JPS62250709A - 適応型サブサンプル用フイルタ装置 - Google Patents

適応型サブサンプル用フイルタ装置

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JPS62250709A
JPS62250709A JP9431686A JP9431686A JPS62250709A JP S62250709 A JPS62250709 A JP S62250709A JP 9431686 A JP9431686 A JP 9431686A JP 9431686 A JP9431686 A JP 9431686A JP S62250709 A JPS62250709 A JP S62250709A
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山口 典之
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、テレビジョン信号をディジタル符号化し、
その標本化周波数を低減するサブナイキストサンプリン
グ用のフィルタ装置に関し、特にその後置フィルタの切
り換えにより画質の向上を図るようにしたものである。
〔従来の技術〕
まず第3図にサブナイキストサンプリングの構成図を示
す0図において、1は画像信号をA/D(Analog
 to Dig2tal )変換した信号を入力するデ
ィジタル映像入力端子、110はディジタル映像入力端
子1よりの信号の斜め成分を落とす2次元前置フィルタ
、11は2次元前置フィルタ110の出力信号を画素毎
に間引いてサブサンプリングするサブサンプルスイッチ
である。12はサブサンプルスイッチ11よりの信号を
伝送する通信路、111は通信路12よりの信号を補間
する2次元補間フィルタ、42は2次元補間フィルタ1
11の出力信号を外部へ出力するディジタル映像信号出
力端子である。
次に上記2次元前置フィルタ110及び2次元補間フィ
ルタ111の従来の一構成例を第1θ図に示す。
まず2次元前置フィルタ110において、2はディジタ
ル映像入力端子lより入力された信号を1ライン遅延さ
せる1ライン遅延器(以下IH遅延器と記す)、3はI
H遅延器2の出力信号をさらに1ライン遅延させるIH
遅延器、4はIH遅延器2の出力信号を1画素遅延させ
る1画素遅延器(以下ID遅延器と記す)、5はID遅
延器4の出力信号をさらに1画素遅延させるID遅延器
、9はIH遅延器3の出力信号を1画素遅延させるID
遅延器、10はディジタル映像入力端子1より入力され
る信号を1画素遅延させるID遅延器である。101は
IH遅延器2とID遅延器5゜9、lOの出力信号の和
を得るための加算器、102はID遅延器4の出力信号
を2で除算する割算器、103は加算器101の出力を
8で除算する割算器、104は割算器102,103の
出力を加算する加算器である。
また、2次元補間フィルタ111において、13は通信
路12よりの信号を1ライン遅延させるIH遅延器、1
4はIH遅延器13の出力信号をさらに1ライン遅延さ
せるIH遅延器、19はlH遅延器14の出力信号を1
画素遅延させるID遅延器、20は通信路12よりの信
号を1画素遅延させるID遅延器、15はIH遅延器1
3の出力信号を1画素遅延させるID遅延器、16はI
D遅延器15の出力信号をさらに1画素遅延させるID
遅延器である。105はIH遅延器13とID遅延器1
9.20.16の出力信号を加算する加算器、106は
加算器105の出力信号を4で除算する割算器、107
はID遅延器15の出力信号と割算器106の出力信号
とを加算する加算器である。
次に動作について説明する。
まずサブサンプリングについて第3図を用いて説明する
。第3図において、ある画像を標本化周波数2fsで標
本化した信号3aをディジタル映像入力端子1に入力す
る。信号3aは画素配置で表すと第6図で示すように、
またX方向、y方向でサンプリングした2次元空間スペ
クトラムで表すと第8図で示すようになる。第6図にお
いて、Txは1画素間隔を、7yは1ライン間場を示し
ている。第8図において、標本化周波数は1/T)’、
1/Txを基本周期とする格子点上に存在するため、折
り返し雑音なしに映像が再生できる2次元空間スペクト
ラム領域は水平空間周波数1/2Tx、垂直空間周波数
1 / 2 T yの長方形領域である0通常、サブサ
ンプリングでは標本化周波数を1ライン毎に180°位
相をずらしたPASS (Phase Alterna
tive 5ub−Nyquist Sampling
)方式が採用されている。第3図のサブサンプリング後
の信号3cは画素配置で表すと第7図の千鳥格子状標本
点となり、X方向、y方向でサンプリングした2次元空
間スペクトラムでは第9図のように表される。第9図に
おいて、標本化周波数は千鳥格子状の点に表され、折り
返し雑音なしに映像が再生できる2次元空間スペクトラ
ム領域は水平空間周波数1 / 2 T x 、垂直空
間周波数1/2Tyを直線で結んだ三角形領域となり、
画像上では細い斜め線が存在すると折り返し雑音が発生
する。このためサブサンプルフィルタでは斜め成分を落
とすことが重要である。
第3図において、ディジタル映像入力端子lより入力さ
れた信号3aは斜め成分を落とすため基本クロック2f
sで動作する2次元前置フィルタ110に入力される。
2次元前置フィルタ110を通った信号3bは斜め成分
の落ちた信号となり、サブサンプルスイッチ11により
サブサンプリングされ信号3Cとなる。信号3Cはサン
プルクロックfs毎にリサンプルされた信号となるため
、画像情報が半分に減少したこととなる。そしてこの信
号3Cは通信路12を用いて伝送され、伝送された信号
はサンプルクロックfs毎の信号となる。次に受信側で
サンプルクロックを2fSにするため、第7図において
×印で示された欠落画素は2次元補間フィルタ111に
より補間されると共に、斜め成分が落とされる。そして
補間された信号3dは、サンプルクロックが2fsとな
った信号としてディジタル映像出力端子42に出力され
る。
以上サブサンプリングにおけるフィルタリングの重要性
を第3図を用いて説明した訳であるが、次に従来のフィ
ルタリングの一具体例について第10図を用いて説明す
る。映像入力端子1より入力された信号10aは、サブ
サンプルスイッチ11の入力信号10bとなるまでに、
下記(1)式の伝達特性を実現した2次元前置フィルタ
ー10により斜め成分が落とされる。
・・・(1) 2−1.画像上lライン遅延 Z−1,画像上1画素遅延 信号10bは2fsのサンプリングクロックで処理され
ているため、サブサンプルスイッチ11でライン毎に1
80°位相反転するfsのクロックでサブサンプルされ
、これを画素配置で表すと第7図の千鳥格子サンプリン
グとなる。サブサンプルされた信号10cは通信路12
により伝送りロックfsで伝送される。このようにして
伝送された信号は第7図の欠落サンプル点にO挿入され
た2fsのクロックの信号である。そして通信路12よ
りの信号が入力される受信側では、該人力信号がディジ
タル映像出力端子42の出力映像信号10dとなるまで
に、上記(1)式の伝達特性を実現した補間フィルタ1
11により欠落サンプル点が補間される。
以上のフィルタは2次元前置フィルタ110.2次元補
間フィルタ111共に斜め成分を落とすフィルタとなっ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のサブサンプルフィルタは以上のように構成されて
おり、画像情報に斜め高域成分が存在しない場合にも斜
め方向のフィルタリングを無条件に行うため、画像の一
部に水平、垂直解像度の高い成分を含んでいる場合には
その部分の画質が劣化してしまう、そこでこれを防止す
るには、フィルタの次数の高い、即ちハードウェアが複
雑なフィルタを用いる必要があり、ハードウェア規模が
大きくなるという欠点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、従来同様のハードウェア規模で、従来より
水平、垂直解像度の高い画質を得ることができ、しかも
誤検出の少ない適応型サブサンプル用フィルタ装置を得
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本願の第1の発明に係る適応型サブサンプル用フィルタ
装置は、後置フィルタに、水平方向ローパスフィルタ(
Low Pa5s Filter : LPF ) 、
及び垂直方向LPFと、画像の局所的な水平方向変化と
垂直方向変化とを検出してこれらを比較する比較手段と
、注目画素、注目画素の2画素左の画素。
及び注目画素の1画素右上の画素における上記比較結果
により上記水平方向LPFと垂直方向LPFの出力値の
いずれかを選択する切り換え手段とを設けたものである
また本願の第2.第3の発明に係る適応型サブサンプル
用フィルタ装置は、上記第1の発明における切り換え手
段において、第2の発明では注目画素とその2画素前後
の画素における上記比較結果により、また第3の発明で
は注目画素とその2ライン上、下の画素における上記比
較結果により2つのLPFの出力値のいずれかを選択す
るようにしたものである。
〔作用〕
この発明においては、後置フィルタにて、画像の局所的
な水平方向変化と垂直方向変化を検出し、その検出結果
により水平方向高域成分の多い画像には垂直方向LPF
を、垂直方向高域成分の多い画像には水平方向LPFを
かけ、誤検出が少ない高解像度の画質を得る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図は本発明の一実施例による適応型サブサンプル用
フィルタ装置の後置フィルタ、即ち受信側の構成を示し
たものである。図において、12は通信路、13はこの
通信路12よりの信号を1ライン遅延させるIH遅延器
、15はLH遅延器13の出力信号を1画素遅延させる
ID遅延器、16はID遅延器15の出力信号をさらに
1画素遅延させるID遅延器、17.18はそれぞれI
H遅延器13.LD遅延器16の出力信号を2で除算す
る割算器、23は割算器17.18の2つの出力信号を
加算する加算器、31は加算器23の出力信号を1画素
遅延させるID遅延器である。
そしてこれらの各構成要素により、水平方向ディジタル
フィルタ(水平方向LPF)が構成されている。
14はIH遅延器13の出力信号をさらに1ライン遅延
させるIH遅延器、19はIH遅延器14の出力信号を
1画素遅延させるID遅延器、20は通信路12よりの
信号を1画素遅延するID遅延器、21.22はそれぞ
れID遅延器20゜19の出力信号を2で除算する割算
器、25は割算器21.22の2つの出力信号を加算す
る加算器、32は加算器25の出力信号を1画素遅延さ
せるID遅延器である。そして通信路12からID遅延
器32に至る糸路の各構成要素により、垂直方向LPF
が構成されている。
また、24はID遅延器20の出力信号からID遅延器
19の出力信号を減算する減算器、26はIH遅延器1
3の出力信号からID遅延器16の出力信号を減算する
減算器、27.28はそれぞれ減算器26.24の出力
信号の絶対値をとる絶対値回路である。29は絶対値回
路27.28の2つの出力信号を比較する比較器、33
は比較器29の出力信号を1画素遅延させるID遅延器
、34はID遅延器33の出力信号を2画素遅延させる
2D遅延器、35は比較器29の出力信号を1ライン遅
延させるIH遅延器である。36,37.38はそれぞ
れID遅延器33の出力と2D遅延器34の出力との、
2D遅延器34の出力とIH遅延器35の出力との、L
D遅延器33の出力とIH遅延器35の出力との論理積
をとるAND回路、39はAND回路36,37.38
の3つの出力信号の論理和をとるOR回路であり、これ
らのゲート回路36〜39により判断回路が構成されて
いる。40はOR回路39の出力信号によりID遅延器
31の出力信号かID遅延器32の出力信号かのいずれ
か一方を選択する切り換えスイッチである。
30はID遅延器15の出力信号を1画素遅延させるI
D遅延器、41は切り換えスイッチ40の出力信号とI
D遅延器30の出力信号とを加算する加算器、42は加
算器41の出力信号を外部に出力するディジタル映像出
力端子である。
次に第1図に従って2次元後置フィルタ、即ち受信側の
動作について説明する。
通信路12より入力される信号1aは、第7図の欠落サ
ンプル点に0データを挿入した信号である。この入力信
号1aはIH遅延器13により1ライン遅延され、さら
にID遅延器15.16により各々1画素遅延される。
IH遅延器13の出力信号は割算器17により2で除算
され、ID遅延器16の出力信号は割算器1日により2
で除算される0割算器17.18の出力信号は加算器2
3により加算されて、さらにID遅延器31により1画
素遅延されて出力信号1bとなる。ここで入力信号1a
からID遅延器31の出力信号1bまでの水平方向LP
Fの伝達特性は、 H(Z)−Z−’ ・(1+Z−”)  ・Z−1)/
2で表される。この伝達特性は画素配置上の演算として
第2図においてE点を求めるの にE冨(A+B)/2 の演算を行うことに相当する。このとき信号1aは1画
素毎にOデータが挿入された信号であるから、信号1b
はE点が0挿入データのときには水平方向LPFの出力
値が得られ、E点がO挿入データでないときにはOとな
る。
一方、通信路12より入力される信号1aはID遅延器
20により1画素遅延され、さらに割算器21によって
2で除算される。またIH遅延器13の出力信号はさら
にIH遅延器14により1ライン遅延され、その出力が
ID遅延器19によって1画素遅延される。ID遅延器
19の出力信号は割′算器22によって2で除算され、
これら割算器21.22の出力信号は加算器25によっ
て加算されて、さらにID遅延器32により1画素遅延
されて出力信号ICとなる。ここで入力信号1aからI
D遅延器32の出力信号ICまでの垂直方向LPFの伝
達特性は、 H(Z)=(1+Z−” )  −Z−”/2で表され
る。この伝達特性は画素配置上の演算として、第2図に
おいてE点を求めるのに、E= (C+D)/2 の演算を行うことに相当する。このとき、信号1aは1
画素毎にOデータが挿入された信号であるから、信号1
cはE点が0挿入データのときには垂直方向LPFの出
力値が得られ、E点がO挿入データでないときにはOと
なる。
以上に述べた2つのLPFの出力信号を次に述べる論理
で選択する。
まず減算器26によりIH遅延器13の出力信号からI
D遅延器16の出力信号を減算し、この出力信号の絶対
値を絶対値回路27により信号1dとして得る。一方、
減算器24によりID遅延器20の出力信号からID遅
延器19の出力信号を減算し、この出力信号の絶対値を
絶対値回路28により信号1eとして得る。比較器29
は信号1dと信号1eとを比較し、1ビツトの信号を出
力する。比較器29の出力信号はID遅延器33により
1画素遅延され、さらに2D遅延器34により2画素遅
延される。また比較器29の出力信号はIH遅延器35
により1ライン遅延される。
AND回路36,37.38はそれぞれID遅延器33
の出力と2D遅延器34の出力との、  2D遅延器3
4の出力とIH遅延器35の出力との。
IH遅延器35の出力とID遅延器33の出力との論理
積を得る。さらにOR回路39によりAND回路36,
37.38の3つの出力信号の論理和をとり、出力信号
1fとして得る。その出力信号ifにより切り換えスイ
ッチ40は水平方向LPFの出力信号1bか、垂直方向
LPFの出力信号1cのどちらか一方を選択して出力信
号1gを得る。
比較器29の出力から信号1fまでの信号の流れは、注
目する欠落サンプル点の内挿にあたって、第4図に示す
注目点αの空間上2画素前の欠落サンプル点βと1ライ
ン前の右上の欠落サンプル点γにおいて水平方向LPF
、垂直方向LPFのいずれを選択したかにより、水平方
向LPF、垂直方向LPFのいずれを用いるかを判断す
るものである。
第5図に垂直方向LPFを用いる場合の信号を2t,H
−2t、水平方向LPFを用いる場合の信号をOとして
切り換えスイッチ40の選択基準を示す。図中、α、β
、Tはそれぞれ欠落サンプル点α、β、Tを注目画素と
したときの比較器29の出力信号を示す。
このような選択基準で選択された信号1gは、加算器4
1によりID遅延器15の出力をID遅延器30でさら
に1画素遅延された信号1hと加算され、補間されたデ
ィジタル映像出力信号11としてディジタル出力端子4
2から出力される。
ここで入力信号1aからID遅延器30の出力信号1h
までの伝達特性は、 H(Z)−Z−” ・Z’ で表される。またサブサンプルによりO挿入されるため
に、信号1hと1gはどちらかが交互にOとなる信号で
ある。従って入力信号1aからディジタル映像出力端子
42の出力信号11までのO挿入も含めた伝達特性は(
第4図のαの2画素分右で1ライン分下の画素を注目画
素とした場合)、水平方向LPFを選択した場合には、 H(Z)−Z−’ ・(1+Z−1)2垂直方向LPF
を選択した場合には、 H(Z)=(1+Z−L)” ・Z −”/2、特許請
求の範囲では該注目画素の1画素分左の欠落サンプル点
を注目としたときの伝達特性を示している。)。この選
択論理は、第2図の画素配置上の演算としては、E点を
求めるのに信号1dは IA−Bl。
信号1eは I C−D I に相当し、第4図におけるα、β、γ点での比較器29
の出力をそれぞれSα、Sr、Srとすると、 l A−B l < I C−D l  の場合がSα
−0゜IA−Bl≧I C−D I  の場合がSα−
1に相当する。従って、 Sr−帆 Sγ=0 、 Sα−0,Sr・1. Sγ=0 、又はSα・0.S
r・0.Sr・1 のときには、E= (A+2E+B
)/2 Sβ−1,Sr・1 、 Sα−1,Sr・1. 5r=0  、又はSα=L 
 Sβ=O,5T=1  のときには、E=  (C+
22+D>/2 なる選択をするものである。このように注目画素α点の
みで判断すると誤検出の危険性があるので、注目画素と
周辺画素の総合判断によりLPFの切り換えを行うと誤
検出が少なくなる。これにより画像によって水平方向変
化の少ない画像には水平方向LPFを、垂直方向変化の
少ない画像には垂直方向LPFを少ない誤検出で選択し
て欠落画素を補間することになり、精度の高い適応的な
補間フィルタリングが実現できる。
このような本実施例装置では、画像の局所的な性質によ
り、水平方向高域成分の多い画像には垂直LPFを、垂
直方向高域成分の多い画像には水平方向LPFをかける
ので、従来同様の回路規模で従来より水平、垂直解像度
の高い画質を忠実に再生することができる。
次に本願の第2の発明について説明する。この第2の発
明の一実施例は、水平方向LPFと垂直方向LPFとの
選択を、注目画素とその2画素前後の欠落サンプル点に
おける3組の差分絶対値の大小関係により行うようにし
たものであり、その構成は上記第1図の実施例における
2D遅延器34とIH遅延器35とを変更し、注目画素
の2画素前後の欠落サンプル点の差分絶対値が得られる
ようにすればよい。またこれに伴って各欠落サンプル点
の差分絶対値を得るための10遅延器を増加すればよい
図に示した選択基準と全く同様である。
次に本願の第3の発明について説明する。この第3の発
明の一実施例は、注目画素とその2画素上、下の欠落サ
ンプル点における3組の差分絶対値の大小関係により2
種類のLPFを選択するものであり、その構成は上記第
1図の実施例における2D遅延器34とIH遅延器35
とを変更し、注目画素の2ライン上、下の欠落サンプル
点の差分絶対値が得られるようにすればよい。またこれ
に伴って、各欠落サンプル点の差分絶対値を得るための
IH遅延器を付加し、又不要なID遅延器を除去すれば
よい。
そしてこの場合の選択基準は、第5図のβ、Tをそれぞ
れαの2ライン上、下の欠落サンプル点とみなせば、こ
の第5図に示した選択基準と全く同様である。
なお、第1図に示した後置フィルタのうち、判断回路4
3は、第5図に示す論理式を満足するROMでも容易に
構成できる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係るサブサンプル用フィルタ
装置によれば、その後置フィルタに水平方向LPF及び
垂直方向LPFを設けるとともに、画像の局所的な水平
方向変化及び垂直方向変化を少ない誤検出で検出し、水
平方向変化の多い画像には垂直方向LPFの出力を、垂
直方向変化の多い画像には水平方向LPFの出力を選択
して出力するようにしたので、少ないハードウェアで高
解像度の画質が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による適応型サブサンプル
用フィルタ装置の後置フィルタを示すブロック図、第2
図は本発明及び従来例を画素上の演算として説明するた
めの画素上の配置図、第3図はPASS方式を説明する
ためのPASS方式ブロック図、第4図は本発明の一実
施例における2つのLPFの選択論理を説明するための
画素上の配置図、第5図は本発明の一実施例における2
つのLPFの選択基準を示す図、第6図はサブサンプル
する前のサンプリング点を示す画素配置図、第7図はサ
ブサンプリング後のサンプリング点を示す画素配置図、
第8図は第6図に示したサンプリング点の2次元空間ス
ペクトラムを示す図、第9図は第7図に示したサンプリ
ング点の2次元空間スペクトラムを示す図、第1θ図は
従来例によるサブサンプル用前置フィルタ及び補間フィ
ルタを示すブロック図である。 11・・・サブサンプル用スイッチ、12・・・通信路
、13.14.35・・弓ライン遅延器、15.16゜
19.20.30〜33・・・1画素遅延器、17゜1
8.21.22・・・割算器、24.26・・・減算器
、23.25.41・・・加算器、27.28・・・絶
対値回路、29・・・比較器、34・・・2画素遅延器
、36〜38・・・AND回路、39・・・OR回路、
40・・・切り換えスチッチ、110・・・2次元前置
フィルタ、111・・・2次元後置フィルタ。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ディジタル化されたテレビジョン信号の標本化周
    波数を通信路上で低減するPASS方式(Phase 
    Alternative Sub−Nyquist S
    ampling)に用いるディジタルフィルタ装置であ
    って、 受信側に設けられ欠落した画素を内挿により補間するた
    めの補間フィルタが、 伝達特性が、 H(Z)=(1+Z^−^1)^2・(Z^−^t)/
    2但し、Z^−^t:空間上1ライン遅延、 Z^−^1:空間上1画素遅延である水平方向ディジタ
    ルフィルタと、 伝達特性が、 H(Z)=(1+Z^−^t)^2・(Z^−^1)/
    2である垂直方向ディジタルフィルタと、 内挿すべき注目画素の空間上1ライン上、下の画素の画
    素値間の垂直方向差分絶対値V_0と上記注目画素の空
    間上1画素前、後の画素の画素値間の水平方向差分絶対
    値H_0を得てこれらを比較する比較手段と、 上記注目画素の空間上2画素前の欠落サンプル点を注目
    画素としたときの各差分絶対値V_−_2、H_−_2
    、及び上記注目画素の空間上1画素右上の欠落サンプル
    点を注目画素としたときの各差分絶対値V_−_t,H
    _−_tから、 V_−_2>H_−_2かつV_−_t>H_−_tの
    場合若しくは V_−_2≦H_−_2又はV_−_t≦H_−_tで
    、かつV_0>H_0の場合には 上記水平方向ディジタルフィルタの出力を、V_−_2
    ≦H_−_2かつV_−_t≦H_−_tの場合若しく
    は V_−_2>H_−_2又はV_−_t>H_−_tで
    、かつV_0≦H_0の場合には 上記垂直方向ディジタルフィルタの出力を選択する切り
    換え手段とを有するものであることを特徴とする適応型
    サブサンプル用フィルタ装置。
  2. (2)デジィタル化されたテレビジョン信号の標本化周
    波数を通信路上で低減するPASS方式(Phase 
    Alternative Sub−Nyquist S
    ampling)に用いるデジィタルフィルタ装置であ
    って、 受信側に設けられ欠落した画素を内陣により補間するた
    めの補間フィルタが、 伝達特性が、 H(Z)=(1+Z^−^1)^2・Z^−^t/2但
    し、Z^−^t:空間上1ライン遅延、 Z^−^1:空間上1画素遅延 である水平方向ディジタルフィルタと、 伝達特性が、 H(Z)=(1+Z^−^t)^2・(Z^−^1)/
    2である垂直方向デジィタルフィルタと、 内陣すべき注目画素の空間上1ライン上、下の画素の画
    素値間の垂直方向差分絶対値V_0と上記注目画素の空
    間上1画素前、後の画素の画素値間の水平方向差分絶対
    値H_0を得てこれらを比較する比較手段と、 上記注目画素の空間上2画素前の欠落サンプル点を注目
    画素としたときの各差分絶対値V_−_2,H_−_2
    、及び上記注目画素の空間上2画素後の欠落サンプル点
    を注目画素としたときの各差分絶対値V_2,H_2か
    ら、 V_−_2>H_−_2かつV_2>H_2の場合若し
    くは V_−_2≦H_−_2又はV_2≦H_2で、かつV
    _0>H_0の場合には 上記水平方向ディジタルフィルタの出力を、V_−_2
    ≦H_−_2かつV_2≦H_2の場合若しくは V_−_2>H_−_2又はV_2>H_2で、かつV
    _0≦H_0の場合には 上記垂直方向ディジタルフィルタの出力を選択する切り
    換え手段とを有するものであることを特徴とする適応型
    サブサンプル用フィルタ装置。
  3. (3)ディジタル化されたテレビジョン信号の標本化周
    波数を通信路上で低減するPASS方式(Phase 
    Alternative Sub−Nyquist S
    ampling)に用いるディジタルフィルタ装置であ
    って、 受信側に設けられ欠落した画素を内陣により補間するた
    めの補間フィルタが、 伝達特性が、 H(Z)=(1+Z^−^1)^2・(Z^−^t)/
    2但し、Z^−^t:空間上1ライン遅延、 Z^−^1:空間上1画素遅延である水平方向ディジタ
    ルフィルタと、 伝達特性が、 H(Z)=(1+Z^−^t)^2・(Z^−^1)/
    2である垂直方向ディジタルフィルタと、 内陣すべき注目画素の空間上1ライン上、下の画素の画
    素値間の垂直方向差分絶対値V_0と上記注目画素の空
    間上1画素前、後の画素の画素値間の水平方向差分絶対
    値H_0を得てこれらを比較する比較手段と、 上記注目画素の空間上2ライン上の欠落サンプル点を注
    目画素としたときの各差分絶対値V_−_2_t,H_
    −_2_t、及び上記注目画素の空間上2ライン下の欠
    落サンプル点を注目画素としたときの各差分絶対値V_
    2_t,H_2_tから、 V_−_2_t>H_−_2_tかつV_2_t>H_
    2_tの場合若しくは V_−_2_t≦H_−_2_t又はV_2_t≦H_
    2_tで、かつV_0>H_0の場合には 上記水平方向ディジタルフィルタの出力を、V_−_2
    _t≦H_−_2_tかつV_2_t≦H_2_tの場
    合若しくは V_−_2_t>H_−_2_t又はV_2_t>H_
    2_tで、かつV_0≦H_0の場合には 上記垂直方向ディジタルフィルタの出力を選択する切り
    換え手段とを有するものであることを特徴とする適応型
    サブサンプル用フィルタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6065637A (ja) * 1983-08-15 1985-04-15 ア−ルシ−エ− コ−ポレ−ション デ−タの伝送方法
JPS612482A (ja) * 1984-06-15 1986-01-08 Mitsubishi Electric Corp サブナイキスト標本化フイルタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6065637A (ja) * 1983-08-15 1985-04-15 ア−ルシ−エ− コ−ポレ−ション デ−タの伝送方法
JPS612482A (ja) * 1984-06-15 1986-01-08 Mitsubishi Electric Corp サブナイキスト標本化フイルタ

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