JPS61288584A - 適応型サブサンプル用フイルタ装置 - Google Patents

適応型サブサンプル用フイルタ装置

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JPS61288584A
JPS61288584A JP13018485A JP13018485A JPS61288584A JP S61288584 A JPS61288584 A JP S61288584A JP 13018485 A JP13018485 A JP 13018485A JP 13018485 A JP13018485 A JP 13018485A JP S61288584 A JPS61288584 A JP S61288584A
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足達 満則
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佑一 二宮
Yoshimichi Otsuka
吉道 大塚
Yoshinori Izumi
吉則 和泉
Seiichi Goshi
清一 合志
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、テレビジョン信号をディジタル符号化し、
その標本化周波数を低減するサブナイキストサンプリン
グ用のフィルタ装置に関し、特にその切替えにより画質
向上を図るようにしたものである。
〔従来の技術〕
まず第4図にサブナイキストサンプリングの構成図を示
す。第4図において、1は画像信号をA/ D (An
alog to Digital’ )変換した信号を
入力するディジタル映像入力端子、100はディジタル
映像入力端子1よりの信号の斜め成分を落とす2次元前
置フィルタ、21は2次元前置フィルタ100の出力信
号を画素毎に間引いてサブサンプリングするサブサンプ
ルスイッチ、22はサブサンプルスイッチ21よりの信
号を伝送する通信路、101は通信路22よりの信号を
補間する2次元補間フィルタ、42は2次元補、間フィ
ルタ101の出力信号を外部へ出力するディジタル映像
信号出力端子である。
次に上記2次元前置フィルタ100及び2次元補間フィ
ルタ101の従来の一構成例を第9図に示す。まず2次
元前置フィルタ100において、2はディジタル映像入
力端子lより入力された信号を1ライン遅延させる1ラ
イン遅延器(以下IH遅延器と記す)、3はIH遅延器
2の出力信号をさらに1ライン遅延させるIH遅延器、
4は1H遅延器2の出力信号を1画素遅延させる1画素
遅延器(以下ID遅延器と記す)、5はID遅延器4の
出力信号をさらに1画素遅延させるID遅延器、9はI
H遅延器3の出力信号を1画素遅延させるID遅延器、
10はディジタル映像入力端子1より入力される信号を
1画素遅延させるID遅延器、91はIH遅延器2とI
D遅延器5,9゜10の出力信号の和を得るための加算
器、92はID遅延器4の出力信号を2で割る割算器、
93は加算器91の出力を8で割る割算器、94は割算
器92.93の出力を加算する加算器である。
また、2次元補間フィルタ101において、23は通信
路22よりの信号を1ライン遅延させるIH遅延器、2
4はIH遅延器23の出力信号をさらに1ライン遅延さ
セるIH遅延器、29はIH遅延器24の出力を1画素
遅延させるID遅延器、30は通信路22よりの信号を
1画素遅延させるID遅延器、25はIH遅延器23の
出力信号を1画素遅延させるID遅延器、26はID遅
延器25の出力信号をさらに1画素遅延させる1D遅延
器、95はIH遅延器23とID遅延器29.30.2
6の出力信号を加算する加算器、96は加算器95の出
力信号を4で割算する割算器、97はID遅延器25の
出力信号と割算器96の出力信号とを加算する加算器で
ある。
次に動作について説明する。
まずサブサンプリングについて第4図を用いて説明する
。第4図において、ある画像を標本化周波数’lfsで
標本化した信号4aをディジタル映像入力端子lに入力
する。信号4aは画素配置で表すと第5図で示すように
、またX方向、X方向でサンプリングした2次元空間ス
ペクトラムで表すと第7図で示すようになる。第5図に
おいて、Txは1画素間隔を、Tyは1ライン間隔を示
している。第7図において、標本化周波数は1/T)’
、l/Txを基本周期とする格子点上に存在するため、
折り返し雑音なしに映像が再生できる2次元空間スペク
トラム領域は水平空間周波数1/2Tx、垂直空間周波
数1 / 2 T yの長方形領域である。通常、サブ
サンプリングでは標本化周波数を1ライン毎に180°
位相をずらしたPASS (Phase Altern
ative 5ub−Nyquist Samplin
g)方式が採用されている。第4図のサブサンプリング
後の信号4cは画素配置で表すと第6図の千鳥格子状標
本点となり、X方向、X方向でサンプリングした2次元
空間スペクトラムでは第8図のように表される。第8図
において、標本化周波数は千鳥格子状の点に表され、折
り返し雑音なしに映像が再生できる2次元空間スペクト
ラム領域は水平空間周波数1 / 2 T x 、垂直
空間周波数1/2Tyを直線で結んだ三角形領域となり
、画像上では細い斜め線が存在すると折り返し雑音が発
生する。このためサブサンプルフィルタでは斜め成分を
落とすことが重要である。
第4図において、ディジタル映像入力端子1より入力さ
れた信号4aは斜め成分を落とすため基本クロック2f
sで動作する2次元前置フィルタ100に入力される。
2次元前置フィルタ100を通った信号4bは斜め成分
の落ちた信号となり、サブサンプルスイッチ21により
サブサンプリングされ信号4Cとなる。信号4Cはサン
プルクロックfs毎にリサンプルされた信号となるため
、画像情報が半分に減少したこととなる。そしてこの信
号4cは通信路22を用いて伝送され、伝送された信号
はサンプルクロックfs毎の信号となる。次に受信側で
サンプルクロックを2fSにするため、第6図において
X印で示された欠落画素は2次元補間フィルタ101に
より補間されると共に、斜め成分が落とされる。そして
補間された信号4dは、サンプルクロックが2fsとな
った信号としてディジタル映像出力端子42に出力され
る。
以上サブサンプリングにおけるフィルタリングの重要性
を第4図を用いて説明した訳であるが、次に従来のフィ
ルタリングの一具体例について第9図を用いて説明する
。映像入力端子1より入力された信号9aは、サブサン
プルスイッチ21の入力信号9bとなるまでに、下記(
1)式の伝達特性を実現した2次元前置フィルタ100
により斜め成分が落とされる。
Z−j! (1+Z−2) +Z−1(1+Z−2”)
 +4・Z−17−1・・・ (1) z−jH画像上1ライン遅延 Z−に画像上1画素遅延 信号9bは2fsのサンプリングクロックで処理されて
いるため、サブサンプルスイッチ21でライン毎に18
0°位相反転するfsのクロックでサブサンプルされ、
これを画素配置で表すと第6図の千鳥格子サンプリング
となる。サブサンプルされた信号9Cは通信路22によ
り伝送りロックfsで伝送される。このようにして伝送
された信号は第6図の欠落サンプル点にO挿入された2
fSのクロックの信号である。そして通信路22よりの
信号が入力される受信側では、該入力信号がディジタル
映像出力端子42の出力映像信号9dとなるまでに、上
記(1)式の伝達特性を実現した補間フィルタ101に
より欠落サンプル点が補間される。
以上のフィルタは2次元前置フィルタ100.2次元補
間フィルタ101共に斜め成分を落とすフィルタとなっ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のサブサンプル用フィルタは以上のように構成され
ており、画像情報に斜め高域成分が存在しない場合にも
斜め方向のフィルタリングを無条件におこなうため、画
像の一部分に水平、垂直解像度の高い成分を含んでいる
場合には、その部分の画質が劣化してしまう。そこでこ
れを防止するには、フィルタの次数の高い、即ちハード
ウェアが複雑なフィルタを用いる必要があり、ハードウ
ェア規模が大きくなるという欠点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、従来と同様の水平、垂直解像度をより少ない
ハードウェアで実現できるか、または従来同様のハード
ウェア規模で従来より水平。
垂直解像度の高い画質を得ることができる適応型サブサ
ンプル用フィルタ装置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る適応型サブサンプル用フィルタ装置は、
前置フィルタと補間フィルタのそれぞれに、水平方向ロ
ーパスフィルタ(Low Pa5s Filter:L
PF)及び垂直方向LPFと、画像の局所的な水平方向
変化と垂直方向変化を検出してこれらを比較する比較手
段と、該比較結果により水平方向LPFと垂直方向LP
Fの出力値のいずれか一方を選択する切替え手段とを設
けたものである。
この発明においては、画像の局所的な水平方向変化と垂
直方向変化を検出し、該検出結果により水平方向高域成
分の多い画像には垂直方向L’PFを、垂直方向高域成
分の多い画像には水・V方向LPFをかけ、これにより
高解像度の画質を得る。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図は本発明の一実施例による適応型サブサンプル用フィ
ルタ装置の前置フィルタ及びサブサンプルスイッチまで
の送信側の構成を示したものであり、図において、1は
ディジタル映像入力端子、2はこのディジタル映像入力
端子1よりの信号を1ライン遅延させるIH遅延器、3
はIH遅延器2の出力信号をさらに1ライン遅延させる
IH遅延器、4はIH遅延器2の出力信号を1画素遅延
させるID遅延器、5はID遅延器4の出力信号を1画
素遅延させるID遅延器、6,8はそれぞれIH遅延器
2.ID遅延器5の出力信号を4で除算する割算器、7
はID遅延器4の出力信号を2で除算する割算器、9は
IH遅延器3の出力信号を1画素遅延させるID遅延器
、10はディジタル映像入力端子1よりの信号を1画素
遅延させるID遅延器、11.12はそれぞれID遅延
器10,9の出力信号を4で除算する割算器、13は割
算器6,7.8の3つの出力信号を加算する加算器、1
4はID遅延器10の出力信号からID遅延器9の出力
信号を減算する減算器、15は割算器?、11.12の
3つの出力信号を加算する加算器、17はIH遅延器2
の出力信号からID遅延器5の出力信号を減算する減算
器、18.19はそれぞれ減算器17.14の出力信号
の絶対値を得る絶対値回路、20は絶対値回路18.1
9の2つの出力を比較する比較器、16は比較器20の
出力信号により加算器13の出力信号か加算器15の出
力信号かのいずれか一方を選択する切替えスイッチ、2
1は切替えスイッチ16の出力信号をサブサンプリング
するサブサンプル用スイッチ、22はサブサンプル用ス
イッチ21の出力信号を伝送する通信路である。
第2図は本実施例の受信側の構成を示し、図において、
22は通信路、23はこの通信路22よりの信号を1ラ
イン遅延させるIH遅延器、24はIH遅延器23の出
力信号をさらに1ライ遅延させるIH遅延器、25はI
H遅延器23の出力信号を1画素遅延させるID遅延器
、26はID遅延器25の出力信号をさらに1画素遅延
させるID遅延器、27.28はそれぞれIH遅延器2
3、ID遅延器26の出力信号を2で除算する割算器、
29はIH遅延器24の出力信号を1画素遅延させるI
D遅延器、30は通信路22よりの信号を1画素遅延さ
せるID遅延器、31.32はそれぞれID遅延器30
.29の出力信号を2で除算する割算器、33は割算器
27.28の2つの出力信号を加算する加算器、34は
ID遅延器30の出力信号からID遅延器29の出力信
号を減算する減算器、35は除算器31.32の2つの
出力信号を加算する加算器、37はIH遅延器23の出
力信号よりID遅延器26の出力信号を減算する減算器
、38.39はそれぞれ減算器37.34の出力信号の
絶対値をとる絶対値回路、40は絶対値回路38の出力
信号と絶対値回路39の出力信号とを比較する比較器、
36は比較器40の出力信号により加算器33の出力信
号か加算器35の出力信号かのいずれか一方を選択する
切替えスイッチ、41は切替えスイッチ36の出力信号
とID遅延器25の出力信号とを加算する加算器、42
は加算器41の出力信号を外部に出力するディジタル映
像出力端子である。
次に動作について説明する。
まず第1図に従って2次元前置フィルタとサンプリング
の動作、即ち送信側の動作について説明する。ディジタ
ル映像入力端子1より入力されたデータ1aはIH遅延
器2により1ライン遅延され、さらにID遅延器4.5
により各々1画素遅延される。そして上記IH遅延器2
の出力信号は割算器6により4で除算され、ID遅延器
4.5の出力信号はそれぞれ2.4で除算される。割算
rjI6.7.8の出力信号が加算器13により加算さ
れ出力信号1bとなる。ここで、入力信号1aから加算
器13の出力信号1bまでの水平方向LPFの伝達特性
は、 H(Z) = (1+Z−1) 2・Zづ/4Z−1:
空間上1画素遅延 Z″″l:空間上1ライン遅延 で表される。この伝達特性は画素配置上の演算として、
第3図においてE点を求めるのに、E=(A+2・E十
B)/4 の演算を行うことに相当する。
一方、ディジタル映像入力端子1より入力されたデータ
信号1aはID遅延器10によって1画素遅延され、さ
らに割算器11により4で除算される。またIH遅延器
2の出力信号はさらにIH遅延器3により1ライン遅延
され、このIH遅延器3の出力信号がID遅延器9によ
り1画素遅延される。そしてこのID遅延器9の出力信
号は割算器12により4で除算され、上記割算器7,1
1.12の出力信号は加算器15により加算されて信号
1cとなる。ここで、入力信号1aから加算器15の出
力信号ICまでの垂直方向LPFの伝達特性は、 H(Z) = (1+Z−J) 2・Z −1/ 47
、−1:空間上lライン遅延 で表される。この伝達特性は、画素配置上の演算として
、第3図においてE点を求めるのに、E= (C+2・
E+D)/4 の演算を行うことに相当する。
以上述べた2つのLPFの出力信号を次に述べる論理で
選択する。まず、減算器17によりIH遅延器2の出力
信号からID遅延器5の出力信号を減算し、この出力信
号の絶対値を絶対値回路18により信号1dとして得る
。一方、減算器14に′よりID遅延器10の出力信号
からID遅延器9の出力信号を減算し、その出力信号の
絶対値を眸対値回路19により信号1eとして得る。こ
こで信号1dと信号1eとを比較器20で比較し、その
出力信号1fにより、信号1dが信号1eより小さい時
には水平方向LPFの出力信号1bを選択し、信号1d
が信号1eより大きいか等しい時には垂直方向LPFの
出力信号1cを切替えスイッチ16により選択し、切替
えスイッチ16の出力信号1gを得る。この選択論理は
、第3図の画素配置上の演算としては、E点を求めるの
に信号1dはIA−Bl、信号1eは1c−Dlに相当
し、従って、 +A−Bl<Ic−DIの時には E= (A+2E+B)/4 +A−Bl≧I C−D Iの時には E= (C+2E+D)/4 なる選択をするものであり、これにより、画像によって
水平方向変化の少ない画像には水平方向LPFを、垂直
方向変化の少ない画像には垂直方向LPFを選択するこ
とになり、適応的なフィルタリングが実現できる。
このようにして得られた2次元前置フィルタがかかった
信号1gを、サブサンプル用スイッチ21によりライン
毎に位相の反転したクロックでサブサンプルし、出力信
号として信号1hを得る。
信号1hは画素配置としては第6図のようになり、この
信号1hが通信路22に出力される。
次に第2図を用いて受信側補間フィルタの動作について
説明する。
通信路22より信号2aが入力される。ここで信号2a
は第6図の欠落サンプル点にOデータを挿入した信号で
ある。この入力信号2aは、IH遅延器23により1ラ
イ遅延され、さらにID遅延器25.26により各々1
画素遅延される。lH遅延器23の出力信号は割算器2
7により2で除算され、ID遅延器26の出力信号は割
算器28により2で除算される。そしてこの割算器27
゜28の出力信号が加算器33により加算されて出力信
号2bとなる。ここで、入力信号2aから加算器33の
出力信号2bまでの水平方向LPFの伝達特性は、 H(Z) = (1+Z−2) /2 で表される。この伝達特性は画素配置上の演算上して、
第3図においてE点を求めるのに、E−(A+B)/2 の演算を行うことに相当する。この時、信号2aは1画
素毎に0データが挿入された信号であるから、E点が0
挿入データの時には水平方向LPFの出力値が得られ、
E点が0挿入データでない時には水平方向LPFの出力
データ値は0となる。
一方、通信路22より入力されたデータ信号2aはID
遅延器30によって1画素遅延され、さらに割算器31
により2で除算される。また、IH遅延器23の出力信
号をさらにIH遅延器24により1ライン遅延させ、こ
のIH遅延器24の出力信号をID遅延器29により1
画素遅延させる。ID遅延器29の出力信号は割算器3
2により2で除算され、これらの割算器31.32の出
力信号は加算器35により加算されて出力信号2Cとな
る。ここで、入力信号2aから加算器35の出力信号2
Cまでの垂直方向LPFの伝達特性は、 H(Z) = (1+Z−2) /2 で表される。この伝達特性は画素配置上の演算として、
第3図においてE点を求めるために、E= (C+D)
/2 の演算を行うことに相当する。信号2aは1画素毎にO
挿入された信号であるから、E点がO挿入データである
時には垂直方向LPFの出力値が得られ、E点がO,挿
入データでない時には垂直方向LPFの出力データ値は
0となる。
以上述べた2つのLPFの出力信号を次に述べる論理で
選択する。まず減算器37によりIH遅延器23の出力
信号からID遅延器26の出力信号を減算し、この出力
信号の絶対値を絶対値回路38により信号2dとして得
る。一方、減算器34によりID遅延器30の出力信号
からID遅延器29の出力信号を減算し、その出力信号
の絶対値を絶対値回39により信号2eとして得る。こ
こで信号2dと信号2eとを比較器40で比較し、その
出力信号2rにより、信号2dが信号2eより小さい時
には水平方向LPFの出力信号2bを選択し、信号2d
が信号2eより大きいか等しい時には垂直方向LPFの
出力信号2cを切替えスイッチ36により選択し、切替
えスイッチ36の出力信号2gを得る。さらに信号2g
は加算器41によりID遅延器25の出力信号2hと加
算され、補間されたディジタル映像出力信号21として
ディジタル映像出力端子42より出力される。
ここで通信路22よりID遅延器25の出力信号2hま
での伝達関数は H(Z)=Z−1・2−2 で表される。また信号2h、2gはサブサンプルにより
O挿入されるため、信号2hか2gのどちらかが交代に
0となる信号となる。従って通信路22よりディジタル
映像出力端子42の出力信号21までの0挿入も含めた
伝達特性は、水平方向LPFを選択した場合には H(Z) = (1+Z−1) 2・Z=/2垂直方向
LPFを選択した場合には H(Z)=  (1+Zづ)2 ・ Z −1/ 2と
なる。これは、第3図の画素配置上の演算としては、E
点を求めるのに信号2dはIA−1、信号2eはI C
−D lに相当し、従って、+A−B l< Ic−D
 Iの時にはE= (A+2E+B)/2 IA−Bl≧I C−D Iの時には E= (C+2E+D)/2 なる選択をするものであり、これにより、画像によって
水平方向変化の少ない画像には水平方向LPFを垂直方
向変化の少ない画像には垂直方向LPFを選択し画素を
補間することになり、適応的な補間フィルタが実現でき
る。
このような本実施例装置では、画像の局所的な性質によ
り水平方向高域成分の多い画像には垂直方向LPFを、
垂直方向高域成分の多い画像には水平方向LPFをかけ
るようにしたので、従来同様のハードウェアの規模で従
来より水平、垂直解像度の高い画質を得ることができる
。また換言すれば、従来同様の水平、垂直解像度を、よ
り少ないハードウェアで実現できる。
なお、上記実施例では減算器17によりIH遅延器2の
出力信号からID遅延器5の出力信号を減算するように
したが、これは、減算器17によりID遅延器5の出力
信号から1ライン遅延器2の出力信号を減算するように
してもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。同じく
、上記実施例では減算器14によりID遅延器10の出
力信号からID遅延器9の出力信号を減算するようにし
たが、これはID遅延器9の出力信号からID遅延器1
0の出力信号を減算するようにしてもよく、上記実施例
と同様の効果を奏する。
また同様に、上記実施例では減算器37によりIH遅延
器23の出力信号からID遅延器26の出力信号を減算
するようにしたが、これはID遅延器26の出力信号か
らIH遅延器23の出力信号を減算するようにしてもよ
く、さらに、減算器34によりID遅延器30の出力信
号からID遅延器29の出力信号を減算するようにした
が、これはID遅延器29の出力信号からID遅延器3
0の出力信号を減算するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係るサブサンプル用フィルタ
装置によれば、その前置フィルタと補間フィルタのそれ
ぞれに、水平方向LPF及び垂直方向LPFを設けると
ともに、画像の局所的な水平方向変化及び垂直方向変化
を検出し、水平方向変化の多い画像には垂直方向LPF
の出力を、垂直方向変化の多い画像には水平方向LPF
の出力を選択して出力するようにしたので、少ないハー
ドウェアで高解像度の画質が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による適応型サブサンプル
用フィルタ装置の前置フィルタを示すブロック図、第2
図は該フィルタ装置の補間フィルタを示すブロック図、
第3図は本発明及び従来例を画素上の演算として説明す
るための画素上の配置図、第4図はPASS方式を説明
するためのPASS方式ブロック図、第5図はサブサン
プルする前のサンプリング点を示す画素配置図、第6図
はサブサンプリング後のサンプリング点を示す画素配置
図、第7図は第5図に示したサンプリング点の2次元空
間スペクトラムを示す図、第8図は第6図で示したサブ
サンプリング点の2次元空間スペクトラムを示す図、第
9図は従来例によるサブサンプル用前置フィルタ及び補
間フィルタを示すブロック図である。 2.3,23.24・・・1ライン遅延器、4,5゜9
.10.25.26,29.30・・・1画素遅延器、
6. 7. 8. 11. 12. 27. 28. 
31゜32・・・割算器、14.17,34.37・・
・減算器、13.15,33,35.41・・・加算器
、16゜36・・・切替えスイッチ、18.19.38
.39・・・絶対値回路、20.40・・・比較器、2
1・・・サブサンプル用スイッチ、22・・・通信路、
100・・・2次元前置フィルタ、101・・・2次元
補間フィルタ。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ディジタル化されたテレビジョン信号の標本化周
    波数を通信路上で低減するPASS方式(Phase 
    Alternative Sub−Nyquist S
    ampling)に用いるディジタルフィルタ装置であ
    って、伝達特性がH(Z)=(1+Z^−^1)2・Z
    ^−^l/4(Z^−^l:空間上1ライン遅延、Z^
    −^1:空間上1画素遅延)である水平方向ディジタル
    フィルタ、伝達特性がH(Z)=(1+Z^−^l)2
    ・Z^−^1/4である垂直方向ディジタルフィルタ、
    注目画素の空間上1ライン上、下の画素の画素値間の差
    分絶対値りと上記注目画素の空間上1画素前、後の画素
    の画素値間の差分絶対値Hとを得てこれらを比較する比
    較手段、及びV>Hの場合には上記水平方向ディジタル
    フィルタの出力値を、V≦Hの場合には上記垂直方向デ
    ィジタルフィルタの出力値を選択する切替え手段を有す
    る前置フィルタと、伝達特性がH(Z)=(1+Z^−
    ^1)2・Z^−^l/2である水平方向ディジタルフ
    ィルタ、伝達特性がH(Z)=(1+Z^−^l)2・
    Z^−^1/2である垂直方向ディジタルフィルタ、上
    記注目画素の空間上1ライン上、下の画素の画素値間の
    差分絶対値Vと上記注目画素の空間上1画素前、後の画
    素の画素値間の差分絶対値Hとを得てこれらを比較する
    比較手段、及びV>Hの場合には上記水平方向ディジタ
    ルフィルタの出力値を、H≦Vの場合には上記垂直方向
    のディジタルフィルタの出力値を選択する切替え手段を
    有する補間フィルタとを備えたことを特徴とする適応型
    サブサンプル用フィルタ装置。
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