JPS62251163A - 印写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は通電熱転写記録方式を用いた印写装置に間する
。

［従来の技術］ 従来の通電型熱転写記録方式を用いた印写装置としては
「印写装置」　（特願昭５８−１８６４９６号）があっ
た。この発明により１記録素子による印写ドツト面積変
調が可能となり、高速、高画質、かつ低価格のフルカラ
ー印写装置が実現された◆ 特に第９図に示すように記録電極に負電極を形成するも
のと正１！極を形成するものを交互に配列させ隣接する
電極間で通電する駆動方法をとることにより、帰路電極
が不必要となり構造の簡単な記録ヘッドが実現できたと
共に、記録部先端のエツジにより通電通電熱転写フィル
ムを押圧できるので、記録電極と抵抗層との通電の為の
接触圧と溶融したインクを被転写紙に転写するための圧
力を記録ヘッド先端により効率良く加えることが可能と
なった。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし前述の従来例では、２本の記録電極間の前記抵抗
層の抵抗値が比較的高く、印画の為には高電圧を前記２
本の記録電極間に印加する必要があった。従って従来例
では高電圧の駆動回路が必要であり、製品の高価格化の
原因となってた。

そこで本発明はこのような間眩点を解決するもので、そ
の目的とするところは記録電極間の抵抗値を低下させ、
駆動回路の負荷を軽減させ、低価格の通電熱転写記録装
置を提供するところにある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明の印写装置は、任意の隣接する３本の前記記録電
極群の中央に位置する前記記録電極と両端に位置する２
本の記録電極間に電圧を印加する駆動手段を有すること
を特徴とする。

［実施例］ 本発明を用いたフルカラーの階調印写装置を製作した。

入力ソースはビデオ信号とし、記録密度は６　ｄｏｔ／
ｍｍ、記録素子数４４０のラインヘッドを用いた。

第１図は本発明の実施例における通電熱転写印写装置の
駆動方式を示す模式図である。１は電源、８１〜ｅ４４
０は記録電極、ｒ１〜ｒ４３９は抵抗層を表す仮想抵抗
、８１〜５４４０は記録電極へ電圧を印加する為のスイ
ッチである。ｐ２〜ｐ４３９の一破線部は印画画素領域
を示す。今、任意の印画画素領域ｐｎに印画を行う場合
、スイッチ５ｎ−１、ｓｎ　、ｓｎ＋１を閉じると矢印
２と３方向に電流が流れ、仮想抵抗ｒｎ−１とｒｎが発
熱し溶融性インクを溶かし印画が行われる。この場合の
等価抵抗は各仮想抵抗の抵抗値をＲとすると、電源間に
仮想抵抗ｒｎ−１、ｒｎが並列に接続されていると考え
られるのでＲ／２となる。

ところで従来例では第９図に示すがごとく１画素を生成
するための電流経路４は１経路であり等価抵抗はＲとな
る。

第２図（ａ）、（ｂ）は第１図に示した印画時の通電熱
転写フィルムの状態を示す図である。

１０．１１は抵抗層上の電流分布であり１．。

ｅｎ−１、ｅｎ　、　、は抵抗層に接触している記録電
極である。１２は破線Ａ−Ａ’上の抵抗層の発熱分布、
１３は通電により形成される転写ドツトの形状である。

本実施例では記録電極ピッチを１７０μｍとし記録電極
幅を９０μｍ、記録電極の厚みを１０μｍとした。第２
図に示すがごとく記録電極ｅｎ−１、ｅｎ　、　ｅｎ＋
１に電圧が印加されると矢印１０．１１等に示すように
抵抗層１４内に電流が流れる。この際記録電極ｅｎの先
端部に電流が集中するので破線Ａ−Ａ’上の発熱分布１
２は凸形となる。従って、インク融点Ｔｍ以上に温度上
昇したインクのみが溶融し紙転写されドツト１３が形成
される。

印加電圧或いは通電時間を制御し投入エネルギーを変化
させると発熱分布１２は相似形を保って破線１５のごと
く変化しドツト形状も同じく破線１６のごとく変化し、
任意の面積のドツト形成が可能となる。即ち面積階調表
現が可能となる。

又更に本発明では印画ライン周期を複数に分割し記録ヘ
ッドを駆動した。第３図は本発明による印写装置の駆動
方法を示す図である。第３図すのＤｎ−５〜Ｄｎ＋５は
各々の記録電極ｅｎ−５〜ｅｎ＋５に接続された駆動回
路ｂ　ｎ−５〜ｂｎ＋５への入力信号であり、信号が真
（Ｔ）の時に駆動回路が活性となり、記録電極に電圧を
印加し、信号が偽（Ｆ）の時は、駆動回路はハイインピ
ーダンス（Ｈｚ）となる。又本発明では低電圧出力の駆
動回路、。

ｂｎ−２、ｂ、　ｂｎ＋２　、　、と高電圧出力の駆動
回路、　、　ｂｎ−１、ｂｎ＋１　、ｂｎ＋３　、　、
とを交互に記録電極に接続している。ｐ　ｎ−５〜ｐ　
ｎ＋５は記録電極ｅ　ｎ−５〜ｅ　ｎ＋５に対応した印
画画素領域である。

第３図（ａ）は入力信号Ｄｎ−５〜Ｄｎ＋５のタイムチ
ャートである。Ｔｌは印画時の１ラインの周期である。

本実施例では１ラインの印画時間Ｔｌを時分割周期ｔ１
〜ｔ４に４分割し、また１ラインに含まれる４個おきの
印画画素も同じく４つの群に分割し、前記時分割周期ｔ
１〜ｔ４の各々に前記印画画素の４ｆ￥を割当てた。即
ち時分割周期ｔ１に対して印字画素、　、　ｐｎ−４、
ｐｎ　、　ｐｎ＋４６．を、時分割周期ｔ２に対して印
字画素、。

ｐｎ−２、ｐｎ＋２　、ｐｎ＋６　、　、を、時分割周
期ｔ３に対して印字画素、　、　ｐｎ−３、ｐｎ＋１　
、ｐｎ＋５　、　。

を、時分割周期ｔ４に対して印字画素、、ｐｎ−５、ｐ
ｎ−１、ｐｎ÷３１．を割当てた。上記駆法方動におい
ては同時に４個おきの画素を印画しるいてかこの印画間
隔は４以上の偶数が望ましいのこ。印画間隔が例えば３
以上の奇数であると、に時同複数の画素の印画を行う時
に生じる各々のな性情記録電極間の不必要な漏れ電流（
以下フロートスフと略称する）が生じる。例えば第４図
は間画印隔を５とし、同時に２個の記録画素を印画際た
しの抵抗層上の電流の流れを示すものである動部。回路
（スイッチ）　ｂｎ−１、ｂｎ　、　ｂｎ＋１．４　ｎ
＋ｂ、ｂｎ＋５　、ｂｎ＋６を活性とし、記録電極ｅ、
１　ｎ−ｅｎ　、　ｅｎ＋１　、ｅｎ＋４　、ｅｎ＋５
　、ｅｎ＋６に電圧を印加すると記録を極ｅ　ｎ＋１と
ｅｎ÷４の間にも電流２０が流れ（クロストークが生じ
）発熱し、不必要な部分にドツトが形成されてしまい印
画画質を低下させる。ところが本発明実施例のように印
画間隔を４とすると第３図（ｂ）に示す通り、記録電極
ｅｎ−１、ｅｎ　、　ｅｎ＋１　、ｅｎ＋３　、ｅｎ＋
４　、ｅｎ÷５に電圧を印加しても記録電極ｅ　ｎ＋１
とｅ　ｎ＋３は同電位であるので、クリストークは生じ
ない。

第５図に本発明による印写装置の信号系の基本ブロック
図を示す。４５は制御回路であり、各ブロックへの基準
信号の供給等を行う。４１より入力されたビデオ信号は
４２のサンプリング回路で水平同期信号と垂直同期信号
４３を抽出し制御回路４５に送る。制御回路４５では受
は取った同期信号４３よりサンプリング信号４４を算出
しサンプリング回路４２に送出する。サンプリング回路
４２はこのサンプリング信号によりビデオ信号のサンプ
リングを行うと共に色信号と輝度信号を赤、緑、青の三
原色の色信号（以下ＲＧＢ信号という）に分離変換する
。このＲＧＢ信号５０は５９のＡ／Ｄ変換回路により各
色６ビツトのデジタル信号５１に変換され、さらにガン
マ補正回路５２により色補正を行うと共にイエロー、マ
ゼンタ、シアンの印写データ信号５３に変換され、暫時
印写データ生成回路５４内のメモリに首積される。印写
データ生成回路５４では、上記６ビツトの印写データを
抵抗層への通電時間に変調する。例えばある１画素の６
ビツトの濃度データがｄ　（０≦ｄ≦６３）とすると、
最小通電時間単位τに対しでτ×ｄを生成する。ただし
１画素の最大通電時間は６３Ｘτである。上記印写デー
タは、出力数８８個の直列入力、並列出力のシフトレジ
スター５６に転送される。４６は前記シフトレジスター
５６の転送りロックである。並列出力された印写データ
６０はラッチ５７でラッチクロック４７によりホールド
され、さらにデータセレクト回路３０に転送される。デ
ータ七しク！・回路３０では転送されてきた並列の印写
データ６１を制御回路４５からの２ビツトのセレクトア
ドレス信号４８により各駆動回路に振り分ける。

第６図は本発明による通電熱転写印写装置の構造を示す
図である。被転写紙７１は被転写紙ロール７２より供給
され、また同じく通電熱転写フィルム７３はフィルム供
給ローラ７４より供給され、プラテン７５に上で記録ヘ
ッド７６により加圧、通電印写される。印写後の通電熱
転写フィルム７３はフィルム巻き取りローラー７７によ
り巻き取られる。

第７図（ａ）は本発明に基づく印写装置の通電通電熱転
写フィルムロールの構造を示す。７３は約２０ｍ巻きの
通電通電熱転写フィルムである。

カラー印写を行う為にイエロー（Ｙ）、マゼンダ（Ｍ）
、シアン（Ｃ）のインクが画部分の面積で順次塗布しで
ある。

第７図（ｂ）は前記通電通電熱転写フィルム７３の断面
図である。通電熱転写フィルムは６μｍ厚のＰＥＴをベ
ース８２とし、その一方に抵抗層８１としてカーボン粒
を樹脂中に分散し４〜６μｍ厚にコーティングしたもの
を、また他方インクには層８３として顔料をワックス中
に分散し２〜３μｍ厚に塗布したものを用いた。

第８図は、本発明の実施例における記録ヘッドの構造図
である。記録ヘッドは記録部９２、駆動ＩＣ実装部９４
、前記記録部９２と駆動ＩＣ実装部９４を電気的に結合
する結合部９３より構成される。

駆動ＩＣ９５は、本発明による駆動回路をＩＣ化したも
ので、１チツプ当たり４０個の駆動素子を含む。この駆
動ＩＣ９５を１１個実装部９４上に実装した。

記録部９２は記録電極ｅｎと記録電極の支持体９１、記
録電極上の絶縁膜９６より構成される。

支持体９１は雲母を主成分とする切削性のセラミクスを
、記録電極９７にはタングステンを用いた。

記録電極ｅｎは、前記支持体９１上に無機接着材で接着
後、ぶつ酸によりエツチングしパターニングを施した後
、前記記録導体より比較的軟質の耐熱性を有した被覆材
９６により被覆した。

上記構成の印画装置により印画試験を行ったところ従来
では記録電極間の抵抗値が約１にΩであったものが本発
明による印写装置では約５００Ωと半減し、同じく印画
駆動電圧が最高的１７Ｖを要していたものが約１２Ｖで
済んだ。

［発明の効果］ 以上述べたように、本発明によれば印画駆動電圧を約０
．７倍に低減できる。一般にＩＣの能動面の面積は最高
耐電圧に比例して大きくなり、コストアップにつながる
が、本発明による印画駆動電圧の低減により駆動ＩＣの
大幅なコストダウンが達成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による印写装置の駆動方式を示す図であ
る。 第２図は本発明による印写装置の印画時の通電熱転写フ
ィルムの状態を示す図である。　第３図は本発明による
印写装置の駆動方法を示す図である。 第４図は本発明による印写装置のクロスト−りの問題を
説明する図である。 第５図は本発明による印写装置の信号形の基本ブロック
図である。 第６図は本発明による印写装置の構造を示す概略図であ
る。 第７図は本発明による印写装置の通電熱転写フィルムの
構造を示す図である。 第８図は本発明による印写装置の記録ヘッドの構造を示
す図である。 第９図は従来の印写装置の駆動方式を示す図である。 ７２・・・・被転写紙 ７３・・・・通電熱転写フィルム ７６・・・・記録ヘッド ８１・・・・抵抗層 ８３・・・・インク層 ９１・・・・記録電極支持体 ９５・・・・駆動ＩＣ ９７・・・・記録電極 ｅｒｔ、、、、記録電極 ｐｎ、、、、印画画素領域 Ｄｎ　、　、　、　、印画信号 ｂｎ、、、、駆動回路 ｒｎ、、、、仮想抵抗 以上 ＝ ： （ｂ） 第５０ ７３（α） （ｂ） 第７図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱刺激により活性化され選択的に被印写媒体に転
   写されうるインクの層と通電により発熱する抵抗体層を
   有するフィルム状記録媒体と少なくとも３本以上の直線
   状に記録画素ピッチと等間隔に配列された記録電極と前
   記記録電極を前記抵抗体に接触走査させる機構と前記記
   録電極を通して前記抵抗体に通電し前記インクを選択的
   に加熱する為の駆動手段を有する印写装置において、任
   意の隣接する３本の前記記録電極群の中央に位置する前
   記記録電極と両端に位置する２本の記録電極間に電圧を
   印加する駆動手段を有することを特徴とする印写装置。
2. （２）前記駆動手段は前記隣接する３本の記録電極群の
   複数群を同時に選択駆動し、かつ前記選択された電極群
   の間隔が前記記録電極の配列ピッチの４倍以上であるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の印写装置。