方に突出せしめら
れ、その先端部に固定スプロケツト24が嵌合せ
しめられている。該固定スプロケツト24は取付
ブラケツト22に固着され、または回動軸23が
非回転の場合には該回動軸23に固着される等に
より非回転状態にして取付けられている。
一方、支柱21の上方部位には回転軸25が取
付けられ、該回転軸25には固定スプロケツト2
4と同径の可動スプロケツト26が回動自在に嵌
合されている。そして、支柱21が直立状態にあ
るときには、固定スプロケツト24の中心と可動
スプロケツト26の中心とは同一垂直線上に配置
するように構成されている。27は固定スプロケ
ツト24と可動スプロケツト26との間に巻回し
て設けたチエーンを示し、支柱21が回動軸23
を中心として回動するときには該チエーン27に
よつて可動スプロケツト26が回動せしめられる
ようになつている。
可動スプロケツト26にはその半径方向外方に
突出する状態に腕木28が取付けられている。該
腕木28は支柱21が直立位置にあるときには鉛
直状態、即ち固定スプロケツト24の中心と可動
スプロケツト26の中心とを結ぶ垂直線上に配置
せしめられている。29はばねで、該ばね29の
一端は腕木28に設けた軸受30に支持されたピ
ン31に取付けられている。そして、ばね29の
他端はターンテーブル3上に固着して設けた支持
ブラケツト32に取付けられている。即ち、該ば
ね29の支持ブラケツト32への取付けは腕木2
8への取付けと同様軸受33に支持されたピン
(図示せず)により行なわれ、しかも該ばね29
の支持ブラケツト32への取付位置は前述の垂直
線上における回動軸23の上方位置となつてい
る。
このように構成されるバランス装置は支柱21
の片側にのみ設けられている。
本考案に係る工業用ロボツトのバランス装置は
前述の構成を有するもので、次に第5図に基づい
てその作動について説明する。
支柱21は支持ブラケツト32と腕木28との
間にばね29が張設されており、また固定スプロ
ケツト24と可動スプロケツト26との間にチエ
ーン27が巻回して設けられているから、常時に
おいては安定した状態で直立位置に保持されてい
る。そこで、支柱21が第5図中矢印の方向に回
動せしめられると、チエーン27は同図中矢印の
方向に送られる。このために可動スプロケツト2
6は図中矢印の方向に回転せしめられる。そし
て、チエーン27の送り量は可動スプロケツト2
6を支柱21の回動角と同じ角度回転させる量で
あるから、腕木28は支柱21の回動角のいかん
に拘らず常に鉛直状態となつている。
そして、支柱21が第5図中2点鎖線で示した
ようにその直立位置から角度θだけ傾斜した状態
にあるとする。この状態においては固定スプロケ
ツト24の中心Oと可動スプロケツト26の中心
Pを結ぶ線OPと可動スプロケツト26の中心P
とピン31の取付部の位置Qとを結ぶ線PQとの
間の角度もθとなつている。そして、ばね29の
ばね力Fによりピン31の取付位置Pに支持ブラ
ケツト32側のばね29の取付位置R方向に引張
られる。そして、可動スプロケツト26は回転可
能となつているから、前述のばね力Fにより可動
スプロケツト26の回転方向、即ち点Pを中心と
し、半径とする円の接線方向における分力Fx
が生じ、この分力Fxで可動スプロケツト26を
回動させる。そして、該可動スプロケツト26に
は固定スプロケツト24との間にチエーン27が
巻回して設けられているから、可動スプロケツト
26の回動により支柱21は直立状態となる方向
に回動せしめられる。このように、可動スプロケ
ツト26には大きな分力Fxが作用するから、支
柱21の回動動作は迅速かつ円滑に行なわれる。
支柱21が直立状態になると、可動スプロケツト
26に対するばね29のばね力Fの分力Fxは零
となるから、支柱21はばね29の引張力および
可動スプロケツト26とチエーン27との噛合力
により直立状態に安定的に保持される。
なお、前述の実施例においては本考案に係るバ
ランス装置を塗装用ロボツトとして用いる場合に
ついて説明したが、溶接用ロボツト等他の工業用
ロボツトとしても用いることができるのは勿論で
ある。またばね29の腕木28および支持ブラケ
ツト32への取付けは軸受30,33を介して行
なうものとして述べたが、これはばね29にねじ
り力が作用するのを防止するためのものであつ
て、ねじり力を考慮する必要がない場合には、必
ずしも軸受30,33を設ける必要はない。さら
にまた、ターンテーブル3と支柱21との間にバ
ランス装置を設けるものとして述べたが、支柱2
1と該支柱21の先端部に設けられるアームとの
間にも同様のバランス装置を設けてもよい。ま
た、必ずしもターンテーブル3を設ける必要はな
く、基台2に取付ブラケツト22、支持ブラケツ
ト32とを直接設け、該支持ブラケツト22と支
柱21との間にバランス装置を設ける構成として
もよい。さらに、固定スプロケツト24と可動ス
プロケツト26とは同径であるものとして述べた
が、可動スプロケツト26を固定スプロケツト2
4より大径とすればピン31の回動角が大きくな
つてばね29の伸び量が増大し、また固定スプロ
ケツト24を大径にすれば、ピン31の回動角は
小さくなつてばね29の伸び量が減少する。従つ
て、固定スプロケツト24と可動スプロケツト2
6との直径を適宜異なるように形成すれば、支柱
21の復元力を調整することができる。
以上詳細に述べたように、本考案に係る工業用
ロボツトのバランス装置によれば、支柱を回動さ
せたときに腕木と支持ブラケツトとの間に設けら
れたばねのばね力分力を従来技術のものに比較し
て大きくすることができるから、支柱に対する直
立状態への復元力を著しく大きくすることがで
き、またばねのばね効率を有効に利用することが
できるから、強いばね力を必要とすることなく支
柱を迅速かつ円滑に直立状態に復元させ、かつ直
立状態に安定的に保持させることができる。従つ
て、バランス装置をコンパクトに形成することが
できると共に、支柱の片側のみに設けるだけで十
分となるから、その構造が簡素化される等幾多の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来技術を示すものであ
つて、第1図は工業用ロボツトとしての塗装用ロ
ボツトの外観図、第2図はバランス装置を示す斜
視図、第3図は第2図のバランス装置の作動説明
図、第4図および第5図は本考案の実施例を示す
ものであつて、第4図はバランス装置を示す斜視
図、第5図は第4図のバランス装置の作動説明図
である。 2……基台、3……ターンテーブル、21……
支柱、23……回動軸、24……固定スプロケツ
ト、26……可動スプロケツト、27……チエー
ン、28……腕木、29……ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基部に回動軸を介して支柱の基端側を回動可能
    に立設してなる工業用ロボツトにおいて、前記支
    柱の基端側に位置して前記回動軸と同軸に固定し
    て設けられた固定スプロケツトと、前記支柱の上
    部側に回転可能に設けられた可動スプロケツト
    と、該可動スプロケツトと固定スプロケツトとの
    間に巻回して設けられたチエーンと、前記可動ス
    プロケツトに半径方向外方に突出した状態で取付
    けられると共に鉛直線上を下方に垂下した状態で
    配置され、垂下側先端がばね取付位置となつた腕
    木と、該腕木と対向するように前記基部に固着さ
    れ、先端側が前記回動軸よりも上方に位置してば
    ね取付位置となつた支持ブラケツトと、前記支柱
    に鉛直方向のモーメントを作用させるように、前
    記腕木のばね取付位置と支持ブラケツトのばね取
    付位置との間に張設されたばねとから構成したこ
    とを特徴とする工業用ロボツトのバランス装置。
JP14224182U 1982-09-20 1982-09-20 工業用ロボツトのバランス装置 Granted JPS5946695U (ja)

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JP14224182U JPS5946695U (ja) 1982-09-20 1982-09-20 工業用ロボツトのバランス装置

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JPS5946695U JPS5946695U (ja) 1984-03-28
JPS6225349Y2 true JPS6225349Y2 (ja) 1987-06-29

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5158252A (ja) * 1974-11-15 1976-05-21 Fujikoshi Kk Kansetsugatakogyoyorobotsutono juryokubaransukiko
JPS55106787A (en) * 1979-02-05 1980-08-15 Hitachi Ltd Device for balancing gravity

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5158252A (ja) * 1974-11-15 1976-05-21 Fujikoshi Kk Kansetsugatakogyoyorobotsutono juryokubaransukiko
JPS55106787A (en) * 1979-02-05 1980-08-15 Hitachi Ltd Device for balancing gravity

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JPS5946695U (ja) 1984-03-28

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