JPS6225232Y2 - - Google Patents

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JPS6225232Y2
JPS6225232Y2 JP1982009696U JP969682U JPS6225232Y2 JP S6225232 Y2 JPS6225232 Y2 JP S6225232Y2 JP 1982009696 U JP1982009696 U JP 1982009696U JP 969682 U JP969682 U JP 969682U JP S6225232 Y2 JPS6225232 Y2 JP S6225232Y2
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JP
Japan
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container
pin
bottom wall
pin holder
thin
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JP1982009696U
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JPS58112467U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、エアゾール容器の廃棄時に残留ガ
スを抜き出し、残留ガスによる事故を防止し得る
ようにした残留ガス抜装置に関する。
周知の如く容器内にガスを充填し、そのガス圧
で収容物を噴出するエアゾール容器は、化粧品や
殺虫剤、薬品等に広く使用されているが、これら
のエアゾール容器を廃棄する場合、ガスを完全に
放出した状態で廃棄されれば問題はないが、容器
内に今だガスが残留する状態で廃棄されることも
あるし、噴出ノズルが故障したり、エアゾールが
不要、又は古くなつて廃棄されることもあるた
め、エアゾールの残留ガスによつて爆発事故等が
生じることもあつた。特に内容物とガスを分離し
て収容する二重構造のエアゾール容器にあつて
は、ガスは放出されることなく完全に残つている
ため爆発事故等を起しやすかつた。
そこでこの考案は、エアゾール容器底壁の外側
にガス抜孔穿設用のピンホルダーを取付け、容器
下部にピンホルダーの誤作動を防ぐ袴を嵌合する
残留ガス抜装置を工夫し、エアゾール容器を廃棄
する際に、容器より簡単に残留ガスを抜き出して
廃棄し得るようにしたものである。
次に本案残留ガス抜装置の構造を実施例の図面
により説明すると、エアゾール容器1の底壁12
を内部に向かつてドーム状に彎曲し、その底壁1
2の小範囲に薄肉部13を設け、望ましくは底壁
12の中心部外面に小径の凹部14を形成し、凹
部14によつて薄肉部13を設け、又は底壁12
の中心部に適宜大きさの凹凸部15を形成し、該
凹凸部15の形成範囲内に小径の薄肉部13を設
け、薄肉部13を囲む底壁12の外側に、薄肉部
13に向かつて変形可能となるピンホルダー2を
取付け、ピンホルダー2内にホルダーの変形によ
り薄肉部13に突き刺りガス抜孔16を穿設する
ピン3を保持し、ピンホルダー2の外側より容器
下部11に、ピンホルダー2の変形を防止する袴
4を嵌合し、望ましくは容器下部11を胴部10
より1回り小さい段付下部11′と成し、該段付
下部11′に袴4を嵌合するもので、容器底壁1
2に取付けるピンホルダー2は、ピン3の針30
を薄肉部13に向けて固着するピン保持部20
と、保持部20の上部に連結部21を介して連続
する上壁部22から成り、上壁部22が保持部2
0の外周より1回り大きく、上壁部22の上縁が
ピン3の先端より高く形成され、彎曲変形又は切
断可能となる連結部21によつて、ピン保持部2
0が上壁部22内に挿入可能となり、上壁部22
が環状を成すか又は数壁に分割し、上壁部22の
上縁を接着剤や両面接着テープ等を用いて底壁1
2に取付けるか、上壁部22を底壁12に設けた
凹凸部15に嵌合係止して取付けるものであり、
容器下部11に嵌合する袴4は、袴底40に容器
下部11又は段付下部11′の外側に嵌合する外
側壁42と、ピンホルダー2を囲む外側において
底壁12に当接する内側壁41を設け、内側壁4
1が環状を成すか又は数壁に分割し、袴底40に
少なくとも1個以上の通気孔43を有するもの
で、凹凸部15に上壁部22を嵌合係止するピン
ホルダー2用の袴4にあつては、内側壁41の形
成を省略してもよい。
本案の残留ガス抜装置は上記構造であるから、
予めエアゾール容器1を製作する際、容器底壁1
2の中央部に凹部14を設け、凹部14によつて
薄肉部13を形成しておくか、容器下部を胴部1
0より1回り小さい段付下部11′に形成してお
き、或は容器底壁12の中央部に凹凸部15を形
成し、該凹凸部15の形成範囲内に小径の薄肉部
13を形成しておく一方、合成樹脂にてピンホル
ダー2と袴4を形成し、エアゾール容器1より硬
質の材料にてピン3を形成しておく。
上記の如く底壁12に薄肉部13を設けたエア
ゾール容器1に、ピンホルダー2と袴4を取付け
るには、先ずピンホルダー2の保持部20内に針
30を上にしてピン3を嵌着又は固定し、ピンホ
ルダー上壁部22の上縁を接着剤、又は両面接着
テープ等を用いて薄肉部13を囲む容器底壁12
に取付け、或はピンホルダー2の上壁部22を底
壁12の凹凸部15に嵌合係止して取付けた後、
ピンホルダー2の外側より容器下部11に袴4を
嵌合し、該袴4又は段付下部11′に嵌合する袴
4によつて、ピンホルダー2を強制的に変形する
まで保護しておく。ピンホルダー2と袴4は、エ
アゾール容器1内に内容物を充填する前に取付け
ることもできるし、内容物の充填後に取付けるこ
ともできる。
上記の如く本案ガス抜装置を設けたエアゾール
容器1を内容物の使用後に廃棄する場合、又はエ
アゾール容器1が不要になつたり古くなつて廃棄
する場合、或は噴出ノズル等の故障によつて廃棄
する場合、先ず容器下部11に嵌合した袴4を取
外し、容器底壁12に取付けたピンホルダー2を
露出した後、該ホルダー2のピン保持部20を上
部に向けて押圧する。即ちピン保持部20を容器
底壁12の薄肉部13に向けて押圧すれば、保持
部20と上壁部22は屈曲変形又は切断可能とな
る連結部21を介して一体成形されているため、
保持部20は連結部21を屈曲変形、又は切断し
て上壁部22内まで挿入し、保持部20に嵌着し
たピン3の針30で薄肉部13にガス抜孔16を
穿設する。ガス抜孔16の穿設によつて残留ガス
が外部に漏洩するので、残留ガスによるエアゾー
ル容器1の爆発事故を未然に防止することができ
る。
尚、考案の具体的な実施にあつては、上記実施
例に限定されるものではなく、エアゾール容器1
の底壁12は必ずしも内部方向に彎曲しているこ
とを必要としないし、底壁12の内面に凹部14
を設け、該凹部14にて薄肉部13を形成しても
同様の目的を達することができるし、容器1の下
部に設ける段付下部11′と、底壁12に設ける
凹凸部15、及びピンホルダー2と袴4の形状構
造等は、この考案の要旨に反しない限り適宜変更
可能である。
従つて本案の残留ガス抜装置は、容器底壁の薄
肉部を囲む外側に、薄肉部に向かつて屈曲変形又
は切断可能となるピンホルダーを取付け、該ホル
ダー内にガス抜孔穿設用のピンを嵌着し、容器下
部にホルダーを保護する袴を嵌合するものである
から、容器下部より袴を取外してホルダーを露出
し、ホルダーを強制的に押圧変形しない以上、本
案のガス抜装置のピンホルダーは、輸送移動中は
勿論、使用中にも作動することは全くない。しか
も袴を取外しホルダーの保持部を容器底壁に向け
て押圧するだけで、底壁にガス抜孔を穿設し得る
ので、その操作も実に容易である。又容器下方に
段付下部を設けるエアゾール容器と、容器底壁に
凹凸部を設けるエアゾール容器にあつては、袴や
ピンホルダーの取付けが容易になるし、容器下部
に嵌合した袴は、容器の直立を安定にし、容器底
壁の腐蝕や錆による輪状跡の防止にも役立つ他
に、柔軟性を有する内筒と硬質外筒間に加圧ガス
を充填し、内容物のみの取出しを可能とし、内容
物の消費後、加圧ガスが容器内に残る二重構造の
エアゾール容器に特に有益である等、本案のガス
抜装置は廃棄エアゾール容器による事故の防止に
顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本案ガス抜装置を取付けた
エアゾール容器の下部縦断面図、第4図イ,ロは
エアゾール容器下部の構造例を示す縦断面図、第
5図イ,ロはピンホルダーの構造例を示す縦断面
図、第6図は第5図イの平面図、第7図は第5図
ロの平面図、第8図イ,ロ,ハは袴の構造例を示
す縦断面図、第9図イ,ロ,ハはその平面図、第
10図イ,ロは容器底壁に対するピンホルダーの
取付例を示す拡大断面図、第11図イ,ロはピン
ホルダーの押圧変形によるガス抜孔の穿設例を示
す拡大断面図である。 1……エアゾール容器、10……胴部、11,
11′……下部、12……底壁、13……薄肉
部、14……凹部、15……凹凸部、16……ガ
ス抜孔、2……ピンホルダー、20……保持部、
21……連結部、22……上壁部、3……ピン、
30……針、4……袴、40……袴底、41……
内側壁、42……外側壁、43……通気孔、A…
…内筒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 容器内にガスを充填するエアゾール容器1に
    おいて、容器底壁2に小範囲の薄肉部13を設
    け、底壁2の下に薄肉部13に向けて変形可能
    となるピンホルダー2を取付け、容器下部にピ
    ンホルダー2を保護する袴4を嵌合し、ピンホ
    ルダー2が上壁部22の下に、薄肉連結部21
    を介して上壁部22内に挿入可能となる保持部
    20を一体に設け、保持部20にガス抜孔16
    穿設用のピン3を設けたエアゾール容器の残留
    ガス抜装置。 2 ピンホルダー2の上壁部22と保持部20の
    連結部21が屈曲可能となり、保持部20にピ
    ン3を固着し、ピンの針30が容器底壁2の薄
    肉部13に向けて突出する実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載のエアゾール容器の残留ガス
    抜装置。 3 ピンホルダー2の上壁部22と保持部20の
    連結部21が切断可能となる実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載のエアゾール容器の残留ガ
    ス抜装置。
JP969682U 1982-01-27 1982-01-27 エアゾ−ル容器の残留ガス抜装置 Granted JPS58112467U (ja)

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JP969682U JPS58112467U (ja) 1982-01-27 1982-01-27 エアゾ−ル容器の残留ガス抜装置

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JPS58112467U JPS58112467U (ja) 1983-08-01
JPS6225232Y2 true JPS6225232Y2 (ja) 1987-06-27

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ID=30022319

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JP969682U Granted JPS58112467U (ja) 1982-01-27 1982-01-27 エアゾ−ル容器の残留ガス抜装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0322140Y2 (ja) * 1985-11-01 1991-05-14
JPH057179Y2 (ja) * 1986-11-13 1993-02-23

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5122336U (ja) * 1974-08-07 1976-02-18

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JPS5122336U (ja) * 1974-08-07 1976-02-18

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