JPS6225107B2 - - Google Patents
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- JPS6225107B2 JPS6225107B2 JP55032831A JP3283180A JPS6225107B2 JP S6225107 B2 JPS6225107 B2 JP S6225107B2 JP 55032831 A JP55032831 A JP 55032831A JP 3283180 A JP3283180 A JP 3283180A JP S6225107 B2 JPS6225107 B2 JP S6225107B2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、表装シートを基材に貼着する方法に
係わり、更に詳しくは、基材の断面形状として鋭
角的な凹部や落とし込みのある基材に、機械的手
段によつて表装シートを貼る方法に関する。
係わり、更に詳しくは、基材の断面形状として鋭
角的な凹部や落とし込みのある基材に、機械的手
段によつて表装シートを貼る方法に関する。
従来技術として、例えば特開昭52−92284号公
報において、面縁材やアルミサツシ窓枠のよう
な、長手方向は直線成分からなるが、長手方向に
対して直角方向が凹凸の曲線成分からなる曲面基
材に対して表装シートを貼る方法が開示されてい
る。具体的には、片面に接着剤を塗布された表装
シートを供給し、一方基材を表装シートの供給速
度と同調した速度で水平に搬送し、並設した多数
の押え治具にて表装シートを基材に対して小面積
毎に段階的に押圧して、表装シートを基材の曲面
に貼着する方法である。
報において、面縁材やアルミサツシ窓枠のよう
な、長手方向は直線成分からなるが、長手方向に
対して直角方向が凹凸の曲線成分からなる曲面基
材に対して表装シートを貼る方法が開示されてい
る。具体的には、片面に接着剤を塗布された表装
シートを供給し、一方基材を表装シートの供給速
度と同調した速度で水平に搬送し、並設した多数
の押え治具にて表装シートを基材に対して小面積
毎に段階的に押圧して、表装シートを基材の曲面
に貼着する方法である。
しかしながら、上記の従来法によつて、落し込
みや鋭角的な切れ込みを有する基材に表装シート
を貼ろうとすると、問題が生じる。第1図に示す
基材1は、回り縁用の基材を長手方向とは直角に
切つた断面を示すものであるが、図に示すよう
に、基材1の角の二ケ所において、直角に切り込
まれた落し込み2,2′が形成されている。この
ような落し込み2は、回り縁(天井と壁の境目に
設置される木材)ばかりでなく、長押にもあり、
一般に造作材と呼ばれるものに施されているもの
である。
みや鋭角的な切れ込みを有する基材に表装シート
を貼ろうとすると、問題が生じる。第1図に示す
基材1は、回り縁用の基材を長手方向とは直角に
切つた断面を示すものであるが、図に示すよう
に、基材1の角の二ケ所において、直角に切り込
まれた落し込み2,2′が形成されている。この
ような落し込み2は、回り縁(天井と壁の境目に
設置される木材)ばかりでなく、長押にもあり、
一般に造作材と呼ばれるものに施されているもの
である。
このような基材1に、従来法にて表装シート3
を貼着しようとすると第2図に示すように、落し
込み2の部分に不都合が起こる。すなわち、落し
込み2の部分のように内側に鋭く切れ込まれてい
る部分には、表装シート3がゆきわたららず、記
号Aで示す箇所のように表装シート3が浮き上が
つた状態で貼られてしまう。あるいは、無理に落
し込み2に表装シートを貼ろうとすると記号Bで
示すように、表装シート3に切れ目4が生じてし
まい、さらには、落し込み2の近傍に貼られた表
面シート3にシワ5が生じるなどの問題がそれで
ある。
を貼着しようとすると第2図に示すように、落し
込み2の部分に不都合が起こる。すなわち、落し
込み2の部分のように内側に鋭く切れ込まれてい
る部分には、表装シート3がゆきわたららず、記
号Aで示す箇所のように表装シート3が浮き上が
つた状態で貼られてしまう。あるいは、無理に落
し込み2に表装シートを貼ろうとすると記号Bで
示すように、表装シート3に切れ目4が生じてし
まい、さらには、落し込み2の近傍に貼られた表
面シート3にシワ5が生じるなどの問題がそれで
ある。
本発明者らは、このような問題が生じる原因を
究明したところ、第3図に示すように、落し込み
2に表装シート3が貼られる際には、まず上段面
6に貼られ、しかる後、落し込み2の角7に対し
て表装シート3が貼られようとするのであるが、
その前に下段面8と表装シート3の端部が貼り付
いてしまうことがわかつた。故に角7には表装シ
ート3がゆきわたらず、無理に角7に表装シート
3を押しつければ、前述の如く、表面シート3が
破断するということを認識した。このような、従
来法の欠点は表装シートの貼着時に、表装シート
の端部が、何者によつても支持されず、ただ自由
に放任されているからであると思われた。
究明したところ、第3図に示すように、落し込み
2に表装シート3が貼られる際には、まず上段面
6に貼られ、しかる後、落し込み2の角7に対し
て表装シート3が貼られようとするのであるが、
その前に下段面8と表装シート3の端部が貼り付
いてしまうことがわかつた。故に角7には表装シ
ート3がゆきわたらず、無理に角7に表装シート
3を押しつければ、前述の如く、表面シート3が
破断するということを認識した。このような、従
来法の欠点は表装シートの貼着時に、表装シート
の端部が、何者によつても支持されず、ただ自由
に放任されているからであると思われた。
本発明は、以上のような背景からなされたもの
であり、具体的には表装シートが基材に貼着され
る途中において、とりわけ鋭角的に切り込まれた
凹部や、ほぼ直角に切り込まれた落し込み等の部
所(以下単に落し込みという)に表装シートを貼
る際に、表装シートの端部が所定の被貼着面以外
のところに付着しないように、支持体にて表装シ
ートの端部を支持することを特徴とする。
であり、具体的には表装シートが基材に貼着され
る途中において、とりわけ鋭角的に切り込まれた
凹部や、ほぼ直角に切り込まれた落し込み等の部
所(以下単に落し込みという)に表装シートを貼
る際に、表装シートの端部が所定の被貼着面以外
のところに付着しないように、支持体にて表装シ
ートの端部を支持することを特徴とする。
以下に図面に基いて、本発明を詳細に説明す
る。
る。
第4図に示すように、回り縁や長押となる板状
基材1は落し込み2を有するものであるが、これ
を水平方向に搬送する送りローラー9またはベル
トコンベア10等の移送手段が設けられたラミネ
ート装置には、別のところから表装シート3を巻
かれた状態で配置するロール11が備えつけられ
ている。該ロール11から引き出された表装シー
ト3を基材1に貼着する位置まで導く送り装置を
有し、基材1の搬送経路によつて基材の表面の小
部分に合致し、かつ表装シート3の基材1への最
初の押圧部分から順次端部へと段階的に押圧でき
る押圧ロール12や押え具13などの押え治具を
並設してなり、特に、基材の落し込み2の部所に
表装シート3を貼りつける際に、表装シートの端
部を支持して、基材1への余計な付着を防止する
ための端部支持体18を付設してなるラミネート
装置である。
基材1は落し込み2を有するものであるが、これ
を水平方向に搬送する送りローラー9またはベル
トコンベア10等の移送手段が設けられたラミネ
ート装置には、別のところから表装シート3を巻
かれた状態で配置するロール11が備えつけられ
ている。該ロール11から引き出された表装シー
ト3を基材1に貼着する位置まで導く送り装置を
有し、基材1の搬送経路によつて基材の表面の小
部分に合致し、かつ表装シート3の基材1への最
初の押圧部分から順次端部へと段階的に押圧でき
る押圧ロール12や押え具13などの押え治具を
並設してなり、特に、基材の落し込み2の部所に
表装シート3を貼りつける際に、表装シートの端
部を支持して、基材1への余計な付着を防止する
ための端部支持体18を付設してなるラミネート
装置である。
以下、さらに本発明を説明すると、ロール11
から繰り出される表装シート3の片面に接着剤を
コートする塗布装置14は、表装シート3を基材
5に貼着する位置に供給する途中に設けることに
なるが、表装シート3の片面にすでに接着剤層が
施されている状態でロール11に巻き取られてい
るのであれば、塗布装置14は必要としない。ま
た、必要に応じて表装シート3が基材1に圧着さ
れる直前に加熱装置15を置いて、接着剤層を加
温し、接着剤のの活性化と前乾燥を行なうことも
ある。
から繰り出される表装シート3の片面に接着剤を
コートする塗布装置14は、表装シート3を基材
5に貼着する位置に供給する途中に設けることに
なるが、表装シート3の片面にすでに接着剤層が
施されている状態でロール11に巻き取られてい
るのであれば、塗布装置14は必要としない。ま
た、必要に応じて表装シート3が基材1に圧着さ
れる直前に加熱装置15を置いて、接着剤層を加
温し、接着剤のの活性化と前乾燥を行なうことも
ある。
基材1は第4図に示す装置の左端からローラー
9の上に載せられて右方向に搬送される。途中必
要に応じてブラシロール16により貼着面を清潔
にした後、表装シートが貼着される位置に至るこ
ともある。ここで圧ロール17により基材1の最
初に貼着されるべき部分のみが押圧され、続いて
各種の押圧ロール12等により段階的に表装シー
ト3が基材1の表面にそつて貼着される。すなわ
ち第5図および第6図に示すような回り縁用基材
19を例にして説明すれば、まず圧ロール17に
て基材19の上部平面に表装シート3を貼着し、
続いて押圧ロール20により上部平面の両端の角
部で表装シート3を程良く折り曲げ、押圧ロール
21にて、表装シート3は、基材19の内側に直
角に切り込まれた落し込み2に貼着されるのであ
る。しかし、この時端部支持体18の上端により
表装シート3の端部が支持され、表装シート3の
端部が落し込み2の下段面8にはやまつて付着す
るのを妨げるのである。落し込み2の隅まで充分
に表装シート3がゆきわたるように、第5図に示
すごとく棒状の押え棒22にて、落し込み2の隅
へ表装シートを押圧すると良い。あるいは、この
押え棒22のかわりに、細い管から熱風を吹き付
けても、同様もしくはさらに良好な貼着結果が得
られる。なお端部支持体18は、図に示すよう
に、表装シート3が落し込み部に貼られる所に設
置すれば良く、その他の部分に強いて端部支持体
18を置く必要はない。
9の上に載せられて右方向に搬送される。途中必
要に応じてブラシロール16により貼着面を清潔
にした後、表装シートが貼着される位置に至るこ
ともある。ここで圧ロール17により基材1の最
初に貼着されるべき部分のみが押圧され、続いて
各種の押圧ロール12等により段階的に表装シー
ト3が基材1の表面にそつて貼着される。すなわ
ち第5図および第6図に示すような回り縁用基材
19を例にして説明すれば、まず圧ロール17に
て基材19の上部平面に表装シート3を貼着し、
続いて押圧ロール20により上部平面の両端の角
部で表装シート3を程良く折り曲げ、押圧ロール
21にて、表装シート3は、基材19の内側に直
角に切り込まれた落し込み2に貼着されるのであ
る。しかし、この時端部支持体18の上端により
表装シート3の端部が支持され、表装シート3の
端部が落し込み2の下段面8にはやまつて付着す
るのを妨げるのである。落し込み2の隅まで充分
に表装シート3がゆきわたるように、第5図に示
すごとく棒状の押え棒22にて、落し込み2の隅
へ表装シートを押圧すると良い。あるいは、この
押え棒22のかわりに、細い管から熱風を吹き付
けても、同様もしくはさらに良好な貼着結果が得
られる。なお端部支持体18は、図に示すよう
に、表装シート3が落し込み部に貼られる所に設
置すれば良く、その他の部分に強いて端部支持体
18を置く必要はない。
第6図a〜gは、表装シート3が回り縁用基材
19に貼着される順序に従つて、断面図として示
したものであるが、図において、落し込み2,
2′に表装シート3が貼られる際に、端部支持体
18,18′が、表装シート3の端部を支えるの
であり、その機能が明らかである。
19に貼着される順序に従つて、断面図として示
したものであるが、図において、落し込み2,
2′に表装シート3が貼られる際に、端部支持体
18,18′が、表装シート3の端部を支えるの
であり、その機能が明らかである。
勿論、以上の実例は、基材のある特定の形状に
ついての例であり、基材の形状の変化に従つて各
種ロールは種々の形状のロールを採用するもので
あり、基材の搬送経路に配列するロールもしくは
押え棒などの押え治具の数も任意に決定される。
またロールや押え棒の材質も金属のほか、ゴムあ
るいはプラスチツク等種々のものが適用できる。
ロールと押え棒はいずれか単独で用いても良く、
また併用してもよい。
ついての例であり、基材の形状の変化に従つて各
種ロールは種々の形状のロールを採用するもので
あり、基材の搬送経路に配列するロールもしくは
押え棒などの押え治具の数も任意に決定される。
またロールや押え棒の材質も金属のほか、ゴムあ
るいはプラスチツク等種々のものが適用できる。
ロールと押え棒はいずれか単独で用いても良く、
また併用してもよい。
本発明の端部支持体18について説明すると、
表装シートの端部と接触する部分が、表装シート
の接着剤層の親和性があるものは用いることがで
きない。故に、接着剤層に用いる接着剤の種類に
もよるが、端部支持体18の表装シートと接触す
る部分には、例えばフツ素系樹脂やシリコン樹脂
のように接着剤とは親和性に乏しい材質のものを
選択して用いるのが好ましい。また端部支持体1
8の形状は、第5図の実施例では板状のものを用
いているがその他の形状たとえば棒状やローラ状
であつてもさしつかえない。
表装シートの端部と接触する部分が、表装シート
の接着剤層の親和性があるものは用いることがで
きない。故に、接着剤層に用いる接着剤の種類に
もよるが、端部支持体18の表装シートと接触す
る部分には、例えばフツ素系樹脂やシリコン樹脂
のように接着剤とは親和性に乏しい材質のものを
選択して用いるのが好ましい。また端部支持体1
8の形状は、第5図の実施例では板状のものを用
いているがその他の形状たとえば棒状やローラ状
であつてもさしつかえない。
なお、本発明に適用される基材の落し込みの形
状は、図の実施例では、断面が直線的に切り込ま
れた形状のもののみが示されているにすぎない
が、曲線的に切り込まれた落し込みであつても、
ほぼ直角もしくは鋭角的に鋭く切り込まれている
基材であれば、本発明のラミネート法の適用範囲
に当然含まれることは明らかである。
状は、図の実施例では、断面が直線的に切り込ま
れた形状のもののみが示されているにすぎない
が、曲線的に切り込まれた落し込みであつても、
ほぼ直角もしくは鋭角的に鋭く切り込まれている
基材であれば、本発明のラミネート法の適用範囲
に当然含まれることは明らかである。
表装シートとしては、印刷模様を施したもの、
必要に応じてエンボス加工したものであり、ジア
リルフタレートのような樹脂を含浸もしくはコー
トしたような樹脂加工化粧紙やポリ塩化ビニルや
ポリエステル等の合成樹脂化粧シートあるいは天
然木材の薄板等が使用でき、表装シートの形態と
してはフイルム単体に接着剤層をもたせたもの、
フイルムに布、紙、フエルトシートのような柔軟
材料を裏打ちしたものに接着剤層を形成したもの
などを用いることができる。本発明では表装シー
トの側に接着剤層を施して貼着するので、基体側
に糊を塗布する方式に比べて基材表面に接着剤を
コートするという困難さや手間がないので能率的
であるばかりでなく、表装シート側に塗られた接
着剤層を貼着直前に加熱することにより半乾燥状
態にするなどして接着剤層に含まれる溶媒を少な
くすることができ、接着剤の乾燥硬化時に発生し
がちの微細な気泡も押えることができる。勿論、
接着剤として溶媒分の少ない接着剤を用いること
は好ましい。
必要に応じてエンボス加工したものであり、ジア
リルフタレートのような樹脂を含浸もしくはコー
トしたような樹脂加工化粧紙やポリ塩化ビニルや
ポリエステル等の合成樹脂化粧シートあるいは天
然木材の薄板等が使用でき、表装シートの形態と
してはフイルム単体に接着剤層をもたせたもの、
フイルムに布、紙、フエルトシートのような柔軟
材料を裏打ちしたものに接着剤層を形成したもの
などを用いることができる。本発明では表装シー
トの側に接着剤層を施して貼着するので、基体側
に糊を塗布する方式に比べて基材表面に接着剤を
コートするという困難さや手間がないので能率的
であるばかりでなく、表装シート側に塗られた接
着剤層を貼着直前に加熱することにより半乾燥状
態にするなどして接着剤層に含まれる溶媒を少な
くすることができ、接着剤の乾燥硬化時に発生し
がちの微細な気泡も押えることができる。勿論、
接着剤として溶媒分の少ない接着剤を用いること
は好ましい。
再び第4図にもどつて説明すれば、本発明の曲
面貼りを行なう際には、表装シート3および基材
1を若干加熱することが好ましい場合がある。例
えばアルミ枠の基材にポリ塩化ビニル化粧シート
を貼る際には基材を22〜25℃に加温し、化粧シー
トを40〜50℃に加熱するのがその例であり、その
ために例えば赤外線ランプのような加熱器を備え
た加熱チエンバー24を上下可動式に装備するの
である。加熱チエンバー24は貼着後の乾燥にも
寄与する。表装シート3の貼着を終えた基材1は
カツター部25に至り、ここで表装シート3の不
要部を裁断されて完成品となる。
面貼りを行なう際には、表装シート3および基材
1を若干加熱することが好ましい場合がある。例
えばアルミ枠の基材にポリ塩化ビニル化粧シート
を貼る際には基材を22〜25℃に加温し、化粧シー
トを40〜50℃に加熱するのがその例であり、その
ために例えば赤外線ランプのような加熱器を備え
た加熱チエンバー24を上下可動式に装備するの
である。加熱チエンバー24は貼着後の乾燥にも
寄与する。表装シート3の貼着を終えた基材1は
カツター部25に至り、ここで表装シート3の不
要部を裁断されて完成品となる。
本発明は以上のように、基材として鋭角的に切
り込まれた凹部や、ほぼ直角に切り込まれた落し
込みを有するものに、表装シートを支障なく貼着
できるようにしたものであり、従来は一枚の表装
シートで周囲を貼着することが困難であつた基材
に対して、機械的な手段で連続的に貼着すること
を可能にしたものであり、その用途、応用面は単
に造作材に限られるものではなく、複雑な形状の
基材にも適用できるなど、本発明は極めて優れた
ラミネート方法および装置である。
り込まれた凹部や、ほぼ直角に切り込まれた落し
込みを有するものに、表装シートを支障なく貼着
できるようにしたものであり、従来は一枚の表装
シートで周囲を貼着することが困難であつた基材
に対して、機械的な手段で連続的に貼着すること
を可能にしたものであり、その用途、応用面は単
に造作材に限られるものではなく、複雑な形状の
基材にも適用できるなど、本発明は極めて優れた
ラミネート方法および装置である。
第1図は、本発明のラミネート方法に適用され
る回り縁用基材の形状を示す断面図であり、第2
図は、従来法で回り縁用基材に表装シートを貼着
した際の様子を示す斜視図であり、第3図は従来
法の問題点を示す説明図であり、第4図は本発明
のラミネート装置を示す概略図であり、第5図
は、本発明のラミネート方法を示す斜視図であ
り、第6図は、本発明のラミネート方法を順序に
従つて示す説明図である。 1……基材、2……落し込み、3……表装シー
ト、6……上段面、7……角、8……下段面、9
……送りローラー、10……ベルトコンベア、1
1……ロール、12……押圧ロール、13……押
え具、14……塗布装置、15……加熱装置、1
6……ブラシロール、17……圧ロール、18…
…端部支持体、19……基材、20,21,23
……押圧ロール、22……押え棒。
る回り縁用基材の形状を示す断面図であり、第2
図は、従来法で回り縁用基材に表装シートを貼着
した際の様子を示す斜視図であり、第3図は従来
法の問題点を示す説明図であり、第4図は本発明
のラミネート装置を示す概略図であり、第5図
は、本発明のラミネート方法を示す斜視図であ
り、第6図は、本発明のラミネート方法を順序に
従つて示す説明図である。 1……基材、2……落し込み、3……表装シー
ト、6……上段面、7……角、8……下段面、9
……送りローラー、10……ベルトコンベア、1
1……ロール、12……押圧ロール、13……押
え具、14……塗布装置、15……加熱装置、1
6……ブラシロール、17……圧ロール、18…
…端部支持体、19……基材、20,21,23
……押圧ロール、22……押え棒。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鋭角的もしくはほぼ直角に切り込まれた落し
込みを有する基材を、片面に接着剤層を有する表
装シートの供給速度と等しい速度で搬送し、併設
した多数の押え治具にて表装シートを前記の基材
に対して小面積毎に段階的に押圧して、表装シー
トを該基材の表面に貼着する方法において、表装
シートを前記の落し込みの部所に貼る際に、該表
装シートの端部が所定の被貼着面以外のところに
付着されないように端部支持体にて表装シートの
端部を支持することを特徴とするラミネート方
法。 2 鋭角的もしくはほぼ直角に切り込まれた落し
込みを有する基材を水平に搬送する移送手段を備
え、一方片面に接着剤層を有する表装シートを前
記の基材の移送速度と等しい速度で基材の貼着位
置まで供給する送り装置を備え、基材の搬送経路
にそつて、基材の表面の小部分に合致し、かつ表
装シートの最初の押圧部から端部へと順次段階的
に押圧する押え治具を並設してなるラミネート装
置において、表装シートを前記の落し込みの部所
に貼る際に表装シートの端部が所定の被貼着面以
外のところに付着しないように表装シートの端部
を支持する端部支持体を備え付けてなることを特
徴とするラミネート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3283180A JPS56129173A (en) | 1980-03-14 | 1980-03-14 | Laminating method and its device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3283180A JPS56129173A (en) | 1980-03-14 | 1980-03-14 | Laminating method and its device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56129173A JPS56129173A (en) | 1981-10-09 |
JPS6225107B2 true JPS6225107B2 (ja) | 1987-06-01 |
Family
ID=12369763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3283180A Granted JPS56129173A (en) | 1980-03-14 | 1980-03-14 | Laminating method and its device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56129173A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61227020A (ja) * | 1985-03-30 | 1986-10-09 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | 樹脂被覆材の製造方法 |
-
1980
- 1980-03-14 JP JP3283180A patent/JPS56129173A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56129173A (en) | 1981-10-09 |
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